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    元スレ新ジャンル「鬱アイドル」

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    603 :

    「ふぁ……んー…もう朝ですか…」
    うん、確かに朝です。別にそのことに関して疑うべきところなど微塵もありません。
    ましてや口に出して確認するということはよっぽど目覚めたくもないような朝を迎えたのか、はたまたこれが人間の性なのか…
    って、あれ…私ってこんな論するようなキャラでしたっけ………?
    私ってもっとこう、だめだめな性格というか…うーん…えーと、つまり普段の私はこんなことは絶対に言わないのですよ…!
    朝からこんな現実味を帯びた台詞なんて言わないんです…!
    じゃあ、今喋ってる私は誰なんでしょう?
    私は私。
    ああ、分かりました…! これは夢です。
    夢ならどんなことだって叶えられるんです。だって私の夢なんだから。
    気弱で、臆病で、ネガティブ思考で、自殺願望丸出しの私はいません!
    私は、みんなの憧れのトップアイドル人無鬱です!
    ステージに立てば、ファンの歓声が聞こえてきて私はファンに向かって手を振るの。
    いつもの逃げてる私なんかそこにいません。自信に満ち溢れた私がそこに。
    ステージ終了後は鳴り止まないアンコール…
    もう一度ステージに向かう私。だけど歓喜のあまり涙が止まらなくて足が竦んでる。
    そんな私に優しく声をかけてくれる………あなたは、誰…?
    思い出せない…顔がぼんやりとしか映し出されない。
    私の大切な人なのに…どうして…?
    今までともに活動してきた仲間たちも私のところに近づいてくる…
    だけど…その仲間の顔さえ思い出せない。
    どうして!? ねえどうして!?
    いつのまにかファンの歓声は消え、あたりは静寂。
    次第に姿が薄れていく大切な人や仲間たち。
    独りにしないで!! お願い!! 独りにしないで下さい!!
    ………また…また私は独りなの…?
    嫌だよ…もう独りは嫌だよ…ごめんなさい…ごめんなさい…
    「…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい」
    「鬱ちゃん、もう泣かなくていいんだよ。鬱ちゃん独りじゃない。僕たちがいるから。だから泣かないで」
    その声は…プロデューサーさん?
    「ホント、鬱は世話が焼けるぜ! だけど嫌いじゃないよ。あたしたち仲間じゃん!!」
    「独りは確かに辛いですわ…泣きたくなる事も何度もあります。だけどワタクシたち独りじゃない。ワタクシたちが集まればなんだってできますのよ」
    希望ちゃん…雷花さん…
    「だから、さぁ! 笑って一歩を踏み出して!」
    そこに勇気なんていらない。絶対に信じあえる仲間がいるから。私は…一歩を踏み出せる!

    「………夢…?」
    そう…夢。だけど嫌な夢じゃない。むしろ清々しい夢だったような。
    「…あ、あれ…?」
    私、泣いてるの?
    乾いた頬にとめどなく流れる涙の粒。
    「……あれ…とまらないよ…なんで…どうして?」
    だけど、なんだか嬉しくて
    「…あ、あはは……私、泣きながら笑ってる…おかしい…おかしいね…」
    「ふ、あー…あれ、鬱ちゃんもう起きてたんだ…?」
    「プロデューサーさん!」
    無償にプロデューサーさんに抱きつきたくなって
    「え!? あ! う、鬱ちゃん!?」
    「絶対に放しません! ずっと、ず~っと一緒です!」
    今ある幸せを感じたかったんです。

    604 = 603 :

    「…え、えっと…ごめんなさい…!」
    「もう謝らなくていいですわよ。ワタクシたちは十分過ぎるほど理解しましたから。ですわよね、希望?」
    「そうだよ。そんなに謝ってたら癖になってしまうぜ」
    「…で、でも…」
    「ワタクシたちにはこれくらいでいいですから、貴女にはもっと謝らないといけない方がいるでしょう」
    「……はい」
    今この部屋には女の子三人しかいません。プロデューサーさんには着替えるからと言って一度お部屋の外で待ってもらっています。
    「プロデューサー、入ってきていいですわよ」
    ゆっくりと襖を開けてプロデューサーさんが入ってきました。
    なんだかとても疲れている表情です…私のせいなんですけど…
    「…あ、あの…プロデューサーさん…」
    顔が見れない…。左腕の罪悪感が私を押しつぶそうとする。
    でも…だめ…! ちゃんとプロデューサーさんの目をみないと。
    「…や、約束………やぶってしまって…ごめんなさい!!」
    「………」
    やっぱり怒ってるよね…当然か…
    あの約束はそんな小さなものじゃなかったから。
    「鬱ちゃん」
    静かな声でプロデューサーさんは口を開いた。
    右手が上がる。
    「ッ…!」
    私は身体を強張らせたのを感じた。
    殴られて当然だよね…
    「ごめんな…気づいてやれなくて…。俺、一年以上鬱ちゃんと一緒にいて鬱ちゃんを知ったつもりでいた」
    「え…?」
    私の予想とは反してプロデューサーさんの手は優しく私の頭をあやす様に撫でていた。
    「プロデューサー失格とさえ思った。分かってあげられなくて何がプロデューサーだ」
    「…そ、そんなことないです…!」
    「いいんだよ、これは俺の罪でもある。………だから鬱ちゃん、もう一度俺を信じてほしい。二度と鬱ちゃんに辛い思いはさせない。あと一度、鬱ちゃんをプロデュースさせてくれ! お願いします!」
    「…」
    言葉にならなかった。プロデューサーさんは何を言ってるか分からなかった。なんで…なんで私が悪いのにプロデューサーさんが私に頭を下げるの…?
    「…プ、プロデューサーさん…! 頭をあげてください…!」
    「鬱、プロデューサーは本気でお願いしてるんだぜ。鬱も本気で答えてあげなよ」
    希望ちゃん……
    「……分かりました…。私は、プロデューサーさんを信じます。………だから、プロデューサーさんも私を信じてくれますか……?」
    「…うん、信じるよ」
    「……ありがとうございます…。…では、また私のプロデュース………お願いしてもいいですか……?」
    「…ありがとう…。俺、頑張るよ」
    「…はい…! また改めてよろしくお願いしますプロデューサーさん…!」

    「一件落着、といったところですわね」
    「そうだなー。ふあー、なんだかお腹すいたぜー!」
    「貴女という人は…」
    ぐるるー
    「身体は正直だぜ、雷花?」
    「う、うるさくてよ!」

    605 = 603 :

    「…あ、希望ちゃん…!」
    「んー? なにー?」
    「……私、一歩も譲りませんから…!」
    「…! …ふふ、望むところだぜ、鬱…!」
    「…ふふ…」
    「…ぷ、ぷぷ…」
    「あははははー」」
    「…希望ちゃん、大好きー…!」
    「って、うわっ! 抱きつくなって!」
    私、やっぱり今が幸せです。

    606 = 603 :

    次はゲスト登場です。
    ヒントはマ○ネージャー

    607 :

    >>606
    GJです
    次回超wktk!俺の嫁!?嫁!?
    あれ?○が余分じゃね!?

    608 :

    >>606
    マ・・・・マ○ネージャー・・・?
    これは期待せずにはいられない・・・

    609 = 603 :

    「うはー!朝から料理が豪勢だぜー!」
    「そうですわね…食べきれるかしら」
    「食べ切れなかったらあたしが食べてやるぜー!」
    「いえ、結構ですわ!」
    なんでまあこいつらは朝からこんなにも元気なんだ…
    俺にもその元気を一割でいいから分けて欲しいよ
    「…プロデューサーさん、元気ないですね…やっぱりまだ……」
    心配した表情で鬱ちゃんが話しかけてきた。
    いけない、顔に表れていたか…
    「いや、そんなことないよ。それより俺たちも朝飯食べようか」
    「…はい!」

    ところで途中で気づいたんだけど…
    何故か配膳が一つ多い。
    仲居さんに言うとしたら
    「…あ、いいんですよプロデューサーさん」
    って鬱ちゃんに止められるしなぁ…
    希望あたりが、一つじゃ足りない! とか言って鬱ちゃんにもう一つお願いしたのがあれだったり。
    …そんなわけないよな。あほか。
    「鬱ちゃん、どうして配膳が一つ多くて大丈夫なんだ? 多分だけど食べきれないと思うよ?」
    「…うふふ…私たちが食べるんじゃありませんよ」
    「じゃあ誰が」
    俺の質問を遮るようなかたちで部屋の襖が盛大に開いた。
    「プロデューサー!!!」
    「へ…」
    そこにはマネージャーが立っていた。

    「何かと思って急いできたんですよ! プロデューサーが仕事の事で大事な話があるからって大至急××まで来てくれって。それはそれは私は急ぎましたよ! 慣れない車を

    運転しながら地図とにらめっこしてようやくたどり着いたのに仕事の話じゃないなんてあんまりです!」
    「え…えーっと…それは…」
    勿論だが、マネージャーを呼んだ記憶は俺の中にはあるはずもない。
    だとすれば…
    「…あー、これおいしねー」「そうですわねー、おいしいですわねー」「さすがうつがえらんだりょかんだぜー」
    うわ…あいつら平静を装って普通に飯食ってるし!!
    「ちょっとプロデューサー聞いてるんですか!!」
    「は、はい!!!」
    「大体プロデューサーはいつもそうです! 私に水着を着ろーとかメイド服着ろーっておかしなことしか言わないじゃないですか!」
    「そ、それはですね、マネージャーさん。ここで言うべきことじゃないんじゃないかなーって僕は思う限りです」
    うわー…あいつらの視線が胸に突き刺さる。
    「………マネージャーの水着…」「……メイド服ですってよ…ワタクシ達にも着せるつもりでいたんじゃないかしら……」「……鬱のマネージャーさんは綺麗だしなー…」
    NO!!!俺をそんな目で見るなー!!ゴミを見るような目で俺を見ないでくれー!!!
    「まったく……なんだかどっと疲れました…。それで、私を呼んだ本当の理由ってなんだったんですか?」
    さすがマネージャー。切り替わりが早くて助かる。
    「え、えーっとだね…そ、そう! マネージャーにもこの温泉、この景色を楽しんでもらいたくて急遽呼んだんだ。最初から呼ばなかった事は悪かったなって反省してる。ご

    めん。だけど今からでも遅くない! 俺たちと一緒に旅行を楽しもうよ」
    そう、思いつきだがこれが本心だ。折角来たんだからマネージャーにも楽しんで欲しい。

    610 :

    途端に顔を赤くするマネージャ。
    軽度の赤面症じゃないかと疑いたくなる。まったくこの人は…
    「そそそそ!!!」
    「言えてないよ…はい、水」
    コップを渡すとぐいぐいと水を飲み干す。
    くそー、かわいいなー。
    「ふう…お水、ありがとうございます」
    一息ついたらしい。
    「それで、“そ”の続きは何て言おうとしたの?」
    「あ、そうです!」
    忘れてたらしい。
    「それでうまく言ったつもりですか!」
    自分から理由を聞いてきてそう返しますか、あなたは…
    じゃあどう言えばよかったんですか、なんて野暮な事は聞かない。
    「まあ理由はともかく、マネージャーも楽しんで行こうよ。ほら、マネージャーの料理もきてるからさ。ここの料理美味しいよ」
    「うう…プロデューサーさんはいっつも卑怯ですー。それじゃいただきます……あ、ほんとだ…美味しい…」
    「だろ? この旅館の料理は鬱ちゃんのお勧めなんだよ」
    「へえ、そうなんだ鬱ちゃん?」
    「…はい。子供のころよく来ていて、私から言わせてもらえれば色褪せない思い出の味です……」
    「なるほど…なんだかここ自体が鬱ちゃんにとって思い出の場所、とも聞こえるね」
    「………」
    マネージャーはときどき勘が鋭くなる。人の心理ってものを見える人か…
    ただ、俺のはよく分からないらしい。まあ、今はどうでもいいか。

    「ふー、美味しかったぜー!!」
    「結局希望にだいぶ食べられてしまいましたわ…」
    お前らは…
    今は朝食が食べ終わってのんびりと時間を過ごしている。
    普段の目まぐるしい毎日とは想像がつかない。とは言っても適度の休みはあるんだけどな。
    「本当にいいところですね、空気は美味しいし、景色は綺麗だし」
    お決まりの台詞をさらっと口に出すマネージャー。
    と、言ってもここに来てはじめて聞いたけどね。
    「そうだねー、でもまだ楽しんでないことがあるでしょ?」
    「ん、なんですか?」
    …あなたという人は。
    「ここは温泉地だよ? まだ温泉に浸かってないだろ?」
    「あー、そういえば」
    肝心なとこ抜けてるというかなんというか…
    「入ってきたら? さきに言っておくけどここ混浴じゃないから安心しなよ」
    ぼっ、と一瞬にして紅潮させる。まるでゆでダコだなー
    「べべべべ、別に期待なんかしてません!!!」
    「知ってるよ、ほい、未使用タオル」
    「ぎゃ、逆に怪しくさせてますね」
    「んなこたーない。それじゃ、いってらっしゃい」
    なにやらブツブツ言いながらも浴場に向かっていった。

    611 :

    まねえええええええええええじゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
    俺のよめええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!

    613 :

    「ふーん…貴方、マネージャーと仲良さげな感じですわね」
    「そう? 別に普通だと思うけど」
    浴場のほうには雷花以外の三人が行った。
    「……あまりあのように親しげに話さないほうがいいかもしれませんわね、特に鬱の前では」
    耳元で囁くように雷花は呟いた。
    俺と雷花以外誰もいないのに、何故そのようにして話したかは分からないが雷花なりの考えがあったのだろう。
    「一緒に仕事をする上では仕方ないとは思いますけど、もし仕事以外のところで」
    「おーけー、分かったよ。そうする」
    はぁ……俺には一生かかっても女性という生き物の思考を読み取る事なんてできないと思う。多分。
    「ところで、最近どうだ? 仕事のほうは」
    「まずまずですわね」
    「質素な答えだな」
    「貴方が知っている情報で全てだと思いますわよ、仮にも同じ事務所なんですから」
    「まあ、そうだな」

    ………沈黙。会話が出てこない。

    「なんだか、こんな沈黙も懐かしいな」
    「…?」
    「いや、お前って入ってきた当初は俺になんか見向きもしませんよーみたいなオーラだしてたし、話したとしても軽くあしらわれた気がするから」
    「そうですの? 分かりませんでしたわ」
    「お前なぁ……」
    「…当時のワタクシは誰も信じられませんでしたから…。葉塔家に生まれて、そのせいでいつも陰口もたたかれてそのせいで…」
    「いいとこのお嬢様ってのも大変なんだな」
    「そうですのよ。漫画やアニメに出てくるような、皆にチヤホヤされるのなんて嘘でしかありません。あれが現実だったんですわ」
    雷花の表情が曇る。あまり思い出したくない過去なんだろう。
    「でも、ワタクシは葉塔家に生まれたことを後悔したことなんか一度たりともありませんわ」
    力強く、真っ直ぐ見据えた視線で俺にそう雷花は言った。これは嘘でも何でもない雷花の本心なんだろう。
    「でもまあ、俺にそんな話をしてくれるんだから多少は俺は信用されてるのかな」
    「べ、別に貴方の事を信用してるかなんて関係なんですわ!! あ、貴方はワタクシのライバルなんですから!!」
    「はいはい、そうしとくよ」
    「もー!!! 貴方って人はワタクシが真面目に話したと思うと!」
    「あはは」
    なんだかんだで雷花もつられて笑っている。
    昔の事なんて関係ないさ、今自分がどうあるべきかさえ分かっていれば。
    例えそれが分からなくても、見つけていけばいい。俺たちには助け合える仲間がいるから。
    「プロデューサーはどうなんですの?」
    「俺か? 俺の話なんてつまらないだけだと思うぞ」
    「ワタクシが話したんだから、貴方も話さないと不公平だと思いますわよ」
    「うーん…分かった。じゃあ話すよ」

    614 = 613 :

    はぁ…本当にどうして私はここにいるんでしょう…。
    確かに誘ってくれたのは嬉しいんですけど…できたら二人で旅行とか、あとは普通に街中のお洒落なバーとかの方が嬉しかったかも。
    そしたらプロデューサーさんと二人で……
    「ひゃー!!!! 何を考えているんだ私は!! 無理無理無理無理無理!!」
    「……どうしました、マネージャーさん? なんだか茹蛸みたいですけど…」
    「温泉入る前からそんなんじゃあ本当に茹蛸になっちまうぜー!!」
    「え、いや、なんでもありません!! 発展途上発展途上!!」
    「???」」
    はぁ…無駄無駄で背後霊っぽいものが私の頭を無駄無駄してくれませんですかね…
    「…あ、ここです。剃刀…剃刀…」
    「鬱ー、冗談は寝てから言おうねー!」
    「うわー…」
    あまりの広さに驚いてしまいました………脱衣所が。
    「さっさと入ろうぜー! マネージャ!」
    「は、はい!」
    「……この旅館の自慢の一つなんですよ、この脱衣所」
    なんでも揃ってますからね…
    「………やっぱりマネージャさん胸大きいですね……死にたい」
    「そ、そんなことないですよ! 鬱ちゃんも十分あるから大丈夫だよ!」
    「…私なんかちんちくりんのくせしてたまにグラビアなんかやったりして生意気ですよね…死のう…」
    「鬱も(多分)大きくなるからそんな心配しなくても大丈夫だと思うよ? ほら、何かのアニメで言ってたじゃん、貧乳はステータスだ、って!」
    「希望ちゃん…それフォローになってないような…」
    「……胸なんか…胸なんか……胸なんか飾りなんです! 偉い人にはそれが分からんのです!! うわああああん!!!」
    「鬱ちゃん!」
    どんがらがっしゃーん
    「いたそー…派手にこけたね…」
    「はい…派手に転びましたね…」
    「あたしたちも行こうか…」
    「そうですね…」
    なんだか可哀想な事した…のでしょうか私たちは…

    「ほら、鬱もそろそろ機嫌直しなって」
    「そ、そうですよ! じっくりゆっくり気長に成長を待ちましょう?」
    「…スイカにメロン…スイカにメロン……」
    「だめだこりゃ」
    「でも、雷花ちゃんと比べると鬱ちゃんはあるほうだと思うけどな…」
    「ぷぷ、マネージャそれは禁句だぜ。雷花こそ発展途上のはの字も出てないからな」
    「あはは、そこまで言っちゃ可哀想ですよ」
    「…72……あ……私…なんだか頑張れるような気がしてきました…」
    「(分かりやすいなぁ…)」」

    615 :

    さすがにもう誰もいないか…?

    616 :

    よばれてとびでて

    618 = 615 :

    「………」
    「な、大して面白くもない話だろ」
    「…なた、おかしいですわよ!! なん…で…それを面白いやつまらないで括る事ができるんですの!?」
    「と言われてもなぁ…そんな人生だったんだ、仕方ないだろ?」
    「……狂ってる…狂ってますわよ!! 貴方!!」
    「ま、常人ではあまり理解できないとは思うけどね。鬱ちゃんや希望には内緒にしといてくれよな」
    「当たり前ですわよ! 言える訳ないですわ!!」
    「ありがと。それじゃあそろそろ鬱ちゃん達も戻ってくる頃だしこの話はここでおしまい、という事で」
    「………」

    「たっだいまー! いやー、朝風呂はやっぱいいぜー!!」
    「…ちなみに希望ちゃんはまた温泉の中で<<ピー>>飲んでました……」
    「雷花ちゃんも来ればよかったんですけど……雷花ちゃん?」
    「なんですの?」
    「プロデューサーさんと何かありました?」
    「…何もありませんでしたわよ、何も」
    「そう…ならいいですけど」
    鬱ちゃんや希望は分からなかったけど、やっぱりマネージャーは気づくか…
    まあ問題ないんだけどね
    「さて、戻ってきた事だしそろそろ帰る支度するぞー」
    「えー!! もちょっとのんびりして行こうぜープロデューサー」
    「だーめ。それに希望は今夜ラジオの仕事入ってるんじゃないのか?」
    「む、何故それを知ってる!?」
    「……希望ちゃんの番組…今日の夜七時からの生放送でしょ…」
    どうやらこいつは自分がメインパーソナリティを勤めてる番組をいつ放送してるか知らないらしい……
    ファンが知ったら泣くな、こりゃ…
    「……それに今日は私たちがゲストで出演だよ、ね、雷花さん?」
    「………」
    「…雷花さん?」
    「え? ああ、そ、そうですわよ! 希望はそんな事もお忘れでして?」
    ………。
    「それじゃ、そろそろ帰ろうか」
    こうして俺たちはまた目まぐるしい毎日に戻る。
    ある意味、戦場という名の毎日に。


    …なんて格好よく終わるはずもなく、帰りは帰りでいろいろと大変だったさ………
    「うわー! これすげーうまそー!!」
    「こら! 希望!! 買ったお土産をその場で食べる方がいますか!!」
    「ん? ふぉふぉにいるへど?」
    「……と、言いつつも雷花さんも食べてますよね…ふふ」
    「あぅ…こ、これは! そ、そう! 全部プロデューサー持ちですから関係ないですのよ!!」
    「…それじゃ、私も食べちゃおうっと…」
    「あは…あはは…あはははは………」
    「どんまいです、プロデューサーさん♪ 私もいただきますね!」
    はぁ、なんなんだこの締まらない終わり方は…
    なんだか…普段とあまり変わらないような二日間だったような気がする…

    619 = 615 :

    一応これで温泉旅行の話は終わりです
    最後投げやり気味っぽいのは、べ、別に面倒だったからじゃないんだからね!!
    それともう一つオマケシナリオを…

    621 :

    マネ「ふーんだ…プロデューサーさんのばーか…」
    マネ「私の気持ち全然知らないで……はぁ…」
    マネ「そうだ、なんで私がこんなにアイツの事考えなきゃいけないのよー」
    「いらっしゃーい!」
    マネ「大体いつもそう! いつもいつもいつも!! プロデューサーさんのばかやろー!!」
    「ん、俺がどうかした?」
    マネ「え…? ぷぷぷぷぷぷぷぷぷプロデューサーさん!!! どどどどどどどど、どうしてここに!!?」
    「どうしてって…この店結構よく来るからね。あ、すいませーん! 生1つー!」
    マネ「(…知らなかった……え、ていうことは私といきつけのお店が同じ? ひゃー!! などと考えてる場合ではない!!)」
    「マネージャーはこの店よく来るの?」
    マネ「え!? べ、べつにアンタの為に来てるんじゃないんだからね!!」
    「…マネージャー…だいぶ酔ってるな…」
    マネ「よ、酔ってません! ところでその大きな紙袋はなんですか? 見たところ書類とかじゃありませんけど…?」
    「ああ、これ? 何だと思う?」
    マネ「その顔ですとまた変な衣装ですか…?」
    「ふっふっふ…じゃじゃーん! ミニスカサンタ衣装(白ニーソ付)だぜ!」
    マネ「ぶっ!! な、なんでそんなものが今ここにあるんですか!?」
    「今度のイベントで使うんだけど発注ミスで3個届いてさ、多分希望の分も数えられてたんだろ。あいつ事務所くるし」
    マネ「ま、まあそれはいいとして…それで、どうしてプロデューサーさんがその発注ミスの1個を持ってるんです」
    「貰った。特に意味はない」
    マネ「だめだ…この人…早く何とかしないと…」
    「と、いうわけでマネージャー!」
    マネ「いーやーでーす!」
    「どうして」
    マネ「どうしても何もありません! イヤなものはイヤです!」
    「ほほーん」
    マネ「な、なんですか?」
    「いや、まあイヤなら仕方ないけど、社長からこんなもの渡されたんだよねー」
    マネ「そ、それは! 私のコスプレ写真集じゃないですかー!!」
    「そこで取引といこうか」

    マネ「うー…死んでしまいたい」
    「似合ってるよ、マネージャー! ですよねー! みなさーん!!」
    「うおーーーーーーー!!!」
    マネ「鬱ちゃんじゃないけど…はぁ…鬱だ…死のう…」
    「まあまあ、そんなしょげない。はい、それじゃグラス持って」
    マネ「?」
    「一足早いけど、サンタマネージャーがいることだし、メリークリスマス」
    マネ「…プロデューサーさん…。ふふ、はい! メリークリスマス♪」
    「そ・れ・で・だ! クリスマスにはもう一度きt」
    「うおーーーーー!! サンタの強力なストレートだぁぁぁああぁぁ!!」
    マネ「もう着ません!! はぁ…どうして私はこんな役回りばかりなんでしょう…」

    温泉編おしまい

    622 = 621 :

    マネージャー分が不足していたのでオマケシナリオで補足しましたwwww
    ちなみにところどころ分からない部分は次への伏線ということで

    623 :

    写真集吹いたww

    625 :

    ~事務所~
    パァン
    「…メリークリスマス」
    「……誰もいない…」
    「…今年も独り…クリスマスなんかなくなっちゃえ」
    バァン!
    希望「鬱ー!!メッリークリスマス!!」
    雷花「希望!うるさ…ふふ、今日明日は騒がしくてもいいですわね。鬱、メリークリスマス」
    マネ「はぁ…結局私はこの衣装を着せられてるんですね…鬱ちゃん、メリークリスマス♪」
    「みんな集めるのに時間掛かっちゃって…鬱ちゃん、メリークリスマス!」
    「…みんな…」
    「今年は独りなんかじゃないだろ?」
    「…ふふ、はい! メリークリスマス♪」

    627 :

    「……大掃除」
    「……あ、中学校の時のアルバムだ」
    「………懐かしい」
    「………あれ、いない…?」
    「………鬱だ、死のう」

    スレ当初の書き方を久しぶりにwwww

    来年も宜しくなんだぜ、鬱ちゃん!

    628 = 627 :

    マネ「鬱ちゃん! 事務所の大掃除しなきゃ!」
    「…疲れる、鬱だ、死のう」
    マネ「じゃあ鬱ちゃんは窓拭き宜しくね!」
    「………はーい」
    パタッ
    マネ「今日も調子は万全ね」

    629 = 627 :

    マネ「これ窓拭きの用の洗剤ね」
    「……はーい」

    「……これ飲めば[ピーーー]るかな」
    ゴクゴク
    「……美味しい」
    マネ「…ふふ、そりゃ炭酸水ですもの」
    「…炭酸水…鬱だ、死のう」
    パタッ
    マネ「キャー!! 鬱ちゃん、炭酸苦手だったんだわ!」

    630 = 627 :

    「……年末ライブ」
    「……年越しライブ?」
    「…ハードスケジュール」

    ファン1「ブヒー!! 鬱ちゃんが年越しライブやるでござるよ!!」
    ファン2「また鬱ちゃんのエスケープが見れるでございますか!」

    「…カウントダウン……3…2…やっぱり無理…」
    ダッ

    ファン1「年越しエスケープキタ―――(゚∀゚)――――!!」
    ファン2「鬱ちゃーん!!!!」

    631 :

    「……紅白」


    紅組のドリルで天を衝け!!


    「……ぐふっ」

    マネ「ギャー!!鬱ちゃーん!!」

    632 :

    新年あけますた。
    喪中なんでおめでとうはいいませんけども。
    どうぞ今年もよろしくお願いいたしまする。

    633 :

    「……新年明けました鬱だ、死のう」
    マネ「鬱ちゃん、明けましておめでとう! はい、私からお年玉とプリンだよ」
    「…もう少し、頑張ろうかな」
    マネ「今年もよろしくね♪」

    「……ファンの皆さん、今年もよろしくお願いします」

    636 = 633 :

    >>637

    「……あ、作詞家さん。今年も鬱くしい詞をよろしくお願いします」
    マネ「鬱ちゃん共々よろしくお願い致します!」


    希望「…雷花、あたし達は御年始参り行かなくていいのか?」
    雷花「ワタクシはともかく、貴女は別の事務所でございませんこと……?」
    希望「あ! 確かに言われてみれば」
    雷花「新年早々思いやられますわね…」

    638 :

    「だってよ?」
    マネ「あ…ぅ…」
    「にしても人気だな、マネージャー」
    マネ「の、呑気に他人事みたいに言わないで下さいよ!!」
    「マネージャーも今年遂にアイドル活動開始か!?」
    マネ「し・ま・せ・ん!! うちにはトップアイドルの卵が三人もいるんだから。それを邪魔するわけにはいきません」
    「…ほほう、自信はあるんだ…?」
    マネ「あ、いや!? そんなつもりで言ったわけじゃ」
    「これは社長と相談だなー♪」
    マネ「ちょ、待って!! プロデューサーさん!!」

    639 = 638 :

    「………」
    希望「ぬくー」
    「………」
    希望「ぬくぬくー」
    「………」
    希望「あ、鬱。そこのみかん取ってー」

    「ちょ!! お前ら炬燵からいい加減出てこい!」
    雷花「これが俗に言う、コタツムリですわね…」

    640 :

    「……初売り、福袋」
    希望「よーし! 買うぜー!!」
    「……じゃ、希望ちゃんまた後で」
    希望「はいよー、また後でね! 鬱!」

    希望「へへー♪ いい買い物したぜ!」
    「………」
    希望「あっ、鬱ー!! 何買った見せ合おうぜ!!」
    「……あ、希望ちゃん…」
    希望「どれどれー、…って…」
    「……PS、64、DC、MD、SF…ソフト無し…鬱袋…鬱だ、死のう」

    641 :

    さて、新年も明けましたところで新キャラを1人追加してみようかなと思ったのですがどうでしょうか?

    642 :

    それは、男?女?

    643 = 641 :

    >>644
    女の子です

    644 = 642 :

    女性ばかりだったからてっきり男かと
    どんな子きますか?

    マネが俺の嫁であるなら、なんでもおkです

    645 = 641 :

    すみませんww
    男分も多少は必要ですかね?

    それは今から話として書きます><

    残念だけどマネは今隣で寝てるぜ^^^

    646 = 642 :

    男は居てもいなくてもいいす^^

    ただ

    俺の嫁返せwwwwwwww

    647 = 641 :

    うはwwwwプロデューサー頑張れwwww

    今日は新年早々またヤケ酒なマネでした('A`)

    648 = 642 :

    ヤケ酒いかんよヤケ酒wwwwww

    ごめん 先寝るお ノシ

    649 = 641 :

    おやすみノシ

    650 = 641 :

    ザーザー…
    「………雨…傘無い…鬱だ、死のう…」
    「……んー…止む気配はない、かぁ…」
    「……プロデューサーさん来ないかな…」
    「……事務所まで走ろう……確か今日はマネージャーが美味しいプリン買ってきてくれるはず…もうちょっとだけ、頑張ろう…」
    ダッ

    「……あぅ…もう“濡れ濡れ”だぁ…」
    ガサッ!
    「!?」
    「………誰? …あ」

    (拾ってあげてください。越菜ユリ)

    「……女の子? 不法投棄、逮捕?」
    ユリ「ん…ぁ…ふぅ…」
    「……あの?」
    ユリ「は、はい?! べ、べつにえっちな事は考えて、いいいませんよ! 濡れ濡れとかびちょびちょとか、なが~い傘を私にさして欲しいなんて、これっぽっちも!!」
    「………新キャラ…? 私の出番? 鬱だ、死のう」
    バタン
    ユリ「あわわわわ! だ、大丈夫ですか?! 人工呼吸?! 心臓マッサージ?! で、では失礼します!…スゥー…よし!」
    ドスッ
    雷花「…よし! じゃないわよ!」
    ユリ「あ痛! SMはまだちょっと…恥ずかしいです…」
    雷花「Sえm?! …ど~こ~が~SMなんですのー!!!」
    ゴスッ
    ユリ「あンっ…でもちょっと気持ちい」
    雷花「お、お黙りなさい!!」


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