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元スレ女騎士「女魔法使いが結婚、ですか」
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夜
女騎士「院長は、無事峠を越えたようです」
角の少年「……………………」
角の少年「…………そうか」
女騎士「…………こんな所にいると、風邪を引いてしまいます。一度、中に入りましょう」
角の少年「……………………」
女騎士「……………………」
女騎士「院長は、無事峠を越えたようです」
角の少年「……………………」
角の少年「…………そうか」
女騎士「…………こんな所にいると、風邪を引いてしまいます。一度、中に入りましょう」
角の少年「……………………」
女騎士「……………………」
女騎士「……あの……お話は聞きました」
角の少年「………………」
女騎士「みんなのために、戦ってくれたんですよね」
角の少年「……………………」
角の少年「…………お前の言いつけを、破った」
女騎士「………………」
角の少年「………………」
女騎士「みんなのために、戦ってくれたんですよね」
角の少年「……………………」
角の少年「…………お前の言いつけを、破った」
女騎士「………………」
角の少年「前にした、心の話」
女騎士「…………」
角の少年「俺は、あの場で何もしないのは、間違っていると思った」
角の少年「間違っていることだと、思ったんだ」
角の少年「正しいと思ったことをしようとした」
角の少年「だからお前の言いつけを破って、あいつを倒した」
女騎士「……はい」
女騎士「…………」
角の少年「俺は、あの場で何もしないのは、間違っていると思った」
角の少年「間違っていることだと、思ったんだ」
角の少年「正しいと思ったことをしようとした」
角の少年「だからお前の言いつけを破って、あいつを倒した」
女騎士「……はい」
角の少年「でも、間違っているのは、俺の存在だったみたいなんだ」
女騎士「何を……!」
角の少年「奴らは、俺のことを欠陥品と呼んでいた」
角の少年「奴らは、俺を廃棄品とも呼んでいた」
角の少年「奴らは、俺を殺すためにこの町を襲ったんだ」
角の少年「町人も、あのとき俺のことを間違っていると。そう言われた気がしたんだ」
角の少年「魔王城で俺が目覚めてしまったこと。すべて、間違いだったんじゃないのか」
女騎士「……そんなことは、ありません」
女騎士「何を……!」
角の少年「奴らは、俺のことを欠陥品と呼んでいた」
角の少年「奴らは、俺を廃棄品とも呼んでいた」
角の少年「奴らは、俺を殺すためにこの町を襲ったんだ」
角の少年「町人も、あのとき俺のことを間違っていると。そう言われた気がしたんだ」
角の少年「魔王城で俺が目覚めてしまったこと。すべて、間違いだったんじゃないのか」
女騎士「……そんなことは、ありません」
女騎士「町が襲われてしまったのは、わたしの迂闊な判断のせいです」
女騎士「もっと、あなたに気を配っていればよかった」
女騎士「本当に……本当に……!」
角の少年「……………………」
女騎士「でも、生きていることが間違いだったなんて、言わないでください……」
女騎士「あなたは正しいことをしました。決して間違いなんかじゃありません」
女騎士「あなたは、正しい心を持っているんです」
角の少年「…………………………」
女騎士「もっと、あなたに気を配っていればよかった」
女騎士「本当に……本当に……!」
角の少年「……………………」
女騎士「でも、生きていることが間違いだったなんて、言わないでください……」
女騎士「あなたは正しいことをしました。決して間違いなんかじゃありません」
女騎士「あなたは、正しい心を持っているんです」
角の少年「…………………………」
角の少年「お前が、正しいと言うのなら……正しいんだろう」
角の少年「………………」
角の少年「じゃあ、何で、こんなに胸が苦しいんだ……?」
角の少年「正しいことをするのは、苦しいことなのか?」
女騎士「……それは」
角の少年「………………」
角の少年「じゃあ、何で、こんなに胸が苦しいんだ……?」
角の少年「正しいことをするのは、苦しいことなのか?」
女騎士「……それは」
角の少年「………………」
角の少年「……すまない。少し、取り乱した」
女騎士「………………」
角の少年「何となく、わかっているんだ。町人たちが怖がっていたのは、俺のこの角のせいだってこと」
角の少年「女騎士との、帽子を取らないという言いつけも、破ってしまったからな」
角の少年「わかっていた。それはどうにもならないことだということも。なのに、お前を問い詰めてしまった」
角の少年「……これは、間違っていること、だな」
女騎士「……………………」
角の少年「……すまない。少し、取り乱した」
女騎士「………………」
角の少年「何となく、わかっているんだ。町人たちが怖がっていたのは、俺のこの角のせいだってこと」
角の少年「女騎士との、帽子を取らないという言いつけも、破ってしまったからな」
角の少年「わかっていた。それはどうにもならないことだということも。なのに、お前を問い詰めてしまった」
角の少年「……これは、間違っていること、だな」
女騎士「……………………」
ギュッ
女騎士「……………………」
角の少年「…………女騎士?」
女騎士「…………もう、いいんです」
女騎士「わたしはわかっています。たとえ角が生えていたとしても」
女騎士「正しさについてこんなにも悩めるあなたは」
女騎士「こんなことで涙を流せるあなたは」
女騎士「とても優しい、人間なんです」
女騎士「あなたが生きていることは、間違いなんかじゃないんです」
角の少年「涙……」
ツーーー…
角の少年「これが……そうか」
女騎士「………………」
角の少年「…………お前は、暖かいな。女騎士」
女騎士「……………………」
角の少年「…………人間……か」
女騎士「……………………」
角の少年「…………女騎士?」
女騎士「…………もう、いいんです」
女騎士「わたしはわかっています。たとえ角が生えていたとしても」
女騎士「正しさについてこんなにも悩めるあなたは」
女騎士「こんなことで涙を流せるあなたは」
女騎士「とても優しい、人間なんです」
女騎士「あなたが生きていることは、間違いなんかじゃないんです」
角の少年「涙……」
ツーーー…
角の少年「これが……そうか」
女騎士「………………」
角の少年「…………お前は、暖かいな。女騎士」
女騎士「……………………」
角の少年「…………人間……か」
>>662
聖槍が使えなくなっちゃうだろ!
聖槍が使えなくなっちゃうだろ!
翌日
女騎士「……良いのですか、院長に会いに行かなくて」
角の少年「ああ。俺が行くと、また町の人たちを怖がらせてしまう」
角の少年「それは、嫌だな」
女騎士「…………」
女騎士「……良いのですか、院長に会いに行かなくて」
角の少年「ああ。俺が行くと、また町の人たちを怖がらせてしまう」
角の少年「それは、嫌だな」
女騎士「…………」
角の少年「俺は、お前の旅について行く。これは俺が自分で決めたことだ」
角の少年「この目で見た魔王軍のやっていること」
角の少年「それは、間違っていることだと思った」
角の少年「俺は、それを止めたいと思った」
角の少年「そうした方がいいとおもったことを、やりたいだけなんだ」
角の少年「巻き込んでしまっただなんて、思わないでくれ」
女騎士「……はい」
角の少年「この目で見た魔王軍のやっていること」
角の少年「それは、間違っていることだと思った」
角の少年「俺は、それを止めたいと思った」
角の少年「そうした方がいいとおもったことを、やりたいだけなんだ」
角の少年「巻き込んでしまっただなんて、思わないでくれ」
女騎士「……はい」
そろそろ角の少年に名前をつけないと不便じゃないですかー?(ゲス顔で
女騎士「では、行きましょうか」
角の少年「あぁ……」
女騎士「馬刺し」
馬刺し「ブルルッ…」
子供「待って!」
角の少年「!」
女騎士「あの子は……」
角の少年「あぁ……」
女騎士「馬刺し」
馬刺し「ブルルッ…」
子供「待って!」
角の少年「!」
女騎士「あの子は……」
角の少年「……子供」
子供「白い兄ちゃん……」
子供「その、助けてくれて、ありがとう」
角の少年「!」
角の少年「俺は……しかし……」
角の少年「……俺が、怖くないのか」
子供「……初めて見たときはびっくりして、その、怖くなっちゃったけど……」
子供「……兄ちゃんはあいつをやっつけて、おれたちを守ってくれたじゃないか」
角の少年「………………」
子供「それならやっぱり、兄ちゃんは兄ちゃんじゃないかって」
子供「うまく言えないけど、そう思ったんだ」
角の少年「………………」
角の少年「……………………子供」
角の少年「ありがとう」
子供「白い兄ちゃん……」
子供「その、助けてくれて、ありがとう」
角の少年「!」
角の少年「俺は……しかし……」
角の少年「……俺が、怖くないのか」
子供「……初めて見たときはびっくりして、その、怖くなっちゃったけど……」
子供「……兄ちゃんはあいつをやっつけて、おれたちを守ってくれたじゃないか」
角の少年「………………」
子供「それならやっぱり、兄ちゃんは兄ちゃんじゃないかって」
子供「うまく言えないけど、そう思ったんだ」
角の少年「………………」
角の少年「……………………子供」
角の少年「ありがとう」
8日目も過ぎようとしてるんだけど折り返し地点くらいには至ったのか?
心のなかにとどめておけばいいのにわざわざcvなんとか~とかいって他の奴らのイメージ崩しに来るよな
2日半の分一気に読んじゃったよ
楽しみにしてるからじゃんじゃん書いて
楽しみにしてるからじゃんじゃん書いて
>>538
七つの大罪?
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