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    元スレマミ「お友達100人できるかな」

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    みんなの評価 : ★★
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    651 = 622 :

    やったー!

    652 = 472 :

    しかしまだ友達は30人だな

    653 = 385 :

    さくら「マミさん、コレで終わりかのように思っておいでデスガ、残り70人友達を作らなけれバ、人類絶滅デスヨ」

    マミ「分かってるわよ!少しくらい感傷に浸る時間があったっていいじゃない!!」

    さくら「ソウイエバ、マドカサンも遂に必殺技名を叫んでおりマシタガ、アレはゴ自分でオ考えになったのでしょうかネ?」

    マミ「……さくらちゃん、何が言いたいのかしら?」

    さくら「イエ、デスカラ、マミさんの入れ知恵ではないかト――」

    マミ「さ…さあ、どうかしらね?とにかく、今はそっとしておいて頂戴!」

    以前お泊りをした時に一緒に考えた技だった……とは、到底言いたくはない

    鹿目さんが目を覚ましたら、いろいろと感謝の言葉を述べて、それから……

    言わないようにしてもらわなければ


    なんにしても、今はこのようやく訪れた平和をただ享受しておきたい

    という気持ちだけだった

    654 = 385 :

    ワルプルギスの夜を撃破して二日後、織莉子とキリカはこの街から出て行くと言った

    マミ「もう行っちゃうの?もう少し落ち着いてからでも……」

    織莉子「この街には辛い思い出も多いもの……それに、私達は許されないことをしてしまったわ」

    キリカ「まあ、ギリギリ両手に収まる範囲だけどさ……でも、そういうことじゃぁないんだよね」

    織莉子「数の問題じゃないの……何ができるかまだ分からないけれど、私達はここじゃないどこかで罪を償うの……」

    キリカ「私は織莉子についてくだけさ……それが私なんだよ」

    マミ「そう……寂しくなるわね」

    織莉子「元々接点のなかった私達よ?数日の付き合いが終わって、元の生活に戻るだけじゃない」

    マミ「でも、お友達だもの……また、いつでも帰ってきてね?
       一緒に背負ってるのは二人だけじゃないって、しっかり覚えててね」

    織莉子「ありがとう…皆には適当に伝えておいてね……キリカ、行きましょうか」

    キリカ「じゃあね……恩人さん♪」

    655 = 622 :

    まみまみ

    656 = 429 :

    まみまみむにむに

    657 = 385 :

    ワルプルギスの夜を撃破して二週間後、杏子とゆまちゃんが隣町に帰ると言った

    杏子「魔法少女がおんなじ街に何人も要らないだろ?…あたしらはまた元のシマに帰るとするよ」

    ゆま「キョーコ、島じゃなくて街だよ?」

    さやか「ぷぷー、ゆまちゃん、シマっていうのは縄張りって意味なんだよ!」

    ゆま「!?し、知ってるよそれくらい!」

    さやか「えぇー、ほんとに知ってたのー?」ニヤニヤ

    ゆま「うぅ~……」ウルット

    杏子「ほら、もう行くぞ……じゃあな、世話になったよ」

    ほむら「ありがとう杏子……また、いつでも遊びに来て頂戴」

    まどか「私達待ってるからね」

    マミ「元気でね」

    杏子「なんだよ、照れくさいな……じゃ、帰るとするかな」

    ゆま「さやかにはお土産買ってきてあげないもんねーだ!」ベー

    さやか「そんなのいいからまた遊びに来てよね!」

    658 = 385 :

    ワルプルギスの夜を撃破して、もうすぐ1か月が経とうとしていた
    街の復興は進み、少しずつ元の姿を取り戻しつつあった

    美樹さんは少し志筑さんと一悶着あったらしく、しばらくギスギスしていたようだが、今ではすっかり元通りになった
    二人とも普通に接しているようだが、上手く和解できたのかはまだ聞いていない

    鹿目さんはもう魔法少女になれないと知って少し残念がっていたが、これでよかったのだという暁美さんの説得で納得してくれた
    きっともう大丈夫だろう

    佐倉さん達はあれから一度だけこっちに遊びに来たぐらいで、あまり連絡はとれていない
    彼女達のことだから、きっとまだまだ逞しく生きていると思う

    暁美さんは時間停止の魔法が使えなくなってしまったらしく、さらに銃火器に頼った戦い方をするようになった
    性格は相変わらずだけど、クラスのみんなとも打ち解けてきたようで、ようやく実現した時間を目一杯楽しんでいるようだった

    何より、よく笑うようになった

    私はというと、一度失った幸せを噛み締めながら毎日を過ごしていた

    暁美さんほどではないけれど、本当に楽しんでいたと思う

    こんな日がいつまでも続くような、現像を抱いて……

    659 = 622 :

    ほむほむ

    660 :

    ほむほむがただのホマンドーになっちゃった

    661 = 385 :

    ピンポーン

    マミ「さくらちゃん、まだ起きてないのかしら?早くしないと遅刻するっていうのに」

    ガチャ

    マミ「あっ、おはようさくらちゃ……あなた誰!?」

    扉の向こうにいたのは、同い年ぐらいの少女だった
    おでこを出して髪を後ろで二つに縛っている

    「ふむ、久しぶりだな」

    マミ「久しぶりって……どこかでお会いしたことありましたか?」

    「この姿では分からんか……これでどうだ?」

    そして彼女は変身した……もとい、元に戻ったと言うべきか

    マミ「あぁ、確か一度パラレルワールドの説明に来てくれた……シリウス議長さん…だったかしら?」

    シリウス「うむ、名前を覚えて貰っているとは光栄だ。しかし、私のことはうっしーと呼んでくれて構わんぞ」ポッ

    マミ「は、はぁ……それで、さくらちゃんはどこに?」

    シリウス「実はその件で話があるのだ」

    662 = 429 :

    ウッシー来た!これで勝つる!

    663 = 385 :

    シリウス「突然だが、彼女は裁判にかけられた」

    マミ「裁判!?そんな、さくらちゃん何かやったの?」

    シリウス「それについてはまた後で説明する。君には、証人として裁判に参加してもらいたい」

    マミ「証人ですって…?」

    シリウス「さっそくだが、マンションの下にバイクを止めてある。それに乗って行くぞ」スタコラ

    マミ「ちょ、ちょっと待ってよ!」サッサ

    早足で立ち去ったシリウスさんの後を追いかけ下まで降りると、オレンジっぽい色をしたバイクが止めてあった

    四角いライトにモノコックなボディと丸みのあるお尻部分
    そして、車体前部には「P!」のマークのシールが貼られてある

    シリウス「ベスパ180ss、イタリアンイエローカラーだ」

    マミ「そういえば、何かの映画で見たことあるような……」

    シリウス「ちなみにマバセナンバーじゃ」

    マミ「どこなのよそれ」

    664 = 385 :

    シリウス「さあ乗れ!ヘルメットは貸してやる」

    マミ「乗れってそんな……あなたたち、宇宙人なんでしょう?裁判も宇宙船でやるのよね?」

    シリウス「?当たり前であろう」

    マミ「……これで行くの?半ヘルなんだけど……」

    シリウス「ごちゃごちゃ言わずに早く乗らんか」

    マミ「……大丈夫…よね」

    ヘルメットを被り、シリウスさんの後ろに乗せて貰った

    シリウス「しっかり掴まっておれ!!!」ブオオオオオオオオオオオオオオオン

    マミ「きゃああぁぁぁああぁあぁあぁぁあ!!!!!!!」

    エンジンは唸りを上げ、あり得ないスピードで発進した
    公道に出てもスピードは一切緩まらず、むしろ上がり続けている

    マミ「ちょっ、信号!前!!」

    私の言葉一切を無視して交差点を突っ切っていく
    キィキィと音と土埃を上げ右へ左へと走り、狭い道もお構いなしだ

    665 = 429 :

    ウッシー可愛いよウッシー

    666 = 385 :

    マミ「どこまで行くのよ!?」

    シリウス「どこか高そうなところじゃ」

    マミ「へ!?」

    向かった先は市役所だった
    しかし、スピードを緩める気配は全くない

    マミ「前ってば前!!今度こそぶつかるわよ!!!」

    シリウス「心配無用!!!」

    前輪を持ち上げウィリーのまま市役所の壁に突撃
    そのままぐいぐいと壁を登っていく

    そしてそのまま、私達は宙に放り出された……

    わけではなく、まるで空に道があるかのようにさらに上昇を続けていた

    やがて成層圏を突破した、そこは宇宙だった
    そう、惑星や隕石やらが蠢く無限に広がる宇宙だったのだ

    マミ「ってうちゅうううううううううううううううううううううううううううう!?!?!?」

    マミ「普通に宇宙なんですけど!?あれ、でも息出来てる……ってそういう問題じゃないわよ!!」

    シリウス「黙っとらんか、舌を噛むぞ」

    668 = 385 :

    どの辺まで来たのか分からないが、何やら惑星近くの母船らしきものに辿り着いた
    船の扉が開かれ進入し、ようやく止まったかと思うと、ボウリングのピンの形をしたような宇宙人達がぞろぞろと並んで出迎えてくれた

    マミ(……随分とシュールな映像よね、バイクで宇宙船だなんて
       それにしても、お尻が痛くなっちゃったわ)

    シリウス「我々の母船にようこそ、地球の方!!長旅お疲れじゃったろう…さっそくじゃが、ついて参れ」

    マミ「え、えぇ……分かったわ」

    宇宙人1「よく来たぞ地球人!」

    宇宙人2「君は魔法少女なんだってね!すごいな!」

    宇宙人3「後でちょっと変身してみせてくれないか?」

    宇宙人4「へぇ、君が本物の魔法少女なんだね」

    \ワイワイ ガヤガヤ/

    マミ「ど、どうもみなさん……初めまして、巴マミです」

    マミ(何やら熱烈な歓迎を受けてしまっているわ……
       基本的には、ヒカルちゃんみたいに、思っていたよりもずっと人懐っこい人達なのね)

    マミ(でも、さくらちゃんの姿が見えないわね?)キョロキョロ

    669 = 429 :

    ダイザーも無しにバイクで宇宙に行くとはやりおるわ

    670 = 385 :

    彼らに案内された場所は、

    マミ(ここって……魔女空間…!?)

    今まで何度も見てきた魔女の空間にとてもよく似ていた
    雰囲気は惑星や夜空などが用いられ、宇宙をモチーフに仕上げられているようだ

    シリウス「どれ、皆の者も彼女が馴染みやすいように擬態してやれ。私も少し趣向を凝らしてみよう」シュゥゥゥゥン

    マミ「擬態って……それもしかして、魔法少女?」

    (?)達は少女の姿に変身し、その格好は昔テレビで見たことあるようなものから
    今もやってるのであろう魔女っ子たちのものまで、実に様々だった

    ちなみに、シリウスさんはセーラー服っぽいものを着用していた

    マミ(……なんていうか、この景色はどう見ても……コスプレ大会よね)

    さくら「ドウモドウモマミさん!お手数をかけて申し訳アリマセン」

    マミ「さくらちゃん!!無事だったのね!」

    さくら「再会の記念にちゅーでもしマスカ!?」

    マミ「馬鹿なこと言わないの」

    マミ「……でも、元気そうでよかったわ」

    671 = 429 :

    ウッシーが魔法少女コスとかときめきすぎてヤバい

    672 :

    >>669

    673 :

    カタカナ読みにくいんだけど

    674 = 385 :

    シリウス「よーし、みんな席に付け。これより上映会を行う」

    マミ「…上映会?裁判は?」

    言われるがまま席に着くと、壇上にスクリーンが現れた



    シリウス「これより、裁判を始める。被告人は前へ」



    シリウス「まずは、告発人であるカシオ君製作の再現VTRを見て貰う」



    カシオ「えっとぉ…それでは見てくださーい」

    カシオと呼ばれた宇宙人は、ピンクのふりふりした衣装に身を包んでいた



    マミ「これって、もしかして……」



    マミ「アニメ…?」

    675 = 622 :

    ほむほむ

    676 = 385 :

    オープニングから始まってどこなのか分からない提供会社の紹介
    そして私達が繰り広げたワルプルギスの夜との戦いが、完全にアニメで再現されていた
    たまによく分からないCMを流されつつも、1時間みっちり見せられた

    そしてエンディングが流れ、私が瓦礫の上で黄昏ている場面で終わった

    どこから見ていたのか再現は完璧で、私が喋ったことも一字一句間違わずに全て披露された
    声まで私そのものである

    それにしても、アニメ調になった自分の戦う姿や喋る姿をただひたすら見せられるというのは、
    なんというか……

    マミ(ものすごく恥ずかしいぃぃぃぃぃぃ!!!!)

    マミ(何!!なんなの、この辱め!?なんでこんなもの見せられなきゃならないのよ!!!///)

    カシオ「見ていただきましたぁ…それでは起訴状を読みまーーーす」

    マミ(起訴状ですって?……ようやく裁判が始まるのね……)

    カシオ「コホン……私、堪忍袋の緒が切れました!」

    マミ「!?」ビクッ

    678 = 622 :

    ほむ

    679 = 385 :

    カシオ「道明寺さんはぁ、中立な立場の監視役なハズなのにぃ、私達が開発している装置を勝手に持ち出してぇ、地球人に使わせましたぁ」

    マミ「なんか、思ってたより軽いわ……」

    マミ(それよりさくらちゃん、許可を貰わずに使ってくれたの…?)

    カシオ「明らかにぃ監視役の域を超えててぇ、不公平でぇずるいと思いまーーーす」

    シリウス「うむ、よろしい…証人、立って」

    マミ「へぁ!?私?」ガタッ

    シリウス「先のVTRの内容は真であるか?嘘を言ったら…月に変わって、お仕置きじゃ!」

    マミ(!?ああ、その衣装って……)

    マミ「えっと、それは……」

    さくら「ハイ、全て事実デス」

    シリウス「ムッ、証人に聞いておるのじゃ。被告人は黙っておれ」

    さくら「オ言葉デスガしりうす議長、私は全ての罪を認めマス……証言は不要カト」

    さくら「VTRを見て頂いた通り、私は議長ノ言葉を無視して、
        30人しか友達を成立していないにも拘らずアノ装置を与えマシタ」

    680 = 385 :

    マミ「あの!」

    シリウス「何かな、証人」

    マミ「あの、さくらちゃんが持ち出したあの装置って…そんなに大事なものなの?」

    シリウス「それは勿論じゃ……そもそも、我々はまだ地球人を認められておらぬ
         にも拘らず、手を貸すとは不届き千万!」

    シリウス「それでは決を取ろうと思う……道明寺さんがずるいと思う人~」

    \ハーイ/ \ハーイ/ \ズルイズルーイ/ \テクマクマヤコン/

    マミ(なんか、重要そうな事柄の割にはみんな軽いわね……これなら、罪も少しは軽くなりそうかしら)

    シリウス「うむ、圧倒的多数で有罪決定じゃ。被告人は無に帰す」

    マミ「…………え?あの、無に帰すって……それって殺すっていうこと!?」

    宇宙人1「うん?違うちが――っと、その前に……コホン」

    宇宙人1「パメルクラルク たからかに~!」

    マミ「それ必要なの!?」

    681 = 429 :

    プリキュアは魔法少女なのだろうか

    682 = 385 :

    宇宙人1「我々はそんな野蛮なことはしないヨ。もっと人道的で世界の秩序を保つ効率的な罰なんダ
         『犯罪者がいなかったかも』、のぱられるわーるどに我々の世界が移行するんダ」

    宇宙人1「その世界では、彼女はもともと存在しなかったことになるんだヨ」

    宇宙人1「魔法少女にも似たようなことやってる人がいたみたいだけど、我々の技術の最たるはこうした可能性の可変であると――」

    マミ「それって結局殺すっていうのと一緒じゃない!!!」

    マミ「そんなの駄目よ!さくらちゃんは私達の命の恩人なのよ!!それなのにこの仕打ちはあんまりだわ!」

    シリウス「少しうるさいな…フォマルハウト君、精神操作を」

    フォマル「ハッ…少し、頭冷やそうか……」ピッ

    シリウス「先程申したように、まだ他種族と認められていない地球人に、我々の技術を提供した罪は重い」

    マミ「うふふふー、そうよねー、勝手にやっちゃったことだものねー」ホワー

    シリウス「それに、彼女が消滅した世界では今とは可能性が全て書き換えられるのじゃぞ?
         そうなれば、そもそも君はテストに選ばれんじゃろう」

    マミ「なるほどー、なら私は元の世界に戻れるのねー」ホワー

    シリウス「ちと違うが…大体そんな所じゃ」

    マミ「そうよねー、戻れるのよね…………」

    683 = 560 :

    ピーリカピリララポポリナペーペルト!

    684 :

    >>681
    個人的に初代は魔女(物理)ってイメージ

    685 :

    なにこれおもしろい

    686 = 385 :

    マミ「それがなんだっていうのよ!!さくらちゃんが私達のためにってやってくれたことじゃない!!!
       テストだって続けるわ!」

    マミ「装置の実験だかなんだか知らないけど、私達はそれでワルプルギスを倒せたの!!」

    マミ「あの時さくらちゃんが鹿目さんを連れてきてくれなかったら、私達はもう死んでいたかもしれないの……
       それが罪になるだなんて、こんなの絶対おかしいわ!!!」

    \ナンダナンダー?/ \ヤバンジンガサワイデル/ \マハリクマハリタ/

    シリウス「どうした?精神操作が解けたのか?」

    フォマル「イエ…全力全開!なのですが、それを上回る感情の嵐でして……」

    さくら「未開人の戯言デス。彼女のような矮小な生物が我々の心の内を知るワケがありマセン……
        これにて閉廷すべきデス」

    マミ「どうしてそんなこと言うのよさくらちゃん!あなたは、私の命の恩人なのよ!!!
       まだ何にも恩返しできてないじゃない!それに、あなたの気持ちだって分かってるわよ!!!」

    マミ「お友達だもの!!」

    687 = 385 :

    さくら「……」ホロリ

    さくら「……」ビッ

    さくら「全て私の一存で勝手にやったこと……彼女達のことなど全く考えておりませんデシタ」

    マミ「さくらちゃん!」

    シリウス「フーーーーーム……」

    シリウス「マミ君は道明寺さんが君達のためにやったことだと言い張るのかな?」

    マミ「当たり前じゃない!!!さくらちゃんは、私達のために無理にあの装置を持ってきてくれたのよ!」

    シリウス「道明寺君はそんなことは考えておらず、無に帰することを受け入れるというのじゃな?」

    さくら「左様デス」

    シリウス「……面白い、お互いを思い合うその様は、まるで愛ではないか」

    シリウス「だがしかし、やはり罪であることには変わりはない」

    688 = 385 :

    シリウス「そこで、君達に執行猶予をやろう!」

    マミ「……執行猶予?」

    シリウス「我々が道明寺君のいない世界に移行する準備、そして移行装置のスイッチを押して装置が発動するまでの期間
         合わせておよそ10000ピコタ程ある……地球人の時間に換算しておよそ1カ月と少しじゃ」

    シリウス「その間に君一人の力で地球人の愛を証明して見せるのだ!
         そうなれば君は他種族と認められ、君の意見を聞くこともできるようになる」

    マミ「裁判に、勝てるかもしれないってこと?」

    シリウス「その可能性もある、ということじゃが……まあ、裁判を取り消してやろう」

    マミ「だったら――」

    シリウス「じゃが、君が1カ月で友達を成立させた数は30人じゃったな?残り70人、二倍以上の友達を君一人で成立させねばならんのじゃぞ」

    マミ「それくらい、どうってことないわ」

    シリウス「本当にそうかな……世界を変えるのは、思っている程容易ではないぞ」

    マミ「それでも……少しでも可能性があるのなら、私はやるわ」

    689 = 429 :

    大詰めですな

    690 = 385 :

    シリウス「そもそも、なぜそこまでして苦労を背負うのじゃ?君のテストはここで終了するのじゃぞ」

    マミ「……」

    シリウス「まあ、それはよい……とにかく」

    シリウス「1カ月で残り70人を友達成立……出来なかったら道明寺君は消滅じゃ」

    マミ「……やります!やらせてください!」

    \ワーワー/ \ガンバレー/ \イイゾイイゾー/ \ヤバンジンガンバレー/ \ラミパスラミパスー/

    マミ「あなた達どっちの味方なの!?さくらちゃんを有罪にしたのに……」

    さくら「マミさん……」

    マミ「さくらちゃん、何も言わないで……私なら大丈夫だから」

    シリウス「それでは、マミ君に一つ言わせて貰う」

    シリウス「愛は何よりも尊いのじゃ!!!」

    シリウス「大事なことなのでもう一度言おう!」


    シリウス「愛は何よりも尊いのじゃ!!!」

    691 = 385 :

    シリウス「一応30人達成のプレゼントは渡してやろう。上手く使うがよい……何か質問はあるかな?」

    マミ「いえ、大丈夫です」

    シリウス「よろしい!ならば早々に試験会場に返してやろう」

    マミ「はい」

    シリウス「本当によいのじゃな?」

    マミ「勿論よ!」

    \ヒューヒュー/ \ガンバレー/ \ティロ・フィナーレ/

    マミ「あなた達本当にどっちの味方なのよ……っていうか、今誰か何か言った?」

    マミ「さくらちゃん」

    さくら「……」

    マミ「ちょっと、あなたと地球を救ってくるわね」

    マミ「いってきます」

    692 = 622 :

    まみまみ

    693 = 385 :

    マミの家

    マミ「帰ってきたわね……もう夜みたいだけど」

    マミ「これから一人で70人……やるしかないわね」

    QB「やあ、おかえりマミ。随分遅かったみたいだけど、どこに行っていたんだい?」

    マミ「QB、いつもシャルちゃんの世話ありがとね…シャルちゃんも元気にしてた?」

    シャルロッテ「……」コクコク

    QB「どうかしたのかい?突然そんなことを言うなんて珍しいじゃないか」

    マミ「ちょっとね……今のうちに言っておこうかなって」

    ピー ピー ピー ピー

    マミ「あら?カウンターから音が……変ねえ、こんな肝心な時に壊れたのかしら……」

    ピンポーン

    マミ「もうっ、こんなときに……はぁい、今開けます」ガチャッ

    さくら「どうもマミさん、しばらくぶりデスネ」ペカー

    マミ「さくらちゃん!?どうしてここに?」

    694 = 622 :

    まみまみ

    695 = 385 :

    さくら「イエ、せっかくのぷれぜんとを渡しておりませんデシタので、ソノ説明に参りマシタ」

    マミ「そうだったの……なんか、カッコよく分かれたのにすぐ会うっていうのも変な感じよね」クスッ

    さくら「ここデ会ったが百年目デスネ」

    マミ「使い方間違ってるわよ……そうだわ!さっきからカウンターから変な音がするの!壊れたんじゃないかしら」

    さくら「マミさん、ひょっとして1ヶ月間誰にもセットしていなかったのでは?」

    マミ「へ?……そういえば、ワルプルギスも倒して少しのんびりしようかなと思って、誰にも……」

    さくら「1ヶ月間誰にもセットしなければ、試験続行の意思ナシと見て強制終了されマス」

    マミ「そんな!そういう大事なことはもっと早、く…………」

    マミ「言ってたわね……」

    さくら「ハイ、一度申し上げておりマスヨ?ぶっちゃけ残り2分を切っておりマス」

    マミ「大変!すぐに誰かにセットしないと…あぁ、でも、この辺に知り合いなんて……」

    696 = 622 :

    まみまみ

    697 = 385 :

    さくら「仕方ありマセンネ…マミさんに友達30人達成の記念の、我々カラのぷれぜんとを使いマショウ」ドサッ

    そう言ってさくらちゃんが取り出したのは、四角い旧式のラジカセのような箱だった

    メーターやスイッチ、音量ゲージなどが装飾されており、上にある大きめのボタンが特に目立つ

    さくら「ハイッ、コチラが謎のましーんデス!ナントこちら地球の部品の寄せ集めでできておりマス!
        コチラのましーんカラこーどをスルスルと出しまして……」

    マミ「さくらちゃん、自分で時間ないって言ったの覚えてないの?説明はいいから早く!」

    さくら「急かさないで下サイ。マミさんのかうんたーにましーんカラのこーどをせっと!」

    さくら「後は適当に電波を飛ばすものを……」キョロキョロ

    マミ「電波を…?なら、携帯があったような……」ゴソゴソ

    699 = 385 :

    QB「大丈夫なのかいマミ?話はよく分からないけれど、なにやら大変そうな――」

    さくら「オォ!ちょうどイイデスネ、コチラにましーんカラのこーどを取り付けましょう」カプッ

    QB「痛たたたたッ!?ちょっ、僕の耳にワニ口クリップを噛ませないでくれるかな!?」

    マミ「QB…あなた電波飛ばしてるの?」

    QB「で、電波!?テレパシーなら飛ばしてるけどいいい痛いってばこれ!!」

    さくら「他のものになさいマスカ?あと30秒デ試験は強制終了されマスガ……」

    マミ「QB!我慢してて頂戴ね」

    700 = 385 :

    さくら「ソレデハすいっちおん!」ガッション

    さくら「何が出るカナ!何が出るカナ!」ウィンウィンウィン

    マミ「踊ってる場合じゃないでしょ!」

    チーーーーンッ

    さくら「ハイッ!こんなん出まシタ!かうんたーをご覧下サイ」

    マミ「えっと……あら、もう誰かにセットされてるのね?」

    さくら「オヤ、一人デシタカ……」

    マミ「何?一人じゃ駄目なの?」

    さくら「イエ、グループセットされるコトも可能なのデスガ……」

    さくら「ツマリ、この辺でマミさんのコトを慕っている人は、オ一人しかいないトイウことデスネ…可哀相なマミさん」オイオイ

    マミ「ひょっとして私、今……馬鹿にされてる…の?」

    さくら「ドンマイ!生きていれバいいことありマスヨ!」グッ

    マミ「大きなお世話よ!」


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