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元スレ僕「小学校で」女「つかまえて」
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vipじゃなくてどこでもいいから続けてほしいって気持ちがががががg
月が、の人だったのか。
この日常編をぜひどっかで続けてほしいな
活発ちゃんが気になるし
この日常編をぜひどっかで続けてほしいな
活発ちゃんが気になるし
機会があればかききれなかった2年生編とかも見てみたいな
支援保守
支援保守
>>363
ちくしょう・・・
ちくしょう・・・
ほっしゅ
これってもし1000まで終わらなかったらどうするんだ?
これってもし1000まで終わらなかったらどうするんだ?
ほ
この時間帯は15分以内に保守推奨って書いてるけど案外いけるな
この時間帯は15分以内に保守推奨って書いてるけど案外いけるな
保守間隔が目安より長いのは良いんだ
異常なほどに短い間隔で無駄な消費する奴がいるから貼ってるんだよ
異常なほどに短い間隔で無駄な消費する奴がいるから貼ってるんだよ
>>797
つづきから。
……。
ピリリリリ。
熱気が落ち着いた頃の十月の朝。
僕は携帯から響く音で目が覚める。
名前を確認してみると『女』と彼女が画面の中いる。
彼女に起こしてもらったような気がして、少しだけ嬉しさを噛み締める。
僕は彼女がくれた電子の手紙を開く。
女『おはよう。昨日は寝ちゃってごめんね』
深夜までずっとメールをしては、どちらかが途中で必ず眠ってしまう。
僕たちの間ではよくある事だった。
おやすみの挨拶を言う事はあっても、僕たちのメールが途切れる事はなかった。
僕(通信料……大丈夫かな?)
使い放題プランが無い今、不安でならない。
つづきから。
……。
ピリリリリ。
熱気が落ち着いた頃の十月の朝。
僕は携帯から響く音で目が覚める。
名前を確認してみると『女』と彼女が画面の中いる。
彼女に起こしてもらったような気がして、少しだけ嬉しさを噛み締める。
僕は彼女がくれた電子の手紙を開く。
女『おはよう。昨日は寝ちゃってごめんね』
深夜までずっとメールをしては、どちらかが途中で必ず眠ってしまう。
僕たちの間ではよくある事だった。
おやすみの挨拶を言う事はあっても、僕たちのメールが途切れる事はなかった。
僕(通信料……大丈夫かな?)
使い放題プランが無い今、不安でならない。
女『……昨日の話ね、お母さんに話したんだよ。今の成績で頑張れるなら……いいって』
僕「お……」
女『特別推薦枠なら学費も抑えられるみたいだし、私頑張るよ!』
女『遅刻しないようにね』
メールはここで終わる。
僕が適当に返事をすれば、学校に行く間にもう一通は返ってくるんだろうけど。
僕(今は一眠り……)
まだ朝の七時だから、まだ三十分は眠っていられる。
僕は携帯を放り出し、枕に顔を埋めた。
僕「お……」
女『特別推薦枠なら学費も抑えられるみたいだし、私頑張るよ!』
女『遅刻しないようにね』
メールはここで終わる。
僕が適当に返事をすれば、学校に行く間にもう一通は返ってくるんだろうけど。
僕(今は一眠り……)
まだ朝の七時だから、まだ三十分は眠っていられる。
僕は携帯を放り出し、枕に顔を埋めた。
僕「じゃ、いってきます」
妹「ん。いってらっしゃい、おーちゃん」
妹は朝のテレビを見ながら、僕に挨拶をくれる。
僕が通っていた中学校に、今は妹も通っている。
家から近いので自転車で十分ほどだろうか。
僕(高校までは三十分……毎朝のんびりな妹がうらやましいよ)
僕は心の中で文句を言いながら、朝の玄関へ向かう。
ドアを開けると涼しい風が僕を撫でてくる。
もう、秋……か。
妹「ん。いってらっしゃい、おーちゃん」
妹は朝のテレビを見ながら、僕に挨拶をくれる。
僕が通っていた中学校に、今は妹も通っている。
家から近いので自転車で十分ほどだろうか。
僕(高校までは三十分……毎朝のんびりな妹がうらやましいよ)
僕は心の中で文句を言いながら、朝の玄関へ向かう。
ドアを開けると涼しい風が僕を撫でてくる。
もう、秋……か。
僕は小さな商店街の中を自転車で走っている。
田舎道、小学校に続く方向とは逆の……賑やかな街へ行く道が、高校への通学路だった。
この道も通いはじめてから一年と半年。
最初は長い距離を自転車で走るのが苦痛だったが、夏休みが終わる頃にはすっかり慣れていた僕がいる。
今朝、彼女からのメールを確認したせいだろうか。
今日のペダルは、また一段と軽い気がする。
田舎道、小学校に続く方向とは逆の……賑やかな街へ行く道が、高校への通学路だった。
この道も通いはじめてから一年と半年。
最初は長い距離を自転車で走るのが苦痛だったが、夏休みが終わる頃にはすっかり慣れていた僕がいる。
今朝、彼女からのメールを確認したせいだろうか。
今日のペダルは、また一段と軽い気がする。
女『私、僕ちゃんと同じ大学に入る!』
高校一年生の終わり頃だろうか。
彼女からこんな事を言われたのは確か。
僕『同じ大学?』
女『学校は違っても、僕ちゃんが行く場所の近くに行きたいな』
最初に聞いたときは本当かどうかわからなかった。
一年生……進路を考えるには早すぎるという時期ではないが。
僕の高校でも大まかな進路調査はあった気がしたが、何を書いたか覚えていない。
女『僕ちゃんは進路は?』
僕『……』
僕『ま、前と同じ学校にするつもりだったよ』
女『私たちがいた大学?』
僕『うん……』
女『……くすっ』
高校一年生の終わり頃だろうか。
彼女からこんな事を言われたのは確か。
僕『同じ大学?』
女『学校は違っても、僕ちゃんが行く場所の近くに行きたいな』
最初に聞いたときは本当かどうかわからなかった。
一年生……進路を考えるには早すぎるという時期ではないが。
僕の高校でも大まかな進路調査はあった気がしたが、何を書いたか覚えていない。
女『僕ちゃんは進路は?』
僕『……』
僕『ま、前と同じ学校にするつもりだったよ』
女『私たちがいた大学?』
僕『うん……』
女『……くすっ』
受話器の向こうで、彼女は笑う。
顔は見えないけれど……数年前とずっと同じ笑顔をして僕にを笑ってくれているんだろう。
女『前は僕ちゃんが私の地域に来たから、次は私の番みたいだね?』
僕『本当に来るの?』
女『……なに? 大学行くのに僕ちゃんの許可が必要なの?』
僕『そ、そういう意味で言ったんじゃないよ』
女『僕ちゃんは勝手にこっちの大学に来て、勝手に私を……』
僕『……私を?』
女『……ふふっ。何でもない』
また彼女の冗談。
十年も一緒に話していれば、彼女の感情の雰囲気がよくわかる。
僕『怒った?』
女『ううん、全然』
顔は見えないけれど……数年前とずっと同じ笑顔をして僕にを笑ってくれているんだろう。
女『前は僕ちゃんが私の地域に来たから、次は私の番みたいだね?』
僕『本当に来るの?』
女『……なに? 大学行くのに僕ちゃんの許可が必要なの?』
僕『そ、そういう意味で言ったんじゃないよ』
女『僕ちゃんは勝手にこっちの大学に来て、勝手に私を……』
僕『……私を?』
女『……ふふっ。何でもない』
また彼女の冗談。
十年も一緒に話していれば、彼女の感情の雰囲気がよくわかる。
僕『怒った?』
女『ううん、全然』
女『とにかく、私の進路は……僕ちゃんの側に行きたいだけだから』
僕『女……』
女『また学校もちゃんと調べておくからさ。僕ちゃんも、進路見えたら教えてね?』
僕『う、うん』
女『それじゃあ……またね。久しぶりに電話できて嬉しかったよ!』
僕『うん……また』
彼女の声が遠ざかる。
……こんな話をしてから、僕は進路の事を意識し始めたんだっけ。
僕『女……』
女『また学校もちゃんと調べておくからさ。僕ちゃんも、進路見えたら教えてね?』
僕『う、うん』
女『それじゃあ……またね。久しぶりに電話できて嬉しかったよ!』
僕『うん……また』
彼女の声が遠ざかる。
……こんな話をしてから、僕は進路の事を意識し始めたんだっけ。
元々、僕が大学を選んだ理由は一人暮らしをするため……だから僕は地元から遠く離れた大学へ行こうとしていた。
法律学科というこだわりはあったが、珍しい学科ではないのでその心配は無かったけれど……。
僕(本当に、たまたま行った大学で彼女と出会った)
僕(今の記憶では、彼女が僕の近くへ来てくれて……)
僕(また彼女と一緒の大学へ行きたい、と僕は願っている)
僕はもう一度、彼女に会いたかった。
今の記憶はただ彼女と同じ学舎へ……。
それが僕の進路希望なんだ。
法律学科というこだわりはあったが、珍しい学科ではないのでその心配は無かったけれど……。
僕(本当に、たまたま行った大学で彼女と出会った)
僕(今の記憶では、彼女が僕の近くへ来てくれて……)
僕(また彼女と一緒の大学へ行きたい、と僕は願っている)
僕はもう一度、彼女に会いたかった。
今の記憶はただ彼女と同じ学舎へ……。
それが僕の進路希望なんだ。
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