元スレ怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」
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401 = 388 :
唇の間から押し入ってくる舌。
唾液が流れ込む。舌と舌が遊んでみたいに
絡み合い、音を立てる。
この距離だと多々良の髪の匂いもした。
恒一はふと手を伸ばし、長い髪を撫でた。
体の芯から熱くなり、力がみなぎってきた。
多々良「あっ……」
気が付いたら彼女の上着を脱がし、ブラ越しに
乳房をつかんでいた。揉むというより乱暴に
あつかっただけだ。
それでも多々良が色っぽい声を発したのは、
恒一が触ったからだった。
恒一「かわいいよ多々良さん?」
自分の口からとんでもないセリフが出てきたことに
内心で驚愕していた。
402 = 388 :
マジで疲れた 休憩させろ
403 = 397 :
こんないい所で…
ちゃんと書き切れよ?
405 = 387 :
完結だけはしてくれ
406 = 388 :
止まれないなら進むしかない。
時計の針と同じことだった。
恒一「もっと多々良さんを見せてよ?」
多々良「きゃ……」
ベッドに押し倒し、スカートもブラもショーツも全て
脱がしてしまう。無我夢中でやったことだった。
ソックスを脱がしてるときに多々良が赤面してることに気づく。
あの凛としてた彼女が弱気になってる。
榊原製鉄所は生産能力を最大まで高めた。
恒一「多々良さんっ!!」
多々良「んん!! んぷっ……」
キスし、胸を触り、身体をまさぐる。肉付きのいい身体。
どの部分を触っても丸っこくて女らしかった。
407 :
まだやってたのか
がんばれ
408 = 388 :
恒一「いいよ多々良さん。すごくいいよ」
多々良「あっ……あんっ……」
濡れ始めた秘所に指を入れてかき回した。
どんどん濡れてきて恒一の指を汚していく。
もう我慢する必要はない。最後までやってしまえ。
脳の命令はさっきとは真逆だった。
恒一「挿入するから。痛かったら言ってね?」
あいにく恒一の方は初めてじゃないから勝手は知っていた。
仰向けの彼女の股を開かせ、いきり立ったモノを入れてしまう。
多々良「ああっ……ああっ……んああっ……」
恒一「はぁっ……はぁっ……はぁっ」
吐息がリズムを刻むように交じり合う。
409 = 387 :
ここまで来たら乱入は無いか…
411 = 388 :
恒一にふいに襲ってきた猛烈な射精感。
まだ早いと感じたので我慢する。
長い髪を振り乱しながら喘ぐ多々良。
人形のようだと恒一は思った。
作り物のように整っていた黒髪は、
ベッドシーツの上でばらけてる。
多々良「あああんっ……!!」
腰が少し浮く。大きく空いた口からは吐息を吐き続ける。
性の快楽からくる吐息だ。甘くて切ない声だった。
空気中に現れたと思えば一瞬で消えてしまう。
放出されてから減退の仕方が美しい。はかない美しさだ。
情熱に身を任せて二人は行為を続けた。
時間なんてどうでもよかった。誰かに見られても
かまわなかった。身体が繋がってないと、
心まで繋がってないようで嫌だった。
412 = 388 :
恒一が朝目覚めた場所は多々良の部屋だった。
まさか初日から他人のベッドで寝るとは予想外だった。
もちろん昨日のことは記憶にある。件の多々良は
恒一の横で静かな寝息を立てている。
まさしく精巧な日本人形がそこにいた。
ある意味造形の極みともいえる。
寝顔なのに整った顔のパーツは少しも崩れてないからだ。
恒一(ここは見崎と多々良さんの部屋だぞ。
見崎はいないのか?)
きょろきょろ見渡しても見崎の姿はない。
気配すらない。おそらく別の人の部屋で
泊まったのだろうと想像がついた。
恒一(もうすぐ七時か。朝ごはんの時間だな。
まずは多々良さんを起こしてあげよう)
413 :
まだやってたのかこれ
414 = 388 :
恒一「多々良さん。朝だよ多々良さん。もう起きて」
多々良「うぅん? あさぁ?」
生真面目な彼女にしては間の抜けた声だった。
上半身を起こしたかと思うと口を開けてあくびをし、
両手で伸びをする。
まるっきり自宅のノリだった。旅行初日だとこういう人は
めずらしくない。合宿所で泊まったことを忘れてるのだ。
恒一「おはよ。すごい寝ぼけてるね?」
多々良「へええ!? さかきばらクン!?」
恒一「うん。僕だよ。そして僕らは合宿に来てるんだよ」
多々良「~~~!?」
恥ずかしさのため意味不明な叫びをあげ、
恒一を追い出してしまう。外は女子の部屋が並ぶ廊下だ。
恒一は忍び足で自分の部屋へと帰った。
415 = 388 :
望月「昨日はどこへ行ってたんだい? この不良学生が」
ルームメイトから嫌味を言われるが風のように流した。
最低限の身支度を済ませ、食堂へと向かう。
まだ昨日のことで頭が混乱してるが、もうどうでもよかった。
とにかく空腹だった。食堂はほとんど人がいなくて快適だった。
朝の空気特有の冷たさと静けさが心地いい。
自分の席に座って待ってると、次々にクラスメイトが
やってくる。皆寝ぼけてるのか、ボーっとしてる人が多かった。
勅使河原「おうサカキ。今日はいつも以上にしけた面だな」
恒一「おはよ。昨日は本当に疲れた。
昨日だけで一週間分の体力を使っちゃったよ」
敦志「ずっと髪の長い女に追いかけられてたもんな。
もてる男は大変だねえ」
望月「あーあ。ずっと待ってたのに怜子さん来なかったし」
416 = 388 :
合宿は二泊三日だった。
二日目の日程は山登り。三組の腐った精神を叩きなおすための
強行軍だ。田舎の山なのでかなり険しい道のりだが、
クズたちにはちょうどいいと怜子が判断したのだ。
怜子「さあ、みなさん。朝の食事の時間がやってきました
山登りに備えてしっかり食べましょう」
江藤「あのー、みんな食べながらでいいので聞いてくれますか?」
怜子「なんですか江藤さん。重要な連絡事項ですか?」
江藤「というより事件ですね。
昨夜見崎さんが榊原君に泣かされたそうです」
赤沢「えっ!?」
杉浦「なんですって!?」
418 = 387 :
419 = 388 :
江藤「昨夜見崎さんは私の部屋に泊まったんです。
自分の部屋を追い出されてしまいましたから」
怜子「ちょ……いきなり何を言いだすのよあなたは」
江藤「でも事実なんですよ。そうですよね見崎さん?」
鳴「はい……。でも榊原君は悪くないんです。
私が彼を怒らせたのがいけないんです」
望月「ちょっと待って。なんだよそれ!?
見崎さんが一番怒っていいんじゃないの!?
なんで榊原君をかばってるのさ!!」
鳴「だって私の責任だから……」
水野「うおおおおい!! もう完全に目が覚めちまったぞ!!
榊原に問い詰めたいことがたくさんあるぞ!!
朝からまた会議が始まるのかよ!!」
風見「三組とは議会のようなクラスだよ。
今の時点で疑問に思ったことが百三十二項目ほどある」
420 = 388 :
恒一(また僕の責任追及のための会議かよ。
あいつらの怒鳴り声なんてやかましいだけだ。
今のうちにパン食べておこう)
朝食もばっちり洋食だった。我関せずと言った顔で
マーガリンを塗ったパンを頬張り、スープに口をつける恒一。
敦志「話題の渦中にいながらその冷静な態度。
一流の男はやはり違うね。由美に選ばれた理由が分かるぜ」
勅使河原「お兄さん、それはたぶん違うかと。
こいつはマイペースを世界一極めた男なんすよ」
猿田「ぞなぞな質問ターーイム!!
榊原恒一よ!! どうして見崎を泣かしたのじゃ!?」
恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」
鳴「私が多々良さんと相部屋だって黙ってたから怒られたの」
中尾「んああ? まだ話が見えないぞ!? なぜに多々良が関係する?」
421 :
>>恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」
榊原△
422 = 397 :
さるったか?
424 = 397 :
ほ
425 :
しえん
428 = 388 :
風見「落ち着け中村!! 榊原君は昨夜、多々良さんの執拗な
ストーカープレイに耐えきれず、逃走を繰り返していたんだよ!!
目撃者は多いはずだ!!」
千曳「そういえば私も見たね。あれジョギングじゃなかったのか」
松井・金木「私たちの部屋にも押しかけてきたわねぇ」
中尾「風見てめえ!! おれの名前は中村じゃねえぞ!!」
風見「レズカポーの話も総合して大まかな推測はできたぞ!!
榊原君は隠れる場所を探しに女子の部屋を回った!!
そしてたまたま見崎さんの部屋に入ったものの、
しばらくしてから多々良さんとの相部屋ということが
判明し、激怒したわけだな!! 違うか!!」
恒一「どういう推察力してんだよ。全部正解だよ。
変態のくせに無駄に頭いいな。探偵にでもなれよ」イライラ
敦志「良い食いっぷりだ。ぜひ俺のパンも食べてくれ」
429 = 388 :
川堀「見崎が榊原をかばってるのはおかしくねえか!?
そもそも榊原の都合で部屋に押しかけてんだろ?
いきなり現れて怒鳴って帰ってんじゃそりゃひでえだろ!!」
恒一「ところが見崎は快く僕を引き留めてくれたんだよね」
前島「なにぃ!? くわしく説明しろ!!」
恒一「おい見崎」ギロ
鳴「はい。私の個人的な理由で彼を引き留めたかったの。
みんな知ってると思うけど、彼のこと好きだから」
小椋「はーい質問でーす。本当に彼のこと好きなら、
なんで相部屋のこと黙ってたんですか?
遅かれ早かればれることじゃないですか」
鳴「当時はそこまで頭が回りませんでした。
彼が部屋に来てくれてうれしかったんです」
430 = 388 :
恒一「自己弁護させてもらうぞ!! 見崎は僕にミルクティーの
入ったペットボトルを飲ませようとしたが、これが
薬入りだったんだ!! もちろん飲む前に気づいて
白状させたさ!! そしたら泣いてしまったけどね!!」
桜木「にわかには信じがたいですね。榊原君はそう言ってますが、
見崎さんはこの事実を認めますか?」
鳴「はい。事実です。中身は睡眠薬でした」
千曳「なんてことだ。見崎さんも尋常ではないね」
高林「これは甲乙つけがたい事態になってきたよ。
どっちもフェアじゃないじゃないか」
勅使河原「おーい!! ってことはサカキはキレて当然じゃないのか!?」
有田「確かに。睡眠薬を飲まされそうになったら普通は怒りますよね?」
辻井「君たちは重要な点を忘れてるようだな!!
多々良さんのストーキング行為だよ!!
榊原君の見崎さんルーム進入の遠因を作ったのは多々良さんだ!!」
431 :
さっさと赤沢さんルートに入ってハッピーエンドにしろよ
432 = 388 :
風見「まったくその通りだな辻井君!!
そもそも多々良さんと追いかけっこしなければ、
見崎さんの部屋に入ることもなかったわけだ!!」
猿田「じゃあ聞いてみるぞな。
なんで多々良はストーキングしたんじゃ!?」
多々良「彼が私との交際を認めないため、強引に迫りました」
赤沢「なによその理由!? いくら私でもストーカーまでしないわ!!
あんた私たちが合宿に来てること忘れてないでしょうね!?」
佐藤「そういえば昨日の夜、榊原君が三階からダイブしてるのを
目撃しました。散歩の途中のことでした」
望月「はぁああ!? ダイブだって!? まさか飛び降りたの!?」
佐藤「その通りです。スパイダーマン2の主人公を彷彿とさせました」
風見「ちょっと待ってくれ!! この時代じゃまだ放映されてないぞ!!」
433 = 388 :
望月「佐藤さんは未放送の映画を例にして発言したよ!!
彼女の証言には虚偽の疑いがあるぞ」
杉浦「あーでも私も見たわよ? なんかすごい叫び声とともに
榊原が上空から降ってきたわ。あれって三階だったんだ。
んで佐藤さんに膝枕されて介抱されてたわ」
多々良「へーえ。膝枕ですか?」
佐藤「ひぃ」
小椋「修羅場なんて今はどうでもいいわ!!
多々良がストーキングしたのが原因ってことでオーケーね!?」
鳴「違う。私が悪いの。榊原君、私のこと嫌いになったよね?」
恒一「別に好きでも嫌いでもないよ。あー、フルーツおいしーな」
赤沢「あはははは!! 見崎鳴は完全に
恒一君の視界に入ってないみたいね!!」
434 = 388 :
怜子「先生からも質問があります。榊原君はなぜ、
昨夜先生のベッドに忍び込まなかったんですか?」
恒一「さーて、ごちそーさまー」ガタッ
怜子「放置プレイですか。悪くないですね」
綾野(さすがこういっちゃん。自分が悪くないって
分かってるから冷静なんだね)
風見「会議はまだ終わってないぞ!!
なんで見崎さんが部屋を追い出されたんだよ!!
自分の部屋に泊まれないって不自然じゃないか!!」
恒一「うるさいな。僕がその部屋に泊まったからだよ」
風見「」
その他「」
435 = 388 :
五秒後、問答が再開される。
望月「昨夜部屋に帰ってこなかった思ったら
多々良さんたちの部屋にいたのかよ!!
浮気に関してはイタリアの大統領並みじゃないか!!」
多々良「ちゃんと同意の上ですよ?
恋愛は個人の自由ですからいいじゃないですか」
水野「でも見崎を追い出したのは酷いんじゃないのか!?」
見崎「いいの。私の責任だから。榊原君たちを責めないで」
王子「見崎さんは先ほどから執拗に自分を責めています!!
これは加害者による精神操作の線も考えられますが!?」
多々良「根拠がないですね。人を洗脳するために
どれだけ多くの時間とお金と機械が必要だと思います?
少なくとも一夜で行うのは不可能です」
有田「この場合、見崎さんの非は認められても、榊原君は
無実ですよね? 追っ手から逃げてただけですもの」
436 = 388 :
桜木「そうとは言いきれません。気になるのは、
なぜ多々良さんとの交際を認めたのかです」
恒一(別に正式に付き合ってないけどね)
江藤「そのとおりね。見崎を怒鳴ったのはいいとしても
そのあと自分の部屋に帰ればよかったのよ!!
合宿で不純異性交遊してんじゃないわよ!!」
多々良「……? それを言うなら今回の合宿の動機が不純ですね。
よく学校側から許可が降りたものです。配布されたしおりを
見てください。旅の目的は、三組のクズたちの精神の是正と
書かれています。まっとうな教育機関とは考えられません」
江藤「くっ……」
佐藤「それに不純異性交遊の禁止どころか、異性との交遊禁止すら
書かれていませんし、事前に注意も受けてません。なにせ
一昨日突然決まった行事ですし、明らかにいい加減です」
杉浦「そもそも教育者である三神先生が>>1の内容で教え子を
逆レイプしてんでしょ。そんな人が考えた旅行プラン
なのに倫理性を問うってのが間違いよ」
437 = 404 :
しえん
438 = 388 :
桜木「これ以上の話し合いは不毛ですね」
風見「うむ。今回は我々の負けだな」
中尾「なんというむなしさ。しかも名前まで間違われた」
鳴「私は何も得るものがなかった」
赤沢「やったー。恒一君は無罪よ」
由美「へへーん。自分のことみたいに気分がいいわ」
恒一(やっと終わったか。腹が立ったからやけ食いしちゃった。
もう一歩も動けないぞ)
多々良「よかったですね榊原君。
悪党どもの追撃から逃れましたよ?」
恒一「あーそうだね。多々良さんすげー頭いいよね。
ぶっちゃけ君が弁護側にいなかったら負けてたよ。
お腹一杯で動けないから肩貸してくれるかな?」
439 = 388 :
そんなこんなで山登りが始まる。
登山。漢字にすると二文字にすぎないが、これは修行である。
苦行と言い換えてもいい。目的はクズの是正。
はたしてうまくいくのだろうか。
怜子「みなさん、きちんとブーツをはきましたか?
必要な荷物も持ちましたか?
途中ではぐれないように気を付けてくださいね」
千曳「怜子君が先頭で、私が最後尾から歩いてくからね」
沙苗「すっかり出番が減ったけど私も最後尾から行くから。
具合が悪くなった人は言ってね?」
敦志「俺はマイペースに行くぜ。一流の男みたいにな」
生徒たちは自由なペースで歩いていいとのこと。
例えば運動が得意なものは先頭付近で登り、
逆の者は最後尾でまったり行けばいい。
赤沢「それにしてもド田舎ね。夜見北より三倍くらい
田舎じゃない。建物すら見えないってどういうこと?」
440 = 431 :
寝落ちか?
441 :
漢は黙って保守
443 :
追いついてしまった。
保守
444 = 442 :
なんだかんだいって面白いな 後3日は続きそうだw
448 :
外山を思い出した
449 = 425 :
えい
450 = 446 :
しゅ
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