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元スレ晴絵「個人戦は見学していくからね」
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咏「……酔って動けなくなったところを脱がされてさー」
晴絵「はぁ!?」
憧「ふきゅ!?」
灼「……へぇ」
晴絵「ちょ、ちょ、あんた! なに言ってんの!?」
咏「実際脱がしたのハルちゃんだぜぃ? 覚えてねーの?」
晴絵「んん……?」
そういや、動けないから脱がしてー、とか言われたような気も……
憧「え? え? 嘘? じょ、冗談じゃなくって!? あ、あわわわわわ……」
灼「…………」
晴絵「ってなんで状況を掻き乱すんだよ!?」
咏「わっかんねー! 嘘言ってないし! 知らんし!」
灼が凄い睨んでる。 怖い。
憧は……なんかテンパってるな。 そこだけは望と違うな……って今はそんなことを言ってる場合じゃなくて……!
咏「そんで、隣で教え子が寝ているという背徳的な状況が余計に燃えるとか言って、無理矢理……」
憧「ふきゅ!?」
灼「……ハルちゃん、最低だね」
晴絵「いやいやいや! それは絶対に言ってない! つーかヤってないし!」
憧「ヤ、ヤ、ヤるって……ふきゅう」
……憧には刺激が強かったらしい
言葉は選ばなきゃダメだね、うん
咏「ハルちゃんちっちゃい子が好みみたいだから鷺森とか高鴨とかヤバいんじゃね? 知らんけど」
あ……! こいつ、チビって言ったの根に持ってんのか!?
灼「……今日から玄と一緒に寝る」
晴絵「え、いやいや! 待って灼! 違うから!誤解だから!」
咏「ほら、部屋別れられるの嫌なんだって! こりゃ狙ってたね! 知らんけど!」
灼「……ちょっと、半径五メートル以内に近づかないでもらえますか」
晴絵「部屋から出てけってか!?」
これはマズい。 生徒からの信頼が音を立てて崩れていく……いや、二日酔いの時点でだいぶアウトだったけれども
晴絵「いや、待って! よく考えるんだ灼! もし私が……あー、そういうことを咏ちゃんにしたならあの態度はおかしいだろ!? もっと怒るとか、泣くとか、そういう感じが普通だろ!?」
灼「……!」
よし! やっと反撃できたぞ!
灼「……どうなんですか? 三尋木プロ」
咏「え、えっと……」
晴絵「わっかんねー、とか! 知らんし、じゃ通りませんよ!」
咏「……その、すっごく良かったから」
演技派か! なんだそれ頬染めんな! 女子校生相手にそういうネタで攻めるのマジでやめろ!
灼「……ハルちゃん」
晴絵「あ、灼……」
灼「一回死んだら?」
晴絵「」
しばらく教え子に距離を置かれた上に、大会関係者に夜の方もレジェンドとかいう噂が流れた
プロになって小鍛治さんに公式戦でリベンジする、それが目標だったけど……
小鍛治さんへのリベンジより先だ……あのチビ、プロになったら真っ先に叩き潰してやる……!
カン!
真面目な話をするつもりが酷いことになってた
今気づいたんですが、国広くんの誕生日ですね。はじたんイェイ~
ちなみに、ファッションショーの日らしいですね!
今気づいたんですが、国広くんの誕生日ですね。はじたんイェイ~
ちなみに、ファッションショーの日らしいですね!
一「はじたんってなんか恥ずかしい格好してる女の子みたいでやだなぁ。」
水曜になってしまいましたが投下します。 すみません
今日はキャプテンの誕生日だし!みほたんイェイ~
今日はキャプテンの誕生日だし!みほたんイェイ~
圧倒的な強者のオーラ
……卓上で出会ったのなら燃えるけど、日常ではさすがに怖い
「高鴨穏乃だな?」
穏乃「え?」
「うちのもんが世話になったようだな」
穏乃「……え?」
町中で、急に話しかけられた
キリッとした目付き、隙のない佇まい……その上美人だ
美人なんだけど、それゆえに迫力があり、威圧感が際立つ
玄「し、穏乃ちゃん……?」
隣に立つ玄さんにちょいちょいとつつかれる
憧「……しず、なにしたの? ヤバいって……なんか、そっちの筋の人だって」
穏乃「え、いや……覚えがないんだけど」
憧「10円で高そうな車引っ掻いたりしてない?」
穏乃「そんなことしないよ!」
「……おい」
「「「はいっ!?」」」
「なにをこそこそ話してるんだ?」
憧「い、いや……なにも……」
玄「なんでも、なんでもないですから……」
「……なにをそんなビビってんだ? 別に取って食いやしない……顔色が悪いぞ、松実?」
玄「ふぇ!?」
穏乃「く、玄さんなにしたんですか? あの人の胸揉んだりしてないですよね?」
玄「し、してないよ! どうせするならもっとおもちな子に……」
憧「なにバカなこと言ってんのよ! あ、あんた今の聞かれてたら東京湾に沈められるわよ……!」
「……おい、ちょっと」
憧「ふきゅ!?」
玄「わ……私が余計なこと言ったから……二人は絶対に守るから……」
穏乃「そ、そんな……玄さんだけに酷い目に合わせるわけには……」
「いや、待て待て待て! 落ち着け!」
「そりゃ、ちょっと目付き悪いかもしれんが……ああ、そうか……これでどうだ?」
上着のポケットから眼鏡を取りだし、髪を右手でさっと纏めると……
穏乃「……あ! 辻垣内さんだ!」
智葉「やっぱわかんなかったか」
ははっ、と軽く笑顔を見せる
……なんとなく雰囲気に飲まれてたけど、そんなに怖くないかもしれない
憧「あ、辻垣内さん!? し、失礼しました……試合の時と全然違うから気がつかなくって……」
智葉「いや、こっちこそすまなかったな……急に声をかけて、随分と怖がらせたみたいだし」
玄「辻垣内さんでしたか……大会の時とおもちが違ったから気づきませんでした……」
智葉「……おもち?」
憧「あ、お気になさらず……」
穏乃「あ、じゃあうちのもんって……メグさんですか?」
智葉「……ここ最近落ち込んでたあいつがさ、友達ができたって喜んでたよ」
穏乃「 ……へへ、そうですか」
智葉「ああ……あいつが日本に来てからの付き合いだが……なかなか、かける言葉が見つからなくてな」
智葉「……臨海は実力至上の結果主義だ。 金を出してる奴らが麻雀を知っているわけでもない、力があっても結果を残せなければ……当然、あいつもその覚悟でいたわけだが」
智葉「……ただ、メグに何も言ってやれなかった自分の不器用さが恨めしい」
穏乃「……辻垣内さん」
玄「どうしておもちの大きさが違うのかなぁ? なにか詰めて……いや、むしろ大会の時は潰してたとか……」
憧「真面目な話してるから黙ってようね」
智葉「……急にすまなかったな、明るい話ではなかったし」
穏乃「あ、いえ! 気にしないでください!」
智葉「……そういや、メグと飯食う約束したってな? 昼、まだだったら一緒にどうだ? 」
穏乃「是非……って、そちらは大丈夫なんですか?」
智葉「監督は話がわかる、飯ぐらい平気だろう……ああ、私が出すからそっちの心配はいらないぞ」
穏乃「え、でも……」
智葉「私からの礼だ、気にするな……ここら辺はうちのシマだしな」
憧「……シマ?」
智葉「……地元だからな、任せてくれ」
玄「お姉ちゃんと灼ちゃんに電話してみるよ」
智葉「うちの留学生組も暇してるからな……連絡すればすぐ来るだろ」
――――――
宥「こんにちは~」
灼「ども……穏乃は顔広いね」
穏乃「メグさん……ダヴァンさんとはラーメン屋で知り合ったんです」
灼「穏乃らしいね……というかダヴァンさんラーメン屋とか行くんだ」
智葉「あいつ普段からカップ麺ばっか食ってるんだよ……ん、来たな」
ネリー「ご飯だご飯! サトハが奢ってくれるんだよね?」
ダヴァン「シズノ、阿知賀の皆サン、こんにチハ!」
穏乃「メグさんこんにちは! ネリーさんも決勝ぶりです!」
ネリー「どうも! タカカモさんに負けちゃったせいでお金ピンチだよー」
穏乃「うぇ!? す、すいません……」
智葉「こら、冗談でもそういうことは言うなって……東京湾に沈めるぞ?」
ネリー「サトハの冗談の方が怖いよ!」
憧「……すみませんでした」
智葉「ん? なんのことだ?」
玄「じょ、冗談ですよね?」
智葉「はっはっは」
宥「はっはっは……?」
智葉「で、ハオと明華はどうした?」
ダヴァン「作戦会議中だったんでスガ、明華がいつも通りで……ハオに迎えに行ってもらってマス」
ネリー「日本じゃ、時は金なりって言葉があるらしいね……明華はムダ遣いしすぎだよ! お金は大事!」
玄「お金は大事だよね……うちも最近経営大変で……」
灼「インハイで実家の宣伝もっとしておけばよかったね」
宥「それは……テレビ的にアウトなんじゃないかなぁ?」
憧「作戦会議って……やっぱり辻垣内さんの個人戦のために、ですか?」
智葉「なんだ、私がいないのにそんな……」
ダヴァン「あ、いえ、この先我々留学生が生き残るためにどうするかという会議デス」
ネリー「メグ強いけど切られちゃったからね……私たち1年生も危機感を持ったんだよ」
智葉「……そうか」
ダヴァン「優勝のために手の内を隠す……これは仕方ありまセン。 それに、決勝で活躍して目立てばいいのですカラ」
ネリー「でも今年みたいに優勝逃すとお金貰えなくなっちゃうし、ハイスクール出ても日本のチームに拾ってもらえなくなっちゃう……」
玄「うちで仲居さんでもしますか?」
宥「そういう話じゃないと思うよ玄ちゃん……」
ダヴァン「当然、勝つのが一番ですが、勝てなかったときのことも考えなければいけまセン。 転ばぬ先の杖、デス」
憧「よく知ってますねそんな言葉……」
ネリー「日本語いっぱい勉強したからね! で、やっぱり大事なのは目立つこと! 人気あればいっぱいお金貰って日本のチームに入れるからね!」
灼「それは、たしかにそうだけど……」
ダヴァン「私は痛感しまシタ……キャラ付けが甘かっタト……!」
智葉「……は? キャラ付け?」
ダヴァン「あれデス、外見はよそ者である以上目立って当然でスガ、それ以上に……はやりんみたいな強力な個性が必要でシタ」
玄「いいですよね! はやりん!」
ネリー「メグはアメリカ産で体も大きいのにおっぱい小さいのは個性だと思うけどね」
玄「そんな個性誰も得しないよ!」
穏乃「玄さん落ち着いて……」
ダヴァン「まあ、我々はキャラクター性にももっと個性を持つべきだという結論に達したわけデス」
智葉「……あー、つまり、どういうことだ?」
ダヴァン「私で言エバ、日本でよく言われる面白黒人とかですカネ? HAHAHA! ヘイジャップ! チョットジャンプシテミロヨ!」
穏乃「なんか色々間違ってますよ!?」
ダヴァン「そうでスカ? フム……ここら辺はまだまだ研究が必要でスネ……」
灼「なんだかんだ生き残るタイプと真っ先に死ぬタイプがいるから気を付けないと……」
ダヴァン「奥が深いデス……」
智葉「はぁ……」
憧「……結構、なんというか……気楽な感じなんですかね?」
智葉「……あいつらは真面目にやってるからなんとも言えん」
ネリー「ネリーが注目したのは中二病ってやつだよ!」
穏乃「へ?」
ネリー「日本では子供が大好きで、誰もが1度はなるものだって聞いたよ! つまり大人気確実だよね?」
憧「あー……それはなんというか」
ネリー「ポエム詠んだりカッコいい決め台詞とか考えればいいんだよね? みんなと協力すればなんとかなるよ!」
宥「……あの、それはやめておいた方が……」
ネリー「なんで?」
宥「ええと……だって、ねぇ?」
灼「……後々、苦しむことになる可能性が」
ネリー「あれだね? くっ……静まれッ……! ってやつだね? ちょっと勉強したよ!」
灼「あ、いや……それ、ちょっと違……」
ネリー「カッコいい設定とか考えるといいんだよね? とりあえずサトハの設定考えてきたよ!」
智葉「……は?」
ダヴァン「サトハは『組織』の所属デス」
智葉「待て」
ダヴァン「あ、『組織』と戦う一匹狼の方がいいでスカ?」
智葉「違う。 ちょっと待て」
ネリー「ここら辺は日本人の趣味に合わせた方がいいよね……この『組織』っていうのもよくわからないんだけど……」
ダヴァン「ネットで見た限り謎であることが重要らしいでスガ……」
ネリー「名前は大事だと思うんだけどなぁ……『オーバーワールド』とかどう?」
穏乃「カッコいいですね!」
智葉「いや、だから……」
ネリー「あ、サトハは普段と試合の時でナリが違うよね? だからサトハの『異能』はそれに絡めたのにしようと思ってね?」
智葉「おい、話を……」
ダヴァン「心配しないでくだサイ……私たちにカッコいい漢字を並べるのは無理でしタガ、某検索エンジンで『ドイツ語 かっこいい』という日本人の嗜好を掴みまシタ!」
ネリー「ズバリ! 『Drei Brillenードライブレリンー』……ドイツ語で『3つの眼鏡』って意味だよ! かける眼鏡によって打点が上がったり、聴牌速度が上がったりするよ! 」
穏乃「すごい強そうです! ね、玄さん!」
玄「え? あ、うん! すごいね!」
ダヴァン「個人戦では和了る時に決め台詞言ってくだサイ。 「貴様は所詮壁の内側の人間……ロンだ」とか、そんな感じでよろしくお願いしマス」
智葉「……あんま調子くれてっと痛い目見せるぞ?」
ダヴァン「あ、それいいでスネ……相手に和了られた時に言いましょウカ」
ネリー「サトハもノリノリで安心したよ!」
智葉「お前らに言ってるんだよ!」
ネリー「あ、痛い! グリグリしないで! ネリーお金持ってないよ!」
智葉「私がカツアゲしてるみたいに言うな!」
灼「臨海の人達面白いね」
憧「……それ以上に辻垣内さん大変そうだけどね」
穏乃「……ね、憧」
憧「ん? どしたのしず?」
穏乃「私もああいうの考えた方がいいかな!?」
憧「えっ」
穏乃「あ、準決の時ジャージから制服になったしそんな感じで……」
憧「やめときなさい」
穏乃「でも」
憧「やめなさい」
穏乃「でも! 玄さんだってドラゴンロードとかカッコいいのあるし!」
玄「え、私?」
憧「……ちょっと玄!」
玄「じ、自分で言い出したわけじゃないよ!?」
ダヴァン「あ、参考になるかもしれませンネ」
智葉「その話はもういい……! だいたい、私は日本人だから余計に目立たなくていいんだ!ほら、行くぞ」
ネリー「あ、そっか……ハオと明華は?」
智葉「店で合流すればいいだろ」
「お嬢、個人戦頑張ってください!」
智葉「おう、お疲れさん」
「せんせー!」「師匠!」
智葉「元気か? またな今度な」
穏乃「子どもにも人気なんですね!」
ダヴァン「サトハは面倒見がいいですカラ」
宥「あったかいねー」
玄「……ねぇ、警察の人にお嬢って」
憧「そこに触れるのやめよ……湾に沈めるってジョークなのよね……?」
智葉「ん……?」
憧「な、なんでもないですよっ!?」
智葉「あ、いや……あそこ、ハオたちだな……先に合流できたか」
穏乃「あ、あそこですね」
目を凝らすと、ハオさんと雀さんの姿が見える
ハオ「どうも……遅れて申し訳ないアル」
智葉「それはもういい!」
カン!
>>878藤田プロは大好きです
つーかストックほぼ穏乃中心で消化しかねない状況になってしまっているので…つまりネタ切れ気味なのでいくらでも名前出していただきたいくらいなのです
なんか眠れないので今から臨海書き溜め始めます。ビックガンガンで手が止まらなければ明日の夜にでも投下したいなぁ
つーかストックほぼ穏乃中心で消化しかねない状況になってしまっているので…つまりネタ切れ気味なのでいくらでも名前出していただきたいくらいなのです
なんか眠れないので今から臨海書き溜め始めます。ビックガンガンで手が止まらなければ明日の夜にでも投下したいなぁ
>>881じゃあ次回は霞さんでいきますね
今更ながら連載で追ってる人と単行本派の人ってどれくらいの割合なんですかね?ネタバレ配慮とかどの程度すればいいんだろう…
最新話でシノハユは話動かしてきたので思ってたより早くインハイまで行けそうですね
投下します
今更ながら連載で追ってる人と単行本派の人ってどれくらいの割合なんですかね?ネタバレ配慮とかどの程度すればいいんだろう…
最新話でシノハユは話動かしてきたので思ってたより早くインハイまで行けそうですね
投下します
晴れ渡る青い空
人は空に憧れ、自由に飛び回ることを夢見ていた――
ネリー「そして宙を舞う少女は風を受け、広がる髪は美しく、その姿はまるで天使のように……」
智葉「……お前は何を言っているんだ」
ネリー「え? 明華の登場に合わせてポエムを……」
智葉「だからそれは要らないと言っただろうが!」
ハオ「アイヤー! まぁ怒らないでほしいアル……私たちも生き残るために必死で考えたアルよ」
智葉「恥ずかしいからやめろ! というか、お前らは制服も着てないしかなり目立ってるから心配すんな!」
ハオ「なるほど……メグ、ネリー、明華」
ネリー「なぁに?」
ハオ「どうやら私には……特殊な語尾は必要ないようです」
ダヴァン「あ、それ前も言ってましタネ! こちらの麻雀の話をしている時でしタカ?」
ハオ「決め台詞は目立つために大切らしいので使っていこうかと……」
智葉「だからそういうのは要らないんだよ! 麻雀で頑張れって!」
穏乃「……灼さん、見ました?」
灼「……飛んで、たね」
雀明華……欧州選手権で活躍し、風神と呼ばれる世界ランカーだ
風牌が彼女の手に集まることから付いた渾名だが……傘で風を受けて飛んでいた……ように、見えた
明華「あらあら……皆さん楽しそうで」
ダヴァン「明華、日本人は時間に厳しいデス……こちらでお仕事もらうにはきっちりしないといけませンヨ」
明華「はぁ……そうですか。 ……あ、これも個性のひとつってことにはなりませんかねぇ」
ダヴァン「いい方には取られまセン……悪目立ちしまスヨ」
明華「んー、まぁそれならそれで……欧州の方なら打つ場所もあるでしょうし」
ダヴァン「それを言っちゃあおしまいデス」
ダヴァン「あ、明華、ハオ、ご存じだとは思いますがこちら阿知賀女子の皆さんデス」
ハオ「郝 慧宇です。アジア大会と日本の大会はルールが似ているのでその勉強のために留学してきました……皆さんがプロチームに入ることになったら是非口利きしてください。 よろしくお願いします」
憧「売り込んできた!?」
ネリー「お仕事もらえないとお金ももらえなくて困るからね」
宥「さっきの……アル、っていうのは」
ハオ「ついさっき始めたキャラ作りです。 日本では中国系は語尾にアルをつけると聞いたものですから……実際どうでしょうか?」
玄「漫画とかだと定番な気もするけど……」
ハオ「では、やはりこれでいくアル……しっかり印象づけるのは大切アルね」
智葉「ああ、もう……!」
憧「……なんか、外国の方ってやっぱりどこかズレてると言いますか……」
智葉「目立って結果を残さなきゃいけないのはわかるが……努力の方向性がなんか違うんだよ……! 優勝逃して迷走始めやがった……!」
明華「雀 明華です……どうぞよろしく」
灼「……あの、今空飛んでませんでした?」
明華「ええ、まあ……こう、風に乗ってひょいっと……」
穏乃「……雀さんすごいです! え、空!? カッコいい!」
明華「ふふふ……そうですかぁ? あ、明華で結構ですよ」
穏乃「明華さん! どうやって飛んでるんですか!? 私も飛んでみたいです!」
明華「えっと……まずは、こう、風を感じて……」
ダヴァン「……シズノ、凄い食い付いてまスネ?」
憧「私としては見なかったことにしたいんですけど……まあ、しずは子どもだからああいうの好きなんですよ」
「「「!?」」」
ハオ「……私たちも空飛びましょうか」
ネリー「明華タダで教えてくれるかな!?」
ダヴァン「私はみんなよりガタイいいですが飛べるのでしょウカ……?」
憧「あー……なんか、すみません」
智葉「もういい……どうにもならん」
灼「でも、たしかに明華さんは日本人の好きなものを兼ね備えてると思……」
ダヴァン「フム……是非お話を窺いたいところデス」
灼「まず、可憐な容姿と歌声……ポイント高いです。 男性の」
ダヴァン「……見た目に関しては今からはどうしようもありませンネ」
玄「ダヴァンさんカッコいいからそれはそれで需要があると思いますよ?」
ダヴァン「そうでスカ? じゃあ、キリッとしてマス」
灼「そして麻雀強いです。 ポイント高いです……プロ側や麻雀ファンの」
ハオ「そこら辺はいくらでもカバーできま……できるアルね」
ネリー「ネリーたち麻雀強いもんね!」
宥「あの……無理して語尾つけなくても」
ハオ「そうですか?」
宥「最初は物珍しくっても、キャラが飽きられたら終わりってこともありますし……」
ハオ「……たしかに、できるだけ長く打っていたいですし、語尾はやめておきましょうか」
智葉「……ありがとう」
宥「い、いえ、そんな……」
灼「そして、最も重要なのは……」
ネリー「……重要なのは?」
灼「渾名……これはなんだかんだみんな好きです」
ネリー「そうなの?」
灼「『風神-ヴァントゥール-』……いわゆるネリーさんの言ってた中二病的要素が強いですね」
ハオ「そうなんですか? 特に変なところは感じませんが……」
灼「子どもと、この層は漢字にカナでルビ付けるのが好きなんで……穏乃、明華さんの『風神-ヴァントゥール-』ってさ」
穏乃「超カッコいいですよね! ね、玄さん!」
玄「え……そ、そうだよね! なんというか、漫画みたいだし!」
灼「そして、日本には風神、雷神というのもいて……そういうモチーフに繋げるのも好きなんですよね」
ダヴァン「なるホド……あ、そう言えば白糸台の宮永照たちのチーム虎姫というノハ……」
灼「あれも中二病……臨海もチーム名とか付けてみればどうですか?」
ハオ「考えましょうか」
ネリー「漢字はハオに任せて上にカッコいい読みを付ければいいんだね!」
ダヴァン「モチーフを取るといいらしいですがなにがいいのでしょウカ……」
智葉「……というか、鷺森は急にどうした?」
憧「諦めて遊ぶ側に回りましたね……こうなると基本的に突っ込みが私だけに……」
智葉「……お前も大変だな」
ハオ「しかし、それぞれの渾名も考えなければいけません」
ネリー「とりあえず『運命奏者-フェイタライザー-』とかどう?」
穏乃「すごくいいと思います! 夕方にアニメとかやってそうですし!」
ダヴァン「アー、明華の風神に合わせた方がいいですカネ?」
明華「日本では風神とセットで雷神というものがいるという話でしたね」
ネリー「今ネットで調べたよ! 雷の神様って言うと……ゼウスとかトールとかインドラとか、そういうのがいるらしいよ!」
灼「シドルファス・オルランドゥって言うのも……」
穏乃「なんですかそれ!? すごく強そう!」
灼「……源氏シリーズは小数点以下の確率で」
玄「灼ちゃんダメ!」
ハオ「合わせるなら雷神、龍神で」
ハードラック ダンス
ネリー「三鬼龍だね! 『"振り込む"奴は……"不運"と"踊"っちまったんだよ……』」
智葉「……そういうのどこで覚えてくるんだ?」
ダヴァン「この間みんなで古本屋行きまシタ! 日本文化の勉強デス!」
智葉「……そうか」
憧「……もう止めないんですか?」
智葉「疲れた。 好き勝手やらせといて後でやめさせる方が楽だ」
ネリー「臨海女子、チーム『オーバーワールド』大将……『運命奏者-フェイタライザー-』ネリー・ヴィルサラーゼ」
灼「もっとこう、ニヤッって感じの悪い顔で」
ネリー「こう?」
灼「いいね」
ダヴァン「カッコいいポーズというのはいったいどのよウナ……」
宥「え? えーと……く、玄ちゃん!」
玄「お姉ちゃん!? ……えー、こう、腕を組んだり……?」
ハオ「こうでしょうか?」
玄「……もっとおもちを腕に乗せる感じで」
宥「玄ちゃん!?」
明華「あのー、私はどうすればいいんでしょうか?」
灼「……十分キャラ立ってるからとりあえず保留で」
明華「そうですかぁ」
穏乃「はいはい! 私も飛んでみたいです! お願いします!」
明華「では改めて……まず、風を掴まないといけませんね」
穏乃「そういうの得意です! ……山に籠ってた頃を思い出せ! 自然を……自然の風を感じとるんだ……!」
憧「はぁ……」
智葉「……もう考えるだけ無駄だ、やめておけ」
穏乃「あ……なんか、そろそろ飛べるような気がしてきた!」
憧「は!?」
智葉「もう放っておけって」
明華「では、この傘をお貸ししますね」
穏乃「よし! 行くぞー!」
憧「ちょ、どこ行くのよしず!?」
穏乃「風の声が聞こえる!」
憧「んなわけあるか!」
智葉「っておい! そっちは結構長い階段が……!」
山の中でそうしていたように、走る
自然を……自然の中の風を感じながら、走る
――今だ!
思いっきり力を込めて、跳ぶ
そして背中に追い風を受けながら傘を開き、飛ぶ
そう、私はこの瞬間たしかに風とひとつになり空を飛んだのだ
穏乃「…………」
憧「しず!」
智葉「おい! 大丈夫か!?」
穏乃「……見ましたか!? 今私飛びましたよ! すっげー!!」
憧「跳んで! 落ちたのよ! バカしず!」
智葉「本当に飛ぼうとする奴があるか!」
ハオ「次は私が……」
ネリー「ネリーも飛びたい!」
明華「はいはい、順番ですよ~」
智葉「お前もやめんか!」
ダヴァン「それにしてもシズノは丈夫でスネ……」
明華「そうですね……やはり、夏の高校生は侮れません」
玄「夏の……? なんか山を走り回ってたらああなったとか……」
ハオ「山で修行したんですか?」
ダヴァン「ニンジャやサムライが行うという山籠りでスネ!」
ネリー「タカカモさんニンジャだったの!?」
宥「いや、忍者は……」
灼「……夢は壊さないでおきましょう」
智葉「変な勘違いをさせたまま放置しないでくれ!」
――――――
穏乃「いやぁ、怒られちゃいましたね」
明華「怒られましたね」
智葉「……こっちの身がもたん、さっさとどっか入ろう」
明華「なんでや! 阪神関係ないやろ!」
智葉「関係ないよ! 阪神どこから出てきたんだよ!?」
明華「ネットで調べたら日本ではこれがいい突っ込みだと……」
智葉「お前ら揃いも揃ってネットの影響受けすぎなんだよ! 自分で考える力を養え!」
ダヴァン「しかし、文化が違うとこちらも大変なんデス」
ハオ「ネットで調べるのは手軽で楽なんですよね」
ネリー「学校の備品使えばお金もかからないしね!」
明華「しかし、姫松の愛宕さんに言われた通りに……激しく! というのは意識したのですが」
憧「試合中にいったいどんな会話を!?」
灼「愛宕さんなら突っ込み指南とかしそうだけどね」
憧「ま、まぁ! とりあえずどっか入りましょう……本当に保ちませんよ?」
智葉「……そうだな、とりあえずお前らなに食べたい?」
穏乃ダヴァン「「ラーメン!!」」
明華「久しぶりにフレンチでも……」
灼「カレー」
ハオ「中華で」
玄「夏ですし、お蕎麦とか……」
ネリー「ハチャプリ!」※グルジア料理 ピザ的なもの
宥「お鍋とかどうかなぁ」
憧「…………」
智葉「…………」
明華「これが国境……!」
カン!
臨海日和はよ!
シノハユは杏果ちゃん悠彗ちゃんで残りのインハイメンバー確定でいいのかなぁ
シノハユは杏果ちゃん悠彗ちゃんで残りのインハイメンバー確定でいいのかなぁ
乙
フェイタライザー最近読んだけど咲キャラの原型がちょこちょこ出てるね
内容はその…コメントしづらいんだけど
フェイタライザー最近読んだけど咲キャラの原型がちょこちょこ出てるね
内容はその…コメントしづらいんだけど
小数点以下の確率で落ちると信じていた武器でトラウマを抉るのはやめてください(懇願)
今回はネタ満載でしたね!乙
今回はネタ満載でしたね!乙
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