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    元スレ八幡「あれから5年後……」

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    201 = 180 :

    仮面『たしか、またがってナイフを突きつけたらしいな』

    カマセ「あ、ああ、そうだよ。で、でもなんであんたそんなこと――」

    仮面『』グイッ

    カマセ「なっ!」

    仮面『』ブンッ

    バタッ

    202 = 180 :

    カマセ「ぐっ……ゴホッゴホッ!」

    仮面『こうやって馬乗りになったんだろ?』グイッ

    カマセ「そ……そうだけど……ちょっ! やめっ! 頼む、なんでもするから!」

    仮面『ただナイフはないんだ、残念ながらな』

    カマセ「お、お願いします! な、なんでもし――う"っ……」

    グググググ……

    カマセ「あがが……ぅぐ……」

    仮面『……』ギュー

    カマセ「やべで……ぐびが……ぁ"……」

    仮面『痛いか? でも無理だ』

    ボキッ

    仮面『……』




    警官「おい君! そこで何してる!」

    203 = 180 :

    警官「おい君! そこで何してる!」



    仮面『ん?』

    警官「な、なにをしてるんだ!?」

    仮面『……何をしていると思う?』

    警官「うっ……」

    仮面『?』

    警官「……」チラッ


    カマセ「」 DQN1「」 DQN2「」

    204 = 180 :

    警官「……か、彼らは?」

    仮面『死んでいる』

    警官「き、きみがやったのか?」

    仮面『他に誰がいる?』

    警官「わ、わかった。いいか、落ち着きなさい」

    仮面『落ち着いている。この上なくな』

    警官「っ……と、とりあえず、手を挙げてひざまずけ。抵抗はするなよ」

    仮面『ああ、もちろん』

    スッ

    205 = 180 :

    警官「……よ、よし。――あーあー、こちら……ってあれ?」

    仮面『無線で連絡を取ろうとしているのか? ならできないぞ』

    警官「……ど、どうしてだ」

    仮面『あたり一帯を電波妨害してるからだ。無線はもちろん、電話だって通じない』

    警官「なっ……お、お前何者だ!」

    仮面『何者でもない。このマスクをかぶっている以上はな』

    警官「くっ……なら俺がそのマスクを剥がしてやる。いいな、動くなよ!」

    仮面『ああ』

    206 = 180 :

    トコ

    警官「……」

    トコ

    警官「……」

    トコ

    仮面『……』

    警官「い、いいな。外すぞ?」ソォー


    仮面『銃は構えなくていいのか?』


    警官「えっ――」

    仮面『』ゴンッ

    207 = 180 :

    スタスタスタ

    傭兵A「お呼びでしょうか?」

    仮面『こいつらを目立つとこに飾っとけ。そうだな……◯◯財閥のビルなんかがいい』


    カマセ「」 DQN1「」 DQN2「」 


    傭兵A「わかりました。この警官はどうしますか?」

    警官「」

    仮面『……一緒に飾っておけ。いいアクセントになる』

    傭兵A「了解。――おい!」

    ダッダッダ
    スッ
    ダッダッダ…


    傭兵A「……」

    仮面『……』

    傭兵A「……火はつきましたか?」

    仮面『ああ。派手に燃え上がるぞ』

    208 = 180 :

    一旦ここまで。また夜にでも
    くさいセリフはほとんど、映画やドラマからパクってきたものです。見覚えのある方もいるかも

    211 = 179 :

    おつ
    この八幡5年間何してるんですかね…

    212 :

    乙です!
    続き、気にする

    213 = 212 :

    >>212
    間違えた…

    215 :

    乙。殺しに慣れてるな

    216 :


    >>212
    外人さんが日本語覚えたてみたいな感じがする

    217 :

    厨二心をくすぐるな

    218 :


    原作の大富豪と違って八幡が社会的・経済的に一般人なのが面白いね(戦闘面で一般人とは言っていない)

    219 :

    警官さん死んじゃったの?汚職警官なら別に良いが

    220 :

    弓でもフード被るでもなく傭兵・仮面だとアローというよりデスストロークかな

    221 :

    剣に生き…剣に斃れ

    222 :

    仮面ってことはDIO的な…?いやそんなまさかな

    223 :

    ??「それも私だ」

    224 :

    ここで聞くことじゃないだろうけど、原作というか素材にした映像なりゲームなりがあるのなら教えて欲しい

    225 :

    そういうのは終わった後にしろよ

    226 :

    自分で調べろや中学生かよ

    227 :

    この仮面一体何者なんだ…………

    228 :

    >>224
    やはり俺の青春ラブコメは間違っているってラノベだろ

    229 :


    なんか始まった

    230 = 180 :

    補足です
    アニメにも出てきた美浜大橋、あの大通り沿いには雑木林が多く、またホームレスも実際ちらほら住んでます、たしか。
    小町と八幡が襲われた稲毛海浜公園もその大通り沿いにある公園です。原作の舞台になった高校も近くにあります。

    231 :

    聞いてねえよ

    232 :

    それは私のお稲荷さんだ

    233 :

    『ニュースです。今日午前5時頃、東京都千代田区◯◯財閥本社ビルの玄関付近に、計4名の男性と思われる、身元不明の遺体が発見されました……』


    管理官「……と、メディアにはただの殺人事件として取り上げられているが、事態はもっと深刻だ!――警部1、状況を説明してくれ」

    警部1「はい。計4名のうち、2名は身元不明ですが、残り2名は確認ができています。お手元の資料を見て下さい」

    ペラッ

    警部1「一人目の被害者は、カマセ イヌ。遺体発見現場でもあるビルのオーナー、◯◯財閥社長の一人息子で、**大学の3年生。死因は頸髄損傷による窒息死」

    ザワザワザワ

    警部1「次いで二人目の被害者は、警官。船橋警察署海神交番勤務の巡査。死因は頚動脈閉塞による脳死です」

    ナンダト! ソレハホントウカ ケイカンゴロシダト?

    ザワザワザワ…


    警部1「詳しい死因の説明を、医師さんよろしくお願いします」

    医師「はい。まず共通点は4人とも首を骨折しているという点です。顎のあたりから耳に向けて、相当強い力で捻られたのかと思われます。これにより、頸髄損傷や頚動脈閉塞を引き起こしたのでしょう。――以上です」

    ソクシ? ソクシダト… ドウユウコトダ!


    警部1「ありがとうございます。――また鑑識によると、指紋やその他の情報など、一切発見できなかったとのことです。おそらく、プロによる犯行かと思われます」

    234 = 233 :

    管理官「いいか、よく聞け! ◯◯財閥のご子息が殺されたことにより、上もピリピリしている……あまつさえ、この犯人は我々の同胞も殺した。なんとしてもこの手で捕まえるぞっ!!」

          「 「『ハイッ!!!』」 」
      
    管理官「分担はさっき言った通りだ! 全員ただちにかかれ!」

    ダッダッダ


    先輩刑事「行くぞ新米っ! 俺たちは聞き込みだ!」








    葉山「は、はいッ!」

    235 = 233 :

    TV『ニュースです。今日午前5時頃、東京都千代田区◯◯財閥本社ビルの玄関付近に、計4名の男性と思われる、身元不明の遺体が発見されました……』


    小町「へぇ〜……」


    トコ トコ

    八幡「……」ヨロヨロ

    小町「あ、お兄ちゃんおはよう」

    八幡「ん、おはよう」

    小町「もう10時だよ。夜更かしでもしたの?」

    八幡「ん……まあそんな感じ」

    小町「ごはんあっためて食べてね」

    八幡「……ん」ヨロヨロ

    236 = 233 :

    八幡「……なんかさっきから同じニュースやってるな」モグモグ

    小町「殺人事件だって〜、怖いね」ピコピコ

    八幡「殺人?」

    小町「うん。なんか4人殺されちゃったみたいだよ」ピコピコ

    八幡「ヘ〜……」

    小町「……」ピコピコ

    八幡「……小町」

    小町「ん〜、なにー?」ピコピコ

    八幡「いや、なんでもない……」

    237 = 233 :

    とある場所



    傭兵A「早速報道されましたね」

    仮面『ああ、だが警察も全ては公表していないらしい。混乱を避けるためか』

    傭兵A「そのようです」

    仮面『どのみち、今頃血眼になって犯人を探しているだろう。警官殺しは奴らを奮い立たせる』

    傭兵A「はい。――で、これからはどのように?」

    仮面『まずは裏社会の悪党どもに去ってもらう。この街に2つも悪は必要ないからな』

    傭兵A「おっしゃる通りです」

    238 = 233 :

    仮面『……例の件は調べたか?』

    傭兵A「はい」

    仮面『話せ』

    傭兵A「……現在、東京を中心として裏社会を牛耳っているには主に3つの勢力のようです」

    仮面『……ほう』

    傭兵A「一つ目は日本のヤクザ、山田組。二つ目は中国マフィア、三口会。そして三つ目はロシアンマフィア、ブラドヴァ」

    仮面『……日本も随分侵略されたようだ。で、状況は?』

    傭兵A「はい。現在どの勢力も均衡を保っているとのこと」

    仮面『……なるほど。それとつながりのある企業は?』

    傭兵A「どの勢力も多数ありますが、主な資金源は◯◯財閥だと思われます。――ここまで予想した通りですね」

    仮面『……だろうな』

    傭兵A「この三つには既に仲間が潜伏しているので、逐次情報は流れてくるでしょう」

    仮面『そうか……どのみち叩かなければ頭も出さない連中だ。まずは引きずり出すぞ、表へとな』

    傭兵A「了解」

    239 = 233 :

    金曜日:午後10時頃
    稲毛海浜公園


    家無し1「おい大丈夫か、家無し2?」

    家無し2「くそ、あいつ許せねー。俺の腕をこんなにしやがって……」

    家無し3「……」

    カサカサ

    家無し2「あ? 誰かそこにいるのか?」

    家無し1「ん?」

    家無し3「どうかしたか?」

    家無し2「いや、いま何かいた気が……」

    240 = 233 :



    仮面『こっちだ』



    家無し2「うわッ! なんだこいつ!」

    家無し3「っ!」

    家無し1「だ、誰だ!」

    仮面『静かにしろ。危害を加えるつもりはない』

    家無し1「危害って……まずなんだよそのマスクは……」

    家無し2「……あ、あんた何もんだ?」

    仮面『何者でもない」

    家無し1「は? 何言って……」

    仮面『お前たちに仕事を頼みたい』

    家無し2「仕事? 俺たちに?」

    仮面『そうだ。いたって簡単な仕事だ。報酬は……そうだな、1人30万だ』

    家無し1「さ、さんじゅうまん!?」

    家無し2「そんなうまい話あるわけねーだろ。冷やかしは帰ってくれ」

    仮面『ところがある』ペラッ

    241 = 233 :

    家無し3「な、なんだよそれ……」

    仮面『みてわかるだろ? 1万円札だ』

    家無し1「そ、それ、どうすんだよ……」

    仮面『お前らにやろう。ほら』スッ

    家無し2「……そ、それ受け取ったらやらねえといけないとか、そういうんじゃねーだろな?」

    仮面『いや。全く』

    家無し1「……」チラッ

    家無し3「……」チラッ

    家無し2「……ッ」サッ

    家無し1「あ! おい家無し2! せこいぞてめぇ!」

    家無し3「そ、そうだ! 普通は3人で分け――」

    仮面『あと2枚ある』ペラッ

    家無し1、2「……」ゴクリッ

    242 = 233 :

    家無し2「あ、あんたいいやつだな。誤解して悪かったよ……」

    仮面『なに、仕事をすればもっとやる』

    家無し1「その仕事ってなんなんだ? 1人30万って……」

    仮面『いたって簡単だ。明日、ある場所にいてくれるだけでいい』

    家無し3「ある場所?」

    仮面『ああ。――おい、地図を」

    傭兵A「……」スッ

    家無し1「ッ!? あ、あんたまたどっから!」

    仮面『気にするな』

    243 = 233 :

    バサッ

    仮面『……わかるか? ここだ』

    家無し2「……◯◯銀行本店?」

    家無し1「って、ここって銀座じゃねーか」

    仮面『そうだ』

    家無し1「あんた無理言うな。俺たちみたいな人間が、銀座の町なんか歩けねーよ」

    仮面『それは問題ない。――おい』

    傭兵A「……」スッ

    家無し3「なっ……またどっから……」

    仮面『これを着てもらう』パカッ

    家無し2「ス、スーツか?」

    仮面『ああ、好きなのを選べ』

    家無し1「……じゃあよ、これを着て明日、その◯◯銀行本店にただ居ればいいってことか?」

    仮面『その通りだ。明日の正午ぴったりに、中にいてくれれば問題ない』

    家無し3「ま、まじかよ……それだけで30万……」

    仮面『もちろん前金としてもう少し払おう。その腕じゃ何かと不便だろ?』

    家無し2「お、おう……」

    家無し1「ほ、本当にそれだけで30万もらえるのか?」

    仮面『ああ、約束する』

    家無し3「……」ゴクリ

    仮面『……ただし条件がある』

    家無し2「条件? 今更かよ!」

    仮面『なに、簡単なものだ。――あともう10人ほど人がいる。集めてもらえないか?』

    244 = 233 :

    仮面『説明は以上だ。何か質問は?』

    家無し10「ほんとうに30万くれるんだろな!」

    仮面『ああ、約束する。前金も払っただろ?』

    家無し10「そ、そうだったな。へっへ」

    仮面『他には?』

    ネーナ… オウ、オレモネェ! オレモー

    仮面『よし、なら今日はどこかホテルにでも泊まり、体を綺麗にしろ。明日、必ず正午に◯◯銀行銀座本店に集合だ』

    マカセロ! ヤッテヤルゼ! サ、サンジュウマン…

    仮面『……おっとその前に、明日の仕事の成功を祈って、乾杯しよう』

    家無し7「乾杯?」

    仮面『そうだ。――おい』

    245 = 233 :

    スッ スッ スッ

    家無し5「ん……おい、これってビールか?」

    家無し9「まじか、ビールなんか久しぶりだぜ!」

    家無し11「うっひょー! キンキンに冷えてやがるぅ!」

    家無し2「よっしゃー! やる気出てきた!」



    仮面『さあ、乾杯しよう。成功を祈って』

        
         「 「『カンパーイッ!!!』」 」

          
    グビグビ
    ウメー! ヒャッハー! ハンザイテキダァ…


    仮面『……』

    246 = 233 :

    土曜日:午前1時頃


    ガチャ

    八幡「ただいま……」(って、もう寝てるか……)

    ア、オカエリー

    八幡「ん?」

    スタスタ

    八幡「っ小町、まだ起きてたのか?」

    小町「うん。溜まってたドラマ消費してたの。お兄ちゃんこそどこ行ってたの?」

    八幡「あー、ちょっと知り合いに会いにな」

    小町「知り合い? お兄ちゃんに?」

    八幡「ま、まあ。一応……」

    小町「ふーん……あ、そうだ。明日はお兄ちゃんの大好きなプリキュアだよ」

    247 = 233 :

    八幡「プリキュア? あー、たしかあったな、そんなの」

    小町「そんなのって……お兄ちゃん毎回見て号泣してたじゃん」

    八幡「そうだっけ?」

    小町「うん。忘れたの?」

    八幡「見てたのは覚えてるけど……泣いたのはな……」

    小町「また見れば?」

    八幡「……小町、20越えた成人男性に、幼児アニメを勧めるのはやめなさい」

    小町「えー、そんなこと言って高校生の時でも見てたじゃん……」

    248 = 233 :

    八幡「そうだ、プリキュアで思い出した。小町、なんでプリキュアには悪者がいると思う?」

    小町「え、いきなりどしたのお兄ちゃん」

    八幡「いいからいいから」

    小町「まあ……だってそんなの、悪者がいなきゃ始まらないからでしょ?」

    八幡「そうだ。じゃあ、プリキュアが悪者を全部倒したらどうなる?」

    小町「うーん……平和になるんじゃないかな」

    八幡「その通り。じゃあ最後に、その悪者よりもっと悪い奴が現れたらどうなる?」

    小町「えー、またプリキュアがそいつをやっつけるだけでしょ〜」

    八幡「まあ、そうだな」

    小町「なにお兄ちゃん。へんなの」

    八幡「悪かったな、変なこと聞いて。風呂入ってくるわ」

    小町「う、うん。いってらっしゃい……」

    249 = 233 :

    東京都内



    先輩刑事「っち、一日中走って、なんの手がかりもないとはな……」

    葉山「そう、ですね……」

    先輩刑事「新米、たしか今回が初めての事件だったな」

    葉山「あ、はい」

    先輩刑事「いいか、手がかりがないからって諦めるなよ。それでも走り続けるのがデカってもんだ。わかったか?」

    葉山「はいっ!」

    先輩刑事「……そういえば新米。お前たしか、例の特別枠ってやつだったか?」

    葉山「ええ、そうですが……」

    先輩刑事「なら優秀なんだろ? 期待してるぜ」

    葉山「は、はい!」

    250 = 233 :


    土曜日:午前8時頃


    小町「あ、お兄ちゃんおはよ〜」

    八幡「今日はお前が眠そうだな。あのあとずっと見てたのか?」

    小町「うん、まあ。ふわぁ〜……」

    八幡「ちょっとこれから出かけてくるから」

    小町「うん……ってまた?」

    八幡「まあな」

    小町「ふーん、忙しそうだね」


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