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    元スレ武内P「大人の魅力、ですか」

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    301 = 291 :


     全くもう、普段から笑顔しか言わない割に、目の前のアイドルの笑顔に気づかないなんて!
     そんなに担当アイドル達は魅力的?
     やっぱり、若い子の方が目を惹かれますか?


    「……」


     なんて、貴方はそんな事は微塵も考えず、仕事の事を考えているのよね。
     趣味と実益を兼ねた、とってもお似合いの仕事ですこと。
     ……っと、ふふっ、それは私にも言えるわね。


    「……」


     けれど、やっぱりちょっと疲れた顔をしてるみたい。
     いつもより……そう、目がキリッとしてるもの。
     そんなキリッとした目で見たら、気の弱い子は胃がキリキリしちゃうと思いますよ。
     ……うーん、イマイチ。


    「……」


     やっぱり、彼は、まだこちらに気付かない。

    302 :

    蘭子のくだりでこの人は天才だと思った

    303 = 291 :

    「……」


     私が目の前に座っていると気付いたら、貴方はどんな顔をするのかしら。
     そして、どんな言葉をかけてくるのかしら。
     私からは挨拶しませんからね?
     今回は、貴方から声をかけてくる番って決めたんですから。


    「……」


     ……けれど、嗚呼、こんなにゆっくりしたのは久しぶりかもしれないわ。
     何もせず、ただ目の前を見つめるだけ。
     それだけのに、こんなにも楽しくて、こんなにもワクワクしている。
     偶には、こんな時間があっても悪くない。


    「……」


     けれど、もうすぐこの時間も終わり。
     気付いたら大分時間が経っていたし、そろそろ彼も事務所に戻るだろう。
     時間切れでの幕切れは、まあ、区切れとしてはありきたりよね。


    「……」


     それでも、彼は、まだこちらに気付かない。

    304 = 291 :


    「……」


     残念だけど、今回の勝負は私の負けになりそう。
     だって、私から挨拶をするのはいつもの事だもの。


     ――そう思った時、ピウと、少し強く風が吹いた。


     肌寒くなってきたこの時期の風は、細身の私には少し堪える。
     もう諦めて、時間切れになる前に、私から声をかけてしまお――


    「楓?」


     ――う……!?


    「は、はいっ!?」


     突然彼の口から私の名前が出たので、素っ頓狂な声をあげてしまった。
     これでは、アイドル失格だ。


    「っ!? た、高垣さん!?」


     ……はい?

    305 = 291 :

    「あの、い、いつからそこに!?」


     彼は非常に取り乱し、今にも椅子から転げ落ちそうになっている。
     これは、一体どういう事?
     それに、急に名前で呼んだと思ったら、次の瞬間には『高垣さん』に戻っている。
     色々と納得出来ない。


    「ええと、大分前からですけど……」
    「それは……申し訳ありません、まるで気付きませんでした」


     だったら、名前を呼ぶ前に取り乱して然るべきだろう。
     まさか、嘘を……つけるタイプじゃないわね。
     直接、聞いてみるしかなさそう。


    「あの、どうして、突然名前で……?」
    「ああ、それは……こちらが、先程の風で運ばれてきたので……」


     そう言うと、彼は大きな手の平に何かを乗せて、こちらに見せてきた。


    「ふふっ、そういう事でしたか」
    「……」


     彼の、右手で首筋を触るいつもの癖。

     その反対の手の上には、風で運ばれてきたという、真っ赤に染まった楓の葉が乗っていた。




    おわり

    306 = 291 :

    次は下品なのを書きます
    おやすみなさい

    307 :

    とても良い

    308 :

    素敵な武楓を見てからの次は下品なの書きます宣言
    とてもすき

    309 :

    最近正妻枠がすっかり美嘉姉から楓さんに移ってしまった風潮あると思います

    310 :

    ふーん

    311 :

    >>309
    「大人の魅力、ですよ」

    312 = 291 :

    書きます
    非武内Pです、申し訳ない


    オレP「担当アイドルが漏らしたら?」

    313 = 291 :

    オレP「そりゃ当然、ゴクリといきますよ」

    ちひろ「はい?」

    オレP「あ、大きい方でした? だったら、パクリですね」

    ちひろ「うん?」

    オレP「アンダスタン?」

    ちひろ「……アンダスタン」

    ちひろ「……」

    ちひろ「ヘルプミー! 早苗さーん!!」

    314 = 291 :

      ・  ・  ・

    早苗「……で、どうしてあたしは呼ばれたの?」

    オレP「聞いてくださいよ早苗さん! ちひろさんがひどいんです!」

    ちひろ「聞かない方がいいです早苗さん! さっさとしょっぴいてください!」

    早苗「え、ええと……!?」

    オレP「ちひろさんが、オレのアイドルへの愛情をわかってくれないんです!」

    ちひろ「この男、アイドルへの愛情と劣情の区別もつかないんです!」

    早苗「そ、そうなの……?」

    315 = 291 :

    早苗「と、とにかく、落ち着いて? ね?」

    オレP・ちひろ「……」

    早苗「まず、事の発端は何だったの?」

    オレP「いえね? アイドルが漏らしたら、飲むか食べるかするって言ったら」

    早苗「はい、ストップ。逮捕」

    オレP「!? キャントストップ!」

    ちひろ「私、プロデューサーさんの事は一刻も早く忘れますね」

    オレ「ここで終わったら、オレはちひろさんを一生忘れませんよ!」

    316 = 291 :

    早苗「っていうか、何なのその切り出しは!」

    オレP「早苗さん、オレだってわかってるんですよ」

    早苗「? 何がよ」

    オレP「アイドルだって、オシッコもするしウンコもする」

    早苗「……そうね」

    オレP「それがね、突発的に、何の予兆もなく襲ってきた時」

    早苗「……」

    オレP「そんなアクシデントに対応するため、オレ達プロデューサーがいるんです」

    早苗「は……はぁ」

    317 = 291 :

    オレP「じゃあね、仮にですよ」

    早苗「仮に、何なの?」

    オレP「早苗さんが漏らしたとします」

    ちひろ「早苗さん、問答無用でしょっぴいて良いですよ」

    早苗「抵抗する暇すら与えないわ」

    オレP「仮にですってば、仮に!」

    318 = 291 :

    オレP「大事なライブ前、とでもしましょうか」

    早苗「あたしゃ、大事なライブ前にそんな事態になるのかい」

    オレP「常に最悪の事態を想定しておくことが大切なんです」

    早苗「……まあ良いわ、供述を続けて」

    オレP「あー、セクシー、あー、ギルティ」クネクネッ

    早苗「? 何、その動き」

    オレP「あたしは早苗、28歳。なんだかお腹が急にバッキュンしてきたわ」クネクネッ

    早苗「ぶっとばすわよ!?」

    319 = 291 :

      ・  ・  ・

    オレP「……すみませんでした」ボロッ

    早苗「今度やったら、本当にただじゃすまないからね」

    オレP「……とりあえず、話を戻しますね」

    ちひろ「メンタル強いですね」

    オレP「褒めても何も出ませんよ」

    早苗「……」

    オレP「大事なライブ前、急にお腹がわっしょいしたとします」

    早苗「あん?」

    オレP「大事なライブ前、急にお腹が痛くなったとします」

    320 = 291 :

    オレP「はい、そんな時どうしますか!」

    早苗「そりゃ……トイレに行くわよ」

    オレP「ブッブー! そんな時間はありませーん!」

    早苗「腹立つリアクションしてくれんじゃない」

    オレP「腹痛い時の話をしてますよ?」

    ちひろ「片腹痛いみたいな顔しないでください」

    321 = 291 :

    オレP「そんな早苗さんのピンチに、プロデューサーですよ」

    早苗「はぁ?」

    オレP「ウォシュレットのきもちになるですよ」

    ちひろ「ダッシュで仁奈ちゃんに謝ってきてください!」

    オレP「いやいやいや……えっ?」

    早苗「そろそろ腹に据えかねるわよ?」

    オレP「……すみませんでした」

    322 = 291 :

    オレP「いや、でもね? そうなった時を考えてみてくださいって」

    早苗・ちひろ「はぁ?」

    オレP「ライブ前の大事な時ですよ?」

    早苗「はぁ」

    オレP「アイドルの右手は、マイクを掴むためにある」

    オレP「アイドルの左手は、ファンの声援に応えるためにある」

    オレP「アイドルの口は、美しい歌を紡ぎ出すためにある」

    早苗「……」

    オレP「だったら、汚いものはオレが引き受けるしか無いじゃないですか!」

    ちひろ「あ、汚いっていう認識は持ってたんですね」

    323 :

    なんやこのやべーPは

    324 = 291 :

    オレP「当たり前でしょう? オレを何だと思ってるんですか」

    早苗「でも……だったらなんで食べるって結論になるのよ」

    オレP「大事なライブ前にアイドルが粗相とか、シャレにならないですから」

    オレP「証拠隠滅ってやつですよ、フフ」

    早苗「ドヤ顔でうまく返した感じ出さないでくれる?」

    ちひろ「手を使えば良いじゃないですか」

    オレP「オレの右手は、アイドルを舞台に導くためにあります」

    オレP「そしてオレの左手は、アイドルのチャンスを掴むために」

    オレP「……ほら、両手なんてとっくにふさがってるんですよ」ヤレヤレ

    ちひろ「やっぱり両手空いてるじゃないですか!」

    325 = 291 :

    オレP「だったらもう、口を使うしか無いでしょう?」

    オレP「オレの口がどんなに汚れたって良い」

    オレP「その分、アイドル達が綺麗な歌を歌えるなら、それで良い」

    早苗「狂気!」

    オレP「プロデューサーなら、誰だってそう思ってます」

    オレP「プロデューサーなら、誰だってゴクリといくしパクリといきます」

    ちひろ「他のプロデューサーさんを巻き込まないでくださいよ!」

    326 = 291 :

    オレP「早苗さん」

    早苗「な、何よ」

    オレP「オレは、もしも貴女がライブ前にてんやわんやしたら、絶対に助けます」

    早苗「安心して、その機会は絶対に来ないから」

    オレP「貴女のお尻に顔をうずめ、渦の中心核をちゃんと綺麗にします」

    早苗「来ないって言ってんでしょうが!」

    オレP「何故なら……オレが、プロデューサーだからです」

    ちひろ「全然いい話になってませんからね!?」

    327 = 291 :

    オレP「わかっていただけましたか? オレの、アイドルへの愛情が」

    ちひろ「早苗さん、脱出不可能な牢獄に入れることは?」

    早苗「難しいかもしれないけど、世のため人のため頑張るわ」

    オレP「ヘイヘイ、お二人さん? 話聞いてました?」

    ちひろ「ええ、聞いてましたよ」

    早苗「イヤという程、君のアイドルへの愛情はわかったわ」

    オレP「そいつは良かった! それで、感想は?」

    ちひろ・早苗「……」



    ちひろ・早苗「クソ食らえよ」



    おわり

    328 = 291 :

    一服したら次いきます

    329 = 291 :

    武内P「カリスマが行方不明?」

    331 = 291 :

    「ねえ、それって今更だと思うんだけど」

    美嘉「ちょっと凛! 今回はマジでヤバいんだって!」

    武内P「あの……仰っている意味が、よくわからないのですが」

    美嘉「ほら……アタシって、カリスマJKとしてやってるワケじゃない?」

    武内P「そうですね。とても魅力的だと思います」

    美嘉「そ、そう?///アンタもそう思う?///」

    「照れてないで話を進めて」

    332 = 291 :

    美嘉「と、とにかく! 本当に今回のはヤバいの!」

    武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎と変わらない様に見えますが」

    「うん。私にもそう見える」

    美嘉「ああもう! ちょっとそこで見てて!」

    武内P・凛「?」


    美嘉「ヤッホー! チョーイケてるってカンジ!」


    武内P・凛「……」

    美嘉「ほら、ヤバいでしょ!?」

    武内P「あの……」

    「どこが?」

    333 = 291 :

    誤)武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎と変わらない様に見えますが」

    正)武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎さんと変わらない様に見えますが」

    334 = 291 :

    美嘉「はぁ!? マジでわかんないの!?」

    武内P「……申し訳ありません」

    「大丈夫大丈夫、美嘉はいつもイケてるよ」

    美嘉「ちょっと凛! 適当に返事しない!」

    「……」

    美嘉「いい? もう一回いくからね?」


    美嘉「アタシってば、カ・リ・ス・マ!」


    美嘉「……ほら! ね!?」

    「そうだね、カリスマだね」

    美嘉「凛!? 面倒臭がらないで!?」

    335 = 291 :

    武内P「あの……もしかしたら、なのですが」

    美嘉「!」

    「? 何か違いがわかったの?」

    武内P「その……いつも言葉の中に感じられる黒い星が感じられません」

    美嘉「そう! それ! まさにソレなの!」

    「ふーん」

    美嘉「おーい! もうちょっと興味持って!?」

    336 = 291 :

    武内P「そうですね……確かに、これは非常にまずいかもしれません」

    美嘉「でしょ!? アタシからカリスマを取ったら、JKアイドルになっちゃう!」

    「私は、あの黒い星がカリスマだったのかと思ってるよ」

    武内P「JKアイドルは……はい、無数に所属していますから」

    美嘉「そう、そこなんだよね……」

    「……そんなに深刻になること?」

    337 = 291 :

    武内P「確かに、普通のアイドルだったら問題は無いかも知れません」

    美嘉「でもほら……アタシには、妹の莉嘉がいるじゃん?」

    「ああ、なんとなくわかったよ」

    武内P「城ヶ崎莉嘉さんは、既にカリスマJCとして認識されていますからね」

    美嘉「その姉のアタシがカリスマを失ったら……!」

    「カリスマJCの姉のカリスマが無い方、って呼ばれるのかな」

    美嘉「イヤアアア! そんなの耐えられない!」

    武内P「じょ、城ヶ崎さん! 落ち着いてください!」

    美嘉「……ゴメン、こんな事してる場合じゃないよね」

    338 = 291 :

    武内P「……ひとまず、白い星で代用してはどうでしょうか?」

    美嘉「……ううん、今まで黒い星しか使ってこなかったからダメみたいなの」

    武内P「そう……ですか」

    美嘉「……」

    「いや、あのさ」

    美嘉「? 凛、どうしたの?」

    「どうしてそこまで深刻なのかな、と思って」

    武内P「……城ヶ崎さんがこのままカリスマ――黒い星を使えない場合……」

    美嘉「……引退、するしかないかな、って……」

    「……」

    「えっ?」

    339 = 291 :

    「ま、待って!? そんなに!?」

    美嘉「だから、ずっとヤバいって言ってたんだよ!」

    武内P「引退とまではいかなくても、仕事量は十分の一に落ちるでしょうね……」

    「じゅ、十分の一……!?」

    武内P・美嘉「……」

    「な、何か黒い星――カリスマの行方に心当たりはないの?」

    美嘉「朝起きたら消えてたんだよ……寝る前まではあったのに」

    「……」

    340 :

    ミツボシから分けてもらえよ

    341 = 291 :

    美嘉「アハハ……アタシ、元々カリスマってガラじゃなかったのかもね!」

    「み、美嘉……?」

    美嘉「実はさ、アタシの黒い星――カリスマって、元からあったワケじゃないんだ」

    武内P「元からあった訳ではない……?」

    美嘉「……そう、小さい頃にね、星にお願いしたの」

    「星にお願い?」

    美嘉「うん……名前も知らない、北斗七星の横に光ってた星に」

    武内P「……」

    武内P「!?」

    342 = 291 :

    美嘉「アタシもね、別に星に詳しいわけじゃないんだよ」

    武内P「あの……」

    美嘉「だけど、北斗七星は知ってたんだ。名前、なんだかカッコイーじゃん?」

    「それは……うん、わかる気がする」

    美嘉「必死で莉嘉と一緒に探して、アタシだけ横にあった星を見つけたの」

    武内P「……やはり……!?」

    美嘉「その星にお願いした次の日の朝から、アタシは黒い星がつくようになってた」

    「……なんだか素敵だね」

    武内P「……」

    343 = 291 :

    武内P「ジェネレーションギャップで知らない……のでしょうか」ボソボソ

    美嘉「……だから、もしかしたらもう黒い星はどこにも無いのかもしれない」

    「まだ、わからないよ」

    美嘉「ううん、魔法が解けて……天に還る時が来たのかも」

    武内P「!?」

    武内P「城ヶ崎さん!」

    ガシッ!

    美嘉「な、何!?」

    武内P「良いですか、決して諦めてはいけません!」

    美嘉「ちょ、ちょっと……痛いって……」

    武内P「っ! す、すみません」

    344 = 291 :

    武内P「城ヶ崎さん」

    美嘉「な、何?」

    武内P「私は、貴女をとても素晴らしいアイドルだと思います」

    美嘉「う、うん」

    武内P「そして、私の知る貴女はそんなに簡単に諦める人ではありません」

    武内P「……必ず探し出しましょう……カリスマ――いえ、黒い星を」

    美嘉「……」

    武内P「私も……微力ながらお手伝いします」

    美嘉「……うん、ありがと」グスッ

    「当然、私も手伝うよ。友達のためだもん」

    美嘉「凛……えへへ、サンキュ」

    345 = 309 :

    死兆星が無くなったんだったらむしろそれは吉兆ではないだろうか

    346 = 291 :

      ・  ・  ・

    「……まあ、とは言ってみたものの」

    武内P「……何と言いますか」

    美嘉「探し方すらわからないしねぇ」

    武内P・凛・美嘉「……」

    「もうさ、試しに違うのをつけてみれば?」

    美嘉「違うのって……」

    美嘉「こんなのとか♦イイカンジ?♠」

    武内P「待ってください! それは危険すぎます!」

    美嘉「そ、そう? ならやめとくけど……」

    347 = 291 :

    美嘉「……もう、今日は探すのやめとくよ」

    武内P「城ヶ崎さん……!?」

    美嘉「もー! アンタはアタシの担当じゃないんだから!」

    武内P「ですが……!」

    美嘉「仕事を放ってまで、アタシの黒い星探してちゃダメでしょ!」

    武内P「しかし……命がかかってるかもしれませんから……」

    美嘉「命って……アイドル生命の事?」

    「大げさだよ、プロデューサー」

    武内P「……」

    348 = 291 :

    美嘉「そっ、大げさなのよアンタは!」

    武内P「城ヶ崎さん……」

    美嘉「もしも黒い星が見つからなくて、カリスマがなくなったとしても、アタシはアタシ」

    美嘉「……でしょ?」

    「美嘉……」

    美嘉「だから、アンタも見てなさいよ! これからのアタシを!」

    武内P「……」


    美嘉「元カリスマJK――城ヶ崎★美嘉の活躍を!」


    武内P・凛「!?」

    美嘉「? 何よ、その顔」

    「へ、変な所に挟まってたー!?」

    349 = 291 :

      ・  ・  ・

    武内P・美嘉・凛「……」

    武内P「少し……驚きすぎましたね」

    美嘉「驚いた拍子にどっか飛んでったって……そんなのアリ?」

    「ねえ、あれがカリスマだとしたら、美嘉のカリスマ剥がれやすすぎない?」

    美嘉「ひどくない!?」

    武内P「しかし……全く手がかりが無い状態に逆戻りですね」

    美嘉・凛「……」

    350 = 291 :

    武内P「一刻も早く見つけなければ……」


    コンコココンコン、コンコン!


    「このノックの仕方……未央だろうね」


    ガチャッ!


    未央「おっはよー!☆☆★ なんだか今日は絶好調の未央ちゃんだよ!☆☆★」


    武内P・美嘉・凛「!?」


    未央「あれ?☆☆★ どうしたの、変な顔して?☆☆★」


    美嘉「あ、あああ、アタシのカリスマ!」

    武内P「いえ、その……それに加えて……!?」

    「他の二つはどこから持ってきたの!?」


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