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    元スレP「765院に就職した」

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    351 :

    Pもおかしいのか真美が他からいないもの扱いされてるのか

    352 = 347 :

    >>348修正

    翌日

    小鳥「おはようございます」

    「あ、おはようございます」

    小鳥「…………」

    「……な、なんですか?」

    小鳥「いいですよねPさんは……外に出る用事とかなくて」

    「え? ああ……なるほど、もう梅雨ですもんね」

    小鳥「ええ。今日なんかも郵便局まで行かないといけないのに、雨のせいで面倒で仕方ないですよ」

    「まあ、頑張ってください」

    小鳥「気楽そうですね……」

    「実際あんまり関係ないですからね」

    (家が燃えたことによって得た数少ないメリットとでも言うべきか……)


    小鳥「あーあ……ウェザーリポート欲しいなー」

    353 = 347 :

    外庭

    「…………」

    春香「あ、Pさん。おはようございます」

    「ああ、おはよう」

    (まさか雨の日もいるとは思わなかったが……なるほど、ギリギリ雨が当たらない場所なのか……)

    (いや、でも、それにしたって……)

    春香「どうかしましたか?」

    「……どうしてここにいるんだ?」

    春香「はい?」

    「いや、たしかにここの眺めはいいけど……それでも、春香がいつもいるそこは日当たりもよくないし、寒いじゃないか」

    春香「うーん……まあ、そうですね」

    「雨の日ぐらい、中にいてもいいんじゃないのか? 風邪をひいたりしても困るだろ?」

    春香「……やっぱりPさんって、優しい人なんですね」

    「いや、普通だよ」

    春香「まあ、Pさんがそこまで言うならそうしますか……よいしょっと」

    春香「ふう……それじゃ、行きましょうか」

    「ああ……ん?」

    (さっきまでは春香の陰になってて見えなかったけど……なんだ、あれ……お菓子の……箱?)

    春香「Pさん?」

    「ん、ああ、悪い。行こうか」

    (あの箱……なんか、見覚えがあるような……?)

    354 = 347 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    355 :

    千早

    356 = 347 :

    エントランス

    「おはよう、千早」

    千早「…………」コク

    「それじゃ行こうか」

    千早『どこへ?』

    「そうだな……」


    1 商店街
    2 映画館
    3 ゲームセンター
    4 公園
    5 遊園地

    358 :

    >>342
    kwsk

    359 :

    >>358
    342です。
    確か元々エロゲだったらしいんだけど、普通のギャルゲとしてPSPに移植されたゲームにこういう設定があったはず
    最初の方でこういうエロゲあった気がするって言ってた人いるしたぶん結構似てると思うよ

    360 :

    さよならを教えてだと思う

    361 :

    映画館

    「へえ、ここの映画館は昔の映画もやってるのか」

    (映画なら、見てるだけでいいから千早も楽しめるだろう)

    「ええと、見たい映画とかある?」

    千早『特にありません』

    「そっか、じゃあ……うーん」

    (この古そうな洋画でいいか)


    しばらくして……


    「…………」

    (不覚にも泣いてしまった……コーフィ……)

    千早「…………」

    「……それじゃ、そろそろ帰ろうか」

    千早「…………」

    千早「…………」コク

    (……ん? なんか千早、不満そうな感じだな……)

    「……えっと、面白くなかった?」

    千早『いえ、とてもいい映画だったと思います』

    「…………」

    (あまり明るい映画でもなかったから、気分が沈んでいるのかな……?)


    千早「…………」

    362 = 361 :

    翌日

    高木「やあ」

    「あ、院長。おはようございます」

    高木「うむ、おはよう。……君もここで働きだしてそろそろ二ヶ月か。早いものだ」

    「ええ、そうですね」

    高木「今後どうするかについては考えているのかね?」

    「……すいません、まだ決めきれなくて……」

    高木「構わないよ。君の人生だ、納得がいくまで考えるといい。その結果君がどのような選択をしても、私はそれを支持するよ」

    「ありがとうございます。……ところで、院長はいつもどこにいるんですか? 院長室にはいませんよね?」

    高木「……ん、まあ、いろいろと用事があってね……おっとすまない、そろそろ出かける時間だ。失礼するよ」

    「? は、はあ……」




    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    363 :

    364 :

    図書室


    「……お?」

    (ここの図書室、パソコンも置いてあるのか……ん? あれは……)


    「…………」カチカチ


    「響?」

    「ん? あ、はいさい、P」

    「はいさい?」

    「ああ、はいさいってのは、うちなーぐちで……えっとつまり、沖縄の言葉で……」

    「響って沖縄出身だったのか?」

    「んー、まあね」

    「ふーん。で、何してんだ?」

    「バイト探し」

    「えっ? バイトなんかしていいのか?」

    「? 自分、今もしてるぞ?」

    「まじで?」

    「うん」

    「…………」

    (未だに響のことがよくわからないな……施設の管理任されてたりバイトしたりしてるって、ここの子にしては珍しいよな?)

    (少なくとも少年院系じゃない……かといって精神院系でもなさそうだし……孤児院系なのか?)

    (でも、流石に『孤児なのか?』とは訊けないよなぁ……)

    「? どうかしたのか?」

    「……いや、なんでもない。頑張れよ」

    「え、あ、うん……?」

    365 = 364 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    366 :

    律子

    367 = 364 :

    事務室

    「律子ー……は、いないのか」

    「……ん、またパソコンがつけっぱなしだな……」

    (これは……経理的な何かかな? よくわからないけど……)

    (……ん? この『M資金』ってなんだ……?)

    律子「あっ! ちょっとPさん! なに人のパソコン覗いてるんですか!」

    「うおっ!? す、すまん!」

    律子「まったく……まあ、つけっぱなしで場を離れた私も悪いとは言え、こういうのはやめてくださいよ?」

    「ああ、気をつける……ところで律子」

    律子「なんです?」



    1 今度一緒に街に出掛けないか?
    2 貴音について訊きたいんだけど
    3 真について訊きたいんだけど
    4 『M資金』について訊きたいんだけど

    369 = 364 :

    「その、画面にある『M資金』ってなんなの?」

    律子「…………」

    「…………」

    律子「…………です」

    「え?」

    律子「ある団体からの寄付金のことです! いいじゃないですか! 正式な資料でもないんだし、ちょっとくらい遊んだって!」

    「ど、どうしたいきなり……落ち着け」

    律子「うぅ……失敗したぁ……」

    「……ま、まあ、いいと思うよ? 少しくらい遊んでも……」

    律子「もうほっといてくださいよ……しばらくしたら立ち直れますから」

    「わ、わかった……」

    律子「はぁ……」

    「……あ、最後に、もうひとつだけ」

    律子「なんですかP殿」

    「ある団体ってなに?」

    律子「ああ、水瀬グループです」

    「えっ、あの水瀬グループ?」

    律子「ええ。あの水瀬グループです」

    「すごいな……なんでまた」

    律子「なんでも、代表が院長の古い友人だとか」

    「へえ~」

    律子「ちなみに、代表の娘さんもよくうちに来てくれてるんですよ? 会ったことありませんか?」

    「うーん……ないと思う」

    律子「そうですか。ま、そのうち会うかもしれませんね」

    370 = 364 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    371 :

    あずさ

    372 = 364 :

    医務室

    「こんにちは、あずささん」

    あずさ「こんにちは、Pさん。今日はどういったご用でしょうか?」

    「今日もあずささんに会いにきました」

    あずさ「あ、あら~」


    1 会話する
    2 デートに誘う

    374 = 364 :

    「今度いっしょに街に行ってもらえませんか?」

    あずさ「え? えっと……それは、どういうことですか?」

    「いえ、ちょっとあずささんと出かけてみたくなりまして……あ、もちろん嫌ならいいんですけど」

    あずさ「い、いえ! 嫌なんかじゃありません」

    「そうですか?」

    あずさ「はい、私なんかでよければ、ご一緒させていただきます」

    「よかった。じゃあ、俺も仕事に戻りますね。また今度」

    あずさ「はい! 連絡、待ってますね」

    375 = 364 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    3 誰かと街に行く(千早、あずさから選択)

    376 :

    りつこ

    377 :

    あずさとデート

    378 :

    事務室

    「律子」

    律子「はい?」



    1 今晩Do-Dai?
    2 貴音について訊きたいんだけど
    3 真について訊きたいんだけど

    380 = 378 :

    「なんで貴音って屋上の鍵を持ってるんだ?」

    律子「まあ、本人が希望したからですね」

    「本人が希望したからって、そうホイホイと渡すわけでもないだろ?」

    律子「そうなんですけど……えっと、貴音の事情は知ってますか?」

    「記憶喪失だっけか」

    律子「はい。その貴音が、夜空を見ていると何か不思議な気持ちになるって言うんですよ? 貸さざるを得ないでしょう」

    「まあ、文字通り記憶を取り戻す鍵になるかもしれないってんなら、そうかもな」

    律子「それに一応貴音は18歳らしいですし、院にいるのも治療のためというよりは保護のためですから、私達と同じで消灯時間なんかが適応されてないんですよ」

    律子「ですから、まあ、いいかな……と。悪用しそうな子でもないですし、院長からもよろしく頼むと言われてますから」

    「ふぅん」

    381 = 378 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    3 誰かと街に行く(千早、あずさから選択)

    382 :

    雪歩

    383 :

    さよならを教えてはpspに移植はされてないっぽいな

    385 :

    懐かC

    386 = 383 :

    >>384
    そうなのか
    サンクス!

    387 :

    中庭

    (お、またいる……なんだかリセットさんを思い出すなぁ)

    「こんにちは、雪歩ちゃん」

    雪歩「ふぇ!? ……あっ、Pさん……お、おはようございますぅ」

    (うーん、やっぱりなんだか怯えられてるような感じだな)

    「いつもここにいるよね。ここが好きなの?」

    雪歩「は、はい……」

    「そっか。わかるよ、いい場所だもんね」

    雪歩「…………」コク

    「ところで、どうして穴に入ってるの?」

    雪歩「えっ……」

    「あ、訊いちゃだめだった?」

    雪歩「い、いえ……その……そうじゃなくて……」

    雪歩「……怖いんです」

    「怖い?」

    雪歩「はい。怖いんです……広い場所が」

    「…………」

    雪歩「小さい時からそうだったんですけど……だんだん、より怖くなっていって……今はもう、外に出られないんです」

    「でも、今こうしてここにいるよね?」

    雪歩「ここは、一応囲まれているので……それにここでも、穴からは出られないんです」

    (なるほど、そのための穴だったのか)

    雪歩「あ、そ、そろそろ行かないと……ごめんなさい、Pさん」

    「いやいいよ、いってらっしゃい」

    雪歩「し、失礼しますぅ」ズズズ

    「…………」

    (…………外の世界は怖いけど、穴なら平気……ね)

    388 = 387 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    3 誰かと街に行く(千早、あずさから選択)

    389 :

    やよい

    390 = 387 :

    食堂

    「C定食ひとつ」

    「はーい! ……あっ! Pさん!」

    「ん?」

    やよい「こんにちは!」

    「やよいちゃん? こんな所で何を……」

    やよい「私、たまにここのお手伝いしてるんですよ」

    「へえー、偉いなぁ。ところで、俺の注文は……」

    やよい「はわっ! ご、ごめんなさい! すぐにC定食用意しますね!」

    「うん」

    「…………」

    (学校に行って、帰って来たら子供達の遊び相手になって、食堂の手伝いもしてるのか……)

    (大変……なんだろうな。なのに俺は、話し相手になることしかできないのか……)

    391 = 387 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    3 誰かと街に行く(千早、あずさから選択)

    392 :

    りつこ

    393 = 389 :

    3千早

    394 = 387 :

    事務室

    「律子」

    律子「はい?」



    1 ここに遊園地のチケットが二枚あります
    2 真について訊きたいんだけど

    396 = 387 :

    「ここに遊園地のチケットが二枚あります」

    律子「はあ……それで?」

    「……いやさ、律子っていつも忙しそうだから、たまには羽を伸ばしてほしいなーって思って……」

    律子「なるほど……ですが、ご存知の通り忙しいので行けません」

    「やっぱり?」

    律子「まず休みがないですから」

    「いつ休んでるのかずっと気になってたんだけど、まさか本当に休んでないのか?」

    律子「ええまあ……元々年中無休の職場ですし。せめて人数がいればまだ休みもとれるんですけどね」

    「そのうち体壊すんじゃないか?」

    律子「もう慣れましたよ。それに、休んでないって言うならPさんだってそうじゃないですか。たしかまだ一回も休んでないですよね?」

    「俺はまあ……律子より楽な仕事だし」

    律子「……ひとつ忠告しておきますけど、そのうちここを出て別の仕事に就くつもりでしたら、さっさと家と職を探したほうがいいですよ」

    「…………」

    律子「ま、それはともかくとして……そろそろ仕事に戻らせていただきますね」

    「……ああ、俺もそうするよ」

    律子「…………」

    律子「……そう言えば、いい忘れてました」

    「なんだ?」

    律子「気持ちは嬉しかったですよ。ありがとうございました」

    「ん、どういたしまして」

    397 = 387 :

    翌日

    「さて、どうしようかな」

    1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

    2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

    3 誰かと街に行く(千早、あずさから選択)

    399 = 387 :

    エントランス

    「あ。あずささん」

    あずさ「お待たせしました~」

    「お仕事の方は大丈夫なんですか?」

    あずさ「はい。もともと医務室に来る子はあまりいませんし、何かあったら連絡が来るようにしてきましたから……そういうPさんは大丈夫なんですか?」

    「他のみんなと違って忙しい仕事は任されてませんからね……それに、ちゃんと半日休むと連絡しましたから」

    あずさ「そうですか。でも、Pさんのお仕事ってけっこう大事なお仕事だってこと、忘れないでくださいね?」

    「もちろんです」

    400 = 387 :



    「それでですね、…………」

    あずさ「あら、そうなんですか?」

    「はい、そうなんですよ」

    あずさ「うふふっ、Pさんらしいですね」

    「ははは」

    (……そろそろ歩き疲れてきたな)

    「あずささん、どこかで休憩でもしませんか?」



    「……あれ?」

    「あ、あずささん?」キョロキョロ

    「……あ! い、いつのまにあんな所に……あずささーん!」


    しばらくして……


    あずさ「すいません……私、小さい時から迷子になりやすくて……」

    「ははは……」

    (ほんの数秒目を離した間に消えるのは、もう迷子癖とかを超越してる気が……)


    そして……


    エントランス

    あずさ「今日は楽しかったです。ありがとうございました……また誘ってくれますか?」

    「ええ、勿論」

    あずさ「あ、でも、あまり仕事に支障が出ないようにしてくださいね?」

    「わかりました。それじゃ、また」

    あずさ「はい♪」


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