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    元スレモバP「俺ってそんなにネガティブ思考ですか?」

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    1 :

    お久しぶりです。
    以前、以下の二つの作品を書いていた者です。
    皆様の暇つぶしになったら幸いです。よろしくお願いします。

    『モバP「加蓮と仲が良すぎだって?」』
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402242543/
    『みく「知ってはならないにゃん・にゃん・にゃんの裏側?」』
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404650156/


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1405261609

    2 = 1 :

    ちひろ「だって、そうじゃないですか?」

    モバP「…自分ではそんなことないつもりなんですけどね」

    ちひろ「はー、もう少し自分を客観的に見ようと努力した方が良いと思います」

    モバP「そうですか。…少しコーヒー淹れてきますね」

    ちひろ「はーい。ごゆっくり。それじゃ、仕事頑張りますか」


    ちひろ「…」カタカタ


    ちひろ「……」カタカタカタ


    ちひろ「………」カタカタカタカタ


    ちひろ「モバPさん、コーヒーを淹れに行ったにしては結構遅いですね。どうしたんでしょう?…もしかして!」ガタッ

    3 = 1 :

    ちひろ「きゃああああ!ガス臭い給湯室でモバPさんが倒れている!ゲホゲホ!
        しっかりして下さい!今救急車呼びますから!まず、換気してモバPさんに新鮮な空気を吸ってもらわないと!」

    モバP「ちひろさん、止めてください。俺なんて生きる価値皆無なんですから」

    ちひろ「どうしてそう思うんですか!」

    モバP「だって、ちひろさん言ったじゃないですか」

    ちひろ「はい?私、何かモバPさんにヒドイこと言いましたか?」

    モバP「自分を客観的に見れないって言ったじゃないですか
        ……それはつまり、俺は思い込みが激しいってことですよね。
        それで、それが原因で、俺はアイドルをスカウトできなくて、社長が連れてきてくれたアイドルにも嫌われて
        …アイドルに嫌われていたらプロデューサー業ができないんだ。
        そして、……事務所のお荷物になって……金食い虫になって……皆から馬鹿にされて……ボロ雑巾みたいに捨てられるんだ。
        だから……俺は生きる価値なしなんです!死なせてください!」

    ちひろ「コイツ、マジめんどくせーーー!!」

    4 = 1 :

    こんな感じで、できるだけ毎日更新して行きます。
    出してほしいアイドルがいましたら、書きこんで下さい。
    気が乗れば、皆様のリクエストに答えて行こうと思います。

    5 :

    吉岡沙紀ちゃん!

    6 :

    森久保!

    8 :

    財前さん

    9 :

    村松

    10 :

    海老原菜帆ちゃん!

    11 :

    茄子さんをお願いします!!

    12 :

    黒川さん!!

    13 :

    あやめ殿!

    14 :

    周子ちゃん!

    16 :

    奥山さん!あさのん!

    17 :

    幸子!さっちゃん!

    18 :

    あのさぁ…

    19 :

    ちえり!ちえり!

    20 :

    Pのネガティブ発言にオロオロするまゆが見える

    21 :

    まゆは心の隙間にするりと入り込んでどうしようもなく依存させる気がする

    22 :

    はるちんでお願いします。


    最初、絶望先生のような話かと思った。

    23 :

    奈緒! 奈緒をお願いします。

    25 :

    ふみふみでおなしゃす

    26 :

    卯月

    27 :

    加蓮をお願いします!

    28 :

    時子様

    29 :

    のあとアーニャを出して頂ければ満足

    30 :

    岡崎先輩をば

    31 :

    奏お願いします

    32 :


    part2.「初めてのスカウト」


    沙紀「おー、なかなか良い感じっすね。もう少しまろみを表現できたら完成っす」

    モバP「何をしているんですか?」

    沙紀「見ての通りグラフィティっすよ。アタシに何か用っすか?」

    モバP「すみません。少しお話を聞いていただけませんか?」

    沙紀「えーっと、ナンパですか?アタシそういうチャラいのキライっす」

    モバP「そうじゃなくて…私の勤めているアイドルプロダクションにスカウトしようかなと思いまして…」

    沙紀「へー、ずいぶん手の込んだナンパっすね。名刺まで作って、スーツ着て」

    モバP「……信じてもらえませんか」

    沙紀「悪いっすけど、そんな美味しそうな話って世の中転がっていないって思ってるんで」

    モバP「…そうですか」ドヨーン

    沙紀「話はそれだけっすか?」

    モバP「はい。……ありがとうございました」トボトボ

    33 = 32 :

    数分後…

    沙紀「よし出来た!んー、もう少しダイナミックさが欲しかったな。さ、帰りますか」

    沙紀「…え?大変っす!川の中で誰かうつ伏せになって浮いてるっす!早く助けないと!」バシャバシャ

    沙紀「大丈夫っすか!?しっかりして下さい!」

    モバP「離して下さい!スカウトに失敗したプロデューサーなんて生きる価値なしなんだぁ!」

    沙紀「あれ?もしかして、さっきのお兄さん!?…マジでアイドルプロダクションの人だったんだ」

    モバP「高校生ぐらいの女の子から俺ってそう見えるんだ」

    沙紀「へ?」

    モバP「胡散臭くそうで…チャラそうで…陰気臭そうで…駄目人間に見えてるんだ。
        ……だから、営業に行っても誰も相手にしてくれなくて、仕事をひとつも事務所に持ってくることができないんだ。
        ……それが原因で俺は首になるんだ……もう駄目だぁああーー!溺れて死んでやるぅ!」バタバタ

    沙紀「ちょ!マジで落ち着くっす!話を聞くから、死ぬのは止めてほしいっす!」


    一時間後冷静さを取り戻したモバPから話を聞いた沙紀はアイドルを志すこととなる。

    34 :

    木場さんでおなしゃす

    35 :

    巡り巡って有能なPなのか
    この事務所なら杏が率先して働いてそう

    36 :

    きらりんをヨロです☆

    37 :

    詐欺と同じ手口で常習犯による犯行

    38 :

    ぜひ小梅ちゃんを!

    39 = 32 :


    part3.「互いの呼び方」

    沙紀「おはようございます。モバPさん、ちひろさん」

    ちひろ「おはようございます」

    モバP「おはようございます。吉岡さん」

    沙紀「モバPさん、アタシのことは沙紀って呼んでほしいっす」

    モバP「でも…」

    沙紀「これから一緒にトップアイドル目指して頑張っていく仲なんっすから、それぐらい距離を縮めないと駄目と思うっす」

    モバP「…そうでしょうか?」オドオド

    沙紀「そうっす」

    モバP「ですが、俺たち知り合ってまだ三日ですから、いきなり馴れ馴れしく良い歳した男が女の子の名前を呼ぶのは…」オドオド

    沙紀「モバPさん、アタシが良いって言ってるから良いだから、名前で呼んだら良いんっすよ。あんまりそうやって拒否していると男らしくないっすよ」

    モバP「すみません」ドヨーン

    沙紀「そこまで落ち込まないで欲しいっす」

    モバP「すみません。ちょっと窓を開けて外の空気吸いに逝ってきます」トボトボ

    40 = 32 :

    沙紀「モバPさん、どうして窓の格子に足をかけてるんですか?ちょ!身を乗り出したら落ちるっす!」ガシッ

    モバP「放してくれ!男らしくない男なんて一回死んで人生やり直した方が良いんだ!」ジタバタ

    沙紀「男らしくないって言ったこと謝りますから、早まらないで欲しいっす!」

    モバP「やっぱり男らしくないんだ!もう駄目だぁ!俺なんて生きる価値のないクドア・セプテンプンクタータ以下のいらない存在で、死んで畑の肥料になる以外に価値なんか無いんだぁ!」

    ちひろ「そんなことないですって!クドアなんとかって知らないですが、モバPさんって仕事できるからとっても私は男らしいと思いますよ。だから、ね!ほら、そこから降りて下さい!」アセアセ

    モバP「そうですか?」

    沙紀「はい。アタシもモバPさんは男らしいと思うっす。車の運転が上手くて、力持ちで、仕事が出来て、背が高くて、そんなところアタシは男らしいと思うっす」

    モバP「はぁ…」

    沙紀「ただ、もう少し自信を持った方が…」

    モバP「Yes! I can kill me!!!」ピョイーン

    ヒュー

    グチャ

    沙紀「ちひろさん!119!119って何番っすか!」アセアセ

    ちひろ「落ち着いて、沙紀ちゃん119番は119番よ!」

    その後、ちひろが呼んだ救急車はモバPを載せて病院に行きました。
    幸い、打ちどころが良かったのか内臓破裂程度ですんだので、数日で退院することができました。
    そして、退院後、モバPは沙紀のことを名前で呼ぶようになりました。

    41 = 29 :

    ネガティブのランクが高過ぎる……!?

    42 :

    糸色プロデューサー

    43 = 32 :


    part4.「初めの一歩…の前」


    沙紀「スカウトっすか?」

    ちひろ「うん、それが今日のモバPさんの予定」

    沙紀「それがどうしたんっすか?」

    ちひろ「沙紀ちゃん忘れたの?モバPさん、沙紀ちゃんのスカウトの時自殺しかけたじゃない」

    沙紀「あ、確かにそうでしたね」

    ちひろ「また、自殺しかねないから、そばでサポートしてもらえないかしら?」

    沙紀「今日は自主練だけなので、大丈夫っすよ」

    ちひろ「じゃあ、お願いね」

    沙紀「しかし、大変っすね。モバPさん、仕事は本当にできるのに、女性にちょっとでも傷つくようなことを言われると途端に超ネガティブ思考になって自殺しようとするんですから」

    ちひろ「あれさえなかったら、完璧超人なのにね。本当にあのネガティブ思考どうにかしてほしいわ」

    ドサ

    44 = 32 :

    ちひろ「え?…モバPさん?」

    モバP「陰口言われるほど俺のネガティブ思考って皆さんに迷惑かけてたんですね」

    ちひろ「あの…ですね…モバPさん、誤解です。そう、話し合いましょう。ね」

    沙紀「そうっす!ね、だから、階段の方に後ずさりしないで下さい。
       ほ~ら、怖くないっすよ~。酷いこと言ってないっすよ~。空耳っすよ~」

    モバP「空耳?」

    ちひろ「そう!空耳!空耳ですよ!」

    モバP「そっか、俺空耳が聞こえるんだ…はは…」

    ちひろ「え?ちょ!」

    モバP「俺のこの空耳のせいで…仕事の内容を聞き違えて…クライアントに迷惑かけて、
        CGプロにも迷惑かけて…負債を作っちゃって…そのせいで不渡りを出してしまって…CGプロは倒産して
        …俺は借金まみれになった挙句……沙紀のトップアイドルになるっていう夢を壊してしまうんだ。
        もう駄目だぁぁあああああああ!階段から落ちて死んでやるぅううう!」ダダダダダ

    ガラガラドッシャーン

    沙紀「ちひろさん、救急車ってどこに繋がるんですか!」アタフタ

    ちひろ「沙紀ちゃん、落ち着いて!とりあえず、短縮ダイヤルの1よ!」

    45 :

    短縮に入れるほどお世話になっとるのか……

    46 = 37 :

    むしろ短縮に入れないとお世話してもらえなくなるほど酷いのかも

    47 :

    短縮要らない程の長さだろ119・・・
    もしくは全部にいれとけよ

    48 :

    きっとそのうち直通電話が出来る

    49 = 47 :

    もはや一緒についてまわるだろ

    50 = 37 :

    これぞ病院が来い!ってやつだね


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