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    元スレ上条「ザ・チルドレン!解禁ッ!!」薫紫穂葵「「「はーい」」」

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    752 = 673 :

    紫穂「」

    「」

    上条「ち、違、これはだな、若気の至りというかなんというかであってだな、処分しようとしていたもので…」

    「か、」

    上条「か?」

    「上条はんのフケツーーーッッッ!!」

    上条「ッ!!」

    顔を真っ赤にさせた葵が上条の頭上にテレポートさせたのは、冬用の大きめのストーブ。

    上条「ぐぅおおっ!!」

    奇跡的に受け止めるものの、開いた蓋からもれた大量のガソリンを被った上条。

    上条「あ、危なかった…」

    「なんやの!?上条はんなんやの!?上条はん『上条さんはデカイ胸になんて興味ないですペッタンの方が好きです。身体も小さい方が好きです…』って状況は状況でも言ってくれたやん!!!せやのに…巨乳もんなんて!!」

    753 = 673 :

    上条「おいぃぃぃぃぃっ!今皆いる前でそれを言うなぁぁぁぁあっっ!!」

    騒ぎに気付いて目を覚ます面子。
    冷めた視線が集まる。

    「そんな裏切り者の上条はんなんていらへん!出てけ出てけ出てけーーっ!!」

    上条「押すな押すな押すな!痛ぁぁっ割れたコップ踏んだっっ!!?」

    廊下まで押し出される上条。

    ここまでがKのカード。

    755 = 673 :

    そして最後を飾るAのカードは。
    玄関の扉を開けて入ってきた人物によって齎された。

    小萌「ふぃぃ~コンビニが近くて助かったのですよー。もう身分証明書を提示させられるのは慣れっこなんですけどねー」

    月詠小萌である。

    上条「こ、小萌先生?」

    それは一瞬かつ偶然の出来事だった。

    小萌「上条ちゃん?何して…ぅぁぁっ!!?」

    上条に近づいてきた小萌が何もないところで転び、両手いっぱいの酒瓶と口に咥えていた煙草が宙を舞い、上条に降り注いだのだ。

    上条「」

    着火。

    上条「今日はいつにも増して不幸だぁぁぁ不幸過ぎる死ぬぅぅぅぅっっ!!!」

    まさに不幸のロイヤルストレートフラッシュ。
    全身に炎を纏った(比喩ではない)上条当麻が地面に崩れ落ちた。

    758 :

    はい

    759 = 673 :

    「うぉぉおぉぉ!?上条ぉぉぉ!!!?」

    紫穂「上条さんーーーーっ!!?」

    「ゆ、湯船のお湯をテレポートッ!」

    垣根「消火用の未元物資!!!」

    一方「炎のベクトルを操作ァァッ!!!」



    そうして能力者一同の消火活動の末、


    上条「…」

    上条当麻(こんがり)が全治3週間で入院することとなったのだった。
    身体の火傷は酷くはなかったが、左足の火傷は酷く、ゲコ太似の先生の全力を持ってしても歩くのに3週間を要するという事だった。

    ゲコ「やぁ上条当麻くん。君も病院が好きだねぇ。」

    上条「あはは…今回もお世話になります…」

    760 = 673 :

    ゲコ「僕がいなかったらその左足は切除だったからね、感謝して欲しいね?」

    上条「それはマジせうか…いつもお世話になります…」

    ベットの上で首から上以外包帯だらけの上条当麻。全身が痛むのか、時々呻くような声をあげる。

    ゲコ「火傷以前に打撲や切り傷、足にはガラスが刺さってたね?家で何をしてたのかな?」

    上条「あはは…ちょっと色々ありまして…」

    ゲコ「とりあえず絶対安静にね?お見舞いも来ているようだから通すね?」

    764 = 673 :

    さるってました

    晩飯行ってきます

    765 = 715 :

    768 :

    ストーブにガソリンとか自殺志願者かよ…

    769 = 673 :

    >>768
    書き方が悪かったですな、一応これは誤爆じゃないのでよろしくお願いします。

    飯の途中なんでもちょっと待ってください
    m(_ _)m

    771 :

    ストーブにガソリン入れたら爆発するぞ

    772 = 673 :

    ていうか自分で投下してやっちまったって感じが今してますわ。

    なんとかいいように捻じ曲げて投下します。

    774 = 672 :

    >>772
    SSは矛盾とか気にしたら負けだぞ。

    775 = 673 :

    入って来たのは昨夜あの部屋にいた面子。
    だが、薫と葵、それに小萌の姿が見えない。

    上条「あははは、わざわざすまんな。お見舞いなんてよ。」

    無言の膠着の中、最初に口を開いたのは垣根だった。

    垣根「…昨日お前がストーブから被ったのは…ガソリンだった。どういう事だ。」

    一方「お前ェ…あまりに不幸過ぎて自殺でもするつもりだったのかァ?」

    青ピ「…上やん。」

    上条「…?…あ。そういえば去年インデックスが…」

    思い出すように語り出す上条。

    上条「…灯油を買いに行かせたらどういう訳かガソリン買って来ちまってな。
    どうしたもんかと放置してたらすっかり忘れてたぜ。冬を迎える前に気付いてよかったよ。」

    やっぱり廊下は黒焦げかなぁ…まぁ生きてただけで儲けモンだよな、と苦笑いを浮かべる上条。

    上条「お前達は大丈夫だったか?爆発とか……そういえばしてないな。」

    一方「そもそも爆発てねェのが……そこのメルヘンがばら撒いた未元物資のお陰だァ。」

    垣根「キレたメジャーハートにぶっかけられたことあってな、臭いでわかった。だからガソリンを分解する未元物資を急いで蒔いたわけよ。」

    一方「かけられた事あンのかよォ…」

    777 = 673 :

    垣根「まぁ急ぎだったんでお前のその左足と、身体の所々はカバーできなかったがな。…学園都市1のイケメルヘン、垣根帝督ともあろう俺が情けないぜ。あとぶっかけられたって何かエロいな。」

    やれやれと首をふる垣根。

    垣根「お前が右手にもガソリン浴びてなくて助かった。未元物資を打ち消されたらたまんねぇわ。大事だからもう一回言うけどぶっかけられたって何かエロいよな?」

    上条「じゃあ全身のは…あぁ、あの時のアルコールか。……紫穂、薫と葵は?青ピ、小萌先生は?」

    垣根「うん、上条は元気だ。」

    紫穂「…2人なら部屋に引きこもってるわ。」

    青ピ「小萌先生は…ホテルや。『学園都市に教育免許を返しに行くのですー!!』って言い出したんで、縛り上げて部屋に閉じ込めとる。薫ちゃん達共々責任を感じてんやろーなぁ」

    上条「そんな…、責任なんて」

    偶然に偶然が、さらに偶然が重なっただけ、とはいえ。薫がダンボールを投げなければ、葵がストーブをかけなければ、小萌が煙草を吸っていなかったら。

    責任を感じるのは当然だ。

    上条「誰も悪くない、悪いのは…俺の不幸だ。」

    不幸という名の、憎むべき運命である。
    仕組まれた宿命である。

    上条「3人の所に行く。…まずは小萌先生だな。」

    780 = 673 :

    垣根「オイオイ、冗談は頭のトゲだけにしろよ?意外と硬いんだぜそれ。」

    上条「今は巫山戯てる場合じゃねぇ!」

    垣根「こっちの台詞だこのクソウニが。」

    垣根は上条の左足に勢い良く拳を落とした。

    上条「…ッが!?垣根手前ェっ!!」

    垣根「こんな足で来られても逆に気を使うだろうが。向こうから来てもらうのが筋だ。…たとえそれがお前の不幸でもな。」

    一方「まァ、そりゃそォだなァ。」

    上条「一方通行!」

    一方「あァ?それともなンだ三下。お前ェは足引きずって行って気を使ってもらいてェのかァ?」

    上条「そういう訳じゃ」

    青ピ「ほな、ボクは小萌先生迎えに行ってくるわ。上やんが死にそうな声で先生を呼んどるって言えば来てくれるやろな」

    784 :

    おぉ、まだ続いてた

    支援

    786 = 673 :

    ──────────数分後。
    小萌「…」

    軽いノックの後、上条の病室の扉から青ピと共に月詠小萌が入ってきた。

    上条「小萌先s」

    小萌「上条ちゃんごめんなさいです!!」
    言うが早いか、扉のすぐ手前で謝る小萌。

    上条「いや…先生は悪くないですから。」

    小萌「違います!上条ちゃんが丸焦げになってしまったのは先生のせいで間違ってないのです!!先生が煙草何て吸ってなければ…お酒なんて買いに行かなければ上条ちゃんは今ここにいないです!!」

    上条「…」

    小萌「先生は先生失格なのです。生徒さんをこんがり肉にしてしまうような先生はダメダメなのです…だから先生は先生を辞めます!」

    上条「…じゃあ先生は、先生が教師を辞めれば俺が許すと思うんですか?」

    青ピ「!」

    小萌「…っぅ。」

    788 = 673 :

    上条「先生が教師を辞めたら俺の火傷は治りますか?」

    小萌「っ…!」

    上条「先生が教師を辞めたら俺はこの痛みから解放されるんですか?」

    小萌「…ごめ…なさぃ…です…」

    上条「…俺は先生を許しません。そもそも許さないといけない事が何もないんです。もし、先生が俺が痛がってるのが自分のせいだと思ってるなら。俺も先生に痛みを味わってほしい。それでおあいこにしましょう。」

    青ピ「上やん!テメぇッ!!」

    垣根「やめろ。お前の出番じゃない。」

    青ピ「せやかて!」

    小萌「…ゎかり、ましたです…」

    上条のベットの近くに来ると、ギュッと目を瞑った小萌。


    上条「……………………………えいっ」


    小萌「ぁぅっ」

    デコピン。

    上条「これでおあいこですよ。」

    789 = 673 :

    小萌「」

    上条「やべぇ先生泣きそう。そんなに強かったっけ。」

    小萌「上条ちゃーーーーんっ!!!」

    上条「待って先生抱きつくのはちょっと痛たたたたたたたたたたたっ!!!!」

    小萌「ごめんなさい、ごめんなさいなのですよーーっ!!!」

    上条「…先生。」

    小萌「…はいです。」

    上条「学園都市で、俺のいたあの学校で、ずっと先生でいてください。」

    小萌「はいですっ!」


    青ピ「Hey 上やん。」

    上条「おお青ピどうし痛たたたっ!!!!?」

    青ピ「小萌てんてーに何してけつかるねんゴルァ」

    上条「」

    791 = 702 :

    そろそろ暴食シスター出てもいいと思うの

    792 = 673 :

    上条「紫穂。2人は?」

    紫穂「…家の電話に出ないの。」

    上条「…こっちのリミッターの通信にも反応は無しだ。どうしたもんかね。…垣根?」

    垣根「ん?」

    上条「…何してんだ?」
    垣根の挙動のおかしさに気がついた上条。
    またもやどこかで見たような、白い何かをこねくり回す垣根。

    垣根「未元物資でカブトムシ作ってんの。」

    上条「…なんで?」

    垣根「形はどうでもいいんだけどな…何と無くこれの方がいいかなって」

    上条「???」

    垣根「よしできた。」
    手の中には2匹のカブトムシ(白)。それの片方を垣根が窓の外に投げると、どこかへと飛んでいった。

    上条「………」

    垣根「…………」

    上条「……………」

    垣根「………………」

    794 = 673 :

    初春「…垣根さん、何をしたんですか?」

    垣根「ん、もーちょっと待てよ。」

    上条「…?」

    ────────────更に10分後

    垣根「よし着いた…中に入れた」

    上条「何をしたんだ?」

    垣根「……上条すまねぇな。」

    そう言うと垣根は、左足を思い切り引っ叩いた。

    上条「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」

    「「「「「!!!?」」」」」

    796 :

    今日一日で全然進んでなくてワロタ

    798 = 694 :

    デルヴィッシュ

    799 = 673 :

    垣根「…」

    上条「…垣根っ…てめぇ何してッッ!」

    更に叩く垣根。叩く叩く叩く叩く。
    その度に死ぬ程の悲鳴を上げる上条。

    浜面「大将!てめぇ何してやがる!!!」

    初春「垣根さんっ!何をしてるんですか!!」

    小萌「や、やめてくださいですーっ!!?」

    何人にも取り押さえられながら垣根は上条の左足を叩き続ける。

    一方「……成る程なァ。」

    打ち「あ、あなた…メルヘンさんは何をやってるのって…ミサカはミサカはっ。」

    一方「まァ見てろ。すぐ分かる。」

    上条「やめろやめろやめてくださいやめてくださいませの三段活用ーーーッ!!」


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