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元スレ八幡「あれから5年後……」

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51 :

無人島、5年で自分がいない間にでた物を楽しむ描写とか似てるのは海外ドラマのARROW / アローっぽいな

52 :

>>51
日本語版の主人公の吹き替えって、玉縄の中の人w

53 = 47 :

八幡「じゃあ小町が先……」

比企谷母「小町、なんか忙しいみたいだから先入ってきなさい」

八幡「……いや、まだいいや。気分じゃない」

比企谷母「……八幡。もしかして傷、痛いの?」

八幡「あ? そんなわけないだろ。今まで普通に入ってたの、見てなかったのかよ」

比企谷母「そうじゃないけど……」

八幡「平気だって。もう治ってるし」

比企谷母「でも……」

八幡「母さん、平気だから。心配すんなよ」

比企谷母「……」

八幡「……とにかく、俺後でいいから。あと傷のことは小町に言うなよ。余計な心配かけたくない」スタスタ

比企谷母「……わかったわ」

54 = 47 :

八幡「……」トコトコ

ガチャ

小町「っ! お兄ちゃん!」


八幡「ん、なんだ小町。いたのか」

小町「ど、どこにいってたの?」

八幡「いや……喉乾いたから、台所にいってただけだが……」

小町「そ、そう……」

八幡「……どうかしたか?」

小町「う、ううん。なんでもない……」

八幡「……そうか」

55 = 47 :

小町「ねえ、お兄ちゃん」

八幡「ん?」

小町「このゲーム、難しい?」

八幡「ああ、それか。いや、別にたいして難しくないな」

小町「……で、でも、どのヒロインの好感度も低いよ?」

八幡「……あーいや、一通り終わったから。Badエンドも見ておこうかと思って」

小町「あっ、そーゆうこと!」

八幡「……なんだ? なんか変だぞ小町」

小町「なんでもない。なんでもないよ、おにぃ〜ちゃんッ」

八幡「……そうか」

小町「……」




小町 (プレイ時間、たった4時間で一通り終わったの……かな……)

56 = 47 :

小町「そういえばお兄ちゃん、今日由比ヶ浜さん来てたんだって〜?」

八幡「おう、まあな」ピコピコ

小町「連絡先交換した?」

八幡「ぁ、連絡先?」ピコピコ

小町「はぁ〜、だと思ったよ。はいこれっ」ポイッ

八幡「ん? なにこれ?」

小町「お兄ちゃんのスマホ。これから何かと使うでしょ? 由比ヶ浜さんの連絡先も入れといたからさ」

八幡「こ、これがスマホ……進化したんだな」

小町「あー、ま〜ね。小町が作ったわけじゃないけど」

八幡「ちなみにこれ、jPhone いくつなんだ?」

小町「うーんと、10だっけ」

八幡「テ、テン……」

小町「まあ、無人島で生活してたら、スマホなんて使わないもんね〜」

八幡「ああ。でも、こっちでも使うかどうか……」

小町「っ……使うよ! まったく、これだからゴミィちゃんは……」

58 = 47 :

小町「そーえばお兄ちゃん、外出ないの? あれからずっと引きこもりじゃん」

八幡「外? めんどくせー」ピコピコ

小町「なっ……お兄ちゃん、それ完全ダメ人間のセリフだよ」

八幡「いや、だって外出てる間ずっと監視されてんだぞ。やだろ、なんか」ピコピコ

小町「えー、そーかな。送り向かいしてくれるだけだと思うけど……」

八幡「小町たちはそうかもしれないが、俺の場合はちげーんだよ」ピコピコ

小町「えー、なんでよ」

八幡「……なんでも」ピコピコ

小町「出ようよぉー、小町が5年ぶりの千葉を案内するから〜」

八幡「自由になったらな」ピコピコ

小町「ぶーぶー」

59 :

LOSTは釈然としない終わり方だった

60 = 47 :

八幡「……」ピコピコ

小町「……ねえ、お兄ちゃん。平気?」

八幡「ん? だから平気だって」ピコピコ

小町「なんか小町に話したいことあったら言ってね。いつでも相談にのるよ」

八幡「んー……ぁ、じゃあ一ついいか?」ピコピコ

小町「え、なにお兄ちゃんッ! どうぞどうぞ〜」

八幡「小町、彼氏いるのか?」

小町「……」

八幡「……」

小町「……は?」

八幡「ん?」

バタン


八幡「え、何」

61 = 47 :

ブーブー ユーガッメール

八幡「……メール? 由比ヶ浜からか?」タップ



差出人: 平塚 静
宛先: 比企谷 八幡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Re: まあなんだ、おかえり
____________________

君のことは由比ヶ浜から聞いたよ。
私も会いに行きたいが、今ちょうど仕事が忙
しくてね。
だが明日の夜なら空いているんだ。もし君の
外出が許可されているなら、ラーメン、久し
ぶりに食べに行かないか?
もちろんおごりだ

____________________



八幡「なんで先生のアドレス……小町か。でも懐かしいな、平塚先生。……たまには行くか、監視の目は気に食わんが」



差出人: 比企谷 八幡
宛先: 平塚 静
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Re: はい、是非
____________________

送り向かいはこっちでやってもらえるみた
いなんで、場所だけお願いします。

____________________


八幡「送信っと」

62 = 47 :

次の日



ガチャ

付き人「では、私はここで待っていますので、何かありましたらお呼び下さい」

八幡「はい、わざわざすみません」

付き人「いえ。では後ほど」

バタンッ

八幡「……って言って、どっかで見てんだろ。――えっと、確かこの辺で待ち合わせだったよな」トコトコ


平塚「……」


八幡「お、あれか? もう少しあれだと思ってたが……変わってないな」

63 = 47 :

トコトコ

平塚「……ん?」

八幡「先生、お久しぶりです」

平塚「……いや、まさかな。比企谷か?」

八幡「そうですよ。先生の、元教え子の比企谷です」

平塚「久しぶりだな比企谷。なんというか……変わったな」

八幡「まあ、だいぶ。先生も変わりましたね。ちょっとふ――」

平塚「ふんッ!」ドッ

八幡「」パシッ

平塚「なっ!」

八幡「……あっ、いえこれは」サッ

平塚「……っふ、私の拳を受け止めるとは。君も随分成長したみたいだな」

八幡「まあ、感は良くなったかもしれません」

平塚「はははは、そうか。まあいい、挨拶は終わりだ。早速行くぞっ」スタスタ

八幡 (今のが挨拶なのか……)トコトコ

64 = 47 :

一旦ここまで

67 = 57 :

静ちゃんのせいでラーメン食いたくなってきた

68 :

完全に武闘派フラグ

70 :

「送り向かい」って何だよ「送り迎え」だろ、言葉を知らない小学生かよ

71 :

こりゃやっぱりアローフラグかな?

72 :

…読んでたら腹へってきた
ラーメン食ってくる

73 :

>>70
誤字指摘、ありがとうございます

74 :

今検索したけど確かにARROWってのに似てんな 本筋入るのが楽しみだ

75 :

静ちゃん普通のメール送れるようになったのか

76 :

小町って由比ヶ浜のこと「結衣さん」って呼んでなかったっけ
勘違いならスマソ

77 :

五年もすれば人も変わるさ

78 :

筋肉バキバキの細マッチョで目が腐ってるとか、百戦錬磨の傭兵かなんかかよ

79 :

>>76
5年碌に関わらなければ余所余所しくもなるだろう

80 :

筋肉もりもりで細マッチョそして運動神経が高いだと....あの神父とあのエミヤ父とかぶるのは俺だけか…?

81 = 73 :

>>76
ご指摘ありがとうございます。以降、結衣さんで統一させてもらいます。

82 = 73 :

平塚「改めて比企谷、おかえり、だ」

八幡「はぁ、どうも」

平塚「なんだ、嬉しそうじゃないな。もう聞き飽きたか?」

八幡「いえ。ただ、実感がわかないだけです」

平塚「帰ってきた気がしないのか?」

八幡「……そんな感じですかね」

平塚「……まあいい。とにかく、君が帰ってきてくれて嬉しいよ。今日は私のおごりだ。遠慮せず食べろ」

八幡「ご馳走様です」

83 = 73 :

平塚「でもなんだ。外見はすっかり見違えるようになったが、中身は案外そうでもないな」

八幡「まぁー、人はそう変われるものじゃないってことですかね」

平塚「そうそう、その言い方だよ。それが君だ。懐かしいな……」

八幡「……それはそうと、まだ教師を?」

平塚「当たり前だよ。これが私の天職だからね。まあ、もう総武高の教師ではないが」

八幡「異動したんですか?」

平塚「ああ、3年前に別の高校に移ったよ。少し騒々しい学校だが、うまくやっていけてる」

八幡「そう、ですか……」

平塚「総武高での出来事は、私を教師としても、人間としても成長させてくれた。ひとえに君たちのおかげってことだ」

八幡「はぁ……」

平塚「だから、君たちには感謝してる。ただ……」

八幡「ただ?」

平塚「心残りなことといえば、やはり君のことだ、比企谷。君を、卒業まで見届けたかった」

八幡「……」

平塚「……なんか湿っぽくなってしまったな。せっかくなのに、すまない」

八幡「いえ、俺は別に……」


ハイオマチ! ドンッ

平塚「お、来たな。よし、話はラーメンを食べてからにしよう。さあ比企谷、どんどん食べろ」

八幡「あ、はい。いただきます」

84 = 73 :

マイド!


平塚「どうだ比企谷。まだ時間はあるか?」

八幡「はい。大丈夫です」

平塚「そうか。じゃあ少し歩かないか? まだ私も話足りなくてね、君と久しぶりにあったものだから」

八幡「まあ、俺も聞きたいことがありますし。ちょうどいいですね」

平塚「聞きたいこと?」

八幡「はい。雪ノ下のことです」

85 :

五年も経つと母ちゃん呼びから母さんになる
親父は親父呼びのままかな?
元ネタ知らない分予測できないから面白い④

86 :

魔術師還らず

87 = 73 :

平塚「由比ヶ浜から聞いたのか。そうか……君も心配しているんだな」

八幡「いえ、俺は別に……」

平塚「いやいや、悪いとはいってない。むしろいいことだ。君にも、あの子にも……」

八幡「……」

平塚「君の損失は、君が思っている以上に大きくてね。あの事故で、誰もが動揺していたよ」

八幡「……」

平塚「でも雪ノ下はなんというか、それを表に出そうとはしなかった。淡々として、いつも通りに振る舞おうとしていたんだ」

八幡「……」

平塚「でも、さらに追い討ちかけるように、あの子には災難が降りかかった」

八幡「災難?」

平塚「雪ノ下のお母さんが倒れたんだ。ただの過労だったみたいだが」

八幡「……」

平塚「彼女自身、家のことでいろいろとあったから、それとそれとが重なってね」

八幡「……」

平塚「結局、彼女はそれを一人で抱え込み、そして変わってしまった。いや元に戻って、さらに悪くなったと言うべきか」

八幡「なるほど……」

平塚「由比ヶ浜たちには非はない。母親のことは伝えてなかったからな。それも、あいつの希望だったんだが……」

八幡「……」

平塚「今思うと、可哀想なことをしてしまったよ。彼女自身でどうにかできる、と考えてしまったんだ。だから私も、手を出さなかった」

八幡「……なんかすみません。自惚れかもしれませんが、俺のせいで」

平塚「いや、悪いのは私たちだ。一番苦しいときに、あいつのそばにいてやれなかったんだから」

八幡「……今、雪ノ下はどこに?」

平塚「大学に行って、それからはわからないな」

八幡「どこの大学ですか?」

平塚「**大学だ。そこの理工学部」

八幡「……理工学部に?」

平塚「ああ。あいつと一緒の道だよ。陽乃とな」

八幡「……」

88 = 73 :

平塚「それで比企谷、無人島はどうだった?」

八幡「無人島?」

平塚「由比ヶ浜から聞いたぞ。この5年間、ずっと無人島で暮らしていたらしいな」

八幡「あー、はい。まあまあです。なんとかやっていけました」

平塚「そうか……だが辛かっただろう」

八幡「まぁ……でも、元々ぼっちだったんで、人との会話には困りませんでしたね。むしろ快適っていうか」

平塚「……」

八幡「……」

平塚「……話したくないならそれでいい。だが、何かあれば遠慮なく言ってくれ。いつでも相談にのる」

八幡「……」

平塚「慣れているとはいえ、5年もの間、独りぼっちだったんだ。相談の一つや二つ、あるんじゃないか?」

八幡「……じゃあ、一つだけ。いいですか?」

平塚「もちろんだ」

八幡「……この5年間、俺が考えていたのは、生き残ることだけでした」

平塚「……」

八幡「でも、生きるためには、何かを犠牲にしなきゃいけません。例えば、食料を確保するために、魚や鳥を殺したりとか」

平塚「……そうだな。私たちは、何かの犠牲の上に成り立っている」

八幡「果たして、それは正しいんですかね。何かを犠牲にして生きることというのは、正しいことなんですかね」

平塚「……」

八幡「……」

平塚「……正しいか正しくないかは、私もわからない。だが」

八幡「?」

平塚「それは必要なことなんじゃないのか。人間としても」

八幡「……」

平塚「こんな答えしか出せないで、すまないな。私も哲学的なことはあまり得意じゃなくてね」

八幡「いえ。これでやっと、決心がつきました。ありがとうございます」

平塚「決心?」

八幡「はい。これからどうするか、です」

89 = 73 :

平塚「そうだ比企谷。これからどうするつもりなんだ?」

八幡「……」

平塚「言いたくはないが、君の学歴だと……」

八幡「……」

平塚「私にできることならなんでも言え。縁はないが、人脈はあるほうだ」

八幡「そういえば先生、いまだに……」

平塚「う、うるさい! 私に見合う男がいないだけだ!」

八幡「つまり、独神ですか……」

平塚「ま、まだ平気だ。まだ辛うじて、アラサーだ」

八幡 (誰かもらってあげて……)

平塚「それでだ。何かなりたい職業とかあるのか?」

八幡「いえ、特に……ただやりたいことは決まってます」

平塚「やりたいこと?」

八幡「はい、詳しくは言えませんが。同時に今、自分がやらなきゃいけないことだと感じています」

平塚「そうか……目標や希望を持つことは大切なことだ。それがなんでさえ、私は君を応援する」

八幡「……ありがとうございます。――あっそういえば、なりたい職業といえばありましたね、一つ」

平塚「ん? なんだそれは?」

八幡「専業主夫です」

平塚「……君というやつは、まだそんなことを」

八幡「先生、俺がもらってあげてもいいですよ」

平塚「はぁー、まったく。君もそんな冗談が言えるほど、成長したんだな」

八幡「まあ……」

90 = 73 :

平塚「今日は楽しかったよ」

八幡「俺もです。ラーメンご馳走様でした」

平塚「ラーメンぐらい、いつでも奢るさ。今度は飲みにでも行こう」

八幡「……ええ」

平塚「じゃあな、時々でいいから連絡するんだぞ」

八幡「はい。先生もお元気で」


トコトコトコ

91 = 73 :

眠くて、推敲もろくにしてないので、文がめちゃくちゃなところがあるかもしれません。

今日はここまで。また明日

93 = 86 :

五年も無人島いたら野生に帰る自信あるわ
ウホウホしか喋れなくなりそう

94 = 71 :

>>八幡「でも、生きるためには、何かを犠牲にしなきゃいけません。例えば、食料を確保するために、魚や鳥を殺したりとか」

アローに似た台詞あったな
このSSじゃ確定じゃないけど一応言うとアローはアメコミ原作ではグリーンアローといってバットマンやスーパーマンと共演してる
ただ特別な異能力とかは一切ない、鍛え上げた己の身一つと弓で戦うクライムファイター

95 :

>>86
おいバカやめろ見たくなるだろ

96 = 79 :

面白いからエタらないでくれ

97 :

>>95
黄金獅子旗に光なし

98 :

よせよ、痛いじゃないかね

99 :

>>94そうなのか。面白そうだな。
アローって深夜放送でたまに見てたが、最初はアベンジャーズのホークアイの話かと思ってた。

100 :

疾風ウォルフが泣いてるぜ…


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