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    元スレ怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」

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    301 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 18:50:18.74 ID:c0X0XTcM0 (+19,+29,-17)
    スレタイ通り怜子さんでいいだろ
    302 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 18:51:06.24 ID:JKkBLKvx0 (+22,+29,-13)
    怜子さんでお願い
    303 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 18:51:53.46 ID:YItvyNfki (+14,+29,-13)
    怜子さんでおk
    304 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 18:52:28.29 ID:QMRGcfas0 (+30,+30,-22)
    ここまでやっといて怜子さんになったらそれはそれで不自然だろ
    安価通りで
    305 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 18:57:23.96 ID:JKkBLKvx0 (-22,-10,-1)
    支援
    306 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:05:34.93 ID:xENlXtryi (+27,+29,-1)
    合宿所に泊まるとか
    307 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:13:57.53 ID:v5ZY6PE50 (+49,+30,-232)
    恒一「すんごい何かひらめいたよ!!
       >>300も悪くないけど、>>306の発想がいい!!」

    「アンカはしっかり守ってください」

    恒一「でもどの番号でもいいて言ったじゃないですか」

    「その合宿とやらで私は結ばれるんでしょうか?」

    恒一「さあ? それは今後の展開次第でしょうね」

    風見「じゃあ明日から合宿編にするぞ。文句ある人は?」

    シーン

    桜木「いないようですね。私が合宿に行けるなんて夢のようです」

    高林「まあ災厄も起きてないし、合宿に行く意味ないけどね」
    308 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:16:55.68 ID:xENlXtryi (+27,+29,-10)
    自分が合宿所って言い出して置いてなんだが、バトロワフラグだよな…これって
    309 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:19:25.57 ID:v5ZY6PE50 (+43,+30,-220)
    「意味ならありますよ? 変態と化した甥を
       元に戻すために神社でお参りしましょう」

    赤沢「そうね。大自然の中で心身を清めれば
       考え直してくれるでしょうし」

    佐藤(私はフラグ立ったし……///)

    小椋(てことは、まだあたしにもチャンスが……?)

    綾野(最近のこういっちゃんはどうかしてるよ……。
       やっぱり私が助けてあげないとね)

    風見「てわけだから今日は解散だね。
       もう授業とかどうでもいいよな?」

    「皆すみやかに帰宅して明日の準備に取り掛かってください。
       言うまでもなく全員参加ですから。
       休んだ人は留年させます」

    恒一(ふぅ。やっと帰れるよ。自宅には荷物だけ取りに帰ろう)
    310 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:21:49.78 ID:7D+fw9fu0 (+17,+29,-15)
    乱交フラグだろ
    311 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:23:53.58 ID:xENlXtryi (+22,+29,-4)
    まぁ、如何とでも転ぶな
    312 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:24:24.44 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-253)
    自宅にて夕飯を済ませ、バッグに荷物を詰め込む恒一。
    必要最低限のものだけだ。早くしないと怜子に捕まる。

    時刻は夜の七時。

    「どこへ行くつもりなのかな?」

    恒一「近所の本屋さんで立ち読みでもしようかなって」

    「なんで明日の荷物も一緒に持ってく必要があるのよ。
        誰かの家に泊まりに行くつもりでしょ?」

    恒一「だってしょうがないでしょ!? 怜子さんが飢えた目で
        僕のこと狙ってるんですから!!」

    「キスするだけじゃない」

    恒一「それだけじゃ済まないでしょうが!! 最後までヤル気でしょ!!」

    「んもう。聞き分けの悪い子ね」
    313 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:26:34.45 ID:JKkBLKvx0 (+22,+29,-2)
    夕飯食ったのかよ 終わったな
    314 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:30:06.11 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,+0)
    恒一「……怜子さん。頭撫でてあげますよ」ナデナデ

    「んなっ……///」

    恒一「好きです。今までツンデレな態度とってすみませんでした。
        本当は怜子さんと結婚したいと思ってましたけど、死者だった
        から諦めたんです」

    「こういちきゅん……///」

    恒一「はい。クロロホルム。そのまま寝ててくださいね?」

    「なっ……だましたのね……」バタッ

    恒一「ごめんなさい叔母さん。僕はまだ父親にはなりたくないんです。
        僕の青春はまだまだこれからです。合宿で成長する僕を
        しっかり見ててください。今日もよその家で止まりますから」

    夕食に睡眠薬が含まれてたのは知っていたから、解毒剤の注射を打ってる。
    荷物を手に取り、自宅を後にする恒一。行き先はなんと小椋の家だった。
    315 : 俺が怖いのは猿だ - 2012/06/04(月) 19:35:42.67 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-220)
    なぜ、小椋家なのか。
    昨日と同じ有田家ではだめなのか?

    その問いに恒一はこう答える。

    恒一「有田さんの家はみんなにマークされてるからね。
        下手に殺し合いするより小椋さんの家のが安心だよ。
        さあ着いたぞ。緊張しながらピンポンを押すよ」

    ピン ポーーーーン

    小椋母「こんな時間に誰かしら? 敦志出てくれる?」

    敦志「んだよ、ゲームやってたのにめんどくせえ」

    小椋母「文句言ってないで早く出なさい」

    敦志「へいへい。っておまえは!?」

    恒一「初めまして。僕は由美さんの友達です。
        いきなりですけど泊めてくれませんか?」
    316 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:37:02.92 ID:0j3bm0tq0 (+2,+14,-12)
    しえん
    317 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:41:07.70 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-242)
    敦志「なあああ!? 由美に彼氏がいたのかよ!?」

    恒一「ちょ……声が大きいですよ。彼氏じゃありません。
        ちょっと家庭の事情で家に帰れないんです」

    敦志「母さん!! 母さあああん!! 大変だああああ!!」

    小椋母「まあまあ。これはとんだサプライズだわ。
         あとでお父さんにも報告しないとね♪」

    敦志「早くお赤飯たかないと!!」

    小椋母「孫の顔が見れるのはいつかしら!?」

    恒一「あなたたち話が飛躍しすぎじゃないですか!?
        ただの友達って言ってるでしょうがああ!!」

    由美「んー? さっきから何騒いでんのよ。誰か来てるの?」

    風呂上がりの由美が、髪の毛をタオルでゴシゴシしながら
    玄関に来た。お泊りスタイルの恒一を見て絶句する。
    318 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:42:50.43 ID:0j3bm0tq0 (+2,+14,-12)
    しえん
    319 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:46:22.51 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-233)
    由美「恒一君……?」パサッ

    衝撃のあまりタオルを落とす。

    恒一「やあ小椋さん。今日も怜子さんが暴走しちゃってね。
        逃げてきちゃったんだよあはは。てわけで泊めてくれるかな?」

    由美「うん!!」

    敦志「おいおい聞いたかよ。下の名前で呼んでたぜ。
        どう見てもカップルだろ。由美にもついに春が来たか」

    小椋母「由美ったらこんないい人捕まえるなんて隅に置けないわね」

    由美「もう。うっさいわねー。とにかく恒一君は
        私の部屋に泊まるからね」

    由美の部屋は女の子らしいこじんまりとした部屋だった。
    可愛らしい小物やぬいぐるみなどが置かれてる。
    320 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:47:00.33 ID:JKkBLKvx0 (+17,+29,-2)
    俺得展開
    321 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:52:06.51 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-298)
    綾野「こんばんわ」

    恒一「……え? なぜ綾野さんがここに?」

    由美「たまたま遊びに来てたのよ。
        三人なら退屈しないからちょうどいいでしょ?」

    恒一(もちろん構わない。綾野さんもいれば間違いは
        おきないだろうしね。さすが綾野さんは聖人だな)

    恒一「大歓迎だよ。眠くなるまでおしゃべりしよう」

    綾野「じゃあいきなり核心をついていいかな?」

    恒一(おや? 雲行きが怪しいぞ?)

    由美「どうしたのよ彩?」

    綾野「先生も言ってたけど、最近こういっちゃんのことが分からなくなったの。
        どうして次から次へと浮気みたいなことしてるの?」
    322 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:53:49.34 ID:7D+fw9fu0 (-27,-15,-1)
    3Pきたー
    323 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:56:05.22 ID:j8kr8L/T0 (+19,+29,-16)
    てっしーの家に泊まれば良いのでは……
    324 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 19:58:47.15 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,+0)
    由美「またその話を蒸し返すの!?
        いい加減にして!! 恒一君は何も悪くないじゃない!!」

    綾野「でもどうしても聞きたかったの」ウルウル

    恒一(綾野さん……)

    綾野「だってこのまま合宿に参加してもどうせロクでもない
        展開になるのは目に見えてるもん」

    恒一(そっか。綾野さんは僕のこと心配して言ってくれてるんだ。
        なんて素直で優しい娘なんだろう。演劇部の人は
        いい人ばかりじゃないか。赤沢さん以外はね)

    恒一「怜子さんが一番の原因だけど、確かに僕も
        いい加減だったと思う。僕みたいな奴は寺にでも
        ブチ込まれて修行したほうがいいのかもね。
        今綾野さんに言われて自分の愚かさに改めて気づかされたよ」
     
    綾野「ごめんね。そこまで落ち込まないで」
    325 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:05:02.64 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,+0)
    恒一「いいんだよ綾野さん。僕みたいなやつは説教されるくらいで
        ちょうどいいんだ。それに自分を見つめ直すいいきっかけに
        なったよ。クラスの奴らに言われたときはムカついたけど、
        綾野さんに言われたら全然嫌じゃないのから不思議だよ」

    綾野「よかった。ようやくいつものこういっちゃんらしくなったね」

    由美「やるじゃない彩。あんたも恒一君擁護派なのね」

    綾野「どっかの次元の私がね、巨大ガラスの落下から助けてもらった
        ことがある気がするの。もちろんこういっちゃんにだよ?
        私、こういっちゃんは悪い人じゃないって信じてるの」

    恒一(猛烈に感動して涙が出てきそう。僕はまだ生きてていいんだね?)

    由美「だってさ恒一君。うれしいでしょ?」

    恒一「うん!! これでまた明日からがんばれそうだ!!」

    敦志「あー、おまえら明日合宿なんだって?」ガラッ

    由美「ムードぶち壊しよ兄貴。入るときはノックしてよね」
    326 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:14:57.31 ID:QMRGcfas0 (-20,-10,-1)
    支援
    327 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:20:21.15 ID:uW2FJO4Ii (-27,-15,-1)
    328 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:29:07.51 ID:p+9lVSov0 (-22,-10,-1)
    支援
    329 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:37:58.00 ID:JKkBLKvx0 (+0,+11,-1)
    330 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:38:01.47 ID:fFC3qi7G0 (+0,+11,-1)
    331 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:47:52.42 ID:QMRGcfas0 (+1,+11,-1)
    332 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 20:56:06.15 ID:5UtbaXMuO (+1,+11,-1)
    333 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:05:31.04 ID:JKkBLKvx0 (+0,+11,-1)
    334 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:12:09.02 ID:wBSV/K7T0 (+0,+11,-1)

    335 : ちくしょう。お猿 - 2012/06/04(月) 21:17:11.06 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-225)
    敦志「へへ。悪い悪い。んで、その合宿とやらは
       保護者が参加してもいいのか?」

    由美「まさか兄貴も来るつもり?」

    敦志「由美のことが心配だからな。なんでも三組は
        変態の巣窟らしいじゃないか」

    綾野(残念だけど否定できないよ)

    恒一「もともと動機が不純な合宿ですからね。
        たぶん許可が下りると思いますよ?
        僕がメール送っておきます」

    メール内容↓

    『怜子さんへ。小椋さんのお兄さんも合宿に参加しますから。
     断わったらキスしてあげませんからね』

    敦志「完璧なメール文だな。さすがは由美の彼氏だ」
    336 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:21:06.64 ID:O9caZu+l0 (-1,+10,+0)
    きたか
    337 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:21:11.72 ID:b48urkuD0 (+22,+29,-2)
    これでショベルカーは回避か
    338 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:23:04.94 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-240)
    由美「なっ……だから彼氏じゃないって」

    敦志「ははは。照れるなよこいつ。
        お似合いの二人じゃないか」

    綾野「私から見てもお似合いだと思うよ由美?」

    由美「二人とも何言ってんのよ///」

    綾野「こういっちゃんはどう思ってんの?」

    恒一「ぼ……僕はその……///」

    敦志「いやぁ青春だね。俺も学生だったころを思いだすぜ。
        もっともあのころは灰色の青春だったけどな」

    綾野「実際恋愛が充実してる人ってあまりいないと思いますよ」

    敦志「そうだな。付き合ってる奴らなんて一部の奴だけだったもんな」
    339 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:25:23.13 ID:O9caZu+l0 (+28,+30,-31)
    このまま由美ちゃんENDか 怜子さん逆転ENDで
    340 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:29:11.43 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-250)
    敦志を交えた四人での雑談は遅くまで続いた。
    修羅と戦いながらの壮絶な日々を送っていた恒一にとって、
    最高の安らぎとなった。明日からはまた地獄の一日になる。

    そう言っていた綾野の言葉を思い出す。
    だからこそ今だけは幸せな時を過ごさせてほしい。
    恒一はそう思った。

    敦志「もう遅いから寝るぞ。榊原君は俺の部屋で寝させるから」

    恒一「期待を裏切っちゃってごめんね小椋さん」

    小椋「気にしてないからいいわよ。
        明日は朝早いからすぐ寝るのが一番よね」

    綾野「成り行きで私は由美の部屋で寝ることになったから。
        それじゃあまた明日」

    バタン。由美の部屋の扉が閉まる。

    ろうそくの灯が消えたような空しさを感じた。
    不思議な感覚だったが、一日寝るともう忘れた。
    341 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:31:46.33 ID:+67f86MLO (-10,+4,-2)
    しえ
    342 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:34:58.28 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-276)
    翌朝は四人で仲良く登校してバスに乗る。
    敦志は学校が懐かしいだのバス旅行自体が珍しいだのと
    騒いでいた。普段外出する機会が少ないからだ。

    由美「もう兄貴ったら恥ずかしいでしょ。騒ぎすぎよ」

    敦志「でもマジ懐かしいって!!
        おまえも学校卒業してみれば分かるよ」

    沙苗「本当よねー。私も若いころはこんなバスに乗って
        学生旅行に行ったもんだわ。いい思い出よね」

    中尾「うおおおお!! 誰ですかこの美人は!!」

    勅使河原「おおおおマジだ!! こんなきれいな先生うちにいたっけ!?」

    水野「あーその人は俺の姉貴なんだ。
        引率兼医療班として同行することになった」

    千曳「合宿で災厄が起きたら大変だからね。
        怜子君が成仏しないらから保険としてね」

    「ふんだ。未練がましくてすみませんねー」
    343 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:40:09.65 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-265)
    バスが出発する。飛び入り参加することに
    なった麗しき水野姉に男どもは夢中だった。

    勅使河原「俺、勅使河原って言います!! 
          よかったら連絡先教えてください」

    猿田「自分は猿田っていうぞな」

    中尾「俺は中尾と言いまして、口癖はまかせろーです」

    敦志「俺は小椋由美の兄貴っす。ニートやってます」

    沙苗「あはは。おもしろい子たちねー」

    風見「やれやれ。困った子羊どもだ。
        美人ときたらすぐあれだ」

    望月「まったくだね。己を磨き上げれば、
        絶対にして唯一の女性を見つけられるのに」

    「つーか自分の姉がちやほやされてるの見るのって
      微妙なんですけど。姉貴は無駄に顔だけはいいからな」
    344 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:40:17.54 ID:jLQHLjim0 (+33,+29,-20)
    妹も可愛いから兄貴もイケメンって感じしそうだけどな
    345 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:44:00.97 ID:DIytfxiq0 (+37,+29,-3)
    >>344
    イケメンなニートっていんの?
    346 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:46:09.80 ID:v5ZY6PE50 (+43,+30,-256)
    由美「バカ兄貴はなにナンパしてんのよ」

    有田「由美ってお兄さんいたんだ。けっこうかっこいいね」

    由美「そうかしら? 職業は引きこもりだけどね」

    有田「そ……そうなんだ」(それ以上は聞かないでおこう)

    バスは県を超え、山岳部へ入り、さらに奥部へと進む。
    人里離れた村のさらに先に合宿場があった。

    恒一「ようやく建物が見えてきたぞ」

    「ちょっと怖そうな印象の建物だね。和風の景観の
       中にひっそり立つ洋館。これで嵐の夜とかになれば
       いい雰囲気が演出できそう」

    「見崎さん。幸先の悪そうな話は止めましょうね」

    風見(マジで何か起きるとか勘弁してほしいよ。
        ただ神社にお参りしに行くだけなんだからな)
    347 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:47:17.75 ID:jLQHLjim0 (+32,+29,-1)
    >>345
    元ニートだけど友達でいる
    348 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:52:28.47 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-272)
    バスが目的地に到着。運転手に別れを告げ、
    生徒たちが順に降りていく。

    千曳「ふむ。やっと着いたね。なかなか長い旅だったよ」

    「ちゃんと全員無事に着きましたし、何よりです」

    勅使河原「せんせー。館の門の前で記念撮影しませんか?」

    「いいですね」

    千曳「怜子君は死者だから撮影担当で頼むよ。
        どうせ写真には写らないからね」

    「はーい……」ショボーン

    望月(うわあああ泣きそうになってる怜子さんきゃわいい!!)

    桜木「望月君。変な顔してないで並びますよ?」
    349 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:53:14.53 ID:uW2FJO4Ii (+0,+11,-1)
    350 : 以下、名無しにか - 2012/06/04(月) 21:59:00.71 ID:v5ZY6PE50 (+45,+30,-267)
    年月を感じさせるさびた鉄の門。あまり手入れのされてなさそうな
    生い茂った木々。葉っぱの隙間から太陽が差し込み、温かみを感じる。

    「みんなもっと近くによってー。
       カメラの枠内に入りきってないわよ」

    なぜか恒一の近くに女子が殺到し、また沙苗の近くに
    男子が寄りまくるというカオスな写真撮影だった。
    マイペースなのは松井、金木の百合ップルだけである。

    館に入り、部屋に荷物を置く。
    まだ時間があるのでさっそく神社参りを始める。

    怜子にとって二度目の訪問だった。
    彼女もかつては三年三組の一員だったからだ。

    千曳「ナレーションはともかくとして、怜子君は死者なんだが。
       お参りして意味あるのかね?」

    「今さらそんなこと言わないでくださいよ。
       今日の千曳さんは毒舌です」
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