元スレ怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 :
スレタイ通り怜子さんでいいだろ
302 = 151 :
怜子さんでお願い
303 = 255 :
怜子さんでおk
304 = 155 :
ここまでやっといて怜子さんになったらそれはそれで不自然だろ
安価通りで
306 = 299 :
合宿所に泊まるとか
307 = 148 :
恒一「すんごい何かひらめいたよ!!
>>300も悪くないけど、>>306の発想がいい!!」
怜子「アンカはしっかり守ってください」
恒一「でもどの番号でもいいて言ったじゃないですか」
怜子「その合宿とやらで私は結ばれるんでしょうか?」
恒一「さあ? それは今後の展開次第でしょうね」
風見「じゃあ明日から合宿編にするぞ。文句ある人は?」
シーン
桜木「いないようですね。私が合宿に行けるなんて夢のようです」
高林「まあ災厄も起きてないし、合宿に行く意味ないけどね」
308 = 299 :
自分が合宿所って言い出して置いてなんだが、バトロワフラグだよな…これって
309 = 148 :
怜子「意味ならありますよ? 変態と化した甥を
元に戻すために神社でお参りしましょう」
赤沢「そうね。大自然の中で心身を清めれば
考え直してくれるでしょうし」
佐藤(私はフラグ立ったし……///)
小椋(てことは、まだあたしにもチャンスが……?)
綾野(最近のこういっちゃんはどうかしてるよ……。
やっぱり私が助けてあげないとね)
風見「てわけだから今日は解散だね。
もう授業とかどうでもいいよな?」
怜子「皆すみやかに帰宅して明日の準備に取り掛かってください。
言うまでもなく全員参加ですから。
休んだ人は留年させます」
恒一(ふぅ。やっと帰れるよ。自宅には荷物だけ取りに帰ろう)
310 = 150 :
乱交フラグだろ
311 = 299 :
まぁ、如何とでも転ぶな
312 = 148 :
自宅にて夕飯を済ませ、バッグに荷物を詰め込む恒一。
必要最低限のものだけだ。早くしないと怜子に捕まる。
時刻は夜の七時。
怜子「どこへ行くつもりなのかな?」
恒一「近所の本屋さんで立ち読みでもしようかなって」
怜子「なんで明日の荷物も一緒に持ってく必要があるのよ。
誰かの家に泊まりに行くつもりでしょ?」
恒一「だってしょうがないでしょ!? 怜子さんが飢えた目で
僕のこと狙ってるんですから!!」
怜子「キスするだけじゃない」
恒一「それだけじゃ済まないでしょうが!! 最後までヤル気でしょ!!」
怜子「んもう。聞き分けの悪い子ね」
313 = 151 :
夕飯食ったのかよ 終わったな
314 = 148 :
恒一「……怜子さん。頭撫でてあげますよ」ナデナデ
怜子「んなっ……///」
恒一「好きです。今までツンデレな態度とってすみませんでした。
本当は怜子さんと結婚したいと思ってましたけど、死者だった
から諦めたんです」
怜子「こういちきゅん……///」
恒一「はい。クロロホルム。そのまま寝ててくださいね?」
怜子「なっ……だましたのね……」バタッ
恒一「ごめんなさい叔母さん。僕はまだ父親にはなりたくないんです。
僕の青春はまだまだこれからです。合宿で成長する僕を
しっかり見ててください。今日もよその家で止まりますから」
夕食に睡眠薬が含まれてたのは知っていたから、解毒剤の注射を打ってる。
荷物を手に取り、自宅を後にする恒一。行き先はなんと小椋の家だった。
315 = 148 :
なぜ、小椋家なのか。
昨日と同じ有田家ではだめなのか?
その問いに恒一はこう答える。
恒一「有田さんの家はみんなにマークされてるからね。
下手に殺し合いするより小椋さんの家のが安心だよ。
さあ着いたぞ。緊張しながらピンポンを押すよ」
ピン ポーーーーン
小椋母「こんな時間に誰かしら? 敦志出てくれる?」
敦志「んだよ、ゲームやってたのにめんどくせえ」
小椋母「文句言ってないで早く出なさい」
敦志「へいへい。っておまえは!?」
恒一「初めまして。僕は由美さんの友達です。
いきなりですけど泊めてくれませんか?」
316 :
しえん
317 = 148 :
敦志「なあああ!? 由美に彼氏がいたのかよ!?」
恒一「ちょ……声が大きいですよ。彼氏じゃありません。
ちょっと家庭の事情で家に帰れないんです」
敦志「母さん!! 母さあああん!! 大変だああああ!!」
小椋母「まあまあ。これはとんだサプライズだわ。
あとでお父さんにも報告しないとね♪」
敦志「早くお赤飯たかないと!!」
小椋母「孫の顔が見れるのはいつかしら!?」
恒一「あなたたち話が飛躍しすぎじゃないですか!?
ただの友達って言ってるでしょうがああ!!」
由美「んー? さっきから何騒いでんのよ。誰か来てるの?」
風呂上がりの由美が、髪の毛をタオルでゴシゴシしながら
玄関に来た。お泊りスタイルの恒一を見て絶句する。
318 = 316 :
しえん
319 = 148 :
由美「恒一君……?」パサッ
衝撃のあまりタオルを落とす。
恒一「やあ小椋さん。今日も怜子さんが暴走しちゃってね。
逃げてきちゃったんだよあはは。てわけで泊めてくれるかな?」
由美「うん!!」
敦志「おいおい聞いたかよ。下の名前で呼んでたぜ。
どう見てもカップルだろ。由美にもついに春が来たか」
小椋母「由美ったらこんないい人捕まえるなんて隅に置けないわね」
由美「もう。うっさいわねー。とにかく恒一君は
私の部屋に泊まるからね」
由美の部屋は女の子らしいこじんまりとした部屋だった。
可愛らしい小物やぬいぐるみなどが置かれてる。
320 = 151 :
俺得展開
321 = 148 :
綾野「こんばんわ」
恒一「……え? なぜ綾野さんがここに?」
由美「たまたま遊びに来てたのよ。
三人なら退屈しないからちょうどいいでしょ?」
恒一(もちろん構わない。綾野さんもいれば間違いは
おきないだろうしね。さすが綾野さんは聖人だな)
恒一「大歓迎だよ。眠くなるまでおしゃべりしよう」
綾野「じゃあいきなり核心をついていいかな?」
恒一(おや? 雲行きが怪しいぞ?)
由美「どうしたのよ彩?」
綾野「先生も言ってたけど、最近こういっちゃんのことが分からなくなったの。
どうして次から次へと浮気みたいなことしてるの?」
323 :
てっしーの家に泊まれば良いのでは……
324 = 148 :
由美「またその話を蒸し返すの!?
いい加減にして!! 恒一君は何も悪くないじゃない!!」
綾野「でもどうしても聞きたかったの」ウルウル
恒一(綾野さん……)
綾野「だってこのまま合宿に参加してもどうせロクでもない
展開になるのは目に見えてるもん」
恒一(そっか。綾野さんは僕のこと心配して言ってくれてるんだ。
なんて素直で優しい娘なんだろう。演劇部の人は
いい人ばかりじゃないか。赤沢さん以外はね)
恒一「怜子さんが一番の原因だけど、確かに僕も
いい加減だったと思う。僕みたいな奴は寺にでも
ブチ込まれて修行したほうがいいのかもね。
今綾野さんに言われて自分の愚かさに改めて気づかされたよ」
綾野「ごめんね。そこまで落ち込まないで」
325 = 148 :
恒一「いいんだよ綾野さん。僕みたいなやつは説教されるくらいで
ちょうどいいんだ。それに自分を見つめ直すいいきっかけに
なったよ。クラスの奴らに言われたときはムカついたけど、
綾野さんに言われたら全然嫌じゃないのから不思議だよ」
綾野「よかった。ようやくいつものこういっちゃんらしくなったね」
由美「やるじゃない彩。あんたも恒一君擁護派なのね」
綾野「どっかの次元の私がね、巨大ガラスの落下から助けてもらった
ことがある気がするの。もちろんこういっちゃんにだよ?
私、こういっちゃんは悪い人じゃないって信じてるの」
恒一(猛烈に感動して涙が出てきそう。僕はまだ生きてていいんだね?)
由美「だってさ恒一君。うれしいでしょ?」
恒一「うん!! これでまた明日からがんばれそうだ!!」
敦志「あー、おまえら明日合宿なんだって?」ガラッ
由美「ムードぶち壊しよ兄貴。入るときはノックしてよね」
331 = 155 :
ほ
332 = 196 :
ほ
335 = 148 :
敦志「へへ。悪い悪い。んで、その合宿とやらは
保護者が参加してもいいのか?」
由美「まさか兄貴も来るつもり?」
敦志「由美のことが心配だからな。なんでも三組は
変態の巣窟らしいじゃないか」
綾野(残念だけど否定できないよ)
恒一「もともと動機が不純な合宿ですからね。
たぶん許可が下りると思いますよ?
僕がメール送っておきます」
メール内容↓
『怜子さんへ。小椋さんのお兄さんも合宿に参加しますから。
断わったらキスしてあげませんからね』
敦志「完璧なメール文だな。さすがは由美の彼氏だ」
337 = 153 :
これでショベルカーは回避か
338 = 148 :
由美「なっ……だから彼氏じゃないって」
敦志「ははは。照れるなよこいつ。
お似合いの二人じゃないか」
綾野「私から見てもお似合いだと思うよ由美?」
由美「二人とも何言ってんのよ///」
綾野「こういっちゃんはどう思ってんの?」
恒一「ぼ……僕はその……///」
敦志「いやぁ青春だね。俺も学生だったころを思いだすぜ。
もっともあのころは灰色の青春だったけどな」
綾野「実際恋愛が充実してる人ってあまりいないと思いますよ」
敦志「そうだな。付き合ってる奴らなんて一部の奴だけだったもんな」
339 = 336 :
このまま由美ちゃんENDか 怜子さん逆転ENDで
340 = 148 :
敦志を交えた四人での雑談は遅くまで続いた。
修羅と戦いながらの壮絶な日々を送っていた恒一にとって、
最高の安らぎとなった。明日からはまた地獄の一日になる。
そう言っていた綾野の言葉を思い出す。
だからこそ今だけは幸せな時を過ごさせてほしい。
恒一はそう思った。
敦志「もう遅いから寝るぞ。榊原君は俺の部屋で寝させるから」
恒一「期待を裏切っちゃってごめんね小椋さん」
小椋「気にしてないからいいわよ。
明日は朝早いからすぐ寝るのが一番よね」
綾野「成り行きで私は由美の部屋で寝ることになったから。
それじゃあまた明日」
バタン。由美の部屋の扉が閉まる。
ろうそくの灯が消えたような空しさを感じた。
不思議な感覚だったが、一日寝るともう忘れた。
342 = 148 :
翌朝は四人で仲良く登校してバスに乗る。
敦志は学校が懐かしいだのバス旅行自体が珍しいだのと
騒いでいた。普段外出する機会が少ないからだ。
由美「もう兄貴ったら恥ずかしいでしょ。騒ぎすぎよ」
敦志「でもマジ懐かしいって!!
おまえも学校卒業してみれば分かるよ」
沙苗「本当よねー。私も若いころはこんなバスに乗って
学生旅行に行ったもんだわ。いい思い出よね」
中尾「うおおおお!! 誰ですかこの美人は!!」
勅使河原「おおおおマジだ!! こんなきれいな先生うちにいたっけ!?」
水野「あーその人は俺の姉貴なんだ。
引率兼医療班として同行することになった」
千曳「合宿で災厄が起きたら大変だからね。
怜子君が成仏しないらから保険としてね」
怜子「ふんだ。未練がましくてすみませんねー」
343 = 148 :
バスが出発する。飛び入り参加することに
なった麗しき水野姉に男どもは夢中だった。
勅使河原「俺、勅使河原って言います!!
よかったら連絡先教えてください」
猿田「自分は猿田っていうぞな」
中尾「俺は中尾と言いまして、口癖はまかせろーです」
敦志「俺は小椋由美の兄貴っす。ニートやってます」
沙苗「あはは。おもしろい子たちねー」
風見「やれやれ。困った子羊どもだ。
美人ときたらすぐあれだ」
望月「まったくだね。己を磨き上げれば、
絶対にして唯一の女性を見つけられるのに」
猛「つーか自分の姉がちやほやされてるの見るのって
微妙なんですけど。姉貴は無駄に顔だけはいいからな」
344 :
妹も可愛いから兄貴もイケメンって感じしそうだけどな
345 :
>>344
イケメンなニートっていんの?
346 = 148 :
由美「バカ兄貴はなにナンパしてんのよ」
有田「由美ってお兄さんいたんだ。けっこうかっこいいね」
由美「そうかしら? 職業は引きこもりだけどね」
有田「そ……そうなんだ」(それ以上は聞かないでおこう)
バスは県を超え、山岳部へ入り、さらに奥部へと進む。
人里離れた村のさらに先に合宿場があった。
恒一「ようやく建物が見えてきたぞ」
鳴「ちょっと怖そうな印象の建物だね。和風の景観の
中にひっそり立つ洋館。これで嵐の夜とかになれば
いい雰囲気が演出できそう」
怜子「見崎さん。幸先の悪そうな話は止めましょうね」
風見(マジで何か起きるとか勘弁してほしいよ。
ただ神社にお参りしに行くだけなんだからな)
347 = 344 :
>>345
元ニートだけど友達でいる
348 = 148 :
バスが目的地に到着。運転手に別れを告げ、
生徒たちが順に降りていく。
千曳「ふむ。やっと着いたね。なかなか長い旅だったよ」
怜子「ちゃんと全員無事に着きましたし、何よりです」
勅使河原「せんせー。館の門の前で記念撮影しませんか?」
怜子「いいですね」
千曳「怜子君は死者だから撮影担当で頼むよ。
どうせ写真には写らないからね」
怜子「はーい……」ショボーン
望月(うわあああ泣きそうになってる怜子さんきゃわいい!!)
桜木「望月君。変な顔してないで並びますよ?」
350 = 148 :
年月を感じさせるさびた鉄の門。あまり手入れのされてなさそうな
生い茂った木々。葉っぱの隙間から太陽が差し込み、温かみを感じる。
怜子「みんなもっと近くによってー。
カメラの枠内に入りきってないわよ」
なぜか恒一の近くに女子が殺到し、また沙苗の近くに
男子が寄りまくるというカオスな写真撮影だった。
マイペースなのは松井、金木の百合ップルだけである。
館に入り、部屋に荷物を置く。
まだ時間があるのでさっそく神社参りを始める。
怜子にとって二度目の訪問だった。
彼女もかつては三年三組の一員だったからだ。
千曳「ナレーションはともかくとして、怜子君は死者なんだが。
お参りして意味あるのかね?」
怜子「今さらそんなこと言わないでくださいよ。
今日の千曳さんは毒舌です」
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