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    元スレ苗木「何かがおかしいダンガンロンパ」

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    351 :

    ウミガメのスープ
    キリスト教徒だと確か自殺の方が罪おもいんだよな
    中国人は気にしなさそうだし(偏見)
    だからこそ娘なのかもだが

    352 :

    「我思う、故に何かがおかしいダンガンロンパあり、っす」

    353 = 1 :

    葉隠「金を出せ!さもなくばお前の運命を3割の確率で当ててやるべ!」

    苗木「外れる7割のことを考えたくないから500円でいいならあげるよ」ぽい

    葉隠「……えっ?」


    ○chapter23 こねたのもり


    葉隠「いや、もう少し嫌がってくれても」

    苗木「え?変態なの?」

    葉隠「そうじゃなくてだな……」

    354 = 1 :

    ○たいかいをしらず


    朝日奈「勉強ってなんでやらなきゃいけないのかな?」

    大神「……勉強をする理由を知るため、ではないか?」

    朝日奈「わ、なんかすっごいかっこいい答えだね!さくらちゃん!」

    大神「そうか……?我はそう思ったことはないが……」

    朝日奈「ううん、すごく……かっこいい。勉強を知るために勉強するなんて、考えたこともなかったからさ」

    大神「……」

    朝日奈「さくらちゃん?」

    大神「そう……矛盾しているように見えるが……それが真理」

    大神「我は……強くなるために戦い、戦うために強くなるのだ……!」ゴゴゴゴゴ

    朝日奈「さくらちゃん!?」

    大神「教えてくれ朝日奈よ……世界最強とは誰が決めるのだ……?」

    朝日奈「え?ええっと……」

    大神「己か?否……敵か?否、否ッ……!」

    大神「最強を決めるのは……世界よッ……!」

    朝日奈「自力で答えにたどり着いちゃったね!さくらちゃん!?」

    大神「そのために……我は戦うのだ!最強の座を狙う者と……」

    大神「向かってくる全てを潰せば誰も刃向かわぬ、誰も立ち向かわぬ……!」

    朝日奈「すごい怖いこと言わないでさくらちゃん!?」

    大神「だが……」

    朝日奈「……?」

    大神「誰とも戦えぬ者は果たして最強なのだろうか……」

    朝日奈「再び自問が始まっちゃったのさくらちゃん!?」

    355 = 1 :

    ○渡したいヤツ


    石丸「今日は持ち物検査の日だぞ、兄弟」

    「ちっ……!」

    石丸「さあ、持ち物を僕に検査させてもらうぞ!」

    「……あー、くそっ……」

    石丸「鞄を出したまえ」

    「……」

    石丸「出したまえ」

    「……分かったよ……」

    ぼにょん

    石丸「……何の音かね」

    「……」

    石丸「黙秘か。それなら僕が中を改めさせてもらおう」

    ごそごそ……

    石丸「な、こ、これは……!」

    「……」

    石丸「名前は知らないけど階段を延々と降りる玩具じゃないか!」

    ※英語圏で「スリンキー」と呼ばれています。日本では「レインボースプリングス」とも。

    「……オメーが見てぇって言ってたからよ……買ってきたぜ」

    石丸「お、おお、おおお……!」

    「な、それだろ?オメーの欲しかったの」

    石丸「ああ!間違いない!探していたんだ、これを昔お父さんに買ってもらってね……!」

    「バネのヤツだ」

    石丸「ああ……バネのヤツ!ありがとう兄弟!」

    「よし、そんじゃこれで」

    石丸「これで荷物検査をクリアしたわけではないぞ」がっ

    「……チッ……頭のかてぇ……!!」

    356 = 1 :

    ○さばいばりすとはなんでもつかう


    戦刃「ペットを飼いたいなぁ」

    江ノ島「は?残念なお姉ちゃんに、命の管理とか出来ると思えないんですけど?」

    戦刃「うん?いいんだよ」

    江ノ島「何が?」

    戦刃「なんかあったら食べるし」

    江ノ島「ペットじゃなくて食料じゃん」

    戦刃「違うよ、非常食だよ?」

    江ノ島「どっちでもよくね!?つかどっちも一緒じゃね!?」

    戦刃「違うよ!」

    江ノ島「どこが!?」

    戦刃「非常食だから何かない限りは食べないよ」

    江ノ島「だから食うんじゃねーか!」

    戦刃「私の生命に何かあったらね?」

    江ノ島「この世界で貴方の生命に何かあることなんてほぼないと思うんですがそれは」

    戦刃「食料攻めされたら危ないかも……」

    江ノ島「なんで?ふつうに生活してたら食料攻めされる訳なくない?」

    357 = 1 :

    十神「……」

    腐川「はぁ……白夜様今日もお美しい……」



    こそこそ
    「いいか?もっかいやんぞ」
    「あーはいはい」
    「台詞間違えんなよ」

    十神「……」



    腐川「? 白夜様、何を見て……」



    桑田「……じゃやるか」

    葉隠「次は頼むぞオメー」

    十神「早くしろ」

    桑田「あーはいはい……」



    桑田「桑田とー」

    葉隠「葉隠のー」

    「「ショートコントー」」

    桑田「銀行強盗」


    桑田「ういーん」自動ドア

    葉隠「いらっしゃいませ」

    桑田「おい、お前」

    葉隠「はい?」

    桑田「金を出せ、俺は強盗だ」

    葉隠「……はぁ」

    桑田「はぁじゃなくて、金を出せ」

    葉隠「! お引き出しですね!いつもご利用ありg」

    桑田「ちげーわ!利用もしてねーわ!なんならこの店初めて入ったわ!」

    葉隠「別な店舗で口座をお作りになられて……?」

    桑田「……オレが悪かったわ、利用自体が初めてで、んで、金を」

    葉隠「新規の口座開設ですね!ありがとうございます!」

    桑田「ちょいとテンポがズレてんだよなぁ!」

    葉隠「別な店舗で口座をお作りになられて……?」

    桑田「会話の!そっちのテンポじゃねぇ!!」



    腐川「……面白いかしらあれ……」

    十神「ぶっwww……くっ……くくっ……」

    腐川(めっちゃ笑い耐えてるー!?)


    この後十神をちょっとだけ嫌いになった。

    358 = 1 :

    ○のーばでぃのうず


    舞園「霧切さん、昨日○○デパートにいました?」

    霧切「? ええ、いたけど」

    舞園「あー、アレやっぱり霧切さんだったんですね!見間違いじゃなかったんだ」

    霧切「……? どうしたの?」

    舞園「いえ、霧切さんを見つけたので声をかけようと思ったんですけど、」

    舞園「なんか前後左右にものすごい勢いで震えてませんでした?」

    霧切「は?」

    舞園「……え?デパートにいたんですよね?」

    霧切「いたわ」

    舞園「何時くらいですか?」

    霧切「夜の7時くらいだったかしら」

    舞園「7時ですよね?」

    霧切「ええそうよ」

    舞園「キッチン用具のコーナーを見回ってましたよね?」

    霧切「ええ、そうね……見たわ、間違いない」

    舞園「で、前後左右に震えてましたよね?」

    霧切「それは私じゃないわ」

    舞園「え?」

    霧切「……え?」

    舞園「え?だって、デパートにいましたよね?7時くらいの、夜の」

    霧切「ええ、それで確か家の食器用スポンジが古かったから新しいのを買おうと思ってキッチン用具のところに行ったわ」

    舞園「行きましたよね?」

    霧切「ええ」

    舞園「そのあとちょっと香水とかも見回ってましたもんね?」

    霧切「そうね、間違いない」

    舞園「でその後前後左右に」

    霧切「誰と見間違えたらそんな記憶の混同をするの?」

    359 = 1 :

    セレス「たまにはお風呂もいいですわね」

    腐川「……」ぶくぶく

    朝日奈「やっぱり体をきれいにしてお風呂に浸かるのは最高だよ!」

    セレス「ええ、長風呂は苦手ですが、ここはちょうどいい温度のお湯で」

    セレス「これならいつもよりは長く浸かっていられそうですわね」

    腐川「……」ぶくぶく

    朝日奈「なにしてんの腐川ちゃん、もっとお風呂を楽しもうよ」

    腐川「ふ、ふん……風呂の何が楽しいのよ……」

    朝日奈「楽しいじゃん、ねー!」

    不二咲「ねー!」

    セレス「……ん?」

    朝日奈「こうやってみんなで話し合えるしさ、それにいい汗もかけるんだよ?」

    不二咲「体にもいいんだよぉ!」

    腐川「ふ、ふん……ただ頭がぼーっとするだけじゃない……」

    朝日奈「そんなことないよ?ねー!」

    不二咲「ねー!」

    セレス「お待ちください、何か違和感が」

    腐川「じゃ、じゃああたしに教えなさいよ……風呂の良さを……」

    朝日奈「まず肌が綺麗になる、血行がよくなって体にもいい、老廃物が体外に出る」

    朝日奈「汗もかいて体の循環リズムも出来るし、場所によってはお湯の中に体に有効な成分が入ってたりするんだよ!?」

    不二咲「肩こり腰痛打ち身擦り傷冷え性その他もろもろに効いたりするよ!」

    セレス「その前に一つ質問が」

    腐川「これだからアホの相手はいやなのよ……そんなの、プラシーボ(思いこみ)じゃない……」

    朝日奈「違う!」

    じゃばぁっ!

    腐川「!」

    朝日奈「このみんなとの思い出は……プラシーボなんかじゃない!!」

    不二咲「ナイスおっぱい」

    セレス「あ、この方それ目的?」

    朝日奈「ありがとう不二咲ちゃん」

    不二咲「ノープロブレムだよ」

    セレス「プロブレムしかありませんわ、貴方男性でしょ」



    不二咲「ば、バレちゃったね……!」

    ▼いたずらちーたん!
    テレッテレッテー!



    セレス「なんですのそのキャッチ」

    360 :

    成績改竄したり女湯に入ってるけどちーたんは天使だなぁ

    361 = 1 :

    「方向性が迷子」


    ではウミガメのスープ、答えです。正解は
    『男がウミガメのスープだと思って食べたのはウミガメではなく、
    実は妻が男を生かすために作った、亡くなった娘を材料にしたスープだったから』
    ※答えにもバリエーションがあります。ウミガメのスープはもっともバリエーションの多い問題と言われています

    また二週間後に。

    362 :

    ウミガメのスープ、よくよく考えたらアレって絶対ウミガメじゃないじゃんか!騙された!!悔しいから死んでやる!!!ってことだとばかり思ってたわ
    結構重い話なのね

    363 :

    ソニア「左右田さん、ジャパニーズ土下座を」

    左右田「えっ」

    ソニア「書き溜がないのです」

    364 = 1 :

    山田「ネタがない時は『浦島太郎をやればいい』と聞いております」

    苗木「なにそれ……」

    舞園「どこの世界の鉄板……あれ?この会話どっかで……」

    山田「まあまあそう渋い顔をしないでくださいな」

    舞園「待ってくださいこれどっかで」

    とんっ

    山田「描きました───浦島太郎!」

    苗木「すごく劇画タッチ!?」

    舞園「この反応も久しぶりじゃないですか!?」

    山田「表紙だけです」

    舞園「何で会話まで焼き回してるんですか!?」

    山田「ではでは……」

    舞園「またネタがなかったんですね!?>>1さん!なんで2週間もあるのに書きためしないんですか!!」


    山田「【超高校級の浦島太郎】、はじまりはじまり~」


    舞園「ちょっといやな予感しかしませんけど!!??」


    ○chapter24 超高校級の童話~浦島太郎~

    365 = 1 :

    山田「はい、はじまりはじまり~」

    すっ

    苗木「……白紙だけど」

    舞園「またですか!?」

    苗木「いや、なんで白紙なの?山田クン」

    山田「最初に白紙なのはこう、小説とかの始まり」

    舞園「それも見ましたし聞きましたけど!?」

    山田「そう言えばこれは何の意味があるんだろうなぁ」

    不二咲「ううん……ググったけど分かんないなぁ……」

    山田「ちーたんも分からんのか……」

    舞園「増えた!?」

    苗木「つっこみ仕切れないから待ってください」

    舞園「なんで敬語!?」

    366 = 1 :

    『昔々、あるところに
    浦島太郎と言う者がいました』


    苗木「うん、出だしは普通だ」

    舞園「普通ですか?雑になってませんか?」


    紙ぺらっ


    浦島『いやー、働かずに食っていきてーなー!』

    浦島『こう……あれ!金のあるやつとか偶然助けたりとかして!』

    浦島『最後まで楽して生きていけたらなぁって……』

    浦島『あとついでに一生他人の金で飯くいたいなぁとか』

    浦島『母ちゃんの稼ぎでワンチャンあるか!!』



    『ニートでした』


    苗木「この世界にそう言う概念あるの!?」

    舞園「ただのドクズじゃないですか!?」


    浦島『なんかいいことないかなー』

    浦島『今日も魚釣れんかったしなー』


    『そして能力もないときました』


    苗木「山田クン!辛辣すぎないかい!?」

    山田「そう、彼は本当は口先太郎だったのです」

    舞園「山田君!?」


    『そんな折り、彼は見つけてしまいました───』


    『いたいよぉ……やめてよぉ……』


    浦島『金の臭いがする』


    苗木「山田クン!?」

    367 = 1 :

    『浦島太郎が海へ行きますと、そこには』


    『おいゴルァ、金出せやゴルァ』

    桑田『ちょっとジャンプして見ろってお前』

    『やめてよぉ……いたいよぉ……』

    『フヒヒ……ショタ亀ハアハア……タイ×亀キボンヌ……』

    山田『それはアリですなぁハアハア』

    『いろいろな意味でいたいよぉ……』



    浦島『よし、帰ろう』くるっ



    苗木「こるぁぁあぁぁぁぁぁ!!!???」

    山田「いやだって普通こんな気持ち悪い人達いたら帰るでしょ」

    舞園「その中には貴方もいるんですけどいいんですかね」

    山田「超気持ちいい」

    苗木「だめだこいつ」


    『浦島太郎は思いました』

    浦島『でもたぶんあいつを助ければ……あれがこうして……』

    浦島『うん、金になるな』


    苗木「相変わらずのクズっぷり」


    『で、まぁなんやかんやあって亀を助けることが出来ました』


    苗木「一番の武功ーーーー!!!!!」

    舞園「どうやってやったんですかね!?」

    368 = 1 :

    『あ、ありがとう!おにいさん!』

    浦島『ぶぇ……ぶひひ……ぼぶろっじ……べっぢょ……』


    苗木「ぼろぼろじゃねぇか!?」

    舞園「むしろよく勝てましたね」

    山田「端折りました」

    苗木「なぜ端折った」

    山田「なんとなく」

    苗木「なんとなく」


    『そうだぁ!お礼に竜宮城に連れて行ってあげるよぉ!』

    浦島『おっ!これは金銀財宝パターン来たべ!』

    『竜宮城は海の底にあるんだ!』

    浦島『へー!海の底!……海の、そこ?』

    『うん!行こうよぉ!』

    浦島『ちょちょちょま、そこまで俺の体がもた』


    ざっばぁぁぁぁぁぁん


    『亀は万年ー!!』

    浦島『がぼごぼぼがばはぁぁぁぁぁあ!!!??』


    舞園「普通こういうとこは端折りますよね!?」

    苗木「なんでここはやったんだろうか」

    山田「なんとなく」

    苗木「なんとなく」

    369 = 1 :

    『そしてたどり着いたのは竜宮城』

    『美しいお城にたどり着いたのです!』


    浦島『』ちーん


    苗木「浦島逝ったぁぁぁぁぁぁ!!!」

    山田「悪は滅ぶべし。おしまいおしまい」

    舞園「終わっちゃったの!?」

    山田「……嘘ですよ☆」

    苗木「その茶目っ気はいりませんよ山田クン」



    『浦島さん!浦島さん!着きましたよ!竜宮城です!』

    浦島『ん……?あ、ああ……そうだな……』ふら

    『ここで今回のお礼をしますから、入ってください!』


    『やっとたどり着いた竜宮城、そこには乙姫が待っていました』









    乙姫『我が乙姫だ……』

    浦島『チェンジで』

    370 = 1 :

    『乙姫様は浦島太郎を丁重に迎え、歓迎しました』

    『見てくださいっ!タイとヒラメの踊りです!』


    タイ『ぼ、ぼくと……?』

    ヒラメ『オレが?か、からみあう……?』

    『そうそうそうそう!そのままベッドイン!』

    タイ『し、しかしこれは何の意味が』

    『ほら、見てェ!アタシはこんなに燃えさかってるわよ!!』

    ヒラメ『な、なんなんだこりゃよぉ!』

    『それからそこをまさぐりあって』

    タイ『こ、こう……?』

    ヒラメ『なんでだよ……こうか……んっ』



    『どうやら不幸(ハードラック)と踊(ダンス)ったようですね』


    苗木「誰が上手いことを」

    舞園「っていうかどうやってやってきたんです、その人」

    山田「気合い」

    苗木「もはや竜宮城は褒美でもなんでもねぇ!」


    浦島『俺ぁヒラメ×タイ派なんだよ』

    『はぁ?タイ×ヒラメこそ至高』

    『やめようよぉ!タイ×ヒラメ×タイのリバなら……』

    『リバは地雷なんだよ!!』


    苗木「おい山田」

    山田「ダメですか?」


    『でまぁなんやかんやありましてー』


    舞園「またですか!?」

    苗木「ちょっと待ってくれないかな!?」

    371 = 1 :

    『それから長い年月が経ちました』


    苗木「経ったの言っちゃうの!?」


    浦島『いやー、働かずに呑む酒はうめぇなぁ!!!!!!』


    苗木「忘れてたよ!こいつクズだったよ!!」

    山田「すっかり忘れてたでしょ?」

    舞園「周りのインパクトがすごすぎて……」

    山田「働かずに暮らしたい人だから仕方がないね」


    『さすがの乙姫様もこれには苦笑い』


    乙姫『……お主……いつまでここにいるつもりだ』

    浦島『いられるなら一生!!!!』

    乙姫『……』


    『でまぁなんやかんやありまして』


    苗木「待って?今のタイミングでまたぼっこぼこにされてるけど?」

    苗木「浦島骨折してるけど?大丈夫じゃないよね!?死んでない!?」

    舞園「だからなんでそこ端折るんですか!?」



    『乙姫は浦島太郎に宝箱を渡しました』

    『これは玉手箱と呼ばれているものです』

    『玉手箱は日本の宝だ』


    舞園「!?」

    372 = 1 :

    乙姫『……お主はこれを持ってさっさと帰るんだな』

    浦島『びゃい……』


    苗木「ズタボロじゃねぇか」

    山田「いえーい」

    苗木「いやいえーいじゃなくて」

    山田「作画はここが一番楽しかったです(笑)」

    苗木「ノリノリじゃねぇか!?」


    『こうして街に戻った浦島太郎』

    『すると地上は───』



    浦島『インターネット設備が充実!』

    浦島『福利厚生が完璧!』

    浦島『高度成長社会!俺の職もハローワークで探せるべ!』

    浦島母『ううん、太郎……お前はそんなことしなくていいんだよ……』

    浦島『か、母ちゃん……!』

    浦島母『お前が生きている事が一番だからね……太郎……』


    『こうしてふたりは玉手箱をメルカリに出品し、末永く暮らしましたとさ』


    山田「めでたしめでたし」 

    苗木「めでたくねぇぇぇぇ!!!???」

    373 = 1 :

    山田「どうでしょうか、この話!」

    苗木「……前回同様だけど疲れたよ」

    舞園「私も疲れてしまいました……」

    不二咲「そして僕は楽しかったよ」

    山田「でしょう!?」

    苗木「不二咲クンは楽しかったんだね……」

    山田「ん?ご不満ですか?」

    苗木「若干ね!?」

    山田「……ではこちらではいかがですか?」


    かんっ


    山田「ヘンゼルとグレーテル」

    舞園「普通の童話ですけど!?」

    374 = 1 :

    やっぱりネタがなかったんだね。困ったね。
    とは言え今度こそ書き溜めをするぞ!

    ……はい、すんません。
    また二週間後に。

    376 :

    おつ
    浦島母長生きだなぁ

    377 :

    かーちゃんだけは大事にすると信じてたのに葉隠さいてー!!

    378 :

    「二週間って何でこんなに早いの?」

    379 = 1 :

    わっはっはっは……


    葉隠「だから俺は言ってやったんだ!オメーの内臓と俺の占い、どっちに価値があるか分かってねぇなってな!」

    桑田「なんかカッコ付けたつもりだろうけどどこもかっこよくねぇからな!?」

    山田「っべー、マジやべぇっす!」

    桑田「んでなにその口調!?そんなキャラじゃなかったよねブーデー!?」

    十神「確かにマジゲキヤバだな……」

    桑田「十神いいいいい!!??」

    朝日奈「なんかまた無駄話してるねー、男子」

    霧切「一応、自首の時間なのだけれど?」

    桑田「自習な!?何罪を告白しに行ってんの!?」

    石丸「彼らは何を言ってもやめる様子ではなくてな……」

    朝日奈「? 石丸が諦めるなんて珍しいね?」

    石丸「それもそうだろう、かれこれ3時間だぞ」

    大神「しかし3時間も自習とは、学園はどうしてしまったのだ?」

    桑田「いや、どうしたもこうしたもだよな!?もっと焦ろうお前等!!」

    葉隠「いやー、にしても桑田っちがなんでも突っ込んでくれるから話しやすくてたまんねーべ!」

    桑田「……は?」

    十神「これからも存分に働けよ」

    桑田「……」

    山田「桑田怜恩殿の勢いはとまらねぇぜ!なーんつって」

    ばんっ!!!!

    桑田「……キレた」

    葉隠「は?」

    桑田「もう突っ込まない」

    山田「と、言いますと……」

    桑田「オレ突っ込まないし!オメーらにはもう絶対突っ込まないし!!」


    ○chapter26 オレつっこまないし



    苗木「あーあ……な、なんかめんどくさくなっちゃったよ……」

    桑田「めんどくさがって……ぐっ!」

    朝日奈「あー、堪えた」

    380 = 1 :

    葉隠「っつーわけで桑田っちがオレ突っ込まないし宣言したべ」


    桑田(って何でオレの前で漫談調に3人出てきてるわけ?)


    「やらねぇと言われたらやらせたくなるよなぁ」

    葉隠「だよな!是非ともやってもらいてーとこだ!」

    不二咲「? ……下ネタ?」

    葉隠「いやなんでやねん!」

    桑田(へたくそか)

    不二咲「葉隠君の突っ込みはいらないんだよぉボケカス」

    葉隠「はっ……」

    不二咲「無駄なことしないでくれないかなぁ?」

    葉隠「サーセンッ!」土下座

    不二咲「なに?東京湾にビットサイズまでバラバラにされてばらまかれたいのぉ?」

    葉隠「サーセンッ!もうしゃーせん!!」

    桑田(突っ込まない……突っ込まない……ッ)

    「おうそうだぞ葉隠ェ、オメェよぉ……ナメたマネすっと」

    不二咲「大和田君ッ!」

    「! けどよぉ」

    不二咲「それ以上はダメだよぉ」

    桑田(にらんでるけど怖くねーよ)

    「サーセンッ!」土下座

    桑田(いや何でだよ!!)

    葉隠「ソーメンッ!」

    桑田(食いもんじゃねぇか!!)


    不二咲「突っ込まないねぇ」

    「つっこまねーな……」

    桑田(耐えた……)

    不二咲「ご、ごめんねぇ、カスとかクズとか将来ニートになってそうとか言って……」

    葉隠「うん、別にいいけどあれ……なんでかな……目の前が滲んで見えるよ母ちゃん……」

    381 = 1 :

    腐川「そ、そう……桑田はあたし達が何を始めようが絶対に突っ込まないのね?」

    桑田「はぁ……あ?ああ……そうらしい……」

    桑田(マジ疲れた、デビル疲れた)

    翔?「じゃあアタシがこんなことしてもつっこまねぇんだよなぁ!(デスボイス)」

    腐川「っ……鎮まれ……あ、あたしのもうひとつの人格……!」右手抱え

    桑田(オメーそんなんなったことねーだろ!)

    舞園「退いてください!退いてください!」すたすた

    桑田(誰もいねーよ!!)ぷるぷる

    翔?「け……ケッケケケ、テメェどこ中だ!アタシに勝てるやつなんざいねぇんだよ!」

    舞園「いえ、ここにいます!」

    ジャーンジャーン

    翔?「ゲェッ!孔明!!」

    桑田(ボケがさぁ、散らばってんだよなぁオイイイイイ!!)

    桑田(っつーかどこ中ってどういうことだよ!?)

    舞園「チンクルチンクルくるくるりん☆」

    翔?「ぐ、グワアアアアこの希望ヶ峰四天王と呼ばれたアタシがああああああ……」

    翔?「……そしてゆっくりと倒れる」

    舞園「あ、そこはト書きです」

    腐川「……ま、間違えたわ……もう一回」

    桑田(もう一回とかねぇから!!!)

    舞園「……く、桑田君は待っててくれてます!早く!」

    桑田(待ってねぇよ!!!)


    だんっ!


    桑田「……飯……食いに行くから……」

    舞園「あ、桑田く……」

    腐川「……つ、突っ込まなかったわね」

    382 = 1 :

    苗木「と言うか機嫌直してよ桑田クン、みんなが桑田クンをからかうからって、そんなに怒らなくても……」

    桑田「っざけんな!オレがアイツらの会話のギミックにされてたんだぞ!」

    桑田「そんなんこっちゃあマキシマムキレたって構わねーだろ!?」

    桑田「オレのこと、おもちゃだと思ってブイブイ言わせてんだろ、なぁそうなんだろ!?」

    桑田「オメーもよぉ苗木、オレがなんかトビッコみたいだなとか思ってんだろ!?」

    苗木「既に突っ込みどころあるしゃべり方してるからね!?自分も隙だらけ穴だらけだから!」

    桑田「どこがだよ!オレはふっつーに全うに喋ってんじゃねぇか」

    苗木「……ふ、普通って何だっけ……」

    桑田「ハァ?マジでそんなこともわかんねーの、苗木?イミフすぎんだろ」

    桑田「普通のオメーが普通が分かんねーってなんだよ、迷子かよ」

    霧切「これは探偵の出番ね」がさっ

    桑田「いやオメーどっ…………っぶねー!突っ込むとこだったー!」

    霧切「ちっ」

    苗木「って霧切さんもそんなことしないでよ!?」

    桑田「つかさ、日常会話で突っ込む突っ込まないとか意識させられてんの、オレと関西人だけじゃね……?」

    383 = 1 :

    つかつか

    苗木「それにしても朝から自習なんてどうしたんだろうね?」

    桑田「知らねーよ、どうせ上のやつらがおかしなことんなってんだろ……」

    苗木「と、とりあえずご飯を食べて落ち着こう、桑田クン?ほら、食堂あるし」

    桑田「ちっ!」

    がららら



    終里「……終わった……」



    桑田「ええ……?」

    苗木「名前落ちかな……」

    桑田「え?」

    苗木「あ、ああ……あの人、先輩の終里さん」

    桑田「そう言うこと!?」

    終里「ハガレン実写化かー……」

    桑田「」ぐっ

    苗木「いや……知らなさそうだけどね!?知らなさそうだけどさ!」

    すくっ

    終里「……立って歩け……前に進め……」

    がしっ

    桑田「は?」

    終里「お前には立派な両の足(アニメとぶたい)が付いてるじゃないか」

    桑田「」ブッフォ

    384 = 1 :

    終里「オレ、ちゃんと出来てたか?」

    小泉「うん、ナイスよ赤音ちゃん!さ、焼き肉行きましょ!」

    終里「十神財閥とか言うのは太っ腹だな!」

    西園寺「そう言う常套句みたいなのは覚えてるんだね、おねえ……」


    桑田「アレ言わされたのかよ……」

    苗木「にしては情が籠もってた気がしたんだけど気のせいかな」

    桑田「しらね」

    苗木「で、料理は……」

    ぐにゅ

    苗木「……ん?」

    桑田「なんか踏んだ?オメー」











    花村「Welcome☆新入生!」

    苗木桑田「「うわあああああああ!!!!」」

    苗木「忘れてたああああああああ!!!!」

    385 = 1 :

    大神「いい加減、その強情を直したらどうだ、桑田よ」

    桑田「はぁ?つかさ、何でオレが折れなきゃいけないわけよ?オメーらだから、オレで遊んでんのは」

    大神「……」

    桑田「マジでさ、疲れるからやめてくんない?そんなに楽しいか、オレで遊ぶのってさ?」

    大神「……」

    桑田「第一オレは本職の芸人さんでもねーわけよ、それがなんで突っ込みがどうこうって」

    大神「待て、桑田」

    桑田「言われなきゃ……」

    大神「待てと言っている」

    桑田「は?何が」

    大神「……ダジャレか」

    桑田「……」

    大神「桑田よ」

    桑田「何が」

    大神「今のは……ダジャレなのか、桑田」

    桑田「え?あー……あ?」

    大神「オレが!折れる!これは!!ダジャレだな!!我を笑わせ!!隙を生み!!あわよくば首をかききるつもりか!!」

    桑田「ああー!めんどくせぇー!!」

    386 = 1 :

    ◆そして


    舞園「結局、先生は午後になっても来ませんでしたね」

    霧切「どうしたのかしら」

    葉隠「きっとオリエンテーションだろ?」


    桑田「ぜー……ぜー……」

    苗木「……桑田クン、大丈夫?」

    桑田「だ、大丈夫……ただ、言いたいことを我慢してるだけだからな……」

    朝日奈「え?我慢はよくないよ!」

    桑田「ぉお!?」

    朝日奈「ほら、これに思いっきり吐き出して!」ぽい


    つ【アルターエゴ】


    桑田「」

    朝日奈「不二咲ちゃんに借りたんだ!」

    アル『どうしたの?ご主人たま』

    アル『辛いことがあるなら言ってよ!』

    桑田「オメーが出てきたことが一番辛いわあああ!!どう処理すんだこれ!!?」

    アル『あ!』

    朝日奈「あ!!」

    桑田「……こ、これは!……突っ込み……じゃねーからマジで……ちげーから……」

    387 = 1 :

    ◆そして放課後


    桑田「」シュウウウウ


    苗木「ヤム……桑田クン!もうやめようよ!」

    十神「そうだぞ、無理をするだけ貴様の体にアポエネルギー、略してアネが貯まっていくだけだ」

    苗木「初めて聞いたよそのエネルギー!?」

    戦刃「呼ばれたのかな!」しゃっ!

    苗木「……ごめん、黙って帰って」

    戦刃「……え?なんで?」

    桑田「やだ……オレは突っ込まねーし……オレの突っ込みありきで世界が進むなんてそんなん……マジ認めねーし!」

    苗木「それは違うよ!」

    ぱきいいいいいんっ

    桑田「……あ?」

    苗木「桑田クンの突っ込みありきなんかじゃない……」

    苗木「桑田クンは……人の会話のテンポを読むのが得意なんだ……そして」

    苗木「そこに、ストライクゾーン(ぼけ)に豪速球(つっこみ)を投げ込んでしまうだけなんだ!」

    コンプリート!

    桑田「あ、あ、あ……ああ……」

    どさっ

    桑田「そんな……いままでのは……オレの、デビル恥ずかしすぎる勘違い……!?」

    苗木「……ううん、でも、胸を張って欲しいんだ」

    桑田「え?」

    十神「つまり超k苗木「超高校級にここまで突っ込み出来るのは……キミしかいない!」

    苗木「桑田怜恩!キミが……【超高校級の突っ込み】なんだ!!」

    桑田「苗木……」うるうる









    桑田「じゃねーよ!十神に最後まで言わせてやれよ!」

    桑田「あと何?超高校級の突っ込みって何?オレそんな肩書きいりませんけどー?オレはミュージシャンになりますけどー?」

    十神「その自分からもボケていけるスタンス、忘れるなよ」ぐっ

    桑田「最近オメーは自分を忘れすぎなんだよ!もっとちゃんと十神らしくあれよ!オレに言ってる場合か!?」

    江ノ島「これでも十神は愚民にとけ込んでるつもりだよ?」

    桑田「出番がおせーぞ江ノ島ァァァァァ!!」

    388 = 1 :

    ◆で、翌日


    わっはっはっは……


    桑田「だからオレは言ってやった訳よ、『これて夜も三冠王だな』って!」

    十神「自分からもボケていけるスタンスは忘れるなと言ったが、下ネタは望んでない」

    不二咲「ボケナスなの?」

    桑田「えっ」

    西園寺「ほーんっと、最悪だよねー。マジで使えなーい、このゲロブタぁ!」

    桑田「誰」

    鈴木さん「炎上させる気だったらさぁ、もっと本気でやんないとダメだよー?」

    桑田「だから誰」

    Iさん(プライバシー保護のため音声を変えています)「騙される方が悪いんですよ、こういう詐欺は」

    桑田「だから誰!!」

    山田「いやー、今日もキレッキレ、スライダーなみにキレッキレですな桑田怜恩d」

    ばんっ!!!!

    桑田「オレやっぱ突っ込まねーし!オメーらのせいでもう喉枯れるから!!」

    山田「あれあれー?おそ松がチョロ松みたいなこと言ってるゾー?」

    桑田「そう言うネタももういいー!!誰か助けてくれーーー!!!」







    桑田「って夢をみたんです」

    松田「疲れてるな、先生には俺から言うからちょっと学校休め」

    桑田「はい……っかしーな……」

    389 = 1 :

    桑田の使い方は計画的に。

    また二週間後に。

    390 :


    原作でも生きてたらこうなってたのかな、おかしい人を亡くした・・・

    391 :

    超高校級の神経学者がメンタリスト扱いとは……いや、松田くんなら精神神経学も網羅してるだろうし適任か

    392 :

    「やっぱいい天気!つゆなんて吹っ飛ばせ、っすよ!!」

    393 = 1 :

    『今週の第一位はー……初登場!【カーネーションレッド】!』
    ちゃらーっちゃー


    霧切「! 今日は舞園さんのユニットの新曲発売日だったわね」

    苗木「すごい、当日にこんなに売り上げるなんて……さすがだよ、舞園さん」

    舞園「ふふっ、ありがとうございます♪」

    「くそっ、あの青葉とか言う女め……好きだチクショウがッ……!」

    腐川「それまだ続いてたのね……」

    「チクショウ……ッ!今度こそ告白成功させてやんだよ……!」

    霧切「それで何回目?」

    「聞くな!」

    先生「そうだね、君達も授業中にワンセグの音声を聞くのは止めようか」

    苗木「せ、先生!?どうしてここが!」

    先生「どうしてここが!じゃないの、しゃべってたからね、結構な大声で」

    霧切「ところで、最近貴方のプロダクションに新しいプロデューサーが入ったと噂を聞いたわ」

    先生「君も先生の話を聞こうか、霧切さん」

    「あァ、あれな。それで売り方とか変えて成功してんだろ?」

    腐川「あら、そ、そうなの?ふふ……どんなやつなの?やっぱり男……?」

    舞園「……内緒です☆」


    大神(……舞園よ……)

    舞園(分かってます大神さん……これは貴方と私達の約束、ですから!)



    大神(そう、内密にすべしとの達しなのだ)


    大神(我が───舞園達の新プロデューサーだと言うことはな!)



    ○chapter27 大神プロデュース~我チョイス~

    394 = 1 :

    ◆放課後


    苗木「で、何でボク達こんなことしてんだっけ?」

    霧切「舞園さん達の能力がアップした秘訣を探る為よ、仕方がないわ」

    苗木「今更だけどそれ必要かな」

    腐川「それでなんであたしも一緒なのよ……」

    「死なば諸共だ」

    腐川「な、何で死ぬこと前提なわけ……?」

    霧切「……舞園さんが来たわよ」


    こつこつこつ……


    霧切「……いつもの舞園さんね、かわいいわ」

    腐川「そうね……悔しいけど、舞園は完璧だもの」

    霧切「顔よし、スタイルよし、性格よし、歌よしと全て揃ってるわ」

    苗木「やけに誉めるね、舞園さんを……なんかあったの?」

    霧切「……何もないわ……」


    こつこつ……ぶろろろろ


    苗木「ん?この音は」

    「……やべぇ!舞園を迎えに来た車だ!」



    ぶろろっ!


    腐川「完全にあれ軽トラよね」

    「軽トラだな」

    霧切「軽トラね」


    舞園「~~~」なんか言ってる

    がららばたん

    ぶろろろろろ


    腐川「軽トラに乗ったわ」

    霧切「乗ったわね」

    「なんでだよ」

    395 = 1 :

    ◆レッスン場

    ちゃらっちゃっ ちゃっちゃーちゃーららー

    「わん!つー!すりー!ふぉー!」ぱんぱん

    「そこ!隙がある!」

    青葉「はい!すいません!」

    「脇を閉めろ!何度も言わせるな!」

    青葉「はい!」

    「そこ!己の力に甘えるでない!」

    「お主等の中にはもっと強い力が眠っている!」

    研究生「はい!」

    「今の力で満足するな!お主達はもっと上をめざせる!」

    ぱんぱん

    青葉「っ………!」

    「何をしておるのだ、青葉!お主は誰よりも努力を欠かさない!気圧されるな!」

    青葉「……は、はい!」

    「青葉!今はお主と、事務所の研究生しかいないのだぞ!」

    青葉「はい!すみませ」

    「何度も謝るな!強大な力でねじ伏せよ!!」

    青葉「………はい!」



    がらんぬ

    「! 来たか」

    舞園「すいません、記者とか苗木君を撒くのに遅くなっちゃいました!」

    「うむ、仕方があるまい……」


    大神P「して、着けられているまいな?」

    舞園「大丈夫です、視線を感じません」

    396 = 1 :

    大神P「……確かに……呼吸も感じないな」

    研究生「すごい……プロデューサーさん、周りの呼吸すら感じられるなんて……」

    新人「し、視線だけじゃダメなんですか?」

    大神P「いかんのだ。なぜなら、随分遠くからお主等を狙う、硝子の眼孔があるからな……」

    舞園「───パパラッチのカメラ……!!」

    大神P「いかにも。我もまた人間、そのような値遠くからの視線は感じられぬ」

    大神P「故に、世界の呼吸を体で感じるのだ」

    舞園「なるほど……!」

    新人「その方がむずかしくないですか!?」

    大神P「はじめは難しい。だがな、お主もしっかりと心に刻むといい」

    大神P「我らもまた地球の生命体のひとつ。即ち、意志さえあれば共鳴できるのだ」

    青葉「そこまで行ければ、私達もトップアイドルに……」

    舞園「道は険しい、ですね……!」

    大神P「そのために鍛錬するのだ、お主等のためにな」

    「「「はいっ!!」」」


    新人(あ、これ終わったらこの事務所、やめよ)


    397 = 1 :

    大神P「まずは基礎鍛錬から始める。各、準備はいいか」

    「「「はいっ!!」」」

    大神P「行くぞ……」

    手拍子ぱんぱんぱんぱん

    新人(しっかり付いていかなきゃ……)


    大神P「まずは基礎の基礎、ボックスステップだ。行くぞ!」

    大神P「わん!つー!すりー!ふぉー!」

    大神P「わん!つー!すりー!ふぉー!」

    ぱんぱん

    新人「わっ……!?」

    大神P「新人!足捌きが遅い!」

    大神P「ボックスステップは基礎。基礎故に最も大切にしなければならん!」

    大神P「体重移動!足の出す感覚!そしてどれだけ移動するのか、それだけでも大変だが」

    大神P「なによりも、体勢を整えたまま踏むステップ!」

    大神P「それらはお主等が今後、アイドルとして踊りをこなす為に大切な要素となる!」

    新人(意外にも大切なことを教えてくれてる)

    大神P「それにだ!体のこなしが全くなっていないと言うのに!」

    大神P「敵に囲まれた時にどうやって逃げようというのだ!!」

    新人(あと戦い方も)

    398 = 1 :

    ◆そのころ


    苗木「ダメだ……どこにもいない!」

    苗木「こういう時だけは使えるかと思ったけどあのダメ占い師ほんとに使えねぇーー!!!」

    霧切「なんでそんなの信用したのよ……」

    苗木「こうなったらもうオカルトの力しかない!と思ったから……!」

    ぴっ

    「おし、舞園の居場所が分かったぜ」

    苗木「………え?」

    「不二咲が一瞬でやってくれた」

    腐川「は、はぁ!?なによ、まさか」

    「あいつはスーパーハカーだからな……!」

    苗木「そうか!そっちがあったぁーーー!!使えないの信じるんじゃなかったぁぁぁぁ!!」

    腐川「で、どこなのよ」

    「かなり近い場所らしいぜ」

    霧切「どこ?住所を……」

    「ここだってよ」スマホぽちー

    苗木「……ここからめちゃくちゃ近いじゃないか……いや、むしろ3割しか合ってない!!!喜べないぞ……ほんとに信用ならないよーー!!」








    『……ねぇ知ってた?苗木っち、まだ俺との電話切れてないの……あのね、俺ね?今……天井を見上げてるんだ……』

    399 = 1 :

    ◆で


    苗木「ここがその練習場だね」

    霧切「アイドル達のレッスン、一体どんな」

    ひゅっ

    すとん

    腐川「……へ?」

    霧切「今のは……」


    つ【ほうちょう】


    苗木「」

    「」

    がららっ!!

    霧切「……!」


    舞園「これが……敵の呼吸……ッ!」

    青葉「まさか、さやか……ついにその境地に!」


    苗木「なんか言ってるけど」

    「敵の呼吸ってなんだよっつーか、これ!」

    舞園「これは一応偽物なので刺さっても死にません!大丈夫です!」

    苗木「なんか問題が違うよ!?」

    霧切「偽物とは言え一瞬壁に刺さってたし……」

    舞園「とにかくレッスンは見せられません!帰ってください!!」

    青葉「そ、そうですわよ、人生の初心者さん達!」

    「ぐぬぬ……ッ!」

    苗木「ちょっとくらい教えてくれたっていいじゃないか……!」

    400 = 1 :

    ◆そして数日後


    苗木「結局プロデューサーがどんな人なのかおしえてくれなかったね」

    霧切「でも、新曲発表のミニライブに呼んでくれたじゃない」

    苗木「……そうだね、また新しいパフォーマンスをしてくれるのを楽しみにしよう」


    わああああ!!



    苗木「! 始まった!」





    舞園「……押忍ッ!!」

    「「「押忍!!」」」




    苗木「」




    舞園「せいっ!せいっ!せいっ!せいっ!」ぶんっ


    苗木(長渕剛かな?)


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