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    元スレ杏子「くうかい?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 佐倉杏子 + - 杏子 + - 神のみ + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 120 :

    シャルちゃんきゃわきゃわ

    152 :

    ち、ちょうじょう・・・

    153 = 120 :

    >>149
    お休みなさい
    明日も期待してもいいんだよね?

    154 :

    ほむほむと杏子たんがいれば幸せ

    155 :

    保守するしかない

    157 :

    読み良い文章だね
    何か書き手なのかな

    158 :

    159 :

    160 = 159 :

    おれはひるまでほしゅするからなー!

    161 = 120 :

    頼もしいことだ

    163 :

    もし落ちたら制作で書いてくれると嬉しいなって

    164 :

    書き慣れてる感じだなー

    165 :

    製作をJaneに登録すんのどうやるんだ
    入れなおしたら消えてて焦る

    166 = 159 :

    169 :

    ほむほむ

    170 :

    ほむぅ

    172 = 159 :

    しゅ

    173 :

    空海「食べる?」

    174 = 159 :

    175 = 159 :

    しゅ

    176 :

    ほむ

    177 :

    ホム

    178 :

    ほむ

    179 = 159 :

    ほむう!

    181 :

    182 :

    184 = 122 :

    「それじゃあ、初のチームバトルと洒落込みますかね」

    杏子は長柄を肩にかけ、
    身の丈の十倍はあろうかというシャルロッテを見上げた。
    ほむらは肩越しにこちらを伺い、

    「立てる?」

    戦える?――と訊かなかったのは、
    きっとわたしが戦意を喪失していることに気づいているからだ。
    目と鼻の先に迫った死の感触を、払拭することができなかった。
    手足はどうしようもなく震えている。
    これでは後じさるのがやっとで、まともにマスケット銃の照準をつけることすらできない。
    ……わたしは最早、戦力に数えられていない。
    無力感に打ち拉がれるマミに、ほむらは言った。

    「あなたは下がって、まどかたちを守って。
     魔女にはわたしたちが対処する」

    185 :

    燃えるな

    186 = 133 :

    来た!メイン投下きた!

    187 = 122 :

    「優しいのね、暁美さんは」

    役立たず、と叱責されて当然のわたしを、折らないでいてくれる。

    「鹿目さんたちのことは、わたしに任せて。
     彼女たちには指一本触れさせないわ」

    マミはマスケット銃を地面について、ゆっくりと立ち上がった。
    魔法の力には頼らない。動いて、わたしの体。
    奥歯を噛み締め、戦慄く両足を奮い立たせる。
    後退したマミの元へ、まどかとさやか、キュウべえが走り寄ってくる。

    「マミさんっ!」
    「大丈夫ですか!?」
    「怪我はないかい、マミ?」

    みんな、わたしのことを本気で心配してくれていたみたい。
    キュウべえは相変わらずの無表情だけどね。
    マミは精一杯の笑顔を浮かべて、

    「大丈夫よ。ちょっと油断しちゃっただけだから。
     一瞬で終わらせる、なんて恥ずかしいこと言っちゃったなあ。
     二人には、カッコ悪いとこ見せちゃったね――っ」

    言葉を遮るように、まどかはマミを抱き締める。

    189 = 122 :

    頬を伝う涙が、まどかの制服を濡らした。

    「……っ……ぅ……」

    声を押し殺して泣いた。
    もしもまどかがマミよりも年上で、経験の長い魔法少女だったなら、
    マミは小さな女の子のように慟哭していただろう。
    魔女との戦いの中で、死を覚悟したことは何度もあった。
    孤独と死への恐怖は、とうの昔に克服したと思っていた。
    なのに……ああ……わたしは油断していた。
    仲間を得られる喜びに舞い上がって、見失ってはいけないものを見失っていた。

    「わたし……やっぱり、ダメな子ね」
    「そんなことないです。マミさんはダメな子なんかじゃありません」
    「そうだよ。あんな魔女、反則だって」

    鹿目さん、美樹さん……。

    190 = 122 :

    二人の眼差しに、魔女に敗北した魔法少女への、
    蔑みや失望の色は見て取れない。
    こんなわたしに、まだ、憧れを持ってくれている。
    その期待に応えたい気持ちを、今は封じ込める。
    きっと今のわたしが参戦しても、彼女たちの足手まといにしかならない。

    「また、戦いに戻るんですか……?」
    「ううん。わたしの役目は、あなたちを守ること。
     悔しいけど、あの魔女の相手は、あの二人に任せることにしたの」

    情に絆されてはいけないことは、痛いほど思い知った。
    もう、決して驕らない。
    わたしは自分に出来ることをする。
    マミは両手を突き出し、幅の狭い、しかし強靱なリボンを具現化した。
    格子状に編まれたドームの外側で、
    今、地面をのたうっていたシャルロッテが、ゆっくりと頭をもたげた。

    192 = 122 :

    ◇◆◇◆

    ほむらの頭上から、杏子の檄が飛ぶ。

    「さっきからなにボーッと突っ立ってんだよ!
     チームバトルって意気込んだあたしが馬鹿みたいじゃねえか!」
    「忘れたの、杏子。
     これはあなたの能力を見極める、模擬戦のようなものよ」
    「ふっざけんなっ。
     あーもー、こいつ、図体のわりにはすばしっこいからムカツク!」

    軽口を叩く余裕があるなら、援護の必要はないだろう。
    むしろ杏子が窮地に陥ることを、密かに望んでいるほむらだった。
    杏子には、ワルプルギスの夜が来るまでに、
    "時間停止"による支援に慣れてもらう必要がある。

    193 = 191 :

    194 = 122 :

    「へえ、見りゃ可愛い顔してるじゃねえか」

    杏子は軽やかな身のこなしで宙を舞い、
    シャルロットの頭上から神速の突きを放つ。

    「コイツで終わりだっ!……なっ」

    ギンッ、と甲高い音が鳴り、
    果たして槍の先端は、シャルロッテの前歯にがっちりと挟み込まれていた。

    「やべ」

    シャルロッテはにんまりと笑って、顎の力を緩める。
    杏子の体は重力に従って、
    一直線にシャルロッテの口蓋へと落ちていき――。
    そこから少し離れたテーブルの上に、ぺたんと座り込んでいた。
    杏子は傍らのほむらを見上げて、何が起こったのか理解する。

    「助けてくれたのか。サンキューな」
    「あなたが窮地に陥ったときは、わたしがカバーする。
     あなたはもっと大胆に立ち回ってもいい」
    「要するに、ガンガン攻めろってことだな」
    「ただし、慎重さを失うのは禁物よ」
    「りょーかい」

    196 = 122 :

    >>194
    「へえ、見りゃ可愛い顔してるじゃねえか」 ×
    「へえ、よく見りゃ可愛い顔してるじゃねえか」 ○


    それから何度か"時間停止"による援護を行うと、
    杏子はそのタイミングと、一瞬にして立ち位置が変化することに慣れてきたようだった。
    ほむらは"時間停止"を発動し、両足にフィジカル・エンチャントを施した。
    十数メートルの高さまで一気に跳躍し、
    またしてもシャルロッテに食べられかけている杏子の襟首を掴んで、
    近場のテーブルに着地する。
    シャルロッテの足許にM26破砕手榴弾を投げ込み、"時間停止"――解除。

    「おっ、悪いな」

    素早く戦線復帰しようとした杏子の腕を、ほむらが掴む。

    「待って。もう杏子は十分、わたしのサポートがどういったものか理解できたはずよ。
     そろそろ、終わりにして。面倒なら、代わりにわたしが終わらせてもいいわ」
    「参ったね。ほむらにはバレてたか」
    「表情に出ていたわ。
     それにわたしは、あなたの本気がどんなものか、最初から分かっている」
    「ふうん、誰にも見せたことないんだけどね……。
     ほむらは"時間停止"の他に、"千里眼"や"過去視"みたいな能力も持ってるのかよ?」

    199 = 122 :

    「秘密よ。今はね」
    「またそれかよ。
     ……ま、気長にあんたが話してくれるのを待つとするか」

    お喋りに夢中の魔法少女たち。
    シャルロッテはその背後から、そろりそろりと顔を近づけ、

    「―――!?」

    足許で起こった突然の爆発に、
    周囲のお菓子を巻き込みながら倒れ伏す。
    ほむらは振り返りもせずに言った。

    「それで、どっちがやるの?」
    「なあ……最後くらいは、一緒に片をつけないか?」

    ニッと笑う杏子。それも悪くないわね、とほむらは笑い返す。
    柄じゃないことは分かっている。
    これは余興よ、と彼女は自分に言い訳し、左腕の巨大な腕時計に魔力を流し込んだ。

    200 = 164 :

    ああ、シャルちゃんが


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