元スレ武内P「便秘、ですか」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
701 = 657 :
・ ・ ・
武内P「……とても、恐ろしい夢を見た気がします」
ガチャッ!
ちひろ「ぷっ、プロデューサーさん、来てください!」
武内P「? 千川さん、そんなに焦って……どうかされましたか?」
ちひろ「かな子ちゃんが、沢山!」
武内P「!?」
武内P「何が綺麗な三村さんですか!?」
ちひろ「……はい?」
702 = 657 :
・ ・ ・
かな子「す、すみません……ちょっと、ケーキを作りすぎちゃって~」
武内P「いえ、運ぶのを手伝う程度……何ともありませんから」
かな子「皆、喜んでくれるかな~」ニコニコ
武内P「……良い、笑顔です」
かな子「えっ? 私、笑ってました?」
武内P「やはり、三村さんは、いつもの三村さんが一番ですね」
かな子「えへへ、プロデューサーさんは、Cの私を選んでくれるんですね♪」
武内P「はい。Cの三村さんを……」
武内P「……」
武内P「えっ?」
おわり
703 = 657 :
704 = 657 :
「……すぅ……すぅ」
プロジェクトルームに行くと、プロデューサーが居眠りをしていた。
いつもの無表情はなりを潜め、安らかな寝顔を見せている。
最近は、仕事大変そうですもんね。
だから、仕事中に居眠りするのも仕方ないのかも。
「……すぅ……すぅ」
私だって、授業中とかウトウトしちゃう事あるし。
やっぱり、夜遅くまでギターの練習をしてるのがいけないのかも。
でもねプロデューサー、それでも私は寝てないですよ?
だって、自分が好きなことをして眠いのに、やるべき事に手を抜くのは格好悪いですから。
なんて、ちょっとした現実逃避をしてみても、目の前の状況に変わりはない。
今、この場に居るのは私と、プロデューサーだけ。
だから、この状況を何とか出来るのは、起きている私だけ。
「……すぅ……すぅ」
プロデューサー、私にこんな姿を見られたと知ったらどんな顔するかな。
……駄目、絶対に、気付かれずに何とかしなくちゃ。
「……すぅ……すぅ」
プロデューサー。
全裸で居眠りは、ロックすぎますよ。
705 = 657 :
「……すぅ……すぅ」
こんな時、他の皆だったらどうするのかな。
やっぱり、声を上げて逃げちゃう、よね、絶対。
だけど、ここで逃げ出すのは――ロックじゃない。
「……ん、んん」
プロデューサー、目を覚ましたんですか?
だったら、私にこんな姿を見られたと気付かないよう、すぐに逃げないと!
そう、思ったけれど、違った。
プロデューサーは、横向きだった態勢では寝苦しかったのか、
ゴロリと体を転がし、仰向けに、大の字の態勢に移行した。
「……っ!?」
「……すぅ……すぅ」
思わず上げそうになった悲鳴を手で抑える。
そりゃそうだよね、全裸だもん。
全裸で仰向けに寝たら、そりゃあ見えるよね。
「……すぅ……すぅ」
寝息を立てているプロデューサーに腹が立つ。
愚息を勃てているプロデューサーに腹が立つ。
あっ、今のロックっぽくない?
706 = 657 :
「……すぅ……すぅ」
ロックのLIVEでは、テンションが上がって全裸になる人も居るそうだ。
プロデューサーがもしそうだとしたら……ギターをアレで支えれば楽そう。
私は、驚くほど冷静だった。
プロデューサーが眠っているからか、事態の異常性が私の感覚を麻痺させているのか……。
きっと、みくちゃんだったら大騒ぎして大変な事になってたよね。
やっぱり、私はクールでロックなアイドルだ。
「……すぅ……すぅ」
それにしても、本当にスヤスヤ寝てるなぁ。
寝てる状態でも、あんなに元気になるものなの?
わっかんないなぁ……そうだ! なつきちなら、知ってるかも!
――パシャリ!
「……ん……んん」
「……」
セーフ!
シャッター音で起きたらどうしようかと思ったけど、大丈夫だった!
この写真をなつきちに送って、と。
『寝てるのに、こんなに元気になるの?』
……っと。
707 = 657 :
Hey Boys! Rockin’ Emotion♪
「!?」
「……すぅ……すぅ」
電話!?
ちょっ、ちょっと待ってなつきち!
電話なんかしたら、プロデューサーが起きちゃうじゃんか!?
Hey Yeah! ついてきなよ♪
「っ……!」
「……ん……んんん」
はやく! はやく切らないと、プロデューサーが起きちゃう!
急げ急げ急げ急げ!
……よし! 切った!
「……ん……んん」
「……!」
ドクリドクリと、心臓の音が聞こえる。
ゴクリとツバを飲む音すら、鮮明に聞こえる。
「……すぅ……すぅ」
プロデューサーは、起きなかった。
私は、ロックの神に感謝した。
708 = 657 :
「……すぅ……すぅ」
安らかな寝息を立て、勃てているプロデューサーの姿を確認する。
どうやら、起きる心配はなさそうだ。
でも、また電話がかかってきたら今度は起きちゃうかも。
そうなる前に、携帯をマナーモードにして、と……よし、オッケー。
うわわ! またなつきちから着信がきてる!
ゴメンなつきち! 今は、電話に出られないんだよー!
「……すぅ……すぅ」
プロデューサーの寝息をBGMに、私はまた、着信を切った。
すると今度は、
『すぐプロジェクトルームに向かうから』
と、なつきちからLINEが入った。
まずい! このままじゃ、絶対にまずいって!
あああ、さっき撮った写真の背景で、プロジェクトルームに居るってバレたんだ!
やっぱりなつきちは凄い……って、言ってる場合じゃないってば!
「プロデューサー! 起きてください!」
「……すぅ……すぅ」
「なつきちが来ちゃいますから! はやく!」
全裸でプロジェクトルームで居眠りしてる姿なんて、他の皆にバレたら大変ですよ!
はやく起きてください、プロデューサー!
709 = 657 :
「プロデューサー、起きて!」
「……ん、んん」
プロデューサーの肩を掴んでゆさゆさと揺すって、大声で声をかける。
よっぽど疲れてたんだろうなぁ、全然起きないんだよ。
私だったら、こんな大声で話しかけられたら耳がキーンってなっちゃう。
「プロデューサー!」
「……んん」
肩を揺する度に、下半身の方もブルンブルンと揺れているが、気にしていられない。
私は、この人のおかげでアイドルとしてここまでやってこられたのだ。
自分には無い可能性を示され、また、曖昧だったロックの在り方を気付かせてくれた。
そんなプロデューサーが、全裸で居眠りしてたとバレたら……?
「プロデューサー!」
最悪の場合も、あり得る。
そんなの……そんなの絶対に嫌だ!
お願いします、目を開けてください、プロデューサー!
「……多田さん?」
必死の声が届いたのか、プロデューサーはゆっくりと目を開けた。
その頬に、ポタリ、ポタリと雫の跡がついていく。
私は、自分でも知らぬ間に、
「何故……泣いて、いるのですか?」
涙を流していた。
710 = 657 :
「だって……プロデューサーが、うっく、目を覚まさな……ひっく!」
あぁ、泣くつもりなんて無かったのに、かっこ悪いなぁ。
これじゃあ、クールさの欠片も無いよ。
「すみません……少し、居眠りをしてしまいました」
知ってますよ、そんなの!
「ですが……多田さんの声が聞こえ、目が、覚めました」
「ひっく……ぐすっ!」
「なのでどうか……泣かないでください」
プロデューサーの声がとても困っている。
その調子が、あまりにもいつも通りで、笑いが込み上げてきた。
泣きながらクスクスと笑う私を見て、プロデューサーは右手を首筋に。
「……はいっ!」
これなら心配ない、大丈夫だ。
私がロックと信じるものが、ロックなように――
「私がプロデューサーと信じるものが、プロデューサーですから!」
「……良い、笑顔です」
全裸でも、居眠りしても、この人は私のプロデューサーなのだ!
最高にロックで、最高なプロデューサーだ!
ガチャリと、大きな音を立てて扉が開いた。
そうだ、なつきちに自慢しよう!
この人が、私のプロデューサーだ! って!
「見て、なつきち!」
凄いんだよ、私のプロデューサーは!
おわり
711 :
>.>639書きます
武内P「それでは、私は着替えてきます」
712 = 711 :
未央「さて、このドアの向こうではプロデューサーが着替えています」
凛「それじゃあ、ドアを開けようか」
卯月「凛ちゃん、飛ばしますね」
美波「駄目よ! そんな事しちゃ!」
アーニャ「美波? 熱でも、あるんですか?」
美波「もうちょっと待たないと、まだ脱いでないわ!」
アーニャ「ハラショー、さすがですね、美波」
713 = 711 :
蘭子「一糸纏わぬ姿の我が友……ふふふ、心躍るわ!」
智絵里「あの……パンツは履いてると思う、よ?」
杏「わかってないなぁ、パンツを履いてるから良いんだよ~」
きらり「杏ちゃん! そんな事言っちゃ、メッ、だゆ!」
杏「きらり?」
きらり「アイドルなんだから、きゃわゆくおパンツって言わないと!」
杏「えー、どっちでも良いじゃん」
714 = 711 :
莉嘉「お姉ちゃんも呼んで良い?☆」
みりあ「美嘉ちゃん、すっごく喜ぶと思うなー!」
かな子「ふ、二人共、やめておきなよ~!」
莉嘉・みりあ「えっ!?」
かな子「人が増えたら、取り分が減っちゃう~!」
莉嘉・みりあ「そっか!」
715 = 711 :
みく「そろそろ突入にゃ!」
李衣菜「オッケー! せーので、突入しよう!」
CPアイドル達「せーの!」
ガチャッ
武内P「……」
CPアイドル達「……」
武内P「……」
CPアイドル達「……」
716 = 711 :
武内P「皆さんに、ご質問があります」
CPアイドル達「……」
武内P「何故、私が着替えている所に突入しようと?」
卯月「一人で着替えるのは、寂しいかなと思って」
武内P「そんな事はありません」
凛「そんな言い方ってない! 私達の気持ちも考えてよ!」
武内P「考えたくありません」
717 = 711 :
武内P「相手が男性とは言え、着替えを覗くのは犯罪です」
未央「確かに、私達は罪作りな女達! 嗚呼、なんて事なのかしら!」
武内P「演技風では誤魔化されませんよ」
蘭子「……我が友の着替え、見たかった」ムスッ
武内P「可愛らしく言わないでください」
杏「面倒だから、もうここで着替えてよ」
武内P「明らかにおかしい選択肢ですね」
718 = 711 :
武内P「今後、こういった事はやめてください」
智絵里「見捨てないで……くださいね」
武内P「同情を引きつつ服を脱がそうとしないでください」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ~」
武内P「やめてください。手を離してください」
きらり「ハピハピするにぃ☆」
武内P「私はしませんから」
719 = 711 :
莉嘉・みりあ「よいではないか! よいではないか!」
武内P「よくありません! よくありません!」
美波「だったら、どうすれば良いんですか?」
武内P「何が、でしょうか」
CPアイドル達「プロデューサーの着替えを見る方法」
武内P「……はい?」
CPアイドル達「プロデューサーの着替えを見る方法」
武内P「あの、聞こえなかった訳ではありませんから」
720 = 711 :
武内P「あの……何故、皆さんは私の着替えが見たいのですか?」
CPアイドル達「なんとなく」
武内P「最悪です。特に理由なく見たいという事ですね」
CPアイドル達「はいっ!」
武内P「良い、笑顔です」
CPアイドル達「……」ジッ
武内P「見られても、着替えませんよ」
CPアイドル達「!?」
武内P「ショックを受けられても困ります」
721 = 711 :
武内P「千川さん」
ちひろ「はい?」
武内P「助けてください」
ちひろ「皆、プロデューサーさんの着替えを覗いちゃ駄目ですよー」
CPアイドル達「はいっ!」
武内P「!? 素直……!?」
CPアイドル達「……」
武内P「……!?」
722 = 711 :
ちひろ「皆、なんとなくプロデューサーさんの着替えが見たかったんです」
武内P「……はぁ」
ちひろ「とてもまっすぐ、純粋な気持ちで」
武内P「それは、とても困りますね」
ちひろ「だから、天使みたいに大胆になっちゃっただけなんです」
武内P「私には悪魔に思えましたが」
未央「見て、めっちゃよく撮れてる」
武内P「!?」
723 = 711 :
武内P「あの、撮れてる、と聞こえたのですが」
CPアイドル達「……」
武内P「まさかとは思いますが……」
CPアイドル達「……」
武内P「盗撮、ですか?」
CPアイドル達「……」フルフルフルフル!
武内P「あの、首を振る勢いが強くて頬がえらい事になっています」
724 = 711 :
武内P「本田さん」
未央「……」
武内P「後ろに隠しているものをこちらへ」
未央「……」モゾモゾ
凛「……」モゾモゾ
卯月「……」モゾモゾ
武内P「他の人に後ろ手で移動させないでください」
725 = 711 :
美波「シンデレラプロジェクト!」
武内P「!?」
美波「ファイトぉ……!」
CPアイドル達「……!」
ワチャワチャ
武内P「これでは……誰が持っているかわからない……!?」
CPアイドル達「おーっ!」
武内P「……はい、前川さん。後ろのものをこちらへ」
CPアイドル達「……!?」
武内P「いや、一人だけ手を後ろにしていたらわかりますよ」
726 = 711 :
武内P「千川さん」
ちひろ「はい?」
武内P「助けてください」
ちひろ「はい、カメラを渡してあげましょうねー」
みく「はい」
武内P「!? 素直……!?」
CPアイドル達「……」
武内P「……!?」
727 = 711 :
ちひろ「皆、本当になんとなくプロデューサーさんの着替えが見たかったんです」
武内P「……はぁ」
ちひろ「隙を生じぬ二段構えだったんです」
武内P「……」
ちひろ「だから、悪魔のように細心になっちゃっただけなんです」
武内P「……」
卯月「見てください! データ転送、うまくいってます!」
武内P「……」
728 = 711 :
武内P「皆さんが、私の着替えをなんとなく見たいというのは理解しました」
CPアイドル達「はいっ!」
武内P「そのために、天使にも悪魔にもなる、と」
CPアイドル達「はいっ!」
武内P「良い、笑顔です」
CPアイドル達「ありがとうございました!」
武内P「皆さんは、私が何をしても許す仏だと思っているようですね」
CPアイドル達「……?」
武内P「私は今から鬼になります」
おわり
729 = 711 :
全消ししたので、あとはテキトーにネタ浮かんだら書きます
おやすみなさい
730 :
ここの武内くんってSなこと多いよね
おつ
731 :
アイドルがめちゃくちゃなことが多いし仕方ないね
732 :
しっかしかな子って絡まないなー
733 :
>>710
これはひどい
武内P終わりやんけ
734 :
凄いんだよ(
735 = 711 :
ちょっと短いクロス書きます
美神「横島クン、346プロからの依頼よ」
736 = 711 :
横島「346プロってあの……アイドル事務所の!?」
美神「ええ。そこの女子寮に悪霊が出たみたいなの」
横島「!? 女子寮に……悪霊が……!?」
美神「それも、相当厄介な奴らしいわ」
横島「大変じゃないですか!? さあ、今すぐ行きましょう!」
美神「だから、今回アンタは留守番よ」
横島「!? なんでですか!?」
美神「アンタ、絶対問題起こすもの」
横島「何を言うんですか! この目を見てくださいよ!」ドヨーン
美神「……ものの見事に濁ってるわね」
http://www.youtube.com/watch?v=avngzfSBvZc
737 = 711 :
・ ・ ・
横島「生まれる前から愛してました――ッ!」
ちひろ「キャ――ッ!?」
横島「ボカァもう、ボカァ――ッ!」
ちひろ「イヤ――ッ!?」
三神・早苗「何をしとるかアンタはああっ!」
ギリギリッ!
横島「ああっ!? 二人のボディコン美女にだなんて……ああっ……!」ビクンビクンッ
ちひろ「はぁ……はぁ……!」
おキヌ「あの、大丈夫ですか?」
ちひろ「はい、何とか……って、浮いてる……!?」
おキヌ「はい! 私、幽霊ですから!」
ちひろ「……本当に大丈夫なのかしら……!?」
横島「あ――ッ!? そ、そこは……だ、ダメ――ッ!」ビクンビクンッ
738 = 711 :
誤)>三神・早苗「何をしとるかアンタはああっ!」
正)>美神・早苗「何をしとるかアンタはああっ!」
多分このミス多いです
739 = 711 :
・ ・ ・
横島「しっかし、本当に悪霊なんて出るんスか~?」
ズリズリ
ちひろ「スマキのまま這って移動してる……!?」
美神「気にしないで。いつもの事だから」
おキヌ「横島サーン、頑張ってくださーい」
ちひろ「は……はぁ」
美神「それで? 悪霊って言ったのは……」
小梅「私、だよ……正確には……この子……」
ちひろ「……だ、そうなんです」
美神「ふーん? 続けて」
ちひろ「最近、女子寮でその……下着がなくなったり……」
横島「! 俺にはわかる! この先に悪霊が! しかも大量に!」
小梅「そ、その先は……ランドリー……だよ……」
ちひろ「……!」ヒクヒク
740 = 711 :
ちひろ「写真を撮られている気がするって子も居て……」
横島「女子寮の写真……これは資料! そう、資料なんだ――ッ!」
パシャパシャ!
ちひろ「あの……」
美神・おキヌ「?」
ちひろ「あの人が……犯人では……!?」
横島「アイドル達が吸っている空気……! 染み渡る……染み渡るぞオオ――ッ!」
美神「アンタはちょっと静かにせんか――ッ!」
ゲシゲシッ!
横島「ああっ!? ひどいっ……!?」
741 = 711 :
横島「なっ、何も殴るこたぁ無いじゃないですか……!?」
美神「殴ってないわよ、イヤね横島クン」
おヌキ「はーい! 踏んだんですよね、美神さん!」
美神「正解!」
ちひろ「あの……!? こっちは真面目に話してるんですけど……!?」ヒクヒク
美神「お……おほほほほ! これも、リラックスするためなのよ!」
横島「嫌だなぁ、美神さんが緊張なんてするわけ――」
ゲシッ!
横島「ぶっ!?」
美神「良いから話を合わせなさい! この依頼、報酬がすっごく良いんだから!」ボソボソ
横島「そ……そんなにスか……?」ボソボソ
美神「失敗したら……そうね……アンタを東京湾に沈めるだけじゃ足りないわ」ボソボソ
横島「安心してくださいッ! この、ゴーストスイーパー横島が解決してみせますよ!」キリッ!
ちひろ「だ……大丈夫なのかしら……!?」
742 :
せやかて工藤
743 = 711 :
小梅「お願い……悪霊、何とかして……」
横島「任せとけって。こっちもプロだから、ちゃんとやるさ」
小梅「この子も……すっごく、怖がってるの……」
横島「そうなのか?」
横島「安心しな! 絶対、何とかするさ!」
グッ!
小梅「! この子が……見えるの……?」
横島「見えるケド……それが……?」
小梅「……!」パアアッ
ちひろ「なッ……何も無い所に向かってサムズアップ……!?」
美神「あー……こういうリアクション新鮮ねー」
おキヌ「あのー、私が見えるのは?」
美神「大人の事情よ」
744 = 711 :
小梅「女子寮を……お願いします……!」
横島「おう! 悪霊なんか、極楽にいかせてやるぜ!」
横島「――美神さんがッ!」
グッ!
小梅・ちひろ「……!」だああーっ!
美神「横島クン……アンタ、恥ずかしくないの……!?」
おキヌ「今のはかっこ悪いですよ、横島サン……!?」
横島「だってしょうがないでしょう……!? 俺はまだ見習いですよ……!?」
小梅・ちひろ・美神・おキヌ「……」
横島「お……俺だって……! もっと後の設定なら活躍出来るんや……!」
横島「でも……この時の設定じゃないとダメなんや……!」
ちひろ「あの……メタ発言が多すぎません……!?」
美神「こんなもんだったわよ」
745 = 711 :
横島「チクショオオ――ッ!」
『男……女子寮に男が居る……!』
見鬼くん「あっち! あっち!」
おキヌ「! 美神さん! 見鬼くんに反応が!」
美神「うっわ! 懐かしい!」
おキヌ「美神さん!? 戻ってきてください!」
美神「あったあった! テレビと漫画で扱いに差があるのよね!」
おキヌ「へ――ん!? 美神さは――ん!?」ビー!
小梅「この声……!」ビクビク
横島「今の声が悪霊……!? って、何で男に怒ってるんだ……!?」
悪霊『アイドルも、この女子寮も全部俺のもんだ――ッ!』
美神・横島・おキヌ「……」
746 = 711 :
美神「ねえ……あれが悪霊……?」
悪霊『誰にも渡さへん! 渡さへんぞオオ――ッ!』
横島「被ってるのはパンツ……!? 変態じゃないか……!?」
おキヌ「あの……横島サン、ポケットから何か……」
横島「ああっ!? いや、これは……!?」
美神「……」
スルッ
美神・おキヌ・小梅「……」
横島「――パンツが、俺のポケットに入りたいって言ったんですよ」ファサッ
美神「ドサクサに紛れて何やっとるか――ッ!?」
ゲシゲシッ!
横島「あ――ッ!?」
悪霊『あのー……無視しないでもらえます……?』
おキヌ「すっ、すみません! すぐすみますから!」ペコペコ
747 = 711 :
悪霊『……ゴホン!』
美神「待ってるなんて、案外律儀な奴ね」ボソボソ
横島「いやでも、完全に変態ですよ」ボソボソ
悪霊『……ゴホンゴホン!』
おキヌ「あれが……言ってた悪霊ですか?」ボソボソ
小梅「うん……皆、凄く困ってるの……」ボソボソ
悪霊『あーもう! 感じ悪いなお前ら!?』
美神「スキありッ!」
ヒュッ!
悪霊『危なああいッ!?』
美神「チッ! 外したか!」
横島「でも、この手でサクッといけそうですね!」ボソボソ
おキヌ「でも……ちょっと可哀想じゃないですか?」ボソボソ
小梅「いっぱい悪さしたから……こらしめないと……」ボソボソ
悪霊『聞こえてるからな……!? 全部聞こえてるからなお前ら……!?』
748 :
乙
そろそろきれいな楓さんが見たい
749 = 711 :
悪霊『全く! これだから普通の女は!』
パシャパシャ!
横島「!? 写真を撮り出した……!?」
美神「何かの攻撃!? まずい、油断した――!?」
悪霊『あ――ッ! イイよ、小梅タン! 凄くイイ――ッ!』
パシャパシャ!
小梅「お、オフだから……撮らないで……!」
悪霊『この写真……これは資料! そう、資料なんだ――ッ!』
パシャパシャ!
横島「アイツ! 無理矢理写真を撮るなんて、なんて奴だッ!?」
おキヌ「どこかで聞いたセリフなんですけど……!?」
750 = 711 :
悪霊『アイドル達が吸っている空気……! 染み渡る……染み渡るぞオオ――ッ!』
横島「美神サン! とっとと除霊しちゃってください!」
美神「そうしたいのは山々なんだけど……!」
おキヌ「!? まさか、そんなに強い悪霊なんですか!?」
美神「あんなのに触りたくないのよ!」ドーン
横島・おキヌ「……!」だああーっ!
美神「横島クン、アンタがなんとかしなさい」
横島「お……俺がですか……!?」
美神「アレ、アンタの仲間でしょ?」
横島「違ーわい! なんで悪霊の仲間扱いなんですか!?」
悪霊『ボカァもう、ボカァ――ッ!』
横島「お前も紛らわしい事言うなコラ――ッ!?」
みんなの評価 : ○
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