元スレ杏子「さやかとの再会」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
杏子「聞き分けがねぇにもほどがあるぜ!」
杏子「さやかぁっ!」
杏子「あぐっ!」ガィン
まどか「杏子ちゃん!?」
杏子「大丈夫…これぐらいへでもねぇ…」
まどか「さやかちゃん…もうやめて!」
まどか「私たちに気付いて!」
杏子「いつぞやのお返しかい?」
杏子「そういや、あたし達最初は殺し合う仲だったっけねぇ…」
杏子「怒ってんだろ?」
2 = 1 :
杏子「何もかも許せないんだろ?」
杏子「解るよ、好きなだけ暴れなよ」
杏子「付き合ってやるからさ」
杏子(それで気が済んだら目ぇ覚ましなよ…?)
まどか「きゃぁっ…」ギリギリギリ
杏子「…っ!」
まどか「さや…かちゃ…」
杏子「さやかぁぁぁっ!」
杏子「あんた、信じてるって言ってたじゃないか」
杏子「この力で人を幸せに出来るって!!」
杏子「!?」ドス
3 = 1 :
杏子「…かは…っ」ズルッ
杏子(…頼むよ神様)
杏子(こんな人生だったんだ)
杏子(一度くらい)
杏子(幸せな夢見させてよ…)
ほむら「杏子!」
杏子「…よぉ…」
杏子「悪い、その子頼む…」
杏子「あたしのバカに付き合わせちまった」
ほむら「あなた…」
杏子「足手纏いとは戦わない主義だろ?」
杏子「ただ一つ守りたいモノを最後まで守り通せばいい」
杏子「…それが正解さ」
4 = 1 :
杏子「さっさと行きな」
ほむら「…」スッ
杏子「…行ったか」
杏子「心配するなよ、さやか」
杏子「あんただけを置き去りにはしないって」
杏子「ひとりぼっちは」
杏子「さみしいもんな」
杏子「…いいよ、一緒にいてやるよ」
杏子「さやか」
6 = 1 :
ピピピピ
杏子「…ん?」
杏子「あれ…ここは…?」
杏子「ってか、あたし生きて…?」
ガチャッ
モモ「おはよー!」
杏子「!?」
モモ「あっ、お姉ちゃんもう起きてたんだ」
杏子「お、お前…!」
モモ「どうしたの?」
杏子「お前…モモ、か…?」
7 :
お?
8 = 1 :
モモ「えっ?そうだけど…」
杏子「な…どうしてお前が…?」
モモ「…あ、わかった!」
モモ「えへへ、今日から髪型を三つ編みにに変えたんだ」
モモ「だからちょっと違って見えたんだね?」
杏子「い、いや…」
モモ「それともまだ寝ぼけてるの?」
杏子「…そうかもしれねぇ」
杏子「ちょっとひとりにさせてくれないか?」
モモ「うん、じゃあ先に行っておくね」タタッ
10 = 1 :
杏子「…」
杏子「どういうことだ…?」
杏子「なんでモモが生きて…いや、私もか」
杏子「モモは親父の心中に巻き込まれて…」
杏子「それに、あたしは…」
杏子「…まさか、ここは天国だってのか?」
杏子「だとしたら…」
母「杏子、そろそろ起きなさい」
杏子「おふ…くろ?」
母「お、おふくろ?」
11 = 1 :
杏子「あ…」
杏子「わけが…わからねぇ…」
杏子「ほんとにどうしちまったんだ?」
杏子「あたしは夢を見てるのか?」
杏子「…とりあえず目ぇ覚まさないとな」
杏子「顔洗うか…」ジャーッ
杏子「ん…」パシャパシャ
杏子「ふぅ…」フキフキ
杏子「…やっぱ夢じゃなさそうだな」
杏子「じゃあ何なんだよ…マジで天国だってのか?」
12 = 1 :
杏子「なら、あたしやモモが一緒にいるのも納得できるけどさ」
杏子「うーん…」
父「杏子、そろそろ朝食を食べなさい」
杏子「あっ」
杏子(親父…!)
父「モモはもう学校の準備ができてるよ、杏子も早くしなさい」
杏子「お、おう…」
杏子(そうだよな、親父もいるんだよな…)
杏子(…今は気にしてもしかたねぇな)
13 = 1 :
杏子「朝飯食わないとな」
母「はい」
杏子「ありがとう」
モモ「お姉ちゃん、遅いよ?」
杏子「へへっ、わりぃわりぃ」
杏子「いただきます」
杏子(そういや、こうやって朝飯食うのって、いついらいだっけな)
杏子(それに…うちには金がなかったはずだろ?)
杏子(なのにこんなちゃんとした朝飯を…)
杏子「…」
モモ「どうしたの?」
15 = 1 :
母「早く食べなさいよ、遅刻するわよ?」
杏子「あ、ああ…いただきます」
杏子「ぱくっ…」
杏子「!?」
モモ「ん?なに?」
母「美味しくなかった?」
杏子「い、いや…」
杏子(うめぇ…うめぇよ)
杏子(こんなに朝飯って旨かったっけ…?)
杏子「うぅ…くそっ…」
16 = 1 :
モモ「ど、どうしたの?今日のお姉ちゃん少し変だよ?」
杏子「何でもねぇよ…っ」
母「杏子…体調でも悪いの?今日は初日なんだから、休むのは…」
杏子「…わかってるって、大丈夫だ」
杏子(ほんとは何もわかってなんかないけどさ…)
杏子(でもあれだろ?あんまり余計な心配はさせたくないしさ…)
杏子(…それよりも、ほんと旨いな)
杏子(おふくろの味ってこのこと…なんだよな?)
杏子「へへっ」
モモ「?変なお姉ちゃん」
17 = 1 :
母「そろそろ着替えなさい、そこに制服があるでしょ?」
杏子「えっ?あ、うん」
杏子(せ、制服なんて来たことないぞ…)
杏子「えーと…これか?」
モモ「そうだよー」
杏子「ん?これって…たしか、さやか達が来てた…?」
モモ「さやか?もうお友だちできたの?」
杏子「…一応な」
モモ「へぇー!」
杏子(ってか、もしかして…あたしが行く学校って、さやか達の学校なのか?)
20 = 1 :
杏子(でも、こっちにさやか達がいるわけないよな?)
杏子(だってここは…いや、さやかはいるかもしれねぇけど)
杏子(…考えてもキリがねぇ、とりあえず着替えてみるか)
杏子「む…」
モモ「あっ、着替えたんだね」
杏子「…どう?」
モモ「似合ってるよ!」
杏子「そ、そっか、へへっ!」
杏子(でも、やっぱりしっくりこねぇな…)
21 = 1 :
母「道はちゃんと覚えた?」
杏子「ん?学校のか?」
母「うん、間違えたらいけないから今日は一緒に行こうか?」
母「モモを送らないといけないし」
杏子「い、いいよ!1人で大丈夫だ」
母「そう?」
杏子「場所くらいわかるって」
モモ「私も学校覚えたし、大丈夫だもんね」
杏子「…ああ」
母「ならもう家をでないとね」
モモ「うん」
杏子「…わかった」
23 = 1 :
母「モモ、準備はできた?」
モモ「大丈夫だよ」
母「杏子は?大丈夫?」
杏子「ん?あー…えっと…」
母「…もう、しっかりしなさい、お姉ちゃんなんだから」
杏子「わかってるって」
母「ほんとに?…ほら、カバンとお弁当」
杏子「さんきゅ」
モモ「お姉ちゃん、途中まで一緒に行こうよ」
杏子「そうだな、わかった」
モモ「えへへ」
24 = 19 :
25 :
>>24
かわいい
27 = 1 :
母「それじゃあ、私たちは行くから留守お願いしますね」
父「ああ」
父「杏子、モモ、新しいお友だちができるといいね」
モモ「うん!」
杏子「…ああ」
父「杏子、緊張するのはわかるけど、元気をだして頑張りなさい」
杏子「…うん、わかってるよ」
父「そうか」
母「それじゃあ、いってきますね」
父「いってらっしゃい」
モモ「いってきまーす」
杏子「…いってきます」
29 = 1 :
モモ「新しいお友だちたくさんできるかな?」
母「モモなら大丈夫よ、きっとたくさんのお友だちができるわ」
モモ「えへへ」
母「だから頑張らないとね」
モモ「うん!」
杏子(結局、ここはどこなんだ?)
杏子(あたしは死んで天国にでも来たってのかい?)
杏子(…でも、それは違う気がするんだよな)
杏子(夢でもないし…ほんとわかんねぇ)
杏子(あたしは何でここにいるんだ?)
31 = 1 :
杏子「…」
母「…杏子、本当に大丈夫なの?」
母「具合が悪い?緊張してる?」
杏子「大丈夫だってば、心配いらないって」
母「そう、じゃあ私たちはこっちだから、道間違えないで行くのよ?」
杏子「うん」
母「学校についたら、先生の言う通りにするのよ?」
杏子「ああ、わかったよ」
母「それじゃあ、頑張りなさいね」
モモ「お姉ちゃん、また後でねー」
杏子「ああ、またな」ヒラヒラ
32 = 25 :
さやかはまだか
33 = 1 :
杏子「…さーて、どうしたもんかな」
杏子「あたしが学校に?マジでか?」
杏子「中学になんて行ったことないぞ?場所はわかるけどさ…」
杏子「せ、制服も何か似合ってない気がするし…」
杏子「うーん…参ったなぁ」
杏子「でも行かなきゃなんないんだろ?」
杏子「しかなねぇなもう…行くか」
杏子「…ここだよな?」
杏子「えーと?どうすりゃ良いんだ?」
杏子「ん?あの人あたしに手振ってんのか?」
35 = 1 :
さやか「ねぇねぇ聞いた聞いた?」
まどか「なに?」
ほむら「どうしたの?」
さやか「またうちのクラスに転校生が来るんだってさ!」
まどか「えっ?そうなの?知らなかった…」
まどか「ほむらちゃんは知ってた?」
ほむら「ううん、私も知らなかったよ」
さやか「なんでもまた女子生徒なんだって」
まどか「へぇー!そうなんだ」
さやか「だから、ほむらは転校生の先輩になるね!」
36 = 19 :
さやさや
37 = 25 :
さやかきた
38 :
口調がメガほむ?
39 :
このほむほむはメガほむっぽいな
って事はアルティメットまどゴッドの後の話じゃない訳か
40 = 25 :
メガほむほむ
41 = 1 :
ほむら「えへへ、そうだね」
まどか「ほむらちゃんが転校してきて結構経ったもんね」
ほむら「うん、懐かしいなぁ」
さやか「最初のころのほむらは、そりゃもう引っ込み思案でさぁ」
さやか「何をしても怯えてたっけ、ほんと懐かしいわ」
まどか「もう、さやかちゃん…そんなこと言っちゃダメだよ?」
まどか「そんなことないよね?ほむらちゃん!」
ほむら「ううん、さやかちゃんの言う通りだったよ」
さやか「ほら、本人も言ってるし」
まどか「で、でも…」
42 = 5 :
ほむほむ
43 = 38 :
ほむらのさやかちゃんが凄い違和感ww
美樹さんじゃないのか
44 = 1 :
ほむら「だけど、今は少しは変われたと思うんだ」
ほむら「まどかちゃんと、さやかちゃんのおかげでね」
まどか「ほむらちゃん…!」
さやか「そうそう、感謝してくれたまえ!」
ほむら「ありがとう、まどかちゃん、さやかちゃん」
まどか「てへへ、ちょっぴり照れちゃうよ」
さやか「よーし、ほむらの次は新しい転校生とも仲良くなっちゃいますからね!」
まどか「そうだね、どんな女の子なのかな?」
ほむら「気が合う人だと良いなぁ」
まどか「うん!」
45 = 5 :
さやさや
46 = 1 :
さやか「あっ、そろそろ時間だ」
ほむら「私の時と同じなら、この後出てくるはずだよ」
まどか「うん、楽しみだね」
さやか「んじゃ席についてっと…」
ガラッ
ほむら「あっ、先生が入ってきたよ」
まどか「わくわく」
和子「今回はさっそく本題に入ります」
まどか「ほむらちゃんの時はちょっとあれだったからね」
さやか「あぁーあれねぇ」
ほむら「?」
47 = 5 :
ほむほむ
48 = 1 :
和子「転校生の紹介をします」
和子「佐倉さん、どうぞ」
さやか「どんな女の子かなぁ」
杏子「…」
和子「あら?佐倉さん?」
杏子「は、はい!」
杏子(やっば…自己紹介なんて全然考えてねぇよ)
杏子(何を言えばいいんだ?とりあえず名乗っときゃいいんだっけ?)
さやか「…」ジィー
さやか(へぇー、長い髪だなぁ)
さやか(緊張してんのかな?ほむらと同類だったりして)
49 = 1 :
和子「それじゃ、自己紹介いってみよう!」
杏子「ああ…えーと…その…」
杏子「あ、あたしの名前は!」
杏子(ダメだ言葉がでてこねぇ)
杏子「さ、佐倉杏子だ!よ…よろしくな!」
杏子「…」
和子「…佐倉さん?」
杏子「い、以上だ!」
杏子(ああもう、さっそくやっちまったよ…)
さやか「みじかっ!」
ほむら「きっと緊張しちゃったんだよ」
さやか「誰かさんもそうだったもんね」
ほむら「うぅ…」
みんなの評価 : ★★★
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