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元スレ新ジャンル「幼女980円(税)」七人目。
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半年くらい前は黄金期だったのに…
最近新人が頑張ってると思ったら結局この過疎っぷり
まるで少年ジャンプじゃないか!
やっぱ@やばす、@ニート、@ビッグバン、@ミク陣らがあんまり書けない来れないのが
致命的だったのか?違うだろう!みんなの力で黄金期を取り戻そうよ!
最近新人が頑張ってると思ったら結局この過疎っぷり
まるで少年ジャンプじゃないか!
やっぱ@やばす、@ニート、@ビッグバン、@ミク陣らがあんまり書けない来れないのが
致命的だったのか?違うだろう!みんなの力で黄金期を取り戻そうよ!
SSが進まず久しぶりに顔出す俺がとおりますよ、っと
〉@蟹さん
意外にもまだ一年経ってないんですね、これが。
〉@蟹さん
意外にもまだ一年経ってないんですね、これが。
終わりが見えないって、すっごい苦しいne☆
六時間後の休憩時間に途中までうpしようかしら
次回予告: 四喜たん、筒井きゅんの家に行く の巻
六時間後の休憩時間に途中までうpしようかしら
次回予告: 四喜たん、筒井きゅんの家に行く の巻
話のパートが区切れねえええええええええええええええ
いいとこまでいってんのに、いい感じに区切れねえええええええええええええ
早く良い区切り方見つけて次の展開にもって行きたいお・・・・・・
あと半角で800文字打ち込めばいいだけなのに。
改行で文字数稼いでもいいはずなのに。。
とりあえず腹減った早くバイト終われウチに帰りたい。。。
いいとこまでいってんのに、いい感じに区切れねえええええええええええええ
早く良い区切り方見つけて次の展開にもって行きたいお・・・・・・
あと半角で800文字打ち込めばいいだけなのに。
改行で文字数稼いでもいいはずなのに。。
とりあえず腹減った早くバイト終われウチに帰りたい。。。
プロローグだけで既に半角4500文字突破……ここまで長くなるとは思いもしなかった
ある日、雨になった。
灰色の空から落ちてくる水滴は、地上の塵芥を洗い流す。
だけど、ざあざあと降る雨はどうして、人から憂鬱を濯ぎ落とさないのだろう。
「くかー………」
前の席で眠りこけるゲーセンの友人が、少し羨ましくなったりもする。
というか、コイツに憂鬱などは存在するのだろうか。
数学教師が熱烈な視線を投げかけてくるので、安らかに眠らせてやった。
授業が終わった僕は、真っ先に空き地に向かった。
「……………あ」
四喜さんは雨に打たれていた。
空き地には、雨宿りが出来そうなものは無かった。
僕は、四喜さんのところに歩み寄った。
『………やあ』
「………どうも」
四喜さんを傘の中に迎え入れた。
何か悲しそうな瞳をしていた。
普段の漆黒のさらさらの長い髪は、雨水を吸ってずっしりと重く見えた。
灰色の空から落ちてくる水滴は、地上の塵芥を洗い流す。
だけど、ざあざあと降る雨はどうして、人から憂鬱を濯ぎ落とさないのだろう。
「くかー………」
前の席で眠りこけるゲーセンの友人が、少し羨ましくなったりもする。
というか、コイツに憂鬱などは存在するのだろうか。
数学教師が熱烈な視線を投げかけてくるので、安らかに眠らせてやった。
授業が終わった僕は、真っ先に空き地に向かった。
「……………あ」
四喜さんは雨に打たれていた。
空き地には、雨宿りが出来そうなものは無かった。
僕は、四喜さんのところに歩み寄った。
『………やあ』
「………どうも」
四喜さんを傘の中に迎え入れた。
何か悲しそうな瞳をしていた。
普段の漆黒のさらさらの長い髪は、雨水を吸ってずっしりと重く見えた。
『見ての通り、こんな雨だ。麻雀はできないよ』
「ええ………」
見渡す限りの雨。
簡易雀卓に使うテーブルは、雨に濡れていた。
テーブルの下は、四喜さんが入るには少し狭そうだった。
代わりに小さなケースが見える。
麻雀牌のケースだろう。
「………………」
『………………』
話す話題もなく、そのまま、暫く時間が過ぎていった。
雨は、一向に止む気配を見せなかった。
僕らは傘の下、ずっと空き地に立ち尽くしたままだった。
そういえば、僕は帰宅途中だったっけ。
けれど、四喜さんをまた雨晒しにするのは気が引ける。
家の都合も考えたけど、すぐに忘れた。
「あー、あの」
『何だい?』
「ええ………」
見渡す限りの雨。
簡易雀卓に使うテーブルは、雨に濡れていた。
テーブルの下は、四喜さんが入るには少し狭そうだった。
代わりに小さなケースが見える。
麻雀牌のケースだろう。
「………………」
『………………』
話す話題もなく、そのまま、暫く時間が過ぎていった。
雨は、一向に止む気配を見せなかった。
僕らは傘の下、ずっと空き地に立ち尽くしたままだった。
そういえば、僕は帰宅途中だったっけ。
けれど、四喜さんをまた雨晒しにするのは気が引ける。
家の都合も考えたけど、すぐに忘れた。
「あー、あの」
『何だい?』
「ウチに……来ませんか?」
四喜さんがキョトンとした。
「あ、いやその、雨宿り的な意味なんで、嫌ならいいんですけど──」
『喜んで』
「………ほえ?」
今度は僕がキョトンとしてしまった。
『君の家に雨宿りに行こうじゃないか』
四喜さんが微笑んだ。
僕もつられて、笑った。
憂鬱にまみれた雨の中の、小さな笑顔だった。
『それじゃあ、エスコートしてくれるかい?』
そう言って、雀牌ケースを小脇に抱えた四喜さんは手を差し出す。
僕はその小さな手を取り、少し赤面しつつもこう言う。
「ご案内いたします、お嬢様」
『───ぷっ』
四喜さんが吹いた。
こんなキザな台詞を出したことを後悔した。
四喜さんがキョトンとした。
「あ、いやその、雨宿り的な意味なんで、嫌ならいいんですけど──」
『喜んで』
「………ほえ?」
今度は僕がキョトンとしてしまった。
『君の家に雨宿りに行こうじゃないか』
四喜さんが微笑んだ。
僕もつられて、笑った。
憂鬱にまみれた雨の中の、小さな笑顔だった。
『それじゃあ、エスコートしてくれるかい?』
そう言って、雀牌ケースを小脇に抱えた四喜さんは手を差し出す。
僕はその小さな手を取り、少し赤面しつつもこう言う。
「ご案内いたします、お嬢様」
『───ぷっ』
四喜さんが吹いた。
こんなキザな台詞を出したことを後悔した。
僕の家に着いた。
二階建ての、ごく普通の一軒家。
そこに僕は、両親と住んでいる。
父は普通のサラリーマン、母はスーパーでパート。
ドアノブを捻ると、扉はすんなり開いた。
父は仕事だろうから、母が居るのだろう。
「ただいまー……ん?」
玄関で出迎えた靴は、二足。
つまり、両親在宅ということになる。
「父さん居るのー?」
「おお、中(あたる)か。お帰り」
遠くから声が聞こえた。
多分、居間でくつろいでいる。
靴を脱いでると、トタトタと音が向かってくる。
「お帰りー……あら」
『……お邪魔します』
足音はタオルを持ってきた母だった。
母は少し驚いたようだった。
無理もない、全身ずぶ濡れの野良幼女を連れてきたのだから。
二階建ての、ごく普通の一軒家。
そこに僕は、両親と住んでいる。
父は普通のサラリーマン、母はスーパーでパート。
ドアノブを捻ると、扉はすんなり開いた。
父は仕事だろうから、母が居るのだろう。
「ただいまー……ん?」
玄関で出迎えた靴は、二足。
つまり、両親在宅ということになる。
「父さん居るのー?」
「おお、中(あたる)か。お帰り」
遠くから声が聞こえた。
多分、居間でくつろいでいる。
靴を脱いでると、トタトタと音が向かってくる。
「お帰りー……あら」
『……お邪魔します』
足音はタオルを持ってきた母だった。
母は少し驚いたようだった。
無理もない、全身ずぶ濡れの野良幼女を連れてきたのだから。
「まさかウチの中ちゃんが幼女を拾ってくるとはねぇ」
「あー、これは拾ったわけじゃないんだけど」
『少しばかり、雨宿りをお願いしたんです』
「あらあら」
ホントはこっちが申し出たんだけどね。
とにかく僕らは居間に通されていく。
父はテレビを見ながら、ソファーにくつろいでいた。
「ただいまー」
『お邪魔します』
「おや、お客さんか───」
父は四喜さんを見るなり、言葉を止めた。
「君は、三元(みつもと)のところの、四喜ちゃんかい?」
父は、四喜さんを知っているようだった。
一方の四喜さんは。
『………………』
何も言わなかった。
ただ、何かを考えているようだった。
「あー、これは拾ったわけじゃないんだけど」
『少しばかり、雨宿りをお願いしたんです』
「あらあら」
ホントはこっちが申し出たんだけどね。
とにかく僕らは居間に通されていく。
父はテレビを見ながら、ソファーにくつろいでいた。
「ただいまー」
『お邪魔します』
「おや、お客さんか───」
父は四喜さんを見るなり、言葉を止めた。
「君は、三元(みつもと)のところの、四喜ちゃんかい?」
父は、四喜さんを知っているようだった。
一方の四喜さんは。
『………………』
何も言わなかった。
ただ、何かを考えているようだった。
「いや、人違い、というか幼女違いなら──」
『ご主人を、知っているのですか』
ハハハ、と笑いながら、父がテレビに体を向けなおしたときだった。
「やはり、君は」
『ですが恐らく、私はあなたが知っている四喜ではないと思います』
「……どういう事だい?」
父と四喜さんは、僕が知らないところで繋がっているようだった。
いつの間にか、母がそばに立っていた。
『多分それは先代の、つまりは母の事だと思います』
「先代………」
僕は置いてけぼりにされたようだ。
ほっとくと話が長くなりそうなので、わざとらしく溜め息をついてみた。
「……お、すまんすまん。つい、な」
「全くだよ……何の話か見えなかったし」
『ご主人を、知っているのですか』
ハハハ、と笑いながら、父がテレビに体を向けなおしたときだった。
「やはり、君は」
『ですが恐らく、私はあなたが知っている四喜ではないと思います』
「……どういう事だい?」
父と四喜さんは、僕が知らないところで繋がっているようだった。
いつの間にか、母がそばに立っていた。
『多分それは先代の、つまりは母の事だと思います』
「先代………」
僕は置いてけぼりにされたようだ。
ほっとくと話が長くなりそうなので、わざとらしく溜め息をついてみた。
「……お、すまんすまん。つい、な」
「全くだよ……何の話か見えなかったし」
それから僕は、父と四喜さんの関係を掻い摘んで聞いた。
父は僕が生まれる前はこの街に住み、就職に伴い離れたが、結婚を機に戻ってきたこと。
三元さんというのは、父の古い友人だということ。
四喜さんは、三元さんが主人だったということ。
父が知ってる“四喜”は、この“四喜さん”の先代──母だということ。
父と三元さんは、結婚する数年前から連絡がつかないということ。
そして。
『ご主人と母は、事故で死にました』
居間を、暗い空気が包み込んだ。
灰色の雲はまだ、大粒の冷たい雨を降らせていた。
父は僕が生まれる前はこの街に住み、就職に伴い離れたが、結婚を機に戻ってきたこと。
三元さんというのは、父の古い友人だということ。
四喜さんは、三元さんが主人だったということ。
父が知ってる“四喜”は、この“四喜さん”の先代──母だということ。
父と三元さんは、結婚する数年前から連絡がつかないということ。
そして。
『ご主人と母は、事故で死にました』
居間を、暗い空気が包み込んだ。
灰色の雲はまだ、大粒の冷たい雨を降らせていた。
四喜さんは、主人だった三元さんから授かった麻雀で、今までを生き延びてきた。
ウソのような話だけど、これは真実。
「辛かっただろう……」
『もう、慣れました』
四喜さんはそう言って笑った。
悲しさと、寂しさが混じっていた。
「その、良ければなんだが……」
父が何かを申し出る。
「ウチに住まないか?」
四喜さんは確かに、今は野良である。
父が前の飼い主の三元さんの友人だもの、悪い話ではないと思う。
ただ、それを聞いた四喜さんの表情は、何一つ変わってはいなかった。
『お心遣い感謝致します。ただ……』
私には私の生活がありますので、と、四喜さんは言う。
雨音は、いつの間にか途絶えていた。
ウソのような話だけど、これは真実。
「辛かっただろう……」
『もう、慣れました』
四喜さんはそう言って笑った。
悲しさと、寂しさが混じっていた。
「その、良ければなんだが……」
父が何かを申し出る。
「ウチに住まないか?」
四喜さんは確かに、今は野良である。
父が前の飼い主の三元さんの友人だもの、悪い話ではないと思う。
ただ、それを聞いた四喜さんの表情は、何一つ変わってはいなかった。
『お心遣い感謝致します。ただ……』
私には私の生活がありますので、と、四喜さんは言う。
雨音は、いつの間にか途絶えていた。
『お邪魔しました』
「機会があったらまたきて頂戴ね」
『ありがとうございます。では』
麻雀セットとお土産の傘を携えて、四喜さんは出て行った。
僕らはそれを見送った。
「さて、中。お前と四喜ちゃんは、いつどこで出会ったんだ?」
僕はありのまま話した。
勿論、帰りにゲーセンに寄ってる事も。
ウチは自由放任主義というか、自分のことは自分で決めるのが決まりだ。
だからゲーセンについては、お咎めは無かった。
「空き地で麻雀?」
「うん、テーブルもあったし」
「そういや、四喜ちゃんが持ってたのは」
「麻雀牌のケースだよ」
「……ついに中も、麻雀に手を出してさまったのね」
「ちょ、母さん……」
「機会があったらまたきて頂戴ね」
『ありがとうございます。では』
麻雀セットとお土産の傘を携えて、四喜さんは出て行った。
僕らはそれを見送った。
「さて、中。お前と四喜ちゃんは、いつどこで出会ったんだ?」
僕はありのまま話した。
勿論、帰りにゲーセンに寄ってる事も。
ウチは自由放任主義というか、自分のことは自分で決めるのが決まりだ。
だからゲーセンについては、お咎めは無かった。
「空き地で麻雀?」
「うん、テーブルもあったし」
「そういや、四喜ちゃんが持ってたのは」
「麻雀牌のケースだよ」
「……ついに中も、麻雀に手を出してさまったのね」
「ちょ、母さん……」
この後夕食の準備になったのだが、時間がかかるらしい。
母から風呂に入るように言われた。
「ふぅ………」
今はこうして、湯船に身を浸している。
少し、四喜さんについての考え事をした。
麻雀を頼りに、野良生活を営む四喜さん。
誰かのもとにいるのが良いはずだけど、恐らく身を寄せる気は無いだろう。
現に、前の主人であった三元さんの友人である父の申し出を断ったから。
何か理由があるのかもしれないけど、考えつかない。
あれこれ考えているとのぼせてきそうになった。
風呂から上がりつつも、どうにかならないかなあと、思案する僕なのであった。
母から風呂に入るように言われた。
「ふぅ………」
今はこうして、湯船に身を浸している。
少し、四喜さんについての考え事をした。
麻雀を頼りに、野良生活を営む四喜さん。
誰かのもとにいるのが良いはずだけど、恐らく身を寄せる気は無いだろう。
現に、前の主人であった三元さんの友人である父の申し出を断ったから。
何か理由があるのかもしれないけど、考えつかない。
あれこれ考えているとのぼせてきそうになった。
風呂から上がりつつも、どうにかならないかなあと、思案する僕なのであった。
以上で今回のパートは終了。
さーて、次はどう持っていくかね………。
本編&麻雀解説
中(あたる):筒井きゅんの下の名前。
由来は“中(ちゅん)”から。
ちなみに、“中毒”や“命中”の中の字はこの読み方。
漢文受験する人は覚えておいて損はない。
三元さん:故人。中の父の友人。
由来は三元牌(さんげんはい:白發中のこと)から。
ついでに役解説
小三元:三元牌3つセットを2つと、残りを2つ集める役[例:○○○△△白白發發發中中中 △]
大三元:三元牌をそれぞれ3つずつ集める役で、役満。
単純に、小三元のパワーアップ版と考えればいい。
そのうち“麻雀幼女四喜たんの麻雀講座”でもやってみようか
………え、中の人がそんなに上手くないから必要ない?
さーて、次はどう持っていくかね………。
本編&麻雀解説
中(あたる):筒井きゅんの下の名前。
由来は“中(ちゅん)”から。
ちなみに、“中毒”や“命中”の中の字はこの読み方。
漢文受験する人は覚えておいて損はない。
三元さん:故人。中の父の友人。
由来は三元牌(さんげんはい:白發中のこと)から。
ついでに役解説
小三元:三元牌3つセットを2つと、残りを2つ集める役[例:○○○△△白白發發發中中中 △]
大三元:三元牌をそれぞれ3つずつ集める役で、役満。
単純に、小三元のパワーアップ版と考えればいい。
そのうち“麻雀幼女四喜たんの麻雀講座”でもやってみようか
………え、中の人がそんなに上手くないから必要ない?
実験氏乙~
ややシリアスな感じがいいwwwwさらなる続きを楽しみにしてる
ややシリアスな感じがいいwwwwさらなる続きを楽しみにしてる
「帰ったか…」
枯葉「そうだな」
「なあ、枯葉…」
枯葉「ん?」
「枯葉って誰が名付けたんだ?」
枯葉「……………」
「……………」
枯葉「…………」
「……答えろよ」
枯葉「だが…断る」
「…………OK、夕飯のシチューは抜きだ」
枯葉「仕方ない答えよう」
枯葉「蟹だ」
枯葉「そうだな」
「なあ、枯葉…」
枯葉「ん?」
「枯葉って誰が名付けたんだ?」
枯葉「……………」
「……………」
枯葉「…………」
「……答えろよ」
枯葉「だが…断る」
「…………OK、夕飯のシチューは抜きだ」
枯葉「仕方ない答えよう」
枯葉「蟹だ」
「は?」
枯葉「だから、蟹だ」
「熱でもあるのか?」
枯葉「失礼な奴だな君は」
「蟹は喋らないぜ?」
枯葉「だから……あぁ、もういい!」
「突然キレる若者…」
枯葉「ウルサイ、風呂にでも入って来い!」
「へいへい…」
・
・
・
(やほ、)
やはり貴様の仕業か!
(なんだろ、今すごく悪役扱いされてる気がする…)
てか、なんで枯葉なんだ?
(ログを読み直しな~)
だるい、産業で頼む
(窓から
外見て
枯葉が見えたから)
単純な
(素直と言え素直と)
はいはい
やはり貴様の仕業か!
(なんだろ、今すごく悪役扱いされてる気がする…)
てか、なんで枯葉なんだ?
(ログを読み直しな~)
だるい、産業で頼む
(窓から
外見て
枯葉が見えたから)
単純な
(素直と言え素直と)
はいはい
(ところで、学校間に合ったのか?)
………………
(…………)
秋の廊下は寒かったとだけ言っておこう…
(そうか…)
(最後に…白き大蛇に気をつけろ…)
「へ?」
(行けば解る…)
「なんだったんだろ?」ガチャ
泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡
泡泡抱泡泡泡泡泡泡泡
泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡
泡泡泡泡泡泡泡砲泡泡
泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡
泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡
「な、なんじゃこりゃー!」
「これか、ヤツの言っていたのは!」
「こんなときは…」ごそごそ
「タラララッタラ~♪ 扇風機~」
G O !
泡が舞い上がって…
被害が……
泡まみれになって……
(新しいトラウマが追加されました)チャラ~ン
――幼女と幼男。
それは今の時代珍しくもなんともないペット。
しかし、幼女、幼男が飼われるようになって数十年が経った今でも、生体は詳しく解明されていない。
現在わかっているのは、幼女、幼男は4年~5年は人間とほとんど同じように育ち、そこから徐々に身体的成長が鈍り始め、6年~10年で成長が止まり、寿命は10年~20年程度であること。
言語は理解できるものの人間に比べ学習能力が乏しく、高度な行動は学べないということ。
そして人間より性欲が高いこと。
それは今の時代珍しくもなんともないペット。
しかし、幼女、幼男が飼われるようになって数十年が経った今でも、生体は詳しく解明されていない。
現在わかっているのは、幼女、幼男は4年~5年は人間とほとんど同じように育ち、そこから徐々に身体的成長が鈍り始め、6年~10年で成長が止まり、寿命は10年~20年程度であること。
言語は理解できるものの人間に比べ学習能力が乏しく、高度な行動は学べないということ。
そして人間より性欲が高いこと。
ここからは噂だが、幼女と人間の間で子供ができたことがあるらしい、その子供については一切不明。幼男と人間との間での噂はない。
また、幼女、幼男はホムンクルスやクローン人間等の実験によって偶然生み出された産物であるらしい、ということ。
そして、それらの噂の中にも、信憑性の高いと思われるものもある。
また、幼女、幼男はホムンクルスやクローン人間等の実験によって偶然生み出された産物であるらしい、ということ。
そして、それらの噂の中にも、信憑性の高いと思われるものもある。
それは、人間と比べ知能があまり高くないのに、ある事ができる幼女がいるということ。
そのある事は幾つかある。
まず、歌う事。これは本来人間にしかできない。これをやる幼女が昔話題になったそうだ。
次に、愛する事。これは単に好きになる、というのと区別しにくいかもしれないが、幼女には自己犠牲、無私の愛というものがない。
野生的な本能が自己防衛を行うらしく、他人をかばうことができないそうだ。これも巷ではかなりの噂になっている。
そして最後は――
『夢見る幼女』
そのある事は幾つかある。
まず、歌う事。これは本来人間にしかできない。これをやる幼女が昔話題になったそうだ。
次に、愛する事。これは単に好きになる、というのと区別しにくいかもしれないが、幼女には自己犠牲、無私の愛というものがない。
野生的な本能が自己防衛を行うらしく、他人をかばうことができないそうだ。これも巷ではかなりの噂になっている。
そして最後は――
『夢見る幼女』
今、バイトが終わり、夜道を歩いている。時刻は日付が変わったばかりか。
申し遅れた。俺は佐藤泰彦。23歳のフリーターで、バイトと親の仕送りで生活している。
今はいつもやっているバイトの帰り道で、ここらは街灯も人通りも少なく、女性は夜は歩かないほうがいいだろう。
申し遅れた。俺は佐藤泰彦。23歳のフリーターで、バイトと親の仕送りで生活している。
今はいつもやっているバイトの帰り道で、ここらは街灯も人通りも少なく、女性は夜は歩かないほうがいいだろう。
「おい、そこの兄ちゃん」
ふと、脇道から声をかけられた。そちらを見ると汚れた身なりの男性が座っている。
「幼女、欲しくないか? 安くしとくぜ」
どうやら、幼女の露店商のようだ。よく見ると何人か幼女が座っている。
続けて、露店商は
「兄ちゃん、幼女を飼ったことはないのか?」
「ああ」
「じゃあ尚更サービスだ、980円でどうだ?」
ふと、脇道から声をかけられた。そちらを見ると汚れた身なりの男性が座っている。
「幼女、欲しくないか? 安くしとくぜ」
どうやら、幼女の露店商のようだ。よく見ると何人か幼女が座っている。
続けて、露店商は
「兄ちゃん、幼女を飼ったことはないのか?」
「ああ」
「じゃあ尚更サービスだ、980円でどうだ?」
「980円……? 聞き間違いじゃないのか」
幼女というのは本来、安くても数万円はする高級なペットだ。もし中古でも1万近くはする。それをまるで特価品のように……
「間違いないぜ。 しかも全部新品だ」
「不良品じゃないんだろうな」
「ルートはともかく、質は保証するぜ」
「とりあえず見せてくれ」
見てみるだけ見て、帰ろう、そう思った。
幼女というのは本来、安くても数万円はする高級なペットだ。もし中古でも1万近くはする。それをまるで特価品のように……
「間違いないぜ。 しかも全部新品だ」
「不良品じゃないんだろうな」
「ルートはともかく、質は保証するぜ」
「とりあえず見せてくれ」
見てみるだけ見て、帰ろう、そう思った。
まず、一人目。
見た目は長い黒髪に大きな黒い目、それを更に映えさせるような真っ白の肌。
確かに質はいいようだ、これくらいの幼女なら10万は軽く超えるだろう。
二人目。
薄く茶色がかった髪に、透き通った青い目をしている。こちらを見る目は怯えの色が伺える。
そして最後の一人。
見た目は長い黒髪に大きな黒い目、それを更に映えさせるような真っ白の肌。
確かに質はいいようだ、これくらいの幼女なら10万は軽く超えるだろう。
二人目。
薄く茶色がかった髪に、透き通った青い目をしている。こちらを見る目は怯えの色が伺える。
そして最後の一人。
「――」
最初見た瞬間、声が出なかった。
綺麗な白銀の髪に、白い肌。見た目もとても可愛らしい。
だが、オレが目を奪われたのはそんな容姿だからではない。
何も捉えてないかのような空虚を湛えた目だった。
そんな虚ろな目をした幼女は、俺に気付いているのかいないのか、じっと動かない。
最初見た瞬間、声が出なかった。
綺麗な白銀の髪に、白い肌。見た目もとても可愛らしい。
だが、オレが目を奪われたのはそんな容姿だからではない。
何も捉えてないかのような空虚を湛えた目だった。
そんな虚ろな目をした幼女は、俺に気付いているのかいないのか、じっと動かない。
「……この幼女は?」
俺はその幼女を指差して、露店商に聞いた。
「ん? 『コレ』か? 『コレ』はあまりお勧めできないぜ」
「……いいから教えてくれ」
「そんな怖い顔しなさんなって……『コレ』は、オレの手元にくる前からずっとこんな感じで、何を考えてるかわかりゃしねぇ。 ナニしようと抵抗もしないかもな」
そう言って下品に笑った。
俺はその幼女を指差して、露店商に聞いた。
「ん? 『コレ』か? 『コレ』はあまりお勧めできないぜ」
「……いいから教えてくれ」
「そんな怖い顔しなさんなって……『コレ』は、オレの手元にくる前からずっとこんな感じで、何を考えてるかわかりゃしねぇ。 ナニしようと抵抗もしないかもな」
そう言って下品に笑った。
「この幼女を買おう」
「話聞いてたのかよ兄ちゃん」
そう言ってこちらを見てくる。
「……まあ、せいぜい楽しんでくれや。 幼女一匹980円(税)だぜ」
そう言い、手を出してきた。
「ほらよ」
税も糞もないだろうに、と思いながら、露店商に980円を渡す。
「へへっ、まいど」
「話聞いてたのかよ兄ちゃん」
そう言ってこちらを見てくる。
「……まあ、せいぜい楽しんでくれや。 幼女一匹980円(税)だぜ」
そう言い、手を出してきた。
「ほらよ」
税も糞もないだろうに、と思いながら、露店商に980円を渡す。
「へへっ、まいど」
「『コレ』はもう兄ちゃんのモノだ。 返品は受け付けないぜ」
そう言い、俺にこの幼女を渡した。
「じゃあな」
露店商はそう言い放つと、路地の奥へと消えていった。
「……」
幼女はようやく俺の存在に気付いたのか、こちらを見上げている。
そう言い、俺にこの幼女を渡した。
「じゃあな」
露店商はそう言い放つと、路地の奥へと消えていった。
「……」
幼女はようやく俺の存在に気付いたのか、こちらを見上げている。
「よし、帰るか」
そう言うと、幼女の目に初めて感情が宿った。
「帰、る……?」
「ああ、そうだ。 これから一緒に暮らすんだからな」
「じゃあ……あなたが次のご主人様……ですか?」
若干恐怖の色を浮かべ、俺に必要以上に丁寧に聞く。
昔飼われていたのか……? そう思いつつ、
「ああ、そうだ。 だけど、ご主人様なんて呼ばなくていいし、敬語も必要ない」
「へ、ぁ……すいません」
「いいって、とりあえず家に帰ろう」
そう言うと、幼女の目に初めて感情が宿った。
「帰、る……?」
「ああ、そうだ。 これから一緒に暮らすんだからな」
「じゃあ……あなたが次のご主人様……ですか?」
若干恐怖の色を浮かべ、俺に必要以上に丁寧に聞く。
昔飼われていたのか……? そう思いつつ、
「ああ、そうだ。 だけど、ご主人様なんて呼ばなくていいし、敬語も必要ない」
「へ、ぁ……すいません」
「いいって、とりあえず家に帰ろう」
住んでいるアパートに着いた。ここの大家さんは昔結構苦労したらしく、フリーター、浪人限定で格安の家賃で部屋を提供してくれている。
「お邪魔します……」
「それは変だろ……」
「ふぇ?」
また顔が少し恐怖で歪む。
「ここはお前の家なんだから、もっと相応しい言葉があるだろ?」
「ごめんなさい……」
「そうじゃなくて」
「た、ただいま……?」
「うん、おかえり」
「お邪魔します……」
「それは変だろ……」
「ふぇ?」
また顔が少し恐怖で歪む。
「ここはお前の家なんだから、もっと相応しい言葉があるだろ?」
「ごめんなさい……」
「そうじゃなくて」
「た、ただいま……?」
「うん、おかえり」
「うぅ……」
幼女がいきなり顔をぐちゃぐちゃにして泣き出した。
「ど、どうした!?」
いきなりすぎてテンパる俺。
「えぐ……ち、違うんです……ひくっ……」
「な、何が?」
「う、うれ、しくて……」
「へ?」
「おかえりって……ただいまって、言って……くれたことが、」
「……」
「今まで、そんなこと……無かったから……嬉しくて、」
幼女がいきなり顔をぐちゃぐちゃにして泣き出した。
「ど、どうした!?」
いきなりすぎてテンパる俺。
「えぐ……ち、違うんです……ひくっ……」
「な、何が?」
「う、うれ、しくて……」
「へ?」
「おかえりって……ただいまって、言って……くれたことが、」
「……」
「今まで、そんなこと……無かったから……嬉しくて、」
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