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    元スレ武内P「便秘、ですか」

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    501 = 431 :


    「……」


     だけど、振り返らないのも感じ悪い、よね。
     ……ああもう、どうしてさっきの私はあんなに不機嫌だったんだろう!
     少し朝のセットに気合を入れて、それが駄目になっただけなのに!


    「風邪を引いてしまいます」


     また、こうやって優しい言葉をかけてくる。
     プロデューサーは、仕事で私に優しくしてるだけ。
     そう、自分に言い聞かせてみても、優しくしてくれている事に変わりはない。


    「……ごめん。なんか、今、無理」


     こんなにみじめな気持ちになったのは、どうしてだろう。
     私に、こんな所があるなんて思ってもみなかった。
     他の皆と比べて大人っぽいと言われる事が多いけど、なんて事ない。
     私は、まだまだ子供なのだ。
     それがどうしてか、今はとても悔しくて、みじめで、動く気になれない。


    「すみません。失礼します」


     後ろから聞こえる、低い声。
     何が、と聞く前に、フワリと私の頭に柔らかいタオルの感触を感じた。

    502 :


    「ぷ、プロデューサー?」
    「自分では無理と……そう、仰っていたので」


     タオル越しに感じる、大きな手。
     壊れ物を扱うかのように、優しく、とても優しく私の髪についた水滴を拭き取っている。
     それが、とてもくすぐったくて、むずがゆい。
     タオルが、プロデューサーの手が私の髪を撫でる度、
    私の不機嫌が消えてなくなってしまっているような感じがする。


    「……」
    「……」


     お互い、無言。
     と、言うか、何を言えばいいのかわからない。
     ありがとうと感謝の言葉を言うべきか、何をするのかと腹を立てるべきか。


    「……だからって、勝手に拭く?」


     プロデューサーに、精一杯の抵抗を試みる。


    「申し訳ありません」


     私の抵抗は簡単に受け流され、そのまま髪を拭き続けられた。

    503 = 502 :


    「……」


     髪は女の命、って言う言葉がある。
     そうだとすると、今の私はコイツに命を弄ばれている事になるのかな?
     なんだか、納得いかない。


    「……」


     でも……うん、悪くないかな。
     プロデューサーは、そもそも私の人生を滅茶苦茶に引っ掻き回したんだから。
     普通の女子高生だった私をアイドルに。
     それに比べれば、髪を拭かれるだなんて、とてもちっぽけだよね。


    「プロデューサー、髪を拭くの上手いね」
    「そう、でしょうか?」


     そうだよ。
     私の髪、長いからいつも大変なんだよ?
     なのに、プロデューサーは凄く丁寧に、上手くやってくれてる。
     引っ張られたり、絡まったりする感じが全然しないし。


    「髪は女性にとって命だと、そういう言葉もありますから。その……必死です」


     ふーん、と素っ気ない返事をしてしまった。
     だって、同じような事を考えてただなんて……その、何、それ!

    504 = 502 :


    「……一応、拭き終わったと、思います」
    「ん」


     なんだ、もう終わり――……じゃないってば!
     今のだと、もっとプロデューサーに髪を触っていて欲しいみたいでしょ!
     違うから、そんなんじゃないから。


    「渋谷さんの髪は、とても綺麗ですから」


     大事にしないといけません、というプロデューサーの声が遠く感じた。


     思い出した。
     今日は、皆は休みだったり、事務所には寄らずに直接現場に向かう事になっている。
     つまり、今日は一日、プロデューサーが付きっきりで行動する事になる。
     だから、いつもより髪のセットに気合が入って、それで、それが――


    「ドライヤーは、ご自分で出来るでしょうか?」


     私は、混乱する頭を必死に総動員し、なんとか首を縦に振るのに成功した。
     ……でも、せっかくだし、このまま甘えちゃってドライヤーも……いやいや、違う!
     そんな考えを打ち払うように、首を横に振った。


    「あの……どちら、でしょうか?」


     声に出さずに、私は首だけを振って返事した。



    おわり

    505 = 502 :

    寝ます
    おやすみなさい

    506 :

    良い話だけど前のと雰囲気の落差が激しすぎて笑える

    文香さんとの話とか読んでみたいですね
    真面目路線ぶっ壊れ路線でもどっちでも

    507 :

    ローカルルールなんて働いてないもどうz……げふんげふん

    うんこも好きだけど今回のみたいなのがあってこそのメリハリよね

    508 :

    なんでいい話書けるのに、いやいい話が書けるから?

    509 :

    なんかうんこの話はいい話じゃないみたいに聞こえるんだよなあ
    私はとてもいい話だと思います

    510 :

    そろそろホラーもいってほしい

    511 :

    電車で痴漢される武内P

    512 :

    既婚者で3歳くらいの娘がいた武内PvsCP、なお嫁は世紀末歌姫

    513 :

    Pを落とすための作戦会議(本人傍聴)

    514 :

    下品なほうのキャラじゃなくていい話のほうのキャラ付けで居眠りして勃起してる武内Pを見てしまうシンデレラプロジェクトの誰か

    515 = 502 :

    とりあえず、今でてるのは全部やってみます


    >>481書きます



    武内P「私と諸星さんが、ですか?」

    516 = 502 :

    莉嘉「うん! チョーお似合いだと思うんだよね☆」

    みりあ「うんうん! みりあも、ずっと思ってたの!」

    きらり「ちょ、ちょっと、二人とも~!」

    武内P「……」

    莉嘉「きらりちゃん優しいし、P君どう思う?」

    みりあ「ねえねえ、きらりちゃん、可愛いよね?」

    武内P「……」

    517 = 502 :

    きらり「こら~! 二人とも、Pちゃんをあんまり困らせちゃメッ、だゆ!」

    莉嘉「えー! だって、ホントにそう思うんだもん!」

    武内P「いえ……私などには、諸星さんは勿体無い女性だと思います」

    みりあ「えー! そんな事ないよ! プロデューサー、カッコイイよ!」

    武内P「……」

    莉嘉「P君、何気に背が高いし、仕事も出来るし!」

    みりあ「きらりちゃんは、プロデューサーの事どう思う?」

    きらり「ど、どうって言われても……こ、困るにぃ」

    518 = 502 :

    武内P「城ヶ崎さん、赤城さん」

    莉嘉・みりあ「何?」

    武内P「確かに、諸星さんはとても、素敵な方です」

    莉嘉・みりあ「うん!」

    きらり「ぴ、Pちゃん!?///」

    武内P「ですが、私はプロデューサーで、彼女はアイドルです」

    莉嘉・みりあ・きらり「……」

    武内P「なので、あまりそう言った話はよろしくありません」

    519 = 502 :

    莉嘉「……ちぇーっ! つまんないの!」

    みりあ「でも、プロデューサーときらりちゃん、本当にお似合いだと思うんだけどなぁ」

    莉嘉「アタシ、二人が付き合ったら絶対イイ感じだと思う」

    武内P「あの……話が、続いているのですが」

    きらり「そ、そうだゆ。もうこの話はおしま~い!」

    莉嘉・みりあ「あっ、そうだ!」

    武内P・きらり「?」

    莉嘉・みりあ「アイドルじゃなかったら、どう!?」

    520 = 502 :

    武内P「アイドルじゃ……」

    きらり「……なかったら?」

    莉嘉「そう! もし、きらりちゃんがアイドルじゃなかったら!」

    みりあ「だったら、プロデューサーと付き合ってもいいよね?」

    武内P「しかし、実際は諸星さんはアイドルで……」

    莉嘉「もしも、の話だよ! ねっ、それならどう思う?」

    みりあ「ねえねえ、きらりちゃんもどう思う?」

    武内P・きらり「……」

    521 = 502 :

    武内P「そう、ですね……それは、考えたこともありませんでした」

    きらり「きらりも、そういう風に考えたこと、なかったかもかも……」

    莉嘉「Pくん! アイドルじゃない場合、きらりちゃんはどう?☆」

    武内P「一人の女性として見た時……いえ、諸星さんは17歳ですから」

    みりあ「じゃあじゃあ、ハタチ! ハタチくらいだったら?」


    武内P「どストライクですね」


    莉嘉・みりあ「きゃーっ!///」

    きらり「ぴ、Pちゃん!?/// な、な、何言ってるにぃ!?///」

    522 = 502 :

    武内P「諸星さんは、アイドルとして活躍出来る程の魅力を持った方です」

    武内P「加えて、優しさ、気配り上手さ、明るさ等、良い点は挙げればキリがありません」

    武内P「ご自身の身長に、少しコンプレックスがあるようですが――」

    きらり「あ、あの……///」


    武内P「こうして並ぶと……はい、可愛らしい女性です」

    きらり「……にょ、にょわー……///」



    莉嘉「ヤバイ! アタシ達、キューピットになっちゃうカモ☆」

    みりあ「ねえねえ、本当に付き合っちゃいなよ!」

    523 = 502 :

    武内P「……いえ、残念ながらそれは有り得ません」

    莉嘉・みりあ「なんで!?」

    武内P「諸星さんの様な素敵な方が、私を選ぶはずがありませんから」

    きらり「~~~っ、Pちゃん!」

    武内P「も、諸星さん!?」

    きらり「それ以上言うと、きらり、本気で怒っちゃうゆ!」

    武内P「あの……何故、でしょうか?」

    きらり「Pちゃん! そこに座るにぃ!」

    武内P「は、はい」


    莉嘉「きらりちゃん……」

    みりあ「本気で怒ってる……」

    524 = 502 :

    きらり「あのね、きらりは、Pちゃんにと~っても感謝してるの」

    武内P「……」

    きらり「きらり、他の皆よりおっきぃから、アイドルなんて無理だと思ってたにぃ」

    武内P「……」

    きらり「でも、Pちゃんはそんなきらりをキラキラのお姫様にしてくれたんだゆ」

    武内P「それは……諸星さん自身の力です」

    きらり「今はきらりが喋ってるにぃ! お口、チャ~ック!」

    武内P「……」

    525 = 502 :

    きらり「そんなキラキラな夢を叶えてくれたPちゃんが、自分はダメダメだと思ってる」

    武内P「……」

    きらり「そんなの……それこそダメダメ! ぜーったい、ダメだゆ!」

    武内P「……」

    きらり「Pちゃんはぁ、ちょーっと誤解されやすいけど、とーっても優しいゆ」

    武内P「……」

    きらり「Pちゃんと歩いてるとね、きらりは普通の女の子になれるの」

    武内P「……」


    莉嘉「……ヤバイ、なんかキュンキュンしてきた!」

    みりあ「……うわぁ、告白だぁ!」

    526 = 502 :

    きらり「夢を叶えてくれてぇ、キラキラのお姫様にしてくれて」

    武内P「……」

    きらり「それなのに、ただの女の子にしてくれるなんて、普通は出来ないにぃ!」

    武内P「……」

    きらり「だから、Pちゃんはもっと自信をもって良いんだゆ!☆」

    武内P「……諸星さん」

    きらり「それで、笑顔になって、一緒にハピハピするにぃ☆」

    武内P「……良い、笑顔です」


    莉嘉・みりあ「……」

    527 = 502 :

    莉嘉「イエーイ! 二人共、オメデトーっ!☆」

    きらり「おめでとー! えへへっ、みりあも嬉しいな!」

    武内P「? 何が……」

    きらり「……おめでとうなの~?」

    莉嘉「カップル成立に決まってるじゃん☆」

    武内P・きらり「!?」

    みりあ「ねえねえ、いつ結婚するの?」

    武内P・きらり「!?」

    528 = 502 :

    武内P「いえ、今のはそういう話では……」

    莉嘉「えーっ!? 二人共、チョーいい感じだったじゃん!」

    みりあ「きらりちゃん、プロデューサーの事好きなんだよね?」

    きらり「い、今のは違うよ~!/// ちょっと、メッ、ってしただけだにぃ///」

    莉嘉・みりあ「あーっ! 赤くなった!」

    きらり「も、も~!///」

    武内P「……」

    529 = 502 :

    武内P「城ヶ崎さん、赤城さん」

    莉嘉・みりあ「何?」

    武内P「先程のは例え話で……実際は、諸星さんはアイドルですから」

    きらり「そ、そうだゆ! きらりは、キラキラのアイドルだにぃ☆」

    莉嘉「それじゃあ……ちょっとさびしいけど」

    みりあ「きらりちゃんが……アイドルを辞めて、モデルになったら?」

    きらり「ぴ、Pちゃん! 何とかして~!」

    武内P「……諸星さんが……アイドルを辞めて……」

    莉嘉・みりあ・きらり「……?」

    武内P「モデルになったら……ですか……」

    530 = 502 :

    武内P「そう……ですね……」ションボリ

    莉嘉「あ、あの……Pくん?」

    武内P「アイドルを……辞めて……」ションボリ

    みりあ「プロデューサー? お腹痛いの?」

    武内P「ああ、いえ……違います……」ションボリ

    きらり「なんだか、とっても落ち込んでるように見えるにぃ……」

    武内P「はい……想像したら……はい……」ションボリ

    莉嘉・みりあ・きらり「……」

    531 = 502 :

    武内P「諸星さんが……アイドルでなくなる……」ションボリ

    莉嘉「で、でも! 付き合えるんだよ!?」

    武内P「そう、ですね……はい……」ションボリ

    みりあ「プロデューサー? ねえ、元気だして?」

    武内P「申し訳ありません……ですが……」ションボリ


    きらり「き、きらりはアイドルを続けるゆ!☆」


    武内P「はい。諸星さんは、とても素晴らしいアイドルです」シャキーン


    莉嘉・みりあ「立ち直った!」

    532 = 502 :

    武内P「申し訳ありません。想像しただけで、ションボリしてしまいました」

    莉嘉「う、うん。なんか、すっごい負のオーラでてたよPくん」

    武内P「そう、でしょうか?」

    みりあ「ねえねえ、どうしたらプロデューサーときらりちゃんは付き合えるの?」

    武内P「それは……わかりません」

    きらり「Pちゃん。Pちゃんは、きらりにアイドルで居て欲しい?」

    武内P「はい。私は、アイドルの貴女を見守っていきたいと、そう、思います」

    きらり「Pちゃん……うぇへへ、恥ずかすぃー☆」

    莉嘉・みりあ「……」

    533 = 502 :

    莉嘉「Pくんは、きらりちゃんがアイドルでなくなると落ち込んじゃう」

    みりあ「だけど、プロデューサーとアイドルは付き合えない」

    莉嘉「モデルになるのもダメ」

    みりあ「だけど、二人共お似合いだし……」

    莉嘉「二人が付き合うためには……」

    莉嘉・みりあ「……う~ん」

    莉嘉・みりあ「……」


    莉嘉・みりあ「わかった!」

    534 = 502 :

      ・  ・  ・

    ガチャッ

    ちひろ「おはようござ――」


    莉嘉・みりあ「や・め・ろ! や・め・ろ!」

    きらり「ふ、二人とも~!」


    ちひろ「……あの、一体何が――」

    武内P「……おはようございます」ションボリ

    ちひろ「ぷ、プロデューサーさん!? 何です、その負のオーラは!?」

    武内P「諸星さんのためにプロデューサーをやめろと言われ……」ションボリ

    ちひろ「はい!?」


    莉嘉・みりあ「や・め・ろ! や・め・ろ!」


    きらり「もうやめてあげて~;;」



    おわり

    535 = 502 :

    >>506書きます


    武内P「鷺沢さん、もうやめてください」

    536 = 502 :

    武内P「もう、お気持ちは十分伝わりました」

    文香「……」

    武内P「舞踏会の時のお礼は、はい、もう結構です」

    文香「……」

    武内P「もう、官能小説を私のデスクに置かないでください」

    文香「……」

    537 = 502 :

    武内P「あの、本当にお願いします」

    文香「……」スッ

    武内P「……普通、このタイミングで官能小説を差し出しますか?」

    文香「……」ス・・・

    武内P「そうですね、違いますよね」

    文香「……」スッ

    武内P「フェイントじゃないんですから、差し出さないでください」

    538 = 502 :

    武内P「本の差し入れを辞める事は、出来ませんか?」

    文香「……」フルフル

    武内P「そう、ですか。出来ませんか」

    文香「……」スッ

    武内P「受け取りませんからね」

    文香「……」ガーン!

    武内P「……そんなにショックを受けないでください」

    539 = 502 :

    武内P「内容が、官能小説でなければまだ、受け取れたのですが」

    文香「……」ガーン!

    武内P「何故、官能小説だけなのでしょうか」

    文香「……」ガガーン!

    武内P「ショックを受ける時間が長すぎます!」

    文香「……」ズガガーン!

    武内P「……手強い……!」

    540 = 502 :

    武内P「私は受け取りません。いえ、受け取れません」

    文香「……」ズガビガーン!

    武内P「あの、どうしてこの世の終わりの様な顔を……」

    文香「……」ガガズガビガガーン!

    武内P「……ありがとう、ございます」

    文香「……!」パアッ!

    武内P「良い、笑顔です。……やりにくい……!」

    541 = 502 :

    武内P「わかりました。百歩譲って、受け取るとしましょう」

    文香「……」ニコニコ

    武内P「しかし、鷺沢さん。これは、無いと思います」

    文香「?」キョトン

    武内P「この付箋です。なんですか、『ヌキ所!』とは」

    文香「そこが……ヌキ所だと、その……わかりやすく」

    武内P「その気遣いをもっと他の所に回していただきたかったです」

    542 = 502 :

    武内P「そしてですね、最も問題なのが」

    文香「……」

    武内P「鷺沢さん、貴女の水着写真が挟まっている事です」

    文香「文章だけだと……寂しいかと……」

    武内P「貴女は、ご自分の言っている意味がわかっていますか?」

    文香「美波さんが……そうしたら良い、と」

    武内P「今、全ての線が一本に繋がりました」

    543 = 502 :

    武内P「想定していた中でも、最悪のケースです」

    文香「男の人は、喜ぶんですよ……ね?」

    武内P「私は、プロデューサーです」

    文香「……」

    武内P「……」

    文香「……使いましたか?」

    武内P「使ってません!」

    544 = 502 :

    武内P「鷺沢さん、もっと自分を大切になさってください」

    文香「……大切にしている、つもりです」

    武内P「ならば、こういった事はやめましょう」

    文香「感謝の気持ちに大切なものを差し出すのは……」

    武内P「……そうですね、その心がけ自体は素晴らしいと思います」

    文香「……」スッ

    武内P「これは水着写真……って、橘さんの写真じゃないですか!」

    文香「大切な……お友達です」

    武内P「感謝の気持ちが大きすぎます! 押しつぶされそうです!」

    545 = 502 :

    武内P「鷺沢さん、もうお気持ちは十分に伝わりましたから」

    文香「……」

    武内P「官能小説だけ受け取りますから、写真はやめましょう」

    文香「……」

    武内P「これらの写真はお返しします」スッ

    文香「……では、代わりにこれを」スッ

    武内P「また水着写真……はい、新田さんのですね」ポイッ

    546 = 502 :

    武内P「しかし……何故、官能小説だけを?」

    文香「どんな本が趣味に合うか……わからなかったので」

    武内P「それで……あの、何故、官能小説だけを?」

    文香「……」

    武内P「何か、理由があるのですね」

    文香「みなm」

    武内P「はい、繋がった線が太くなりました」

    文香「……あっ///」

    武内P「鷺沢さん、毒されすぎです」

    547 = 502 :

    武内P「鷺沢さん、あまり新田さんの言う事を真に受けないでください」

    文香「そう……なんですか?」

    武内P「はい」

    文香「……本当は、違うものでお礼をしようと思っていました」

    武内P「! やはり!」

    文香「ですが……美波さんに言われて、官能小説に」

    武内P「新田さん……本当に、厄介ですね」

    文香「最初は……体でお礼をしようと」

    武内P「すみません新田さー――ん!」

    548 = 502 :

    武内P「体でお礼……あの、仕事のお手伝い等、ですよ、ね?」

    文香「いえ……私の体を差し出そうと」

    武内P「誤解であって欲しかったです」

    文香「……そう、本に書いてありました」

    武内P「そういうシーンにばかり付箋がありました、ね」

    文香「……///」

    武内P「……鷺沢さんのご趣味でしたか」

    549 = 502 :

    武内P「鷺沢さん」

    文香「……」

    武内P「あまり、人の言う事や、本に書いてある事を鵜呑みにしてはいけません」

    文香「……」

    武内P「良いですね?」

    文香「……」

    武内P「……今の言葉は鵜呑みしてください」

    550 = 502 :

      ・  ・  ・

    武内P「鷺沢さん、この間私が言った言葉を守ってくれていますね」

    文香「……」コクリ

    武内P「はい、官能小説の差し入れもやめてくださいました」

    文香「……」コクリ

    武内P「ですが……あの、何故DVDを置くように?」

    文香「自分で考えて……間を取ってみました」

    武内P「……中身を確認する前で良かったです」

    文香「!?」ガーン!

    武内P「そんな顔をされても見ませんからね!?」


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