元スレ武内P「大人の魅力、ですか」
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601 :
ふーん・・・
602 :
ひっでえwww
603 = 593 :
「足元、失礼します」
未だ微動だにしない彼女の足元に跪いた。
距離が近づいた事により、異臭はより強烈なものとなって私の鼻孔を刺激、いや、大打撃してくる。
この様な状況だからか、彼女の食生活に偏りがあるからか、それはわからない。
だが、私にとってそんなものはどちらでも良かった。
臭い。
とても、すごく、臭い。
「……」
鼻をつまんで臭いを遮ってしまえば楽になれるだろう。
だが、それによって彼女はとても傷ついてしまうだろうし、今後の関係にも大きな支障が出るだろう。
それは喜ばしい事では無いし、私の望む所でもなかった。
私はプロデューサーだ。
アイドルが諦めない以上、私がそれを見捨てる事はない。
ああ、だが――
――とても……臭い。
604 = 593 :
「靴を脱がせますね」
幸い、座っていたソファーが少し沈み込んでいたため、彼女の足元は無事に済んでいた。
座り心地がとても良い、この黒い皮のソファーを私はとても気に入っていたし、
これを使用したアイドル達も、初めて座った時に少しはしゃいでいたのを覚えている。
その思い出のあるソファーが物理的に汚されてしまった事に物悲しさを感じるが、
彼は、その身を呈して被害を最小限に留めてくれているのだ。
……長い間、お疲れ様でした。ゆっくり、休んでください。
「……」
靴を脱がせるという私の言葉への反応はなく、彼女は未だ己と戦っていた。
なので、私は彼女の右の足先を左手で優しく持ち上げ、
右手で、体が揺れない様、恭しく彼女の靴を脱がせた。
おかしなものだ。
シンデレラはガラスの靴を履かせて貰う物語だと言うのに、今、私がしているのはその真逆。
それだと言うのに、今、これは彼女がアイドルとして続けていくために必要な事なのだ。
アイドルに教えられる事も沢山ある。
だが、こんな教えられ方をするとは全く思っていなかった。
605 = 593 :
・ ・ ・
「……」
無事、両方の靴を脱がせるのに成功した。
今、彼女の靴は少し離れた位置に避難させており、安全は確保されている。
だが、問題はここからだ。
「では、靴下も脱がせますね」
これは、私にも正しい判断なのかはわからなかった。
靴下を脱がせるというのは、靴を脱がせるよりも遥かに難易度が高いからだ。
脱がせる事自体は難しくはないのだが、問題は体の揺れ。
もしも、彼女が靴下を脱がせる時に体を揺らして、ソファーに体を横たえでもしたら?
……そう、大惨事に陥ってしまう。
果たして、これが正しい選択なのだろうか?
「……」
自問自答する私の目に、彼女がコクリと頷いたのが見えた。
私に、貴女を信じろというのか?
脱糞をしてしまったアイドルの貴女を?
……答えは決まっている。
アイドルを信じるのが、プロデューサーだ。
606 = 593 :
・ ・ ・
「……」
今、私の目の前には滑らかな肌の、彼女の両の素足があった。
これもひとえに、彼女の普段のレッスンの成果。
鍛え抜かれたバランス感覚は、沈み込んだソファーに座りながら、
他人に靴下を脱がされるという非常に難易度の高い行動すら乗り越えていった。
その事を褒めたい衝動に駆られたが、今はまだ、戦いの最中。
決して、今は褒めるタイミングではない。
「……」
靴も、靴下も避難させた。
これ以上、余計な被害が増える事もないだろう。
さて……
……――ここから、どうしたものか?
私は、出来るだけの事はやったつもりだ。
これ以上は、本人が動くべきではないかと思うのだが。
しかし、彼女は動かない。
そして、異臭も止まらない。
607 = 593 :
「……」
「……」
二人の間に流れる沈黙。
少し前に、この沈黙を破って彼女が脱糞したのが、今は遠い過去に感じられた。
しかし、問題は何一つ解決していなく、問題どころか、便も山盛りだ。
何故それが私にわかったかと言えば、何の事はない、少々下痢気味だっただけの事。
「……」
「……」
無言で見つめ続ける私の視線を振り払うかの様に、彼女はフルフルと、首を横に振った。
一瞬その意味が理解出来なかったが……理解したくはなかった。
彼女と、短くない期間アイドルとプロデューサーとして付き合ってきて、わかってしまった。
彼女は、この先も私の助けを必要としているのだ。
頼られている、のだろうか。
使われている、のだろうか。
そのどちらでも、私は構わない。
ただ、本当に私がやらなければならないのですか?
自分で後処理をする事は、本当に出来ないのですか?
答えてください。
お願い、シンデレラ。
608 = 593 :
・ ・ ・
「……」
アイドルとは何だろう。
プロデューサーとは何なのだろう。
自分自身に問いかけてみるが、鼻につく異臭が考えを纏めさせてはくれない。
私は、上着を脱ぎ、ネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ、遠方へ避難させた。
これからする事を考えれば、この判断は当然のもの。
アイドルの前で私がこの様な姿を晒すなど思ってもみなかったが、
アイドルが私の前でこの様な姿を晒すなど思ってもみなかった。
私は、これから、アイドルの汚物を処理する。
自分に言い聞かせ、心を鎮める。
そうでなければ、心が沈まる。
――彼女は、今、泣いているのだ!
――それを笑顔にさせずして、何がプロデューサーだと言うのか!
……私の心は、泣きたい気持ちでいっぱいだった。
609 = 593 :
「……」
無言で彼女の前に立った。
変わらない表情、姿勢、そして、異臭。
この状況が夢であれば良かったのにと思うが、紛れもない現実だ。
私の右手には、パンツを両断するためのハサミが握られていた。
彼女も、まさかここまで大惨事になったパンツを洗って再使用するとは思えなかったし、
脱がせる時に私に汚物がかかるかも知れず、それは避けたかった。
「パンツは切ってしまおうと思っていますが、宜しいですか?」
「……」
彼女は、無言で頷いた。
返事くらいちゃんとしなさいと言えれば良いのだろうが、
私は、生憎とそういったコミュニケーションが苦手だった。
だから、彼女がパンツを切っても良いと、首肯だけでも反応を見せた事を喜んでおこうと思う。
私の左手には、タオルと、ビニール袋が握られていた。
タオルはハンドタオルで面積は非常に心許ないし、ビニール袋もそこまで大きいものではない。
だが、今は、この二つがとても頼もしかった。
偶然にも、いや、奇跡的にも、この事態に対処するだけの道具は揃っていたのだ。
アイドルの神というのは、非常に気まぐれで、残酷かもしれないが、
希望を残してくれていただけ感謝するべきなのかもしれない。
目の前にアイドルの神が居たら、私は全力で殴り飛ばしているだろうが。
610 = 593 :
「……」
「……」
汚物の処理を始める前に、彼女には言っておかなければならない。
「……人間、誰しも過ちを犯してしまうものです」
彼女の前に膝立ちになり、彼女が見つめる一点との視線を遮り、言った。
そこで、彼女が脱糞してから、初めて私達の目が合った。
「……?」
首をかしげる彼女に向かって、私は言葉を続ける。
「今回の事は、既に起こってしまった事です」
「……」
「ですが、今回の事を反省し、次につなげる事が出来る」
「……」
「次からは、気をつけましょう」
責めているように聞こえなかっただろうか。
私は、心の底から、次はこんな事の無い様にして欲しいと思っているだけなのだが。
「っ……!」
彼女の目から、大粒の涙がポロリポロリと零れ落ちた。
そして、彼女はあろうことか、私に抱きついてきた。
鼻に広がる、シャンプーの香り。
態勢が変わった事で広がる、強烈な異臭。
私は、抱きつかれた事に動揺しながらも、
二つの香りが織りなす絶望のハーモニーに歪む表情を見られなかったのに安堵していた。
611 = 593 :
「……」
そうだ、彼女はアイドルとは言えまだ年端もいかぬ少女なのだ。
それが他人の前で脱糞した時の気持ちは、私如きに推し量れるものではなかったのだ。
表面上の冷静な姿を見て自分一人で納得していたが、違った。
彼女は戦いながらも、不安に押しつぶされそうになっていたのだ。
「うっ……ぐすっ……!」
「……」
耳元から聞こえる彼女の嗚咽。
今の、抱きつかれている状況はアイドルとプロデューサーとしての、正しい距離感とは言えない。
しかし、状況が状況だ。
今は、彼女を突き放す場面では、無い。
「大丈夫です、私に任せてください」
「ひっく……うぅ……!」
優しく、小さな子供に言い聞かせるように、言った。
ハサミをソファーに置き、彼女の背中を安心させるように軽く、ポンポンと叩いた。
プッ、プッ。
その拍子に、放屁。
「うぅ~~っ! ひっ、ぐ、ううう!」
彼女は号泣した。
やはり、慣れない事はするものではなかった。
612 = 593 :
「……」
今、私が彼女にかけられる言葉は何一つ無い。
兎に角、今は一刻も早く汚物の処理を済ませてしまおう。
彼女に抱きつかれたまま、耳元で鳴り響く彼女の泣き声をBGMに、
私は彼女のスカートに手を回し、まくりあげた。
広がる、強烈な異臭。
しかし、私は負ける訳にはいかないのだ。
舌を噛み、漏れそうになったえずきをそのまま噛み殺した。
既に私の右手は、彼女の汚物によって汚れている。
これ以上自身の手が汚れる事に、何の躊躇いがあろうか。
脇に置いていたハサミを取り、彼女の肌を傷つけないよう、
パンツと肌の間に滑り込ませた。
ハサミが冷たかったからか、これからパンツを切られるからか彼女の体がビクリと震えた。
しかし、今の私はその程度では止まらない。
ここまで来たら、もう、止まれない。
ジョキリ。
彼女のパンツの側面がハサミによって両断された。
広がる、強烈な異臭。
目に飛び込んでくる、未消化のコーン。
613 = 593 :
「……」
SAY☆いっぱい輝く
輝く星になれ
運命のドア 開けよう
今 未来だけ見上げて
輝くのは星ではなく、コーン。
残酷な運命のドアを開け、私は天を仰いだ。
「……」
そっと 鏡を覗いたの
ちょっと おまじない 自分にエール
だって リハーサル ぎこちない私
鼓動だけかがドキュンドキュン(汗)
ファンファーレみたいに
鏡を覗いたら、私は今どんな顔をしているのだろう。
ちょっと、というか、とんでもない呪いに自分を応援したくなってくる。
鼓動だけでなく、脳が、ドキュンドキュンと警鐘を鳴らしている。
ファンファーレ? ファン、ファン、ファンファンファン、ファンファンのファン♪
614 :
夕食にもろこしを食べたんだな
615 = 593 :
「……」
慣れないこのピンヒール
10cmの背伸びを
誰か魔法で 変えてください
ガラスの靴に
こんな状況に慣れたくは無い。
10cm? 被害の範囲はそんなものではない。
シンデレラへの道とは、ここまで険しいものなのか。
「……」
SAY☆いっぱい輝く
輝くSUPER ST@Rに
小さな一歩だけど キミがいるから
星(せい)いっぱい輝く
輝く星になれるよ
運命のドア 開けよう
今 未来だけ見上げて
広がる星々をビニール袋に詰めていく。
小さいどころではない、進捗状況は良好だ。
透けたビニール袋からコーンが見えるが、気にするのはよそう。
目立つ箇所の汚れも拭いた、さあ、袋の口を閉じよう。
今、未来だけ見上げて。
616 = 593 :
・ ・ ・
全ての処理が終わった。
彼女は、今はシャワー室でシャワーを浴びているだろう。
履く物がないと汚れたスカートのまま移動せねばいけないと思っていたが、
彼女のカバンの中にレッスンの時に使用するジャージが入っていたのは僥倖だった。
私はやり遂げたのだ。
誰にも彼女が脱糞した事実を知られる事なく、送り出す事が出来た。
これは奇跡と言っても過言ではないだろう。
だが、問題はまだ残っている。
「……」
この、ソファーだ。
染みは誤魔化しようのない程広がっているし、何より、臭いがついてしまっていた。
私の鼻も大分麻痺しているとは思うのだが、この臭いだけは誤魔化しようがない。
どちらにせよ買い換えなければならないが――
コン、コン。
「っ……!?」
まさか、このタイミングで、来訪者が……!?
617 :
ガチャリ。
ゆっくりと、ドアが開かれていく。
彼女を送り出した事に安堵し、鍵をかけ忘れてしまっていた私の迂闊さを呪った。
覆水盆に返らずとは正にこの状況だ。
ドアが開かれ、私の目に映ったのは、この部屋の異臭に気づき歪んだ表情だった。
ここで、対応を間違ってはいけない。
ここで間違ってしまったら、今までの努力が全て水泡に帰す。
それだけは、彼女の名誉と、私の犠牲のために、あってはならない。
「……すみません、先程まで取り込んでいまして」
今、ここで私が脱糞して誤魔化すか?
いや、それは無理だ。
それでは、部屋に入った時に感じた異臭の説明にはならない。
どうすれば良い、何と言えば良い……!?
618 = 617 :
「……」
その時だった。
私の脳裏で、悪魔が囁いたのだ。
私の中にも、こんな悪辣な考えをする悪魔が潜んでいたとは、思いもしなかった。
今の私は、強烈な異臭によって、思考までも染まってしまったというのか。
しかし、この手は既に汚れている。
ならば、まみれようではないか。
「せん――……いえ、すみません。体調が、悪かった様なので……」
悪魔の思考に。
私達は、アイドルのために存在している。
故に、共にまみれて頂きます。
明言はしなかったので、追求される事は無いでしょう、ご安心ください。
しかし……大変、申し訳ありません。
「……ははは」
思わず、乾いた笑いが零れた。
部屋には、未だ異臭が立ち込めていた。
おわり
619 = 617 :
これでノルマは達成したと思います
おやすみなさい
620 :
なんで優秀な書き手には度し難い性癖が存在するのか
621 :
乙
供給の少ない度し難い性癖をせめて自分で量産する為やろうなあ…
622 :
ちっひ可哀想
623 = 617 :
書きます
武内P「全力で甘やかして欲しい?」
624 = 617 :
未央「うんうん、私、お兄ちゃんってのにちょっと憧れてたんだよね」
卯月「あっ、私もそれはわかる気がします」
凛「そう? 私は別にそうでもないかな」
武内P「しかし、アイドルの貴女達を甘やかすと言っても……」
未央「お願い! ちょっとだけで良いからさ!」
武内P「……」
625 = 617 :
ちひろ「良いんじゃないですか? ちょっと位なら」
武内P「……千川さん?」
ちひろ「未央ちゃんも、プロデューサーさんなら変な事はしないって思ってるのよね」
未央「その通り! さっすがちひろさん、わかってるね~!」
ちひろ「うふふ、褒めても何も出ないですよー」
武内P「……」
626 = 617 :
ちひろ「信頼してるからこそ、甘やかして欲しいって発想が出て来るんですよ」
武内P「そういう……ものでしょうか」
卯月「はい♪ ちょっと恥ずかしいですけど……えへへ」
凛「でも、プロデューサーにそんな真似出来るのかな」
武内P「……少し、練習が必要かもしれません」
未央「練習? 甘やかすのに練習が必要って……どういうこと?」
武内P「全力で、との事なので加減が難しい、私はそう判断しています」
一同「……」
627 = 617 :
未央「ちょ、ちょっと待って? そこまで甘やかすつもりなの?」
武内P「はい。私に出来る限りの事はするつもりです」
卯月「そ、そこまで……ですか?」
武内P「当然、アイドルとプロデューサーという関係以上の事はしません」
凛「ふーん。だけど、練習が必要なレベルで甘やかすんだ」
武内P「そうですね……一応、そのつもりでいます」
一同「……」
628 = 617 :
未央「じゃ、じゃあさ! 試しに私で練習してみてよ!」
卯月「み、未央ちゃん!?」
凛「何言ってるの?」
未央「だってさ、なんだか面白そうじゃん?」
武内P「いえ、それは出来ません」
未央「えっ、何で?」
武内P「本田さんはアイドルなので……練習相手にするのは、少し」
一同「……」
629 = 617 :
卯月「でも、それじゃあ……」チラリ
ちひろ「?」
凛「うん、この場に居る練習相手は一人しかいないね」チラリ
ちひろ「えっ? えっ?」
未央「お願いちひろさん! 甘やかす練習相手、やってあげて!」
ちひろ「わ、私ですか!?」
武内P「そう、ですね。千川さんならば、練習相手として問題はないかと」
ちひろ「……!?」
630 = 617 :
未央「大丈夫だって! だって、あのプロデューサーだよ?」
ちひろ「ええと……でも……」
卯月「お願いしますちひろさんっ。プロデューサーさんと仲良くなるチャンスなんです」
ちひろ「だ、だけどね?」
凛「練習だから平気だって」
ちひろ「……」チラリ
武内P「……」
ちひろ「……はぁ、わかりました。仕事もあるので、少しだけですよ」
631 = 617 :
武内P「……では、少し準備をさせて頂きます」
未央「準備って……」
武内P「……」
卯月「……移動して、ソファーに腰掛けただけですね」
武内P「千川さん、もし不快に思われたら、すぐに仰ってください」
ちひろ「は、はい」
凛「何それ?」
武内P「……」
武内P「では、いきます」
632 :
ゴクリ…
633 = 617 :
「……おいで」
プロデューサーさんが、いつもの無表情ではない、優しく、穏やかな笑みを向け、
私に向かって軽く手招きをしてきた。
彼の空気や口調が突然変わった事に驚きを覚えたが、
それ以上にこちらを招き寄せる手の動きから目が離せず、自然と彼に歩み寄っていった。
「……」
背の低い私は、背の高い彼が座っていても目線にあまり差はない。
だから、彼の慈しむような、尊ぶような目が私を捉えて離さない。
そうするのが自然だとばかりに、私は、彼の両脚の隙間にあるソファーの小さな一角に腰を下ろした。
すると、思った通り、彼は私を後ろから優しく、壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめた。
「いつも、君には助けられている。ありがとう」
包み込む様な彼の言葉に、私は彼の役に立てていたんだという実感を得、
満たされた気持ちでいっぱいになった。
体の前に回された彼の腕にそっと手を添え、目をつむり、私はこう返した。
「良いんですよ。好きで……やっている事ですから」
未央「ストップ! スト――~~ップ!!」
634 = 617 :
ちひろ「っ!? み、未央ちゃん!?」
未央「はい、未央ちゃんですよ! いやいやいやいや、ええっ!?」
武内P「……どう、でしたでしょうか?」
未央「どうもこうもないよ! 何それ! 何だそれ!?」
卯月「み、見てるこっちが恥ずかしくなっちゃいました……///」
凛「ふーん。ちひろさん、楽しそうだったね」
ちひろ「お……おほほほ」ソソクサー
武内P「……」
635 = 617 :
武内P「自分では、上手く出来ていたかわからないのですが……」
未央「はい、ちひろさん。ご感想は?」
ちひろ「ええと、そうですね……定期的にお願いしちゃおうかしら?」
卯月「ちひろさん……大胆です」
武内P「何か、改善する点等ありましたら、お願いします」
ちひろ「いえいえそんな! 大満足ですよ!」
凛「頭を撫でてもらったりとか、良いんじゃないかな」
武内P「……なるほど、検討してみます」
一同「……」
636 = 617 :
未央「……さて、と」
卯月「……」
凛「それじゃあ、次は私かな」
未央「しぶりん? まるで、順番が決まってたみたいに言うね?」
卯月「り、凛ちゃんずるいです! 私も、甘やかして欲しいですよー!」
ちひろ「はーいストップ」
未央・卯月・凛「?」
ちひろ「皆は、あれをやられて平気なの?」
未央・卯月・凛「……」
武内P「……?」
637 = 617 :
未央「それはまあ……」
卯月「言われてみれば……」
凛「確かに……」
ちひろ「もうちょっとソフトに出来るよう、練習が必要だと思うの」
未央「あっ、これずるいやつだ!」
卯月「ち、ちひろさーん!」
凛「ふーん、ちひろさんもそういう事言うんだ」
ちひろ「ねっ、プロデューサーさんももっと練習が必要だと思いますよね?」
武内P「千川さんがそう仰るなら、はい、恐らくその通りなのだと思います」
ちひろ「……!」グッ!
未央・卯月・凛「……」
638 = 617 :
武内P「……では、お手数ですがもう一度お願いします」
ちひろ「はい♪」
武内P「先程よりもソフトに、頭を撫でるのを付け加える、で宜しいでしょうか?」
ちひろ「はーい♪」
未央「ちひろさん、めっちゃ楽しそう」
卯月「うぅ~! 早く練習終わらないかなぁ」
凛「……」
武内P「……」
ちひろ「……」
武内P「では、いきます」
639 = 617 :
・ ・ ・
武内P「……どう、だったでしょうか?」
未央「うん、完璧かも!」
卯月「ちひろさん良いなぁ……私も、はやく甘やかして欲しいです」
凛「ふーん。まあ、悪くないかな」
ちひろ「……」
武内P「? 千川さん? 如何されましたか?」
ちひろ「あっ、いえ……その、実際に頭をナデナデされて甘やかされたんですよ?」
武内P「はい、そうですね」
ちひろ「だけどこう、何と言うか……ソフトと言うか、むしろ表現が無かったというか……」
武内P「すみません、仰っている意味が、よく……」
ちひろ「……いえ、何でもありません」
640 = 617 :
武内P「では、もう練習は終わりでも大丈夫でしょうか」
未央「えっと……最初と二回目の中間位で甘やかす、って出来る?」
武内P「中間、ですか」
卯月「はい……その、冷静と情熱の間でお願いしたいんです」
武内P「……」
凛「私は別に、最初の方でも良いけどね」
ちひろ「それは駄目です。プロデューサーとアイドルなんですから、節度は守らないと」
未央・卯月・凛「……」ジーッ
ちひろ「と、とにかく! 最初のは禁止です!」
641 = 617 :
・ ・ ・
武内P「……どう、だったでしょうか?」
未央「……うん」
卯月「……はい」
凛「……まあ」
ちひろ「皆、プロデューサーさんにナデナデしてもらって、甘やかされちゃいましたね♪」
未央「いや、そうなんだけどね!? そうなんだけど……」
卯月「三人一緒にというか、三人まとめてというか……」
凛「一気にはしょられた感じがするんだけど……」
武内P「すみません、仰っている意味が、よく……」
未央・卯月・凛「……」
642 = 617 :
未央「……やりなおし! やりなおしを要求するよ、私は!」
武内P「ほ、本田さん?」
卯月「はい! 私も、今のじゃ納得出来ないです!」
武内P「し、島村さんまで……!?」
凛「逃げないでよ! アンタ、プロデューサーでしょ!?」
武内P「し、渋谷さん……!?」
643 = 617 :
武内P「せ、千川さん……ど、どうしたら良いのでしょうか?」
ちひろ「もう、皆! あんまりプロデューサーさんを困らせちゃ駄目よ!」
未央「ちひろさん、プロデューサーに優しすぎ!」
卯月「今回は、プロデューサーさんが悪いと思うんです!」
凛「人を期待させておいてアレだよ、信じられない!」
ちひろ「大丈夫ですよ! 私は、プロデューサーさんの味方ですからね!」
武内P「せ、千川さん……!」
未央・卯月・凛「ちひろさん!」
未央・卯月・凛「プロデューサーを全力で甘やかさないで!」
おわり
644 = 617 :
お昼寝
645 :
おつ
甘やかしの大人アイドルパートと子供アイドルパートも見てみたいですね
646 :
毎度キチンと落ちをつけるな
見事だ
647 :
>>624
未央は兄いるでしょ
648 :
お兄ちゃんがお兄ちゃんらしくないのかもしれない
649 :
ろくでなしの兄弟だったら周りに居ないって言うだろ?
650 :
兄貴であってお兄ちゃんて感じじゃないんだろ
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