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    元スレ杏子「くうかい?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 佐倉杏子 + - 杏子 + - 神のみ + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 120 :

    やった!ベテラントリオだ!

    252 = 122 :

    「ええ、そうよ。
     ワルプルギスの夜を倒すという一点では、わたしたち三人の利害は一致している。
     断る理由はないと思うけど」
    「正直なところ、願ってもない提案よ。
     わたし一人じゃ、とてもワルプルギスの夜には勝てなかったでしょうから。
     けど、あなたの仲間の佐倉さんは、わたしと協力することに納得しているのかしら?」
    「ここら一帯は元々あんたのシマだ。
     こうなるってことは、薄々勘付いてたさ」

    でも、と杏子は串の先端をピッとマミに向けて、

    「あんたがあたしのことを信用してないように、
     あたしもあんたのことは信用してない。
     このチームはあくまで一時的なもんだ。
     仲良しこよしのお仲間ごっこはご免だからな」
    「気が合うわね、佐倉さん……元よりわたしも、そのつもりよ」

    253 = 232 :

    ピッとマミにがビックマミにに見えた

    254 = 120 :

    シマとか普通に言っちゃう杏子ちゃんマジあんあん

    255 = 141 :

    >>253
    まだ成長すると言うのか…

    256 :

    ほむホームのあの不思議な感じはどうやってんのかね

    爆弾作ってたころの普通の部屋はどこに

    257 = 120 :

    これ以上成長したらバケモノじゃないですかー

    258 = 122 :

    マミと杏子の視線がぶつかり合う場所に、割って入る者がいた。
    ほむらは黒髪を靡かせて、朗々と響く声で言った。

    「あなたたちが啀み合うのは結構よ。
     魔女戦で連携を取れとも言わないし、
     同士討ちしない限りは、好きなだけスタンドプレーに走っても構わない。
     けれど、わたしの能力の性質上、わたしのことは信頼してもらわなければ困る」

    杏子が取り繕うように言った。

    「あたしは……あんたのことは嫌いじゃないよ。
     そのサバサバした性格は、あたしと結構合ってる気がするし、
     さっきの魔女戦でだって、あたしは上手いことあんたのサポートを受けられてたじゃないか」
    「それは本当の意味での信頼とは違うわ。
     それにわたしの本当のサポートは、あんなディフェンス寄りのものじゃない。
     わたしはあなたたちに命を預けるし、あなたたちにもわたしに命を預けてもらう」

    項垂れる杏子。マミは言った。

    「でも実際のところ、それはとても難しい相談じゃないかしら」

    『わたしはあなたのことを信頼しています』
    と口に出してみたところで、心がこもっていなければ意味がない。
    そして誰かを信頼する気持ちとは、一朝一夕で出来上がるものじゃない。

    259 = 122 :

    「でしょうね。
     だから最初に、わたしがあなたたちに、わたしの命を預ける」

    ほむらは左手の中指からリングを外すと、
    手のひらの上で、卵大の大きさに変化させた。
    魔法少女の魔力の源泉。ソウルジェム。
    藤色の輝きに目を凝らせば、底から五分の一ほどまで、
    黒い澱のようなものが溜まっているのが分かる。
    真意を計りかねる聴衆の中、
    キュウべえがわずかに身動ぎしたのを、マミの目が捉えていた。




    ちょい休憩

    260 :

    おもしれー支援

    261 = 120 :

    朝からお疲れさん

    262 = 128 :

    263 = 212 :

    作者は大学生か?

    265 :

    >>263
    作者()
    巣に帰れ

    266 :

    作者じゃなきゃなんなんだ

    267 = 164 :

    強いて言えば書き手か?

    268 :

    レス番じゃねぇの

    269 :

    ドゥフフwwwww主は大学生でおじゃるか?wwwwwww

    270 = 154 :

    俺は>>1だと思ってたんだが
    書いてるのが>>1だろうと>>1じゃなかろうと

    271 = 159 :

    ほほいほい

    272 = 212 :

    まぁまぁ君たち、言い争いはやめたまえ

    いやすまんね、昔見たSSと文体や状況がにていたからちょいと気になっただけなんだ。気にしないでくれ

    273 = 141 :

    あんこちゃんあんあん

    274 :

    今頃本当の>>1はどんな顔してんだろうな

    275 = 159 :

    おもらししてる

    276 = 122 :

    ◇◆◇◆

    ほむらが口を開いた瞬間、マミは慌てたように言った。

    「ねえ、暁美さん。もうこんな時間よ。
     鹿目さんと美樹さんには、家に帰ってもらったほうがいいんじゃないかしら?」

    直感的に察知したのかもしれない。
    これから起こることを二人が目の当たりにすることで、
    彼女たちが魔法少女になる道を、閉ざしてしまう可能性を。

    「すぐにすむわ。
     それに今からすることは、是非二人にも見てもらいたいことなの」
    「門限のことなら気にしないで下さい、マミさん。
     まどかも大丈夫だよね?」

    頷くまどか。

    277 = 120 :

    おかえり

    279 = 122 :

    ほむらはソウルジェムを片手に、
    巴マミと佐倉杏子の顔を交互に見つめて言った。

    「どちらが最初に、わたしの命を預かるか決めて」
    「ちょっと待ってよ。命、命ってさ。
     さっきから、ほむらは何を言ってるのさ?」
    「物の喩えで言っているのかしら?
     確かにわたしたち魔法少女にとって、ソウルジェムは命のようなものだけれど」
    「わたしの言ったことは、そのまま受け取ってもらってかまわないわ。
     ソウルジェムは、わたしの命。
     もっと正確に言うなら、わたしの命がキュウべえによって結晶化されたもの」

    静寂を、杏子の乾いた笑い声が破った。

    「それじゃあ何かい?
     ほむらのソウルジェムが砕けたら、ほむらはポックリ死んじまうのか?」
    「ええ。死ぬわ」

    あっさりと答えたほむらに、杏子が押し黙る。
    ほむらの言葉には、妙な説得力があった。
    杏子の指先は、無意識のうちに、リングの冷たい表面を撫でていた。

    280 = 122 :

    >>212
    >>279のトリでポケモンSSを書いてたことはある
    同一人物かは知らない

    281 = 120 :

    ほむらさんキュゥべえの前でそんなゲロゲロして大丈夫?

    282 :

    ぼっちマミさんくるで

    283 = 122 :

    「もしも暁美さんの言葉が真実だったとして、
     今こうして、わたしたちと話している"あなた"は何なの?」
    「抜け殻のようなものよ」

    ほむらは自身の胸の中心を指さし、

    「この肉体は魔女との戦いに特化したハードウェアで」

    指先をこめかみに持って行く。

    「この脳髄はその肉体に命令を下すための高度なソフトウェア」

    コンピュータのアナロジーを延長するなら、
    さしずめソウルジェムは魔法少女を動かす電源装置といったところね、とほむらは締めくくる。

    284 = 159 :

    ほむほむがかっこいい

    285 = 122 :

    マミは首を横に振りながら言った。

    「言葉遊びにしか聞こえないわね。
     この体も、この頭も、他の普通に生きている人たちと何も変わらないじゃない」
    「わたしたちの肉体や精神は、魔法で強化することができる。
     魔法少女なら誰でも知っている常識。そうよね?」

    メンタル・エンチャントは負の感情を正の感情に変え、痛覚の訴えを和らげてくれる。
    フィジカル・エンチャントは総合的な膂力を向上させ、常人ではありえない身熟しを可能にする。
    巴マミも佐倉杏子も、これまで何度もその恩恵に浴しているはず。
    二人が頷いたのを見て、ほむらは続けた。

    「じゃあ、魔法で強化できる精神と肉体が、
     魔法少女のそれらに限られることは知っていたかしら?
     いくら魔法少女が一般人に魔力を与えたところで、彼らには何の作用も及ぼしはしない」

    286 = 127 :

    ほむほむ

    287 :

    上手い解釈だ

    288 = 122 :

    嘘だと思うなら、試してみればいい。
    言外の意味を受け取って、マミと杏子の視線は、
    自然とまどかとさやかに向けられていた。

    「巴マミ、もしもあなたの言っていることが正しければ、
     エンチャントは鹿目さんと美樹さんの二人にもきちんと成功するはずよ」
    「できないわ……そんなこと」

    失敗するのが怖いから、ではない。
    初めから失敗を予感しているからだと、巴マミの表情は物語っている。

    「これで信じてもらえたかしら?」

    杏子は掠れた声で言った。

    「ほむらの言うことは筋が通ってるし、納得させられる部分もある。
     けどさ、やっぱり信じられないよ。
     こんな……こんなちっぽけな宝石の塊が、あたしの本体だなんてさ」

    291 = 122 :

    「そうよ。暁美さんの話は、臆測の域を出ないわ。
     第一、それを証明する方法がないじゃない。
     わたしは自分のソウルジェムを傷つけて確かめる気にはなれないし、
     その説を信じている暁美さんなら、なおのことそんなことは出来ないはずよ」
    「真実を確かめる方法は、別にもあるわ」

    ほむらが静かにそう言ったのと、
    それまでまどかの膝の上に座っていたキュウべえが、
    ほむらの前に進み出たのは同時だった。

    「君はとても危険な賭をしようとしているよ、暁美ほむら」
    「忠告ありがとう」
    「僕は本気で君のことを心配しているんだ」

    心配?笑わせないで。
    ほむらはキュウべえの紅玉のような瞳を睨み付ける。
    キュウべえは臆した様子もなく続けた。

    「さっき君はコンピュータを例に使ったけれど、
     それに倣うなら、これから君がしようとしていることはコンピュータの"強制終了"だ。
     最悪の場合、プログラムは"アボート"される。
     その危険性を、君はきちんと理解しているのかい?」

    292 :

    >>12
    地の文がないSSはただのト書きだ

    293 = 122 :

    「ええ、もちろんよ」

    覚悟はとうの昔に済ませてある。
    あの日、わたしの親友の亡骸を抱いて、
    最良の未来を勝ち得ると、彼女に誓った瞬間に。

    「そうか。なら、僕はもう何も言わないよ」

    大人しく引き下がるキュウべえ。
    それと立ち替わるようにして、まどかが言った。

    「ほむらちゃん……キュウべえの言ってた『危険な賭』って何なの?」
    「あなたが心配する必要はないわ。
     キュウべえは、大袈裟に言っているだけ」






    晩ご飯

    296 = 159 :

    じゃあ俺もごはん

    297 :

    もしよければ晩飯などは三分程ですませていただきたい

    298 :

    >>297
    お前鬼だな

    299 = 220 :

    >>298
    続きが待ちきれないんだよ言わせんな恥ずかしい

    300 = 183 :

    しえん


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