のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,891人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ新ジャンル「鬱アイドル」

    新ジャンル覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 嫉妬 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    751 = 735 :

    雷花は「そのテ」の話題には滅法弱いんですwwww

    752 = 736 :

    そうだけどwwww
    気になって仕方ありませんwwww

    753 = 735 :

    さて、謎は残しつつ用事が出来たのでまた後程wwww

    754 = 736 :

    うをっwwww
    なんというジラースwwwwww

    755 :

    とりあえず昨日言ったZIPうp
    パスはあの三文字http://wktk.vip2ch.com/upload.cgi?mode=dl&file=63348

    757 = 755 :

    「久し振りに出会った幼馴染み」のログだよー\(^O^)/

    758 = 756 :

    ㌧㌧!
    保存した~
    後でじっくり見るす!

    759 :

    「…プロデューサーさん」
    「ん、どうしたの鬱ちゃん?」
    「……えっと…はい、コレ」
    「俺に?」
    「………今日、バレンタインだから…」
    「……ふふ、ありがとう」
    「…開けてみてください」
    「…おー、うまそう! 手作り?」
    「…はい」
    「食べてももいいかな」
    「………コクリ」
    「いただきます……うん、うまい!」
    「…よかった…隠し味に私の血を入れたのが正解だったのかな…」
    「――――――ッ!!!?」
    「…冗談です」
    「鬱ちゃん!!」
    「……うふふ…」

    760 = 759 :

    マネ「あ、プロデューサーさん!」
    「マネージャ、どうした?」
    マネ「えええっと……はい、コレ!」
    「お、ありがとー」
    マネ「そそそそのですね!! べべ、別にプロデューサーさんの為に作ったんじゃなくて!! そ、そう! 作ったらたまたま余ってどうせプロデューサーさんは貰えないだろうなーって可哀相だからあげるだけですからね! もちろん義理ですよ!! 義理!! 勘違いしないで下さいね!!」
    「ふふ…はいはい」
    マネ「も、もぅ!!!」
    「開けてもいい?」
    マネ「ど、どうぞ」
    「(余りにしては豪華だなww ご丁寧にハートまでですか)」
    マネ「あ! 形は気にしないで下さいね!!」
    「食べてもいい?」
    マネ「味については保障しませんから!」
    「…うん、おいしいよ」
    マネ「……よかったぁ」
    「ふふ、今日は俺のおごりで飲みにでも行くかー」
    マネ「?! 本当ですか! じゃあ早めに仕事切り上げてきます!」
    「(分かりやすい奴だなww)」

    761 = 759 :

    希望「あ、プロデューサーはっけーん! おーい、プロデューサー!」
    「希望来てたのか」
    希望「あったりまえー! 今日はプロデューサーに用があって来たんだぜー!」
    「? 俺に?」
    希望「ほらッ! 今日は何の日だと思う?」
    「新垣はるかの誕生日?」
    希望「こンの馬鹿ッッッッ!!」
    「冗談だ冗談。バレンタインだろ」
    希望「ったく…はい、コレ!」
    「サンキュー。開けていいか?」
    希望「どうぞー」
    「うわ…すげぇ…」
    希望「その…一応頑張ったからな…」
    「ありがと、希望」
    希望「た、食べてみて!」
    「それじゃ、いただきます」
    希望「…ドキドキ」
    「うん、普通にうまいぞ」
    希望「えへへ…なぁ、プロデューサー…」
    「ん?」
    希望「頭…撫でてもらえるかな…」
    「…ふふ。よしよし」
    希望「えへへ…♪」

    762 = 759 :

    雷花「あー、うん…ぷ、プロデューサー!」
    「…どうした? 声が裏返ってるぞ」
    雷花「う、煩いですわよ!!! 全く…貴方という人は…」
    「で、なんだ?」
    雷花「えっと…コレもらいなさいッ!」
    「あ、ありがとう…」
    雷花「べ、べつに貴方の為に作ったんじゃないんですわよ! 鬱の為に作って偶然余ったから貴方にあげるだけ! 勘違いしないでくださる!」
    「素直じゃないなぁ…」
    雷花「う、煩い! 食べなくてもいいんですのよ!」
    「じゃ、せっかくだし今食べるよ」
    雷花「なッ!? 別に今食べろとは」
    「(歪な形だけど雷花なりに頑張ったのかな?)それじゃ、いただきます」
    雷花「……どうですの?」
    「うん、おいしいよ」
    雷花「と、当然ですわ! なんせワタクシが作ったものなんですから! 美味しくて当たり前です事よ!」
    「その割りに指とかに頑張った跡とかが見受けられるけど?」
    雷花「こ、これは!! も、もう馬鹿ッ!!!」
    「ふふ」

    763 = 759 :

    ユリ「プロデューサーさーん!」
    「ユリちゃん、どうしたの?」
    ユリ「えっと、今日は“ばれんたいん”っていう日みたいなのでプロデューサーの為にチョコを作ってきました!」
    「お、ありがと」
    ユリ「はい、コレですッ!」
    「………」
    ユリ「どうしました?」
    「…ユリちゃん」
    ユリ「はい、なんでしょう?」
    「これ……何かな…?」
    ユリ「? チョコですけど?」
    「いやいやいや! どうみたってこれは男の象徴の」
    ユリ「どんな形であげればいいか分からなくて…その…イヤでした?」
    「イヤではない…うん…イヤではないけど…」
    ユリ「立派なおちん」
    「それ以上言っちゃダメェエエエェ!!!」
    ユリ「ふぇ?」
    「…それじゃ、食べるよ」
    ユリ「どうぞ♪」
    「うぅ…泣きたくなってきた…」
    ユリ「というよりも泣いてますよプロデューサーさん?」
    「気にしないでくれ…」
    ユリ「味はどうですかー?」
    「うん…美味しいよ…うん…」
    ユリ「じゃあ……ついでに私も…食べてください…さっきからそのチョコ見てたら身体が…」
    「ちょッ! ユリちゃん何脱いで!?」
    ユリ「今度は私がプロデューサーさんの食べてあげます…ハァ…はぁ…♪」
    「……ふっふふーん…♪ プロデューサーさん食べてく…」
    「鬱ちゃん!!? 違!! これは誤解で!!!」
    「……ええ…知ってます…私のプロデューサーさんはこんな事しません…だから偽者プロデューサーさん……死んで?」
    「ちょッ鬱ちゃ…アーーーーッ!!!」
    「……偽者さんとダッチワイフさん…さようなら」

    764 :

    他の新ジャンルがゲーム化の話で頑張ってるみたいだから鬱ちゃん達にも頑張ってもらうかなぁ…

    となるとプロット仕上げないといけないな…

    765 = 764 :

    書くとして、学園生活とアイドルの話
    特に今と変わらないけど学園生活が大半になるかな?

    ・舞台は夏
    ・海に近い町の方がやりやすい
    ・地方アイドル
    ・鬱、希望、雷花は2年生
    ・マネージャーは教師
    ・主人公の立ち回りはまだ未定
    ・ゲーム限定キャラが1年生
    ・エロは無し

    とりあえず箇条書きで簡単に骨の骨だけ

    必要なのが絵師、作曲者、プログラマーか…

    出来れば作詞した曲を歌ってくれる人がいればいいけど…

    766 :

    「………」
    マネ「あ、それアイマスの新作?」
    「…簡易音ゲ…」
    マネ「ちょっと貸してもらってもいいかな?」
    「…簡単だよ」
    マネ「よーし…う、あ、ひゃ?!」
    「………下手」
    マネ「できないです…(それにしてもアイドルがアイドルのゲームプレイかぁ…ふふ、ちょっとおかしいかも)」
    「…はぁ…所詮はゲーム内のアイドルね…」
    マネ「…黒いよ、鬱ちゃん…」

    768 :

    よかったww
    いたかwwww

    バレンタインネタで書いた時に反応なかったから怖かったぜwwww

    769 = 768 :

    「…もっと遠くへ泳いでみたい」
    希望「まだ海は早いと思うぜ?」
    「…もう、希望ちゃんのバカっ」
    希望「ん、あたしおかしな事言った?」
    マネ「アイドルマスターの曲だね」
    希望「あ、マネージャー」
    マネ「こんにちは、希望ちゃん」
    「…太陽のジェラシー、リミックスのAはいいアレンジ」
    希望「どれどれー? おおー、確かにいいね」
    「…路線変更? ロック?」
    マネ「鬱ちゃんはどちらかというとVかなぁ…」
    「………チッ」
    希望「黒鬱だ…」
    マネ「ふえーん! 希望ちゃあん!」

    770 :

    俺はずっと待ってるんだぜ!?

    771 :

    サーセンwwww

    でも、もうちょっと人増えないかねぇ…

    俺の書き方が悪いのかと疑いたくなるぜ('A`)

    772 :

    ROMってるよノシ

    773 = 770 :

    パー速だから、減ることはあっても増えることはめったにないと思う

    ニュー速時代にこのスレを見て、まだ覚えてる人が偶然見つけたらわからないけど
    パー速ではじめて見た人は多分スレを開きもしないんだろう

    775 = 768 :

    てか久しぶりに長編書こうかなww

    776 :

    桜並木が風にゆれ

    花びらが舞うこの通学路

    また、新しい春がくる

    それは本当に新しい春なのだろうか?

    代わり映えのない一年のはじまりを告げる

    寂しい春

    新しい出会いは

    わたしには訪れない


    そのはずだった


    通学途中に声をかけられた少女から

    わたしの歯車が徐々に回りはじめる

    その行く先は分からないけど

    これだけは分かる気がする

    また、新しい春がくる

    777 = 776 :

    校舎まであと100メートル
    私にとって、退屈で憂鬱な一日がはじまる場所
    「はぁ…」
    まわりを楽しそうに話しながら歩いてる同じ学生を見ると、鬱になる
    別に友達がいないってわけじゃない
    これは私自身の問題
    心の…問題
    「にっひひー♪ おっはよーっす!」
    ………誰?
    考えると人の気配すら分からなくなる、直さないと…
    声のしたほうに顔を向けると
    さっきまでそこにあった綺麗な桜並木は
    いかにも活発そうな少女の顔で遮られていた
    「おっはよ! 朝から暗いぜー? そんなんじゃ、この桜だってすぐ花びらが落ちてしまうぜ!」
    カチン
    …私はこの少女を知らない
    制服、リボンの色を見ると私と同じ学校、同じ学年だって事は分かる
    だけど、(多分)初対面であろう人間に対してここまで失礼な人は知らない…!
    「………」
    「およ? どったのー、険しい表情なんかして?」
    「…うるさいです」
    「あ、ごめんごめーん! なんか興奮しちゃっててさー!」
    「ちが…! そういう意味じゃなくて」
    「よく言われるんだよねー! ほら、あたし元気が取り柄みたいなものじゃん?」
    「…いや、知りませんから」
    「そうだ、名前まだ言ってなかった! あたし、希望って言うんだ! 今日ここの学校に転校する事なったんだけどよろしくッ!」
    うん、なんとなく分かった
    私こいつ嫌い
    「ほら、そっちは!」
    「……2-Cの鬱…です」
    「鬱、ね! りょーかい♪ 2-Cっていうと…あ。あたしもだ!」
    「…え」
    「んじゃ、クラスメイトとしてもよろしく! にっひひー♪」
    こいつ…希望と名乗った少女は満面の笑顔でそう言い放った

    校舎まであと10メートル
    私にとって、退屈で憂鬱な一日がはじまる場所
    けど、なんとなくそれが変わっていく
    そんな気がした

    779 :

    「明日茂希望(あすもきぼう)でっす! まだ分からない事が多いのでいろいろとよろしくお願いしまーす!」
    希望はすぐにクラスに打ち解けていた
    大体にして転校生というのはチヤホヤされるものだ
    ただ、希望に関してはその転校生という点を除いたとしてもチヤホヤされる理由があったりする
    …綺麗
    改めてよくみると希望はすごく綺麗だ
    女の私から見てもそう思う
    あ、だからよけいに腹立たしかったんだ。納得
    「うつー! 学食の場所おしえてー!」
    「……なんであなたは私に付きまとうんです?」
    朝、自己紹介が終わったあと 私を見つけてから今の時間までずっと希望は私についてきた
    その満面の笑みはまるでご主人様をみつけたワンちゃんのように嬉しそうな顔だ
    「にっひひー♪ だってあたしうつの事気に入っちゃったんだもん♪」
    「……わたしはあなたの事気に入ってませんので…」
    「ぶーぶー! そんな事言わないでさー!」
    「……はぁ」
    今日何度目のため息だろう…
    「…ついてきてください…」
    「さっすがうつー! あたしの愛が届いたぜ♪」
    半ば強制的なことにこいつは気づいたほうがいいと思う

    「へー、この学校って学食広いねー! あたしがいた学校とは大違いだ!」
    「…学生数が多いですからね。広いのも当然です」
    「ところで、いつもこんなに込んでいるの?」
    「………」
    いつもならこの学食は座れないくらい込むなんて事はない
    多分大多数の学生は希望を見に来たんだと思う
    理由は…さっき言った通り(略)
    ……人が多いとこが嫌いな私にとって苦痛だ
    「うつのお勧めってなにかあるー?」
    「…普段学食を利用しないのでわかりません…」
    「じゃあうどんね!」
    こいつ、私に対する嫌がらせなのか
    「ほい! うつもうどんね!」
    …嫌がらせだろう、そうだ。そうに違いない
    まあ…うどんは好きだからいいけど
    「おばちゃーん! うどん二つね!」
    今日は学食のおばさん方忙しいだろうなぁ…

    781 = 779 :

    私が人が多いところ…というよりも人が苦手な理由として二つある
    一つはもともと苦手ということ
    それに私は病気になりがちで人と接するということがあまりなかった
    だから未だに克服できていない
    でもそれは私の努力次第でなんとでもなると思う
    問題はもうひとつの方
    私は…他人の思考を読み取る事ができる
    物心ついたときには既に相手の考えてる事が分かるようになっていた
    そのせいで人というものが怖くなった
    知りたくもないことが頭の中に流れ込んでくる
    目の前で笑いあいながら楽しそうに話してる二人組みが心の内では互いを嫌いあってる
    こんなこと、たくさんあった
    人は醜悪な生き物だ

    「……! うつー! どうしたの、黙り込んじゃって? 生理?」
    「…食事中にそういう言葉持ち出さないで下さい…」
    いけない…また考え込んでいたみたいだ
    「悩み事ならおねーさんに任せなさいッ!」
    ポンと胸に叩きながらしたり顔で希望は言う
    一瞬、学食内の男子学生がこっちを見たあと悩み事を探し始めたのは言うまでもない
    「…いえ、あなたを頼るくらいなら自分で解決策を探します」
    「ぶーぶー! おねーさんを信用できないってのかい?」
    「そうだそうだー! 信用しろよー!」「希望おねーさん僕の悩みきいてくださーい!!」「むしろ僕と結婚を前提としたお付き合いしてください!!」
    外野がなにやら騒がしいが無視しよう
    「ところであなたは前の学校でもこんな感じだったの?」
    「お! 初めてうつから話を振ってくれたね♪ 前進前進♪」
    「…もういいです」
    「あ、ごめんごめん! つい嬉しくてさ! 前の学校でもこんな感じだったよ!」
    「さぞ人気者だったでしょうね」
    軽く皮肉ってやった
    「…そうでもないぜ」
    「え?」
    予想外の返答だったので驚きの表情が隠せなかった
    「ま、昔なんて今の生活には関係ないぜ! 今はうつとこうして話してることが楽しいからね! にっひひー♪」
    「……はぁ、少しでもあなたを心配した私が馬鹿でした」
    「心配してくれたんだ! にひひー♪」
    「………」

    782 = 779 :

    学食内が再び騒がしくなったのは希望の話を聞いてから数分後の事だ
    「おい、あれ葉塔雷花じゃね?」「葉塔が学食なんかくるはずないだろ! ってマジだ!」「うおぉ! 今日学食きてラッキー!!」
    入り口からツカツカと足音をたてながら、連れ人とともに歩いてきてるのは間違いなくこの学園のアイドル“葉塔雷花”だ
    「貴女なんですわね、今学園中で噂の希望っていうのは?」
    「そうだけど? うつ、この人だれ?」
    「なッ!? わたくしの名前を知らないですって!?」
    「……わたしたちと同じ2年の葉塔雷花さん。 葉塔家って聞いたことあると思うけど、そこのお嬢様」
    葉塔雷花
    容姿端麗、成績優秀、そして家はお金持ち。まさに絵に描いたような人
    普段は学校にいないみたいだけど、今日は始業式ということだから来たんだろう
    「ふーん…まあ別になんだっていいけどさ。うつとあたしの邪魔をしなければ」
    プチ
    そんな音が聞こえたかどうかは定かではないけど雷花さんが怒りの表情を露にしてるのは誰の目から見ても分かる
    「…貴女、わたくしを怒らせないほうが身の為ですわよ…!」
    「そう? じゃあそうする。うつー、午後からデートしようぜ!」
    ブチブチ
    あーあ…一嵐来そうな感じ、というよりも嵐直撃かな
    「待ちなさいッ!!!! 貴女、いい気にならないほうがよろしくてよッ!!!!」
    いつの間にか私たちから半径5メートル以内には学生が一人としていなくなっていた
    「学園の現アイドル対新アイドルの試合開始ッ!!」「これ見てかないと絶対損するぜ!」「わたし希望ちゃん応援する!」「ぼ僕は雷花さんを応援するでござる!」
    …自分たちは避難したからってまた勝手な事言いだしてるよ…
    「別にいい気になんかなってないけどー? それよりもこんな些細なことで怒ってると将来いろんな意味で危険だぜ?」
    「ムキー! 貴女にわたくしの将来のことを心配される必要はないですわ!!!」
    「お生憎様。あたしもあんたの将来なんかこれっぽちも心配してないから」
    …私も避難したいんですけど…
    「そこの貴女!!」
    あーあ…遂に私にも飛び火ですか…
    「……えっと…なんですか?」
    「この女を静めなさい!!」
    「そうやって人の力を借りなきゃ何も出来ないんですよねー、お嬢様って言うのは」
    「な ん で す っ てー!!!!!!!!」
    「………はぁ」
    二人は罵りあいはさらに激しさを増していった
    周りはさらに盛り上がり、止めにきた教師までもこの二人の舞台を楽しんでる有様である
    私は………どうなんだろう
    「……ふふ」

    783 :

    さて、今は放課後の教室だったりする
    あれからさらに学食内に学生が集まって午後の授業が無くなった程だ
    「うつー! 帰ろうぜー!」
    噂をすればなんとやら、と言ったところか…
    希望は、それはもうまた無邪気な顔で私のところに近づいてきた
    「…全く、あれから大変だったんだよ……?」
    「にっひひー♪ でも、あれが本当のうつでしょ? あたしは知ってるんだからッ!」
    「…私は本当の希望なんか知りたくもないわ…」
    「にひひー♪」

    「ここまで無礼な人はワタクシ初めて会いましたわ!!」
    「その言葉そっくりそのままあんたに返してあげる」
    …はぁ…いつまで続くんだろ…帰りたい…
    この二人、ほんとに初対面なのか疑いたくなる
    「…あのぉ…二人ともそろそろやめない…?」
    「今お止めになっても無駄かと思いますが?」
    「……えーっと…あなた…」
    「なごみでございます」
    なごみ…?
    あー…思い出した…
    確か雷花さんのお連れの一人、3年の四季常なごみ
    学園のトップアイドルが雷花さんだとしたら、No.2あたりになごみさんがいた気がする
    すごく清楚でおしとやかな人だから人気があるのも納得
    「…先輩も大変そうですね…」
    「ふふ、これでも慣れたんですよ」
    「…あ、そうですか…」
    「ふふ、そうです」
    …なんか…考えが読みにくい人だ…
    ………って、あれ…そういえばなんで読めてないんだろう?
    希望、雷花さん、先輩
    この三人の思考を読みとることができない
    ……まあ、あまり気にすることでもないか…
    「ところであなたのお名前は?」
    「え? あ…鬱です。人無鬱」
    今日は自己紹介してばっかりだなぁ…
    「鬱さんですね。ふふ、覚えておきます」

    784 = 783 :

    「ところで鬱さん」
    「? はい、なんですか?」
    「どうして眼鏡を外さないんですか?」
    「…えっと…どうしても言われても…」
    「それ、伊達ですよね?」
    …なんで先輩は私が伊達でメガネをかけていることに先輩は気づいたの…?
    ……いや、それはどうでもいいことか…
    私がメガネをかけている理由なんて一つだ
    …他人を直視するのが怖いから
    心のうちを見透かされている、そんな気がするから
    だからメガネという壁をつくったら、少しはそんな気も和らぐ
    そう思って今までメガネをかけてきた
    今はなんとも思わないけど、習慣的にかけるようになっていた
    「もしよしければメガネを外した鬱さんを見せていただいてもよろしいですか?」
    「いいですけど…?」
    …先輩のやりたいことがよくわからない
    どうしてメガネを外した私なんか見たいのだろうか
    「…はい、外しましたけど」
    次の瞬間学食内がどっとざわめいた
    「お、おい…あいつ人無だよな?」「別人じゃね!?」「人無ってあんな可愛かったのか!!?」
    それまで希望と雷花さんの舞台を楽しんでいたギャラリーが私のほうに注目しだした
    「ふふ、メガネを外したほうが可愛いですよ」
    「えっと…」
    こんな時どんな表情すればいいのだろうか
    「あー! あたしが最初に見るって決めてたのに!」
    「希望! まだ話が! …って、貴女誰ですの?!」
    希望と雷花さんがこっちに気づいて私のところに向かってきた
    「うんうん! やっぱり鬱はあたしが惚れ込んだだけあるぜ!」
    「鬱…? あなた! さっきまでここにいた…?!」
    希望は勝手に納得しだして、雷花さんは驚きの表情を隠しきれていない
    …そんなに変わってるの…?
    ……て、そんな事より…

    「人無ー! いや、鬱ちゃんアドレス教えてー!!」「鬱ちゃーん!!俺とこれからデートしに行かない!!」「ぼ、ぼくとつきあってくだあwwせrtgyふじこlp;@!!」

    「ありゃん、ファンの暴走が始まっちゃたよ」
    「…ファンって…」
    「貴女たち! そんなにのんびりしてていいんですの!? なごみ、ここは」
    「ええ、逃げるのが得策だと思います」
    「…あの…先輩…このような状況でお茶をすすりながら和んでる場合ではないのかと…」
    「ああもう! ほら、鬱! なごみ! 逃げますのよ!」
    「あ! 雷花! あたしの鬱と手を繋ぐなー!!」
    …はぁ…なんでこんなことになったんだろう…
    ……でも、今がすごく楽しいと思える
    そう素直に思った気がした

    785 = 783 :

    と、書いといてなんだが路線がずれまくりだからまとめのほうにうpしたほうがいいか?

    786 :

    いや、ずれてもいいんじゃないだろうか

    787 = 783 :

    おk把握した
    マネはもうそろそろで登場です><

    789 :

    「はぁ…はぁ…!」
    …えっと、これはいつまで逃げればいいんだろう
    さすがにもう体力の限界みたい…
    「も、もう…! いい加減…! 着いてこないですわよね…?!」
    同じく息を荒立てながら雷花さんは後ろを振り返りながら確認した
    「ええ、撒いたかと思います」
    先輩は疲れている様子はなく、いつもどおりの先輩の表情だった
    …この人…伊達に雷花さんの付き人じゃないな…
    素直にそう思う…
    「いやー! でも転校初日から楽しいぜー!」
    希望も疲れている様子はなく、寧ろ今の状況を楽しんでいるように見えた
    …どうやら希望の頭の中には危機意識と螺旋は緩むどころか走ってる最中に落ちてなくなったらしい…
    「…ふぅ、なんでこんなことになったんですのよ…全く!」
    「…わ、私も同意見です…」
    「そういう割には二人とも楽しそうな顔してるぜー!」
    「ふふ、私にもそう見えます」
    「わ、ワタクシは別に楽しくなんかありません事よッ!」
    「……私は…ちょっと楽しかったかも…」
    「さっすがうつー♪ それに比べて雷花は素直じゃないなぁ」
    「う、うるさいですわよ!」
    「皆さん、ちょっとお静かに」
    艶めいた唇の前に人差し指を置きながら先輩が横から話を止めた

    *ぴんぽんぱんぽーん

    「ワタクシ…なんだかイヤな予感がしますわ…」
    「へー、あたしは逆に楽しそうな予感がするぜ」
    「…これは普通に考えると…」

    *学生会からのお知らせでーっす! 今学園中で話題騒然のあの四人を捕まえて賞品を貰おう!
    *題して!「あのコのキスは僕のモノ!逃げ惑うアイドルを捕まえろ!」でーっす!
    *勿論賞品というのは捕まえたアイドルからのキスだぁああぁぁ!!!!

    「「うぉおぉおぉおおぉぉぉ!!!!!」」」

    *じゃ、さっそくボクも探さないとね! 以上! 学生会会長からでしたー!

    「「会長最高おぉぉぉおお!!!!」」」「わたしが鬱ちゃんのキス貰う!」「何勝手なこと言ってんだ俺に決まってんだろ!!」「み、みんな捕まえたら…ゴクリ…」


    「………」
    「なななな、なんですの!? この企画は!!!」
    「ふふ、これはすこーし大変なことになりましたね」
    「さ、さすがのあたしもこの企画は思いつかなかったよ」
    いや、多分希望じゃなくても思いつかないと思う…
    この学園の会長はお祭り好きで有名なことを忘れてた…今まで面白い出来事が起きれば何でも企画を立てていたんだった…
    「はぁ…鬱だ、死にたい…」

    790 = 789 :

    「…とりあえず、逃げるべき…?」
    「決まってますわ! 誰がどこの馬の骨とも分からない人にワタクシのファーストキ…な、なんでもないですわ!」
    「ふふ、お嬢様ったら」
    「またみんなで逃げる?」
    …こうなった以上は固まって行動するのはあまり得策だとは思わない
    仮に集団で囲まれた時は即アウト…
    だからといって私一人で逃げ切る自信はないし…はぁ…

    「あ! みんな! こっちだ! 見つけたぞ!!」「鬱ちゃぁぁああぁん!!!!」「「「キャー! 雷花さまー!」」

    「ふふ、さっそく見つかったみたいですね」
    「ッ…なごみ! 逃げますわよ!!」
    「ふふ、仰せのままに。では鬱さん、希望さん、またお会いしましょう」
    優しく微笑みながら先輩と雷花さんは校舎内に走っていった
    「うつ! あたしたちも逃げるぜ!」
    「…う、うん…!」
    今度は希望ちゃんに手を繋がれながら私たちも雷花さん達とは逆方向の校舎まで走った
    ……て、あれ…なんか違和感が…?
    …まあいっか…
    「それにしてもごの学園の会長さんも面白いこと考えるもんだねー!」
    走りながら希望を楽しげに言う
    「はぁ…この学園の…会長は、お祭り好きだからね…んはぁ…今回も思いつきで…企画立てしたんだと…思う……!」
    「にっひひ♪ そういう奴キライじゃないぜ♪」
    「…い、今の…この状況で…よく言えるね…!」
    「だって楽しいんだもーん♪」
    はぁ…呆れるを通り越して逆に尊敬してしまう…
    私にも少しくらいはそのポジティブ思考を分けて欲しい…
    ………ついでにさっきからぽよんぽよんと上下に揺れている胸も…
    「…ね、ねぇ…」
    「ん、なーに?」
    「…ど、どうしたら…そんなに…胸、大きくなる…の…!」
    「へ?! いきなりどったのよ!」
    「……な、なんでもない…!」
    「ははーん♪ さては」
    「うるさい…!」
    「にひひ♪ お姉さんがうつのおっぱい揉んであげようかー?」
    「……!」
    「なんてねー♪ あ、ストーップ! ここに暫く隠れてようぜ!」
    「…ここって」
    そこにはまじまじと保健室と書かれてあった…

    791 :

    保健室だな!

    792 :

    「…よし、誰も追いかけてくる気配なーし!」
    そういうと保健室の鍵を掛ける希望
    …なんだろう…今、すごく危険な予感がするのは気のせいだろうか…
    「それじゃあうつ! さっきの話の続きと行こうか♪」
    「…え…いや…あれはもう済んで…キャ…!」
    じりじりと詰め寄られベットにしりもちをつく形になってしまった
    「ほら…うつ…胸、揉んであげる」
    「…んっ…だめっ…」
    「こことか…気持ちいいでしょ?」
    「希望どこさわって…ひゃあん!」
    「うつ…感じやすいんだね…かわいい」
    …やばい
    まさか敵がすぐ傍にいるなんて誰が思いつくのよ
    「あ、そういえば賞品ってあたしも勿論貰えるんだよね?」
    希望が私に問いかけるようなひとり言を呟いた
    「…あ、あの…希望…! 考え直さない…?」
    「にひひー♪ うつの唇いただきー!」
    …もうだめ!
    「あ、あのー!」
    私と希望以外の声が保険室内から聞こえた
    た…助かった…?
    「誰!?」
    一番驚いたのはもちろん希望だ
    「えっと、女の子同士でその…そういう行為はダメ…かなって思います」
    「…マネージャ…!」
    「マネージャ? えっと、うつちゃん誰かと勘違いしてたりします?」
    あれ…なんでマネージャなんて口走ったんだろ
    「…あ、ごめんね先生」
    「うつ、この人は?」
    「…保険室の先生。名前は…」
    「秘密ですよ!」
    「あれ、なんでさー!」
    「…先生、自分の名前気に入ってないらしくて、この学園の学生でさえ知ってる人は少ないと思う」
    「ほら、女の子には秘密ごとってありますよね! それですよ、それ!」
    と、まあ少々変わってる思考の持ち主であり学園の教師の中で一番人気の××先生…
    よく学生からはおねーちゃんと呼ばれてたり、いもうとーって呼ばれてたりしてる…
    それだけ学生から慕われてるってことだね
    …遊ばれてる?
    「あ!」
    「…どうしたの先生?」
    「うん、マネージャっていう肩書きもいいかもしれない…と言う事で、マネって呼んでくださいね♪」
    「はぁ…」
    なんだろ…この学園ってまともな人いないんだったかなぁ…
    「ところでうつちゃん」
    「…はい?」
    「最近は大丈夫?」
    「…ええ、なんとかマネのおかげ」
    「そう、ならよかったです!」
    多分みんなこの笑顔に弱いんだろうなぁ…

    797 :

    とりあえず復活までまたSS書く
    待たせてホントすまん('A`)


    「……あ、今日は…」
    「……プロデューサーさんに電話しないと…」

    プルルル
    「ん、鬱ちゃんか。こんな時間にどうしたんだろ…はい、もしもし」
    「…プロデューサーさんなんて嫌い…大っ嫌い…もう私から離れてください…」
    ブツッ
    「…え…えぇぇぇぇ?!」
    プルルル
    「…また電話? はい、もしもし…」
    マネ「あ、プロデューサーさん?」
    「マネージャか…あのさ…俺、鬱ちゃんに…」
    マネ「私ですね、プロデューサーさんの事嫌いなんです! 嫌い、嫌い、だいっ嫌いなんです!」
    ブツッ
    ツーツー…
    「………」

    「…鬱だ、死のう…」

    798 = 797 :

    雷花「そういえば今日は…」

    希望「ん、雷花? こんな時間に電話なんてどったのー?」
    雷花「希望、実はワタクシ…前々から貴女の事が…」
    希望「あー…待った。そこから先はあたしに言わせて」
    雷花「き、希望…」
    希望「あたしね…前々から雷花の事………嫌いだったんだよねー!」
    雷花「………はぃ?」
    希望「あっははー! だって雷花って女の子らしくないじゃんっ!」
    雷花「なッ?! なんですってー!!!? もう一度言ってみなさいッ!! 貴女の御自宅にミサイル撃ち込みますわよッ!!!」
    雷花「だってガサツだし、料理下手だし、そんなんだから鬱も振り向かないんだぜっ?」
    雷花「キーッ!!! 貴女今日学校で覚えてなさい!!!!」
    ブツッ
    希望「あっははー!! 雷花自分で掛けてきて今日の事忘れてるし!」
    希望「はは…ったく…ガサツで料理下手で女の子らしくないってあたしの事だぜ…馬鹿…」

    799 = 797 :

    ユリ「むー…」
    「どうしたの、ユリちゃん?」
    ユリ「私の出番が少ない気がします…」
    「………所詮ダッチワイフね………」
    ユリ「う、鬱さん…何だか黒いオーラが…」
    「……ん、何の事…?」
    ユリ「はぁ…最近何だか楽しくないです…」
    「…うーん…じゃあ、プロデューサーさんに…ゴニョゴニョ…」
    ユリ「ううう、鬱さんからそんな卑猥な言葉が聞ける日が来るなんて…私、鬱さんのとこに居候して正解でしたっ!」
    「…鬱は急げって諺も有るくらいだし、はい…電話…」

    プルルル
    「ん、電話? こんな時間に誰だ?」
    ユリ「プロデューサーさんっ!」
    「ユリちゃんか。こんな時間にどうしたの?」
    ユリ「私、プロデューサーさんと<<自己規制>>したいですっ!!」
    「ゆゆゆ、ユリちゃん?!!」
    ユリ「プロデューサーさんの<<自己規制>>たり、<<自己規制>>欲しいです!!」
    バタンッ
    ユリ「あれ? プロデューサーさーん?」
    「フフ…」

    800 = 797 :

    「…ハァ…ハァ…」

    マネ「鬱ちゃん、レッスン頑張ってますね!」
    「元々、やればできる子なんだよ、鬱ちゃんは」
    マネ「ふふ、さすがはプロデューサーさん♪」
    「ん?」
    マネ「いーえー、なんでもないです! ふふ♪」
    「さて」
    マネ「どうしました?」
    「マネージャもこれ着てレッス…」
    ドンッ
    マネ「もうプロデューサーさんの馬鹿ッ! 何ですかこれ!」
    「な、何って…スクール水着(白)に決まってるだ…」
    ゴツンッ
    マネ「プロデューサーさんなんてもう知らないですっ!」
    「ま、待ってくれ! 似合うから! 絶対似合うからぁ!!」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / 新ジャンル一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 嫉妬 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について