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    元スレ京太郎「おいでませ!」宥「松実館」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    201 = 1 :


    京太郎「え、憧のお姉さん?」

    「うん、それで晴絵の同級生」

    京太郎「……結構歳離れてますよね」

    「10離れてるからねぇ、てかびっくりしたよ憧の口から男の名前が出てくるから」

    京太郎「ああ……苦手ですもんね」

    「そうそう、一体どんな手を使ったの?」


    京太郎「どんな手ってほどじゃないっすけど……」

    「まぁ話しやすいってのはわかるけどね、こうしててもなんだか話しかけやすいし」

    京太郎「そうですか?」

    「うんうん、憧のことをよろしく頼むよ」

    京太郎「まぁ友人としてできる限りは……」チラッ


    晴絵「……」ウツムキ

    「もう、元気だしなって、別になんとも思ってないよ」

    晴絵「うそ……」


    京太郎「いや、拗ねなくても」

    晴絵「……うぅ、超恥ずかしい」

    京太郎「まぁその、うん、思春期の男子高生から頼みなんて言われりゃそりゃね」

    「エロいこと考えるよね」

    晴絵「うっ」

    京太郎「余計なこと言わんで良い!」

    (ナイスツッコミ)


    京太郎「と、ともかく大丈夫ですから、ともかく麻雀付き合ってください」

    晴絵「……私なんかで良いの? こんな生徒空いてに変なこと言われるんじゃないかと思ってた私なんかで」


    京太郎「なんで自虐っぽいんですか、お願いしてるんですけど」

    晴絵「……うん」

    京太郎「赤土先生が良いんです」フッ

    晴絵「はうっ」キュン


    「お?」


    京太郎「どうっすか?」

    晴絵「う、うん……お、お任せ!」

    晴絵(あ、危ない危ない! 危うくときめくとこだった!)

    (これはとんでもない奴がやってきたかもしれない……)

    202 = 1 :


    ―――雀荘


    京太郎「常連っすか」タンッ

    晴絵「まぁね、ずっと来てたし」タンッ

    「長いよね、ここも」タンッ

    店主「10年前からだからな、親父がやってるころからだし」タンッ


    京太郎「へぇ……にしてもすみません、望さんも付き合ってもらっちゃって」タンッ

    晴絵「いいのよ、どうせ暇なんだし」

    「癪だけど事実なんだよね」タンッ

    店主「休日は暇なぐらいが一番いいんだよ、大人ならわかる」タンッ スパー


    京太郎「そういうもんっすか……ねっと! ツモ!」

    晴絵「おお」

    京太郎「メンタンピン、ドラ2……4000・2000!」

    「うん、綺麗に作るね」


    晴絵「それじゃちょっと難易度上げようか」フフッ

    京太郎「うぇ、今の本気……なわけないっすよね、よっしどんどんやりましょう!」

    「おお、頑張る男の子って感じで良いね」

    京太郎「男の子っすからね!」

    203 = 1 :


    ―――夜・家

    ガチャッ

    京太郎「ただいまー」

    須賀母「あら、遅かったのね」

    京太郎「先生といてな」

    須賀父「教師攻略!?」


    京太郎「違ぇよ……とりあえず麻雀教えてもらってただけだ」

    須賀父「おっぱい大きいのか? 先生」ミブリテブリ

    京太郎「やめろ、大きくない。普通だ普通……」

    須賀父「なんだ、昔みたくおっぱいにつられて麻雀を始めたのかと」


    京太郎「だから覚えてないって言ってんだろほとんど……」

    須賀父「……ふむ、覚えてないのか」

    京太郎「なんだよ?」

    須賀父「いやいやなんでも」


    京太郎「……変な親父だな」

    須賀母「お父さんはいつも変でしょ」

    京太郎「そりゃそうだ」

    須賀父「ぐぬぬ」

    須賀母「それよりも京ちゃん」キリッ

    京太郎「ん?」


    須賀母「……京ちゃんが愛した人なら先生でも」

    京太郎「話聞いて無かったのかお前は!」

    204 = 1 :


    ―――翌日・昼・教室


    京太郎「さて、昼飯でも買いに行くかぁ」

    子A「須賀は今日も学食か?」

    京太郎「おう」

    子A「それじゃ一緒に行こうぜ」

    京太郎「そうだな、たまには」


    子A「須賀君、呼んでるよ」

    京太郎「誰が?」


    「京太郎くんっ、一緒にお昼しよ?」

    京太郎「ああいや、前にも話したと思うんですけど俺学食なんで」

    「お弁当、作ってきたんだけどどうかな?」スッ

    京太郎「……おおう、超嬉しいっす」カァッ


    子A「死ね、氏ねじゃなくて死ね」


    京太郎「酷い奴だな!」

    「それじゃ行こっか、部室で良いかな?」

    京太郎「うっす!」


    テクテク


    「ごめんね、突然……連絡すれば良かったかな?」

    京太郎「いやほんとありがたいっす。結果オーライで」

    「今度からは連絡するね?」

    京太郎「また作ってくれるんっすか?」

    「うん、お世話になってるから」


    京太郎「いや、松実館の手伝いもそんな言うほどしてないっすよ?」

    「ううん、わざわざしてもらってるし、色々助かってるから、みんな」ニコッ

    京太郎「……うっす」フッ

    205 = 1 :


    ―――部室


    京太郎「ストーブっすか」

    「うん、この時期に使うのは私だけって言われちゃったけど」

    京太郎「まぁそうでしょうけど……電気ストーブってのも侮れませんね、案外あったかくなるもんで」

    「暑い?」

    京太郎「大丈夫っすよ……」フッ


    「良かった、それじゃあ食べよっか」

    京太郎「はい、それじゃ……おお、しっかり手作り」

    「うん、朝に厨房借りたんだぁ」


    京太郎「ああ、朝飯作りますもんね」

    「うん、そのついでになっちゃったけど」

    京太郎「はは、それじゃいただきます」

    「召し上がれ」フフッ


    京太郎「……」パクッ

    「どう、かな?」

    京太郎「美味い! って一応前に……いただいたんですけど食事、それでも美味い」フムフム

    「えへへ、良かったぁ」

    京太郎「ホント、嫁にするなら宥さんみたいな相手が良いっすよ!」


    京太郎(って俺はなにラノベ主人公みたいなことを!)ハッ

    「あぅ……」カァッ

    京太郎(ほらもう!)


    「……うぅ」ソワソワ

    京太郎(こんな空気になっちゃってるし!)


    「で、でも……京太郎くんなら、良い旦那さんに、なりそう、だねっ」

    京太郎「へっ……そ、それは」


    ガラッ


    「お待たせー!」

    「!」ビクッ

    「ついつい……ってどうかした?」


    京太郎「い、いやいや!」マッカ

    「ま、待ってたよっ」マッカ

    「?」ヘケ?


    京太郎「そ、それじゃ食べますか! もう食べてるけど!」

    「う、うんっ、そうだね!」

    206 = 1 :


    京太郎(いかんいかん、あやうく好きになるところだった)

    (あう、顔……見れないよぉ)

    「……どうしたの二人共?」


    京太郎「あ、いや全然!」チラッ

    「……う、うん」チラッ


    「!」バッ


    「……喧嘩!?」

    京太郎「なんでそうなる!?」

    「ち、違うよぉ!」


    京太郎「……と、とりあえず! 飯です飯!」

    「あ、お義兄ちゃん! こっちは私が作ったんだよ」

    京太郎「うん、美味いっす! 嫁にもらいたい!」

    「ふぇっ!?」カァッ

    京太郎(またやらかしたぁぁっ!!?)

    (誰にでも、言うんだ……)ムッ


    「あ、あははっ! お義兄ちゃんのお嫁さんにはなれないよぉ」マッカ アハハ

    京太郎「で、ですよね! あはは!」フハハハーン!

    「も、もうお義兄ちゃんったらぁ!」

    京太郎「ダメっすね、うん」


    (あれ、なんで……私、今……)

    207 = 1 :


    とりあえずこの辺でー

    じわじわと進行する感じで、何がとは言わんけど

    次回も早めに投下できればなって感じっす

    そんじゃまたー

    208 :

    乙。
    まあ最終的にはこども麻雀クラブの連中も含めてなし崩しハーレムになるんだけどね。
    前スレ見てたから俺は詳しいんだ。

    209 :

    宥姉とお昼一緒したいンゴねぇ

    210 :

    乙です。
    このいきなり好感度爆上したあとに少しずつあげていく感がいいっすなぁ

    211 :

    アラサーコンビ攻略したい

    212 :

    乙~
    どうせ全員堕とされるんだ~
    座薬担当は?

    213 :


    ユウチャーも可愛いんだが、レジェンドがツボった

    214 :


    俺もそうだが座薬担当はみんな気になるんだね

    216 :

    乙です
    レジェンド可愛い

    217 :

    どんどん好感度あがってくな
    ※ただしイケメンに限る

    218 :

    かわいいいい

    219 :

    予想だが今回の座薬係はアコチャーか綾ちゃんとみた

    220 :

    ここは(まだ)座薬スレじゃないだろ!いい加減にしろ!

    221 :

    遅かれ早かれ座薬スレさ

    222 :

    一見まじめな人ほどど、はまりするからなあ
    まあ鷺森レーンでおばあちゃんの前で羞恥プレイするあらたそも見たいんだけどね

    223 :

    前作の座薬をいつまでも引っ張ってきてウザいな

    224 :

    関係ない作者のスレでまで座薬座薬言い出すの本当にやめてほしい
    せめてこのスレの中だけで完結しててくれ

    225 :

    でも生乳って言っても怒らないでしょう?
    でもまあ座薬って言うの自重は必要だわな

    226 :

    座薬の代わりにネギ突っ込めば座薬って言われなくなるんじゃね?

    227 :

    ネキに見えて混乱した(困惑)

    228 :

    んじゃ、形の似てるボウリングのピン突っ込めばいいだろ?

    229 :

    お前ボウリングのピンが「つっこむもの」としてどれほどめんどくさいか知ってるのか?

    きちんと拡張してからでないと、あのくびれた部分が抜けなくなって大変なんだぞ?

    230 :

    >>229
    もしかしてその道のプロの方でしょうか?

    231 = 222 :

    よかったボーリングの穴の中に突っ込んだ猛者はこのスレにはいないな

    232 :

    >>231
    流石に排卵買ったから指で我慢したわ

    233 :

    変換ぇ・・・・

    234 :

    乙ー
    京ちゃんとの絡み方が宮守スレの時とまんま同じwwwこれが因果か…

    >>232
    どこで買ったかkwsk

    235 :

    誰の排卵に指を突っ込むんですかねぇ

    236 :

    なんかハイランダーをうまく変換できなくて
    排卵だーになったのを思い出した。そして托卵だーもいるのかと脳裏に浮かぶ

    237 :

    托卵で検索すると托卵女子なる言葉が
    あと托卵する生物ってカッコウ以外にも結構いるのな

    238 :


    いまこそ私が投下するとき!

    ってことで再開、もうどこからつっこめばいいかわからない
    あと座薬はたぶんおそらくきっとたぶん出さねぇから!

    239 = 1 :


    ―――放課後


    京太郎「ということで、ご無礼ロンです」ククッ

    「なにが、というわけで……よ!」

    穏乃「わわっ、私ちょっとやばめだ」

    晴絵「でも、案外似合ってるよねぇ、顔は良いし」クスッ

    「!?」

    晴絵「え、何その目は」

    「……お姉ちゃん!」

    「な、なに?」

    「ライバル!」ビシッ

    晴絵「……ち、ちがっ!」カァッ


    穏乃「はい、京太郎」スッ

    京太郎「いただきますと」

    「案外才能あるんじゃないの、数ヶ月でこれって」

    京太郎「でもまぁ、みんなにまだ勝てないしなぁ」ハァ

    「なに言ってんの」

    「勝たれたらこっちがショックになるし」


    京太郎「ま、初めて数ヶ月……いや、昔にちょっとやってたけど」

    晴絵「え、そうなの?」

    京太郎「親父たちから聞いた話によればっすけど」

    穏乃「そう言えば京太郎の家って行ったことないよね!」

    京太郎「来るか?」ケラケラ


    「いくいく!」

    京太郎「まぁ良いんっすけど」

    「お姉ちゃん、お義兄ちゃんのお家の人に挨拶のチャンスだよ!」

    「きょ、京太郎くんとはそんなんじゃないってばぁ」カァッ

    晴絵「ほら玄、宥も困ってるから」


    「でも、京太郎くんのおうちかぁ……」

    「あら、案外興味あるんだ……案外宥ねぇも満更でもない?」

    「はうっ、ち、違うよぉっ」マッカ

    240 = 1 :



    京太郎「違和感があるんだよなぁ……」

    「どうしたの?」

    京太郎「いや、なんだか違和感が、打ってると」

    「もう一回打つ?」


    京太郎「いや、今日の分は打った。その代わり休みに晴絵さんにたっぷりシゴかれたしな」

    「休みにハルちゃんと?」

    晴絵「あっ、いやっ、そういう意味じゃなくってねっ!」カァッ

    「そういう意味でこっちも言ってないわよっ!」マッカ

    「あぅっ」マッカ

    穏乃「どういう意味?」キョトン

    「さ、さぁっ?」マッカ

    「ハルちゃん……」

    京太郎(正直、赤土先生可愛いしなぁ、ありっちゃ全然ありなんだよなぁ)


    「コホン! と、ともかく……お姉ちゃんに聞いたし知ってるわよ」

    晴絵「あ、そ、そっか!」ホッ


    京太郎「とりあえず、そんなわけで大丈夫なんですよ」

    「でもいつの間に?」

    京太郎「いや、灼さんとこのボーリング場行ったらたまたま会って」

    「きたんだ」

    京太郎「はい、まぁ普通に何ゲームかしてから、昼御飯して、雀荘言って夜に帰って」

    「普通にデートコースじゃない」

    晴絵「そ、そう言えば……は、初デートが生徒になっちゃうなんてぇっ」エヘヘッ

    京太郎「お、俺も初デートが先生とは思いもしなんだ」ハハッ


    「むぅ……」

    (ん、これは宥ねぇまさか……)

    241 = 1 :


    ―――夜・自宅


    京太郎「ってことで今度大所帯呼ぶわ」

    須賀母「京太郎が咲ちゃん以外の女の子を!?」

    須賀父「咲ちゃんに連絡だ!」

    京太郎「絶対楽しそうにいじくりまわしてくるからやめろぉ!」

    須賀母「結局マジで咲ちゃんとはなにもなかったものねぇ」トオイメ

    京太郎「お互いそういうんじゃねぇからな」

    須賀父「かわいかったのに」


    京太郎「……お互いなんか違うってなぁ」

    須賀母「きっかけ一つで変わるものなのに」

    須賀父「そうだぞ、母さんと父さんだってそんなでもない感じだったけどちょっとした既成事実から」

    須賀母「余計なこと言わない」ニコッ

    須賀父「うん」

    京太郎「デキ婚だもんなぁ……」



    ―――その頃、赤土家

    晴絵「はぁ、絶対無理だしなぁ……」

    晴絵「そうだ既成事実!」

    242 = 1 :


    ―――翌日・朝・登校時

    タッタッタッ

    京太郎「おはようございます!」

    「あ、おはよう」ニコッ

    「あ、おはようお義兄ちゃん!」


    「あれ、お義兄ちゃん?」

    「あれだろ、松実姉妹と須賀」

    「ああ、そうかそうか、噂の」

    「すげえよなぁ……あの松実姉を攻略とか」

    「いや、妹を攻略して兄妹プレイなんじゃ?」

    「逆に考えるんだ姉妹丼と考えるんだよ」


    京太郎(好き放題言いやがって)

    「お義兄ちゃん、そう言えばどうだった?」

    京太郎(聞こえてねぇのかよ!)

    京太郎「土曜日なら、みんなまとめて良いっすよ」

    「やったねお姉ちゃん!」

    「えっ、な、なにが!?」


    京太郎「ま、ともかくそういうことで……あと灼さんがいれば、っていた。おーい灼さん!」

    「えっ、どうしたの?」

    京太郎「土曜日、空いてますか?」

    「うん、空いてるけど」


    「あれは!」

    「松実姉妹に飽き足らず!?」

    「しかも松実姉妹の前で!」


    京太郎(ちげぇから!)

    243 = 1 :


    ―――授業中


    京太郎(正直、玄さんが俺を“お義兄ちゃん”と呼ぶのが嫌だった)


    京太郎(そう“だった”のだ。最近それが嫌でない自分がいる)


    京太郎(俺が好きな女性は基本的にその胸が豊満だ。そしてどこかおしとやか)


    京太郎(宥さんは確かにそれにしっかりとあてはまるし、俺が好きになるのはおかしくはない)


    京太郎(だが、好きかと聞かれれば微妙なラインだ……確かに好きだがそれは他の子たちと同じ)


    京太郎(なんだこの感覚は、好きなのか? 嫌いなのか? それとも……)


    穏乃「京太郎!」

    京太郎「ハッ!」

    「聞いてんの? 休み時間にボーっとしちゃって」

    京太郎「す、すまんすまん……昼か」

    「宥ねぇが呼んでるわよ」


    京太郎「ああ、悪い悪い……一緒に食うか?」

    「邪魔しちゃ悪いでしょ」フフッ

    京太郎「玄さんも一緒だぞ?」

    「え゛っ、玄はくっつけたいのなにしたいの!?」

    京太郎「俺は知らんぞ」

    穏乃「たまに二人って難しい話するよね」

    「難しい話なんてしてない!」

    244 = 1 :


    ―――昼・部室


    京太郎「はて、最近時間経過が早いのなんの」

    「そうなの?」

    京太郎「そんな歳とった気はしないんですけどねぇ」

    「んー、楽しいと時間が早く感じるって聞いたことあるよ?」


    京太郎「やっぱ宥さんと玄さんといるのが楽しいんですかね」アハハ

    「お義兄ちゃんったら!」アハハ カァッ

    「でも、教室でもそんなに楽しいの?」


    京太郎「いや、楽しいには楽しいんですけど……むむ、てか悩み事してるからっすかね」

    「なにかあるなら、力になるよ?」

    京太郎「愛って、なにかなって」フッ

    「あ、愛!!?」ワタワタ

    「わ、私もそれは……」カァッ


    「というよりお義兄ちゃんに好きな人が!?」

    「えっ」

    京太郎「いや、そういうわけじゃないんですけど、って冗談ですよ」

    「なんだ冗談か、お姉ちゃん相手に腹をくくったのかと」

    京太郎「恋より麻雀ですよ今は」

    「両立も、良いと思うよ?」


    京太郎「器用な真似はできないっすよ……ってそうじゃなくて、麻雀ですよ麻雀」

    「麻雀、かぁ……」

    「今日も打ってみてなんか違うとこ探してみよ?」

    「それじゃ久しぶりに京太郎くんの後ろに行こうかなぁ」エヘヘ

    京太郎(久しぶりのおっぱいか)

    245 = 1 :



    ―――放課後・部室


    京太郎「ということで」

    「ん、んー……?」

    京太郎(おっぱい)


    「え、なにこれ……」

    「ん?」

    「……?」


    京太郎「なんか、気持ちいいぐらい調子いい!」

    晴絵「宥の胸が当たってるからじゃない?」ムス

    「えっ……ひゃわっ!」

    京太郎「あ、気づかなかった」

    京太郎(余計なこと言うなよ先生ぃ!)

    「図星だったりして」


    京太郎「そんなわけないっすよ」

    京太郎(そんなわけあるっすよ)


    (き、気づかなかったけど……意識、してなかったんだ……)

    京太郎(くっ、立てない……立ってるから!)

    246 = 1 :



    「なんで……」サァッ

    (顔色悪い……?)

    「うーん、微妙ね……ていうかどういうことかしらこれ」

    京太郎「よっし! リーヅモ三色ドラドラ……6000オール!」


    「わぁ、大きいね」

    京太郎(エロい)


    「……な、なにこれっ」

    「ちょっと気になることが一つ」

    「ん?」

    「これ、ドラが二つも来てる」

    「玄ちゃんがいるのに?」


    京太郎「そうですね、俺もドラが二つ」

    「わ、私は一つで……すぐに聴牌したんだけど」

    晴絵「うん、私も見てたけどこれは……ともなると」

    「うん」チラッ

    京太郎「俺?」

    穏乃「凄いじゃん京太郎!」


    京太郎「いやいやいや、そんなオカルトあり……」

    「?」

    「?」

    京太郎「えるんだよなぁ」

    晴絵「なんだろう、あと何回か打てばわかるかな?」

    京太郎「まぁそれは後日で今日はもう良いっす」

    「もうちょっと打てばいいのに」


    京太郎「いや、みんなに全国に行ってほしいからな……俺は」フッ

    「……ふん、好きにしなさい」クスッ

    穏乃「ありがと、京太郎!」

    京太郎(しかし、なんだこれ……むずむずする。下じゃなくて、心が)

    247 = 1 :



    京太郎「……ふむぅ」

    晴絵「京太郎?」ノゾキ

    京太郎「どわっ!?」ビクッ

    晴絵「そんな驚かないでも、ってどうしたの?」

    京太郎「いや……やっぱおかしいなって」

    晴絵「なにが?」


    京太郎「さっきのっすよ、灼さんにはきいてないように思えたんで」

    晴絵「ああ、そういえばそうだ」

    京太郎「だからちょっと自分の手牌を思いだしつつ……」

    晴絵「……よし、ちょっとなんとかしてみるか!」

    京太郎「ん?」


    晴絵「知り合いに頼んでみる。そっちに詳しい人がいるんだ」

    京太郎「……ありがとうございます、赤土先生」

    晴絵「晴絵、でも良いよ?」ボソッ フフッ

    京太郎「っ」ドキッ

    晴絵「なんてねっ♪」クスッ

    京太郎「えっと、その……う、うっす」コクリ

    晴絵「ま、あんたにできないとこは仲間がやってあげるよ。私やみんながね?」フッ

    京太郎「は、はいっ!」ニッ


    京太郎(やっぱ大人のお姉さんだなぁ)

    晴絵(よっしぃ! 京太郎! 顔赤くしてたしやったよね! ハルちゃん大勝利!)

    (鼻の下伸びてるよ……ハルちゃん)ホロリ

    248 = 1 :


    ―――帰り道


    京太郎「さて、そんじゃ玄さんに宥さん、また明日」

    「うん、また明日」ニコッ

    「お義兄ちゃん! お茶でもしてく!?」

    京太郎「ほら、こんな時間からじゃ」

    「ちょっとだけ! ちょっとだけだから!」

    京太郎「なんか玄さんに口説かれてる気分になってきた」

    「ふぁっ!? おおお、お義兄ちゃんをく、口説くなんてっ、そ、そんなことっ……」カァッ ワタワタ

    「えっと、わ、私からもその……お、お茶でも、どうかなっ?」


    京太郎「え、あ……まぁ、二人がそう言ってくれるなら、ちょっとだけ」ハハッ

    「そ、それじゃっ、ど、どうぞっ!」カァッ

    京太郎「いや、冗談ですからそんなキョドらないでくださいよ」

    「全然キョドってないよ!」

    京太郎(いやいやいや)

    「えへへ、どうぞ」

    249 = 1 :


    ―――松実館・宥の部屋


    京太郎(暑い……)

    「なんでお姉ちゃんの部屋なの?」

    「あ、あったかいかなぁって」

    京太郎「そうっすね!」グッ ダラダラ

    「汗流しながら言っても説得力ないよっ!」


    「ご、ごめんね?」

    京太郎「いやぁ、問題ないっす」

    「もう、お茶もってくるね」

    京太郎「ひえ」

    「冷えたやつ」

    京太郎「!」グッ

    「!」グッ


    「そんなに暑いかなぁ?」

    京太郎「割と」

    「……ごめんね?」

    京太郎「いえいえ、まぁ宥さんとこうしてのんびりしてられるなら安いもんですよ」

    「そ、それってどういう……」


    京太郎「にしても一年中こたつ出してます?」

    「うん、夏の暑い日は上げるけど」

    京太郎(夏の暑い日にしか上げない……?)

    「あっ、でもでも……京太郎くんが辛いなら、止めようか?」

    京太郎「いえいえ」

    京太郎(このこたつに宥さんは一年じゅう……こたつに頭を突っ込むのは許されないよなぁ)

    「あ、みかんあるんだぁ、痛まないようにするの大変なんだけど」

    京太郎(宥さんのロングスカートにかくれたパンストに頭突っ込みた……くっ、暑さで頭がやられてきた!)


    「食べる?」

    京太郎「え、あ、ああみかん、食べます」

    京太郎(宥さんのことかと思った)


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