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    元スレ苗木「何かがおかしいダンガンロンパ」

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    301 = 1 :

    朝日奈「ねぇ、思ったんだけどさ」

    桑田「あん?なにが?」


    朝日奈「この中で誰が一番強いのかな」


    苗木「え?」

    山田「……天下一武道会でも始めるおつもりで?」

    「……何考えてんだオメェは」

    舞園「そ、そうですよ。そもそも強いの概念が分かりませんし……」

    朝日奈「とにかく強さだよ!強いの決定戦だよ!」

    大神「ふむ……精神ということなら舞園では?」

    舞園「そんなことは……」

    十神「武なら大神、お前だろう」

    大神「いや、我はルールのある試合でしか勝てぬ。ルール無用(ヴァーリ・トゥード)なら戦刃だろう」

    戦刃「ん、そうかな?」

    葉隠「あー、でも確かにな。そもそも戦刃っちって傭兵だったべ?」

    江ノ島「普段が普段だけに忘れがちです……残念です……」

    戦刃「そうだね、ボールペンを使った葉隠君の殺害方法なら53通りくらい思いつくかな」

    葉隠「またまたご冗談を」

    霧切「それと……財力なら十神君ね」

    桑田「それほめてる?ほんとにほめてる?」

    十神「そんなに言っても500万しか出ないぞ」

    桑田「割と出ちゃったよ!?」

    朝日奈「もうさぁ、今日誰が一番強いか決めない?」

    苗木「ねぇちょっと待って、これ普通の高校生が喋る内容じゃないよね」

    朝日奈「……普通って何?」

    苗木「えっ」

    戦刃「でも、どうやって決めるの?」

    先生「そう言うことなら先生が審判をやろう!」

    苗木「!?」




    ○chapter19 対決学園~battle for RONPA~ 1夜


    302 = 1 :

    先生「知力!体力!時の運!第1回希望ヶ峰学園最強決定戦ー!」どんどんぱふぱふ


    不二咲「い、いつのまにか教室がそれっぽくなってるよぉ」

    学園長「おもしろそうだから許可を出したよ。あと響子が見たくてね!」

    苗木「さすがの親バカですね」

    学園長「こら、誉めても単位はあげないぞ」

    江ノ島「誉めてねー!ファーック!!」

    霧切「あらこんなところに虫が」

    金的スパァンッ!

    学園長「御馳走様です!!」どさあっ

    葉隠「ひいい!?早くも殺人未遂だべ!?」

    舞園「だ、大丈夫です、息はしてます」

    セレス「その分ものすごく絵面が汚くなりましたが」

    苗木「ええと……それで」

    朝日奈「とにかくクラス最強を決めたいの!」

    先生「つまり知力と体力と時の運を試せばいいんだね?」

    山田「そう簡単に仰いますがね、先生……」

    先生「意外と簡単に出来るもんさ。みんなで色々ゲームすればいいんだよ」

    朝日奈「なるほど!楽しみながら最強決めるんだ、いいじゃん!」

    先生「……と言うわけでまずは体力から見ていこうか」

    不二咲「苦手科目だなぁ……」
    葉隠「病欠するべ!」
    腐川「た、倒れたら最強も何もないわよ」
    セレス「金が出ないなら最強じゃなくていいですわ」

    朝日奈「えー?やろうよみんなでー!」

    山田「生理痛です(適当)」

    桑田「はぁ!?何言っちゃってんの!?」

    石丸「山田くんは……女性だったのかね?」

    苗木「そう言う冗談が通じない人がここにいるからやめてよ山田クン!!」

    303 = 1 :


    ◆で、


    先生「学園長先生がゲームマシンを用意してくれたよ」

    『もーのーもーのーぱーにーぃっーくー(のぶ代声)』テッテテッテテー

    桑田「なんか見たことあるゲーム来た!?」

    戦刃「これでどうするの?」

    不二咲「わ、ワニが出てくるゲームに似てる……?」

    先生「ここにある穴から白いクマと黒いクマが出たり入ったりするよ」

    山田「穴に出たり入ったり……!」ピロリロリーン

    石丸「チンアナゴかね?」

    山田「チン…………ゴ……!!」ピロリロリーン

    朝日奈「お願いだから黙って」

    先生「とにかくゲーム時間内でスコアを稼いでくれ。黒いクマが得点で、白いクマはマイナスだよ」

    先生「ひとり2回行うよ。その合計点でまずは体力のトップを決めよう。いいね?」

    大神「なるほど、ではまずは」ムキィ

    先生「うん大神さん、素手で殴ろうとしないでね、これフレンドパークのゲームじゃないから多分壊れちゃう」

    朝日奈「うんうん、でもおもしろそうで何よりだよー!」

    不二咲「これなら出来るかなぁ?」

    「ランニングとかじゃねぇならいいんじゃねぇか?」

    舞園「そうですね!優劣がつきにくいですし!」

    セレス「ドレスが汚れますわ、私はいやです」

    朝日奈「え!?セレスちゃんもやろうよー!」

    苗木「って朝日奈さんも言ってるし、お願いだよセレスさん」

    セレス「いやです」

    苗木「後で餃子買ってあげるから」

    セレス「一番手は私でよろしくて?」

    朝日奈「!?」

    304 = 1 :

    ◆モノモノパニック開始


    スパァンッ

    セレス「……クマを叩くアイテムですが……」

    スパァンッスパァンッ

    セレス「その、楽しいことは楽しいですが……」

    桑田「なんでスリッパ?フツー、ピコハンとかじゃね?」

    先生「なんかハンマーはだめなんだよ、何となく……なんか、ジャスティスな感じが」

    「ジャスティスな感じってなんだおい」

    舞園「ちょっと……知らないですね」

    石丸「それ以上は止めないか!」

    戦刃「ごめんなんの話?」

    不二咲「ううん、分かんないなぁ……」


    スパァンッスパァンッ

    『ぎゃああ』『やられたぁ』

    スパァンッ

    『あれー!』

    朝日奈「うん、思ったよりおもしろいかも!」

    苗木「さすが朝日奈さん、スコアが見る見る伸びていく……」

    スパァンッ!ぶっぶー

    葉隠「ありゃ?なんか間違えたん?」

    江ノ島「シロクマを叩いたんだぜ!オレには分かる!」

    十神「これは分かりやすい遊技で何よりだ」

    セレス「思ったよりも楽しめますわね。貴方にもオススメいたしますわよ」





    スパァンッ!スパァンッ!

    霧切「っ、そこ!」パァン

    『ンキィ!』『キョウコォ!』

    スパァンッ!

    『アリガトウゴザイマス!!』

    霧切「さっきまで普通に鳴いてたクマが私の時だけ違うのだけれど!?」

    305 = 1 :

    桑田「こっち……じゃねぇ!?あれ!?」

    『こっちだよーん』

    桑田「……そ、っちか!」ぐいんっ!

    スパーンッ

    桑田「っらぁ!」ぐりっ!



    苗木「桑田クンの体の動き……すごいなぁ」

    大神「確かに……目で追えることもさすがだが、それ以上に不測の事態に体が動く反射神経はさすがよ」

    腐川「あれが人体の動きなのかしらね」

    葉隠「どこの誰が言ってるんだべ」

    朝日奈「ああいう動きすごいよね!体柔らかいのかな?」

    苗木「かもしれないね。高校球児ってものすごく足開くって言うしさ」

    葉隠「確か桑田っち、Y字開脚とか得意だったべ?前写メしたべ」

    朝日奈「えー!?」

    葉隠「後でLINEで送るべ」

    朝日奈「あ、ごめんスマホ持ってないんだ」

    苗木(あれはLINEに誘われたくない男への一番強い断り方だ……)

    大神「恐らく、筋肉と脂肪の程良いバランスで体が構成されているのであろうな」



    桑田「おりゃあああ!!」ぱしぱし

    霧切「なるほど……確かにあれはファンの子が増えるのも納得かも」

    腐川「あら、そうかしら……?」

    舞園「ちょっと惚れちゃいそうですね」

    桑田「マジで!?」ぐいんっ

    セレス「耳だけ腐ればいいのに………」

    306 = 1 :

    山田「体力勝負と言われた時はちょっと怯みましたが、これなら───」

    シュッ

    葉隠「山田っちの腕が……見えねぇ……」

    戦刃「な、なにあの動き!?」

    スパパパパパパァンッ

    『『『うぎゃー!』』』

    苗木「え!?」

    大神「無駄のない動きだ……」

    山田「ゲーマーをなめないでいただきたい!」スパパパパパパァンッ

    不二咲「こ、こわいよぉ……」

    腐川「なんかたまにいるわよね……ゲームセンターでだけは異常に動きがいいオタク……」※主に音ゲーのコーナーに

    苗木「まさかと思うけどこれ」

    山田「ええ、覚えましたとも!出現パターンは全部で4つ!」すぱぱ

    山田「そしてこれは比較的簡単なルートBでしょうね!」すぱぱぱー

    霧切「もったいない才能よねあれ」

    江ノ島「その記憶力を勉強に使ってください」

    山田「はっはっは」すぱぱぱー

    先生「全くだよ、なんでこの間の小テストに赤点があるのかな?」

    山田「はっはっは」すぱすぱ




    その後山田クンは一番の結果を残しました。


    307 = 1 :

    不二咲「うーん……ぼ、僕もやらないとだめかなぁ?」

    十神「出来ないと言って投げ出すつもりか?お前らしくもない……死ぬ気で取り組んで見ろ」

    不二咲「う、うん……そうだね、頑張ってみるよ。ありがとう十神君」

    苗木「と、十神クンが不二咲クンを鼓舞してる?」

    朝日奈「やっぱみんな全力で戦わなきゃね!」

    十神「……ふん、お、俺は別にお前のことを思って言ったんじゃない」

    山田「一昔前のツンデレェ……」

    不二咲「ええっと……頑張るねぇ」

    『すたーとぉー』ぴぴー


    不二咲「え、えいっ」ぱし

    『うわぁ』

    不二咲「えいっ」ぱし

    『ぎゃー』『やられたー』

    不二咲「う、うう……可哀想だよぉ……」ぱし

    『あーれー』

    不二咲「うっ……うっ、ごめんねぇ、くまさんごめんねぇ……」ぱしぱし

    不二咲「でも僕……頑張らなきゃいけないんだぁ、もっと……強くなるんだぁ!」ぱしぱし





    「……」

    舞園「どうしたんですか、大和田君?」

    「いや、なんでも」

    舞園「なんで顔真っ赤なんですか?」

    「……なんでも、ねーよ……」

    舞園「なんで前屈み」

    「何でもねぇぞゴルァ!」

    308 = 1 :

    腐川「……あ、あたしもやるの?」

    苗木「やっぱりみんなでやらないとね」

    江ノ島「そうですよ……うぷぷ、山田クンと私が同じように満点取ったからって絶望する必要ありません!」

    桑田「くっそー、あれさえなきゃな……」

    葉隠「むしろあれが桑田っちらしくていいと思うぞ」

    桑田「バカにされてるよねこれ」

    腐川「っち、仕方ないわね……」

    江ノ島「おおっと間違えてコショウをばらまいちまったぞー(棒読み)」

    腐川「え?ちょ……クシュンッ!」

    『うぷぷー』『ぷぷー』

    石丸「ふ、腐川くん……?大丈夫かね……?」

    『うっぷぷ』

    シュカァンッ!

    『ぷ』

    腐川「……あー、ウルセーんだようぷうぷ……アタシがいっちゃん嫌いな声出しやがって……」

    戦刃「あれ?なんだか様子が……」

    腐川?「あら?あらあらあら?これなんの会?」

    朝日奈「腐川ちゃん、そんなこと言ってないでクマたたきやってよ!」

    葉隠「その前に一匹仕留められてんだけども」

    舞園「あれなんですか……ハサミ?」

    不二咲「あ!ジェノリン!」

    苗木「ジェノリン!?」

    「あ!ちーたん!!」

    苗木大「「ちーたん!!?」」

    「おっすおっす、9時間ぶりくらいー?なにしてたの?」

    不二咲「みんなでゲーム大会だよぉ!」

    石丸「これは……ドーピングか?」

    葉隠「それ以上に言いてーことありすぎて頭いてーべ」

    309 = 1 :

    次回、ついに苗木さんが!
    また2週間後に。

    310 :

    いいところでー!?乙!ジェノりんがんば!

    312 :

    「いいっすか?このままだとみんなが月曜日を終えてしまうっす!だから早めに!パブロン!!」

    313 = 1 :

    ここまでのあらすじ
    何とは言えないがとりあえず何かがおかしい



    先生「体力は……結局山田君と江ノ島さんが一位だったね」

    朝日奈「やるじゃない」肩ぽん

    山田「あれ体力に入れていいんですかね!?」

    桑田「ご自身で疑問持つくらいなら点を取らないでくださーい!!?」

    セレス「過ぎたことです、仕方がありませんわ」

    江ノ島「ふー、やれやれだぜ……」

    苗木「……そ、そう言えばこれってあと2競技も続くんだよな……か、体……もつかな……」

    朝日奈「誰も後2つなんて言ってないけどね」

    苗木「」汗ぶわっ

    葉隠「はぁー!?まだやんのか!?」

    先生「それは終わってみてからのお楽しみさ!」

    苗木(絶対なんかある)

    舞園(間違いないです、分かります、エスパーですから)

    苗木(うん分かったから耳元に小声で話しかけないでくすぐったい)

    大神「次は何だ……かかってくるがいい!!」


    先生「次は……知力対決だよ……(テスト用紙を片手に持ちながら)」


    朝日奈「」どさっ

    苗木「朝日奈さん!?」

    「終わった……これはダメだ……」

    「……あん?アンタら大袈裟すぎんのよ!」




    ○chapter20 対決学園~battle for RONPA~ 2夜


    314 = 1 :

    朝日奈「SEKAI NO OWARI……本当に世界の終わりだよ……もはや終わり通り越して小沢だよ……」

    苗木「誰それ」

    セレス「あら、知力に自信がないのですか?」

    朝日奈「残念ながらそうなんだよね……」

    葉隠「うー……実は俺もだべ、もう早抜けしてーべ」

    山田「いやぁ、それ言い出したら拙者も……」

    大神「……我もあまり自信はないな」

    戦刃「……わ、私も……あ、でも私はさ、ほら、日本離れてた時期長いし?」

    江ノ島「言い訳に大草原不回避」

    十神「と言うよりこのクラス、バカのオンパレード過ぎるぞ、どうなってる」

    先生「まぁ学力度外視だからね、基本」

    十神「なん……だと……」←傷ついた

    石丸「そうなのか!?」←知らなかった

    苗木「よ、よかった……」

    不二咲(そんなことならハッキングして自分の成績改竄するんじゃなかったなぁ)

    苗木「と言うことは……ま、まさか大変なことになるのか!?」

    「……お、オレは少しだけ勉強したから……」

    石丸「そうだったな!兄弟!」

    霧切「最近二人きりでよく部屋にこもって勉強会してるものね」

    「アーレーアーレー!!??それってほんとにただの勉強会なのォォォ!?」

    石丸「……なにがだね?」

    「決まってんじゃない、ナイスホモタイミングよッ!」

    山田「まーたそんなことを……そんな簡単に見られるホモにありがたみなどないッ!」

    舞園「……なんですかそれ」

    霧切「分からないわ」

    不二咲「僕は百合しか興味ないから分かんないなぁ」

    大神「花が好きなのか?」

    桑田「なんかダメだこいつら!あとオレも勉強的な意味で!!」

    315 = 1 :

    先生「なぁに、テストと言っても学力ではない。知力を計るテストだよ」

    十神「その知力と言うのが気になるんだ」

    先生「君達は『ウミガメのスープ』の話を知っているかい?」

    苗木「ウミガメのスープ?」

    霧切「昔、海難事故に遭って、命辛々生き延びた男がいた」

    霧切「その男は事故から数年後、海の近くに建っているレストランにウミガメのスープを食べに行ったのだけれど、」

    霧切「一口食べてシェフを呼んだ。「これは本当にウミガメのスープですか?」シェフは当然、はいと答えた。」

    霧切「すると男は勘定を終えて、すぐレストランから出て海に飛び込み自殺してしまった。一体なぜか?」

    「……ああ?」

    霧切「『水平思考』と呼ばれる問題よ。どうしてそうなったか、出題者に質問しながら答えを導き出すクイズ……」

    霧切「ちなみにこれは一番ポピュラーな問題だけど、答えは分かる?」


    ※皆様はおわかりでしょうが、そのうち答え合わせします。


    葉隠「……さ、催眠術だべ!」

    霧切「はぁ?」

    先生「つまりそんな感じの問題をいくつか出すから、答えてほしいと言うわけさ」

    316 = 1 :

    山田「しかしウミガメのスープですか……」

    桑田「食ったことねーな、どんなスープなんだ?」

    不二咲「ううん、分かんないなぁ……」

    「つーか他のスープじゃだめなのかよ?」

    山田「他って、わかめのスープですか?」

    桑田「あ、旨いやつ」

    不二咲「いいよねぇ、体があったまるしほっとするよぉ」

    「中華スープっぽいやつか?」

    山田「あと、コンソメのスープ」

    桑田「あー、それもいいな。あのカップで出る奴最高」

    不二咲「ちょっとしょっぱいのがパンによく合うよね!」

    「……ん?ちょい待て、この流れ」

    山田「あと、缶詰めのスープ」

    桑田「缶切りねぇよ!」

    不二咲「ご、ごめんねぇ、僕も無理だよぉ……」

    「なあ、これ完全にあれだよな」

    桑田「オーガ!缶詰めのスープ開けれる!?」

    大神「む、我に何か?」

    山田「あと、ガングロのギャール」

    (ヤバい、パターンハメられた)

    山田「それからユニクロの……ヤーツ」

    霧切「何遊んでるの?さっさとやるわよ」

    317 = 1 :

    先生「たとえばそうだね……」

    先生「銀行強盗が、銀行からお金を強奪した。彼らは無事に逃げおおせたのだが、逃げた先でお金を燃やしてしまった。一体なぜ?」

    葉隠「いや偽札だったからだろ?」

    霧切「……」

    セレス「……それ以外ありませんわね」

    霧切「あなたほんとにこういう時だけ……こういう時だけ天才ね……!!」ギリギリギリ

    苗木「そう怒らないでよ霧切さん!」

    霧切「い、いいわ、もっとたくさんの問題を出してもらいましょう……!!」


    ───しかし……これが悪夢の始まりだったのだ……


    葉隠「一方通行だったんだろ」

    葉隠「メスなんだべ?」

    葉隠「いやいや……どっちも同じ重さだろ(笑)」


    ───問題が出された瞬間に答えられてしまう始末

    ───しかも……合っている

    ───そう、我々は忘れていたのだ


    葉隠「つまり正解は……人は確実に死ぬ!」


    ───この男……バカだけど


    霧切(バカだけど賢い……いろんな意味で……!)


    ───そしてそれは霧切や十神の嫌いなタイプだった

    ───ちなみに他の生徒はやる気なくなった


    苗木「そぉい!!」

    葉隠「へぶっ!?」どすぅ

    苗木「もういいよ!このままじゃ水平思考って言うかゲスの極み乙女だよ!!」

    朝日奈「それ合ってる!?」

    桑田「風評被害が過ぎねぇか?!」



    先生「えーと……知力は葉隠君が一番だね?いいね?僕としても非常に不本意だがいいね?」

    葉隠「なんで不本意なん」

    318 = 1 :

    ヒント:男が海難事故に遭ったとき、家族も一緒だった

    作者限界に着き、また二週間後に。

    319 :

    先生も不本意なんだー
    でもまあ、数々の修羅場(自業自得)をくぐり抜けてるから直感は相当鋭いだろうな!

    320 :

    家族なんだ。自分が知ってるヤツはたまたま居合わせた人が
    気をきかせたヤツだったよ

    321 :

    やはり葉隠

    322 :

    77期生でやったら終里が知力一番になりそうだな
    直感で言った事が合ってるタイプ

    323 :

    前回の大ヒント:海難事故で男の娘は亡くなった

    324 = 1 :

    前回までのあらすじ

    ガングロのギャール




    十神「さんざん興が削がれたが、やっと終わるのか」

    先生「うん、この3種目め……【時の運】の競技が終わればね!」ドンッ☆

    セレス「私飽きましたわ、もう終わりでよいのでは?」

    朝日奈「それじゃだめだよ!誰が最強か分かんないじゃん!」

    苗木(すでに分からない状態になってるんですが、それは………)

    朝日奈「あれ?でも最初山田が勝って、次葉隠が勝ってて……あれ?もう最強が誰か分かんないかも」

    苗木(ほら……そうでしょ、だから止め)

    朝日奈「とりあえず最後までやろ!途中で諦めるなんてアスリート失格だよ!」

    戦刃「結局やるんだね……?」

    山田「エンディングまで泣くんじゃない」

    江ノ島「この状況の方が泣けるぜファーーーーック!!」



    ○chapter21 対決学園~battle for RONPA~ 3夜

    325 = 1 :

    先生「というわけで今度は運を試すよ」

    苗木「と言うことは……」

    朝日奈「やっぱりシュークリーム食べたりするのかな」

    舞園「ひとつだけからしが入っているとかって言う、あのバラエティでよくあるやつですね!」

    江ノ島「あーあー、あれね。ツマンネーやつ」

    桑田「そういや江ノ島ちゃんやったことあったな、あれ確か『ランク天国』の8月12日付の放送回だったっけ」

    江ノ島「やれやれだ……日付まで覚えてねーぜ……」

    石丸「シュークリームのやつとは?」

    桑田「あ?見た目はふつうのシュークリームの中にひとつだけからし入りのシュークリームが混ざってて、」

    桑田「それを食ったやつの負けってゲームだよ」

    葉隠「バラエティの鉄板だべ。ぶっちゃけ俺もよく食わされるべ!」ばばーん

    セレス「なんですのその低俗なゲームは……」

    舞園「よくアイドル番組とかでもやらされるんですよね……でも大抵あやかが食べてくれて……」

    桑田「あー、あれな?『うたすた』7月26日の2時間スペシャル回」

    朝日奈「えっ全部覚えてんの?」

    「マジのファンじゃねーか」

    舞園「本人は覚えてなかったりするものまで覚えてるのは怖いですけどね」

    山田「愛ってそう言うものですよ」

    朝日奈「………えっ、気持ち悪い………」

    舞園「朝日奈さん言い過ぎですよ、かわいそうに」

    桑田「朝日奈ちゃんも確か『すぽこん!』の昇格一発目の放送で罰ゲームとして、好きな男の名前言ってたよな!確か『ツヨシ』!」

    舞園「えっ、それ覚えてるの気持ち悪い」

    326 = 1 :

    大神「して、ルールはどうなっている?」

    先生「うん、時の運を試すってことで……」

    ことん

    先生「いいかい、これから何回かやるんだけど」

    苗木「なぜ回数があやふや!?」

    「ゲーム成り立ってんのかそれ!?」

    先生「ここにシュークリームがある」

    セレス「そしてさっき言っていた通りのものをやるのですか!?」

    先生「実は……この中には……ッ!」



    先生「……ひとつだけ……からしが入っているんだ……!」



    「ちょいと早めの再放送か!ゲラゲラゲラ!!」

    石丸「まぁルールがわかりやすくて何よりなのだが」

    先生「そしてみんなには一つ選んで食べてもらう……」

    霧切「確かに運が試されるわね」

    先生「ただし今回は………」


    先生「からし入りを食べた人が勝ちだ」


    ざわっ………!

    セレス「……なるほど」

    327 = 1 :

    先生「悪運、それもまた時の運」

    先生「ましてやここで、負けるはずがないこの状況で、」

    先生「からし入りのシュークリームを一番食べたやつ………そいつが勝ち組だ!」

    苗木「………ん?待ってください、先生……今」

    先生「さぁ始めるぞ、準備はいいか野郎共!!」

    苗木「テンション!!!?」

    石丸「先生のこういうところは僕にも分からないよ」はっはっは

    苗木「いや笑ってる場合じゃないんだよ!」

    舞園「ま、待ってください先生!」

    先生「なんだ舞園!この先生のロマンティックを止めるな!」

    桑田「ロマンティックじゃねーよなそれ!?」

    山田「これマジどっからつっこむべきです!?」

    舞園「あの、ひとつだけ気になることが……」

    先生「ああ、先生の好きなタイプかい!?」

    桑田「今そこなわけねーだろ!!??」

    戦刃「ちょっと興味あるかも」

    セレス「なぜ!?」

    「先生は受けですか?攻めですか?」はあはあ

    十神「汚物は黙って焼却炉で消し炭になれ!!」

    先生「えー、先生はリバ、つまりどちらも出来る存在です」

    苗木「知りたくない情報を発信しないでください先生ェェェェェ!!!」

    328 = 1 :

    「おい、待てよ……一番からし入りを食ったやつが勝ちっつったか……?」

    霧切「……ええ、間違いないわ」

    不二咲「ってことは……最低2回はやるんだね?う、うう……」

    舞園「正直ほんとに辛いですからね、あれ」

    江ノ島「しかもゲロまずなんだよねー……マジで最悪」

    葉隠「しばらく飯食う元気も出ねーべ」

    山田「体験者からの声が続々と!」

    不二咲「ふえぇ………怖いよぉ………」

    十神「ふん、だが俺は負けない……十神の名にかけて!」

    江ノ島「え?マジで?」

    葉隠「お、こりゃ渡りに船だ」

    十神「なにを言っている?」

    苗木「そっか、じゃあからしは任せたよ十神クン!」

    十神「ああ、この俺が、………………ん?」

    江ノ島「ギャハハハハ!ばっかでー」

    セレス「これで安心しておいしいシュークリームが食べられますわね」

    不二咲「あの、ご、ごめんねぇ……」

    大神「勝ちを譲ることになるが、致し方があるまい……」

    十神「ちょっと待て、大きな誤算を招いたようだな……」

    石丸「正々堂々と言いたいところだが、君がそうしたいと言うなら譲るほかないな!」

    不二咲「あ、あんまり美味しくないもの食べたらおなか壊さない?大丈夫?」

    十神「待て、俺はそう言うつもりで言ったんじゃあ」

    江ノ島「じゃ、中身見てからしだったら十神に渡せばいいよね?」

    「ルール社会の崩壊!?っつーかさすがにそれは守れよ!」

    十神「俺にからしを押しつけるな!!!!」

    329 = 1 :

    先生「まずは一回戦ー!」

    ぱふぱふー

    霧切「本当にやるのね………」

    セレス「正直どん引きしておりますが、やらなければ帰れないのでしょうし……」

    霧切「……それもそうね。面倒だけど覚悟を決めるしかないようだし」

    石丸「う、うむ……なんだかどきどきしてきたぞ」

    先生「じゃあシュークリームをひとつ選んでくれ!」

    桑田「じゃあオレこれー!」しゅば

    朝日奈「あっ、そう言うのズルいよ桑田!」

    先生「スピードも運だからね……」

    桑田「だってよー、へへー」

    朝日奈「そんなのじゃ、ちっちゃい不二咲ちゃんとか………アレな山田が取りにくいでしょ!」

    山田「アレ(意味深)」

    朝日奈「ち、違うって!変な意味じゃないって!下ネタとかじゃないってば!!」

    苗木「朝日奈さん、訂正するとよけい怪しいからしなくていいよ!?」

    大神「喧嘩するでない……揉めるならば我が制裁する」

    桑田「ハンセイシテマース」
    朝日奈「ゴメンネサクラチャン……」

    十神「だが、それならとる順番はどう決める?」

    セレス「いいじゃありませんの、適当で」

    葉隠「揉めなきゃ何でもいいんだべ」

    戦刃「だよね、みんなで楽しくやれればいいんだって」

    苗木「そ、そうだね……じゃあボクこれ」

    不二咲「えっと……ぼ、僕はこれにするねぇ」

    ひょいひょい

    桑田「結局そのやり方か!これがお前らのやり方か!!!」

    朝日奈「もういいじゃん桑田……仕方がないよ」

    ひょい

    朝日奈「アンタ余ったやつね」

    桑田「チクショォォォォォ!!怒られ損ッ!!」

    330 = 1 :

    先生「せーので食べてくれ。いいかい?」

    もぐもぐ

    朝日奈「あれ?そうだったの?」

    霧切「もう食べたの!?」

    苗木「早すぎるよ朝日奈さん!ゲームの意味なくなっちゃうから!」

    朝日奈「ごめんごめん、美味しそうでつい」

    先生「………行くよ、せーの!」

    「「いただきまーす!」」

    ぱく


    「………これは………!」



    十神「シンプルでいて実に繊細……舌触りが究極に優しく柔らかい……!」

    舞園「中に入っているクリームは北海道産の最高級ブランドの生乳を使用!」

    不二咲「ホイップを作ったのは……スイーツ創作グランプリのチャンピオン!」

    霧切「生地もその日の気温や湿度に合わせてその日の朝に材料を仕込んでいるわね」

    大神「何重にも層があるように感じられるほど……この表面のサクサク感!?」

    葉隠「かと言って内部はサクサクしすぎずにふんわりと柔らかく仕上がってんぞ……」

    朝日奈「間違いない、これを作ったのは手練れ……!」



    苗木「シュークリームに手練れとかあるの」

    セレス「なんですのこの説明せりふは」

    桑田「つっこむだけ無駄だろ……」

    江ノ島「そしてその中に漂う……」

    戦刃「からしのハーモニー……辛っ」

    苗木「いたよ!?からし食べた人いた!?」

    戦刃「意外と合う!」ぴこーん

    「合うじゃねぇだろ!」

    331 = 1 :

    先生「じゃあ二回戦やろ」

    もぐもぐ

    朝日奈「へ?」

    先生「へじゃない朝日奈、なんで全員分のシュークリームを食べたんだ」

    朝日奈「えへへ、つい……」

    苗木「つい、で15個シュークリーム食べるのはもはや病気だからね朝日奈さん」

    霧切「? 15個?シュークリームは全員分、つまり16個あるはずだけど」

    戦刃「辛っ……」つーん

    舞園「またですか!?」

    不二咲「あれ?なんでかなぁ」

    山田「これは……恐らく妖怪の仕業!」

    「な訳ねぇだろ!黙ってろあせっか鬼!!」

    江ノ島「今のは私様が食べさせました」

    先生「なぜ!?」

    苗木「………あんまり時間使うのも何だし、今回は戦刃さんの勝ちと言うことでよくないですか?」

    「ああ、だな……つうかもうひとつは食いたくねーし」

    セレス「ですわね。早く帰って紅茶が飲みたいですわ」

    石丸「僕は日課の宿題があるのでね」

    苗木「宿題は日課とは呼ばないんじゃないかなぁ」

    先生「そうか………そう言うなら戦刃が運勝負の勝ち上がりになるな」


    先生「ではこれよりグランドチャンピオン大会に移る」


    苗木「は?」

    先生「さあ、誰が一番強いか………決着つけようや………決着」

    「 ! ? 」

    桑田「つ、つまり?」

    大神「まだ終わっておらぬ……この戦いはまだ……!!」

    苗木「もう家帰らせてよ!!やだよもうこの空間!!!」

    朝日奈「逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……!」

    苗木「そしてそれボクの……ああいや違うけど!ボクのやつ!」

    332 = 1 :

    ウミガメ問題はもう答え出そうだね。放置!
    そしていよいよ次回!たぶん!対決学園編、堂々の最終回?

    また2週間後に!

    333 :



    これもうどうなるかわからんね

    334 :

    惜しいちーたんを亡くしてしまったな… >ウミガメ問題

    336 :

    「日付変わったけど寝るまではセーフっすよね!」

    337 = 1 :

    先生「えー、紹介しましょう」

    先生「まずは第一テストで優勝の山田君と江ノ島さん」

    先生「第二のテストで優勝した葉隠君」

    先生「そして第三のテストで優勝の戦刃さん」


    先生「この4名でグランドチャンピオン大会の開催じゃあーいっ!」


    山田葉隠戦刃(((うわぁ……帰りてぇ……)))

    江ノ島「♪」るんるん

    山田(絶対的に江ノ島盾子殿の一人勝ちでしょこれ)

    葉隠(もうやめね?江ノ島っちの優勝でよくね?)

    戦刃(そうだね……盾子ちゃんに勝てる予感ゼロだし)


    先生「その前に」

    山田「はひ?」

    先生「君達はこのまま終わっていいのかい?」

    「あ?」

    セレス「何の話ですの?」

    先生「いやいやなに帰る準備してるの!」

    朝日奈「悔しいけど私達はもう応援しか出来ないよ!」

    先生「いや……なにを言っているのかな、朝日奈さん……」

    大神「! もしや!」

    苗木「え?もういいよ、あとはグランドチャンピオン大会を」

    先生「敗者復活戦やるよ(にっこり)」

    苗木「うわあああああああ!!!」




    ○chapter22 対決学園~battle for RONPA~ 最終夜


    338 = 1 :

    先生「敗者復活戦のルールはただひとつ!」

    先生「……推薦!」

    セレス「でしたら朝日奈さんがいいじゃありませんか」

    舞園「そうですよ、そうしたら最強の道に進めるかも!」

    苗木「本気でなんの話してるんだっけボク達……?」

    石丸「む、しかしこのような枠が推薦で決まってしまっていいのだろうか?」

    先生「人の心をつかむのも才能のひとつだよ?」

    十神「くだらんな、俺は帰るぞ」

    セレス「全くです、ではあとはがんばって朝日奈さん」


    朝日奈「ちょっと待ってよ!」


    十神「……?」

    朝日奈「そんなのやだ……私だけがみんなの声を受けてるなんて」

    朝日奈「私は正々堂々と勝ちたいの!だから今回は遠慮しておくよ!」

    大神「さすがは朝日奈だ」

    セレス「……じゃあ誰にしますの……」

    不二咲「ええと、推薦を受けても誰も文句を言わない人がいいんじゃないかな?」

    舞園「そんな人いましたっけ?」

    桑田「あー?いねーんじゃねーの?」

    腐川「……はっ!あ、あたしいつからここに……ってなによこれ……!?」

    朝日奈「あ、腐川ちゃん」

    霧切「……いえ、彼女ならなにも文句はないわ」

    大神「そうだな……腐川なら戦えるであろう」

    腐川「はぇ?」


    苗木「……まさかと思うけど全部腐川さんに丸投げする気……!?」

    339 = 1 :

    先生「では……ついに出そろったね!選手が!」

    葉隠(マジに帰りたいべ……)

    先生「では紹介しよう!」


    先生「エントリーナンバー1!カロリー生まれコレステロール育ち、揚げた食べものだいたい好物!」

    先生「世界が嫉妬する腹───山田ァァァァ一二三ィィィィ!」

    山田「そんなだっさいコールいりませんぞ!!??」

    先生「続いてエントリーナンバー2!かわいいを作り出す!オシャLet′s世界征服!」

    先生「カリスマJKここに極まれり───江ノ島盾子ー!!」

    山田「コールちょっと省いた!?ねぇ!」

    先生「エントリーナンバー3!幸せは100万円の壷が運んでくれると信じてるね!」

    先生「大人の階段登り切ってます───葉隠康比呂ーー!!」

    山田「そのダサいのいつ考えたんですか!?」

    先生「エントリーナンバー4!戦えど戦えど我が戦況は楽にならず!」

    先生「霊長類ヒト科戦争最強───戦刃むくろォォォォォ!!!」

    山田「ねぇもういいですから!?」

    先生「そして敗者復活を勝ち上がった腐川冬子だぁぁぁぁぁ!!」

    山田「考えてなかったね!?逆に考えてなかったね!?」


    腐川「はひ……?」

    山田「んで腐川冬子殿!?大丈夫!?」

    腐川「……?」←途中までジェノってたため覚えてない

    340 = 1 :

    先生「グランドチャンピオン大会、それはなにをするのかと言うと!」


    戦刃「……こうなったらやるしかないね」

    腐川「なんかわかんないけど、やればいいのかしら……何でよ」

    葉隠「はー、めんどくせーけどしゃーねーか……」

    江ノ島「誰がどうかかってこようがぶっつぶす」

    山田「なんで全員やる気満々!?」

    桑田「ヤれェェエエ!ヤっちまえ江ノ島ちゃぁぁぁぁんッ!!」

    「血の雨降らせろ戦刃ー!!」

    山田「オーディエンスがもはや暴徒!?」

    舞園「腐川さん!怪我しないでくださいねー!」

    霧切「はぁ……仕方がないわね、葉隠君でも応援しましょうか、面白そうだし」

    セレス「私は山田に500メダル賭けます」

    石丸「こらセレスくん!賭事は止めたまえ!」

    苗木「ああもう……」


    先生「そろそろいい?」


    山田「」!?

    不二咲「い、いよいよだねぇ」

    朝日奈「ついに最強が決まる……!」

    十神「ふん、精々あがけよ愚民」


    先生「グランドチャンピオン大会の種目は」










    先生「あっちむいてホイです」









    「「「……はい……?」」」

    341 = 1 :

    先生「ちゃんと理由はあるよ?」

    先生「相手の次の手を読む知力、戦いについて行く体力、そして時の運」

    先生「全てが相手を上回って初めて勝てるのがあっちむいてホイだから」

    苗木「そんな高等な種目でしたっけ!?」

    戦刃「言い得て妙……!」

    苗木「えええ!?」

    石丸「これは今までの全てを試される試練、つまりグランドチャンピオン大会にふさわしい競技だ……!」

    霧切「気をつけてみんな、生半可な気持ちじゃ一撃でヤられる……!」

    苗木「シビアなこと言ってるけどあっちむいてホイだからね?」

    葉隠「俺、これが終わったら……あいつに告白するんだ」

    江ノ島「アタシね、この戦い勝ったらさ……ううん、なんでもない」

    苗木「そこ!!ところどころフラグぶっ立てない!!」

    山田「って言うかトーナメントに5人居ますから!」

    先生「それは大丈夫さ!」

    こと……

    先生「やっと……本気を出すときが来たようだね……」


    苗木「えっ……先生もやんの……?」

    342 = 1 :

    苗木(と言うわけで対戦カードは)

    苗木(山田クン対戦刃さん、葉隠クン対腐川さん)

    苗木(江ノ島さんと先生はシードになった)


    「改めてなんじゃこりゃ」

    苗木「ボクも同じことを思っていたよ」



    ほいっ

    山田「ふ……そのパターン、見切った!」

    ぽいっ

    山田「!?」

    戦刃「甘いよ!じゃんけんは3つの手があるんだ!あっちむいて……」

    ほいっ

    戦刃「またかわされた!?」

    山田「ですからパターン見切ったんですってばー」

    ぽいっ

    戦刃「……でもじゃんけん弱いよね……」


    苗木(全然じゃんけんに勝てない山田クンが負け、戦刃さんが進むことになった)


    腐川「やっぱよく分かんないから棄権するわ」

    葉隠「えっ?」


    苗木(で、この有様である)

    344 = 1 :

    先生「さて……決勝の相手は私だ、戦刃」

    戦刃「……」

    先生「さっきのを見ていただろう?怖ければ逃げるといい」


    苗木「ボク達からしたら信じられない光景だったけどね」

    山田「学園の教師が生徒に手刀繰り出して血まみれにするとか……」

    舞園「目を覚ましてください……!」

    葉隠「」

    苗木「いや、あるよそういう展開とかセリフも……でもあっちむいてホイじゃないじゃん……」

    朝日奈「そんなの分かんないじゃん、決めつけないでよ!」

    苗木「だいたい分かるよ!!??」


    先生「……どうした?恐ろしくて声も出ないか?」

    戦刃「……ううん、そうじゃない」

    ばきばきばき……

    戦刃「やっと本気が出せそう……盾子ちゃんのため、葉隠君のため……みんなのために……」

    ばぎぃぃぃんっ!

    戦刃「私は本気を出す!」


    江ノ島「! お姉ちゃんが……腕の重りを握力で壊した!」

    苗木「そんな設定ありましたっけ!?」

    葉隠「う……い、戦刃……っち……」

    霧切「! 葉隠君!喋らないで!貴方は……」

    葉隠「気をつけ……ろ、そいつは……恐ろしい……技を……がくっ」

    舞園「葉隠くぅぅぅぅぅんっ!!」ゆさゆさ

    石丸「お、おお……神はなんて卑劣なんだ……ッ!」

    葉隠「ぐー」←ねてる

    不二咲「こんなのって……あ、あんまりだよぉ!!」



    セレス「ちょっと飽きてきましたわね、巻きでお願いしますわ」

    苗木「それ今言っちゃう!?」

    345 = 1 :

    苗木(で、これが意外なんだけど戦いは白熱した)


    桑田「出るぜ、戦刃ちゃんの十八番!」

    苗木「え?」

    ひゅるるるっ……!

    戦刃「魔狼式戦闘術、『偶』……!」ぽん

    先生「!? なにっ……わ、私がチョキを出させられた!?」

    舞園「ウマい!相手の手をコントロールしました!」

    不二咲「これなら行けるよぉ!戦刃さん!」

    江ノ島「……いや、待って」

    「あ?だけどこのままで……」


    戦刃「行くよ!あっちむいて……」

    先生「そうは行くか……!『教材用コンパス受け流し』!」

    戦刃「ホイ……しまった!」


    石丸「なにぃ!?コンパスを背につけて回転し、ホイの瞬間大きく回転した!」

    朝日奈「あんな技……もう封じられてたはず!」

    腐川「ごめんなさい……今どういう状況?」

    苗木「ボクもわかんない……」


    先生「ははは、次は私の番だな!食らえ!」

    戦刃「くっ!」

    先生「『日直指名』ッ!───戦刃、チョキを出せ」

    戦刃「はい、せんせい」チョキ

    先生「ふっ、勝った!」

    戦刃「!? しまっ」


    「なんだあいつの技はよォ!?」

    苗木「もうわかんない……」

    セレス「戦刃さんって素直なんですわね」

    346 = 1 :

    戦刃「う、うおおおおおお!かわす!!」

    先生「あっちむいて───」



    学園長「いつまでやっているのかね!?」



    先生「!?」

    戦刃「……え?」

    学園長「って言うかまだヤってたの!?いや、あの……もっと早く終わるって話だったじゃん?」

    桑田「げ、学園長」

    苗木「ん?なにこれ」

    学園長「あー、もう止めて帰りなさい。いいね?」

    朝日奈「え?でもまだ最強が決まってないんですよ!」

    学園長「放課後ならいいよ!いいけどもう20時だから!とっくに放課後って時間帯も終わっちゃってるから!」

    学園長「学園全部閉めるんだから全員帰りなさい!ほら、そこにいるボディガードさんも困ってるでしょ!」

    斑井一式「……」

    苗木「よかった……やっと帰れる……」

    十神「ちっ、この勝負はお預けになるのか」

    苗木「え!?なに期待してたの!?」

    大神「致し方があるまい……これは自然の起こした決着だ」

    苗木「違うよ!?まあ、合ってるけど違うよ!」

    学園長「ほら、学生寮にもどりなさい!」


    「「「はーい……」」」ぞろぞろぞろ


    先生「いやー、色々やれて楽しかったなぁー」

    先生「全くそうかっかしないでくださいよ、せっかく一番盛り上がって」

    学園長「後で職員棟にお越しください」

    先生「……」

    学園長「いいですね?」

    先生「えっ、あのでも、私は生徒の」

    学園長「職員棟に、お越しください」

    先生「……ぁぃ……」





    苗木(このあと先生は反省文4枚と減俸でクビを免れたらしいが、それはまた別の話)

    347 = 1 :

    >>334
    おとこのこじゃねぇよ!!??


    と言うわけで長編は終わりました。またショートとかだと思います。相変わらずネタはないので募集。
    また二週間後に。

    348 :

    霧切さん、おじいさん’Sに苗木君を紹介しようとする。的なネタとかどうだろうか?

    349 :

    ちーたんが女風呂に女子と一緒に入ってたら男だとバレるお話


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