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    元スレ櫻子「なんだこれ」

    SS覧 / PC版 /
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    タグ : - ひまさく + - ゆるゆり + - 京あか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    櫻子「婚姻届……?」

    2 :

    非常に読み応えがあって面白かった
    SSとは思えないような完成度
    随所に張り巡らされた伏線とその鮮やかな回収の仕方
    登場人物たちの事細かな心理描写、それによって成せるリアリティある会話
    特に終盤の山場では凄く感情移入しちゃって見てるこっちがハラハラしちゃったよ
    そして飽きのこないストーリー展開、王道でありながら新しいストーリーは
    この作者独特のレトリックによって成せる新ジャンル
    間違いなくこの作者はいずれプロの作家として大成するんだろう
    こんな素晴らしいSSに出会えてよかった
    次回作も期待してるから頑張ってくれ

    3 = 1 :

    おねがいしまーす

    4 :

    レトリックが凄かった

    6 :

    あの昔の婚姻届を見つけちゃった的な?

    7 :

    >>5
    だからお前は誰なんだよ

    8 = 1 :

    的な感じでおねがいしまーす

    9 :

    櫻子「げ! これって……」

    向日葵「どうかしたんですの?」

    櫻子「ひ、向日葵! いつからそこに!」

    向日葵「今さっき戻ってきたんですわ。なんですの、せっかく人がお昼ご飯を作ってあげてきたというのに」

    櫻子「え、ご飯?」

    向日葵「あなたがお腹がすいたから、まだ11時なのにご飯を作る羽目になったんじゃねーかですの……」

    櫻子「あ、そそそそうだっけ? ごめんごめん、早速頂きます!」

    向日葵「……? ご飯の事を忘れるだなんて、何だか今日の櫻子はちょっとおかしいですわね」

    櫻子「……」モグモグ

    向日葵(言い返してこないだなんて、もっとらしくないですわね……)



    こんな感じでいいんですか?

    10 = 4 :

    違います

    11 :

    >>9
    続けたまへ

    12 = 9 :

    櫻子「ごちそうさまでした……」

    向日葵「おそまつさまでした、では片付けはお願いしますわね」

    櫻子「え?」

    向日葵「え? じゃないでしょう、後片付けはキチンとやるという約束でご飯を作ったんですのよ?」

    櫻子「あ、ああそうだったっけ」

    向日葵「まったく、さっさと片付けてらっしゃい。ちゃんとお皿も洗うんですのよ?」

    櫻子「わ、わかってるよ」バタン

    向日葵「はあ、今日の櫻子は本当に一体どうしてしまっ――あら、櫻子のクッションから何かはみ出てますわね」

    向日葵「何かしらこれは。なになに、婚姻……届……? あ、これは……!///」



    続けますよ?

    13 = 1 :

    おねがいしまーす!

    15 = 5 :

    素晴らしいから続けなさい

    16 = 9 :

    ~キッチン~

    櫻子「まったく向日葵は人使い荒いんだから……」ゴシゴシ

    櫻子「あーあ、昔はもっと可愛げがあったんだけどなー。そういえば向日葵って案外泣き虫だったよね」

    櫻子「あの時だって――って、そうだ婚姻届! おきっぱなしだよ!」

    櫻子「は、早く戻ってもっとちゃんとした所に隠さないと……。ああでも、今すぐ戻った所で向日葵がいるから隠すに隠せないし……」

    櫻子「と、とりあえず見つからないうちに、さっさとお皿を洗って戻ろう。ちゃんと洗わないと、また後で向日葵に文句言われる……」ジャーッ


    ~櫻子の部屋~

    向日葵「何でこれがこんなところに……。しかもちょっと皺になっちゃってますし……」

    向日葵「そういえばこれ、櫻子が持ってたんですのね。確か、私の机の引き出しにあったのが、ある日を境に急に見かけなくなったと思ったら……」

    向日葵「これは問い詰める必要がありそうですわね。しかも櫻子、あの娘ったらクッションの下に入れてあるなんて、明らかに隠してやがるじゃねーですの」

    向日葵「さっき様子がおかしかったのも、きっとこれのせいですわね。まったくあの娘は、こんな昔の物の事を気にして……」

    向日葵「ちょ、ちょっとだけ内容を確認しておきますわ。後で櫻子を問い詰める時に必要になるかもしれませんから! それだけですから!」



    向日葵の口調難しいのな…

    18 = 1 :

    がんばりやがれですの

    19 :

    アニメしか見てないけど向日葵ってやがれとか使うの?

    20 = 5 :

    >>19
    使ったら使ったで萌えるんですの

    21 = 9 :

    向日葵「ええとなになに……? 『つまになる人』と『妻になる人』……ってなんですのコレ」

    向日葵「確かに女の子同士ですけど、どう考えても男の子みたいな櫻子が夫で十分ですわ! わざわざこんな修正しなくても……これじゃあ提出出来ないじゃありま――」

    向日葵「わ、私は何を……提出とかそういう問題じゃねーですの……」

    向日葵「名前と生年月日は普通に記入してあるんですのね。本籍から下は……これは私達の自画像ですの……?」

    向日葵「あんまり上手じゃありませんわね、きっと両方とも櫻子が無理を言って書いたに決まってますわ」

    向日葵「その下は職業欄? またここも『つま』に修正されてますのね。こういう大事な――い、いいえ!どうでも!いい所!……は細かいんですのね、櫻子は……」

    向日葵「櫻子の職業は、『との』……? この頃から頭がしっかりお花畑だった証拠になりますわね……」

    向日葵「私は……『おかしやさん』……。今でもちょっと憧れますわね///」


    >>19
    原作でひよった時とか稀に使ってた気。使ってなかったらごめんなさい。

    22 :

    対櫻子の時はたまに敬語が崩壊する向日葵ちゃん可愛い

    23 :

    こういうのもアリじゃねーかですの

    25 = 19 :

    スマン
    気にせず頑張って下さい

    26 :

    向日葵というか翠星石だなww

    27 = 9 :

    向日葵「証人は撫子さんだったんですのね。あの方も当時はまだ子供だったというのが、何だかおかしい気もするような」

    向日葵「……ま、まぁこれじゃあお遊びの延長にしかなりませんわね」

    向日葵「それにしても、これ一体いつ書いたんでしょう? 見返してみても、あんまり記憶が定かじゃありませんわ。私が持っていたのは覚えているんですが……」

    向日葵「櫻子は――櫻子は一体何を考えながら、これを書いたのかしら……。も、戻ってきたらその辺も問い詰めてやらないとですわ!」

    向日葵「それにしても……どうして櫻子はこれを持って行ったんでしょう? ああもう早く戻ってらっしゃ――」ドタドタ

    櫻子「た、ただいま!」バタンッ

    向日葵「お、おかえりなさいまし!」ササッ

    櫻子「えっ? ど、どうしたのさ? 急にそんな畏まって……」

    向日葵「な、何でもありませんわ! それより、ちゃんとお皿は洗ってきたんでしょうね」

    向日葵(確かに早く戻って来いとは言いましたけど、思ったよりだいぶ早く戻ってきたから、焦りましたわ……)

    櫻子「なにおう! 疑うってんなら見てくればいいだろー!」

    櫻子(早くアレを隠さないといけないから、全力で洗ってきたんだよ! なんて言えるわけないし……)

    28 :

    >>26
    それだww

    30 = 9 :

    櫻子(――って、あ、あれ?! クッションの位置がずれてる……? も、もしかしてもうバレた……?)

    向日葵「そ、その……櫻子?」

    櫻子「ひゃういっ?!」

    向日葵「なんですのその面白い返事は……。あの……これなんですけど――って、あ……」

    向日葵(咄嗟に後ろに隠したせいで、ぐしゃぐしゃになってしまってましたわ……)

    櫻子「……!」

    向日葵「あ、あのこれは……」

    櫻子「……そっか……向日葵は……」

    向日葵「は、はい?」

    櫻子「向日葵は、それ、捨てちゃおうって思ったんだ……」

    向日葵「え? 何を勘違いして――」

    櫻子「向日葵は! やっぱり私の事なんて! 嫌いなんだ!」

    向日葵「え? ち、違――櫻子あなた勘違――」

    櫻子「うるさい! 出てってよ! なんで嫌いな私の部屋に堂々と居座ってるのさ! 嫌がらせのつもり?!」

    31 :

    普通に死ねとか言うしな向日葵

    32 = 5 :

    こういう見ててやきもきするのいいよな
    ハッピーエンドで頼むぜ

    33 = 1 :

    ひまさくってだけでもう半ばハッピーエンド確定だから安心して読める
    ……閉じ込められて焼け死んだりするのは例外だけど

    34 = 9 :

    向日葵「なんですのその言い草は?! 大体あなたが――」

    櫻子「うるさい出てけ! 出て行かないなら私が出て行くから!」

    向日葵「どうぞ! ご自由にになさったら?!」

    櫻子「ううう……! バカーーー!!!」バンッ

    向日葵「あ……」


    向日葵「本当に出て行ってしまいましたわ……。ここはあの娘の部屋なのに、相変わらずお馬鹿ですのね……」

    向日葵「……いいえ、馬鹿は私の方ですわ。いつも通りに売り言葉に買い言葉で、つい喧嘩になってしまって……」

    向日葵「いけませんわね……。これでは、櫻子の事をお馬鹿だなんて言う資格、私にはありませんわ……」コンコン

    35 = 9 :

    向日葵「は、はい。どなたでしょう――あ」

    撫子「やあ、ひま子」

    向日葵「撫子さん……」

    撫子「櫻子、今凄い勢いで飛び出していったけど、何かあったの?」

    向日葵「け、喧嘩ですわ。いつもよくある事ですの。撫子さんもご存知で――」

    撫子「本当に?」

    向日葵「うっ……」

    撫子「本当に、いつもよくある喧嘩?」

    向日葵「うう……実は……」

    36 = 5 :

    撫子は向日葵フォロー、花子ちゃんは櫻子フォローがいいと思うの

    37 = 1 :

    花子ちゃんは姉2人の惨状を見て早い内に牛乳を摂取する策士

    38 :

    喧嘩から痴話喧嘩にグレードアップしただけのこと…

    ただ…それだけのこと…

    39 = 9 :

    撫子「なるほどね。これ、私も見覚えあるよ」ヒラヒラ

    向日葵「うう……。証人に撫子さんのお名前がありますから、ご存知かとは思いましたが……」

    撫子「え? だってこれ書いた時私もずっと一緒にいたじゃん。もしかして、覚えてないの?」

    向日葵「書いた事自体と、これを私が持っていた事は思い出したんですが……。これを書いた時の事は、恥ずかしながらあまり……」

    撫子「あー、やっぱり覚えてないのか。でもこの間聞いた反応だと、櫻子も覚えてなかったみたいだけどなぁ」

    向日葵「櫻子に記憶の容量で負けるなんて、なんだかちょっと悔しいですわ……」

    撫子「はは、あんた達らしいね。相変わらず仲良くて羨ましいよ」

    向日葵「そんな、仲良くなんて! 良くなんて……」

    撫子「仲、良いよね?」

    向日葵「……はい……多分」

    撫子「なに? 自信無いの?」

    向日葵「さっきの事で……ちょっと自信を無くしてしまいましたわ……。というわけで、その……撫子さん」

    撫子「なんだい?」

    向日葵「ええと……。これを書いた時の事……詳しく教えて頂きたいのですが――」

    撫子「だが断る」

    40 = 5 :

    なん…だと

    41 :

    な、なにぃ

    42 = 9 :

    向日葵「なっ、何故ですの?!」

    撫子「いやだってさ、さっきは明らかに知らないような反応しちゃったんでしょ?」

    向日葵「確かに櫻子には、知らないというか、いらないような物として扱ったように見えたかもしれませんわね……」

    撫子「そんな風に見えた櫻子に、もしひま子急にその時の事ペラペラ喋りだしたら、流石の櫻子でも怪しむって。私の介入疑うでしょーが」

    向日葵「撫子さんが入って来た事を知ると、またややこしいことになりそうですわね……」

    撫子「いやもしかしたら櫻子の事だから、ひま子の反応なんて覚えてないかもしれないけどさ。ひま子はそんな櫻子に嘘つくみたいなことして、それでいいの?」

    向日葵「う……そう言われるとそうですわね……」

    撫子「でしょ? だったら、なんとか自分で思い出すか、もしくは櫻子に聞くしかないね」

    向日葵「自分で思い出すのは困難そうですわね……これを見ても、特に何も思い出しませんし……。かと言って、櫻子に聞くのも癪に障るというか――」

    43 = 9 :

    撫子「まぁ、そもそもの問題はそこじゃないんだけどな」

    向日葵「え?」

    撫子「櫻子が怒ったのは、ひま子がこれを捨てようとしたって誤解してるからでしょ? そこをキチンと説明すれば、多分解決すると思うんだけど」

    向日葵「そ、そうでした。私とした事が、つい問題をすりかえてしまっていましたわ……」

    撫子「まぁ櫻子はあんなだから、きっとすぐ帰ってくるって。そん時にちゃんと謝って誤解を解けば、きっとあっという間に解決するでしょ?」

    向日葵「ええ、櫻子はあんなですから。いっつもそうなんですのよ? 明らかに私が悪くない時でも、いつもいつも私から謝ってるのに、あの娘ったら――」

    撫子(その後でまた、忘れただのなんだので、例の犬も食わないが始まりそうだけど)


    向日葵「ハッ! と、とりあえず櫻子が帰ってくるまで、こちらに居させて頂きますわ……」

    撫子「うん、いいよ。もし連絡とか会ったら知らせるから」

    向日葵「あの、撫子さん……」

    撫子「?」

    向日葵「その、相談に乗って頂いて、ありがとうございます」

    撫子「いいのいいの。可愛い妹と、その可愛い妻の事なんだから」

    向日葵「つつつつつ妻なんかじゃないですわ!」

    撫子「はいはい、そういうことにしておくから、んじゃね~」

    44 = 5 :

    早く…いちゃいちゃを…

    45 = 9 :

    ~ゲーセン~

    櫻子「何だよ、向日葵のバカ。バカっぱい……」ガチャガチャ

    櫻子「向日葵のバカー! アホー! おっぱい虫ー!」ガチャガチャ

    櫻子「……ぐぬぬ、また負けた」

    櫻子「どうしよ……。財布は家に置いて来ちゃったし、ポケットに小銭しか無かったから、もう時間潰せない……」

    櫻子「家に帰れば向日葵がいるだろうし……うーん……」

    櫻子「あ、家に電話して、向日葵がまだいるかどうか聞けばいいのか――ってケータイも忘れてるじゃん……ハァ……」


    京子「あれ? なあ結衣、あれって――」

    結衣「ちょ、ちょっと待てよ手元狂うじゃないか。って、ああ大室さんじゃないか」

    京子「そう、大室さんじゃないか」

    結衣「おい、名前忘れてたのか……?」

    46 = 9 :

    京子「いやー、おっぱいちゃんとちっぱいちゃんってイメージが強過ぎてだねぇ」

    結衣「失礼極まりない奴だな……」

    京子「でも1人でいるなんて珍しいね、いつもおっぱいちゃん――」

    結衣「古谷さん」

    京子「そうそう、古谷さんと一緒にいるもんね」ダッ

    結衣「まあ確かに、ちょっと気になるね、っておい京子!」ダッ

    京子「おーい! ちっぱ――むぐっ?!」ガシッ

    結衣「公衆の面前でそういう呼び方はするな……/// ゴホン……おーい、大室さん」

    櫻子「……? あ、先輩……」

    結衣「やあ、大室さんもゲームしに来たの?」

    櫻子「ええ……まぁ……」

    京子「おや? いつもの元気が無いぞー? ははーん、さてはおっぱ――古谷さん、もとい向日葵ちゃんと喧嘩でもしたのかー?」

    櫻子「……!」ビクッ

    結衣「京子……そういうプライベートな事は、いきなり聞くなよ。っていうか、お前の二人称安定しないな……」

    京子「いやぁ。昨日のアニメ最終回でいきなり向日葵ちゃんって呼んでて、私も混乱してるよ~」

    47 = 23 :

    今回の百合姫こんな話なん?

    48 = 9 :

    結衣「で、大室さん。その……」

    櫻子「向日葵が……いけないんですよ……」

    結衣「え?」

    櫻子「向日葵が……私達の婚姻届を……捨てようとするから……ううぅぅ……」グスッ

    京子結衣「「婚……姻……届……だと……?」」

    櫻子「うわああああん! 向日葵のバカー! おっぱ――むぐっ?!」ガシッ

    結衣「えっと……と、とりあえずここから出ようか?」

    京子「結衣……今とっても誘拐犯に見えるよ!」テヘッ

    結衣「テヘッ、じゃない! ほらさっさと出るよ!」

    京子「ガッテンだ親分!」

    結衣「その呼び方はフラグ立ちそうだからやめて……」

    京子「もしかして私ルート?」キラキラ

    結衣「逮捕ルートだろ……」


    >>47
    まぁ婚姻届云々の話なので。このSSはそれ前提で書いてるつもりですわ。

    49 = 1 :

    ワクワクしすぎておっぱい破裂した

    50 :

    レスにいちいち反応するSSは駄作


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