元スレ怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 :
何で死者であることみんな知ってるんだ?
102 = 13 :
怜子「細かいツッコミはどうでもいいの!!」
恒一「す……すみません」
怜子「今まで聞いてなかったけど、
恒一君は私のことどう思ってるの?」
恒一(うっ……授業中に聞いてこないでよ。みんな見てるよ)
赤沢「」ジー
鳴「」ジー
綾野「」ジー
小椋「」ジー
ものすごく気まずい雰囲気だ。
クラス中の監視の中、恒一はこう答えた。>>106
(無難な回答で頼む。細かい展開は俺に任せろ)
105 :
正直、愛してる
106 = 1 :
僕が小さい頃に亡くなった母の面影を残した、大事な叔母です
107 = 26 :
どうしようもないぐらい好きです。
108 :
母親のように思ってたのに
109 = 48 :
僕、赤沢さんと実は付き合ってるんです(嘘)
110 = 69 :
無難を通り過ぎて無難だな
111 = 26 :
112 = 48 :
>>106
おい
113 = 13 :
恒一「聞いてください怜子さん。あなたは……僕にとって特別な存在です。
僕が小さい頃に亡くなった母の面影を残した、大事な叔母です」
怜子「こういちクン……」キュン
恒一「僕がこの町に引っ越してきて不安なとき、いつもそばで励ましてくれました。
怜子さんの存在は、僕の中でどんどん大きくなってきました。
今ではかけがえのない存在です」
怜子「うん」
恒一「だから今日、みんなの見てる前で言おうと思います」
怜子(ま……まさか告白!? きゃー結婚フラグ立ったわ)
恒一「実は僕、赤沢さんと付き合ってるんです」(嘘だけどね)
怜子「」
赤沢「なっ///」
114 = 69 :
>>109まで採用とか
115 :
こんな安価初めて見たわ
116 = 13 :
怜子「あの……恒一君? 今なんて言ったのかな?」
恒一「怜子さんのことは母親のように思ってました。
正直言うと愛してます。どうしようもなく好きです」
怜子「そんなに愛してるならどうして赤沢さんを!?」
恒一「うーんそうだなぁ。美人だからでしょうか?」
赤沢(恒一君に褒められちゃった///)
小椋「」
有田「」
綾野「」
恒一(あれ? 殺伐とした雰囲気をどうにかしようと
渾身のギャグを言ったのに。何この雰囲気?
どうしようかな)
117 = 101 :
まさかの赤沢さん
118 = 26 :
全部取り入れたのか
119 = 13 :
杉浦「だってさ泉美。よかったじゃない。
愛しの彼と両想いに慣れて」
赤沢「ばっ。別にうれしくなんて……///」
杉浦「顔真っ赤にして言っても説得力ないわよ?」
赤沢「……もう!!」
中尾「ちょっと待てよ榊原!!」
恒一「中尾君か。どうかしたのかな?」
中尾「嫌に冷静だな。まあいい。てめー三神先生と結婚する
んじゃなかったのか。散々愛してるとか言っておいて
赤沢に不倫するとかおかしいと思わないのか!?」
恒一「中尾君はジョークのセンスがないね。
いつから僕が本音でしゃべってるって錯覚してたの?」
中尾「な……んだと?」ガクゼン
121 = 13 :
あきらかなポーカーフェイス。
こういう心理戦はためらった方の負けだ。
水野「榊原恒一!! 次は俺が質問するぞ」
恒一「どうぞどうぞ」ニコ
水野「その顔なんかすげーむかつくぞ。ええいとにかく!!
言ってることが嘘かどうかなんてどうでもいい!!
おまえは本当に三神先生に興味がないのか?」バン
恒一「沙苗さんなら好きです」
風見「なんということでしょう。被告は質問に答えてません」
多々良「榊原君。水野君の質問にきちんと答えてください」
恒一「これって裁判ごっこかな?
もうすぐ授業終了の鐘がなりそうだよ?」
望月「逃げないでよ榊原君!! 質問に答えて!!」
122 :
風見www
123 = 69 :
誰も死んでないのか
124 = 13 :
恒一「もう復活したのか。君。廊下で説教されてたよね?」
鳴「どうでもいいことで話そらさないで」
綾野「こういっちゃん。先生のことが好きなんて嘘だよね?」
小椋「どうして嘘ついたりしたのよ?
本当は泉美のことはなんとも思ってないでしょ?」
赤沢「恒一君。私たち、両想いってことでいいのかしら?」
キーンコーン カーンコーン(五時限目終了の鐘)
恒一「さて、あとは教室に帰るだけだね。
今日もお疲れ様でしたー」
中尾「先生!! 授業の延長を求めます」
怜子「許可しましょう。榊原君が白状するまで無期限延長です。
最悪の場合は泊まり込みにしましょう」
恒一(やべー。殺される)
125 = 26 :
>>1の恒一のキャラと丸っきり変わってるな
126 = 13 :
風見「みんな、全出入り口を封鎖しろ!!
窓にはカーテンを敷いて外部から見えないようにするんだ!!」
桜木「尋問しやすいように椅子と机を並び替えてください!!
位置はこの紙に書いた通りです!!」
男女のクラス委員の指示のもと、着々と尋問会の準備が進められる。
中尾や猿田などは銃殺用のライフルを磨いていた。
有罪となった場合に使うのだ。
恒一「やあ桜木さん。生きてたんだね」
桜木「? 私はいたって健康ですよ?
よく落ち着いていられますね」
高林「榊原君の恋愛はまったくフェアじゃないね」
恒一「君もか。思ったんだけど、これ尋問会じゃなくて裁判だよね」
勅使河原「あのさーサカキ。友人として忠告なんだが、
逃げたほうがいいと思うぞ」
127 = 69 :
てっしー今更の忠告
128 = 13 :
佐藤「ふぇぇ。皆の目つきが怖いですぅ。
本当に今のうちに帰った方がいいですよ」
恒一「気を使ってくれてるのかい? ありがとう。
優しいんだね佐藤さんは」ナデナデ
佐藤「あっ……そんな///」
多々良(いいなぁ。私も撫でてほしいな)
勅使河原「そんなことしてる場合かよサカキ。
俺はおまえのこと気に入ってる。今回の事件だって
巻き込まれただけなんだろ? なんとかして逃げ出す
口実を作ってやるから、今のうちに脱出しろって」
恒一「それなら大丈夫だよ。あの二人に頼むから」
勅使河原「あの二人だと? その余裕そうな顔は何か企んでやがるな?」
ケータイを取り出す恒一。電話帳には松井亜紀と金木杏子の名が。
129 :
恒一が変態の人?
130 = 13 :
どっちにかけてもよかったが、松井亜紀の番号をプッシュ。
松井「んあー。だれぇ?」
恒一「僕だけど、今美術室に閉じ込められて困ってるんだ。
級友のよしみで助けてくれないかな?
報酬はなんでも支払うから」
松井「ふぅん。本当に困ってるみたいね?
どーしよっかなぁ」
恒一「実は僕、君のことも悪くないなって思ってたんだ。
むしろ結構気になってる。もし無事に出してくれたら、
ちゃんとした言葉で僕の意志を伝えたいと思う」
松井「な……/// 何言ってるのよぉ。私には杏子がいるのに」
松井(榊原君の声かっこいい///)
恒一「駄目かな?」
松井「わかったわぁ。なんとかやってみるね」
131 = 13 :
秘密の電話を終えてから五分後、ついに尋問会が開催される。
風見「被告は席に座ってください」
多々良「それでは裁判を始めます」
恒一「言った!! 今裁判って言った!!
全然尋問会じゃないじゃん!!」
風見「被告は余計な発言は控えてください」
恒一(くそっ。堅苦しいのは苦手だよ。
でもそのうち助けが来るから大丈夫だな)
多々良「榊原被告は三神先生を妊娠させ、あまつさえ
対策係の赤沢さんにまで触手を伸ばそうとした悪人として
クラスメイト26名に起訴されました」
恒一「三神先生に関してはむしろ僕の方が被害者なんだけど!!」
風見「被告。二度も同じことを言わせないでください。
現在あなたに発言権はありません」
134 = 13 :
恒一「聞いてなかったじゃないよ!!
しかも弁護人の意見の時だけかよ!!」
風見「ん? 気のせいじゃないか?
最近寝不足でね。歩きながら寝てしまうほどなんだ」
多々良「被告。御託はいい加減にしてください。
被告は三神先生に迫られたと主張してますが、
なにか具体的な証拠はありますか?」
恒一「ないよ!! あったらとっくに提出してるよ!!」
風見「実の叔母と性交するのは尋常ではないと思うんですが、
近親相姦についてどう思いますか?」
恒一「相手がどんだけ美人だろうと駄目に決まってるでしょ!!
沙苗さんならおーけーだけどね」
水野「おい。あいつを殴らせろ」ガタッ
多々良「傍聴席側の人はいきり立たないでください」
135 = 13 :
多々良「被害者にも質問してみましょう」
怜子「はい。何でも聞いてください」
多々良「あなたは被告とは逆に強姦されたと主張してますが、
当時の状況を説明して下さい。口頭でも構いまっせん」
怜子「はい。ある日酒に酔った私を発情した甥が押し倒し、
怜子さん、もう我慢できないんだ、などと言って強引に
関係を迫れました。長時間にわたる接吻の跡、衣服を
脱ぎ捨てた二人は、時がたつのも忘れて何度も交わりました」
恒一「よくもまあ嘘八百を並べられますね。
あと風見裁判官。前かがみになるのは止めてください」
風見「う、うるさい!!」
多々良「風見裁判官。最低ですね」
風見「だからうるさいよ!! それより裁判の続きだ!!」
136 :
風見www
137 = 13 :
恒一「でも茶番はもう終わりだよね?」
多々良「いきなり何を言ってるんですか?」
風見「御託はもうたくさんだって言ったでしょう。
これ以上フリーダムな発言を繰り返すようだったら……」
ゴゴゴゴゴゴゴ ゴガオゴアゴアゴアオゴアゴアオオア
恒一「来たようだね」
多々良「きゃあああ!?」
江藤「何が起きてるのおおお!!」
風見「うおおおお!! 壁におっきな穴が開いてくぞ!」
教室全体を包む大きな揺れ。そして窓際の壁にできた穴。
松井「やっほー。助けに来たよぉ☆」
138 = 99 :
松井ェ
139 :
はよ終われ
140 = 13 :
よく整備された装甲車に乗った松井は、
ピースしながらウインクした(操縦席・金木)
恒一(あれ? レズのくせになんでこんなにかわいいの?)
風見「ぐおおおおお!! 緊急事態だああああ!!」
多々良「まさか軍事兵器を持ってくるなんて……。
あと風見君はまだ勃起してます」
風見「こんな時にばらすな!!」
桜木「みんな落ち着いて!!
武器を持ってる人は装甲車に向けて一斉射撃!!」
パン パン パン なんとも情けない射撃音。
中尾「なあ桜木。すまん」
猿田「これ、おもちゃのピストルだぞな。エアガンだった」
桜木「バカあああああああああああ!!」
141 = 13 :
恒一 IN 装甲車
ブロロロロ
恒一「やったああ!! なんとか逃げ切ったぞ」
松井「よかったねぇ榊原君」
金木「やたら揺れるから操縦士にしにくいわね」
しかし、物事はそう都合よく進まない。
教師「そこの車。止まりなさい」
金木「はい?」
教師「君、三組の生徒だよね? 無免許運転はだめだよ。
ちょっと指導室まで来ようか。車も没収するからね。
指導が終わったら返してあげるから」
こうして金木だけ連行され、装甲車は取り上げられてしまった。
143 :
いろいろとおかしい
144 = 26 :
145 = 13 :
校庭の真ん中で、二人でたたずんでいた。
まるでサハラ砂漠の途中で水が尽きたような気分だった。
松井「装甲車、いなくなっちゃったね」
恒一「そうだね。美術室からクラスメイト達が走ってくるのが
見えるよ。捕まったら終わりだ」
松井「どうするの?」
恒一「逃げるしかないだろうね。学校でサバイバルってのも悪くない。
それに君と一緒にタッグを組むなんて面白そうじゃないか」
松井「えー、やっぱり私も逃げないとダメかなぁ?」
恒一「当然でしょ。僕を逃がした共犯なんだから。
君も裁判にかけられて酷い目にあわされるよ」
松井「はぁ、めんどいけど逃げよっか?」
146 :
肉ら木ゆかりちゃんの出番は?
147 = 13 :
気が付いたら同じ速さで走っていた。
ロクに話したこともない他人だったのに、
なぜか距離が近く感じてしまう。
松井「はぁ……はぁ……疲れたぁ……」
恒一「松井さん体力ないんだね。大丈夫かい?」
松井「私って床運動専門だからねぇ。走るのはダメなのぉ」
恒一(ゆ……床運動専門……)
松井「急に前かがみになったね?」
恒一「こ……こうすると早く走れるんだ。
いつものパターンだと、そろそろ敵が現れると思う」
小椋「よく分かってるじゃない。抵抗するんじゃないわよ」
恒一「いきなり強敵に会っちゃったな。
小椋さん。どうか僕たちを許してくれないか?」
148 :
小椋「それは無理な相談ってやつね。
あんたに聞きたいことが山ほどあんのよ」
恒一「質問攻めはもう疲れたよ。今回の裁判で
見崎の気持ちがよく分かった」
松井「なんのこと?」
小椋「どうでもいいわ。繰り返すけど抵抗しないでね。
私を怒らせたら何するか分からないわよ?」
黄昏を浴びてアイスピックの先端がギラリと光る。
あんなもので刺されたらたまったもんじゃない。
松井「ひぃぃ。あれ怖いよぉ」ダキッ
恒一「大丈夫だよ松井さん。僕がついてる」
小椋(なによ。またそうやって別の女の子と仲良くして……)イライラ
恒一「んん? 小椋さんはなんで怖い顔してるの?」
149 = 148 :
小椋「あんたが鈍感なのがいけないのよ!!」
恒一「って言われてもよく分かんないな」
松井「なーるほど。そーゆーことかぁ。
たしかに榊原君は女泣かせだね」
恒一「……?」
小椋「むしゃくしゃしてきたわ。まずはその女を
倒すわね。尋問はそのあとでいいわ」
小刻みのステップで接近する小椋。ここは人気のない体育館裏。
倒されたらそうは発見されないだろう。
松井「助けてええ!!」
小椋「うふふ。ここならだれの助けも来ないわよ!?」
恒一「小椋さんって付き合ってる人とかいる?」
小椋「な……!?」
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