元スレP「伊織か?」伊織「お兄様!?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
501 = 1 :
P「それがなんだか俺のことでひそひそと言われてるような気がしたので…」
自意識過剰だったら恥ずかしいけど…。
新幹P「ああ、そのことなら君が変なのとは関係ないよ」
P「え?じゃあ何が原因で?」
新幹P「あー、そうだな。君はうちではちょっとした有名人なんだ…と言っておこうか」
P「何ですかそれ?冗談はやめてくださいって…」
おかしくって笑ってしまう。
新幹P「まあ君がそれならいいけど…。…それよりどう?見ていく?」
そう言って新幹Pさんはレッスン場を指し示す。
P「いいんですか?」
新幹P「ちょうどいいだろ。最後は本番を想定して、お客さん入りってことで…」
俺は喜んで承諾した。
新幹P「ちょうどキリがいいとこまで終わったみてえだ」
新幹Pさんはノックして入っていく。
中では、おはようございます、と挨拶を交わしているようだ。
新幹P「よし、じゃあキリもいいし次の通しで解散ってことでいいかな?」
つばめ「了解でーす…」
のぞみ「ふぅ…けっこーキツイね…」
ひかり「そうね。でも、今度の収録までに完璧に仕上げたい…」
ラストスパートだと思って、みんなは疲れた体に鞭を打つ。
これが人気アイドルの舞台裏。
仕事で忙しい中、レッスンも欠かさない。
502 = 1 :
トレーナー「じゃあ最後、頑張っていきましょう」
新幹P「ああ、ちょっと待ってくれ」
トレーナー「どうかしました?」
新幹P「実はお客さんが来てるんだ。本番を想定したつもりで見てもらいながらパフォーマンスしてもらおうと思ってな…」
トレーナー「なるほど…。みんなはいいかしら?」
のぞみ「偉い人なのかなぁ…?」
つばめ「誰であろうと、どーんと来い!…ですよ」
ひかり「うん!完璧なパフォーマンスを披露しよっ!」
新幹P「そうかい。じゃあ呼んでくるから少し待っててくれ」
新幹Pさんが戻ってきてドアを開く。
どうやら話はまとまったようだ。
新幹P「彼女たちやる気たっぷりだ」
P「へえ、それは楽しみですね!」
新幹P「Pくんにも最高のパフォーマンスを用意するよ」
P「期待していいんですか?」
新幹P「当たり前だ。…ちなみにファンには初めて見せる新曲だからね。Pくんは恵まれてるなぁ」
そう言って新幹Pさんは笑った。
新幹P「中へどうぞ」
P「あ、わざわざどうも…」
新幹Pさんにドアを支えてもらって、俺は恐縮しながら入室する。
P「失礼しまーす…」
新幹少女の三人は驚いた表情になり、トレーナーの方も意外な人を見たなぁといった風だった。
503 = 1 :
ちょっと休憩…
感想などあればお願いします
21:00頃再開で
504 :
陰湿さが無くてみんな爽やかで良いね
505 = 488 :
>>489今のままでいいよ
506 = 1 :
ひかり「Pさん?……え?…え?え?え?」
つばめ「ひかり落ち着いて!…それにしてもお客さんってPさんのことだったのかぁ…」
P「あはは…ごめんね。偉い人じゃなくて…」
のぞみ「そんな。Pさんに来ていただいてすごく嬉しいですよ!ね、ひかり?」
ひかり「わ、私ぃ!?…何で私に振るかなっ!?」
大慌てのひかりちゃん。いきなり知ってる男の人が来たら嫌なのかも…。
ひかり「嫌だぁ!…すっぴんだし、おしゃれでもない運動着だし、汗かいてるし、恥ずかしいぃ…!」
ひかりちゃんはその場でしゃがみ込んでうずくまってしまった。
トレーナー「あらあら…」
トレーナーの方は呆れながらもその顔はニヤニヤと笑みが浮かんでいた。
P「やっぱ迷惑だったかな?」
正直ちょっと傷ついたので明るく振る舞おうとしても、微妙に陰鬱なトーンが混じる。
ひかりちゃんは顔を上げ、申し訳なさそうにした。
ひかり「…あの全然迷惑ってことはないんですけど…こんな姿Pさんに見られて恥ずかしいと言うか…その、何て言うか…」
ひかりちゃんは自分の今の容姿を気にしている。
女の子のわからない部分の一つだよなぁ…。
ひかりちゃんはすっぴんでも可愛いし、汗をかいて踊ってるのも頑張ってる証拠で清涼感もあるし、恥ずかしいことなんて一つもないと思うけど…。
507 = 1 :
新幹P「あのなぁ、ひかり…。Pくんは気にしないぞ、そんなこと?」
つばめ「まあ、Pさんもプロデューサーだもんね…。でもそういうものではないんですよ?」
のぞみ「そうですよプロデューサー。乙女心を理解してください」
新幹P「俺は理解してる方だぞ?…ひかりが恥ずかしいのはよぉく分かるが、彼はお前がすっぴんだろうが、汗かいていようが、気にしないどころかむしろ好感を持つと思うけどな」
トレーナー「そうなんですか?」
P「え?…そうですね、いつも着飾っているような人よりはこうやって一生懸命頑張ってる人の方が見てて気持ちいいです」
相槌をうって話を聞くトレーナーさん。
P「それにおしゃれして練習しようもんなら私はまず動きやすい服に着替えさせますし、すっぴんでも可愛い人は可愛いですよね」
トレーナー「じゃあひかりのすっぴんはどうですか?」
P「もちろん可愛いと思います。努力してる姿はかっこいいし、恥じらうのも可愛らしさを感じます。気にしすぎるのはダメですけど…」
つばめ「だってさ、ひかり…。今のひかりが好きだから気にしすぎるなって言ってるよ?」
ひかり「…」
つばめ「顔赤くしすぎ!!」
のぞみ「ナイスですトレーナーさん…」
508 = 1 :
ひかりちゃんはすっと立ち上がった。
たくさん運動したので当然ながら顔は赤くなっているがやる気は十分みたいだ。
トレーナー「じゃあPさん。こちらに座って見ていてください」
P「はい」
促されるままに座る。
新幹少女は準備完了のようだ。
トレーナー「よし、音楽を流すよ」
しんと静まり返ったこの部屋で新幹少女の新しい曲が流れ始める。
俺は彼女たちの雰囲気に、表情に、踊りに、歌に、魅了されていく。
曲が終わる。ボーカルなしの音源だったが、贅沢なことに生歌で披露してもらった。
惜しみない賞賛の拍手を送る。
新幹P「どうだった?」
P「最高です!なんだか贅沢な気分になりました」
新幹P「ははは…!君は贅沢なんて死ぬほど味わってきたんじゃないのか?」
P「そんなことないですよ。そもそも昔は贅沢なんて言葉も知りませんでしたから。それにこんなに感動したのも初めてかもしれません。この仕事やってて良かったって思いますよ」
新幹P「いやぁ、そう言ってもらえると嬉しいね」
話をしているとトレーナーさんは手を叩いて新幹少女に呼びかける。
509 = 1 :
トレーナー「はいお疲れ様!今日はしっかり休んで明日に備えてね」
ひかり「私、シャワー浴びてくる!」
つばめ「ひかりってば速い!…私はもう疲れたわぁ…」
のぞみ「私も…。あ、そういえばPさんはどうしてうちまで来たんですか?」
そういえば…。さっきの歌で忘れてた。
P「今日はホワイトデーだからひかりちゃんにお返しに来たんだった。…そうだ、よかったらみなさんもどうですか?」
そう言って大きめの箱を紙袋から取り出す。
新幹P「ひかりのじゃないのか?」
P「ひかりちゃんは別に用意してます」
つばめ「えー…でも私何にもあげてないのに、Pさんにもひかりにも悪いよ」
P「いつもお世話になってるし、俺からの気持ちってことでどうかな?」
のぞみ「うーん…」
渋る二人に新幹Pさんが一声かける。
新幹P「ま、そういうことなら断るのも失礼だな」
そう聞いた二人はやっぱり渋々と、しかしありがとうと言って受け取った。
P「ひかりちゃんは?」
つばめ「ごめんなさい。ひかりってばすぐシャワー行っちゃって…。戻るまで下で待っててもらってもいい?」
P「うん。大丈夫だよ。今日はもう何もないから」
そして下で待つこと約15分。
俺は受付の側にある待合室的な場所の椅子に腰掛けている。
510 = 1 :
ひかり「お待たせしましたPさん!」
P「お疲れ様。とってもよかったよ」
ひかり「ありがとうございます」
P「いえ、こちらこそ。…それで、これ、先月のお返し」
ひかり「嬉しい…」
P「まあ、座りなよ」
ひかり「はい、失礼します…」
P「ふふっ…。別にそんなに丁寧じゃなくてもいいよ。君の事務所じゃないか」
ひかり「そ、それもそうですね!やだなぁ私ったら…」
P「それ、クッキー作ってみたから、よかったらお家で食べてね」
ひかり「いまいただいてもいいですか?」
P「えっと、今は…」
ひかり「?」
すっと覗き込み疑問に思うような表情をするひかりちゃん。
P「その…メッセージカード入れてるんだ。だから目の前で読まれるのは恥ずかしいかな」
柄にもなくメッセージカードなんて、恥ずかしいものを仕込むんじゃなかった。
ひかりちゃんをチラッと見ると、彼女は気になるものを捉えたというか、目が釘づけになっているというか…。
言葉では表しにくいような顔をしていた。
P「ひかりちゃん?」
ひかり「えっ?あ、あはは…」
笑って誤魔化すひかりちゃんだが、何を誤魔化そうとしたのかはピンとこない。
511 = 1 :
P「…ところでさっきから気になってたんだけどさ」
ひかり「はい」
P「あの人たちは何なの?」
俺の視線の先には複数の社員と思わしき人々が騒々しくこちらを窺っていた。
ひかり「あれはうちの社員だと思うんですけど…何をやってるのかまでは…」
P「俺ってここじゃ有名人らしいんだけど、どうして?」
ひかり「えっ!?私、Pさんの話は社員から聞いたことないですけど…」
謎は深まるばかりだった。
話をしていたのだが、時間もそこそこ経ってきた。
P「じゃあ帰るよ。今日はいろいろありがとね」
ひかり「いえ、こちらこそ。私も帰りますね」
P「あ、なら送っていこうか?俺、今日車だし、さっき新幹Pさんも帰っちゃったでしょ?」
ひかり「え、プロデューサー帰ったんですか?」
P「うん、さっき出ていくの見えたし、メールも届いてる。嫌じゃなかったらひかりちゃんのこと送ってくれって。………嫌?」
ひかり「ま、まさかそんなことはありえませんっ!!」
P「そ、そうなの?…あ、ありがとね…?」
ひかりちゃんはハッとして心を落ち着かせた。
そうして事務所を出る。
512 = 1 :
俺は助手席に彼女を案内してドアを閉める。
ひかり「手、怪我してますけど大丈夫ですか?」
P「ああ、大丈夫。任せてくれ」
ここで不安を煽っていはいけない。
特に何事もなく車を出した。
車の中ではアイドルのこと、最近引っ越したことなどいろいろ話してひかりちゃんを家まで送った。
ひかり「今日はありがとうございます。わざわざ来ていただいて…」
P「ううん。俺もいいもの見せてもらったし楽しかったよ」
ひかり「私もです」
P「それじゃあ」
ひかり「お疲れ様です」
P「お疲れ様」
少し窓を閉めるのをためらったが、オートで一気に閉める。
車内から手を振って車を発進させる。
ひかりちゃんも手を振って応えてくれた。
俺が左折する瞬間ミラー越しに彼女を見る。
彼女はまだ手を振ってくれていた。
俺はなんだか嬉しかった。
513 = 1 :
自宅へ帰ったころにはすでに9時。
P「お腹空いたな…」
夕飯を簡単に作ろうかなと思ったがその前に紙袋に残った最後の一つを持っていくことにした。
一応連絡してからの方がいいかな?
携帯を取り出し、電話をする。
数コールの後に携帯から声が聞こえた。
女P『もしもし…Pさんどうしました?』
P「もしもし…あの、渡したいものがあるんですけど、今からお伺いしてもいいですか?」
女P『い、今から!?ちょ、ちょっと待っててください!』
P「え?」
彼女は早口にそう言うと電話を切ってしまった。
言われたとおりに待つ。
数分してから夕飯でも作ってればよかったかなと後悔する。
料理をしている間は手を離せないから電話に出られないし…。
ちょっと待ってと言われたものだからすぐに折り返しの電話が来るだろうなと思ったのだ。
案の定10分程でコールが鳴った。
P「もしもし」
女P『…あの、どうぞいらっしゃってください』
P「…いいんですか?じゃあすぐに行きますね」
女P『はい、お待ちしてます』
俺は電話を切って、スーツ姿のままお隣さんのインターホンを鳴らす。
514 = 1 :
しばらくして、パジャマ姿の女Pさんが玄関を開ける。
眼鏡をかけていないのが普段とのギャップもあってドキドキさせられる。
女P「え、スーツ…?」
女Pさんは俺の服装に驚いていた。
P「ごめんなさい。さっき帰ってきたもんですから着替えてなくて…」
女P「あ、あー…。そういうことですね。てっきり正装してきたのかと思いました」
P「あはは…!そういうあなたは可愛らしいパジャマですね。とっても似合ってます」
女P「もうっ!からかわないでくださいっ!」
顔を赤くする女Pさん。
俺は彼女はもう寝たいのだと思い、早めに切り上げようとする。
P「今日はホワイトデーなので、これどうぞ」
箱を差し出す。クッキーが入れてあって、当然みんなにあげたのとは別のデザインだ。
女P「わぁ、ありがとうございます。…かわいい」
彼女は箱を見てそう呟く。
P「じゃあ私はこれで…」
すぐに戻ろうと思ったんだが…。
515 = 1 :
女P「Pさん、さっき仕事帰りってことはお夕飯まだですか?」
P「そうですね。これから作ります」
女P「だったらうちで食べていきませんか?」
彼女はどうやら先にお風呂を済ませただけらしい。
P「それは悪いですよ」
女P「そんなことありませんって!私もこれからご飯食べますし、一人よりも二人の方が絶対いいです!」
P「うーん、でも…」
女P「お酒も一人より二人の方が美味しく飲めます!」
お酒か…いいなぁ。雛祭り以来飲んでない。
でもこんな時間に女性の部屋に入ってっもいいのだろうか…。
本人はいいって言ってるのだからいいんだろうけど、俺の理性的な意味であんまりよくない…。
と考えてるとお腹が鳴った。
女P「…食べていきましょ?」
P「…はい、ごちそうになります」
折れました。
516 = 1 :
結局、料理をいただいてお酒も飲みながら楽しく食事をした。
食べ終わった後は二人で食器を洗い、また飲んだ。
以前みたく、隣同士で飲んでいると彼女はぐっと体重をかけてきた。
俺は不意の出来事にどぎまぎしたが、見てみると眠っていた。
散らかった缶を片付け、女Pさんを抱えてベッドに寝かせる。
じっと寝顔を見てると吸い込まれそうな感覚に陥ったが、ダメだダメだと首を振ってなんとか我を保つ。
お酒が回ってるのかな…なんて思いながら電気を消して、いったん家に戻る。
歯を磨いてシャワーを浴びて着替えてから、また彼女の部屋に戻る。
鍵は勝手に持ち出せないから内側から閉めるしかない。
そうして俺もベッドの横に座って寝てしまうのだった。
女P「ふわぁ…。あれ、私いつの間に…昨日は確かPさんと飲んでて…」
女Pが視線を動かすとその先には例の彼がいた。
女P「へ?」
考えること数秒、頭は冴えてきて結論が出る。
Pが家にいるのは、女Pが寝てしまって勝手に鍵を持ち出すわけにもいかないので妥協点を探った結果このような形に…。
ドジは踏むが、女Pは努力タイプの賢い人間だ。
女P「私、なんてことを…。とにかく、歯磨きしなきゃ!」
まず先に歯を磨くあたりはやはり女性だった。
517 = 1 :
女Pは洗面所でいろいろと準備をして、その後に朝ごはんを用意する。
きっと彼に迷惑をかけただろうからせめてここまでやっておこうと思った。
あらかた準備が整ったのでPを起こす。
女P「Pさーん。起きてください」
Pはベッドの横で膝を曲げて座って寝ていた。
スーツじゃないのが気になった。
ゆさゆさ揺すっていると、Pは寝ぼけたのかその体勢から足を伸ばす。
それがちょうど女Pの足に当たり、体勢を崩して…。
518 = 1 :
大きな衝撃で俺は目を覚ました。
目の前には女Pさんの顔。
彼女は押さえつけるかのように俺の肩をつかんでいる。
女P「あの、これは違くて…」
P「…えと、何がです?」
女P「この体勢は事故で…。その、す、すみませんすぐどきます!」
慌てて俺から離れようとする女Pさんの腕をつかんだ。
どうしてそんなことしたのか、よくわからない。
支えるものがなくなった彼女は俺の膝に座り、胸に顔を埋める姿勢になった。
そんな彼女の頭を撫でる。
女P「ふあぁ…」
ゆっくり顔を上げる女Pさん。その表情は恍惚としていて、俺も冷静さを失うには十分だった。
徐々に近づくお互いの顔。
朝っぱらから何やってんだと思わなくもないだろうが、関係ない。
お互いの息がかかる。
さらに意識が高まっていく。
頭は考えることをまるで拒んでいるようだ。
唇が重なる。
519 = 1 :
…までほんのわずかな距離だった。
瞬間、玄関の方で物音がして俺たちは叫びながら咄嗟に離れた。
コメディでよくあるような俊敏さだった。
この音は、郵便物…朝刊だろうか…。
時計を見てみると朝の6時。
ここは朝刊が届くのはあまり早くないらしい。
だが、そんなことはどうでもよかった。
P「…」
女P「…」
気まずい。
彼女の顔は真っ赤っかで、おそらく俺も同じだ。
女P「あ、あのっ!…私、朝ごはん作ったんで!食べてもらえると嬉しいかなって!」
声は上ずり、焦りまくった調子で言う女Pさん。
P「あ、あー!そうなんだ!じゃあ、いただこっかなー!」
俺の声も裏返って、不自然なまでの会話だ。
結局、その後は部屋を出るまでお互い顔も合わせられずに沈黙。
さようならと足早に部屋を出て自分の部屋へ戻った後、俺は頭を抱えた。
出勤してからも何度も何度も思い出し、悶絶しているところをアイドル達に見られ、ドン引きされるのだった。
520 = 1 :
おちまいでーす!
途中からPが骨折してたの忘れかけてたww
なんか二名ほどヒロインやってるキャラがいますね…
765プロ関係ないし…
他の子にもスポット当てていこうと思います
ご意見(ryあればどうぞ!
このキャラの出番増やしてほしいとかあれば教えてください
次のサブ回の時に検討します
521 :
ひかりの恋する乙女感が凄く良く出てる
そして好き
522 :
女Pもう付き合う直前の一番楽しい時期に入ってんじゃんかよ
523 :
乙
>>14で着地点が見えないとあるけど
最後は父親との和解以外あり得ないと思う
524 = 1 :
皆さんレスありがとうございます。励みになります!
>>523
色々と模索中です!
余談ですがワードで300ページを超えてしまいました
まだまだ続きそうですがよければ最後までお付き合いください
525 :
いいか良く聞け!
ここから嫉妬と兄弟愛をこじらせた伊織が暴走して
執着と愛憎たっぷりのSSにしようものなら向こう十年このSSを評価するぞ!!
526 :
>>525を要約すると美希、ひかり、女P、麗華様みたいにお兄様を好きな人が多いのを見て「お兄様は私のお兄様なんだから!」と嫉妬してお兄様を誰にも渡さないとばかりに暴走する伊織が見たいってことかな
唇が重なる。ってえんだあああああああああ言うつもりだったのに…
早くたかひびがみたいです
527 :
妹はブラコンであるべきだよね
528 :
マルチエンドでもいいんじゃよ?
529 :
ひかりちゃん好きすぎて辛い…
530 :
響も貴音も出すって言ってんだからあんまり急かすのも良くないよ
531 :
四月は新年度だしそれに合わせて来るんでしょたぶん
532 :
お久しぶり。今日の夜に投下しようと思います。
響のキャラが原作と大きく異なりますのでご注意ください。
533 :
かわいいなら許せる
534 = 1 :
>>533
そっ閉じ推奨です。
長いので分割して投下します。
535 = 1 :
765プロ設立から一年が経った今は4月。
千早の歌は先月のライブから話題を呼び、CD売上もなんと上位に…。
さらに歌番組の出演も決定している。
誇らしいことだ。
そして4月と言えば新たな始まりを告げる季節。
765プロとて例外ではない。
高木「やあ、おはよう」
P「おはようございます」
高木社長が出勤。
小鳥さんも律子も続いて挨拶する。
最近はうちのアイドルの仕事も増え、社長があちこちに駆け回る必要も無くなってきたのである。
こうして事務所に来て俺たちの事務も随分と楽になる。
社長曰く、会社のトップが誠意を見せて初めて社員も会社に尽くす、ということらしい。
うーん、確かに…。
上から指示を出すだけの上司には不満も溜まるというものだ。
俺は仕事をさせてもらってる恩があるから別に社長がぐうたらしてても構わないのだが…。
536 = 1 :
高木「ところでPくん。手の方はもういいのかね?」
P「ええ、もうほとんど治りました。ちょっと折れやすくなってるので、気をつけるくらいですかね」
高木「そうか。大変だったねぇ」
P「まあ、隣人もしょっちゅう来て手伝ってくださいましたし…」
変な気を起こさないよう、家で二人きりの時はお酒は控えてる。
今でも忘れられないが、あの時のことが無かったみたいに普通に接している。
いや、彼女は全然普通じゃなかったけど、俺があんまり普通にしてるもんだから流されたんだと思う。
小鳥「へー、ご近所づきあいもしっかりしてるんですね」
高木「君は本当にいい友人を持つね」
P「はい、とってもいい方です。昨日も仕事終わりに一杯やりました」
小鳥「私も誘ってくださいよぉ」
何事もなくこの話題は終わると思ったが余計なことは言うもんではないなとこのとき思った。
律子「その人って男性ですか?女性ですか?」
律子のその質問で他二人も、そういえば…と気づいたように興味津々になる。
P「………別にどっちでもよくない?」
537 = 1 :
高木「おや、詮索されては困る仲なのかね?」
小鳥「おやおやぁ?」
絶妙な質問で追い詰めてくる高木社長とモブ並の煽りをしてくる小鳥さん。
P「別に困るわけじゃありませんが、妙な勘違いをされては面倒ですし…ここは黙秘で…」
律子「これは女性ですね…」
あたりなんですけど、黙ってて肯定と捉えられるのも億劫だった。
P「決めつけはよくないな律子。俺が黙ってるのは、相手の人が男性でも余計な詮索をされると思ったからだ」
律子「別に男性ならそんなことしませんよ。ねえ…」
…と小鳥さんに振り向く律子だったが、当の事務員は恍惚の表情を浮かべて完全にトリップしていた。
実はこの人、男性同士もいけるらしい。
社長も慣れているのかドン引きとまではいかないが、やや距離を置いたのが何とも言えなかった。
律子「ああ、この人は別でしたね…」
P「だから黙秘だって言ったんだ」
律子は納得はしたが、未だに俺とお隣さんの仲を訝しんでいた。
538 = 1 :
高木「君は結婚とかは考えないのかね?」
だから女性とは一言も言ってないのに…。
けど、先ほどの話題とはずれてきたので、普通に答える。
P「結婚は今のところは全く…。そもそもみんなをトップアイドルにするまでは恋愛とか考えていませんよ」
小鳥「じゃあその後でアイドルの子に結婚の申し込みをされたらどうするんですか?」
小鳥さんは復活したようだ。
P「えー?…そうですねぇ…安定し始めるまでは待ちますけどみんな年齢が離れてるし、あずさならまだ年齢は近いですけど…」
律子「あずささんはいいんですか?」
咎めるような律子の声。
P「いいってわけじゃないけどね…。仮に、俺があずさに恋愛感情を抱けば、悩まないで即オーケー…かな?」
高木「そう言うってことは三浦くんにはそういう感情は無いわけだね」
P「まあ、そうですね」
小鳥「でも、どうなるかわかりませんよ?」
高木「それもそうだねぇ…恋とは何があるかわからないものだからね」
P「はあ…そういうものなんですか…」
539 = 1 :
律子「プロデューサーってそういう経験無いんですか?」
P「うーん。特に親しい女性がいたわけでもないし、誰かに恋したっていう自覚は今までに無いかな…」
律子「へー、意外です…」
P「そういう律子も無さそうだけど」
律子「そうですね…。男子って何かと子供っぽいので…」
高木「律子君は大人びた男性がタイプだったわけだね」
律子「はい。せめて私より頼れるような男性がいいです」
小鳥「じゃあプロデューサーさんとか…?」
律子「なっ、なんでプロデューサーが出てくるんですか!?」
律子は不意の質問に少し慌てる。
律子「まあプロデューサーは尊敬できますけど、そういうのは無いです」
きっぱりと言い切る律子。
P「そもそも俺は大人びてませんからね」
律子がそう言うのもうなずける。
小鳥「ふぅん…。でも恋愛は何がきっかけで発展するかわかりませんからね」
540 = 1 :
P「そういうあなたはどうなんですか?」
聞かれてギョッとする小鳥さん。
小鳥「私は、その、あの…」
P「なんですか?…煮え切らない返事ですね」
小鳥「私も経験無いと言いますか…えーと、はい…」
P「俺とあんま変わらないじゃないですか…」
ちょっとわかった風な恋愛初心者さんだった。
P「とにかく、恋愛なんてしばらくする気はありませんから安心してください、社長」
高木「そうだね、君がアイドル達のことを第一に考えてくれるならそれに越したことはないけど、自由にしてもらって構わないよ」
P「はい。ありがとうございます」
小鳥「でも私だって結婚したいとか考えてるもん…」
なんだかふて腐れてしまった小鳥さん。
律子「そうですね。頑張りましょう小鳥さん」
そんな彼女を慰める律子。
朝からこんな調子で業務が始まる。
ちらちらと頭の中である女性の顔が浮かんだが、どうして彼女のことを考えてしまうのかよくわからなかった。
541 = 1 :
高木「うぉっほん…!」
仰々しい社長の咳払いは話の話題を切り替えるとともに重要な話題の提示を示している。…多分。
高木「ところで今日は君たちに大事な話があってね…」
P「大事な話ですか…」
みんな息をのむ。
高木「実はね…本日付で新しいアイドルが来ることになってるのだよ!」
小鳥「なんと…!」
律子「新しいアイドルですか!」
二人とも驚いているがそれ以上に喜ばしいようだ。
新入りは美希以来か…久しぶりだなぁ。
高木「私の知り合いでプロダクションを経営してるところがあったんだがね…」
少し沈痛な面持ちで社長は話す。
高木「経営がこんなにんなって倒産してしまったのだよ」
律子「と、倒産…?」
うちも他人ごとではない状況にあったので律子はちょっと青ざめてた。
高木「そうなんだ。それで解雇になる予定だったアイドルをうちで二人ほど引き取ってね、今日から活動してもらうことになってるのだよ」
542 = 1 :
P「なるほど…だから今日は全員が事務所に集まるスケジュールになってるわけですね」
小鳥「どんな子たちが来るのでしょうか…?」
高木「複数いた子たちの中でも特にピンときた子を引き取ったよ」
律子「他の子たちは?」
高木「ああ、他の子たちもそれぞれ引き取り手がいるみたいだ」
ホッと安心した律子。
夢が破れてしまうのは悲しいもんな。
高木「だから彼女たちのこと、P君と律子君に任せたよ!」
P「はい。任せてください」
律子「が、頑張ります!」
小鳥「私もしっかりサポートしますね!」
そして昼前にはアイドルの子たちもみんな集まる。
543 = 1 :
高木「やあ、みんなおはよう。今日は新しい仲間を紹介しよう」
春香「どんな子なんだろう…楽しみだなぁ…」
千早「そうね…仲良くできるかしら?」
あずさ「765プロはみんな仲良しだから、きっと大丈夫よ」
そんなあずさの胸を見て千早は…。
千早「くっ…!」
おい。仲良しという言葉に説得力がないぞ。
だが千早、それは俺にはどうすることもできない。すまない。
今のは心の声のはずだから、千早に睨まれたのはきっと気のせいだ。
高木「じゃあ紹介するから入ってきてくれるかな」
そう言って扉の向こうから出てきたのはやや小麦色の肌をしたポニーテールの小柄な女の子と、銀髪で気品あふれる長身の女の子。
高木社長が自己紹介を促す。
響「じぶ…私、我那覇響って言います。よ、よろしくお願いします…」
恥ずかしいのか、もじもじとしてみんなと視線を合わそうとしない。
しかしみんなは拍手して歓迎する。
それに対して一層恥ずかしそうに俯いてしまった。
続いて銀髪の女の子。
貴音「四条貴音と申します。よろしくお願いします」
こちらは堂々としていて圧倒されてしまいそうなほどだ。
自己紹介を終えると再び拍手。
544 = 1 :
高木「じゃあP君、今日のことは任せるけど、いいかい?」
P「もちろんです」
高木「頼もしい返事だね。律子君はいつも通りレッスンを見てやってほしいのだが…」
律子「はい。わかりました」
そう言うと律子は手を叩いてみんなをまとめる。
律子「はい!じゃあレッスンに行くわよ!今日は厳しいからねー!」
亜美「えー!りっちゃんより兄ちゃんがいいー!!」
真美「真美もー!りっちゃん厳しいんだもーん!」
春香「そうかなぁ?プロデューサーさんの方がキツイと思うけど…」
律子「亜美と真美は特別練習でもやる?」
亜美真美『うあうあー!ごめんなさーい!!』
真「それにしても今日は一日中レッスンかぁ…」
伊織「最近、レッスンの日って取れないものね」
雪歩「大丈夫かなぁ…?ついていけるかなぁ…?」
やよい「私も心配です…」
伊織「大丈夫よ。それより今日は久しぶりにみんなでレッスンなんだし楽しみましょう」
美希「デコちゃんいいこと言ったの!…でもミキもハニーに見てほしかったけどね」
伊織「デコちゃん言うな…」
ぞろぞろとレッスン場に向かうアイドル達。
545 = 1 :
残されたのは俺と新入り二人。
P「さて、まずは自己紹介だな。俺はP、アイドルのプロデューサーをやってる。企画はもちろん、レッスンも見るし、君たちのサポートを全力でやらせてもらう。よろしく」
貴音「ええ、こちらこそよろしくお願いします」
響「…よ、よろしくお願いします」
P「えーと、我那覇?」
響「は、はいっ!」
P「大丈夫、最初は慣れないことも多いけど一緒に頑張ろう!」
響「…うん!」
この子いい笑顔するなぁ。
P「四条も徐々に慣れていけばいいから…」
貴音「お気遣いありがとうございます」
P「そうだ。君たちはどうしてアイドルに?」
貴音「それは…とっぷしーくれっとです」
四条は人差し指を自分の口元に立てて言う。
トップシークレット?秘密ってことか…。
なんだ、とっつきにくいな…。
P「そっか、我那覇は?」
響「えっと、じ…自分は、ターリー…お父さんが死んじゃって…家族のために上京してアイドルを始め…ました」
P「そっか…ごめんな辛いこと聞いちゃって…」
響「ううん、いいんだ…あなたは悪い人じゃなさそうだし…」
悪い人?以前になんかあったのか?
546 = 1 :
P「それにしても二人は同じ事務所から来たんだろ?」
貴音「いいえ、所属は同じですが私は彼女を見たことはありません。おそらく別の事務所から来たのだと思います」
ややこしい話だが、今回倒産したプロダクションは事務所を二つ構えていて、彼女たちは別々の場所から来たということだ。
P「ふーん。そういうことね」
とはいえ彼女たちにいきなり仕事が入ってくるわけがなく、俺たちも俺たちで別のレッスン場に向かうことになった。
P「いきなりレッスンでも大丈夫?」
貴音「もちろんです」
響「こう見えても、じ…自分、結構ダンス得意なんだ…」
相変わらず堂々と振る舞う四条に対し、少しおどおどしながらもアピールする我那覇。
P「二人とも自信ありそうだな」
お手並み拝見といこうかな…。
そう思っていたが、歌もダンスも言うことはほとんどなかった。
547 = 1 :
響「ど、どう…ですか?」
P「うーん。特に言うことはないなぁ…。細かいところはいろいろあるけど全体的にまとまってる。うん、率直に言うと上手い」
ただ、なんか物足りないんだよな…。
アイドルとして致命的な何かが欠けてる。
P「…お前ら、楽しい?」
たった一つの、イエスかノーかの二択の質問。
けれど二人ともすぐに答えられなかった。
P「悪いことは言わねえよ。楽しくないんなら辞めた方がいい」
二人が答える前に追い打ちをかける。
響「えっ!?」
貴音「…」
P「うちのアイドルは全員が、少なくとも仕事を楽しんでやっている。全力でアイドルやってる。あんたらは確かに上手いが…それだけだ。そんなんじゃ仕事もやらせられない」
響「そ、そんなっ!楽しいぞ!歌って踊って…自分、楽しい!…です」
そんな無理な笑顔はやめてくれ。
見てるこっちが辛い。
P「四条、お前は何か言いたいことねーのか?」
貴音「はて…楽しいかと聞かれるとよくわかりません…。ですが私も手ぶらでこのまま帰るわけにいかないのです」
事情は分からんが二人とも辞める気はないようだ。
548 = 1 :
P「まあ、まともに仕事もやったことないようだから楽しいかどうかなんて聞くのも野暮だったな」
それを聞いた二人はばつが悪そうに顔をしかめた。
P「これから優先的にお前たちには仕事を与えるから、楽しいかつまんないかはそれで決めろ。つまんなかったら辞めろ。こちらが迷惑だ」
酷い言葉を投げつける。
これで折れるようなら本当にいらない。
いや、いるいらないなんて俺の本心ではない。どうでもいい。
ただ、醜い大人の波に飲まれる世界だからこそ、この対応が俺にとって最も正しい選択なんだ。そのはずだ。
でもできれば辞めたいなんて言ってほしくない。
案の定というか、二人ともポジティブな反応ではなかった。
我那覇は泣きそうな顔をして俯いている。
涙をこらえるのに必死なのか肩を震わせる。
一方で四条はあまり大きな変化を見せない中で、ただ表情だけが険しいものに変化していた。
しかし四条にとっては、これでも大きな変化に違いなかった。
P「今日はもういい…。あとは気持ちの問題だからな。続ける気があるなら明日も来い。ちょうどいい仕事があるんだ」
響「…仕事、できるんですか?」
P「今までやったことないんだろ?」
響「そうですけど…」
P「何事も経験だ。ああ、辞めるときも一言連絡入れてくれよ?」
二人は黙ったままだ。
俺の予想が正しければ沈黙は問いに対する了承、そして拒否。
二人の目はまっすぐ俺を捉えていたからだ。
549 = 1 :
P「じゃあ直帰でいいぞ。明日からはレッスン続きになるだろうけど、我那覇は学生生活にも支障が出ないようにな」
響「…はい」
俺はお疲れ様と言ってその場を後にする。
返事も無く、お辞儀だけした彼女たちは相当参ってるようだ。
響「…あの、四条さん」
貴音「どうしました、我那覇響?」
響「どう思う、あの人…?」
貴音「それはあなたが決めることでは?」
響「自分は、厳しいことを言うけど誠実な人だと思った…」
Pの印象を素直に話す響。
貴音「そうですか…。私も同じ意見ですよ」
響「…そっか。それにしても四条さんって歌も踊りも上手いんだね…自分びっくりしたぞ」
響は見た目の印象からは想像できないが、人見知りだ。
実際、人と目を合わせようとしない癖がある。
そんな響が頑張って他人に話しかけたり、話題を振るのは珍しいことであった。
550 = 1 :
貴音「いえ、我那覇響、あなたこそ見事でした」
響「えへへ…そうかなぁ…」
貴音「我那覇響…いえ、響…私たちはもともと同じプロダクションの仲間、これからもよろしくお願いします」
響「う、うん!…よろしくね!えーと…貴音!」
貴音「ふふっ…。では着替えて帰りましょう」
響「そうだね。今日は緊張したなぁ…」
貴音「ええ、私もです」
響「ホントに…?全然そうは見えなかったんだけど…」
貴音「あまり顔には出さないようにしていますから」
本日、初対面のはずの響と貴音はもとの所属が同じということもあり、お互いすぐに馴染めた。
響「貴音はお家どっち?」
貴音「私はあっちの方です」
指さした方を見て響は嬉しくなった。
響「自分もそっちなんだ!途中まで一緒に帰ろうよ!」
こんな夜道でも、いつもなら秘密だとか言って誤魔化すのだが…。
貴音「…ええ、一緒に参りましょう」
響の笑顔は人を惹きつけるものでもあるのか、あるいは悲しむ顔が見たくなかったからなのか…貴音は承諾した。
そうして着替えた二人。
響はすぐにできた友人との帰りに心躍らせていたが、カバンを整理していて気づいた。
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