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    元スレ苗木「何かがおかしいダンガンロンパ」

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    151 :


    ロンリミ終わるの!?よく今まで持ったな
    一回起動したきりだったが最後にガチャ一回くらいお布施してくるかな…

    152 :

    「締め切り(あした)って『今』さっ!」

    153 = 1 :

    ◆今日の斑井さん
    この斑井さんは何式でしょうか?



    神代「見てみて!」

    村雨「?」

    斑井「なんだ?」

    神代「バレーボールをふたつ胸にいれて……巨乳!」

    村雨「ふふっ!何してるんだ神代!全く……アホだな……」

    斑井「そっ……」

    村雨「……?」

    神代「アホじゃないよ。僕としてはこれくらいの巨乳、ないしこれ以上の爆乳に出会いたいものだね」

    村雨「それをアホだなと言わずなんと言えばいいんだ?」

    斑井「……それがどうしたアホだよ……」ぼそ

    村雨「斑井?」

    斑井「!」ぎくっ

    神代「どうしたの?勃起しちゃったの?」



    ☆ヒント
    一式はわりと新しいものが好きです。
    また、六式はカレーが好きです。
    八式はたいていのものをYouTubeで済ませます。

    154 = 1 :

    葉隠「やばいべ……」

    腐川「まずいわね……」

    苗木「? どうしたのふたりとも」

    腐川「……な、なによ」

    葉隠「ちょっとのっぴきならない事情があるんだべ」

    腐川「あ、あたしにけかまってないでどっか行きなさいよ」

    葉隠「だべ……」

    苗木「いや、ふたりが一緒に悩んでるって珍しいなって思ったから声かけたんだけど……どうしたの?」

    腐川「そん、そんなに興味があるなら教えてあげるけど、後悔すんじゃないわよ」

    葉隠「おう、そうだべ。俺らは切実に困ってんだぞ」

    苗木「ぼ、ボクでよければ力になるよ!教えて!」

    腐川「……あの、」

    葉隠「実は……」



    「「期限が迫ってる「のよ」「だべ」



    ○chapter10 はろー、みすたーうぉーきんぐまん

    155 = 1 :

    苗木「なるほど……」

    腐川「新しい小説のプロットの締め切り期限……ソレが今日なの」

    葉隠「そして俺は返済期限が……」

    腐川「最ッ悪よ……なんであたしがこんなのと同じ状況に追い込まれてる訳……!」

    葉隠「あと……あと10……いや、25万は必要だ……!」

    苗木「がんばろう腐川さん、まだ取り戻せるよ」

    葉隠「早速見捨てられたぁぁぁ!?」

    苗木「どう考えても1日で25万なんて無理だしさ」

    腐川「そういうとこはドライね、あんた」

    苗木「と言うわけで腐川さん、どうしたらいいかな?ボクに出来ることってある?」

    腐川「そうね……何かネタがあればいいんだけど」

    苗木「ネタかぁ……」

    葉隠「うわあああん苗木っちの人でなし!エヴァンゲリオン!妖狐!マイナスー!!」

    腐川「ないかしらねぇ、どっかにいいネタが」

    苗木「うーん……今回はどんな話なの?」

    腐川「だからそれを考えてるんじゃないのっ!」

    苗木「ジャンルくらいは決まってるでしょ?」

    腐川「そ、そうね……今の編集には、たまにはSFを書いたらどうかって言われてるわ……」

    苗木「SFラブファンタジーか……」

    葉隠「こうなったら【どんなことでも必ず3割の確率でぴったりと的中するインスピレーション占い】で俺の未来を占うべ!」

    腐川「ああああんたはうるさいのよっ!!」

    苗木「……SF……と……どんなことでも的中する……インスピレーション……」

    苗木「そうか!分かったぞ!葉隠クンをモチーフにした作品にすればいいんだ!」

    腐川「はあ?」

    156 = 1 :

    苗木「腐川さんは初めてのファンタジーが書ける……葉隠クンは借金返済の当てが出来る」

    苗木「ど、どうかな?悪い話ではないと思うよ!」

    腐川「何であたしがこんなのと手を組まなきゃ行けないわけ?」

    葉隠「そうだべ!俺の占いをファンタジーなんかと一緒にされるんは心外だべ!」

    腐川「あんたは存在がファンタジーなのよ」

    苗木「お互い協力すればいいじゃない?って言ってるんだよ」

    苗木「腐川さんはファンタジーを書きたいけど、ファンタジーらしい感覚って分からないよね?」

    腐川「……ま、まぁそうね」

    苗木「葉隠クン、インスピレーション占いってどんな感じでやってるの?」

    葉隠「え?そりゃオメー、こう意識を集中して……脳みそをぐっと内側に押し込む感じで……」

    腐川「何よそれ」

    苗木「でもこれって描写に組み込めないかな?」

    腐川「……え?」

    苗木「『意識を集中する……彼女の心を読もうと全神経を彼女に向ける。脳を外側から強い力で押すと、内側からより強い力で押し返される』……とかさ!」

    苗木「ね!ほら!できた!ほら!協力すればいいんだよ!」

    腐川「……」

    葉隠「……」

    苗木「……ダメかな?」

    腐川「……」

    葉隠「……」

    腐川「……葉隠、もうちょっと詳しく聞かせなさい」

    葉隠「高くつくぞー?」

    苗木(やったぜ。)

    157 = 1 :

    腐川「そ、そうね……あんた、インスピレーション占い?だかってのが得意なんですってね」

    葉隠「俺の占いは3割当たる!」びしー

    腐川「その占いの、い、イメージが見えた時の事とか教えなさいよ」

    葉隠「ああ、いいぞ?見える時はばちーっと、鮮明に見えるんだべ」

    葉隠「まるで自分がそこにいるみたいにな」

    腐川「なるほど……どんなイメージなのかしら」

    葉隠「かなり具体的だべ。なんかしてる間とか、とある部屋のとある男の手元のアップだけとか。たまにぼんやりしたイメージもあるかな」

    葉隠「ほれ、たとえばトンネルが崩れる瞬間を見たりとかな」

    腐川「……ふむふむ……最近見たイメージは?」

    葉隠「俺がいろんな男に囲まれるまさに悪夢だったべ……3分くらいの長さだったかな?」

    腐川「な、長さもまちまちなのね?」

    苗木「割と食いついたね腐川さん」

    腐川「! ち、違うわよ、これは小説を書くために」

    葉隠「調子が悪いとなーんも見えねーな、真っ暗になる」

    腐川「……なるほど!」

    苗木「食いついたね」

    158 = 1 :

    腐川「そうね……いろいろ分かったわ」

    葉隠「お、ほんとか?」

    腐川「ちょっと頭の悪いサイキック探偵って設定にすればまあまあ使えないことはないでしょう」とんとん

    葉隠「おい待て」

    苗木「やったね腐川さん!」

    腐川「ふふ、正直不本意だけど仕方がないわよね……」

    葉隠「……あれ?俺の借金返済のあてとか言うのは」

    苗木「この本が売れれば!モデルになった占い師ってことで一儲け出来るよ!やったね康比呂!」

    葉隠「お金が増えるね!……って待て!それ本が出ること前提」

    腐川「プロット書いてみるわ」すたすた

    苗木「協力するよ」すたすた

    葉隠「おおおおおい!!!??俺今日は」

    苗木「大丈夫だよ葉隠クン!」

    葉隠「……はひ?」


    苗木「君お得意の臓器売b」

    葉隠「預金下ろします」

    159 = 1 :

    苗木「どう?腐川さん、調子は」

    腐川「まずまずってところよ。葉隠ってことを除けばおもしろい主人公だと思うわ」

    腐川「でもこいつだけだと正直話が膨らまないわね……」

    苗木「じゃあバディ、相棒を作ればいいんじゃないかな?」

    腐川「相棒?」

    苗木「やっぱりSFならバトル要素も欲しいしね……それに相棒が女の子なら」

    腐川「そこからさらなるロマンスが生まれるわけね!?あんた冴えてるじゃない!なんなのよ今日のあんたは!?」

    苗木「あはは、ありがとう……」

    腐川「でもそれなら相棒にもモデルが欲しいわね……」

    苗木「朝日奈さんとか大神さんは?」

    腐川「あいつらは素が強すぎるから何にも話題が出ないわよ」

    苗木「うーん、セレスさんは?」

    腐川「そうねぇ、セレスはいいかも」

    苗木「あ、じゃあ舞園さんは?」

    腐川「ソノナマエヲダスノハヤメテ(早口)」

    苗木「……え?」

    腐川「……」

    苗木「……舞」

    腐川「ヤメテ(早口)」

    苗木「ま」

    腐川「ヤメテエエエエ!!!(早口)」

    苗木「……なんかあったの?」

    160 = 1 :

    腐川「ううーん……」

    苗木「困ったなぁ……」

    腐川「戦刃はSFに向かないし、江ノ島はあたしがよく分かんないから書けないし」

    腐川「霧切は霧切で有能すぎんのよ……もう主人公変えようかしら」

    苗木「こうなったらもうそれしかないのかなぁ……」

    腐川「となるとまた1から話の作り直しね……はぁ、あのバカがもう少し使えれば……!」

    苗木「まだ何か方法があるような気がするんだけどなぁ」


    「どうしたの?何か困ってるの?」


    苗木「……そうか!その手があったぞ!」

    腐川「え?」

    苗木「彼をモチーフにしたらいいんだよ!」

    腐川「……た、確かに理想の女の子が書けるかもしれないけど……!」

    苗木「ありがとう!助かったよ!!」


    「……ま、まだ何にもしてないよぉ?」

    161 = 1 :

    腐川「これは……これはおもしろい話になること請け合いだわ……!最高よ!」

    苗木「腐川さんが喜んでくれて何よりだよ、ボクに出来ることをしただけだし」

    腐川「言葉じゃ簡単には片付かないわ……でも、まずはほんと、ありがとう」

    苗木「腐川さんのおもしろい小説、読ませてね」

    腐川「当然じゃない!そ、それじゃあまた……」

    苗木「うん、楽しみにしてるね!」

    腐川「……」くるっ


    苗木「これで腐川さんの危機は救えたかな……?」



    <はっくしゅんっ!!



    苗木「……救えたよね?」

    162 = 1 :



    ◆それから数ヶ月後



    葉隠「まさか俺をモチーフにした小説がマジでバカ売れしてるとは思わなかったべ」

    腐川「ふ、ふふ……あたしにかかればこんなものよ……」

    石丸「! ああ、腐川くん!」

    腐川「あら、石丸じゃない。どうしたの?」

    石丸「うむ、君の新刊を読んだので感想を言おうと思っていたのだが……その……」

    腐川「……?」

    葉隠「お?どうだ?どうだ?いい本だったべ?あれな、主人公はおr」



    石丸「最悪だッ!」



    葉隠「!?」

    石丸「途中まではよかったのだよ、腐川くんらしからぬ世界観を実にリアリティに表現できていて……だが、だが……」

    石丸「ラストの……主人公と相棒が結ばれるシーンが僕は……くっ!」

    腐川「……え?」

    石丸「とにかく失礼するッ!」

    ずだだだだだだだだ(競歩)

    腐川「……ん?あたしなんかした?」

    葉隠「おい腐川っち……何したんだオメー……」

    腐川「……??」

    163 = 1 :

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    ☆今週の書籍ランキング☆

    1 スペースダンディ009/腐川冬子

    今売れてます!☆希望ヶ峰学園にも入学した【超高校級の文学少女】である著者初のSFラブファンタジー!宇宙をまたに掛ける近未来アクションと禁断の恋を描……



    葉隠「なんだ、普通に爆売れしてるんじゃねーか」

    葉隠「……なにしたんだべ腐川っち???」

    葉隠「とりあえず占いでも出てみるべ、今日は露天商に運ありと見てる!」きりっ

    葉隠「そうだ!これを張っときゃいいんだべ!」ぺた


    【☆腐川冬子最新作のモデルになりました☆】


    葉隠「これで爆売れ間違いなし!」



    「うわ………あの人なんだ」

    「実在したんだ………」

    「うそ……微妙だし見た目」

    「胡散臭くない?」

    「つーか臭くない?」




    葉隠「………?」


    164 = 1 :

    苗木「………ふ、腐川さん」

    腐川「何よ苗木、あたしは次の作品のネタ出しで忙しい……」

    苗木「そんな場合じゃないよ……ぜ、前回のあれ……」

    腐川「え?ああ、葉隠のバカをモチーフにしたやつ?あれがどうしたの?」

    苗木「ボクも買って読んだんだけどさ……あれは、あれはダメだよ腐川さん……」

    腐川「………なによ?」

    苗木「いや、相棒の女の子の方!不二咲さんをモチーフにしたじゃないか!」

    腐川「そうね。あいつが一番女っぽいからあいつにしたわよ?それで?」


    苗木「なんで最後男に性転換させちゃったの!?」


    腐川「………そんなことしたかしら」


    苗木「なんで主人公はそれを笑顔で受け止めてるの!?」


    腐川「そんなことしたかしら」


    苗木「なんでラストシーンが『そして二人は幸せなキスをして終了』になってるの!!!???」


    腐川「そんなこと………した………くちゅん」


    苗木「最後の数ページ、もはや恋愛関係なくただのホモ小説だったよ!?しかも描写が的確で面白いからするする読めちゃったよ!」

    苗木「しかも面白いから売れちゃったよオイ!爆売れだよオイ!!」

    苗木「なによりなんでこれが通って出版されてちゃってんだよおおおお何してんだよおおおお!!??」

    腐川?「だって男同士のラブロマンスが書きたかったんだもん☆」

    苗木「!?」



    「うほっ」
    「君があの有名なBL小説の……」
    「なんと奇遇な!」
    「俺んとここないか」



    ごっちゃああああ



    葉隠「うわああああああああああ!!!???」

    165 = 1 :

    締め切りが迫るとホモネタで落とす癖を辞めたい。


    ちなみにワタシはディバゲとデレステ勢です、また2週間後に。

    166 :


    今までのホモネタは締め切りが引き起こしていたのか、知らなかったなぁ。
    腐川さんと舞園さんの間に何があったんだ…

    167 :

    ごめん、sage忘れてた。
    リコーダーの件だけど、舞園さんも桑田と同じ事を(しようと)してたと考えて良いのかな?
    まさか桑田の行動をエスパーして本編の様に苗木を身代わりに、とか…じゃない…よね?

    168 :

    「よかったー!最近連載が始まった『ダンガンロンパ1・2ライト』とかぶらなさそうっすねー!」

    九頭龍(こっちからかぶせに行かねー限りかぶんねーだろ)

    169 :

    ◆ツンデレる男


    放課後


    葉隠「掃除とかめんどくせーべ……」

    桑田「サボんねー?めんどいし」

    葉隠「あ、んじゃ野球でもするか。このほうきですこーんっと……」

    桑田「は?野球?しねーし」

    葉隠「ん?しねーの?」

    桑田「オレ野球嫌いだし」

    葉隠「いや野球選手の肩書きなんだろオメー?」

    桑田「だから野球嫌いなんだっつーの、オレはロックで売れんの!」

    葉隠「遊びの野球なんだからそこまで怒ることねーべ?」

    桑田「野球に遊びとかねーんだよ!」

    葉隠「!?」

    桑田「投手と打者、守備陣と監督の采配のやりとりに遊びなんかあるわけねーだろ!」

    桑田「バッテリーがお互いを信頼しあい、この打者に対して何が有効なのかを協議するわずかな時間!」

    桑田「そして打者も何を投げられるのか、何なら打てるのか、打ってどうなるのかをシュミレーションする!」

    桑田「これらの一連のやりとりに遊びの要素なんかねーっつーの!野球選手全員に土下座しろや!」

    葉隠「……桑田っち、実は野球好」

    桑田「好きじゃねーし!」

    葉隠「いや、でも」

    桑田「別に全然好きじゃねーし!」

    葉隠「得意な球種は」

    桑田「ストレートと同じフォームで投げられるスライダー」

    葉隠「桑田っちやっぱ野球」

    桑田「好きじゃねーって!何回言わせんだこのアホが!BBに食われろ!」

    170 = 1 :

    <チャリンチャリン
    <ビビビビビ


    不二咲「今日はここで才能研究なんだって」

    苗木「それでボクも一緒に?」

    不二咲「うん、苗木君の幸運の才能なら、プログラムに組み込まれたわずかな確率も引き当ててくれるんじゃないかって」

    不二咲「……うーん……乱数を調整する力があるってことなのかな……」

    苗木「え?あの、不二咲クン、話がよく読めないんだけど」

    不二咲「キャラクターの技を出す確率、効率ダメージの最低値と最高値、攻撃のアルゴリズム、それらの最も適正な値を引き出せるってことなのかなぁ」

    不二咲「もしそうだとしたら苗木君は僕の作るプログラム最大の敵ってことになっちゃうなぁ」

    苗木「不二咲くーん?」

    不二咲「と言うわけで苗木君、勝負だよ!」

    苗木「え?」


    <ピシュンピシューン
    <キュインキュインキュイン


    不二咲「このゲームマシンのCPUとね!」


    ○chapter11  ゲームセンターナエギックス


    171 = 1 :

    苗木「ボクでいいのかなぁ、本当に……」

    不二咲「苗木君じゃなきゃだめなんだよ」

    苗木「だって格闘ゲームでしょ?」

    不二咲「うん!CPUのシステムを僕が作った自信作なんだ!」

    苗木「格ゲーか……ボクあんまりゲームは得意じゃないから……あ、えーと」

    不二咲「トレーニングモードで練習してもいいよぉ」

    苗木「ほんとに?ありがとう不二咲クン、こうでもしないとボクが勝てる要素ないし……」

    すちゃ

    苗木「昔はベルトコンベア式のアクションゲームをよくやってたんだけどさ……」
    (注:昔特にアーケードによくあった、一方向にしか進めない横スクロールのこと。ファイナルファイトなど)

    がちゃがちゃがちゃっ!

    苗木「珍しくループ型のゲームじゃなかったからボクでも簡単にプレイできたんだよね」
    (注:エンディングのあと2週目に突入し、クリア後に真のエンディングを迎えるタイプのゲーム。魔界村など)

    がちゃがちゃがちゃ!16コンボ!

    苗木「空中動作がすごくもっさりしてたから、クリアできるようになるのはかなり時間がかかったけど」

    がちゃがちゃがちゃ!超必殺技!!

    苗木「4面終わりのシューティングがほんとに好きだったよねー」

    がちゃがちゃがちゃっ!

    不二咲「な、何の話……?」

    苗木「ラストちょっとセリフはしょられてて残念だったけど、BGMもSEも完璧だったし、アレは見事だったな」

    がちゃがちゃがちゃっ!



    苗木「……マーフィー……!」



    不二咲(……ロボコップ!?)

    172 = 1 :

    不二咲「それじゃあストーリーモードをやってみてね」

    苗木「難易度選択とかはないの?」

    不二咲「クリアまでの時間やコマンド入力の正確性、コンボ率など……」

    不二咲「そのプレイヤーに応じて段々難しくなるようにしてあるんだぁ」

    不二咲「もちろん初心者には初心者用の救済もあるんだー」

    苗木「なるほど」

    がちゃがちゃがちゃたたたたたたたばんばん

    不二咲「え」

    苗木「なら最初は適当にコンボとか繋がずに暴れて時々攻撃食らいながらなんとか制限時間ぎりぎりで一勝しといて……っと」

    不二咲「な、苗木く」

    苗木「これでボクはゲーム始めたての、コンボもままならない初心者だとゲームも思うだろうから……」

    苗木「次のラウンドは攻撃も何もせずに負けとこう」ユールーズ

    苗木「で、最終ラウンドでもう一回ギリギリで勝てばー」ががががが

    不二咲「幸運関係なくプログラムの虚を突かないでよぉ」

    173 = 1 :

    戦刃「このガンシューティング、なかなか手強いね」

    戦刃「私に向けて作られたゲームだからしかたがないのかもしれないけど」

    ががががが!

    戦刃「近寄ってきた敵には近接戦闘しなきゃいけないし……」

    ががががが!がきんっ

    戦刃「有効な武器を使わないと負けるんだね……ええと、散弾を」

    ばばば!

    戦刃「うぐっ!?ライフが減った!?なにやってんの!」

    戦刃「今のは私なら回避できてたよ!ペダルの踏み込みも遅くはなかった!」

    戦刃「なんであんなのに当たり判定が乗ってるのさ、おかしいでしょ!」

    戦刃「火炎瓶投げて全員鎮圧するからね!」

    ばばば!ががががが!

    戦刃「だーからその挙動はリアルさがないって!そんなまっすぐ飛んでくる弾なんてないから!」

    戦刃「あとその弾遅すぎるよ!物理学的にも有り得ないでしょ!なめてんの!?」

    戦刃「そもそも本物の軍人はそんなスーツ着たりしない!作り込みが甘すぎるよ!」

    戦刃「ヘッドショット一発で倒れるなんて軍人風上にも置けない雑魚ばっかりだし!」

    ばんばんばん


    戦刃「このゲーム壊していいかな!!?」

    江ノ島「文句言い過ぎ」

    戦刃「だってひどいんだよ!間接の動きが人間らしくない!」

    174 = 1 :

    苗木「なんとか3ステージクリアだね……」

    不二咲「最初はどうなるかと思ったよぉ」

    苗木「コンボも順調に決まってきてるし、大丈夫そうかな」

    不二咲「ここからまたちょっとずつ強くなっていくよ、気をつけてね」

    苗木「よし、がんばるよ!」


    チャレンジャー カムヒヤ!しゃきーん


    苗木「ん?何だろう、これ」

    不二咲「あれ?乱入?おかしいなぁ、乱入なんて出来ないはずなのに……」

    苗木「乱入?」

    不二咲「うん、筐体のゲームに他のプレイヤーが参加すること」

    苗木「つ、つまり相手はボクとはまた別のプレイヤー、CPUじゃないんだね!」




    ??『おっ、面白そうなゲーム発見伝』

    ?海『お父さんには怒られそうだけどハッキングしーよう』ばりばりー




    不二咲(……まぁある意味CPUかな……)

    175 = 1 :

    石丸「クイズゲームか……」

    十神「ここが今回の試験場らしいな」

    石丸「ふむ、君と同じ場所とは珍しい」

    十神「確かにそうだな……お前がこんな俗な場所に呼ばれるとは」

    石丸「全くだな、君にだって縁もゆかりもない場所だろうに」

    十神「……石丸、俺と勝負をしないか」

    石丸「む?」

    十神「今回俺達に与えられているのはクイズゲームだ、その正答率で競おうじゃないか」

    石丸「なかなか面白そうな誘いだな、十神くん……いいだろう、その勝負買うぞ」

    十神「くくっ、俺をあまり舐めるなよ」





    問題


    スーパーファミコンの






    石丸十神(スーパーファミコンってなんだ)

    176 = 1 :

    苗木「何も出来ないまま負けた」ユールーズ……

    苗木「すごいね、やっぱりうまい人は……」

    不二咲「ほんとにこの人つよいねぇ(棒読み)」

    苗木「うーん……何がいけないんだろう」

    100円ちゃりん

    チャレンジャーカムヒヤ!

    不二咲「えっ」

    苗木「もう一回……もう一回やれば何かつかめる気がするんだ……」

    不二咲「だ、ダメだよ苗木君!その人は」

    苗木「? 不二咲クン、何か知ってるの?」キャラクターセレクト

    不二咲「………し、初心者狩りだよ!」
    ※ゲーム初めたばかりの人だけを狙うプレイヤーのこと。

    苗木「なるほど……許せないぞ!」カラー12

    ファイト!!かーんっ

    苗木「くっ、強い!ガードするだけで精一杯だよ!」

    不二咲(フレームごとの動きを全部見切ってる!さすがだよ)
    ※ゲームのキャラクターには決められた動作をするのにどれだけ時間がかかるか決まっていて、それをフレームって呼びます。詳しくは調べた方が早い。

    苗木「そもそもこのゲーム、今回のために作られたゲームだよね」

    がちゃがちゃ

    不二咲「ん?あ、そ、そうだね」

    苗木「ボクがプレイした最初の人………なんだよね?」

    不二咲「そうだね」

    苗木「このゲームを作り始めたのは?」

    不二咲「三ヶ月前かな」

    苗木「不二咲クンが作ってる強い人工知能………新しいプログラムを作り始めたのは?」

    不二咲「三ヶ月前かな」

    苗木「もうひとつ聞こうか」


    がちゃがちゃがちゃっ!ばあああっ!

    ユールーズ……




    苗木「研究成果、どこやった」


    不二咲「……君みたいに勘のいいガキは嫌いだよぉ」


    177 = 1 :

    石丸「ぐむ……ゲームやアニメの問題はふたりとも間違えて同点とは」

    十神「なかなかやるな、石丸」

    石丸「ああ、僕も久しぶりにいい戦いが出来たよ!はっはっは!」

    十神「……石丸、提案だ」

    石丸「なにかね?」

    十神「あそこに少し古いクイズゲームがある」

    石丸「おお!まだこんなタイプが!」

    十神「どうだ、これなら分からない問題が出ることはあるまい」

    石丸「ああ、これなら全力で戦えるな!」






    問題



    『だっちゅーの』で知られる





    石丸十神(だっちゅーのってなんだ)

    178 = 1 :

    ものすごいジェネレーションギャップ感じる。


    年内更新はあと2回、13日と27日です。
    それではまた2週間後に。

    179 :

    パイレーツっていま何してんのかな

    181 :

    「眼蛇夢ちゃん、誕生日おめでとうっすよー!!!」

    苗木(だから今週も出てませんよね!?)

    182 = 1 :

    ◆今日の斑井さん

    この斑井さんは何式でしょうか?



    斑井「最近新しい芸を覚えたぞ」

    村雨「そんなまた犬みたいな言い方して」

    斑井「まぁ聞け村雨、自信作だ」

    村雨「はいはい、この資料片づけながらね」

    斑井「では聞いてくれ」



    斑井「『青い珊瑚礁』を歌うクリス松村」



    村雨(モノマネかよ)

    斑井「やぁーん☆これアタシ大好きでぇー☆」

    村雨(歌の前の会話から再現!?)

    183 = 1 :

    戦刃「……絶対譲れない戦いがあるんだ」

    舞園「本気なんですね」

    霧切「ここまで言うのだから本気に違いないわよ」

    十神「だがなぜこのメンバーなんだ?」

    石丸「信用してくれているのか!?いや、呼ばれなかったメンバーを信用していないとでも!?」

    セレス「私、口は堅いですもの。大丈夫ですわ」

    苗木「ええと、それで相談って言うのは……」


    戦刃「盾子ちゃんに……勝ちたい」


    苗木「は?」

    十神「解散」がたっ

    戦刃「なんで!?」

    十神「お前には無理だからだ」

    セレス「同感ですわね」

    石丸「まだだ!まだその時ではないッ!何事もトライせずにあきらめてはいけないぞ!」

    苗木「うーん、でもほとんどの人が成績でも負けちゃう江ノ島さんだし……」

    舞園「あれ?ここにいるのはみんな江ノ島さんとはいい勝負になる人達じゃないですか?」

    苗木「言い方考えよう舞園さん」

    戦刃「そうなんだよ!バカとかアホとかは呼ばなかったよ!!」

    苗木「身も蓋もない!!」


    戦刃「お願い!今年は本気で盾子ちゃんに勝ちたいんだ!」



    戦刃「サプライズで!!」




    ○chapter12 聖なる鐘が鳴り響く夜には(前編)


    184 = 1 :

    十神「サプライズ……?」

    戦刃「うん、と言うのもね、実は盾子ちゃんと私の誕生日は一緒なんだ」

    苗木「双子だからね」

    石丸「そうだったのか!」

    苗木「双子だからね?」

    戦刃「それで、毎年ふたりとも一緒にお祝いされるんだけど……」

    戦刃「毎回、盾子ちゃんには驚かされてばっかりでさ……」

    戦刃「あれはそう、私がまだ幼かった頃」




    ───海草




    苗木「戦刃さん、文字ボケは伝わりにくいよ戦刃さん」

    霧切「回想ね?回想と言いたかったのね?」

    戦刃「これじゃなかったっけ」

    十神「本気で間違えてたのか?」

    185 = 1 :




    ───回想



    じゅんこ「きょおは最後に、むくろちゃんにプレゼントがあります!」

    むくろ「へ?」

    じゅんこ「へっへ、お姉ちゃんがほしがってるものがあるなんて、私様にはお見通しなのじゃー!」


    苗木(昔からそう言うところあったのか江ノ島さん)

    戦刃(この時も私の真理をよく読んでたんだよ)

    霧切(さすがは江ノ島盾子と言うところかしら)



    むくろ「なに?じゅんこちゃん」

    じゅんこ「はい!これ!」

    むくろ「わあ……!ほしかったメタルマッチ……!」



    苗木「いやおかしいでしょ」

    戦刃「え?まだ回想途中だよ?」

    苗木「子供が水に濡れても使えるメタルマッチほしがる訳ないよ!?」

    霧切「そうね、ファイアスターターと言う方が分かりやすいわ」

    苗木「そうじゃなくて!」

    戦刃「私は小さい頃から素質があったんだよ、ミリオタのね!」

    苗木「ミリオタってかサバイバルオタだよね?」

    186 = 1 :



    ───回想、むくろ失踪前


    盾子「なんかさー、変な感じなんだよねー」

    むくろ「え?」

    盾子「いや、なんかさ。お姉ちゃんのいないアタシを想像したんだけど」

    盾子「……しっくり、来なかったんだ」

    むくろ「……盾子ちゃん?」

    盾子「だってさ、アタシ等双子じゃん?生まれてから今までずっと一緒にいるじゃん」

    盾子「まるで片割れみたいだよね、自分の」

    むくろ「……かたわれ……」

    盾子「そそ、完璧パーペキな私様に全て奪われて何も残ってない姉wwwカワイソスwww」

    むくろ「」




    苗木「美談じゃないよこれ!!??」

    戦刃「私はうれしかったんだ」

    苗木「どこが喜ぶ要素!?」

    戦刃「私も、盾子ちゃんの一部になれてるんだなって、そう思ったから」


    十神「……うっわ……」


    舞園「あ、十神君の覚えたての「うっわ」が出ましたよ」

    十神「うるさいぞ愚民」

    苗木「なに目的で覚えたの!?」

    187 = 1 :

    戦刃「まあその後私は旅行中に『たまたま偶然』『事故に巻き込まれて』『みんなの前から失踪』するんだけどねー」

    苗木「あっさり言ってるけどすごいことだからね……」

    石丸「そうだぞ!ご両親が……悲しむじゃないか……!」

    苗木「そっち、まぁそっち……」

    セレス「しかし戦刃さんの生命保険が下ろせそうな話ですわね」

    苗木「お金の話はやめよう?」

    戦刃「でも実際フェンリル入ってからは割と何度も聞かれたよ?『え、むくろまた死んだの?』って」

    苗木「え?!」

    霧切「それ貴方の名前を借りた偽物でしょう?」

    戦刃「あったりー(笑)そのたびに『保険金は下りないよ、ここにいるからね!』ってひと笑いをね」

    舞園「軍人ジョークはいいんですよ!とにかく作戦会議しないと!」

    石丸「ああ、そうだったな……」

    十神「愚問だな」


    がたっ


    十神「俺は降りる。こんなゲームに付き合ってやる必要もないからな」

    セレス「まぁ、つまらない男(ひと)ですわね」

    十神「なんとでも言え、そもそも俺には12月24日、別の用事があるんだ」

    戦刃「デート?」

    十神「違う」

    石丸「異性との逢瀬は不純だぞ」

    十神「だから違う」

    セレス「今のこの会合も異性との逢瀬では?」

    石丸「これは作戦会議だ!だから性差は関係ない!」

    十神「帰るぞ」

    苗木「待ってよ!!??」

    188 = 1 :

    苗木「別の用事?って……なに?」

    十神「希望ヶ峰学園に出資しているとある製薬会社主催の大クリスマスパーティだ」

    十神「セレモニーには多くの超高校級も出る、手間が省けたから言うが舞園……お前もだ」

    舞園「え!?わ、私も!?」

    十神「それと『澪田唯吹』もな」

    舞園「あ、あー、あの人ですか……」ひくひく

    苗木「超高校級の軽音楽部?なんでまた」

    十神「十神財閥の内部がいたく気に入っているらしいが?」

    霧切「私も一芸磨けば取り入れるかしら」

    苗木「なに言っちゃってるのいきなり!」

    十神「お前はそのままでも十二分だ、なんなら明日からでも働くか?」

    石丸「こ、告白じゃないか!なにをしているんだ十神君!?」

    霧切「これが……告白……!」トゥンク

    苗木「多分違うよ?」論破?



    戦刃「あの、作戦会議は……」

    189 = 1 :

    十神「そう言うわけだからあきらめろ戦刃」

    戦刃「いろいろは端折ったでしょ……わ、私は諦めないよ!」

    十神「だから諦めろと言っている」


    十神「江ノ島盾子も……パーティ出るぞ?」


    戦刃「えっ……えっええええええええーーーーー!!!!!?????」


    がくっ

    戦刃「そんな……」

    セレス「ちなみに私達は入れないのですか?」

    十神「当日までに、招待券を送ることになっている」

    十神「……不本意だが、お前や葉隠、苗木の才能は研究者が惹かれるワードで構成されてるからな。お前等も呼ぶことになるだろう」

    セレス「あれと一緒のくくりですか……」いらっ

    苗木「諦めよう、そこだけは諦めようセレスさん」

    戦刃「……わた、わたしは」

    十神「お前は相応しくないから呼ばん」

    戦刃「!!」

    舞園「ちょっ……十神君、ひどくないですか!?」

    十神「ひどくはない。こいつは人殺しだぞ」

    戦刃「……」

    苗木「でも!」

    十神「事実だろう」

    セレス「辛いですが……そうですわね」

    石丸「しかし物には言い方が!」

    戦刃「いいよ、事実だし」

    霧切「……そうね」ふぁさ

    190 = 1 :

    戦刃「サプライズ仕掛けたかった相手は当日パーティに呼ばれてる……」

    戦刃「私は策なし、仲間なし、資金なし、招待券なし……こうなったらもう……招待券を……」

    戦刃「葉隠君をころしてでもうばいとるしか……」ちゃきっ

    苗木「止めよう!そう言う発想がパーティに相応しくないんだよ!?」

    石丸「はっ!これがゲーム脳……?」

    霧切「こういうゲームは多いでしょうけど、ここまで重傷なら病院入った方がいいわよ……」

    舞園「でも、どうしたらいいんでしょう?」

    霧切「あら、簡単じゃない」

    戦刃「どこも簡単じゃないよ……」

    霧切「考えてもみなさい、戦刃さん」




    霧切「貴方と江ノ島盾子は、双子よ」





    苗木(そしてクリスマスパーティ当日)

    苗木(ボク達は、今年一番の思い出を作ることになったんだ)

    苗木(それは、最高だけど、最低の思い出───)



    苗木(……反省文はあと何枚で終わるだろう……)

    191 = 1 :

    続きは2週間後。

    192 :

    おつおつ
    まあパーティで双子とくればそうなりますな、スパイ物の醍醐味だね

    193 :

    地味に毎回楽しみにしてる。乙

    194 :


    みんなで反省文か…青春だね。

    195 :

    「大丈夫、全部「この話はフィクションです」って付ければいいんすよ!」

    196 = 1 :

    戦刃(おーらい、おーらい)

    戦刃(……違うなぁ、おーいおーい)

    戦刃(こちら戦刃むくろ、そちらの状況は?)

    戦刃(私は、あー……)



    江ノ島「なにしてんの」


    戦刃(……あー、その……)


    江ノ島「お姉ちゃん」




    戦刃(……話を少し前に巻き戻そう)

    戦刃(私達は、ある作戦を決行することにしていた)

    戦刃(コードネーム、マネマネイミテーション)


    戦刃(つまり)


    舞園「つまり戦刃さんを【パーティに参加する江ノ島盾子】にすればいいんですね!」

    霧切「そういうことよ」きりっ

    石丸「……おお!」

    苗木「なるほど!」

    戦刃「めっちゃ無理そう!」


    ○chapter13 聖なる鐘が鳴り響く夜には(後編)


    197 = 1 :

    ◆パーティ当日、12月24日の午後


    霧切「作戦は分かってるわね、みんな」

    戦刃「……うん、でも」

    霧切「怖がってちゃだめよ……大丈夫」

    霧切「作戦を確認するわ。まずパーティが始まったら」

    苗木「ええと、ボクが江ノ島さんを足止めして!」

    舞園「私が戦刃さんを江ノ島さんそっくりにメイク!」

    石丸「僕が兄弟とともに舞園君と戦刃君を送り!」

    舞園「私がライブで時間を稼いでいる間に!」

    石丸「そのまま裏で着替えをこなして!」

    「ついでに不二咲に防犯ドアの効果を消させておいて!」

    小泉「アタシが写真を取り!」

    山田「僕が似顔絵を描いて!」

    弐大「参加者にアレをする!」

    苗木「誰だよ!!??」

    石田「んで最後は戦刃のショーだろ!」ごっ

    苗木「誰だよ!!???」

    花村「その間に僕が女子高生の制服を盗んで」

    苗木「そのネタはまだ早いよ!!!???」

    198 :

    小泉「アタシ、小泉真昼。こっちはクラスメイトの猫(丸)」

    弐大「クソじゃああああああ!!」

    花村「ふふふ」にこにこ

    苗木(無視されてる)

    霧切「彼らは私達の一学年先輩よ」

    苗木(霧切さんも無視か!?)

    苗木「……なんでその上級生……ふたりがここに?」

    小泉「暇だったから」

    弐大「パーティに呼ばれとらんし」

    苗木「何で呼ばれなかったの!?」

    小泉「あのね、パーティって言っても呼べる人数は限られてんのよ?」

    舞園「クリスマスパーティを兼ねた、本年度の成果発表会ですからね」

    石丸「あまりたくさん呼ぶと成果を発表出来ないだろう?あと僕も呼ばれなかった」

    苗木(呼ばれなかったのか……なるほど、それでこっちに……)

    戦刃「なんか仲間が増えてうれしいよ……」

    「喜んでる場合か、オメェはよ……オレも呼ばれなかったけどな」

    山田「まーまー、とにかく力を合わせて戦刃むくろ殿を参戦させましょう!あと僕も呼ばれませんでした」

    苗木(やめようみんな、そういう自虐的な空気やめよう)

    花村「その前に僕のニューチャレンジャーを君に挑戦させてもいいかな?」んふふ

    霧切「それじゃあ作戦開始ね」

    苗木(徹底的に無視してる……)

    199 = 1 :

    ◆数時間後、パーティの準備開始時刻


    霧切「私の手に入れたスケジュール表(舞園さやか)が正しければ、」

    苗木(それ手に入れるの簡単だよね)

    霧切「そろそろ江ノ島さんが会場入りするはずよ」

    苗木「それで会場付近で張り込みしてるんだね」

    霧切「江ノ島さんが通ると思われるルートはこちらの道のみ、あらゆる場所から手に入れた情報からすれば間違いないわ」

    霧切「そして苗木君には、江ノ島さんの足止めをしてもらう。具体的には」




    江ノ島「お、苗木じゃん。おっすおっす」

    苗木「なえぎぱーんち」ぷす

    江ノ島「ぐああああ!?か、体が突然しびれて……!?」

    苗木「これが正義の力だよ……!」ドンッ!

    ◆全てを終わらせる時が今……!




    霧切「と」

    苗木「明らかに危険なドリンク注入してますよね?あと何その煽り」

    200 = 1 :

    こつこつこつ


    霧切「とかなんとか馬鹿話してる間に江ノ島さんが来たわ」

    苗木「馬鹿話は霧切さんの!……ああ、もう!」

    霧切「大丈夫、練習通りやれば問題ないわ」

    苗木「わ、分かったよ……!」


    こつこつこつ……


    どんっ!


    江ノ島「うわっ!?」

    苗木「わ!?」

    江ノ島「ってて……あ?苗木?なにしてんの?」

    苗木「あはは……ちょっと慌ててたら……って、江ノ島さん!」

    江ノ島「ん?なに苗木、もしかしてこのアタシを探してたとか?」

    苗木「そうなんだよ!それが緊急事態で!」

    江ノ島「緊急事態ぃ?悪いけどアタシ、今日はショーの準備が」

    苗木「戦刃さんが行方不明なんだ」

    江ノ島「……」ぴくっ

    苗木「どこ探してもいなくって……もしかして、こないだ十神クンに言われたこと気にしてるのかも……」

    苗木「だから必死に探してるんだ。ボクも時間ギリギリまで探そうと思ってさ」

    江ノ島「……苗木」

    苗木「え?」



    江ノ島「……それ……ほんと……?」



    苗木(その時の江ノ島さんは、)

    苗木(泣き顔にも笑い顔にも見える、不思議な顔をしたんだ)


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