元スレ武内P「便秘、ですか」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
252 = 177 :
智絵里「フォーメーション・クローバー!」
武内P「!? 囲まれた!?」
かな子「ワッフル美味しい~♪」
武内P「! 三村さんがワッフルに夢中……四葉ではない!」
杏「捕まえたら、後で杏にも触らせて~」
武内P「参加者がそもそも一人!? フォーメーションとは一体!?」
アイドル達「逃がすな―!」
武内P「くっ……早く逃げなくては……!」
253 = 177 :
みく「おっと、Pチャン!」
李衣菜「ここは通しませんよ!」
武内P「あんな所で、100万回生きた猫とロックの神様が戯れている!?」
みく・李衣菜「えっ、どこどこ!?」
武内P「お二人を見ていると、たまにとても不安になります」
武内P「しかし、これで逃げ道は確保出来――」
ガチャッ
武内P「!?」
ちひろ「おはようござ――」
キンッ!
ちひろ「? 何かに当たった……?」
武内P「」
254 = 177 :
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん!?」
武内P「」
ちひろ「わ、私がドアを開けた拍子にぶつかって……!?」
武内P「」
ちひろ「これは、おちんちんでかいでかい病!?」
武内P「」
ちひろ「大変……それなのに、思いっきりぶつかっちゃうなんて!」
武内P「」
アイドル達「……」
255 = 177 :
ちひろ「しっかり! しっかりしてください、プロデューサーさん!」
さすさすさすさすっ
武内P「……ん、んんん……!」ビクビクッ
アイドル達「……蘇生した!」
ちひろ「目を覚ましてください、プロデューサーさん!」
さすさすさすさすっ
武内P「……うっ! うっ! うっ! うっ! うっ! うっ!」ビクビクビクビクッ!
アイドル達「!?」
256 = 177 :
ちひろ「頑張ってください、プロデューサーさん!」
さすさすさすさすっ
武内P「うっ! うっ! うっ! うっ! うっ! うっ!」ビクビクビクビクッ!
アイドル達「死んじゃう! 死んじゃう!」
ちひろ「起きてください! 目を開けてください!」
武内P「うっ! うっ! うっ! うっ! うっ! うっ!」ビクビクビクビクッ!
武内P「――うっ!……ふぅ」
武内P「」
ちひろ「プロデューサーさん!? ぷ、プロデューサーさあああん!」
アイドル達「……」
257 = 177 :
・ ・ ・
武内P「……昨日は、おかげで助かりました」
ちひろ「もう、しっかりしてくださいね!」
武内P「いつもありがとうございます、千川さん」
ちひろ「私があんな事するの、貴方だけなんですから///」
武内P「……」
ガチャッ!
まゆ「助けてくださいっ!」
武内P「……佐久間さん?」
258 = 177 :
まゆ「あの……」
武内P「どうしましたか、佐久間さん」
まゆ「……まゆのプロデューサーさんの股間が、その」
武内P「……彼も、ですか」
まゆ「彼も……?」
武内P「佐久間さん、彼は今、どこにいますか?」
ちひろ「……行くんですか?」
武内P「同期が困っているのは、見過ごせませんから」
まゆ「教えてください。何が起こってるんですか? 病気なんですか?」
武内P「はい。おちんちんでかいでかい病です」
おわり
259 = 177 :
休憩
260 :
お金玉でか男思い出した
261 = 177 :
甘いの書きます
262 = 177 :
「~♪」
吹き付ける風がとっても気持ちよくて、思わず歌ってしまう。
伴奏は、風と、揺れる木々が奏でる音。
それに合わせてランランと歌うだけで、特に曲は意識していない。
ふふっ、これじゃあアイドル失格かしら?
「高垣さん」
「はい、何ですか?」
観客は一人だけ。
背の高い、無表情で、とっても可愛らしい彼だけ。
「あまり遠くに行くと、戻るのに時間がかかってしまいます」
「は~い♪」
私達は、田舎の温泉街に来ている。
……と言っても、彼の担当する子達も一緒のロケ。
此処には、お仕事で来ているのだ。
「あの……」
「うふふっ、だって、こんなに綺麗な空気の中をお散歩しないなんて、勿体ないと思いません?」
「……」
彼は、右手を首筋にやりながら、困った顔をした。
263 = 177 :
けれど、あんまり困らせちゃ可哀想よね。
だって、彼には無理を言って付き合ってもらってるんですもの。
……それにしても失礼しちゃうわ!
高垣さんを一人で散歩に行かせるのは不安だ、って皆口を揃えて言うのよ。
私だってね、子供じゃないんですから。
「私も、そう思います」
「ですよね!」
あっ、話してた事と話してた事の答えが一緒で、大げさに答えちゃった。
でも、この人も散歩するのは悪くないと思ってるのは、嬉しい。
私の我儘に付き合わされてると思われるより、断然良い。
「ですが……残念ですが、もう戻りませんと」
「……はーい」
渋々といった体で返事をしたけど、私だってわかってたのよ。
だけどしょうがないじゃない。
こんな機会、滅多に無いんだもの。
「撮影が終わったら……良い日本酒を用意していますので」
「まあ! 本当ですか?」
「はい」
それを早く言ってくれれば良いのに!
264 = 177 :
「おっさけ~♪ おっさけ~♪」
行きも帰りも楽しいというのは、とても素晴らしい散歩だと思う。
見慣れない光景を映して進むのはワクワクするし、
戻ってからの楽しみがあると思うと、同じ光景なのに帰り道もまた違って見える。
楽しみすぎて、歌に歌詞がついちゃったわ。
「戻ったら~♪ 温泉~♪ おっさけ~♪」
「……」
少し後ろを歩く彼から、呆れるような気配が漂ってくるが気にしない。
だって、今私がこんなにご機嫌なのは彼のせいなんですもの。
呆れる資格なんて、ありませんからね。
「前半の撮りとテンションが違いすぎてしまうと思ったので……黙っていたのですが」
「私にお酒があると伝えて、失敗だと思いました?」
「半分成功で、半分失敗ですね」
「……?」
どういう意味かしら?
「今の高垣さんは、とても良い笑顔をしていますから」
「あら、だったら次の機会があれば、今度は最初からお酒を――」
「――飲んでいて良い……と、言うと思いますか?」
思いません。
思いませんけど、
「ただ、言ってみただけです。うふふっ、タダ酒は美味しいって言うでしょう?」
「……」
265 = 177 :
そんな、旅館への帰り道の途中で、ベンチに腰掛ける二人を見かけた。
とても可愛らしいおじいちゃんとおばあちゃんで、穏やかに、とてもゆっくりとした時間を過ごしている。
二人共浴衣姿なので、ご旅行にでも来てるのかしら。
「――こんにちは」
おじいちゃんの方が、こちらの姿を見ると挨拶してきた。
左手に杖を持ち、右手で帽子をひょいと持ち上げるのがとても様になっている。
でも、挨拶されるとは思わなくて、ビックリしてすぐには返せない。
「――こんにちは」
少し後ろから、彼の低い声が聞こえた。
とっさの挨拶にもすぐ返せるのは、職業的なもの?
私だってアイドルだけど……ちょっと、人見知りなのだ。
「こんにちは。ご夫婦で、ご旅行ですか?」
だけど、ここで何も言えないでは負けた気がする。
だから、挨拶に続く言葉は私が先に言ってやるんだから。
「こんにちは。ええ、ごめんなさいね。この人ったら、美人を見るといつもこうなの」
「まあ、私もそういう人に心当たりがあります」
私達の視線に、おじいちゃんは帽子で顔を隠し、彼は右手を首筋にやって返した。
266 :
「あら、とっても真面目そうに見えるのに!」
「……」
おばあちゃんが驚いているが、事実だから彼は何も言い返せずにいる。
可愛い子が居たら、すぐ笑顔が見たいって声をかけますものね。
「あいや! そいつはイカンよキミ!」
おじいちゃんも、自分への追求を恐れてか彼へと口撃。
……した途端、隣に居たおばあちゃんに腕をつねられている。
それがとても仲睦まじく、様式美のような流れに見えるのは、いつもの事だからだろう。
うふふっ、とっても簡単に想像出来るのが不思議ね。
「おぉ、痛い痛い!」
「貴方が調子に乗るからですよ。人のことが言えますか」
「言えるともさ」
おじいちゃんは、自信満々に言い切った。
「お前とこんな歳まで一緒に居るんだ。そりゃ言えるよ」
呵呵と笑うおじいちゃんを、おばあちゃんは呆れ顔で見ている。
私には、そんな二人がとても輝いて見えた。
267 = 266 :
「だからキミ。こんな美人の奥さんが居たら、目を離しちゃイカンよ!」
美人の奥さん。
それは……もしかして、私の事を言ってるのかしら?
「待ってください。私達は、夫婦では――」
「何? まだ結婚してないのかい?」
「まだ、という話でなく――」
「あいや! そりゃあ尚更目を離せんな!」
「……」
彼が頑張って口を挟もうとしているが、おじいちゃんの勢いに押されっぱなし。
その様子が可笑しくて、私は笑う事しか出来ない。
本当は何か言わなきゃいけないんだろうけど、駄目、笑っちゃう!
「うふふっ!」
まさか、お散歩の帰り道で、こんなに面白いものが見られるだなんて!
「あの……笑っていないで、助けてください」
「ご、ごめんなさい……ふふっ! でも……あぁ、おかしい、ふふっ!」
「……」
彼は何も言わず、笑う私をただ見ていた。
268 = 266 :
「――ほら、あんまり引き止めちゃ悪いですよ」
「おおう、それもそうだな」
おばあちゃんがおじいちゃんを窘めて、話はおしまい。
あれだけ勢いがあったのに、ピタリとそれが止まるのは夫婦ならでは?
「いいえ、とても楽しいものが……うふふっ、見られましたから」
「そう言って頂けると助かります。主人も、余計な事を言っちゃったようですから」
「確かにその通り。キミ、すまなかったね」
「いえ……お気になさらず」
心なしか、二人が彼に向ける視線が優しげになっている。
さっきのやり取りで、そうなる理由があったかしら?
けれど、優しげな視線を向けられて駄目な理由は無いわよね。
「それでは……失礼します」
「失礼します」
私と彼は、二人揃って、おじいちゃんとおばあちゃんに軽く会釈。
「「良い旅を」」
それに対して、綺麗に揃った二つの声が返された。
私達は旅行で此処に来ているのでは無いし、この人達が思うような関係ではない。
でも、それを今言うのは野暮というもの。
だから、今はこう返すのが正解。
「「良い旅を」」
二つの声が、綺麗に揃った。
269 = 266 :
・ ・ ・
「とっても可愛らしい方達でしたね」
「……はい。私も、そう思います」
もうすぐ旅館に到着する。
お散歩は、帰り着くまでがお散歩だ。
「夫婦と間違われちゃいましたね」
「……」
「そんなに熱々に見えたのなら、ふぅふぅしないといけませんね」
「そうですね……とても、困りました」
ええ、それは見ていてわかりましたよ。
だけど……うふふっ、思い出しても笑えちゃう。
「だけど、これから温泉です。ふぅふぅしても、また温まっちゃうわ」
「……確か、水風呂があったと思います」
「まあ! 冷たいことをおっしゃるのね!」
あのおばあちゃんなら、こんな時どうするかしら?
……あっ、そうだわ!
「えいっ」
「痛っ!? た、高垣さん!?」
こうやって腕をつねれば良いのよね。
おわり
270 = 266 :
これでどっこいだと思うので、次はテキトーに書きます
おやすみなさい
271 :
おつ
中和……されてる?
272 = 266 :
長くなりそうですが書きます
美波「乳首が感じるみたいなの」
273 = 266 :
アーニャ「知ってます」
美波「えっ? 知ってたの、アーニャちゃん?」
アーニャ「ダー。美波は、全身が感じます」
美波「も、もう! アーニャちゃんったら!///」
アーニャ「さあ、ロシア語の勉強を初めましょう」
美波「今の、プロデューサーさんの話なんだけどね」
アーニャ「詳しく」
274 = 266 :
美波「えーっと、この前はどこまで進んだっけ」
アーニャ「美波、詳しく」
美波「ん?」
アーニャ「ンー、美波? 美波、美波、ミィーナミ?」
美波「どうしたの、アーニャちゃん?」
アーニャ「ンンンミナミィ!」
美波「あははっ、ごめんごめん」
275 = 266 :
美波「それで、どこまで進んだっけ?」
アーニャ「パジャールスタ」
美波「どうか、お願いします……よね、意味は」
アーニャ「パジャールスタ」
美波「ん?」
アーニャ「プラジューセル、乳首、感じる、詳しく」
276 = 266 :
美波「ロシア語の勉強は良いの?」
アーニャ「ダー。構いません」
美波「えー、でもなぁ」
アーニャ「……美波、これを」
美波「これは……唐揚げ?」
アーニャ「ニェート。これは、ザンギです」
277 = 266 :
美波「ザンギ? へー、北海道の料理よね」
アーニャ「そして、ロシアの英雄でもあります」
美波「そうなの?」
アーニャ「ダー。これで、教えてください」
美波「日本語を?」
アーニャ「ラブライカを解散します」
278 = 266 :
美波「待って待って! ごめん、からかいすぎちゃった?」
アーニャ「美波は、ひどいです」
美波「ごめんね、アーニャちゃん」
アーニャ「美波は、歩くセックスです」
美波「もう! そんな事言うと、教えてあげないよ?」
アーニャ「美波は、とっても可愛いです!」
279 = 266 :
美波「調子が良いんだから、もう」
アーニャ「でも、どうしてプロデューサーの乳首が感じる、と?」
美波「それはね、実際に触って反応を見たからよ」
アーニャ「!?」
美波「こう、クリクリっと、ね」
アーニャ「イズヴィニーチェ、よく、わかりません」
280 = 266 :
美波「あれは……三日前の事だったの」
アーニャ「三日前? 確か、私達は休み、ですね?」
美波「うんうん」
アーニャ「まさか、美波。プロデューサーと、デートしましたか?」
美波「そっ、そんな事してないわよ!///」
アーニャ「イズヴィニーチェ……もっと、わからなくなりました」
281 = 266 :
美波「休みだったけど、約束があって事務所に行ったの」
アーニャ「約束……プロデューサーと?」
美波「いいえ、お友達と」
アーニャ「? それが、何故プロデューサーの乳首に?」
美波「事務所内の、エステに行ってみようって話になって」
アーニャ「美波! どうして呼んでくれなかったんですか!?」
282 = 266 :
美波「え、ええっ!?」
アーニャ「私も、エステ! 私も、プロデューサーの乳首!」
美波「だ、だってアーニャちゃん、北海道からお父さんが来るって……」
アーニャ「そんなのどうだって良いっしょや!?」
美波「アーニャちゃん、駄目よ」
アーニャ「……イズヴィニーチェ、取り乱しました」
283 = 266 :
美波「アーニャちゃん、気をつけようね」
アーニャ「美波……はい、パーパは大事にしないといけませんよね」
美波「あっ、そっちじゃなく」
アーニャ「?」
美波「北海道弁ならスラスラ話せるのは、誰にも知られちゃ駄目よ」
アーニャ「……ダー!」
284 = 266 :
美波「それじゃ、ロシア語の勉強しよっか♪」
アーニャ「美波の首は、綺麗で、とても細くて簡単に折れてしまいそう、です」
美波「それじゃ、続きを話そうか♪」
アーニャ「はい♪」
美波「事務所の前で集合した私達は、エステルームに向かったの」
アーニャ「……」
285 = 266 :
美波「エステルームは予約制で、人数分の予約を入れてたわ」
アーニャ「エステルーム……瑞樹の別荘、ですね?」
美波「常に予約が入ってるから、住んでるようなものよね」
アーニャ「脱線、させてしまいました」
美波「良いのよアーニャちゃん。今のが、話の鍵になってるから」
アーニャ「シトー?」
286 = 266 :
美波「その日はね、川島さんはロケで予約を入れてなかったの」
アーニャ「それで、美波達が予約を出来た?」
美波「いいえ。私達は、普通に予約出来たわ」
アーニャ「アー、だったら、何が鍵に?」
美波「普段居るべき人が居ない……つまり、一人分の空きが出来た」
アーニャ「! そこに、プロデューサーが!?」
美波「正解♪」
287 = 266 :
美波「受付に行ったらね、珍しい人が来てる、って言われて」
アーニャ「ダー。プロデューサーが、エステルームに行くとは思えません」
美波「なんでも、ちひろさんが無理矢理行かせたらしいの」
アーニャ「成る程。それなら、納得です」
美波「プロデューサーさんって、ちひろさんに弱いから」
アーニャ「乳首と、どっちが弱いですか?」
美波「乳首よ」
288 = 266 :
連投規制避けでゴハン行ってきます
289 :
これは乳首だから上品ですね!
290 = 266 :
美波「そんな事聞いたら、挨拶しないと、って」
アーニャ「ダー。挨拶、とても大事です」
美波「プロデューサーさんが居る部屋番号を聞いて」
アーニャ「皆で向かった、ですね?」
美波「そうしたらね、なんと……」
アーニャ「……ゴクリ」
美波「プロデューサーさん、寝てたのよ」
アーニャ「――ハラショー!」
291 = 266 :
美波「エステの最中だから、服なんて当然着てなくて」
アーニャ「ハラショー! 美波、ハラショー!」
美波「うふふ、ちょっと落ち着いてアーニャちゃん」
アーニャ「……イズヴィニーチェ、取り乱しました」
美波「だから、私達の姿を見たらプロデューサーさん、ビックリしちゃって」
アーニャ「……ん? 寝てた? ん?」
美波「咄嗟に、光の速さでカバンから睡眠薬を取り出して飲ませたの」
アーニャ「……ハラショー……!」
292 = 266 :
美波「せっかくリラックスしてるのに、悪いものね」
アーニャ「――美波!」
美波「――アーニャちゃん!」
パンッ!
美波・アーニャ「ハ~ア~ア~♪」
美波「……だから、プロデューサーさんは何も覚えてないの」
アーニャ「ハラショー、美波。これが、『Memories』の力、ですね!」
美波「う~ん、ちょっと違うかな♪」
アーニャ「アー、違いましたか♪」
293 = 266 :
美波「それに、嗚呼、なんてことでしょう」
アーニャ「美波、焦らさないでください」
美波「うふふ、アーニャちゃん、餌を待つワンコみたいで可愛いわ」
アーニャ「ガフガフ!」
美波「へー、ロシア語だとそういう風に言うのね」
アーニャ「ガフガフ!」
美波「やっぱり、ロシア語の勉強も大事よね」
アーニャ「美波。ロシアの猟犬は、凶暴、ですよ?」
294 = 266 :
美波「う~ん、なんだか喉渇いて来ちゃった!」
アーニャ「待っててください。キッチンに、ボルシシが」
美波「えっ!? ボルシチで喉を潤せと!?」
アーニャ「――どうぞ。口に、合うと嬉しいです」
美波「!? いつの間に……!?」
アーニャ「これが、アー、シンデレラの力です」
美波「へえ! やっぱり凄いわ、アーニャちゃん!」
アーニャ「美波、早く、続きを」
295 = 266 :
美波「えーっと、どこまで話したっけ?」
アーニャ「美波が、プロデューサーに盛った所まで、です」
美波「う~ん、やっぱり人聞きが悪いわよね、それ」
アーニャ「美波が、プロデューサーに穏やかな時間を与えた所まで、です」
美波「あっ、それ素敵ね!」
アーニャ「ダー。美波は、とても、良い事をしました」
美波「私達も……こうやって穏やかな時間を過ごせるようになったのよね」
アーニャ「美波。美波、美波? ミィ~ナミ?」
美波「あははっ、ごめんごめん」
296 = 266 :
美波「グッスリ眠ってるプロデューサーさんは、なんと」
アーニャ「……ゴクリ」
美波「なな、なんと!」
アーニャ「……ゴクリ」
美波「ななななな、なんとなんと!」
アーニャ「ウラー! ンー! ンー!」
ぐりぐりっ
美波「あいたたた! アーニャちゃん、頭でグリグリしないで~、あはは!」
アーニャ「ンー! ンー!」
297 = 266 :
美波「なんと!」
アーニャ「ンー! ンー!」
美波「……――仰向けに、寝ていたのです」
アーニャ「!」
ダダダダダッ!
美波「アーニャちゃん? 急に走って……窓の方に、何かあるの?」
ガラッ!
アーニャ「ハアアアアアラッショオオオオオオオイ!」
美波「近所迷惑だから、アーニャちゃん! 近所迷惑だから!」
アーニャ「……イズヴィニーチェ、取り乱しました」
…ガラッ
298 = 266 :
美波「うふふっ! でも、気持ちはわかるわ」
アーニャ「美波なら、きっとそう言ってくれると思いました」
美波「仰向けって事は……わかるでしょ?」
アーニャ「ほとんど裸……下半身には?」
美波「……――バスタオル、のみ」
アーニャ「……」
美波「アーニャちゃん?」
アーニャ「……美波……どうして、呼んでくれなかったのですか?」ポロッ
299 = 266 :
美波「な、泣かないでアーニャちゃん!?」
アーニャ「美波……私、ワガママ、言ってますね」
美波「ううん、そんなコト無い」
アーニャ「……そう、でしょうか?」
美波「でも、もしもアーニャちゃんが私の立場だったら?」
アーニャ「……アー、呼んでる間に目を覚ますかもしれませんね」
美波「だから?」
アーニャ「その場の人間だけで、楽しみます」
300 = 266 :
美波「……と、言うわけで、私はその場の三人で楽しむコトにしたの」
アーニャ「残念ですが、わかりました」
美波「でも、二人共真面目だから誘導には苦労したわ」
アーニャ「友達……私の、知っている人?」
美波「うん。文香さんと」
アーニャ「フミカ」
美波「ありすちゃん」
アーニャ「それはヤバいっしょ!?」
みんなの評価 : ○
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