元スレ巌窟王「旅行先間違えた」 アンジー「神様ですか?」
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151 :
ほんとかわいいやつだなこいつは
152 = 1 :
星「……本当にそれだけか?」
最原「え?」
星「巌窟王がカメラのフラッシュに誘引された……本当にそれだけだったのかと思ってよ」
星「そこには巌窟王の欲しかったものが間違いなくあった。だからこそトリックが上手く行ったんだぜ?」
最原「……星くん。まさか写真術の本を仕込んだのも赤松さんだって言うつもり?」
星「……可能性はあるのか。ないのか」
最原「ないよ。『トリックの起点が隠し扉』って点と『僕たちの味方でいるために卒業アルバムを作る巌窟王さん』の像が噛み合わない」
最原「あの本は正真正銘の偶然だったはずだ」
モノクマ「……」
最原「……そうだよね、赤松さん」
赤松「流石にそこまで計算できないし……」
赤松「それにさ。私は別に、巌窟王さんを殺したかったわけじゃなくって」
赤松「巌窟王さんを含んだ全員で外に出てさ……」
赤松「みんなで笑いあってさ。それを遠くから眺めて、自分のやったことを永遠に秘密にしてさ……」
赤松「その秘密があれば、みんなとだけじゃなくって、巌窟王さんとも対等に仲良くなれるって思って……」
巌窟王「なんだ。嫉妬心ではないぞ、それは」
赤松「えっ」
巌窟王「誰かに憧れ、誰かに近づこうとするその心は嫉妬心ではなく向上心だ」
巌窟王「……失望したぞ。思ったよりは醜くなかったな、赤松」
赤松「……」
赤松「ははっ。あーあ……なんかもう、完全に負けたって気分だな……」
153 = 1 :
モノクマ「はいはい! 話も一段落したところで、そろそろやっちゃいましょうか!」
モノクマ「わくわくドキドキのおしおきたーいむ、をね!」
獄原「えっ。お、おしおきって……!」
白銀「あ、赤松さんを処刑するつもり!? じょ、冗談だよね! だって!」
モノクマ「巌窟王さんが生きてる? 扉を開けたのが赤松さんではなく別人?」
モノクマ「いやいや……そんなの言い訳にならないよ!」
モノクマ「だって、巌窟王さんは『間違いなく死亡した』し、実行犯も間違いなく赤松さんだしね!」
モノクマ「過失致死も、この才囚学園では立派な殺人だとカウントするんだ」
モノクマ「なによりも……殺意自体は間違いなく本物だったしね」
百田「やらせるわけねーだろ! 赤松は俺たちが守る!」
茶柱「そうです! 彼女がいなければ、結局転子たちはタイムリミットで死んでいたはずです!」
茶柱「どうせ死んだ身! ならばこの命、惜しくはありません! いや惜しいですけど!」
獄原「ゴン太は紳士を目指しているんだ……ここで立ち上がらなきゃ、紳士じゃない!」
赤松「み、みんな! やめて! そんなことをしてほしかったわけじゃ……!」
巌窟王「ではどういうつもりだったのだ?」
赤松「えっ?」
巌窟王「今まで散々うじうじ言っていたが、結局のところお前に嫉妬心などなかった」
巌窟王「あったのは純粋な殺意。そして、コイツらを守りたいと思う献身だけだ」
巌窟王「俺にはそうとしか見えなかったぞ?」
最原「……うん。なんか、赤松さん。無理して悪ぶってる感じだった!」
最原「だったらもう、僕たちは迷わないよ」
赤松「み、みんな……!」
巌窟王「……クハハ。俺の見たかったものとはズレがあるが、まあいいだろう」
巌窟王「合格だ。才囚学園生徒一同! 故に!」
巌窟王「……下がれ。後はお前たちの得手ではない」
百田「何っ!?」
巌窟王「……」
巌窟王「殺してみろ、モノクマ。できるものならな」
154 = 1 :
休憩します!
155 = 1 :
三十秒後
エグイサルレッド「そいっと」バシッ
巌窟王「うわああああああ……」ヒューッ
ドカァァァンッ!
最原「が、巌窟王さーーーんッ!?」
百田「弱ぇーーーッ! あっさり吹っ飛んじまいやがった!」
王馬「まあ現実なんてこんなもんだよね」
モノクマ「それでは、張り切って参りましょう! おしおきターイム!」
赤松「ねえみんな。今回はこんな結果になっちゃったけどさ」
赤松「多分、巌窟王さんがいれば大丈夫だよ」
最原「赤松……さん……!」
赤松「信じてるよ。最原くん。最期くらい帽子を取ってる姿、見たかったな」
GAME OVER
アカマツさんがクロに決まりました。
おしおきを開始します。
156 = 1 :
ガラガラッ
巌窟王「ぬうううう……! しまった! アンジーを起こすのを忘れた!」バッ
最原「あ、あれっ!? 傷一つない!」
巌窟王「本来サーヴァントに対して神秘性の薄い物理世界の攻撃は効きが薄い!」
巌窟王「そんなことよりアンジーを起こせ!」
巌窟王「そっとな!」ギンッ
百田「すぐ叩き起こすに決まってんだろッ!」ガビーンッ!
茶柱「起きてえええええ! お願い、アンジーさん起きてえええええ!」ガクガク
アンジー「んー……」パチリッ
アンジー「あ、転子ー。ぼんじゅーる」
茶柱「ぼんじゅーる。じゃないですよッ! なんでフランス語!?」
巌窟王「アンジー! 練習の成果をここで試すぞ。ありったけの魔力をよこせ!」
アンジー「いいよー!」
アンジー「……」
アンジー「……渡し方がわからないから、勝手に持ってっていいよー!」キラキラキラ
真宮寺「これダメじゃないかな」
春川「ダメでしょ」
百田「あんまりネガティブなこと言うなって! 俺も不安になってきちゃうだろッ!」
157 = 1 :
ボォゥッ!
巌窟王「……ふむ……悪くないな」
最原「……あれ。なんかいつもより炎の出力が高いような……」
巌窟王「俺自身も驚いているが、意外とアンジーとの特訓に意味があったようだな」
最原「やっぱり薄々無意味なんじゃないかって思ってたんだね……」
百田「頼む! 巌窟王! 赤松を助けてくれ!」
茶柱「転子たちが助かったのも、全部彼女のお陰なんです! だから……!」
巌窟王「黙っていろ。そして目を離すな」
巌窟王「お前たちに、おおよそこの世のモノとは思えない、恩讐の炎の輝きを見せてやる!」ギンッ
158 = 1 :
ねこふんじゃった
超高校級のピアニスト 赤松楓処刑執行
赤松「う、あ……っ!」
赤松(く、苦しい……息が……!)
モノクマ「ラストスパートォ!」ランラン
赤松(みんな……!)
ドカァァァンッ!
巌窟王「……来たぞ。モノクマ」
モノクマ「……」
巌窟王「その女を返せ。俺が連れて行く」
モノクマ「懲りないなぁ、キミも」
159 = 1 :
モノクマ「モノキッド。やっちゃいなさい」
エグイサルブルー「ヘルイェーーーッ! フランス野郎のスムージーを作ってやるぜーー!」ガシャーンッ
モノクマ「……それ以上踏み込んだらエグイサルにうっかり踏みつぶされちゃうかもよ?」
モノクマ「わかったらさっさと後ろに下がって」
ザッ
巌窟王「何か言ったか?」
モノクマ「もういいや。やっちゃって」
エグイサルブルー「内臓を歯磨き粉のチューブみたいに捻り出してやるぜーーーッ!」ウイーーーンッ!
ガシッ
エグイサルブルー「……え。あれ。腕、片手で止められて……あれっ?」
巌窟王「邪魔だ」
ブチィィィィッ!
エグイサルブルー「ええーーーッ!?」
モノクマ「エグイサルの腕が引きちぎられたーーーッ!?」ガビーンッ!
巌窟王「クハハハハハハッ! これがサーヴァントの力だ!」
160 = 1 :
巌窟王「消え失せろ鉄屑! 虎よ――!」
モノクマ「それ壊したら取り返しつかなくなるぞ! アンジーさんの研究教室未実装とか!」
巌窟王「!」ピタリ
巌窟王「……」
ビュンッ
ドカァァァァンッ!
赤松「……! う、げほっげほっ……うえ……?」
巌窟王「迎えに来たぞ赤松。いい様じゃないか」
赤松「巌窟王、さん……?」
モノクマ「に、逃がさないぞ! エグイサル全員出動だ!」
エグイサルs「おー!」ガシャガシャガシャコンッ!
巌窟王「ふん。何匹揃おうがザコはザコだ……」
巌窟王(……いや、下手に壊して、それを口実にアンジーの研究教室の実装が遅れたり、なかったことになったりしたら面倒だな)
巌窟王「ちィっ。面倒な……!」
161 = 1 :
巌窟王(思ったよりまずいか? さっきの巨大ロボの腕を止めて引きちぎるコケ脅しの演出のせいで魔力は既に枯渇気味だ)
巌窟王(これを一体も壊さずに包囲網を突破するのは……)
エグイサルレッド「あれ? なにか、凄く困ってない?」
エグイサルピンク「チャンスよ! このままマグロの叩きにしちゃいましょ!」
エグイサルイエロー「モノキッドみたいな醜態を晒すわけにもいかんしのォ!」
巌窟王(調子に乗り過ぎたか……慎重に行かなければ、な)
162 = 1 :
百田「……巌窟王……赤松……!」
天海「ここで祈るしか、俺たちにできることはないんすか……!」
アンジー「……」
アンジー「……」ギリッ
処刑場
ドクンッ
巌窟王(……ッ! 魔力の供給量が上がった!)
巌窟王(行けるぞ! 腹八分目にも満たないが、これなら!)
巌窟王「赤松! 舌を噛まないように気を付けろ! このまま突破する!」
赤松「えっ?」
巌窟王「宝具、限定解放……」ボォォォッ
エグイサルブルー「うおおおお! お前を潰して名誉挽回だぜーーーッ!」ガシャァァァンッ!
エグイサルレッド「モノキッドー! 死亡フラグバリバリだよーっ!」
巌窟王「虎よ、煌々と燃え盛れ――!」
シュンッ
163 = 1 :
エグイサルブルー「お?」スカッ
エグイサルブルー「あ、あれ? ヤロー、どこ行きやがった!」キョロキョロ
モノクマ「……」
モノクマ(やば……ここちょっと危なさそうだから離れてよう)←巌窟王が何をしたか見えちゃった
エグイサルブルーのコクピット内
モノキッド「どこだ! どこ行きやがった、あのスカシ野郎ーーー!」
巌窟王「どこだろうな?」
赤松「え……ここ、どこ?」キョロキョロ
モノキッド「……」
モノキッド「……ええーーーッ!?」ガビーンッ
巌窟王「さっきダメージを与えた拍子にコクピットに隙間ができていたぞ? そして潜り込んだ」ニヤァ
モノキッド「あ、そ、そうか。それはよかったな」
モノキッド「それじゃあ俺は失礼するぜ! 優先席でなくとも優先的に席を譲る系男子だからなミーは!」
巌窟王「クハ。そんなタマにはとても見えないぞ?」ガシッ
モノキッド「あ」
巌窟王「燃え尽き果てろ。ここがお前の棺桶だ」ボォウッ
164 = 1 :
エグイサルブルー「ぐぎゃああああああ!」ボオオオオオッ!
エグイサルレッド「ええーーーッ!?」ガビーンッ
エグイサルイエロー「エグイサルが内側から火ィ吹きよったーーーッ!?」
エグイサルピンク「モノキッド! どうしたのモノキッド! モノキッドーーーッ!」
シュンッ
巌窟王「さて。今のうちに帰るぞ」スタスタ
巌窟王「お前のことを待っている人間がいる」
巌窟王「……短時間で済んでよかったな。人間、十四年も経つと待つことをやめるらしいぞ? 例外もあるが」
赤松「……」
赤松(これが英霊、巌窟王……!)
165 = 1 :
裁判場
巌窟王「戻ったぞ」
赤松「あ、み、みんな……!」
百田「赤松……ッ!」
茶柱「赤松さーーーんッ!」ダッ
最原(巌窟王さんが赤松さんを連れて来たとき、その周りに人だかりができるのは当たり前のことだった)
最原(……信じる、とは言った。でもまさか、ここまで上手く行くなんて誰も思っていなかった)
巌窟王「さて。処刑から帰ったお前は、帰りを喜ぶ生徒たちに応える義務がある」
巌窟王「俺はそんなものに連れ添う義理はないがな。至極面倒だ」
巌窟王「さあ。アンジー。帰るぞ。お前もきっと疲れただろう」
アンジー「神様」
巌窟王「なんだ?」
アンジー「祝ってー!」キラキラキラ
巌窟王「生還おめでとう赤松楓!」パァーンッ
天海「変わり身早いっすよ!」ガビーンッ!
東条「しかもそのクラッカー、どこから出したのかしら」
166 = 1 :
入間「……本当にすげぇな巌窟王は」
入間「英霊召喚か……魔術ってヤツも案外バカにできねぇ」
入間「……この閉鎖空間も悪かねぇかもな。よし」
入間「ね、ねえ。巌窟王……俺様の研究教室に来てぇ……その凄いカラダ、もっと見たいのお」ハァハァ
巌窟王「気安く近寄るな。邪気を感じるぞ入間」
獄原「うっうっ……ありがとう巌窟王さん……ゴン太……ゴン太は……!」ポロポロ
巌窟王「……」
巌窟王「む? なんだ? いつの間にか俺が囲まれているな?」
巌窟王「赤松を囲え赤松を」
百田「そうは行くかよ! テメェのことも俺たちは祝うぜ!」
白銀「あ、ありがとう巌窟王さん! 凄いよ、本当に凄いよ!」
白銀「巌窟王さんは本当に無敵なんだね!」
真宮寺「ククク……段々と勝算が見えてきたネ」
王馬「よーっし! みんなで巌窟王ちゃんを胴上げだーーー!」
巌窟王「よせ。やめろ。やめるのだ。よせ」
ワーーッショイッ
ドスンッ
王馬「重っ……」
巌窟王「だから言ったのだ……!」ガタガタ
キーボ「巌窟王さんが落下によって予想外のダメージを負ってますね」
巌窟王「どういう仕組みかはわからんが、生徒からの攻撃のみモロに食らうらしい……」
巌窟王「頼むからこれから先、俺のことを殺そうなどとは思ってくれるなよ?」
167 = 1 :
モノクマ「へぇ。それはいいことを聞いちゃったな」
才囚学園生徒一同「ッ!」ザワッ
巌窟王「モノクマ。何の用だ?」
モノクマ「何の用だって、酷いなぁ! 処刑を途中で滅茶苦茶にしたのそっちのくせにさ!」
モノクマ「しかも可愛い我が子が殺されちゃったし……およよ」
巌窟王「悲しむ演技はよせ。貴様、真っ先に事態を把握したくせに、避難しかしなかったろう」
モノクマ「だってボクの身が一番大事なんだよ! 子供よりも大事なモノクマより大事なものなんてこの世に存在しないんだ!」
モノクマ「それはさておいて、赤松さんを再度処刑するから、こっちに渡してくれない?」
赤松「……う……!」
最原「やっぱりそういう話になるよね……」
巌窟王「応じる気はないな」
モノクマ「ああ、そう。わかった。仕方ないね」
モノクマ「いいよ。赤松さんは見逃してあげる」
モノクマ「……でも、これで勝ったと思わないでね。オマエラに全員揃った脱出の目なんて万が一にもないし」
モノクマ「何よりも、こんな救出劇は徹頭徹尾無意味なんだからさ」
巌窟王「……負け惜しみにしか聞こえんな」
モノクマ「うぷぷ……せいぜい勝利に酔ってれば? すぐに足元を掬われることになると思うけど」
巌窟王「クハハハハ!」
168 = 1 :
最原(こうして第一の学級裁判は終わった……)
最原(確かに、事態は何一つとして好転していない。マイナスだったものがゼロに戻っただけだ)
最原(巌窟王さんの力も、未だに戻らない)
最原(だけど……)
赤松「もう一度信じてみる」
最原「えっ?」
赤松「最原くんを……巌窟王さんを……みんなを……!」
赤松「今度こそ地に足の付いた、私にできるやり方で」
最原「赤松さん……」
巌窟王「それでいい。反省会など外に出た後でやればいいのだ」
巌窟王「モノクマ! 貴様は言った! 全員揃っての脱出の目などありえないと!」
巌窟王「ならば俺のやることは一つだけだ! その傲慢さを必ず圧し折り、叩き潰し、地に引きずり降ろして泥を付け……!」
巌窟王「絶望の淵に叩き込んでやる!」
百田「わかるように言え! 巌窟王!」
巌窟王「つまりこういうことだ! 全員揃って脱出する! それが! この場における俺の理念だ!」
最原「……!」
169 = 1 :
巌窟王「……まあ個人的な目標は他にあるが……それはいい。追い追いな」チラッ
アンジー「んー? どしたの神様。なにかアンジーにしてほしいことがあるのかー?」
巌窟王「……やはり一朝一夕ではどうにもなりそうにないな、お前は」ナデナデ
アンジー「にゃははー! くすぐったいよー!」
巌窟王「さて。帰るぞ。特にアンジーは疲れただろうからな。早く休ませたい」
百田「お、そうだな! アンジーも功労者だ! ゆっくり休ませねぇと!」
最原「……ふう」
最原(みんなが巌窟王さんとアンジーさんに続いて外に出ていく)
最原(それについて行こうと歩みを進めたとき)
茶柱「最原さん。少しいいですか?」
最原「ん?」
最原(意外な人物に呼び止められた)
170 = 1 :
茶柱「あんまり長くなると怪しまれますので簡潔に」
茶柱「……天海さんはどうして図書室に行こうとしたんでしょうか」
最原「それは、さっき天海くん本人が……」
茶柱「えっとですね。大爆音騒ぎのとき、天海さんは片手に何故かモノパッドを持っていたんですよ」
茶柱「……本当に理由がわからないんですけど、気になって仕方がなくって」
最原「……」
茶柱「……うう。男死と二人きりで話しているだけで寒気がしてきます。それじゃあ転子もこれで」
スタスタスタ
最原(モノパッドを……持ってた?)
最原(校則はあそこに書かれているから生徒なら確かに見ないといけないけど)
最原(そんな頻繁に見なきゃいけない項目なんてないはずなのに……)
最原「……」
最原「後で考えよう」
171 = 1 :
謎の場所
??「……まさかあんなガバい計画が上手く行くなんて思わなかったなぁ」
??「ま、いいか。これはこれで面白いし」
??「最後の最後に全部ひっくり返す準備は既に整ってるしね」
??「……うぷぷ……うぷぷぷぷぷ……」
172 = 1 :
第一章
私と僕(と俺!)の学級裁判
END
残り人数
十六人+一騎
TO BE CONTINUED
巌窟王のクラッカーを手に入れました!
173 = 1 :
休憩します!
174 = 1 :
最原(誰一人として死なずに学級裁判とタイムリミットを乗り切った)
最原(そのあまりにも都合の良すぎる結末に、僕たちはつい楽観してしまったのかもしれない)
最原(僕たちは、勘違いをしてしまっていたんだ)
最原(巌窟王さんは希望だけど、僕たちと、この空間に希望はない)
最原(……あの最悪の事件が起こるまで、ずっと忘れていたんだ)
アンジーの私室
巌窟王(さて。そろそろBBに新しい学級日誌を送らねばな……)ガリガリ
巌窟王(後は誤字脱字のチェックを残すのみ。できるだけ早めにしなければ)
巌窟王「……」
巌窟王「ふむ。送信だけでなく受信もできないものか。何か物資でもあれば違うのだが……」
巌窟王「メールだけはしておくか」メルメル
アンジー「……すぴー」スヤァ
第二章
その限りなく地獄に近い天国に光は差すか
175 :
まだ続くのか。一章で終わりかと思った
176 = 1 :
朝 食堂
東条「本当にいつも通りの食事でいいの? せっかくリミットを乗り切ったのだから、少しくらい豪華にしてもいいと思うのだけど」
赤松「あはは……今更だけど、独断で凶行に及んだことが恥ずかしいしさ……」
赤松「それに、巌窟王さんなら『脱出の目途も立っていないというのに祝杯とは、呑気なものだな』とか笑顔で言いそうだし」
最原「テンションが高いけど字面だけだと完全に嫌味なんだよね、巌窟王さんの言動」
百田「その巌窟王なんだけどよ。今日は食堂に来てねーのか? アンジー」
アンジー「あー! なんかねー! 用事が済んだらすぐ来るから食事の準備だけはしといてくれって言ってたよー!」
東条「用事……? どこかに向かったの?」
アンジー「いや、アンジーの部屋にいるけど」
春川「!」ピクッ
最原(なんでアンジーさんの部屋に……?)
東条「……何なら届けてきましょうか?」
アンジー「あー。そっちの方がいいかもねー。じゃあ頼んだよ斬美ー!」
177 = 1 :
アンジーの私室
BB『え? サーヴァントなのに普通に生徒に殺される?』
BB『いや殺されてる時点で普通じゃないんですけど、サーヴァントなのに普通に攻撃が利くのは確かにおかしいですね』
巌窟王「どうにか調査できないか?」
BB『んー。こっちもこっちで結構忙しいですしねー。旅行サーヴァントのみなさんのサポートとか』
巌窟王「そうか。なら自力でやる。元からそこに期待などしていないさ」
BB『む。なんか嫌味な言い方……』
巌窟王「それとは別に頼みたいことがあるのだが。物資をこちらに転送できないか?」
BB『……その程度なら、まあ。できなくもない、かな?』
BB『片手間にちょっと頑張ってみますね』
巌窟王「頼む」
コンコンッ
巌窟王「……通信を切る。せいぜい頑張るといい。どちらもな」
BB『はーいはいっ。言われなくともー。この手違いの責任くらい取りますってー』
プツンッ
巌窟王「……」ガチャリンコッ
東条「アンジーさんに頼まれて、食事を届けに来たわ」
巌窟王「ふむ。ご苦労なことだな。チップをはずもうか?」
東条「結構よ。食器は後で食堂まで届けてちょうだい。それじゃあ」スタスタ
巌窟王「クハハ。前回はラタトゥイユだったが、さて今日の食事は……」
激辛麻婆豆腐「」ドジャァァァァンッ!
巌窟王「……」
巌窟王「嫌われているのだろうか……」ズーン
178 = 1 :
カルデア
BB「さーてとっ。ひとまず物資の転送のテストをしてみますか。基礎理論の構築はもう終わってるから、後はもう簡単なはずです!」
BB「うーん。まずそこまで大きくなくって手頃な……アレですね。アレ」
BB「アマデウスさーーーん! アレ貸してくださーい!」スタスタ
才囚学園 図書室
天海「……」
天海(確かに、この無力感には耐え難いものがあるっす)
天海(前回の学級裁判では、入間さんを犯人扱いしたり、東条さんに犯人扱いされたり……!)
天海(くそ……! 才能がわからないとは言え、醜態ばかり晒してるっす!)
天海(俺も……俺にも最原くんのような才能があれば……!)
シュンッ
コンッ
天海「いてっ」
天海「……ん? あれ。何かが降ってきた……? なんで?」
天海「……なんすか、これ。仮面……?」
アマデウスの仮面「」バァーーーンッ!
179 = 1 :
昼あたり 中庭
巌窟王「さあ! 訓練の有用性は実証されている! アンジー! 続きをやるぞ!」
アンジー「おー!」
巌窟王「今回は特別ゲストも呼んでいる! 来い! 探偵!」ギンッ
最原「……なんで僕まで……?」
巌窟王「前回の学級裁判において、お前は重要な何かに気付いたようだったからな。その証言を今! ここでしろ!」
最原「え、えーと。わかった」
最原「といってもそんなに重要なことなのかわからないんだけど」
最原「……巌窟王さんが襲撃している途中で、ちょっと手こずってたときさ」
最原「アンジーさんがそれを見て、一瞬だけど確かに歯切りしたんだ」
最原「その瞬間から急に巌窟王さんの動きがよくなったんだけど……」
巌窟王「これだ! これこそが重要なのだアンジー! お前、あのとき何を考えていた?」
アンジー「……」
アンジー「にゃははー! 忘れちゃったよー!」
巌窟王「そうか! 忘れたなら仕方ないな!」ギンッ
巌窟王「……」
巌窟王「最原。推測してみろ」
最原「えっ」
巌窟王「もしもわからないなどと言ったときは……わかるな?」ゴゴゴゴゴ
最原「なんで僕にだけ厳しいの!?」ガビーンッ
180 = 1 :
最原「え、えーと、多分、感情の並みによって魔力の供給量に差が出てるんじゃないかな」
最原「もしもこの推測が当たっていたとしたら、実はアンジーさんはそこまで魔術師として未熟ではないのかも」
巌窟王「ほほう?」
最原「例えばさ。僕たち人間って、脳や声帯に何の異常もなかったとしても、精神の不調で容易く声が出なくなるってことがあるでしょ?」
最原「それと同じように、魔術回路や経験の問題じゃなくって、精神の方の問題でアンジーさんは全力を出せていない……」
最原「その枷があの一瞬だけ外れた。だからこそ巌窟王さんの動きが一瞬だけ劇的に良くなったんだ」
最原「とか……」
巌窟王「……」ゴゴゴゴゴゴ
最原「思ったり、したん、だけど……」ガタガタ
巌窟王「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
巌窟王「そういうこともあるかもしれんな!」ギンッ
最原(じゃあなんで無駄に威圧したんだよ! 怖いよ!)ガビーンッ!
181 = 1 :
巌窟王「一瞬だけ外れるような枷なら、そこまで重要なものでもあるまい」
巌窟王「気長に訓練しながら、アンジーのことを知っていけばいつかはたどり着けるだろう」ナデナデ
アンジー「にゃははー」
最原(めっちゃ撫でてる……)
巌窟王「さあ! 始めるぞアンジー! そして最原!」
巌窟王「訓練を開始する!」
アンジー「おー!」
最原「ナチュラルに巻き込まれたッ!?」ガビーンッ!
??「ふっ……気長に? ちゃんちゃらおかしいっすね」
??「この空間で、そんな悠長なことを果たして言ってられるんすか?」
巌窟王「何ィ?」
182 = 1 :
??「とーーーうっ!」
シュタッ
最原(草陰から出てきたのは……まあ声の時点でわかってたけど天海くんだった)
天海?「まだっすよ……まだあなたたちはベストを尽くしていないはずっす!」
天海?「さあ! 新兵訓練はもう終わりっす! 俺と一緒に新しい扉を開くとき!」ジャァァァンッ!
巌窟王「……」
アンジー「……」
最原「……」
最原(なんだかよくわからない仮面を付けている……天海くんだった……)
183 = 1 :
巌窟王「十七人目の……高校生だと……!?」
アンジー「アンジー以外にも閉じ込められた高校生が……!?」
最原「!?」ガビーンッ!
天海(ふっ。完璧っすね。この仮面の効果は劇的っす)キラーンッ
184 = 1 :
休憩します!
185 :
物資(アマデウス仮面)
186 = 1 :
最原「え、い、いや。あれどう見ても天っ……」
天海?「そう! 俺こそがこの学園に閉じ込められた十七人目の高校生!」
天海?「キミたちを導くために現れたミステリアスボーイ!」
最原「いやだからキミ、天っ……」
天海?「才能不明! 本名不明! 素顔不明! すべてのミステリアスの生みの親ァァァァァァッッッ!!」
最原「だからキミって絶対に天海っ……!」
アマデウス斎藤「超高校級のミステリアス! アマデウス斎藤! ここに推参!」ドジャァァァンッ!
アマデウス斎藤「イエエエエエエエエエエエエエエエエイッッッ!!」ドカァァァァァンッ!
最原「……」
最原(救いようがないほどダサイーーーッ!)ガビーンッ!
巌窟王「アマデウス斎藤……!」
アンジー「気を付けてー、神様。敵か味方かまだわからないからねー」ゴクリ
最原(一丁前の注意力持ってるのに、なんで気付かないのかなぁ?)
187 = 1 :
アマデウス斎藤「この学園は……狂気に満ちているっす!」
アマデウス斎藤「いつ誰が死ぬかわからない緊張感と、一歩間違えれば花開く疑心暗鬼の畑」
アマデウス斎藤「そんな中、いつかわかるはずなんて希望的観測を持つことが、果たして正解なんすかね?」
巌窟王「ふん。いきなり現れて随分な言い草だな」
巌窟王「ならば問おう! アマデウス斎藤とやら! 貴様に一体どんな案があると言うのか!」
アマデウス斎藤「思い出しライトっすよ」
巌窟王「……思い出しライト?」
最原「あれ。アンジーさん。巌窟王さんに言ってなかったの?」
アンジー「だって明らかに神様とは関係ないと思って」
最原「あー……確かにね……」
巌窟王「む?」
アマデウス斎藤「思い出しライトのこと、最初から説明するっすよ」
かくかくしかじかしかくいさいとう
188 = 1 :
巌窟王「なるほど。生徒たちは記憶を奪われていた……そういうことか」
アンジー「でも神様には関係ないでしょ? 何も忘れないんだし」
最原「何より、明らかに別の世界から来てるしね。具体的にどこからとかはわからないけど、それだけはわかるよ」
アマデウス斎藤「もしも! 仮に! 他の思い出しライトを俺たちが見つけることができたなら!」
アマデウス斎藤「または! 思い出しライトによらずに記憶を取り戻すことができたなら!」
アマデウス斎藤「それはアンジーさんの中にある、何らかの欠落を補うカギになる可能性が高いっす!」
巌窟王「ふむ……」
最原「でも思い出しライトって、なんかあからさまな宝箱に入ってたし、管理は全部モノクマがやっているんじゃないかな」
最原「探せば見つかるって類のものだとは、とても思えないんだけど」
アマデウス斎藤「そこで俺は考えたっす! サーヴァントとマスターは不思議な絆で繋がっている!」
アマデウス斎藤「ときに! その絆はスキルを共有化することすらあるとか!」
天海(まあ図書室で読んだ知識の受け売りっすけど)
アマデウス斎藤「つまりこの閉鎖空間内で唯一、思い出しライトによらない記憶の復元を行うことができるとしたら」
巌窟王「我がマスターの夜長アンジーだけ……というわけか」
アマデウス斎藤「イィィィグザグトリィィィアッ!」ドカァァァンッ
最原(さっきから不自然にテンション高いなぁ)
189 = 1 :
アマデウス斎藤「と、いうわけで。お嬢さん、ちょっとこっちにおいでなさいっす」
アンジー「はーい!」
アマデウス斎藤「グンナイッ!」ガンッ
アンジー「ぐへあ」バタリッ
最原「アンジーさんが金属バットで殴られて気絶したーーーッ!?」ガビーンッ!
巌窟王「貴様……!」
アマデウス斎藤「こっちもグンナイッ!」ガンッ
巌窟王「」バタリッ
最原「巌窟王さんもーーーッ!」
アマデウス斎藤「ついでにグンナイッ!」ガンッ!
最原「何故ぶっ」バタリッ
アマデウス斎藤「……」
アマデウス斎藤「サーヴァントとマスターの絆は、ときに夢で繋がる」
アマデウス斎藤「ハブアナイスドリーム。三人とも」スタスタスタ
スチャ
天海「……俺にはこのくらいしかできないっすからね」
三人「」チーン
190 :
流石なん図書さん、だぜ!
191 = 1 :
休憩します!
そろそろAP消費しないと
193 :
???「ひとつ、昔話をしてやろう」
???「他愛のない話だ。だが世界で最高の復讐劇であると宣う者もいる」
最原「……どこからか、声が……?」ムクリ
最原「……薄暗いな。なんだろ、ここ」
最原「石造りの……監獄?」
最原(……声のところにいるのは、アンジーさんと巌窟王さん……?)
???「ある海の傍らに愚かな男がいた」
???「誠実な男だった。この世が邪悪に満ちているとは知らぬ男だった」
アンジー「……」
???「故に男は罠へと落とされた。無実の罪によってシャトー・ディフに囚われて」
アンジー「神様」
???「十四年。監獄の日々を乗り越えて、監獄塔から生還した男は復讐鬼となった」
アンジー「神様……」
アンジー「……こっちを見て話してよ」
最原「……え?」
最原(……そうだ。なにかおかしいと思ったら、巌窟王さんはアンジーさんの方を向いているだけだ)
最原(見ていない。なにかアンジーさんの位置に、本来なら別の人物がいるべきのような違和感がある)
最原(いつも巌窟王さんが見せているような甘さの『質』が決定的に違う)
最原(それ以前に……)
194 = 1 :
アンジー「神様……アンジーはどうしたらいいの……?」
最原「……」
最原(アンジーさんと会話していない)
最原(あれは録画だ。ただの記憶を再生したもの)
最原(それも、目論見通りに行ってない。ただの巌窟王さんの記憶だ)
最原「……」
最原「いや、なんで僕まで見てるんだよ、これを!」ガビーンッ!
アンジー「あれ? 終一?」
最原(明らかに巻き込まれたッ! しかも特に何の伏線もなく無意味に!)
最原「アンジーさん! これは――!」
ザザザーッ!
アンジー「――!」
最原「――!」
最原(そこから先のことを僕は覚えていない)
最原(目覚めたときに、記憶を破損してしまったのかもしれない)
最原(ただ、それが本当に必要になったときには思い出すだろう)
最原(……僕たちは巌窟王さんの記憶を追体験した)
195 = 1 :
百田「おい最原。こんなところで寝てたら風邪ひくぞ」
最原「……」
最原「……今、何時くらい?」
百田「十八時くらいだな」
最原(結構長い時間気絶してたな。頭がまだガンガンするけど)
最原(巌窟王さんとアンジーさんはもう消えてるか……)
百田「しかしお前、なんだって寝てるときまで帽子つけてんだよ」
最原「これは……もう大した意味はないんだけど」
最原(真実から目を逸らさない。前向きに生きるって巌窟王さんに誓ったし)
最原(赤松さんの言う通り、食事時や屋内にいるときくらいには外した方がいいかも、なんだけど)
最原「……」
最原「帽子の意味が変わったんだ」
百田「ん? んー。よくわかんねーが、そうか」
196 = 1 :
翌日
アマデウス斎藤「はーーーっはっはっはっはっは!」
アマデウス斎藤「アマデウス斎藤提供の強化クエストはどうでしたか!?」
最原(また来てる!)←また呼ばれた
巌窟王「……奇妙なことなのだが……」
巌窟王「確かに出力が多少は上がった」ボォゥッ!
最原「えっ!? 嘘ォ!?」ガビーンッ
アマデウス斎藤「ふっ……満足っす。キミたちの成長を見れたことが、ね」パチーンッ
アマデウス斎藤「でもまだまだこんなもんじゃ終わらないっすよ!」
アマデウス斎藤「さあ! これからもレッツ! ダンシンッ!」
アンジー「踊るー!」
巌窟王「クハハハハハハ!」
最原「訓練はァ!?」ガビーンッ!
翌日も翌々日もアマデウス斎藤が来た。あと何故か最原は毎回巻き込まれた
197 = 1 :
休憩します!
198 = 1 :
とある朝 最原の私室
最原「……ふあーあ……また巌窟王さんの訓練に付き合わされるのかなー……」
最原「ん? なんだろ、これ。モノクマーズ……パッド……?」
最原「……」ポチリッ
百田解斗の動機ビデオ「」ジャジャーンッ
最原「え……?」
アンジーの私室
アンジー「うーん……おはよう神様ー」
アンジー「ん? なんか部屋がコゲ臭くない?」
巌窟王「気にするな! お前には関係のないことだからな!」ギンッ
巌窟王(確かモノパッドの破壊は校則で禁止されていたが……モノクマーズパッドについての記述は一切なかったから問題あるまい)
巌窟王(裏庭に残骸を埋めるか)
巌窟王「さて。俺は用がある。アマデウス斎藤には少し遅れると言っておけ」ガチャリンコ
アンジー「はーい!」
199 = 1 :
寄宿舎周辺
最原「大変だ! 今すぐ百田くんを探さないと!」ダッ
最原「ん? あれ。巌窟王さん?」
巌窟王「……」セッセッ
最原「え……そこで何してるの?」
最原「あれ。もしかして近くに落ちてるその、なんかブスブス言ってる残骸って……」
巌窟王「なんのことだ? 知らんな、モノクマーズパッドなど」ザッザッ
最原「こ、壊したの!? 校則は!?」
巌窟王「モノクマーズパッドだ。モノパッドならともかくとして、コレは問題あるまい」ウメルウメル
巌窟王「……あと最原。お前は何も見なかった。そうだな?」
最原「ええーーーッ!?」ガビーンッ!
200 = 1 :
数分後 食堂
最原(どうも、それぞれの大切な人が映った動機となるビデオが、それぞれの私室に入れ替えられた状態で配られていたらしい)
最原(……たった一人の例外を除いて)
赤松「え、えっと……私のモノクマーズパッドだけは、私の動機ビデオだったんだけど」
最原「えっ」
春川「……」
春川「それってさ。入れ替えられた状態で配られてるんじゃなくって、単純にランダムに配ってるんじゃないの?」
春川「だとしたら……」
真宮寺「僕たちが気付いていないだけで、十六人の中に自分の動機ビデオを持っている人間が確率上はもっと存在するかもしれない」
真宮寺「そういうことになるネ」
アンジー「え? なになに? さっきからみんなが何を話してるのかサッパリだよー!」
キーボ「は? 何って……動機ビデオのことですよ?」
巌窟王「……」シラー
最原「……」ズーン
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