元スレ杏子「くうかい?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
702 = 696 :
む
704 :
む
706 :
む
707 = 635 :
保守っちゃ
708 :
あんこかわいい
さやかは唯一の等身大の中学生だから子供っぽく見える
709 :
中学生をバカにし過ぎだ
典型的な中学生は確かに自己中な所があるけど
友達は大事にするし人情もあるぞ
710 :
>>709
中学生乙
711 = 697 :
ほむっ
712 = 645 :
私はほむほむが好きなんです
713 = 603 :
「……あたしの、価値なんて……」
「見苦しい卑下はよしなよ。
自分の価値が信じられないなら、
あんたが選ぼうとしている選択肢を、上條恭介に話してみるといい。
人であることをやめて、命がけで戦う運命を背負って、あなたの腕を治してあげる、ってね」
杏子はポケットの中をまさぐりながら言った。
「あたしは上條恭介を直接知らない。
でも、もしもあたしが上條恭介と同じ立場なら、そんな選択は認めないと思う。
もしもあんたが黙って祈りを捧げて、それを後で知ったら、
あんたに感じるのは恩じゃなくて、きっと……未来永劫に続く、罪悪感だ」
714 = 616 :
きたこ
715 = 656 :
きたきた
716 = 694 :
よしきた
717 :
よっしゃ
718 = 603 :
「ねえ」
とさやかは湿った声で言った。
「なんだい?」
「あんたは……あたしの願い事がどんなだったら、
あたしが魔法少女になることを認めてたの?」
「そうだね……上條恭介が自分にベタ惚れする、とかだったら、認めてたかもしれないね。
それは誰かのためじゃない、あんたのための祈りだ。
結果がどうなろうと、あんたは祈りの責任を、自分自身にしか押しつけられない」
「そんなバカな願い事、するわけないじゃん」
だろうね、と杏子は笑った。
贋物の恋愛感情を相手に植え付けるなんてのは、自慰行為と何も変わらない。
得られる悦楽も、行為の後の虚しさも。
719 :
あんこちゃんまじあんあん
720 :
きょん
721 = 603 :
ポケットに突っ込んでいた手が、目当ての物を見つける。
踵を返しかけたさやかに、杏子は言った。
「上條恭介のところに行くなら、こいつを持っていきな」
小石大の何かが宙を舞う。
さやか手のひらの中に納めたそれを、まじまじと見つめた。
「ベコちゃんキャンディ?」
「ただのベコちゃんキャンディじゃない。
幸運を呼ぶ四つ葉のベコちゃんキャンディだよ」
よくよく見て見れば、確かに包装紙のクローバーは、四枚の葉っぱをつけていた。
「そいつの御利益は本物だ。
もしも上條恭介と仲直りできたら、そのときは一緒にあんたも想いも伝えるといい」
「む、無理だよ、そんなの」
「男はみんな、一途な女に弱いんだ。
きっと上手くいくさ。あたしが保証してやるよ」
722 = 615 :
杏子ちゃんもさやかちゃんも幸せになれるなら、それはとっても嬉しいなって
723 = 631 :
何でこんなに可愛いあんこちゃんがさやかのために……
724 = 717 :
あんこちゃんマジイケメン
725 :
あんこちゃん
いんこちゃん
うんこちゃん
えんこちゃん
おんこちゃん
726 :
あんこうちゃん
いんこうちゃん
うんこうちゃん
えんこうちゃん
おんこうちゃん
728 = 603 :
さやかはベコちゃんキャンディを握りしめて言った。
「あたし……あんたのことを、色々と誤解してたみたい。
最後に聞いてもいい?
なんであんたはあたしのために、ここまでしてくれるわけ?」
「さあてね」
と杏子は首を傾げ、
「強いて言うなら、ビルの屋上から飛び降りようとしている誰かを、
見て見ぬフリができないのと同じようなものさ」
「ふうん」
さやかは可笑しげに言った。
「あたしが魔法少女になったら、
グリーフシードの取り合いになるから、じゃないんだ?」
「…………」
杏子は頬を朱色に染めて、
それを隠すように顔を背けながら、
「なぜだか分からないけどさ……。
あんたのことは、他人に思えないんだよね。
まるで、ずっと昔からの知り合いみたいな……。
こんなことを言ったら気持ち悪がられるかもしれないけど……初めて会ったときから、そう思ってたんだ」
729 :
「あんたのこと」が「あんこのこと」に見えてしまう
730 :
あんあんあんあんあんあんあん
731 :
このループのあんこは
人間できすぎ
732 = 597 :
あんこがイケメンすぎてさやかが惚れる展開がいいなー
733 :
この杏子ちゃんいい女すぎ惚れ直した
734 = 697 :
SSでのあんこちゃんの聖女率は異常
735 = 603 :
前世の絆というものがあるのなら、
間違いなく自分とさやかの間にはそれがあると、杏子は確信していた。
さやかは頬をぽりぽりとかきながら言った。
「あたしも、同じことを考えてた。
自分のためにしか魔法を使わない、っていうあんたのことを、
心の底から憎めなくて……なんでだろうって、ずっと不思議に思ってた」
再び強い風が、屋上を吹き抜ける。
「あんたは、本当はマミさんと同じ、優しい魔法少女なんでしょ?」
杏子はその質問には答えずに、ブーツの爪先に視線を落とした。
これ以上引き留めるのも、野暮だろう。
それになにより、さやかが何か言うたびに、
服を一枚一枚脱がされていくような錯覚がして、恥ずかしかった。
「行ってきなよ、さやか」
「ありがとね、杏子」
初めて呼んだ相手の名前は、
まるで初めからそうしていたかのように、二人の唇に馴染んだ。
736 :
>>731
なんだかんだで典型的な正義のヒーロー体質なんだぜ
737 = 602 :
レッドだもんな
738 :
ちょwwwwwwwwこいつ筆選んでるんだけどwwwwwwwwwwwwww
739 = 658 :
>>736
王蛇だと思ったらライアで、最終的に龍騎だった件
740 :
あんこちゃんあんあん
741 :
マミさんがタイガか
742 = 658 :
三話で退場、死に方からどうしても蟹刑事にしか
743 :
仁美「人間は皆魔法少女なんですのよ」
744 = 658 :
お前はいいからグレイブに変身してろよ
745 = 603 :
◆◇◆◇
素早く狙いを定め、逡巡なく引き金を引く。
マズルフラッシュが視界を灼き、落雷のような轟音が鼓膜を叩く。
セミオートショットガン・ベネリM4の銃口から放たれた12ゲージスラッグ弾は、
その爆発的な衝撃力でもって、まどかに襲い掛かろうとしていた触手を吹き飛ばした。
鍛えていない女子供なら肩が外れるほどの反動を、
しかし、ほむらは無表情で受け止める。
彼女の視線は、細長い足場の先の、赤と黄色の魔法少女たちに向けられていた。
「クソッ、こいつ、切っても切っても復活しやがる」
変幻自在の無数の触手は、それぞれが意志を持った生き物のように襲い掛かり、
本体が窮地に陥るや、寄り合わさって巨大な壁を形成した。
「固いわね……わたしの砲弾を通さないなんて」
748 = 654 :
あんこちゃんもぐもぐ
749 :
まさかさやかが魔法少女になって来たり
しないよな?
750 = 658 :
あんこちゃんペロペロ
みんなの評価 : ★★★×4
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