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元スレ京太郎「君が望むレジェンドに」
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タイムスリップmのとはいえ望さんがふきゅるとは珍しいものを見た
乙です
乙です
時間出来たので今からはじめますーぅ
しっかり読み直してみたら誤字が多くてメゲるわ...
あと、今日は(今日から)京ちゃんがかなりロリコンになります(白目)
アラチャーが好きなんだから仕方ないね!ロリクロチャートカモダスヨテイサー ワハハ
灼のおばあちゃんの名前なんですが... ちゃんと決めた方がいいですかね?
そうしないとわかりずらいかなぁとおもいまして...
てか今のハルちゃんにイイトコまでいく京ちゃんってかなり強いよね...(震え声)
チョットツヨクシスギタワ...
まあ、こんなグダグダなスレですが始めていきます
少年帰宅中
京太郎「ただいま〜」
「あら、お帰りなさい」
灼「お、お帰り...」
ふむ...
京太郎「俺は今モーレツに感動している...」ジーン
ただいまを言ってくれる人がいるのがなんと素晴らしいことか!
(そうですね!すばらです!)
「ところで、転校初日の学校はどうだったかい?」
京太郎「まあ、普通だったよ」
京太郎「でも、学校に行けるなんて思ってなかったからね、嬉しいけど申しわけないというか...」
「いいんだよ、子供の仕事は勉学なんだからね」
「まあ、その分はバイトを頑張って貰おうかねぇ」フフフ
京太郎「うん、もちろんだよ」
ほんとうに灼のおばあちゃんには助かっている
京太郎「(いつか恩返しできるといいんだけど...)」
京太郎「ところで今日のバイトは何をすればいいかな?」
「そうだねぇ、玉を磨くのは昨日やってもらったからね... よし、今日は灼とカウンターをやってもらうよ」
京太郎「かしこまり!」
よし、灼のおばあちゃんのためにもがんばらないとな
京太郎「灼、一緒に頑張ろうぜ!」
灼「う、うん...」
ボウリング場
「あら、灼ちゃん! 今日はカッコイイお兄ちゃんと店番やってるのね」
灼「あ、あぅ...///」
京太郎「あ、ありがとうございます」
「もしかして灼ちゃんの彼氏かい?」
灼「ち、ちがう...///」
灼「き、京太郎はそんなのじゃな///」アセアセ
このボウリング場には灼のおばあちゃんの知り合いだろうお年寄りの客が多い
だからこそさっきから絡まれまくっているのだが...
京太郎「(照れてる灼がめちゃくちゃかわいい)」
うん、なんかもうヤバイねこれ... 破壊力あり過ぎだわ
もう俺、ロリコンでもいいや...
※注意 このアラチャーはまだ6歳です...
どこぞの副会長(そうだろう!そうだろう!)
京太郎「(ん?いま謎の声が聞こえた気が...)」
バイト終了後
京太郎「灼、大丈夫か?」
灼「///」プシュー
京太郎「(うん、だめだなこれ イチイチカワイイナオイ!)」
それにしても...
京太郎「(昔もよく灼と店番したっけなぁ...)」シミジミ
まあ、あの頃と違って俺は高校生だけどな
京太郎「(今の俺なら灼もちゃんと見てくれるんだろうか...)」
うーん、わっかんねー
京太郎「(まあ、これからも頑張っていくか!)」
京太郎「ふわぁ〜」
眠いなぁ...
しかし結構暖かくなってきたな... そういえばもう5月か
京太郎「(うーん、やっぱり眠い! という訳でもう一眠り、おやすみー)」グゥ
灼「朝、おきる」
京太郎「Zzz...」スヤスヤ
灼「起きて!」
京太郎「ほわぁ!?」
灼「やっと起きた...」ハァ
京太郎「あ、灼か...びっくりさせないでくれよ...」
灼「京太郎が起きないから...」
京太郎「う、それは悪い...」
このとおり、灼もすっかり慣れたのだろう
俺が起きてこない時は起こしに来るようになった
京太郎「(新婚かな?)」
※注意 このアラチャーは7歳です(アラチャーの誕生日を忘れるやつなんていないよなぁ!)
灼「じゃ、はやくおりてくる」バタン
京太郎「・・・着替えるか...」
眠いなぁ...
しかし結構暖かくなってきたな... そういえばもう5月か
京太郎「(うーん、やっぱり眠い! という訳でもう一眠り、おやすみー)」グゥ
灼「朝、おきる」
京太郎「Zzz...」スヤスヤ
灼「起きて!」
京太郎「ほわぁ!?」
灼「やっと起きた...」ハァ
京太郎「あ、灼か...びっくりさせないでくれよ...」
灼「京太郎が起きないから...」
京太郎「う、それは悪い...」
このとおり、灼もすっかり慣れたのだろう
俺が起きてこない時は起こしに来るようになった
京太郎「(新婚かな?)」
※注意 このアラチャーは7歳です(アラチャーの誕生日を忘れるやつなんていないよなぁ!)
灼「じゃ、はやくおりてくる」バタン
京太郎「・・・着替えるか...」
学校
京太郎「お、晴絵おはよう」
晴絵「お、おはよう キ、キョウタロウ... ///」
んー、まだぎこちないけど...
京太郎「(最初のほうに比べたら凄い進歩だな)」ウンウン
晴絵「キ、キョウタロウ.ソノ...//」
キーンコーンカーンコーン
ジュギョウハジマルゾー、セキツケヨー
京太郎「じゃ、また後でな晴絵」
晴絵「え...あ、うん」
ラショウノクニハー
京太郎「(さーて、今日も1日頑張るぞい!)」
放課後
晴絵「き、京太郎!ちょっといい?」
京太郎「お、おうなんだ?」
京太郎「(晴絵の方から話してくなんて! 珍しいなおい!)」
晴絵「じつは今日、望が風邪で学校休んでさ... お見舞いに行こうと思うんだけど...」
晴絵「よ、良かったら京太郎もいかない?」
京太郎「ああ、もちろんいくよ 」
しかし風邪か...
望のやつ大丈夫かな?...
神社
望「それでわざわざ来てくれたのー、ありがとね」
京太郎「そりゃ望のためならいつでもどこでも駆けつけるぞ」イケメンスマイル
望「ふ、ふきゅ〜〜〜///」タイオンジョーショー
晴絵「ち、ちょっと京太郎!望の熱さらにあげてどうすんのよ!」
京太郎「い、いやそんなつもりは」アセアセ
キングクリムゾン!
晴絵「まあ、大したことなくて良かった」
京太郎「熱もあんまり無いっぽいしな」
晴絵「誰かさんのせいでさっきまで上がってたけどね」ジトー
京太郎「う...だから悪かったって」
京太郎「(真面目に言ったつもりだったんだけどなぁ...)」
望「うん、二人とも心配かけてごめんね」
望「明日からはちゃんと行けるから」
オネーチャーン ガラッ
憧「だいじょーぶ?」
晴絵「あ、憧ちゃんこんにちはー」
望「もう...風邪が移るかもしれないから来ちゃダメって言ったのに...」
憧「でも、おねーちゃんのこと心配で...」
憧!? そういえば昔はこんなんだったっけ? (そうだじょ)
これが10年後はあーなるのか... 女ってのはどうなってんだまったく...
京太郎「(まあ、挨拶しとかないとな)」
京太郎「憧ちゃん? でいいのかな?」
京太郎「俺は宮本京太郎、一応望の友達でもあるからこれからよろしくね」
憧「うん、よろしくね」
京太郎「(なん、だとっ...)」
憧が男と普通に話せるなんて...
初対面のときなんてあんなにビビってたのに...
京太郎「(しかし...)」ジー
憧「?」クビカシゲ
か、かわいい!こっちの憧も普通に可愛いな//
なんか...こう保護欲を掻き立てられるというか...
京太郎「」ナデナデ
憧「えへへ//京太郎お兄ちゃん、くすぐったいよ〜//」ニパー
ぐおぉおお!な、なんて破壊力だ!
京太郎「(父親の気持ちってこういうものなのかもしれないな...)」ナデナデ
(チチオヤノキモチニナルデスヨー)
晴絵「京太郎」ジトー
望「京太郎くん」ジトー
京太郎「ハッ!?」
やばい、時間を忘れるところだった...
それほどまでにヤバイもんだぜこれは
晴絵「もしかして京太郎ってロリコン?」サメタメー
望「小さい子が好きなんだ」サメタメー
京太郎「い、いや違うから!」
京太郎「なんていうか...こう、父親ってこんな気分なのかなーって思ってさ アハハ...」ニガワライ
晴絵「ふーん」ジトー
望「へー」ジトー
いや、だから違うから!
京太郎「(ど、どうしたら「じゃあ」....ん?)」
憧「おねーちゃんかはるえおねえちゃんがお母さんだねっ!」ニパー
やだ天使... この娘欲しいんだけど(真顔)
晴絵「そ、ソンナコトキュウニイワレテモ///...」
望「ふきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜///」バタン
京太郎「あっ!望! おい大丈夫か!?」
テ、ネツマタアガッテルシ!
マ、マダワタシタチニハハヤイヨ///...
オイハルエ!テツダッテクレ!
テ、テツダウッテ!?モ、モシカシテ///...キュ~~~///
ア、オイハルエ! オマエモシッカリシロ!
憧「なかよしだねっ!おねーちゃんたち」ニコニコ
今日はここまでです。
なんかロリアコチャーに全部持っていかれた気がしますが多分気のせいです(白目)
ロリニハカテナカッタヨ...
(だからヒロインはアラチャーだっつってんだろ!!)
次の更新は明日になります
目指せ!望さんの1日一回ふきゅ///
灼のおばあちゃんの名前でいいのを思いついた人はコメント下さいm(_ _)m
このスレ大好きでした
人気がある作品って大抵アンチがいると思うので次はアンチ気にせずやってほしいなあ
雑談スレも例えば禁書スレなんて一方SS嫌いの嵐が酷いから隔離スレとして立てられたくらいで
アイマスSS雑談や艦これ雑談スレも潰れてるし基本色んなスレを見るのが面倒くさいという荒らしが集まったりして
荒らすためのネタ探してるスレになってるので気にしないようにしてほしい
人気がある作品って大抵アンチがいると思うので次はアンチ気にせずやってほしいなあ
雑談スレも例えば禁書スレなんて一方SS嫌いの嵐が酷いから隔離スレとして立てられたくらいで
アイマスSS雑談や艦これ雑談スレも潰れてるし基本色んなスレを見るのが面倒くさいという荒らしが集まったりして
荒らすためのネタ探してるスレになってるので気にしないようにしてほしい
予定通り、今からはじめるけぇの!
>>72 確かにそっちの方がいいですね!
アラチャーの言葉の最後って見極めるが難しくって...(´・ω・`)
でも、頑張ります。
今日の投下スピードはかなり遅くなると思いますが、お許しを...
では始めていきます
日曜日
京太郎「(日曜日なのに早く起きてしまった...)」
今日はバイトも休みだし...どうするかなぁ...
京太郎「(んー、雀荘でも行くかな)」
京太郎「ん?、灼?」
灼「おはよ...京太郎」
京太郎「今からどっか行くのか?」
灼「ん...玄のところで麻雀打ちに行く」
京太郎「(玄の所ってことは...松美旅館のことだな)」
麻雀か... ちょうど雀荘に行こうかと考えてたとこだし...
京太郎「よし、俺も行っていいか?」
灼「!?...京太郎麻雀打てるの?」
京太郎「ああ!、これでも一応麻雀部に入ってんだぜ」ドヤァ
灼「わ、わかった...じゃ、行く」
京太郎「おう、行こうか」
そういえば玄先輩や宥先輩もいるんだよな...
...そういえば何故か松美旅館の思い出がないんだよなぁ...俺...
松美旅館
玄「いらっしゃい!灼ちゃん」
灼「ん...今日も麻雀しに来た」
玄「あれ? そこのお兄さんは誰?」
灼「うちで働いている京太郎...麻雀出来るらしいから連れてきた」
京太郎「よろしくな、玄ちゃん?でいいのかな?」
玄「よろしくお願いしますのだ!京太郎お兄ちゃん!」
玄「あと、玄でいいですのだ!」
京太郎「お、おう、 玄...でいいか?」
玄「はい」ニコニコ
京太郎「(憧に続いて2人目のお兄ちゃん呼びだと!?...)」
しっかしやっぱり可愛いな...この人
京太郎「(いかん!父性の気持ちが...抑えられん...)」ナデナデ
玄「はわわ///お兄ちゃん、どうしたの?//」ノゾキアゲー
京太郎「いや、玄がかわいいからついな」ナデナデ
玄「あ、ありがとう...///」ウツムキ
灼「むっ...」
灼「(デレデレして!...)」
灼「(でもどうしてだろ...少し胸が痛...)」
>>79 また間違えてしまった...orz
申しわけない...
「あら、玄ちゃん お客さん?」
玄「はい!仲居さん」
玄「灼ちゃんと京太郎お兄ちゃんですのだ!」
「まあまあ...よろしくお願いしますね」ドタプーン
その時京太郎に電流走る
京太郎「(な、なんと素晴らしいおもちなのか!)」
京太郎「(E...いや!Gはあるぞこれ!)」
京太郎「(ハッ!?つい玄先輩のクセが...)」
見たっていいじゃない おもちなんだもの
みつお
京太郎「(当の玄先輩こと玄の様子はっと...)」チラッ
玄「じゃあ灼ちゃん!京太郎お兄ちゃん! いこ!」
が、玄... これを華麗にスルー
京太郎「(なん、だとっ...)」
まさかあの玄先輩が!? おもちに対して全くの無反応だと!?...
京太郎「(...そういえば玄がおもちに執着してたのはどうしてだろ?)」
...なんか大事なことがあった気がするんだけどなぁ...思い出せないや
玄「じゃあよろしくお願いします!」
灼「よろしく...」
「後引っ掛けとはうちの事や!よろしくお願いするで!」
「よろしくお願いする」テルテル
対局後
玄「負けちゃった...」ウルウル
灼「勝てな...」ガックシ
うん、あれは勝てないわ...
京太郎「(あの2人...見たことある気がするんだが...)」ウーン
京太郎「まあ、元気出せって! 次は俺が打つからさ」
玄「うん、お兄ちゃん頑張ってね!」
灼「頑張る」
京太郎「おう、任せとけ」
私はただ見入っていた
京太郎「リーチ!」
彼がただ上手いだけではない...
打ち方そのもの...ましてや牌の待ち方、切り方までもが彼女の心を強く引き付けたのである
京太郎「ツモっ! チャンタ三色で6000 3000ですね」
「くっ、うちの親が...」
「お菓子が...」グゥー
「メゲるわ...」カタカタ
灼「(京太郎...凄く上手...)」
まるで自分かま恋する乙女のような気持ち...
しかし灼は恋などまだした事がない
だからこそ、彼女はその気持ちが憧れなのか...はたまた別の気持ちであるのかなど知るよしもないのだ
そしてそれは...灼にとって最初の「レジェンド」 に彼がなった瞬間でもあった
京太郎「お疲れ様でした」
「お疲れ〜、あんた強いなぁ」バシバシ
京太郎「ありがとうございます、てか痛いですよ!」
「お菓子を所望する」ムッフー
京太郎「..このポッキーをどうぞ」
「...君はいいひと」キラキラ
「お疲れやで...」カタカタ
京太郎「カタカタ言ってるの大丈夫ですか?」
まあ...
京太郎「(何とか勝てて良かった)」フゥ
灼たちに情けない姿を見せるわけにはいかないからな
玄「お兄ちゃーん!」ダキッ
京太郎「お、おい」
玄「すっごくかっこよかったよ!」キラキラ
京太郎「ありがとな、玄」ナデナデ
玄「えへへー///」テレテレ
灼「京太郎!」
京太郎「ん?どうした?」
灼「うん...かっこよかった...///」
京太郎「おう、灼もありがと」ナデナデ
灼「...///」カァー
いやー、しかし灼にカッコイイと言われるなんてな
京太郎「(ヤバイ...凄く嬉しいわ)」ニヤニヤ
しかし...
さっきから灼の様子がおかしいような...
なんかチラチラとこっち見てくるし...
京太郎「(これはもしかして...ナデナデが嫌だったのか!?)」
(それは違うじぇ)ヤレヤレ
京太郎「(灼に嫌われたら俺...)」ドヨーン
玄「お兄ちゃん、大丈夫?」
灼「...京太郎の顔みるのはずかし...///」
はい、今日はここまでです。
話が思い付かず...投下がかなり遅くなって申しわけない...
アラチャーがチョロいのは、京ちゃんの師匠がレジェンドであり、うち筋が瓜二つだからです、仕方ないね
あと、あの方達はモブであり、決して本人じゃないです
(本人なら絶対勝てない...(震え声))
アラチャーの初めての憧れの人に京ちゃんがなったのであって、ハルちゃんにも後で憧れるシーンがあります(あるはず)
次はまた明日になると思います
いまから投下していくぞオマエらー!!
今日もすっごいゆっくりの投下になります ゴメンネ...
ほんと他のスレ主の人はすごいと思います(なんであんなに早く書けるんや!)
今日はちょいとシリアスになります
それでは投下していきますーぅ
京太郎「今日も雨か...」
すでに6月になり、鬱陶しい梅雨の季節となった
この季節になるといつも憂鬱な気持ちになるな...
京太郎「(なんかあったっけなぁ...?)」
京太郎「(しかし雨だと学校に来るのも面倒だな)」フゥ
望「おはよ、京太郎くん」
晴絵「おはよ」
京太郎「おう、おはようさん」
晴絵「ね、京太郎、今日ヒマ?」
望「ちょっとついてきて欲しい所があってね...」
ついてきて欲しい所?
...いったいどこだ?
京太郎「まあ、いいけど」
晴絵「じゃあ、今日の放課後ね」
望「忘れちゃダメだよ?」
京太郎「りょーかい」
病院
京太郎「え? ここって病院だよな?」
晴絵「うん、そうだよ」
なぜだ?俺は、病院を恐れてる...?
晴絵「ここだよ」
そこの扉を開けると...
露子「あら、晴絵ちゃん、望ちゃん、いらっしゃい」
露子「あと...その男の子はどっちのボーイフレンドかしら?」フフフ
晴絵「ちがっ!/// そんなんじゃないから!///」アセアセ
望「ふきゅっ/// ち、ちがいますから//」
露子「あらー、そうなの?」ニヤニヤ
京太郎「...」
俺は...目の前の人を見て何も言えなかった...
何故、俺には松実旅館での記憶が無かったのか...
いま、頭の中で繋がった
京太郎「(そうだ、俺は...)」
無理矢理忘れていたのだ...辛い現実から逃れたいがために...
元の時代での露子さんは俺にとってもう1人の母親のような存在だった
露子「じゃあみんな、一緒に遊びましょうか」
「「はーい」」
どんな子供にもやさしくて、よく松実旅館に灼と行っては遊んでもらっていた
露子「あら、京太郎くん、灼ちゃん、いらっしゃい」
京太郎「こんにちは!」パァ
灼「京太郎...早」ハァ
しかし...
俺が4、5歳のときだったか...露子さんは病気になってしまった
京太郎「露子さん!大丈夫?」
露子「ええ、大丈夫よ」ニコニコ
露子「もうちょっとしたら退院出来ると思うから」
露子「その後はいっぱい遊びましょうね」
京太郎「うん」ニパー
当時の俺はすぐに退院できる...また一緒に遊んでもらえる...と思っていたのだ...
しかし、露子さんの具合は悪くなる一方だった
京太郎「(確か...あと二週間ほどだったな...)」
露子さんの命日まで...
晴絵「ど、どうしたの!?京太郎」
望「そうだよ、大丈夫?」
京太郎「...あ、わるい、 ちょっと考え事してて...」
晴絵「それならいいんだけど...」
露子「...」
露子「晴絵ちゃん、望ちゃん、ちょっと席を外してくれないかしら」
露子「彼と2人で話がしたくて」ニコ
晴絵「えっ!? でも...」
露子「晴絵ちゃん、お願い」
晴絵「わ、わかりました、ほら望いくよ」
望「う、うん」
晴絵「京太郎...あとでね」
京太郎「ああ...」
露子「さて、君の名前は?」
京太郎「...宮本京太郎です」
露子「京太郎くんね、よく玄があなたのこと話してくれるのよ」フフフ
露子「カッコイイお兄ちゃんが出来たってね」
京太郎「はあ...」
俺は...この人とどう接すればいいのだろうか...
俺は...俺は...
露子「あなた、泣きそうな顔してるわよ」
京太郎「っ...」ゴシゴシ
くそっ...だめだ...
こんなところで泣くわけには...
露子「いいのよ」
京太郎「えっ...」
露子「何かあったんでしょ? 辛い時は泣いていいのよ」
露子『「なんだって、私はみんなのお母さんでもあるんだから」』
ああ...やっぱりこの人は俺が大好きだった人なんだな
京太郎「ありがとう...ございます...」ポロポロ
露子「うん」ヨシヨシ
露子「私ね、多分もうすぐ死んじゃうと思うわ」
京太郎「...」グッ
露子「自分のことだもの...嫌でもわかっちゃうわ」
京太郎「...どうして...そんなことを俺に?...」
露子「なんででしょうね」フフ
すると露子さんは
露子「あなたはなぜか特別な感じがしてね」
露子「なんだろう...みんなを守ってくれるような...そんな感じ」ニコニコ
露子「だからね...」
そういうと...
露子「玄ちゃんや晴絵ちゃん達を...みんなを守って欲しいのよ」
京太郎「...俺が?...」
露子「これから色んな事があの子達に起こると思うわ」
露子「だから...あの子達の事を見守ってあげられないことが唯一の心残りなの」
露子「もちろん、あの人もだけどね」フフ
京太郎「...あなたは無責任だ」
京太郎「俺に...俺に押し付けないでくれよ!」
ちゃんと...
京太郎「ちゃんと...自分の目で俺達のことを見守っていてくれよ!」ボロボロ
露子「そうね...」
出来るならそうしたかった...
でも私の命はここまで...
でも...例え死んでも
露子「(ずっと...ずっと空の上から見守っているから)」ポロポロ
あの小さかった京太郎くんが大きくなったね
でも泣き虫なところは変わってないのかしら フフフ
二週間後
玄「ぐすっ...おがーーざん」ビェーン
宥「寒い...寒いよおかーさん...」ポロポロ
灼「おばさん...」ポロポロ
憧「お゛ね゛ーーちゃ゛ーーん」ビェーン
望「憧っ...うん...うん...」ポロポロ
晴絵「早すぎるよ...露子さん...」
京太郎「...」グッ
俺達は露子さんの葬式にきていた
参列者が多いのは、それだけ露子さんが多くの人に慕われていた証拠なのだろう...
でも...
俺は...俺はどうしたらいいんだろうな...
露子さんは言ってた
俺にみんなを守ってほしいと...
でも...
京太郎「(でもそんなこと...俺に出来るのか?...)」
みんなが泣いているのをただ見ることしかできない俺が...
それだけ俺は無力なんだよ...
京太郎「(その言葉は...俺には重すぎるよ...)」
露子さん...
晴絵「京太郎」
京太郎「ああ、晴絵か...どうした?」
晴絵「いや、元気なかったからね」
京太郎「お前もだろ、無理すんなって」ナデナデ
晴絵「む、無理してなんかないし...」ポロポロ
京太郎「落ち着いたか?」
晴絵「うん、ありがとね」
京太郎「そりゃどういたしまして」ハハッ
晴絵「...ねえ京太郎...よかったらさ...私の話を聞いてくれない?」
私ね、麻雀を初めたのって露子さんの影響なんだ
露子さんに誘われてね、そうしてるうちにハマっちゃったの
あの人は本当に色んなことを教えてくれたの
本当のお母さんみたいに暖かくてね...とっても大好きだった
(ああ、俺もだったよ)
でも私、あの人になにも返せなかった...
貰うだけもらって...大きくなったら色々してあげようとおもってたのにさ
その前にいなくなっちゃった...
だからこそね...
晴絵「私は...私は麻雀でプロになる」
晴絵「プロになって...あの人が教えてくれたものを示していきたい」グッ
晴絵「そうすればね...少しは貰ったものを返せるかなってさ」ハハハ
晴絵「だからさ...これから麻雀頑張るよ」
晴絵「頑張って...インターハイ頑張るから」
...京太郎も見ててよね
ああ...もちろんだ...
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