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    元スレマミ「お友達100人できるかな」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 1 :

    さやか「う~ん、初めて戦ったから疲れた~…さ、帰ろっか、まどか」

    まどか「さやかちゃんごめんね、私……」

    さやか「なんでまどかが泣きそうな顔するの!私は自分のために願いを叶えたんだよ
        まどかはさ、無理しなくていいから……ね?」

    まどか「……うん」

    マミ「美樹さん!……これからも、一緒に頑張りましょう!ありがとう!」

    さやか「はい!よろしくお願いします!」


    数分後、工場内

    ほむら「結局、さやかは魔法少女になってしまったのね……迂闊だったわ、もっと注意しておくべきだったのに」

    マミ「ええ……でも、あの様子だと魔女になるとは思えないわ」

    202 = 1 :

    ほむら「初めはみんなそういうものよ……覚悟を決めたのはさやかだけじゃないようね」

    マミ「……流石ほむほむね、私も覚悟を決めないと」

    もし美樹さんが魔女になった時、再び倒す覚悟を

    ほむら「普通に呼んでちょうだい」

    マミ「暁美さんも、いつか真実を言う覚悟はあるのよね?」

    ほむら「……分かってる、近いうちに言うつもりよ……」

    マミ「……さてと、とりあえず警察に連絡しないとね」

    ほむら「あら、志筑仁美がいるわね」

    マミ「誰なの?」

    ほむら「同じクラス、まどかとさやかの友達で、最近は私ともよく話をするわ」

    マミ「そうだったの…ああ、それで鹿目さんがここに……志筑さんってどんな人?」

    ほむら「志筑さん?彼女はクラスの委員長で――」

    ━現在友達12人━

    203 = 1 :

    数日後、帰り道

    マミ「あら、4人も揃ってどうかしたの?」

    まどか「あ、マミさんとさくらさん」

    仁美「えっと、まどかさん、こちらの方はどなたですの?」

    さやか「そっか、仁美は初対面だったね。この人は先輩の巴マミさんと道明寺さくらさん
        ちょっと前にお世話になって、それから友達になったんだ」

    マミ(美樹さん、普通に振る舞ってる様子だけど、やっぱりちょっと無理してるわね……)

    仁美「そうなんですの?初めまして、私志筑仁美と申します」

    マミ「初めまして、志筑さん…このあいだは大丈夫だった?怪我とかしてないかしら?」

    仁美「あら、ご存知ですの?わたくしが大勢の人と倒れていて警察やらで大変だったことを……」

    マミ「えっ?それは、その……ほら、仲のいい暁美さんに聞いたからよ!」

    ほむら「えっ!?…そ、そうなの。ごめんなさい、勝手に話しちゃって……」

    仁美「いいんですのよ、全然気にしておりませんわ」

    ほむら『私に振らないで』

    マミ『ごめんなさい、ついうっかり……』

    204 = 1 :

    さくら「トコロデ、何事なのデスカ?」

    まどか「そうなんですよ!猫ちゃんが!」

    マミ「猫ちゃん?」

    「にゃー」

    マミ「黒猫…可愛いわね。あ、でも怪我してるの?」

    まどか「そうなんです!こんなところで怪我してて可哀相で……」

    ほむら「おまけに誰かに捨てられてたみたいで」

    さやか「どうにかなんないかなー、ってみんなで話してたんです」

    マミ「そうだったの…どれどれ――痛ッ!」

    さくら「コレハ綺麗に引っ掻かれマシタネ」

    仁美「あら大変!すぐに絆創膏を用意しますわ」

    205 = 193 :

    このスピードだとさるくらわないか?

    206 = 153 :

    まみまみ

    207 = 138 :

    学名:グリーンムギとも友達になるのか

    208 = 1 :

    さやか「ありゃー、マミさん嫌われちゃってますねー」

    仁美「さやかさん、からかっては駄目ですわよ」

    まどか「私達にはおとなしかったのにね」

    ほむら「……可哀相」ボソリ

    仁美「ほむらさんも!」

    ほむら「おいで猫ちゃん…ふふ、可愛いわね」

    さやか「おっと、これはなかなかレアな絵が取れましたな~」

    仁美「ほむらさんが笑ったところ初めて見ましたわ……」

    ほむら「なっ…///別に、そんなことは……」

    まどか「ほむらちゃんも猫好きなんだね!次私にも抱かせて~……あは、くすぐったいよー」

    さくら「私にも抱かせてクダサイ!…オオ!コレは何とも言えぬ手触り」サラサラ

    さくら「伏せとかお手とかシマスかね?」サッ

    マミ「そんな犬じゃあるまいし……って、めちゃくちゃやってるし!」

    209 = 153 :

    ほむほむ

    210 = 1 :

    まどか「さくらさんすごーい!猫あやすのうまいんですね!」

    さやか「それにしても、ほんとどうする?怪我は(魔法で)何とかなるからともかく、捨てられたまんまっていうのもねー」

    仁美「私にも抱かせてください…とりあえず、しばらく怪我が治るまでみんなで様子を見に来てあげませんか?」

    仁美「それとビラを配って飼い主を募集してはどうでしょう?」

    まどか「うん、いいねそれ!私明日までにビラいっぱい作ってくるね」

    さやか「仁美、あんた習い事とかあるのに大丈夫なの?」

    仁美「少々ならお休みしても問題ありませんわ……今は猫ちゃんが心配です」

    マミ「志筑さん優しいのね。私にも抱かせて――」

    「シャー!」

    マミ「きゃっ…やっぱり、私には懐いてくれないのね?」

    さくら「トコトン嫌われてイマスネ」

    マミ(猫ちゃんはともかく、志筑さんとはなんとなく気が合いそうだし、お友達になれそうね……)

    マミ「志筑さんに…セット!」カチッ

    211 = 1 :

    マミ「……あら?親愛度が1割ちょっとしかない…っていうか、私からの親愛度も全然ないじゃない……」

    仁美「どうかなさいました?」

    マミ「いえ、別になんでもないの!」

    マミ(まあ、いきなり心を開いてくれるわけでもないし、これから仲良くなっていけばいいわよね……)

    翌日

    まどか「ビラ作ってきたよー」

    ほむら「私も手伝ったの」

    さやか「おっ、写真と絵があるのか…まどかの絵は相変わらず可愛らしいなー
        っていうかほむらの絵、激ウマじゃん!殆ど実写だよ!」

    仁美「とりあえず、これを貼っていきますか?」

    マミ「そうね、二手に分かれて貼りましょうか
       私とさくらちゃんと志筑さん、鹿目さん美樹さん暁美さんでいいかしら?」

    ほむら「えっ?」

    マミ「さあ!さっそく配りに行きましょう!志筑さん、さくらちゃん、行くわよ!!」

    仁美「え、ええ……」

    212 = 172 :

    おや…?

    213 = 138 :

    この調子で原作5巻分をなぞるとしたらこのスレだけじゃ足りないのではないか

    214 = 1 :

    さくら「マミさん、コノ時代ならばモット効率的に募集する方法がアッタのデハないデスカ?」

    マミ「そうとも限らないわよ?いつの時代でも、こういうのって効果あると思うわ」

    マミ「確かにネットとか便利だとは思うけどね」

    この時代、私はまだパソコンを持っていなかったのだった

    仁美「巴先輩、猫ちゃんにあまり懐かれていなかった様子でしたのに……優しいんですのね」

    マミ「そ、そんなことないわよ…志筑さんこそ、習い事休んでまでこんなことしてくれるなんて、素敵だと思うわ」

    仁美「……本音を申しますと、皆さんと遊ぶ時間があまりとれませんので、
       たまにはゆっくり皆さんと一緒にいてみたいと思いまして
       勿論、猫ちゃんも心配ですけど」

    マミ(そうだったの……悪いことしちゃったかしら……)

    215 = 1 :

    マミ「ねえ、今度うちにケーキを食べにこない?」

    仁美「ケーキ、ですか?」

    マミ「そうなの!最近皆も来てくれるし、志筑さんにもぜひ来てほしいわ!お茶も用意して待ってるから…ね?」

    仁美「いいですね!わたくし、お茶菓子結構好きなんですの」

    マミ「そうなの?じゃあ、駅前のあれとか――」

    仁美「勿論好きですわ!他にも『U&me』の――」


    マミ「……終わったわ~、今日はここまでね」

    仁美「はい。それではみなさんと合流しましょうか、巴先輩」

    マミ「ふふっ、皆みたいに気軽に呼んでくれて構わないわよ?」

    仁美「そうですか?それではお言葉に甘えて……行きましょうか、マミさん」

    216 = 153 :

    まみまみ

    217 = 1 :

    マミ(結構話もあったし、仲良くなれた気がするわ……って、あら?親愛度が全然変化してないじゃない!私の親愛度まで増えてないなんて……)

    まどか「三人ともお帰り~」

    仁美「そちらも終わりですのね」

    まどか「早く飼い主が見つかるといいね、エイミー」ナデナデ

    さやか「エイミー?」

    まどか「あっ!いや、これは、その、私が勝手に呼んでただけだから…///」

    ほむら「私はいいと思うわ」

    マミ「エイミー、いい名前ね」ソッ

    エイミー「シャー!」

    マミ「きゃっ!でもやっぱり、私には懐いてくれないのね……」

    まどか「マミさんには相変わらずなんだね」

    マミ(相変わらず、か…………あ!もしかして……)

    218 = 138 :

    しえんぬ

    219 = 1 :

    その日の夜、委員長とのジョギングの後

    マミ(シャルちゃんのこともあるし、ひょっとして猫ちゃんに…エイミーにセットしちゃったのかも)

    マミ「あら、ソウルジェムが反応してる……こっちの方向って、エイミーがいたところに近いわね……」

    予想通り、エイミーのいる場所には魔女がいた

    vs犬の魔女

    エイミー「フシャー!」

    マミ「近いどころかど真ん中じゃない!大変、エイミーを助けなきゃ!」

    エイミー「にゃぁ…」

    エイミーは少し怯えているような表情でこちらを見ていた

    マミ「もう大丈夫よ、今からこの魔女を退治してあげるからね!」

    エイミーを抱きかかえて庇いつつ魔女との戦闘を繰り広げ、何とか怪我をさせることもなく勝利することができた

    220 = 1 :

    マミ「はぁ~、危なかったわ……大丈夫?怪我はない?エイミー」

    エイミー「にゃー」ペロペロ

    マミ「ふふ、くすぐったいわよエイミー……」

    そういえば今までの警戒心もなく、エイミーはすんなり私に抱っこされていた

    マミ「よしよし……飼い主、見つかるといいわね」ナデナデー

    ピカッ

    マミ「あっ」

    エイミー「にゃぁ」

    マミ「ありがとう、エイミー……うちがマンションじゃなかったらよかったんだけどね……」

    マミ「あ、でもシャルちゃんがいるからどっちにしても無理かしら……」

    221 = 138 :

    マミさんペロペロ

    222 = 1 :

    翌日

    マミ「飼い主が見つかったの!?」

    まどか「見つかったというか、その……」

    さやか「まどかが親に話したらエイミーを飼うこと許してくれたんですって。あたしらの昨日の努力はなんだったんだか~」

    まどか「ごめんなさい、手間かけさせちゃって」

    仁美「まあ、本当によかったですわ」

    マミ「そうね、鹿目さんなら安心だわ……そうだ、志筑さんに…セット」カチッ カッ

    仁美「?なんですの?」

    マミ「良かった…もう友達になれてたのね……志筑さん、今度皆でうちに来てね?約束よ」

    仁美「はい!ぜひ行かせていただきます」

    ━現在友達14人━

    223 = 1 :

    次の土曜日のお昼、私と暁美さんはパトロールに出掛け、魔女を退治した
    私達はそこである物と、泣いている女の子を見つけた

    vs影の魔女

    マミ「もう大丈夫、危なくないわよ」

    の子「ふぇぇ…グスン…ほんとぅ?おねーちゃんがやっつけてくれたの?」

    マミ「お友達のみんなには内緒よ」クスッ

    の子「おねーちゃんすごーい!プリッキャーみたーい!かっこいー!」ピカッ

    の子「おねーちゃんばいばーい!!」フリフリ

    マミ「ばいばーい……ふぅ、なんとか友達になれて良かったわ」

    ほむら「流石未来の先生ね、子供の扱いはお手の物と言ったところかしら……それより、気になることが」

    マミ「分かってるわ……あの死体、魔法少女のものみたいだけど、魔女にやられた傷じゃなかったわね?」

    QB「そのことでマミに話があるんだ」

    ほむら「QB…!」スッ

    マミ「ストップよほむほむ」

    ほむら「その名前で呼ばないで」

    マミ「なんなのQB、どういうこと?」

    224 = 153 :

    ほむ?

    225 :

    マミほむ

    226 = 1 :

    QB「最近、ここらで魔法少女殺しが発生しているみたいでね。どうも犯人は魔法少女のようなんだ……
      だから、マミには気をつけてもらいたいと思ってね」

    QB「犯人の特徴は『黒い魔法少女』であるということ以外は不明だよ。じゃ、このままだと撃たれそうだから、僕はこの辺で失敬するよ」ヒョイッ

    マミ「忠告ありがとう…殺しだなんて……物騒ね」

    ほむら「魔法少女殺し……どこかで聞いたことがあるわね」

    マミ「そうなの?」

    ほむら「どこかのループでも同じことが起こっていたはずなの……ただ、頻繁に起こることじゃないから
        資料が残っていないか帰って探してみるわ…」

    ほむら「マミさんも手伝ってくれるかしら?」

    マミ「あ、ごめんなさい、私これから鹿目さんの家にお呼ばれしてて……」

    ほむら「あらそうなの?なら仕方が………………」

    ほむら「はい?」

    マミ「じゃあ、私そろそろ行かないといけないから、さっきのことお願――」

    ほむら「ちょっと待って」ガシッ

    227 = 1 :

    ほむら「どういうことなの?どうしてあなたがまどかの家に呼ばれているの?私でさえまだ呼ばれたことないのに!」ユサユサ

    マミ「おお落ち着いてほむほむぅう!!」

    ほむら「その名前で呼ばないで!」

    マミ「……どうしてって、何か相談したいことがあるって言われて」

    ほむら「くっ……ずるいわ、あなたばっかり……」

    マミ(本気で残念そう……)

    ほむら「分かったわ、さっきのことは調べておくから……あなた達がイチャイチャしている間にね」

    マミ「いや、別にイチャイチャするわけじゃないから」

    ほむら「もういいわよ!」ダッ

    マミ「……ま、行きましょうか」

    鹿目さんの家に着くと、庭先で父親に挨拶され鹿目さんが出てきた
    部屋に案内され、持ってきてくれたお茶で一息つく

    まどか「ごめんなさい、大したおもてなしもできないんですけど……」

    マミ「いいのよ、気にしないで……それで、相談っていうのは?」

    まどか「その、さやかちゃんとほむらちゃんのこと、なんですけど……」

    228 = 153 :

    ほむ

    229 = 1 :

    鹿目さんの話は大体予想通りだった
    魔法少女になった美樹さん、そして遂に全てを話してくれたらしい暁美さんを手伝いたいというものだ

    それらを踏まえた上で、自分にも何かできることはないかという

    まどか「私は皆みたいに叶えたい願いがあるわけでもなくって、魔法少女にもなるなって言われて、どうすればいいのかなって……」

    マミ「鹿目さん…無理に魔法少女になる必要はないのよ?むしろならない方がいいって、何度も言ってるでしょう?」

    まどか「そうなんですけど……」

    マミ「願い事の引き換えに失うものは計り知れないわ……暁美さんも何度も言ってるんでしょう?」

    まどか「でも、マミさんもほむらちゃんも、さやかちゃんまで命がけで頑張ってるのに、私だけ見てるだけしかできないなんて……
        特にほむらちゃんは、何度も私のために繰り返してくれてるのに……」

    周りはみんな魔法少女で、いつ死ぬか分からない戦いに身を投じている
    ますます仲間外れなのは鹿目さんだけ……

    その中で見ていることしかできないのが辛いのかもしれない

    マミ「……鹿目さんにも、私のことは話しておいた方がいいかしらね」

    231 = 1 :

    まどか「あっ……そういえばほむらちゃんもさやかちゃんも教えてくれなくて…話して、もらえるんですか?」

    マミ「……実は――」

    バターーン

    タツヤ「ねーちゃん、あーそーぼー!」

    まどか「たっくん!駄目でしょ、勝手に入ってきちゃ!お姉ちゃんたちは、これから大事なお話をするの」

    タツヤ「やーだやだー!ねーちゃと遊ぶのー!こっちのねーちゃとも遊びたいー!」バタバタ

    まどか「ごめんなさいマミさん、パパと遊んでもらうように行って来ますから」

    マミ「いいじゃない、せっかくだから三人で遊びましょ!」

    まどか「えっ?」

    タツヤ「やったー!なにするー?なにして遊ぶー!?」

    まどか「でも……」

    マミ「まだ時間あるんだもの…焦らなくても、必ず話してあげるわ……それに、私子供は好きよ?遊んであげるのも得意なんだから!」

    まどか「…そうですか?……じゃあたっくん!マミさんと一緒に遊ぼっか!」

    232 = 1 :

    タツヤ「マミ?このねーちゃマミなの?」

    まどか「こらたっくん、呼び捨てにしないの!」

    マミ「いいのよ鹿目さん。たっくん?おねーさんのことはマミって呼んでいいわよー?」

    タツヤ「マミマミ!じゃあねー…みんなでアクアごっこやろー!」

    マミ「アクアごっこ?」

    まどか「たっくんが嵌まってる特撮ヒーロー、『仮面ダイバー・アクア』のことですよ」

    まどか「えぇっと…なんでも、海を無くしてしまおうとする怪人『首領・グラー』と戦う使命を負った戦士だとか…そんな感じみたいです」

    マミ「ああ、あれね!そういえばシリーズも長いし、『ダウン』とかやってたわね」

    タツヤ「だうん?そんなのいないよ!なに言ってんのマミ?」

    マミ「あら?そ、そうだったかしら?……じゃあ、私も一緒にアクアごっこをしてあげるわね!」

    マミ「でもその前に、セット!」カチッ

    233 = 225 :

    まみまみ

    234 = 1 :

    タツヤ「じゃあねえ、たっくんはダイバーやるから、ねーちゃんたちはカイジンね!」

    マミ「怪人?……が、がおー……こんな感じかしら?」

    タツヤ「ええー?なにそれ全然ちがーう!ねーちゃのほーがうまいよー!ねーちゃんやってー」

    まどか「えっ!?いやあ、でも、マミさんもいるし……」

    マミ「私のことは気にしないで?鹿目さんの真似をしてやってみるから」

    まどか「ほんとですか?絶対マミさんにもやってもらいますからね!」

    まどか「……フゥーハハハハハハァ!!!!現れたなアクアァ!貴様の命、それも今日までダァ!
        我が名は『マドマギカー』!!ぐぅへへへぇ!覚悟しろぉ、アクアァ!」

    タツヤ「でたな!アクアがやっつけちゃるー!アクアキーック!」ペシッ

    まどか「ぐわぁー!おのれアクアめぇ!お~の~れ~!!!!」バタッ

    タツヤ「わっはっは!アクアの前には海すら道をひらくのだぁ!」

    まどか「……こ、こんな感じです……///」

    235 = 153 :

    まどまどかわいい

    236 = 225 :

    ノリノリまどっち可愛い

    237 = 1 :

    マミ「な、なぁるほど、ね~……」

    まどか「ああ、マミさんちょっと引かないでくださいよー!マミさんがやろうって言いだしたんですから!絶対やってもらいますよ!」

    タツヤ「次はマミね!マミ!」

    マミ(うぅ…学校でもこんなことしたことはなかったのに……いえ、年齢なんか関係ないわ。子供のために一肌脱いであげないと…!!)

    マミ「フッ……よくぞ我が手下『マドマギカー』を倒した…褒めて使わすぞ」

    まどか「おおっ、なんかすごく迫力出てる…!」

    マミ「だが、所詮奴は我が手下の中でも最弱」

    まどか「えっ」

    マミ「この私が直々に相手をしてしんぜよう…!さぁ!かかってこい!我が名は『ティロマーミン』!!!そして我が腕の中で息絶えるがよい!」

    タツヤ「なにをー!アクアの力がある限り!アクアは負けないのだー!アクアシュマッシュー!」ペシッ

    マミ「くっ…!そんな馬鹿な……この私が~~~~!!!」バタッ

    タツヤ「まいったか!アクアの前には海すら道をひらくのだぁ!」

    まどか「最弱……」

    238 = 1 :

    マミ「ど、どうだったかしら……///」

    タツヤ「マミすごーい!もっかいやろうもっかいやろう!」

    マミ「えぇ、いいわよ」

    カッ

    タツヤ「あれ~?今の光なにー?もっかいやって、もっかい!」

    コンコン ガチャ

    知久「まどか、タツヤいる?…って、こらタツヤ!やっぱりここにいたのか……お姉ちゃん達の邪魔しちゃだめだぞ」

    タツヤ「えぇー?もっとねーちゃんたちと遊ぶのー」

    マミ「私達のことはお気になさらないで下さい」

    知久「そういうわけにもいかないよ。ほらタツヤ、お姉ちゃん達にはまた後で遊んでもらおうなあ」バタン

    まどか「ティヒヒ、ごめんなさいたっくんの相手までしてもらっちゃって」

    マミ「ううん、私も久しぶりに本気が出せて楽しかったわ」

    まどか「本気…?」

    239 = 1 :

    マミ「それじゃあ、話の続きをさせてもらうわね……」

    私は美樹さんに話したことと同じようなことを話した

    まどか「そんな…マミさんも未来から来てたなんて……」

    マミ「ワルプルギスの夜を必ず倒してみせるわ……誰の犠牲もなく、鹿目さんを魔法少女にすることもなく」

    まどか「私は……」

    エイミー「にゃぁ」

    マミ「あら、エイミー!元気にしてた?もう怪我は大丈夫なのね?」ナデナデ

    エイミー「ふにゃぁ」ゴロゴロ

    まどか「うわー、いつの間にかマミさんに懐いてますね?」

    マミ「ふふ、だってもう友達だもの…ね、エイミー?」

    エイミー「にゃー」

    240 = 1 :

    それからしばらく談笑した後、帰り際に夕飯ができたと言うので一緒にどうかと誘われた

    断ろうかとも思ったが、両親がいないことを知るとますます引き止められたので迷っていると、鹿目さんの母親が帰宅してきた

    詢子「ただいまー!あれ?まどかのお友達かな?」

    マミ「初めまして、わたくし巴マミと申します。鹿目さんとはいつもご一緒に遊ばさせていただいており、お母様にはご迷惑をおかけしております」フカブカ

    詢子「おおぅ、なかなか中学生とは思えない立派な子だねぇ…あなたがまどかがよく話してる巴さんかぁ」

    知久「せっかくだから晩御飯を一緒にどうかな、って誘ったんだけど」

    タツヤ「マミ!いっしょにたべよ!たべよ!」

    詢子「うん、そりゃいいな!まどかがいっつもケーキごちそうになってるって言ってた先輩だろ?たまにはこっちにおもてなしをさせてよ」

    マミ「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えさせて頂いて……」

    ワイワイガヤガヤ

    詢子「ええー!?マミちゃん親御さんいないの?そらまた大変だろー?せっかくだからうちに泊まっていきなよ?」

    詢子「遠慮すんなって、服くらいまどかの貸して……え?サイズ?だったらあたしの使ってもいいからさー!よし!お泊り決定な!」

    241 = 153 :

    まみまみ

    242 = 1 :

    マミ「ご、強引なお母さんだったわね……」

    まどか「ごめんなさい、ご迷惑でしたか?」

    マミ「ううん、いいのよ…そういえば、子供の頃は誰かの家にお泊りなんてしたことなかったから、結構新鮮ね」

    まどか「そうなんですか……えへへ、喜んでもらえて嬉しいです」

    鹿目さんの部屋に泊めてもらうことになった私は、またしばらく遊んだり勉強を教えたり

    鹿目さんが恥ずかしそうに持ってきた秘密のノートを見て、ああしたらこうしたらと言い合ったりしていた

    まどか「今日は楽しかったです…ありがとうございましたマミさん……おやすみなさい」

    マミ「おやすみなさい、鹿目さん……」

    ━現在友達16人━

    243 :

    俺得すぎて、どうしようかと。
    ……理屈屋の高校生とか、ピンボールマニアとかはいないのかなぁ (チラッ

    244 = 1 :

    マミ(………ちょっと寝付けないわね…お手洗い借りようかしら)

    マミ(……あら?リビングの明かりが……)

    詢子「おっ?マミちゃーん、どったのこんな夜中に?眠れないの?」

    マミ「ええ、少し……」

    詢子「ブランデーでも飲む?なんつって……」

    マミ「いいんですか!?是非いただきたいです!」

    詢子「へっ?いやぁ冗談のつもりだったんだけど、マミちゃん結構いくねぇ……ちょっとだけだぞ?」

    マミ「いただきます……」コクン

    マミ「~~っ!くぅ~っ!久しぶりに効くわ~!」

    詢子「久しぶり?もしかしてよく飲んだりするんじゃ……」

    マミ「!いや、違うんです!その、子供の頃少し飲まされて以来だから、久しぶりだなーって…決して頻繁に飲んでるわけじゃ!!」

    詢子「ま、いいけどね……私も、まどかやマミちゃんぐらいの年にはやんちゃしたもんさ」

    245 = 1 :

    マミ「なんだかこういうのっていいですね」

    詢子「急にどうしたの?」

    マミ「いえ、なんだかちょっと懐かしい感じがして……」

    詢子「……そっか、お母さんのこと、思い出しちゃったかぁ~…なんならお母さんと呼んでもでもいいんだぞ?」

    マミ「えっ?それはちょっと……詢子さん、でどうですか?」

    詢子「なんだそりゃぁ、ちょっと照れ臭いなぁ」ポリポリ

    マミ(なんだか同僚と飲んでる気分を思い出したわ……多分30歳の私と近いぐらいの年齢のはずだし)

    詢子「そうだよ!ずっと言おうと思ってたんだけど、まどかのことはまどかって呼んでやってよ!
       うちは皆鹿目さんなんだし、その方がまどかも喜ぶって」

    マミ「そ、そうですかね……明日、呼んでみたいと思います…」

    詢子「まどかはさぁ……ちゃんと元気でやってるのか?何か迷惑とかかけてるんじゃないか?」

    マミ「そんなこと……鹿目さ…まどかさんは、本当にいい子ですよ。誰よりも優しい子だと思います」

    246 = 1 :

    詢子「そりゃぁあたしの自慢の娘だからねぇ……
       でも、まどかは優しすぎるから、人の分まで悲しみ背負って生きてるんじゃないかなぁ、なんて考えちゃってさ」

    詢子「こないださ、詳しくは話してくれなかったんだけど、みんなの役に立てなくてどうしようって相談されたんだ……」

    マミ「あ、そのことは、私にも責任があるんです…私がまどかさんを、色々と連れ回しちゃったから……」

    詢子「そうなの?ま、でも、それは大した問題じゃないよ。まどかは、誰かのために自分も何かしてあげたいって考えてる……」

    詢子「それはとても大事なことだけど、同時に辛いことでもある……そいつらの分の苦しみも悲しみも背負うってことになるんだからな」

    マミ「……そうですね、友達として何かしてあげたいというのは必要ですけど
       友達だからこそ、責任を一緒に背負ってくれとは言えない時もあると思います」

    詢子「でもさ、たまには間違えるってのも大事だよね」

    マミ「……間違える?」

    247 = 138 :

    そうきたかー

    248 = 1 :

    詢子「みんなで不幸になるなんて間違ってるかもしれない…けど、後になってその方が正しかったって分かることもある
       まどかは嘘もつかないし、ほんとにいい子に育ってくれた……」

    詢子「けど、大人になる前に間違い方の練習をしとかないと、将来もっと辛いことになるからさ……
       間違いって分かってようが、無理にでも一緒に背負ってやるくらいのことをしてもらわなきゃな」

    マミ「もし……絶対に正しくないって分かってたら…どうすればいいんでしょうか」

    詢子「それを学ぶのが子供ってやつでしょ?」

    マミ「いえ、大人ならどうするべきでしょうか、という意味です」

    詢子「何?急に大人の話?……そうだなぁ、私だったら、失敗するって分かってることに手を出そうとは思わないかなぁ
      
    詢子「……あ、でも」

    マミ「でも…?」

    詢子「その先にさらなる可能性があるっていうんなら、やってみるかもしれないね……
       ま、私一人の責任ってわけにもいかなくなるから、皆と相談して決めることにはなるだろうけどさ」

    マミ「皆で、ですか……責任を負うのは、やっぱり何歳になってもきついですね……」

    249 = 1 :

    詢子「マミちゃんも、なんか背負ってるんだ…?」

    マミ「えぇ、ちょっと見滝原のこととか世界のこととか色々と……」

    詢子「は?」

    マミ「でも、友達がいるから乗り越えていけるような気がします」

    詢子「そっか……ね、もう一杯どう?」

    マミ「!……い、頂きたいです……」ゴクリ

    詢子「フフン…これで最後ね?あんまりやっちゃうとまどかに怒られちゃうから」トクトク

    マミ「~~っ!いい……!」

    詢子「あはは、なーんか、マミちゃんおばさんみたいだねぇ」

    マミ「そ、そんなこと!………あるんですけど……」

    詢子「なんだそりゃ……そうそう、まだあれやってなかったね」カラン

    マミ「あれ?……あ、そうでしたね……」コロン

    「 乾 杯 」コツーン

    250 = 1 :

    結局その後私の宇宙人やら仕事やらの愚痴を聞いてもらいつつ、詢子さんの愚痴も聞き、

    再び布団に入ったころには2時を回っていた

    翌朝

    詢子「悪いねこんな朝早くに……ちょっと仕事でなんかあったみたいだから、行ってくる」

    知久「いってらっしゃい」

    マミ「あ、待って詢子さん…セット」カチッ カッ

    詢子「どうかした?」

    マミ「よかった……お仕事、頑張ってください。またいつか、ゆっくりお話したいです」

    詢子「ん…じゃ、行ってきます」ガチャ バタン

    知久「巴さん、ママとなんかあったのかい?」

    マミ「いえ、なんでも……いい人ですね、詢子さん」

    知久「そりゃぁそうさ、なんせうちの大黒柱だからね」


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