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    元スレミレイ「ラブアターック!!!」ルルーシュ「はいはい」

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    1 :

    学園

    レイ『ルルーシュの帽子を私に届けた部は部費を10倍にしまーす!!!全力でもぎ取りなさい!!!』

    ルルーシュ「会長め!!余計なことを!!!」

    ロロ「兄さん、こっち!!咲世子と入れ替わらなきゃ!!」

    ルルーシュ(会長が俺の帽子に懸賞金をつけたことで、ほぼ全生徒が俺の帽子を奪いに来るな……)

    生徒「ルルーシュくんの帽子ゲット!!」バッ

    ルルーシュ「返してくれ」キュィィィン

    生徒「……はい」

    ルルーシュ(このままでは大混乱を招くし、下手をすれば怪我人が出る可能性もある……。俺が逃げ回るより、誰かに渡したほうがいいか)

    ルルーシュ(シャーリー……。いや、シャーリーが手にして水泳部の部費が10倍になれば、他の部活から逆恨みされかねない……。ならば)

    ロロ「兄さんの帽子ゲット」

    ルルーシュ「返せ」

    ロロ「ご、ごめんなさい。でも、僕なら一番角が立たなくていいと思うんだ。兄さんの帽子を渡すなんて選択肢はないし」

    ルルーシュ「そうか……。なるほどな。角が立たない相手に渡せばいいのか……」

    2 :

    ��

    3 = 2 :

    ��

    4 = 1 :

    中庭

    レイ「さぁ、リヴァル!!ルルーシュを探すのよ!!」

    リヴァル「……会長!!すいません!!!」バッ

    レイ「おっと、あぶない」サッ

    リヴァル「……」

    レイ「あ!!いたいた!!」

    リヴァル「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「会長。見つけましたよ」

    レイ「え?」

    リヴァル「どういう意味だよ?」

    ルルーシュ「俺の帽子が欲しいのでしょう?」

    レイ「お……?」

    リヴァル「なんだとぉ!?ルルーシュ!!!」

    ルルーシュ(これでいい。卒業する会長が手にすれば、周囲の人間も最後の思い出と納得する。そして生徒会メンバーの俺なら部費の件も有耶無耶にできる。完璧だ)

    5 = 2 :

    ��

    6 = 1 :

    レイ「えーと……いいの?」

    ルルーシュ「いいですよ。どうぞ」

    レイ「……」

    リヴァル「ルルーシュぅぅぅ!!!おれのきもちしってるくせにぃぃ!!!!」

    ルルーシュ「なら、奪えばいいだろ。お前の隣りにいるんだから」

    リヴァル「それもそうだな……。会長!!!」バッ

    レイ「ルルーシュ、このイベントの主旨は分かってる?」サッ

    リヴァル「……」

    ルルーシュ「意中の相手から帽子を奪って被れば強制的にカップル成立でしょう?分かっていますよ」

    レイ「そ、そう。なら、いいんだけど……」

    ルルーシュ「どうぞ」

    レイ「……わ、罠よ!!」

    ルルーシュ「え?」

    レイ「その帽子は偽者とか……そういうの……よっ!たぶん」

    ルルーシュ(ちぃ……まさか、俺の考えを察したのか……!!無駄に勘のいい人だ……!!)

    7 = 2 :

    ��

    8 = 1 :

    レイ「ルルーシュ。申し出は嬉しいけど、本物が欲しいの。私は」

    ルルーシュ「本物ですよ。爆発したりはしません」

    レイ「……」

    ルルーシュ「ほら。つべこべ言わずに受け取ってください」

    レイ「じゃ、じゃぁ……」

    ルルーシュ(勝ったな……)

    レイ「ま、まって!シャーリーは!?」

    ルルーシュ「シャーリー?」

    レイ「それはシャーリーに渡すべきじゃないの……?」

    ルルーシュ「シャーリーに渡すことはできません。これは会長に渡すと決めたんですから」

    レイ「ど、どうして?」

    ルルーシュ「それが最良の選択だと判断しただけです」

    レイ「ホントに?」

    ルルーシュ「本当です」

    9 = 2 :

    ��

    10 :

    ホントにめんどくせぇ女だ

    11 = 1 :

    レイ「うーん……どうしようかなぁ……」オロオロ

    ルルーシュ(何を迷っているんだ……)

    リヴァル「かいちょー!!!」バッ!!!

    レイ「でもなぁ……私が貰っていいのかなぁ……」サッ

    リヴァル「……」

    ルルーシュ「会長、早くしてください。他の生徒も来てしまう」

    レイ「あ、うん……」

    ルルーシュ「これで―――」

    アーニャ「ラブアタック」ドンッ

    ルルーシュ「ぐぁ!?」

    レイ「アーニャ!?」

    アーニャ「ルルーシュの帽子、掴まえた。記録」パシャ

    ルルーシュ「ア、アーニャ……!!何故、お前が……!!」

    アーニャ「私もルルーシュに興味があるから」

    レイ「……!!」

    12 = 1 :

    アーニャ「バイバイ」

    ルルーシュ「ま、まて―――」

    レイ「ちょーっとまった!!」

    アーニャ「なに?」

    レイ「それはもう私の物だから、返して」

    アーニャ「……そうなの?」

    レイ「そうよ」

    アーニャ「わかった。はい」

    レイ「え?」

    アーニャ「……バイバイ」

    ルルーシュ「よかった。これで丸く収まったな」

    レイ「ま、まって!!まって!!」

    アーニャ「なに?」

    レイ「どうしてすぐに諦めるの!?ここは「私が先にとったんだからー!!」とか「なら私から奪って見なさい!!」とかそういう流れになるでしょ!?」

    アーニャ「返してって言うから返したのに……どうして、怒られなきゃいけないの……」

    13 :

    会長が主役になるときが来たか

    14 = 1 :

    レイ「あ、いや……。なんかあっさり返されたから……驚いて……。ほ、欲しかったら、どうぞ、アーニャ」

    アーニャ「ありがとう」

    レイ「あ……遠慮しないんだ……」

    アーニャ「ルルーシュ、こっち」

    ルルーシュ「ま、待て。アーニャ」

    アーニャ「さっきから上級生が変な目で私を見てくるから、守って」

    ルルーシュ「ジノに頼めばいいんじゃないのか?」

    アーニャ「ジノは向こう」

    ジノ「ほーら、おいでー、うさぎちゃんたちー」

    生徒「「きゃー!!!まってー!!!」」

    ルルーシュ「なるほど……」

    アーニャ「喉かわいた」

    ルルーシュ「あ、ああ。何か買ってやる」

    ルルーシュ(予定とは違うが、これでもいいか……)

    レイ「……」

    15 = 2 :

    ��

    16 = 1 :

    ルルーシュ「何がいいんだ?」

    アーニャ「これ」

    ルルーシュ「ほら」

    アーニャ「ありがとう」

    ルルーシュ(これでよかったのか……。よくわからないが……)

    「ルルーシュくん……あっちの趣味があるのかなぁ……」

    「えー、割とショックなんだけど……」

    「てことは、弟のロロくんとも……」

    「きゃー」

    ルルーシュ「……アーニャ」

    アーニャ「なに?」

    ルルーシュ「やはり……帽子を返してくれ……」

    アーニャ「いいけど」

    ルルーシュ「悪いな」

    アーニャ「ジュース奢ってくれたから」

    17 = 1 :

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(俺にそんな趣味があると思われるのは心外だ……。やはり、ここは会長に渡すほかない……!!!)

    アーニャ「ルルーシュ」

    ルルーシュ「なんだ?」

    アーニャ「その帽子、どうするの?」

    ルルーシュ「やはり会長に渡してくる。そのほうがいい」

    アーニャ「ふぅん」

    ルルーシュ「それじゃあな」

    アーニャ「……」パシャ

    ルルーシュ(早く会長を探さないと……!!まだ中庭に居てくれれば助かるが……)

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「……」チラッ

    アーニャ「……はぁ」

    ルルーシュ「……アーニャ、どうした?何かあるのか?」

    アーニャ「え?別に」

    18 :

    おのれシュナイゼル

    22 :

    ミレイって誰だっけ?
    参考画像下さい

    23 :

    ミレイ会長とくっつく未来もありえたんだよな
    支援

    24 :

    >>23
    意外とお似合いなのにな

    25 :

    ミレイアーニャナナリー

    29 :

    チーズ

    31 = 22 :

    >>25
    この金髪の子かサンクス

    38 = 1 :

    てす

    40 = 1 :

    生徒会室

    レイ(あーあ……。やっぱり少しもったいなかったかなぁ……)

    リヴァル「会長。コーヒーでもどうですか?」

    レイ「ありがとう」

    リヴァル「せいっ!!」

    レイ「よっと」サッ

    リヴァル「……」

    レイ「……うん。美味しい」

    リヴァル「それはどうも……」

    レイ「はぁ……」

    ルルーシュ「会長。ここに居たんですか」

    レイ「あ、ルルーシュ。やっほー」

    アーニャ「……」

    レイ「カップルでどうしたの?ここじゃなくて誰もいない教室のほうがムードが出ていいんじゃない?」

    ルルーシュ「アーニャはあまり他の生徒が来るような場所が嫌みたいです。色んな男子生徒に帽子を狙われているらしくて」

    41 = 1 :

    レイ「そういえばそんなこと言ってたわね。そんなに狙われてるの?」

    アーニャ「うん。しかもみんな鼻息が荒い。キモい」

    レイ「アーニャは可愛いもんね」

    リヴァル「何か危うさがあるな」

    ルルーシュ「俺もそんな奴らにアーニャを渡そうとは思わない。だからここに連れて来た」

    リヴァル「ここなら滅多に生徒は来ないからな」

    ルルーシュ「アーニャもここなら安心だと言っていたしな。飲食もできる」

    レイ「なら、私は外に出ていようか?」

    ルルーシュ「どうぞ、会長」

    レイ「え……」

    ルルーシュ「帽子です。アーニャはいらないと言っていました」

    レイ「……」

    アーニャ「別にいらない」

    レイ「でも……悪いし……」

    ルルーシュ「悪いも何も本人がいいと言っているんですから、受け取ってください」

    42 = 1 :

    レイ「えー、でもぉ……」モジモジ

    ルルーシュ「ほら、会長。遠慮は要りません」

    レイ「い、いいの?」

    アーニャ「あげる」

    レイ「……」

    ルルーシュ「さぁ。会長?」

    リヴァル「……」

    レイ「ねえ、ルルーシュ。一つだけ訊かせてくれない?」

    ルルーシュ「なんですか?」

    レイ「どうして私に渡すのが最良の選択なの?それって……つまり……」

    ルルーシュ「会長が俺の帽子に懸賞金をつけるからですよ」

    レイ「……え?」

    ルルーシュ「俺が会長に渡せば角が立たないでしょう。部費のことは特に」

    レイ「ああ……そういうこと……」

    リヴァル「おい、ルルーシュ。どういうことだ?」

    44 = 1 :

    ルルーシュ「どうした、リヴァル?」

    リヴァル「どうしたこうしたのあるか!!!お前、会長の気持ちも―――」

    レイ「あー、リヴァル。いいわよ。気にしないで」

    リヴァル「でも……」

    レイ「分かったわ。ルルーシュ。貴方の考えは」

    ルルーシュ(ん?分かってなかったのか……)

    レイ「では、私はその帽子は全力で拒否する!!!」

    ルルーシュ「なんだと!?」

    レイ「さぁ、ルルーシュ。どうする?」

    ルルーシュ「どうするって、俺は貴方に渡したいんですが」

    レイ「それなら私を全力で追い詰めてみなさい!!」

    ルルーシュ「な荷を言っているんですか」

    レイ「私を捕まえられるかしら、ルルーシュ?よーい、ドンっ!!」

    ルルーシュ「ま、待ってください!!!」

    リヴァル「……」

    45 = 1 :

    >>44
    リヴァル「どうしたこうしたのあるか!!!お前、会長の気持ちも―――」

    リヴァル「どうしたもこうしたもあるか!!!お前、会長の気持ちも―――」

    46 = 1 :

    レイ「うふふふ、スキップスキップ」

    ルルーシュ「ちょっと待ってくれ……そんな……どうして……はぁ……はぁ……」

    レイ「ほーら、私はここよー」

    ルルーシュ「はぁ……はぁ……」

    レイ(ルルーシュには悪いけど、そういうつもりで渡されても困るのよねぇ。それぐらいならシャーリーに渡して欲しいし)

    ルルーシュ(このままでは追いつけない……ならば……)

    ルルーシュ「―――ロロ。聞こえるか」

    ロロ『どうしたの、兄さん?』

    ルルーシュ「会長を捕らえる。挟み撃ちにするぞ」

    ロロ『……分かった。待ってて』

    ルルーシュ「頼むぞ」

    ルルーシュ(よし。これでいい。会長、貴方の負けですよ。あとは合流ポイントまで会長を誘導すれば……)

    レイ(む。ルルーシュが如何わしいことを考えてる。誰か応援を呼んだわね。どうせロロあたりでしょうけど)

    ルルーシュ「はぁ……はぁ……行くぞ……会長!!」ダダッ

    レイ「ここまでおいでー、ルルーシュー」

    48 = 1 :

    レイ「らんらーん」

    ルルーシュ「はぁ……はぁ……がぁ……」

    レイ(うーん……。ルルーシュのやつ、一定の距離から詰めて来ようとしないわね……)

    ルルーシュ(もう少しだ……くくく……)

    レイ「……そういうことね。はいはい」

    ルルーシュ(なんだ、足を止めたぞ……)

    レイ「なら、こっちだ!!」ダダダッ

    ルルーシュ「くっ!!どうして貴方はそう俺の都合を狂わすのが上手いんだ!!!」

    レイ「とうっ!!」

    ルルーシュ「ロロ!!合流地点を変更する!!……ん?ロロ!!聞こえていないのか!?」

    ヴィレッタ『ロロなら腹が痛いといってトイレに篭ったが?』

    ルルーシュ「薬を飲ませろ!!」

    ヴィレッタ『分かった』

    ルルーシュ(ロロの役立たずめ……!!!)

    レイ「ルルーシュの考えなんてすぐにわかるんだから」

    50 = 1 :

    ルルーシュ「はぁ……ごほっ……ごほっ……。くそ……どこに隠れた……」キョロキョロ

    ルルーシュ「ヴィレッタ、ミレイ会長の居場所を伝えろ」

    ヴィレッタ『……モニター……から、では……その……位置を、特定……できないな……』

    ルルーシュ「そんなことがあるか!!!いいから、伝えろ!!」

    ヴィレッタ『悪い、ルルーシュ。通信装置に不具合が……やめろ、さよ―――』

    ルルーシュ「お、おい!!おい!!!切れてしまったか……」

    ルルーシュ(何故、こんなときに……!!)

    ルルーシュ「ええい!!くそっ!!」

    レイ「こっちよん」

    ルルーシュ「ちぃ!!待ってください!!!」

    レイ「さぁ、掴まえてごらん」

    ルルーシュ「絶対に掴まえて見せる……!!」

    レイ「うふふふ」

    アーニャ「記録……」パシャ

    リヴァル「……くそ……ルルーシュのやろう……!!」


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