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    元スレ上条「ザ・チルドレン!解禁ッ!!」薫紫穂葵「「「はーい」」」

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    802 = 673 :

    垣根「…」

    上条「っッ!?」
    さらに鳩尾。馬乗りになって上条の顔にも拳を入れる。

    上条「っガ、垣ッ、っぁ、!!」

    一方「…まだかァ?」

    垣根「………」

    ついに、トドメとでも言わんばかりに拳を振り上げたその時。


    「「上条(はん)から離れろーーーーーっ!!!!」」

    垣根が窓を突き破って吹き飛んだ。

    804 = 673 :

    上条「……お前達。」

    「上条!大丈夫か?死にかけてないか!?」

    「あのエセホスト…地球圏外にテレポさせたろか!」

    一方「ほらなァ」

    最初からわかっていた様な口ぶりでにやけた一方通行。

    初春「ど、どういう事ですか…?」

    一方「お前ェの彼氏がカブトムシ作っただろォが。三下の頭の上に浮いてンのがマイク代わりになってたンだろォ。もう一体はスピーカーとして三下ン家に飛んだ…って訳だァ」

    垣根「なんだ、分かってたのかよ一方通行。」

    薫葵「「!」」

    翼を生やした垣根が窓から舞い戻る。

    垣根「まぁ上条には申し訳ねぇが囮に使」

    話の途中でまたも吹き飛ぶ垣根。

    一方「…」

    初春「…」

    806 = 680 :

    じぇる

    807 = 673 :

    上条「…薫、葵。」

    薫葵「「…ごめんなさい」」

    上条「…」

    「あたし等のせいで…上条そんな事に…」

    「…本当に、ごめんなさい」

    上条「お前達は悪くないさ、悪いのは俺の不幸が原因だからな。」

    「でも…」

    「…」

    上条「…悪いが、俺はお前達の現場監督主任を離れる。」

    「!」

    紫穂「」

    「…、そら、そうやな。ウチら…化け物やもんな。」

    上条「…すまない」

    「ううん、今までありがとぉ。…ほな、さよなら。」

    上条「えっ」

    808 = 673 :

    たまらなくなった葵が、テレポートでどこかに飛んだ。


    上条「…何か誤解を生んだような気がする。」

    紫穂「…上条さん、どういう事?」

    上条「いや、ここで療養して全治3週間だけど、学園都市で治療したら1週間で治るから一時的に帰る事にしたんだ。」

    紫穂「…」

    「でも、あたし等は化け物だし…」

    上条「馬鹿なことを言うな。俺が今の今までお前達を化け物呼ばわりした事があったか?」

    「……無い。」

    上条「何より大事なお前達にそんな事言う訳ないだろ。」

    「んなっ、馬鹿!よくもそんな恥ずかしい事が言えるな!!」

    上条「今葵に『すまない、そういう事じゃないんだ』って言おうとしたんだけど…途中で飛ばれた…」

    浜面「それは誤解されるわ。」

    垣根「折角呼んだのに何してくれてんだよ上j」

    ずどん。

    「……メルヘン嫌い。」

    813 = 673 :

    上条「まずったなぁ…薫、そこの松葉杖とってくれないか。」

    「う、うん。」

    紫穂「どうするの?」

    上条「決まってんだろ。」

    松葉杖を脇に挟んで、上条は立ち上がる。

    上条「探しに行く。」

    浜面「大将、鼻血鼻血。」

    上条「…」

    紫穂「…葵ちゃんは、落ち込んだ時は意外と近くに居るわ。多分この病院の敷地内。」

    初春「…中庭、とかですかねぇ」

    上条「わかった。行ってくる。」

    一方「三下ァ。無茶はすんなよォ」

    上条「珍しいな、心配してくれてんのか。」

    一方「そ、そんなんじゃねェ!別にお前ェの為じゃねェンだかなァ!!」

    上条「はは、確かにそんなガラじゃねぇなお前は。ありがとよ」

    815 :

    一方「おォ。行ってきやがれェ」


    垣根「一方通行。お前実はツンデレだろおっと薫ちゃんもう念力はやめてくれ。そろそろ死ぬ。」

    「…」

    一方「もォやめてやれェ。そもそもお前ェ等が連絡に出なかったのが原因だァ。」

    ────────────

    上条「いや中庭広ぇよ。」
    中庭ってか校庭レベルで広いこの病院。
    迷惑極まりない。

    上条「…どんだけー。…おや」

    上条にしては幸運にも、病院の中庭、真ん中に立っている松の木の下のベンチに葵の姿を見つけた。




    「…はぁ」

    816 = 815 :

    上条「姫様。そんなところでうずくまって、何をされているのでせうか?」

    「ほっといてや。今それどころじゃないい……か、上条はん」

    上条「その通り、学園都市において不幸さでは右に出るものはいない上条当麻さんですよー。…言ってて悲しくなってきた。隣、座るな?」

    「…うん。」

    上条「さて、先ずはお前に与えてしまった誤解を解こうか。」

    「…誤解?」

    上条「葵が化け物って言った時、俺はすまないって言っただろ?」

    「…、うん」

    上条「『すまない、そういう事じゃないんだ』って言おうとしたんだがなぁ。どこぞのお姫様は慌てて飛び出してしまったんだ。」

    「…え。」

    820 = 815 :

    上条「それに、お前達の現場監督主任を離れるってのは火傷の治療の為だ。 決してお前達のせいじゃない」

    「…じゃあ」

    上条「あぁ。治療が終わればまた戻ってくるさ。…一週間くらいかな。」

    「……嘘じゃないんよね?」

    上条「おいおい、今まで俺はお前達に嘘なんてついた事があるか?」

    「……………………………………、…、無い。」

    上条「なんでそこちょっと迷った」

    「だって…えっちな本。」

    上条「(忘れてた)」

    「忘れてたって思ってるやろ。」

    上条「…はい。でも昔の話だぜ!?今はそう!お前達のが好きだ!!」

    821 = 815 :

    「ちょ、何叫んどるか分かっとるんかあんた!!!?」

    上条「何だよ、分かってくれるまで叫ぶつもりだぞ?俺は巨乳なお姉さんタイプよりもお前達が好きだ!外見なんて関係ない、お前達ザ・チルドレンが好きなんだ!!」

    「わかった、わかったから!もう静かにしてやぁぁぁ恥ずかしいねんてぇぇぇ、!!」

    上条「はっはっは、まだ足りないねぇ俺はぁぁ」

    「少しすいません、特務エスパーの者ですが。未成年エスパー淫行未遂で同行できますか?」

    上条「」

    「あ、ナオミはん」

    梅枝「あら、葵ちゃん。……それに、あなたは何処かで見かけた顔ですね。」

    上条「あ、黒の人……ハッ」

    梅枝「」

    823 = 815 :

    梅枝「やっぱ見てやがったかこの童○野郎!!!」

    上条「豹変した!?」

    梅枝「サイキック スタン サブジェクション!!」

    上条「わわわっ!」

    ナオミの電撃が理不尽な右手によって打ち消されたのは言うまでも無い。

    上条「み、御坂かお前は!!」

    梅枝「…打ち消された…?そんな馬鹿なっ」

    上条「待って!上条さんは今まともに戦えませんのことよ!!」

    「ナオミはん、誤解や誤解。上条はんはウチと淫行なんてしてへんよ。…まぁ将来はなってもええけど…」

    梅枝「!?」

    上条「?」

    明らかにナオミよりも近い距離なのにこの最後の部分が聞き取れない。
    ライトノベル主人公特有の「難聴」である。

    825 = 818 :

    うーんこの

    827 = 815 :

    「上条当麻ァァァァァ!!!」

    上条「え?何あのオッさブバッ!?…不幸…だ…」

    全身焼けようがなんだろうが、見ず知らずのオッさんに殴られる事も日常的な不幸であった。

    谷崎「私のナオミに、私のナオミにまで手をだしおって!!そんな事はこの谷崎一郎が許さんぞ!!!」

    梅枝「誰がお前のナオミだ死ねこの変態ジジィ!!!」

    谷崎「ぐぁぁぁぁぁやめろ私のナオミぃぃぃぃぃっ!!!」

    梅枝「ィィ加減死にさらせぇぇぇぇ!!」


    「すいまへん、この人(上条)運ぶんで車椅子かしてもろてええですか。」

    829 = 815 :

    上条「……学園都市でもそうだったけど、何回目だろうな。こうして気絶から目が覚めるのは。」

    見慣れたような見慣れないような。

    上条「早速明日には学園都市に戻らないといけないのに…荷物も整理してないし…ん?」

    上条以外誰もいない病室の机の上に置かれた数枚の紙と、キャリーバック。

    上条「…『必要最低限の下着と着替えだァ。餞別の金も少し入れといてやンよォ』……あいつ手紙でもこんな喋り方なのか。」

    いつもすまねぇ、と呟いて次の紙を読む。

    上条「垣根か。『お前の留守の間は嬢ちゃん達の世話はやっとく。さっさと直して帰って来い』…何でいつもこんな風に真面目じゃないんだろ。」

    最後の1枚は薫、葵、紫穂からの手紙。

    『さびしくなるからかおはみせねー! かおる
    はよかえってきてや!それだけ! あおい
    かえってきたらさっそくデートだから、たのしみにしててね。 しほ

    だいすき!』

    上条「……目にしみるじゃねーか馬鹿野郎…っ。」


    こうして上条は、学園都市に舞い戻った。

    830 :

    1000迄には終わらせろよ

    831 = 815 :

    そして時は流れ一週間。
    御都合主義?
    そんなの知るか、ロリが待ってる。

    一人の少年が大きなマンション前のバス停で、下車した。

    「よォ三下ァ。一週間ぶりだなァ」
    「ちゃんと、お世話してやっといたぜ。」

    上条「一方通行。垣根。…ありがとな」

    一方「俺達はいいからさっさと部屋にいってやれやァ。昨日ォも一昨日もその前の日もそわそわしてやがったンだからよォ。」

    垣根「ほれ、鍵。」

    上条「本当に助かった。マジで感謝してる。」

    エントランスに駆け出すウニ頭。

    一方「めっちゃくちゃにやけてたなァ」

    垣根「喜びすぎだろって思った」

    833 = 815 :

    上条「ただいまっ!!」

    薫葵紫穂「「「おかえりなさいっっ!!」」」

    元気に迎えてくれる3人の声。
    この一週間、どれほどこの愛しい声を聞きたかった事か。

    「おせーぞ当麻!」

    「当麻はん待ちすぎて死にそうやったわぁ。」

    紫穂「さ、デートに行きましょ?当麻さん」

    準備は万端、さっそくお出かけコースですねわかります。

    上条「いつの間にか当麻…はは。
    ところで…お前達、改めて言っておくぞ!!」

    「俺はお前達が大好きだ!いや、愛してるね!!」

    部屋の中心で大好きだと叫んだ。
    今この瞬間に

    薫葵紫穂「「「知ってる!!!」」」

    キャリーバックを放り投げた上条当麻に飛びつく3人。
    日本で最強のエスパーチーム、ザ・チルドレンがついているのに、犯罪者の1/100も怖くない不幸なんかに負けるはずがない。

    この4人はいつまでも、どこまでも一緒に歩み続ける。

    834 = 815 :

    ────────────

    柏木「上条クン、チルドレン、お願い!」

    上条「お前達行くぞ!ザ・チルドレン!解禁ッ!!」

    薫葵紫穂「「「はーい」」」


    835 = 818 :

    完結乙!
    読み応えあって面白かった

    836 = 815 :

    ここまでへんてこりんな文章に付き合ってくださった皆様ありがとうございます。>>1です。

    木曜の昼ごろ。シャワーを浴びてるとふと、「あれ。上条×絶チルssとか作りてぇ…」と頭に何かが降りてきてそう呟いて行ったのがきっかけとなりました。

    なにぶん書き溜めなんてしないもので、とても長くなってしまいました。

    今度またss書くような事があれば、またお会い出来る事を楽しみにしております。

    それではまたいつの日か。

    841 :

    乙!

    最高だった

    842 = 841 :

    ただ学校編が見たかったがなって


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