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    元スレ苗木「何かがおかしいダンガンロンパ」

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    501 :

    「コープマックス!ネタ解禁!」

    502 = 1 :

    苗木(こまる、ボクは今ピンチです)



    ゴズ「タココラ!」

    苗木(なんでも学園の卒業生達が作った法人かなんかがあって)

    十六夜「タココラ!」

    苗木(その団体のOB達が遊びに来てくれたところまでは良かったんですよ)

    宗方「タココラ!」

    苗木(で、あー、その中に薬剤師の才能を持ったOGがいてね……)

    忌村「あ、あ、……ど、どうしましょう……」

    苗木(うん、そうなんだ。そろそろ3ネタをいじる頃合いだと思ったんだ)

    腐川「タココラ!」

    苗木(なんか雰囲気で分かるよね?そうそう、あれあれ、あれ系の話です今回)

    石丸「タココラ!」

    苗木(もう早く帰ってペルソナやりたい)

    舞園「タココラ!」

    苗木(感染者増えてr舞園さん!?)


    ○chapter35 グレートワイライト・シンドローム

    503 = 1 :

    ◆ちょっと前


    宗方「これが俺が希望ヶ峰OBとOGを集めて作った……NPO法人【未来機関】だ」

    苗木(名前ダサいな……)

    桑田「へぇー!名前ダサいっすね!!」

    朝日奈「ちょっ……少しはビブラートに包みなよ!」

    大神「それを言うならオブラートだ、朝日奈よ」

    宗方「……(年下に名前ダサいって言われた……)」

    逆蔵「気にすんじゃねぇ宗方」

    宗方「ああ……(折角寝ずに3日かけて考えたのに……)」

    霧切「その人達が今日はなんの用かしら」

    宗方「……(マジでイケてると思ってたのになぁ)それはだな」

    雪染「私が説明するわね!」

    霧切「? あなたは確か……」

    不二咲「77期生の受け持ちをしてる雪染先生、ですよね……?」

    雪染「そして未来機関のひとりでもあるのよ!どう!すごいでしょう!」

    十神「それでそのダサい名前の法人団体がどうした」

    宗方「……(またダサいって言ったな……親父にも言われたこと無いのに……)」

    雪染「今回は学生のみんなに未来機関の紹介をするってわけ!」

    桑田「ダサい名前なんで遠慮します!」

    朝日奈「あんたほんと容赦ないよね!さすが10対0で勝ってるのにソロホームラン決める男!」

    宗方「もう名前をダサいって言うな……言った奴から切る」しゃきん

    雪染「暴力は!さすがに暴力はやめて京助!」

    504 = 1 :

    ゴズ「今回は我々未来機関がどんな団体なのか、説明して……そして」

    ゴズ「今後卒業生のみんなにこの未来機関へ加入いただけるようにお願いをしに来たんですよ」

    宗方「そうすればこの腐った学園も再生出来る……俺達で希望ヶ峰を、世界を変えr」

    霧切「なるほど……今から使える駒をたくさん作るってわけ」

    宗方「……ああ、そうなるな(高校生にしゃべってるのじゃまされた……辛い……)」

    安藤「さっきっから聞いてりゃ……あんたら何なの?宗方副会長の話、ちゃんと聞けないわけ?」

    宗方「(そっか……俺もう生徒会長ですらないんだもんな……はは)……構わん、仕方がないことだ」

    安藤「でも」

    桑田「だってまず名前がなぁ……」

    苗木「そ、そうかなぁ?何度も聞いてたら『あれ?もしかしてアリじゃない?』って思えてきたよ?」

    朝日奈「それほめてないよね……」

    宗方「貴様……(誉めてくれた……)」

    宗方「……見る目があるな」

    苗木「そんなことはないと思いますけど……」

    宗方「謙遜するな(俺とおんなじセンス持ってるやつかもしれない)」

    宗方「お前には特別に配慮してやってもいいぞ」

    宗方「正直友達になりたい(友達になりたい)」

    雪染「あの京助が!普段は言いたいことを隠してしまうが故に無口になりがちな京助が!友達とか!!」

    505 = 1 :

    苗木「それにしても、いろんな才能を持った方が揃いましたね……」

    宗方「ああ、そうだな。俺が俺自身で見定めた、希望ヶ峰の生き残り……と言ったところだな」

    セレス「にしてはセンスがありませんわね。特にそちらの女性の方なんか」

    安藤「あ?」

    セレス「いつか寝首をかかれるんじゃありませんの?あんなの側に置いておいて大丈夫ですか?」

    十六夜「お前に流流歌の何が分かる?」

    セレス「目を見れば分かります。あれは……信頼ではなく軽視。尊敬はしているでしょうが、いずれは」

    宗方「……黙れ。俺の選んだ仲間だ」

    セレス「あら、それは失礼」

    安藤「宗方さん……」

    宗方「俺がこいつを信じなくて、こいつが俺を信じると思うか?(でもなー)」

    宗方「俺は……信じる(未来機関よりかっこいい名前の団体作られたらなー、それは困るよなー)」

    宗方「安藤の理想は俺達が叶えるだけだ」

    セレス「の割に目が泳いでますが」

    宗方「そんなことはない」


    宗方(バレたか?バレたか?安藤に未来機関がダサいって言われたらどうしよっかなって思い出したのバレたか?)おどおどおど

    宗方(裏切られるとかは思ってないんだけどさー、もしかしたらだってねぇ)

    宗方(え?安藤、もしかしてずっと思ってた感じ?未来機関って名前?ダサいって?え、ちょ待って、名前付ける話したじゃん一回)


    雪染「京助……とりあえず落ち着いて……」

    506 = 1 :

    万代「こんなにたくさんの才能がいると、人種のサラダボウルって感じでしょ?」

    苗木「そうですね……人脈の広さにも驚きます」

    忌村「わ、私達はみんな、どうしようもない状況から……宗方さんに助けてもらったの」

    朝日奈「どうしようもない状況?」

    ゴズ「私なんかは覆面を取られそうになった時に、後ろからパイプいすで敵を殴ってもらいましたし」

    苗木「えっ、そう言う感じの?」

    万代「僕は作物が腐ってしまいそうな時に宗方君が来てさ」

    ナレーター『京助には、心当たりがあった。それは───去年6月』

    万代「って感じで、いにしえの知恵を使って助けてもらったし」

    苗木「DASH島かな?」

    霧切「あっさり数年前の情報を出してくるとは恐ろしい……」

    忌村「そして私は、こう……学園退学になったり、借金背負いそうになったり、へんな壷買わされそうになったりしたのを度々」

    苗木「度々」

    忌村「それ以来、みんな宗方さんに従うことにしたのよ」

    霧切「壷、ねぇ……そんなの売りそうなのは」

    葉隠「……おっ!あん時のおねーさん!あの壷は貴重なもんだから買えっつったのに勿体ねぇ」

    朝日奈「いた」

    忌村「」!

    宗方(最近の高校生怖い)

    霧切「とりあえずあなたはこっちに来なさい、ふさわしい部屋を用意してあげるわ」ぴぽぱ

    宗方(最近の女子高生すごいこわい)

    霧切「……もしもしポリスメン?」

    葉隠「オアアアーッ!!?」

    507 = 1 :

    不二咲「み、みなさんは自分の才能でいろいろされてるんですか?」

    宗方「ああ。未来機関は様々な市民の悩み解決を支援する団体だ」

    逆蔵「たとえば俺ぁ、腕っ節がつえーから」

    朝日奈「町の子供にボクシング教えたり?」

    逆蔵「あ?そんなことしねーぞ?」

    苗木「じゃ、何を……」

    逆蔵「セレブの買い物の付き添い」

    苗木「付き添い」

    逆蔵「荷物全部持ってやると喜ぶんだ」

    宗方「こうやってスポンサーを捕まえている」

    霧切「町の何でも屋さんじゃないのそれ」

    安藤「分かってないねー、探偵さん?それが町の治安維持につながんだよ!」

    安藤「まあ?ミクロな視点しか持たないあんたじゃ、この宗方さんの崇高な考えを理解するなんて無理だけどね!」

    宗方(町の何でも屋さん……俺が目指していたのは……何でも屋さんだったのか……?)

    宗方(ち、ちげーし、もっとすごいことしたいし、ご、ゴミ拾いとかしたいし)

    十六夜「まあいいだろう。俺達は俺達のすべきことをするだけだ」

    山田「すべきこと……!」ピロリロリーン

    朝日奈「ややこしくなるから黙ってて」

    508 = 1 :

    忌村「わ、私はその、薬剤師って、呼ばれてるから……」

    忌村「風邪薬とか、そういう、体にいいものを作ってるわ……」

    苗木「やっとまともなひとが現れたぞ……」

    桑田「ここまで長すぎねぇかオイ?」

    セレス「日本の社会に不安を覚えますわね」

    忌村「今回はね、うふふ……おもしろい物を作ってきたのよ」ごそごそごそ

    苗木「……おもしろい?」

    忌村「ええ、服用するとアドレナリンの分泌を促すような薬。痛みに負けないようになるし」

    忌村「性格がとても明るく、強気になって……そうね、簡単に言うと」

    忌村「グレート・ゴズさんみたいになるわ」

    苗木「え!?それはなんで……」

    忌村「なんとなく?」

    苗木「なんとなく」

    がらら

    舞園「あれ?この人達はいったい……」

    霧切「! 舞園さん。レッスンはもう良かったの?」

    大神P「今し方終わったのだ」

    朝日奈「あ、さくらちゃ……大神P!」

    苗木「それを言い直す意味は」

    大神「否、今の時間からはただの大神さくらだ」

    朝日奈「さくらちゃん大好き!」

    桑田「ちょっと待っといて、話があちこち言っちゃうから」

    山田「あちこち……イく!?」

    朝日奈「もう死んでくれる?」

    忌村「ねぇ、よかったら……薬、飲んでみない?」

    霧切「……そうね、おもしろいわ……ぜひひとつ」

    忌村「よかった……それじゃ」


    きゅぽ

    509 = 1 :

    万代「僕は【元 超高校級の農家】なんだ」

    石丸「またDASHの回し者か……!」

    万代「うん違うから落ち着いてね?」

    万代「……実はね、僕の畑ではこんなおっきいカブが穫れるんだよ」ジェスチャー

    石丸「ほ、本当ですか?」

    万代「色々な生育方法を試して、ベストな物を見つけたんだ」

    石丸「……眉唾ですね。第一、カブはそんなに大きく生育しないはず」

    万代「本当だってば、僕が収穫したんだ」

    石丸「写真などはありますか?」

    万代「実は、カメラが苦手だから撮ってなくて」

    石丸「そうですか……では残念ですが信用は難しいですね」

    万代「そんな……!い、言うじゃないか、『隠れて育つ芋ほど強い』って!」

    石丸「何言ってるのか分かりませんね!」

    不二咲「ちょ、い、石丸君……そんなに言わなくても」

    石丸「いいかねっ!こうしている内にも僕達学生を嘘が浸食していくのだぞ!それだけは避けなければなるまい!」

    万代「嘘じゃない!嘘じゃないんだ!」


    ぶん


    苗木「え?」

    がっ

    忌村「あら」


    手から瓶がすぽーん
    中に入ってた錠剤がじゃららー

    ぱく

    万代「あれ?」

    石丸「む?」

    十六夜「お……」


    ごくん

    510 = 1 :



    苗木「で、今に至ると」

    舞園「タココラ!腐川さんがどこにもいねーぞオイゴラァ!」

    苗木「なんで舞園さんまでそうなっちゃったの……」

    雪染「これは……ゆゆしき自体ね……!」きりっ

    苗木「それ言いたいだけでしょあんた」

    不二咲「これを使えば僕も男になれる……!?」

    山田「それはだめ!ちーたんは今のちーたんでいいんですよぉぉおぉ」

    霧切「どうしたものかしらね」

    雪染「このままじゃ、未来機関が……ただのポンコツ集団で終わってしまうわ!」

    苗木「本編でも割とポンコツでしたし……」

    桑田「オメーには言われたくないと思うの」

    忌村「ほん……ぺん……?」

    山田「メタ通じないタイプのひとってこの世界にいたんですね、知らなかったよ」

    霧切「ふつうは通じないのよ」

    舞園「おらぁ!さっさと帰れゴラ!片付けて帰れ!」

    宗方「あぁん!?何だゴラァ!タココラ!この……このタココラ!あとタコ、タココラ、タココラ!!」

    苗木「あの人語彙力無いのかな……」

    511 = 1 :

    大神「静まるのだ、お主ら!」

    ごおぉぉぉぉっ……!

    逆蔵「あ……?」

    十六夜「テメェいったいなにを」

    大神「ふんっぬ!!」


    どがっじゃぁぁぁぁぁ
    床びきびきびき!
    壁ばきばきばき!

    葉隠「おわっ!?」

    霧切「なんだ生きてたのあなた……」

    山田「さりげなく死んだ扱いにされとったんかい」


    しゅううう……


    大神「これ以上争うのであれば……お主等、全員このようになるが……?」


    苗木(どれだよ……)

    桑田(具体的にどうなんだよ……)


    石丸「し、失礼した……!」

    十六夜「俺が間違ってた……すまない」

    逆蔵「お、おう……じゃましたな」


    苗木「そして全員あの武力には勝てなかったのか……」

    舞園「驚きすぎて薬効が切れたんですね」

    霧切「あんまり被害が出なくて良かったわね」

    雪染「出てるわよーすっごい出てるわよー?」


    腐川「タココラ!タココラ!」

    雪染「あら?あの子だけ変わってないわ」

    腐川?「タコ×コラ派ってことかしらァ……」

    雪染「あっごめん元々変わってる子っぽい」

    苗木「気を使わせてすいません……」

    513 :

    乙ー。
    タコ×コラ…一体誰と誰なんだ…

    514 :

    ここからコラ×タコ派との熾烈な戦いが・・・

    515 :

    ??「おい、ダベミ。そろそろ締め切りだぞ。予告状は出さないのか?」

    516 = 1 :

    「よし、行こう!」

    517 = 1 :

    石丸「ハロウィンだぁ?」びききっ


    桑田「……そんなにらむなよ……」

    石丸「日本男児がハロウィン?ハロウィンだと?何をばかげたことを!」

    石丸「大体、日本はなんでもかんでも祭りにすればいいと思いすぎではないかね?アレは海外の催しだからそう言う文化として許されるのだ」

    石丸「それが!ただコスチュームプレイして!練り歩くだけの祭りに!成り下がっている!!」

    石丸「僕はッ!そんな日本を……か”え”た”い”ッッッ!!」涙ぶわっ

    桑田「なーんかいつもより熱いなイインチョ」

    戦刃「きっと友達がいなくてハロウィンの楽しさを知らないんだよ」

    桑田「オメーにだけは言われたくねーと思うの」

    舞園「でも、日本式のハロウィンも楽しいですよ?」

    石丸「何を言っているのかね、目を覚ましなさい!」

    桑田「そんな天海祐希みたいに言ってもよぉ……」

    舞園「古くないですか元ネタ」

    戦刃「ハロウィンは戦場でもチョコが配られるから私はうれしいけどね」

    桑田「は、そ、そうなんだ……?」

    戦刃「チョコがひとかけらあれば1週間は持つよ!!」どやぁぁぁぁぁぁ

    舞園「今は日本ですから、たくさんチョコが食べられますね」

    戦刃「そんなにチョコがあったら私いつまで生きてられるかな、無限かな」

    桑田「有限です」


    ○chapter36 ねぇ知ってる?ハロウィンって元々古代ケルト人が起源と言われていて、秋の収穫を祝うために行った祭りがそのはじまりなんだって


    518 = 1 :

    石丸「とにかく僕の目の黒い内はそんなものさせてたまるか……!」

    石丸「僕の家は諸々の深くてつらい事情のせいでそう言った楽しいイベントをひとつも味わっていないのだよ……!!」

    戦刃「!? な、なにこの殺気!」

    桑田「はへ?」

    石丸「君達も粛正してやる……強制してやる、更正してやる……」ごごごごご

    石丸「僕が地の果てまでも追いかけて君達を純和風に育て上げてやる……和風総本家にしてやる……!!」

    舞園「お、落ち着いてください石丸君!?」


    がらららららぴしゃん


    「トリックオアトリートだオラァァァァァ!!」

    朝日奈「ドーナツくれなきゃいたずらするぞォォオオオオ!!」

    不二咲「がおー!!」

    セレス「とにかく金よこせやゴラァァァァ!!」

    葉隠「呪われたくなきゃセミナーに来いオラァアアア!!」

    舞園「なんですかこれ」

    戦刃「奇襲?」

    桑田「ある意味合ってるけどな!?」

    「タココラ!タココラ!!」

    桑田「そっちまだそれなの!?」

    山田「いたずら(意味深)」

    桑田「オメーが言うとマジでやばいからやめて」

    戦刃「暗殺かな」

    霧切「と言うことよ」

    十神「どういうことだ」

    江ノ島「うるせぇメガネ!!!!!!!」

    桑田「……テンションに高低差ありすぎて耳キーンってなるわ」

    石丸「とりっく?おあ……とりーと、だぁ……?」

    舞園「いけません!なんか石丸君がキャラ崩壊しかけるほど怒ってます!」

    519 = 1 :

    不二咲「い、石丸君……ハロウィン嫌いだったのぉ?」

    石丸「ああ!僕はこんなイベントは反対だな!」

    不二咲「そっかぁ……うう……」

    石丸「……」

    不二咲「みんなと同じようにイベントに……参加できる体力が付いたから、た、楽しみにしてたんだけど……」

    不二咲「でも、石丸君が……苦手だったら、やめた方がいいよねぇ……」

    セレス「金!」

    葉隠「セミナー!」

    山田「いたずら(意味深)」

    桑田「ちょっと黙って?」

    不二咲「みんな……もうやめよう?こんなの……よ、喜ばないよぉ」

    不二咲「……石丸君にも笑顔になってほしいから、一緒に参加して欲しかったけど……」

    不二咲「だ、だめなんだねぇ……うう……」うるうるうる

    石丸「いっ、いや、べ、別にだめとは」

    不二咲「石丸君はハロウィン……嫌いだもんねぇ……」

    不二咲「ううう……」ぽろ

    石丸「ち、ちがっ、僕はそんな」おろおろ

    山田「参加しちゃいなよ……」

    石丸「」!?

    朝日奈「美味しいお菓子ももらえるよ……」

    セレス「餃子も……」

    桑田「もらえません」

    葉隠「へ?水晶玉は?」

    桑田「オメーだけ帰って寝ろ」

    520 = 1 :

    石丸「はあ……仕方がないな。今回だけだぞ」

    不二咲「ほんとに!?」

    「さすが俺の兄弟だぜ!」

    江ノ島「ハロウィン参加ね、オッケー」

    ごとんっ

    江ノ島「おっと」

    石丸「……気のせいだろうか、今鈍器が見えたような」

    葉隠「鈍器?ドンキかいな?」

    朝日奈「あー、そっか。コスプレドンキで買ったもんねー」

    ごどごどごどんっ

    石丸「いや、明らかにこれはコスプレではなくてだな」

    舞園「って言うか今更ですけどなんですかそのコスプレ」

    十神「……黙れ」

    江ノ島「十神はお化け屋敷やった時の残りでドラキュラにしたわよ?」

    「アタシはゾンビッ!腐ってるからね!」

    山田「別な意味ですそれ」

    桑田「他のやつはやる気あんのか、マジでドンキクオリティじゃねぇか」

    霧切「私はただスーツ着てるだけよ」

    戦刃「コスプレですらないよそれ」

    石丸「コスチュームプレイだと!?衣装を着る喜びを知りやがって!絶対に許さないぞ!」

    舞園「まあまあいいじゃないですか……」

    戦刃「私のもコスプレ……かな?」

    江ノ島「ミリタリーファッションを毎日してたらコスプレではないね、残念」

    521 = 1 :

    葉隠「ちなみにこのかぶってるカボチャは本物だべ」きりりっ

    江ノ島「あー、道理であんたんとこだけアリがたかってるわけね……」

    葉隠「グオオオオアリが服の中にイイイイかゆいかゆいかゆい!」

    朝日奈「今気付いたんだね」

    霧切「あなた、ちょっとずつ髪の毛減ってない……?」

    「つーか、あいつおせーな」

    石丸「なに?あいつとは……」

    ずしずし……


    「すまぬ、遅れたな……」ずしずし

    舞園「あ、もしかして大神さん?」



















    オガ太郎「ぺんぱいなっぽおあっぽうぺん」




    舞園「」

    石丸「」

    霧切「ブリリアント」

    「エクセレント」

    山田「ハイカラですね」

    桑田「今日はもう寝ようぜ」

    522 = 1 :

    桑田「いや、今更だけど、オメーらコスプレして何するつもりなんだよ」

    朝日奈「え?大人からドーナツもらうんだけど」

    桑田「もらうんだけど、じゃねぇよ」

    セレス「それから金をむしり取りますわ」

    戦刃「ブレないねセレスさん」

    山田「まあ、拙者は最終的に百合本描くためのエッセンスが手に入ればそれでいいし」

    セレス「その売り上げを」

    葉隠「山分けして?」

    オガ太郎「ぺんぱいなっぽおあっぽうぺん」

    舞園「つまりどういうことなんでしょう」

    石丸「……気に入ったのだろうか」

    オガ太郎「そうでもないが……」

    石丸「そうでもないのか」

    不二咲「それじゃ、みんなで大人のところに行こうよ!」

    「だな。さーて、ビビらしてやっか」

    桑田「趣旨変わってねぇか!?」

    戦刃「よく見たら不二咲さんの衣装は狼男だったんだね、かわいい……」もふもふもふ

    不二咲「ひゃんっ」

    山田「そうそう、そこでひゃんっと言われたならもはや全俺が勃たねば」

    桑田「もう通報していい?」

    朝日奈「って言うか苗木どこ?」

    十神「愚民は捨て置け……今日は祭りだ」

    オガ太郎「しかしだな……」

    「いいからいいから!テリーを信じて!!」

    桑田「テリー!?」

    「ヒイイイイハアアアアア!!さぁヤっちゃいましょう!アタシと白夜様の愛の園を作るためにィィィィィ」

    十神「そんなもの作ると言った覚えはないんだが」

    523 = 1 :

    ◆で、


    ぴんぽーん







    先生「はーい」


    がちゃ


    江ノ島「……」

    先生「え、江ノ島さ……」

    朝日奈「トリックオアトリート」

    先生「朝日奈さん!?」

    山田「トリックオアトリート」

    先生「山田君……って言うかみんなどうしたの!?」

    セレス「トリックオアトリート」

    朝日奈「トリックオアトリート」

    不二咲「トリックオアトリート」

    先生「お、お菓子が欲しいのかな?」

    オガ太郎「ぱいなっぽお」

    先生「ごめん、置いてない」

    オガ太郎「ぬぅぅぅぅぅっ!!」どしゃあ

    石丸「大神く……いやオガ太郎!?」

    桑田「なぜ言い直した」

    先生「……えーと、どうしたらいいのかな、これ」

    霧切「トリックオアトリート」

    先生「お菓子ね?お菓子あげればいいのね?」

    葉隠「トリックオアトリート」

    先生「って言うかここ先生の自宅だからね、どうやってきたの?」

    「トリック!オアト!リー!ト!」ぶんぶん

    先生「ああバイクで……あの、しゃべるのは普通でよくない?」

    しゃきーんっ

    先生「」!



    戦刃「デッド……オア、トリート」



    先生「うん、それなら僕もお菓子上げるよ、命はさすがに勘弁勘弁」

    524 = 1 :

    ◆それから数分後






    セレス「まだジャラジャラ言ってんだろうがクラァ!出せクラァ!」

    葉隠「そこに50円玉あんだろうがクラァ!」

    先生「はい……すいません……すいません……」ちゃりん

    セレス「おいこれ貯金箱だな?貯金箱だろうがクラァ!」

    葉隠「開けろクラァ!500円玉貯金とかしてんじゃねぇべクラァ!」

    先生「すんません……ほんと許してください……」ちゃりんちゃりん

    桑田「すでに菓子とかではなくカツアゲになっている」

    舞園「あれが社会問題であるおやじ狩りですね」

    戦刃「おやじって美味しいのかな」

    石丸「こらぁ!やりすぎだぞ君達!!」

    霧切「そうね。あ、セレスさんは今の内に逃げて。そこの葉隠康比呂、止まりなさい」

    葉隠「なぜ俺だけ!?」

    霧切「そう言う洗脳ビデオを見たからよ、多分」

    山田「後で怒られろよ霧切殿」

    オガ太郎「ペンもぱいなっぽおもないとは……我は何のためにピコ太郎に扮したのだ……」

    朝日奈「あんまり落ち込まないで、オガ太郎ちゃん!」

    桑田「矛盾が激しいなオイ」

    舞園「渦潮の如しでしたね」

    オガ太郎「仕方がない……心の目でぺんとぱいなっぽおを見るのだ……」すうううう

    「すげぇ……そこにはないのにまるで本物のペンとパイナップルがあるように見えるぜ……!」

    不二咲「架空のちゃぶ台を投げた時みたいだねぇ!」

    「ごめん、アレ別のマンガ」

    525 = 1 :

    霧切「せっかくだからあの人のところにも行きましょう」

    十神「なんだ、お前が行きたいところに行くのか?」














    ぴんぽーん

    がちゃ


    霧切「This is 学園長」ぐいっ

    学園長「ん?」

    霧切「This is pineapple」

    オガ太郎「んんんんんんん……」←タメ

    学園長「あ、死んだわこれ」




    オガ太郎「ぱいなっぽおちょうッッッッ」←タメ→(右向きの場合)



    ……その時、世界が───一瞬だけ止まった





    がきいんっ

    学園長「あっぶなーーーー!暗転からの直ガ間に合ったーーーー!!」



    桑田「そんなまた格ゲーみてーなこと!?」

    「あーあ、オーガちん……じゃねーな、オガ太郎またゲージ溜め直しだわ」

    桑田「格ゲーなの!?いまの空間!?」

    霧切「それはともかくお菓子をよこしなさい」

    「そうだぜ……“ある”んだろ……ここによぉ、“ルマンド”がよォ!」

    舞園「またずいぶんかわいいの狙ってますね」

    江ノ島「もっと上狙いなさいよ。バンホーテンとか」

    不二咲「シャネルとかグッチ?」

    戦刃「まさかの単語が不二咲さんから」

    十神「俺なら城を狙うな」

    桑田「趣旨がまたズレてきてるんですけど」

    山田「早くしないと翔殿に仁総受け本作られるけどいいの?」

    石丸「受け?格闘技かね……?」

    「スポーツ(意味深)ねェ」

    舞園「そこまでにしませんか!」

    526 = 1 :

    ◆そのころ


    苗木「あの……そろそろ行ってもいいかな?」

    言子「ダメです!お兄さんはキャワイイので、みんなでかわいがって上げるんです!」

    苗木「でも、ボクも友達と待ち合わせが……」

    蛇太郎「ボクちん達が新しいお友達になってあげるよ……あっ、ボクちんなんかが友達になってもじゃまかなぁ」

    苗木「いや、そんなことは」

    「じゃあオレっち達と遊ぶんだい!」

    苗木「で、でも……」

    「……もういいんじゃない?その魔物、行かせて上げたら」

    言子「あれ、新月君ったらそんなドライなこと言って……最低です!新月君こそ魔物です!」

    「ち、違うよ!僕はただ、そんなのよりも新しいターゲットを見つけてお菓子を揺すった方がいいんじゃないかって……」

    モナカ「その考え方が大人びてるって言ってるのじゃー!」

    「どんどん大人に近づいてるぞ、新月くん……オレっち達からも離れていくんだい……」

    「ちっ……ちが……」

    言子「ほんと新月くんは言い訳ばかりですね!言い訳ばかりと言えばあの【以下色んな意味で閲覧不可】」

    モナカ「キレッキレだね言子ちゃん!」

    苗木「ほんとなにこれ……」

    蛇太郎「とりあえずさ、お兄ちゃん……ぼ、ボクちんが芸術品に仕立て……げ、芸術品、に……」

    蛇太郎「芸術品にしてやるよ(妥協)」

    言子「そうです!オッスとメッスの融合を果たせばいいのです!」

    苗木「なんか分かんないけど最低なことしようとしてるね!?や、止めてよ!」

    モナカ「お菓子をくれてもいたずらするのじゃー!!」

    言子「今日は朝まで泣き踊れ!!」

    「やってやるんだーい!!」

    ??「お仕置きが必要だな……」

    苗木「なんか分かんないけど最後ひとり違う人いたよね!?」


    うわあああああああ……

    527 = 1 :

    次回は『何かが足りないダンガンロンパ』を予定しております。チャンネルはそのまま!
    あ、近況としてはペルソナ5クリアしました。ラスト、モルガナが親指を立てながらお台場の海に沈む姿は涙なしには見られませんでした。
    川上かわいいよ。

    また2週間後に。

    528 :

    乙乙
    ちーたんはやっぱり天使

    529 :


    ハロウィンで…笑顔を…

    530 :

    乙。SS書いて疲れたろ、もう寝ようぜ

    531 :

    「唯吹はずっとダンガンロンパを応援するっす!」

    532 = 1 :

    前回
    お仕置きが必要だな……(謎の紋様がぐるぐる回り始める)



    苗木「あれから色々あったけど、無事にこうしていられて本当によかった……」

    苗木「もう、みんなほんとなんだったんだ……?あの子供達……」

    苗木「まあいっか。これからは平和な1日が戻ってくるんだし」


    がらら


    苗木「おはよう、みんな」

    舞園「おはようございます苗キャアアアアアアアア!!!」

    苗木「な、ど、どうしたの突然!?」

    舞園「ま、ま、また……また上のアンテナがなくなってる……!!」

    苗木「え?……あ、ほんとだ」さわさわ

    苗木「どおりでなんかいつもよりも歩きにくいなあと思ったんだよなぁ……」

    山田「あのアンテナ、バランサーか何かの役割を果たしていたので……?」

    舞園「それがないと苗木君は……苗木君は!」

    苗木「そうだね……右折出来なくなっちゃうから……」

    山田「えっ?髪の毛がなくなっただけ、なのに……?それなんてファンタジー?」


    ○chapter37 何かが『足りない』ダンガンロンパ


    533 = 1 :

    「どうやらあの日の夜以来、みんなは何かが足りなくなってしまったようね……」

    山田「おっと、霧切響子殿」

    霧切「私もごらんの通りよ」どやああああ

    山田「ちょっとなに言ってるか分かりません……衣装もふつう、髪型も変わりなし……なにが違うんです?」

    霧切「羞恥心がなくなってしまったのよ。だからいくらでもどや顔出来るし、いくらでもスカートをめくれるわ」ぴら

    山田「人間として軸がブレてしまっておりますぞ……あわわ……」

    霧切「山田君ももしかしたら、何かが足りなくなっているかも……」

    山田「はわわぁ!?せ、拙者は特に問題ありませんぞ!?」

    霧切「そう?……ならいいけど」

    山田(いやー、さすがに性欲がなくなったとか言えないでしょ、こんな破廉恥の固まりの前で)

    舞園「とにかく、現状を何とかしなきゃいけませんね」

    苗木「それにしても参ったな……なんかふらふらする」ふらふら

    山田「ああ言ったそばから苗木誠殿が!」

    霧切「舞園さんの症状は?」

    舞園「私ですか?自覚症状がないので、なにと言うことが出来ないんですが……そうですね」

    山田「んむ?」

    舞園「リズム感が……なくなったかな……」遠い目

    山田「ああ、アイドルとして致命的な、ああ……うん……ドンマイ……」

    534 = 1 :

    がらら

    「なにしてんだオメェら?」

    苗木「おはよう大……大和田クン髪どうしたの!?」

    「あ?あー、起きたら髪が無くなってた」つるすっぺーん

    朝日奈「おはよー!……ほんとかわいそうだよね、大和田」

    霧切「あら、そう言う朝日奈さんも……」

    朝日奈「ん?」つるすっぺーん

    苗木「男達の癒しがあああああ!?」

    山田「そこまで惜しんでも仕方がないのですよ苗木誠殿」

    舞園「と、突然なんですか?」

    朝日奈「うん、今日目が覚めたら……かな」

    「しっかし参ったな……こんなんじゃ族の奴らに示しがつかねぇっつうか……」つるすっぺーん

    山田「それはそれでかっこいいと思いますけどもねぇ」

    「あん?」

    山田「こう、ヒチョリ!って感じで?」

    霧切「そうね、案外似合ってるんじゃないかしら」

    苗木「ふたりとも真顔でなんてこと言ってるんだよ!?」

    「そ、そうか……?」つるきらーん

    苗木「ああ眩しい眩しい!」

    山田「太陽拳を修得なさっているぅぅぅ!?」

    朝日奈「私はタイムが伸びたからちょっとうれしかったんだけどね……」

    舞園「水の抵抗が減ったんですね……」

    山田「でも我々が寂しい……」

    苗木「それに同意だよ……」

    535 = 1 :

    石丸「なに?みんなの何かが足りなくなっている?」

    苗木「うん。だからみんな無事かと思って調べてるんだけど……」

    江ノ島「なんて言うか、アンタってほんとマーヒーよね」

    苗木「別に暇な訳じゃないんだってば!」

    舞園「右折出来ない生活に慣れなきゃ行けませんしね」

    山田「そこでなぜ新たに生やす方向に行かないんですか話が」

    霧切「なにを生やすのかしらね、ナニかしら」

    山田「こら羞恥心の欠如した霧切殿」

    江ノ島「え?アタシはいつもと変わんないわよ?マジで」

    石丸「それと僕はだな……」

    苗木「でも、それで何かあったら困るし……」

    江ノ島「だから何にもないんだっつーの!マジうざいわアンタ!」

    江ノ島「ガン攻めしてくる感じとかヤバみを感じるわー、即ブロするからね」

    霧切「語彙力が足りてないわよ」

    江ノ島「はぁー?うちはそんなアホじゃねーし!」

    山田「その一言でふつうのアホギャルに近付きました」

    石丸「あの」

    江ノ島「嘘!?パギャルじゃん、ゲロヤバ」

    ※中途半端なギャルのこと。

    舞園>>1さんの語彙力も足りてません」

    山田「おうメタやめーや」

    霧切「いつものことよ」

    石丸「それで、」

    苗木「とにかく気をつけてね、ふたりとも!」

    江ノ島「あー、ああはいはい……」

    石丸「待ちたま

    536 = 1 :

    こつこつこつ……

    苗木「あ、石丸クンの足りないもの聞くの忘れた」

    山田「え!?今!?」

    舞園「そう言えばなんか言いたげな顔してたようなしてなかったようなそんな気もしないことはない……ような」

    霧切「とにかく今は、誰がナニが足りてないのか。そしてどうしたら戻せるか……それを考えないと」

    山田「またピンポイントにイントネーションおかしかった気がするんですがそれは」

    こつこつこつ……

    「なにをこそこそしてるんだ?お前達」

    苗木「あ、ちょうどいいところに十神クン!十神クンは───」











    T神「何だ」

    苗木「棒が足りてないーーーー!!??」

    霧切「これは……十神君ではない……わね」

    T神(プライバシー保護のため、画像と音声は加工してあります)「おい何だ、俺に何が起きている」

    山田「うーん、なんて言うか……目のところに線が入ってる?」

    T神(仮)「なん……だと……?」

    舞園「日本列島警察24時的な物でよく見ますね」

    苗木「ああ、前に大和田クンが全国デビューした?」

    山田「あれは全国デビューとは呼ばない気がしますけども」

    霧切「参ったわね……つっこみも足りないわ!」

    山田「むしろボケが多すぎない!?」

    T神「俺が……目に線を……!?」

    山田「うん、そっちをフォローしたいんですがね、色々足りないからね、すまんの」

    537 = 1 :

    苗木「本当にどうしよう……」

    大神「どうした、苗木よ」ぬっ

    舞園「大神さん!」

    山田「登場の仕方おかしない?……それはさておき、ほんとに大神さくら殿?」

    大神「うむ……それは間違いない……のだが」

    おむねぷるるん
    おはだぷるるん
    きゃるるーん

    大神「こう……筋肉が突然減ってしまってな……」

    山田「中学時代の大神さくら殿になってる……こわい……」

    苗木「そ、そんな……!?」

    舞園「でも強さはそのままなんじゃないんですか?」

    大神「否……これでは瓦は70枚ほどしか割れぬのだ……」

    山田「それでも70枚割るんかーい☆」

    苗木「すごく……これはこれですてきだよ、大神さん」

    大神「ふ……そのような戯れ言を。我に必要なのは力。力こそぱわぁよ……」

    霧切「そしてそのぱわぁで、人類最強になったんですものね」

    大神「ああ。それが足りないとなれば、我のプライドが傷つくのだ」

    苗木「大神さん……」

    山田「とにかく今は、どうやったら元に戻せるのか考えた方がいいのではありませんか?」

    霧切「あら、肉だるまが今までで一番まともなことを言ったわ」

    苗木「霧切さん、なんてことを!……ごめんね、山田クン。羞恥心が足りないばかりに……」

    山田「それ羞恥心関係ないんだよなぁ」

    538 = 1 :

    戦刃「原因が分かったんだよ」

    霧切「突然どうしたのかしら」

    苗木「戦刃さんに……残念が足りてない!?」

    山田「そのままでいいんじゃないかな」

    苗木「よくないよ!こんなの戦刃さんじゃない!」

    舞園「それはそれでどうかと思いますけど」

    戦刃「これはみんなに『コンドロイチン』が足りてないからこうなったんだよ!」

    苗木「ごめん撤回、やっぱ残念だったね」

    霧切「いえ……案外間違いでもないかもしれないわよ?」

    山田「どうしてそうなった?」

    戦刃「コンドロイチンが足りないのは嘘だけど」

    山田「!?」

    舞園「さらっと嘘つくのは止めてくださいね?」

    戦刃「とにかく……みんなには心のゆとりが足りないんだと思うんだ」
     
    戦刃「この何かが足りない経験を通して、みんなに『普段通りの日常がなんてかけがえのないすてきなものなのか』と言いたいんだと思うんだよ!」

    山田「誰がだよ」

    戦刃「と、とにかくね、みんなが心にゆとりを持てば、これは必ず治るんだ……」

    戦刃「だから、みんなもっと落ち着くんだよ。たとえ目の前に拳銃が突きつけられたとしても泣きわめかず、反撃の機会を狙うんだ」

    山田「それが出来るのは訓練された傭兵だけなのでは……」

    舞園「つまり戦刃さんがすべての鍵を握っている……?」

    霧切「そうなってしまったようね……」

    戦刃「まあまずはバーボンでも飲んで落ち着くといいよ」かちゃかちゃ

    苗木「ここは日本だからボク達捕まっちゃうよ!」

    戦刃「学園は超法的な場所だからへーきへーき」

    舞園「都合がいい時だけその設定持ち出して!」

    539 = 1 :

    ◆で、翌日


    苗木「すっかり元に戻ったね」

    山田「何事もなくて何よりでした……まあ、僕の心の傷は癒えませんけども」

    霧切「……それは、悪かったわね。ごめんなさい」

    舞園「ふふふ、これでまたひとつみんな仲良くなれたんじゃないでしょうか?」

    山田「こんな仲の良くなり方、拙者いやなんですけど……」

    がららぴしゃ!


    T神「おい……どうなってる……」

    苗木「あれ?十神……いや、T神クン?」

    T神「なんで俺だけ元に戻っていないんだ?」

    「あん?テメェ誰だ?」

    舞園「あの大和田君すらも、1日でリーゼントが復活したというのに……」

    T神「くっ、これは俺に心のゆとりが足りないと言うことなのか……?」

    「白夜様ー、今日こそ子作りセッ○スしましょー♡」

    T神「!? あ、あいつ……またか……!!」

    山田「一応伏せ字にするんですな?」

    舞園「全年齢板ですし」

    苗木「そう言うことは言えるんだね……」

    T神「くそっ!俺は図書室に隠れる!行き先は言うんじゃないぞ!」

    だだだだだだ

    苗木「あ、そっか。十神君にはこう言った追いかけっこのせいで心のゆとりがないんだ」

    山田「だから戻らなかったんですな」

    舞園「なるほど……」

    がらら

    「おっす!ねーねー、白夜様はどこ行ったか知ってる?アンタら」

    「図書室だとよ」

    霧切「隠れると言っていたわね」

    苗木「言わないでって言われてたけど、まあいっか」

    「センクスコ!行ってくるわ!」ばびゅん


    山田「……今……十神白夜殿の心のゆとりが奪われる瞬間を見ました……」がくぶる

    舞園「どうしました?」

    540 = 1 :

    ペルソナ5ネタを書きたくなってこっちの締め切り忘れかけた。すまんの
    ちなみに毎回ですが、ほんとにネタはあったりなかったりするので、好き勝手書いてくれたら拾ったり拾わなかったりします。

    また2週間後に。

    541 :

    乙んつんつつん。
    …今度ネタが足りなくなったら、逆にして「何かが余分なダンガンロンパ」でもやればいいんじゃないかな。
    ネタ希望としては、大分前にやった78期で誰が最強か決める奴の77期版をいつか見たいな。

    542 :

    乙ー
    次はシリアスものがいいなあ……

    543 :

    おつん

    バレンタインとかの逆で、男側が女子に何かをあげてみる。
    似たようなのあったかもしれんけど

    544 :

    おつつん
    イインチョは結局何が足りなかったんだ、出番か存在感か

    545 :

    「ちょっとだけシリアスっす」

    546 = 1 :

    霧切「これは……明らかに殺人ね」

    舞園「そ、そんな……」

    石丸「じ、冗談は大概にしてくれないかね……!」

    朝日奈「こんなの冗談で言うわけないじゃん!」

    不二咲「どうしてこんなことに……」

    セレス「……ですわね、理解不能です」

    大神「くっ……我らは無力だ……」

    十神「まずは犯人を特定しなければな」

    「ああ、こんなことしたヤツを挽き肉にしてやんぜ!」

    葉隠「ちょっ……おいおい、一体なにがあったってんだべ?」


    霧切「実は───」

    (……ん?あれ、ボクは今までなにを……)

    霧切「苗木君が死んでいるのが確認されたわ」

    (ボクが死んでる?またまたご冗談を)

    霧切「現場は学園に併設された寄宿舎にある苗木君の部屋」

    (だってボクはここにいるじゃないか、ね?)

    霧切「部屋には鍵がかかっており、」

    (あの、霧切さん?)

    霧切「また、窓にも鍵がかかっていたわ」

    (ね、ねぇ?舞園さん?大和田クン……?)

    霧切「通気口からの進入形跡もなし」

    (不二咲……クン……?)

    霧切「凶器もなし、毒物の反応もなし」

    (……え……?じゃあ、もしかして……ほんとうに……)







    霧切「そして現場には血塗れの桑田君が立ち尽くしていたわ」

    苗木(犯人ーーーーー!!!!????)

    桑田「オレは……オレは悪くねぇ!」

    苗木(それは無理じゃないかな!?)



    ○chapter38 謎解きはデザートの前に


    547 = 1 :

    霧切「まずは犯行現場を確認しましょう」

    舞園「犯行現場って言っても、苗木君の部屋ですよね」

    苗木(いやまず犯人捕まえて!?桑田クンだよね?)

    苗木(ん?あれ……桑田クンが犯人だとして、どうしてボクは死んだんだろうか?)

    苗木(何か言い争った……ような、そうでもないような……)

    苗木(うーん、記憶があやふやしていて、なんか思い出せない……)

    「マジに部屋には何のへんてこなとこもねぇな……」

    桑田「とか言いながら?」

    葉隠「まずはベッドの下だよな」

    霧切「定番ね」

    苗木(オイィィィィ!?)

    ごそごそ

    苗木(や、やめてみんな!そこにはボクが隠し持っているあんな本やこんな本が!)

    苗木(いや桑田クンは血を拭いて!?ボクの部屋に血がだらっだら付いてるから!)

    苗木(血とか布に付いたら取るの大変なんだよ!?ほんとに!もー!!)

    ばっ☆

    十神「これは……!」



    GET!
    【苗木こまるの制服】




    苗木(!?)

    山田「こっ、これは某高校の指定制服!」

    腐川「なんで分かるのよあんた……」

    山田「資料として取り寄せたことがありますのでね!!」どやあぁぁぁぁ

    苗木(おまわりさんこいつです)

    苗木(って言うかボクそんなもの自分の部屋に置いた記憶ないんですけど)

    548 = 1 :

    霧切「まだあるはずよ」ごそごそ

    霧切「きっとここにあるわ……犯人につながる決定的なものが!」

    苗木(いや犯人は君の横で喜々としてボクのベッド下からエロ本を見つけようとしてるんだよなぁ)

    ごそごそ……
    ぼろんっ

    苗木(すごい厭な効果音した)

    葉隠「あん?なんだこりゃ」

    GET!
    【うごくこけし プレミアム】

    苗木(ゲェーッ!?この間ガシャポンから出てきたヤツ!?)

    セレス「そっ、それは……!某財閥が開発したという、プレミアムなこけしでは!?」

    十神「ああ、この十神の力を持ってしても手に入らなかった一品だ」

    苗木(あ、あのグッズそんなすごいもんだったんだ……)

    石丸「ふむ……どうやらスイッチがついているな。振動機能があるようだが……健康用品かね?」

    山田「健康(意味深)」

    桑田「やめて」

    朝日奈「肩こりとかに効くんだよね?」

    セレス「え?え、ええ、そうです、わね?」

    十神「どどど、どうだったかな?」

    セレス「さささささささぁ!?わわ、わたくしはしししししりませんわ」

    十神「おおおおおお俺もななななななにもしらないなあああああ」

    苗木(どうしてそんなに動揺してるんだよ)

    549 = 1 :

    霧切「あまり大した物は出てこなかったわね」

    葉隠「ああ、血塗れになってる『キャットアンドドックプレス 12月特大号~あの現役アイドルが限界まで脱ぎます~』しかなかったな」

    苗木(葉隠ェ……今回ばかりは恨むよ……)

    葉隠「なんか謎の怨念を受けて頭いてーべ」

    腐川「地縛霊になった苗木に祟られてるとかじゃないの?」

    葉隠「幽霊なんていねーべ」

    苗木(いるんだなーこれが)

    苗木(……って言うか、物体はすり抜けちゃうから……ほとんどの人は触ってもあんまりリアクションないけど)

    苗木(さすがに葉隠クンは触ってるの分かるみたいだな……とりあえず髪の毛引っ張っとこう)

    ぐいぐい

    葉隠「頭皮に痛みを感じるけど気のせいだ!そう!これはサブリナ!」

    石丸「それを言うならサブリミナル……いや、サブリミナルも関係ないんだが」

    セレス「全く、これだから貴方は信用なりませんわ」

    舞園「それ以前になんで苗木君を悪霊扱いしてるんですか!ひどいですよ!」

    葉隠「それは俺じゃねーぞ!?」

    朝日奈「苗木……絶対仇取るからね!」

    苗木(完全に葉隠クン気付いてるよね。後で金的しよう)

    葉隠「金的をねらわれてる気がするべ」

    苗木(ボクの声も聞こえてるよね、確実に気付いてるよね)

    葉隠「幽霊なんて!!!いねーべ!!!」

    霧切「? どうしたの?」

    苗木(他の人が気付かないのは残念だなぁ……はっ!そうか!)

    苗木(これを使えば合法的に舞園さんのお尻とか胸を触れるんじゃないか!?)

    葉隠「……」──邪な気配を察知──

    苗木(……まあすり抜けるんだけどね!?触った気にね!?なれるかなってね!?)

    葉隠「ああっと葉隠君バランスを崩したべ」肘鉄

    ぐらごしゃぁぁぁぁ

    苗木(ボクのこと絶対見ごはぁぁぁぁぁっ!?)

    葉隠「っっっつ……!!」悶絶

    舞園「? 突然どうしたんですか、床に肘鉄なんて……」

    朝日奈「バカのやることってほんとわかんない……」

    550 = 1 :

    苗木(葉隠クンひでぇや。まさかボクに物理的に干渉出来るとか聞いてないよ)

    霧切「次はみんなのアリバイを確認すべきね」

    苗木(アリバイもクソももう血塗れの人いますよね、そっちを確保してください)

    舞園「私は大神さん……いえ、大神Pと練習中でした」

    「オレと葉隠は兄弟に捕まってたぜ。一緒に勉強させられてた」

    石丸「君達はテストの点が悪すぎる!」

    不二咲「えっと……ぱ、パソコンルームにいたよぉ。先生が一緒にいたから、証言してくれる」

    山田「拙者は視聴覚室におりました。海外からの留学生にジャパニメーションをプレゼンしておりましたが?」

    十神「俺は図書室で本を読んでいた」

    腐川「そしてそれをあたしが遠くから見てたわ」

    朝日奈「私はプールで泳いでた!」

    霧切「ええ、私も一緒だったわ」

    セレス「私はカジノにおりました。監視カメラの映像もありましてよ?」

    霧切「そして今日、あの絶望シスターズは2人揃ってまさかのインフルエンザ。出番なし、絶望的ね」

    苗木(確かに……こんな場面、あの2人なら楽しみそうなのに、こんな時に限って……)

    苗木(まるで、最高級和牛が食べられる時に限って寝坊でロケ遅刻した戸次なんとかさんのような……まぁいっか)

    戸次(お前マジふざけんなよ!!!)

    苗木(ニュータイプ特有のテレパシー的なやつ止めてください、黙ってエアドゥ乗って帰れよ)

    霧切「で、アリバイがないのは桑田君、貴方だけなのだけれど、貴方はどこでなにしてたの?」

    桑田「オレは、オレ……」

    桑田「あ、あ、あ……アポ……」

    「よし、ミンチになる覚悟しろ」

    桑田「……」

    朝日奈「黙ってないでなんか言いなよ!」

    桑田「……か」

    霧切「か?」

    桑田「川で洗濯を……」

    苗木(それは違うよ)


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