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元スレほむら「伝説の魔法……騎士?」

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451 = 448 :


さやか「えええええ!?」

「な……なんて非常識な……」

さやか「こっ鉱物って水の中に沈んでいる物……なの?」

「ほんとうに『セフィーロ』は不思議でいっぱいですわね」

「不思議じゃすまないわよ!」

さやか「魔女の結界でもこんな妙なのないわよ!」

マミ「いえ、結構あるわよ」

ほむら「抽象画みたいなのや、パソコンの画面の中みたいな結界はあったわ」

さやか「そ、そう……いや、問題はそこじゃなくて!」

「私達はこの妙な泉『エテルナ』で伝説の鉱物『エスクード』を取ってこなきゃならないのよ!」

さやか「武器を作るんだからそれなりの大きさの筈の鉱物を!」

「この、厚みのまったくない泉で!」

「『妙な泉』ではありませんわ『伝説の泉』ですわ」

「こんな横から見たら線に見える泉『妙な泉・エテルナ』でじゅうぶんよ!」

さやか「釣り糸垂らしたら突き抜けそうな厚みの泉が『伝説の泉』なんて不釣り合いだよ!『妙な泉』があってるよ!」

「決めたわ!あなたは今日から『妙な泉・エテルナ』よ!」

「海さん、さやかさん『セフィーロ』の方々がなれ親しんでいらっしゃったお名前を変えてしまっては、後々問題が……」

「わあっ!」

「どうしたの!?光!」

さやか「えっ、何!?」

「光さん!」

まどか「光ちゃんが抱いていたモコナが、いきなり跳び出して……」

「モコナ!?」

マミ「あっちょっと、そこは泉……ええ!?」

「モコナ!!」

「……消えちゃった……」

ほむら「泉に入ったと言うより吸収される見たいに消えたわね……」

「モコナ!ああーーっ、モコナ!」

「……泉は……やっぱりこの中の様ですわね」

ほむら「やっぱり、そう示すために飛び込んだのでしょうね」

「でも深さもわからないし水の中での呼吸はどうするの?」

さやか「そうだよ!魚でもなきゃ水の中で呼吸なんてできないよ」

「さあ」

さやか「…………」

「入ってみないとわかりませんわねえ」

「ああ、やっぱり不幸の連続なのね~~」

さやか「うぅ~~本当に潜るしかないのぉ……」

「……私いく」

「光……」

「モコナはきっとこの中に『伝説の鉱物エスクード』がある事を教えてくれたんだと思う」

「私は『魔法騎士』になるって決めた。だから『エスクード』を取ってこなきゃ」

452 = 448 :


「がんばろう!」

さやか「よっしゃ!そうと決まったら、早速皆でババ~~ンと取ってきちゃおう」

ほむら「いえ、中がどうなってるかわからないわ。探索と、もしもの時の救助要員の二手に分かれましょう」

さやか「え」

マミ「確かにそうね。それなら泉の中に入るのは精々三人ぐらいかしら」

「あ……う、うん……」

マミ(……すっごく中に入りたいけど……伝説の鉱石……でも……)

マミ「いざとなったらリボンを伸ばして引き上げる事が出来るから、私は外で待機してるわ」

まどか「それなら私は中に……行きたい……かも」

さやか「わっ私も中に入りたい!」

「私も行くわよ。ここまで来て待ってるだけなんてごめんよ」

「え……私も入りたいけど……人数もう超えてるよ」

453 = 448 :


ほむら「……まどか。あなたは外で救助要員をしてちょうだい」

まどか「なっなんで!?私が……その……足手まとい……だから?」

ほむら「そうじゃないわ。泉と言うんだから見た目がこんなでも中は水でしょうね」

「そりゃそうでしょう。これで中が水じゃなかったら、もう泉じゃないわよ」

さやか「『妙な泉・エテルナ』じゃなくて『妙なエテルナ』だね」

まどか「……えっと……」

ほむら「中で何が起こるかわからないわ。だから武器の使えない私とあなたと鳳凰寺風は中に入れないわ」

まどか「あ……弓だから……」

さやか「そっか、そりゃ水の中じゃ弓矢は使えないか」

「いえ、私も行かせて下さい」

まどか「え!?風ちゃん……?」

「フェリオやプレセアさんが言っていた伝説では『魔法騎士』が『魔神』を蘇らせるのに必要なのが」

「『伝説の鉱物エスクード』で創った『武器』」

マミ「ええ、そうね」

「こうも言いましたわ……『何人もの戦士たちが伝説の鉱物『エスクード』を求めて『エテルナ』を目指し……』」

「『そして誰一人帰ってこなかった』……と」

ほむら「……なるほど、そう言う事ね」

「えっと……何が?」

さやか「今ので何かわかったの?」

ほむら「あの森……いくら魔法が使えなくて道に迷うからってこの世界の戦士達が一人も辿り着けないのはおかしいわ」

「うん、まぁ……フェリオだって結構強かったし、時間をかけたら一人でも森を抜けれたかもしれないわね」

ほむら「つまり本当の帰ってこれなかった理由は……」

「この泉なのではないでしょうか」

まどか「ええ!?でっでも……それなら水の中で武器の使えない風ちゃんは危険なんじゃ……」

「いえ、伝説では『魔法騎士』が『エスクード』を手に入れる事になっています」

マミ「つまり泉の中に『魔法騎士』に反応する何か、または試練みたいなモノがあると考えているのね?」

「はい」

ほむら「……わかったわ『魔法騎士』の三人が泉に入って、他は泉の外で待機してましょう」

454 = 448 :

今日はここまで
続きはまた今度

455 :

待ってた

456 :


さやかと海の仲の良さに癒される

457 :

乙乙
泉に入るのは魔法騎士組だけか
見たかった気もする

458 :

 

459 :

/nox/remoteimages/e9/52/54b6d7a7b39d37bc5f199541b04c.jpeg

460 :

>>459
グロ注意
イスラム国の処刑画像

461 :

気になるところで終わるな
次が気になって仕方ないや

462 :

463 :

二ヶ月近く来てないのか…はよ

464 :

続きはまだか……

465 :

今日でちょうど2年か

466 :

明日か明後日位で危ないかな

467 :


「…………」

「ごく」


さやか「さっき登った岩の上から飛び込むんだよね……」

まどか「結構高いけど……大丈夫かな?」

ほむら「泉自体が浮いているし、他に飛び降れそうなのがないのだから仕方ないわ」

マミ「まぁ、お腹から落ちなければ大丈夫でしょう」


光海風「「「せーの」」」


さやか「いった!飛び込んだよ!」

ほむら「……浮いている泉から突き抜ける事なく入れたみたいね」

まどか「あんなに細い泉なのに結構水しぶきが上がって……改めて見るとすごく不思議だね……」

マミ「魔女の結界の入口と同じで、中は全く違うのかも知れないわね」



(うっぁ――泉の中は普通に水だ……)

(思ったより……深い……)

(っ……いっ息が……持ちません……)

(く……苦しい……)

(うっ渦が、水の流れが……)

(いけません……三人バラバラに流されて……)

(海ちゃん……風ちゃん……)

468 = 467 :



「ハッ」

(水がない……ここは……私だけ何処かに流れ着いたのか?)

「海ちゃん!風ちゃん!」

(返事がない……真っ暗だし何も見え……何か目みたいなのが光った!?)

「……なんだ……!?」

(魔物か?何か犬みたいな影が……え!?)

「閃光!?ど……どうして!?」



「光!風!どこなの!?」

(気がついたら、まっ暗闇の中一人……)

「……はぐれたのかしら……」

(ハッ!!後ろに気配!魔物!?)

(今は私一人なんだから油断なんかしてられないわね)

(……魔物じゃない?人影?……え?なんで?)

「パ……パパ……ママ……」



「ここは……あの泉の中でしょうか……」

「海さん命名『妙な泉・エテルナ』の……」

(私一人……やはりこれは……)

(ハッ!背後から足音が!武器を出して構えときませんと……)

(弓を構えてるのが見えているはずなのに、だんだんと近づいて……)

「ハッ」

(これは一体どうした事でしょう……この姿は……)

「私!?」

469 = 467 :


(そんな……閃光は……元の世界の私の家に……)

「……閃光……だよね」

(よく似た犬……いや、見間違う訳ない……本物だ)

「どうしてこんな所にいるんだ……」

閃光「――――ッ!」

「閃光!?」

(わっ!?飛びかかって……?)

「どうしたの閃光!!」

閃光「グルルルル――――!」

(――!のしかかられて噛まれ――――!!)

「閃光!私だ!光だよ!聞こえないの!?」

閃光「グルル……!」

(……なんでそんな……)

「……閃光……」



「パパ……ママ……」

「どうしてここにいるの!?これ夢なの!?」

「ここは確か『セフィーロ』の『エテルナ』の中で……それとも『セフィーロ』に来た事じたい夢なの!?」

父母「――――」

「きゃあああああ!」

(なんでパパとママが衝撃波みたいなのを……)

「……この痛みは……夢じゃないわね……」



(……鏡……ではありませんわね)

ふう「――――」

(あら、笑いかけたら笑い返してくれまし……!)

ふう「――――!」

(矢を射ってきましたわ!……左腕に当たりましたか)

「海さんの言うとおり『不幸の連続』ですわね」

(お返しをしませんとね――)

「――!」

ふう「――――」

(左肩に命中しま――)

「!」

(……私の左肩に怪我が……鎧も壊れて……)

「……命中したのはあちらの方ですのに……なぜ……」

ふう「――――!」

(また射って――!)

「!」

(避けきれなくて顔に傷が……ハッ)

ふう「――――」

(同じ場所に傷が……顔だけではなく腕や肩の怪我まで……)

(……私が傷つくと……あの人も傷つく……と言う事は……あれは……『私』……?)

470 = 467 :


ほむら「……三人が飛びこんでから、もう結構時間が経つわね」

まどか「まだ帰ってこないよ……大丈夫かなぁ?」

さやか「あの中って息できてるのかな……」

マミ「モコナも飛び込んだままだから、たぶん大丈夫だと思うけど」

さやか「あっそうか、息できるって知ってなきゃ自分まで飛びこんだりしませんよね」

ほむら「この世界でも珍しい謎生物みたいだから、水の中で呼吸できてもおかしくわないわよ」

まどか「それは……否定したいけどできない……けど……」

ほむら「……まぁ、導師クレフが案内のために用意したみたいだから大丈夫でしょう……たぶん」

まどか「そっそうだよね!案内してるんだから危ない所通らないよね」

さやか(……通ってきた森、めちゃくちゃ危険地帯だったよね……)

マミ「そろそろ心配になってくるけど……調べる方法が……」

さやか「顔だけつけて見てみます?」

ほむら「やめておきなさい。あの謎生物が飛び込んだ時、吸い込まれるように消えたでしょ」

マミ「下手したら、そのまま同じように吸い込まれる可能性もあるわね」

まどか「そんな……それじゃあ、私達何もできないんですか?」

マミ「とりあえず私のリボンをのばして探ってみるわ、念のため離れていて」

さやか「はい……水の中に長い何かを垂らしてるのって釣りしてるみたいですね」

まどか「さやかちゃん……釣れるのは魚じゃなくて光ちゃん達だよ」

さやか「いっいや、わかってるけどそう言う風に見えたってだけで……」

マミ「……いえ、残念だけどボウズね」

ほむら「ボウズって……釣果無しって事よね?もしかして泉の中に入れなかったの?」

マミ「中には入れたけど入れただけね。あの子達や『伝説の鉱物』だけじゃなくて、魚すらも見つけられなかったわ」

まどか「空中に浮いてる泉ですし、魚はもともといないんじゃ……」

さやか「えっと……海達が迷子になったって事ですか?」

マミ「迷子と言うか、元々私のリボンは索敵用じゃないから……触ったりしたらわかるんだけど」

ほむら「つまりリボンを伸ばした範囲には三人はいないと言うことね」

マミ「ええ、これ以上はリボンだけじゃ調べようがないわね……どうしましょう」

さやか「どうしましょうって……どうしましょう?」

471 = 467 :


ほむら「……仕方ない、私が潜って様子見てくるわ」

まどか「ほむらちゃん!?私がって、一人でいくの?」

さやか「ちょっと待ってよ、私達も行くわよ!そのために泉の中に入らないで外で待機してたんだから」

ほむら「全員で行ったら引き上げる役がいなくなるでしょ。今回は戦いに行くんじゃなくて調べに行くのよ」

さやか「でも、もし中で何かあったのなら弓矢が武器のあんたじゃ水の中じゃどうにもならないんでしょ!だから私が……」

ほむら「大丈夫よ。元々持ってる方の武器を使うから……爆弾とか」

まどか「爆弾って……」

さやか「で、でも調べるのなら人手があった方が……」

ほむら「もし、泉の中が水中なら呼吸ができないわ」

ほむら「魔法少女の私なら、魔力を使って暫くは潜っていられるから探索がしやすいの」

マミ「そうね、救助に行くのにいちいち息継ぎに戻る訳にはいかないし、戻れるかもわからないものね」

さやか「でも、それならマミさんだって……」

ほむら「巴マミには外からリボンの方を頼みたいのよ。念のために、私にくくりつけて何かあったら引き上げて欲しいの」

マミ「ええ、任せて。全員で中に入って、また敵が来たら危険だし外で見張ってるわ」

まどか「そっか……あのおばさんの仲間が、また来ないとは限らないんだ……」

さやか「……わかったよ……皆の事、任せたからね」

マミ「多めに持って行って、彼女達にくくりつけてくれたら引っ張るなりして合図して。そしたらこっちに引っ張り上げるわ」

ほむら「それじゃあ行ってくるわ、もし潜ってる間に敵が来たらすぐに引き上げてちょうだい」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……すぐに三人共引連れて戻ってくるわ……――っ!」

さやか「うわっ!地面から直接飛び込んだ!?軽く3,4mは垂直に跳んだよ」

マミ「魔法少女だもの、それぐらい簡単よ」

まどか(やっぱり今のままじゃ……私……何もできない……)

472 = 467 :

今日はここまで
続きはまた今度

474 = 473 :

ごめん乙

475 :


まどかさんそれは普通なんです変な風に思い詰めないてください
危険フラグすぎます

478 :

そろそろ

479 :

おつおつ

480 :

あと12日くらいしか猶予はないか

481 :


ほむら(――――水が……水中の上、外から見て想像していた以上に中は広いみたいね)

マミ《暁美さん、聞こえる?》

ほむら《巴マミ?リボン越しならテレパシーが通じるみたいね》



マミ「うん、リボンがあればテレパシーで連絡が取れるわね」

さやか「それじゃあ、転校生が中継すれば中がどうなってるのか私達にもわかるんですね」

まどか「ほむらちゃんは無事……危険じゃないんですか?」

マミ「待って、今中の様子を……」

マミ《暁美さん、どう?泉の中は?》

ほむら《水中ね。普通に水があるわ……思った以上に中は広いわね、近くにあの子たちの姿はないわ》

マミ「中は水中で広いらしいわ。三人は近くにいないみたいね……」

さやか「水の中か……これって泳げなかったら『エスクード』探すの無理なんじゃ……」

まどか「泳げても、息継ぎ無しに探すのは無理なんじゃ……三人とも大丈夫かな……」

ほむら《取りあえずこのまま探しに……え?》

マミ《暁美さん?》

ほむら《渦が……流される!?》

マミ《!!今引き戻すわ!》

まどか「マミさん?」

さやか「どうかしたんですか?何か慌ててる様な……」

マミ「水の流れが急になって、暁美さんが流されそうなの!一旦引きあげるわ!」

まどか「ほむらちゃん!!」

さやか「はっ早く引きあげないと転校生が……」

マミ「それはわかってるけど……流れが強すぎるのか重くて中々……」



ほむら(くっ……流れが急すぎる……ろくに身動きができない……)

ほむら(もしかして、これが『エスクード』を手に入れる為の試練なの……それならこの水の流れの先に三人が……)

マミ《暁美さん!どうにか持ち堪えて!どうにかして引っ張り上げるから!》

ほむら《駄目……リボンが千切れかけてる……っ……もう持たない……!》

マミ《そんな……》

ほむら《巴マミ、聞いて……こんなに急に水の流れが変わるなんて変だわ》

ほむら《もしかしたら、これが『試練』と関係があるのかもしれない……》

ほむら《それなら、この水の流れの先に三人がいるのかも……》

マミ《それは……否定はできないけど……あなた、もしかして……》

ほむら《水の流れに乗ってみるわ》

マミ《危険よ、とても賛成できないわ》

ほむら《私が危険と言う事は先にいるであろう三人はもっと危険と言う事よ》

ほむら《それに……今のままじゃ泉の外に出れそうにないから選択肢はないわ》

マミ《……っ……》

ほむら《巴マミ、あなたはそっちの二人をお願い。こっちはこっちで、どうにかしてみるわ》

マミ《…………絶対みんな無事で帰ってきなさい……それが条件》

ほむら《やれるだけの事はしてみるわ……それじゃあ、二人の事任せたわよ》

マミ《暁美さん!……リボンが……………………任せたわよ》
.

482 = 481 :


まどか「マミさん!ほむらちゃんは……ほむらちゃんは!!」

さやか「どうなったんですか!?リボン引っ張るの止めたみたいですけど、中が落ち着いたから今調べてるんですよね?」

マミ「……リボンが千切れたわ」

まどか「そっそんな……」

さやか「どっどうするんですか!?早く助けなきゃ……転校生だけじゃなくて海や光達も……」

まどか「助けに行きましょう!きっと今ならまだ間に合う……」

マミ「二人共落ち着いて」

さやか「落ち付いている場合ですか!?早くしないと皆が……」

マミ「暁美さんはあの激しくなった水の流れが、試練と関係があるのかも知れないと言っていたわ」

マミ「水の流れの先に三人がいるかも知れないともね」

まどか「そっそれじゃあマミさん……まさか……」

マミ「……待つしかないわ……」

さやか「そんな……」

まどか「――――っ!」

マミ「外から中を調べる手段はもうないわ……信じましょう『魔法騎士』の卵の三人と『魔法少女』の暁美さんを」

さやか「ぅ…………くそぉ……」

まどか(力が……力があったら……)



ほむら「……っ……」

ほむら(ここは……水中じゃないみたいね……)

ほむら(暗い……獅堂 光達は……いないわね)

ほむら(やっぱり、これは『エスクード』を手に入れる為の試練なのでしょうね)

ほむら(この後何かがあり、それを突破しないと外には出れないと考えた方が良いみたいね)

ほむら(取りあえず何処かに移動を…………何かいるわね)

??「…………」

ほむら(暗くて姿がよく見えないわね……小柄な……まどかや獅堂光ぐらいの大き……さ……)

ほむら「!?」

ほむら(そんな……どうして……)

ほむら「ま……まど……か……」

まどか「…………」

ほむら(何かの……間違いよ……)

まどか「…………」

ほむら「なん……で……魔法少女に……なってるの……」

.

483 = 481 :


まどか「――――」

ほむら「っ!」

ほむら(魔力で作った矢を射ってきた?)

まどか「…………」

ほむら「まどか!?話を……」

まどか「――――」

ほむら(また攻撃を……でも……)

まどか「…………」

ほむら「……威力が弱い?」

まどか「…………」

ほむら「まどか?……まさか……」

まどか「――――」

ほむら「っ!」



「やめて閃光!どうして!?」

「小さいころから一緒だったじゃないか…………私が嬉しい時も悲しい時も、ずっとそばにいてくれた……」

「私は閃光が大好きだっていつも言ってたじゃないか……なのにどうして!?」

閃光「グルルル」

「!」

閃光「!」

(飛びかかってきた閃光を剣で!)

「閃光!!」

(首から血が出て……)

閃光「――!」

(!……首に……閃光が……噛みつい……)

「閃光……どうして……?」

「私の事……嫌いになったのか……?」

.

484 = 481 :


「パパ!ママ!やめて!!」

父母「――――」

「きゃあっ」

(衝撃波が!このままじゃ……)

「  水  の  龍  !!」

父母「――――!」

(当たった……二人が倒れて……)

「パパ!ママ!!」

父母「――――」

(衝撃波が……直撃……)

(だめ……パパとママを攻撃なんてできない……!!)



「ハア……ハア……相手を……攻撃すれば……私も傷つく……」

ふう「…………」

「私が攻撃されれば相手も傷つく……」

「私が……私を攻撃するなんて……」

「相手を攻撃したらすべて自分のダメージになるなんてどうすれば良いんでしょう……」

「それに……あちらはまだ余裕がありそうですわ」

ふう「――――」

「!!」

(矢で服を縫いとめられて……!)

「――ッ」

(顔の横に掠める様に矢が……)

.

485 = 481 :



?????≪ 魔 法 騎 士 た ち よ !! ≫


「何だ!?」


「だれ?」


「今のは……どなたが……」


ほむら「この声は……」


?????≪異世界の少女たちよ≫


「……その声は……『見滝原タワー』で聞いた……あの……」


「ひょっとして私達を『セフィーロ』に招喚した……」


「エメロード姫……?」


ほむら「…………」


エメロード姫「私は……『セフィーロ』のエメロード」

エメロード姫「異世界の少女たちよ、悲しみに心を支配されてはいけません」


「エメロード姫!どこにいるんだ!?」


エメロード姫「異世界の少女よ。心を強く持って、そして考えて」

エメロード姫「今あなた達の前にあるのは、あなた達の『大切なもの』ですか」


「大切な友達だ!私が泣いてる時隣にずっといてくれた!転んだら傷の心配してくれた!」

「人間の言葉は話せないけど、でもそのかわり『心』でわかりあえる大切な友達なんだ!」


「大切な両親よ」

「私は社会人になったら一生懸命働いて、パパやママが私を成人するまで育てるために使ってくれた物を全部返すの」

「子供は親の貯金箱みたいなものなんだから」

「私は養育費はもちろん、何より両親が私に注いでくれた愛情を全部覚えて」

「心の中に貯めて置いて少しずつ返して行くつもりよ!」

「まだ全然返してないのにパパとママと戦うなんてできる訳ないでしょ!!」


「私は私が大切ですわ」

「もし、私に何かあったらお父様やお母様やお姉さま……」

「私を愛してくださる方達を悲しませる事になってしまいますもの」

「私はまだ子供で、愛してくださる皆様に何もできません」

「だからせめて、私が幸せである事が私ができる精一杯の事なんです」

「だから、私は私が大切ですわ」


ほむら「…………」

ほむら「大切よ……何よりも……最後に残った私の――――」

ほむら「……大切な……友達よ」

.

486 = 481 :


エメロード姫≪では考えて。あなた達の『大切なもの』は、あなた達に危害を加えたりするでしょうか≫


光海風「!」

ほむら「…………」


エメロード姫≪あなた達が『大切なものは』あなた達が苦しみ傷つくことを望むでしょうか≫

エメロード姫≪よく考えて……そして……『伝説の鉱物・エスクード』を……≫


「消えた……」


「違う……閃光はこんな事しない……閃光はいつも優しくて……私を守ってくれた」

「これは閃光じゃない!!」


「パパやママは……私に衝撃波を発射したりしないわよ」


「この傷は後で回復魔法で直す事にしますわ」


ほむら「敵対したまどかは……もっと怖いわ……」

まどか「――――」

ほむら「こんな私の盾で簡単に防げるような力じゃない……」

ほむら「やっぱり偽物……でも……例え偽物たとしても……」


「よくも閃光の姿で攻撃したな!」


「円満家庭に波風立てないでよね!」


「私に何かあったら家の者が心配しますわ!」



「      紅      い      稲      妻      !!      」



「      蒼      い      竜      巻      !!      」



「      碧      の      疾      風      !!      」



ほむら「私は、また……あなたを殺すのね」


.

487 = 481 :

今日はここまで
続きはまた今度

488 :


待ってた
介錯頼まれたとはいえ実際にやっちゃってる立場だとダメージが違うな

489 :


ほむらのトラウマを的確に抉ってきてて他三人とのテンションの違いが……

490 :

アニメを昔に一回みた程度だから内容全然覚えてないや…
てっきり攻撃したりせず心を強く持ち相手(幻影)に打ち勝て的な内容かと

492 :

しゅ

495 :

9月24日までに何とかおねげぇしやす

496 :

―――さあ、約束の刻限だ

497 :


閃光「――――――」


父母「――――――」


ふう「――――――」


まどか「――――――」


「なんだ!?」

(閃光だったのが姿が変わって……)


(パパとママが水晶みたいな石に……)

「ひょっとして……」


(私が鉱石に……と言う事は……)

「これが……」


ほむら「……………………」


「 『 伝 説 の 鉱 物 ・ エ ス ク ー ド 』」

(!)


(『エスクード』らしき物に触ったら光りが……!)


(これは……甲冑が……)


光海風「クレフがくれた甲冑が変化した……!?」


「クレフがくれた……甲冑……」


「なんだか前のより……立派になったみたいだわ」


「この甲冑は『変化する甲冑』なんですわ」


(っ!?……空間が揺らめいて……)

.

498 = 497 :


さやか「……転校生が泉に入ってから結構経ちましたよね……」

マミ「……ええ」

まどか「……………………」

さやか「どうしましょう……流石にそろそろどうにかしないとまずいんじゃ……」

マミ「どうにかって言っても……どうするの?」

さやか「それは……思いつかない……です……けど……」

マミ「何もできずに落ち着かないのはわかるわ……でも、こう言う時にこそ焦っては駄目よ」

さやか「……はい……」

まどか「……ほむらちゃん……光ちゃん……海ちゃん……風ちゃん…………戻って来て……」

マミ「鹿目さん……大丈夫よ!獅堂さんよ龍崎さんと鳳凰寺さんは『伝説の魔法騎士』だし」

マミ「暁美さんだって魔法少女なんだから、きっともうすぐ『エスクード』をとって帰ってくるわ」

まどか「……そうですよね……皆強いですし……」

マミ「ええ、信じましょう」

まどか「……………………」

さやか「でも……気になってる事があるんです」

マミ「えっ、なにが気になってるの?」

まどか「?」

さやか「伝説では『エスクード』って『魔法騎士』しか手に入れられないって言ってましたよね……」

さやか「手に入れようとして、何人もこの妙な泉に向かって帰ってこなかったとも」

さやか「これって本当に『魔法騎士』しか手に入らないんだとしたら、そうじゃない転校生は……」

まどか「やめて!!」

さやか「……ごめん……」

マミ「……それでも……今できる事は信じる事しかないの……」

まどか「……………………」

さやか「……………………」

マミ「この『セフィーロ』では『信じる心』が『力』になる……だから、信じましょう。それが助けになる様に……」

さやか「マミさん……」

まどか「……はい……」

マミ「…………あら?」

さやか「泉が……『妙な泉・エテルナ』が光ってる!?」

まどか「試練終わったの!?皆……」

マミ「!泉の上に人影が……」

.

499 = 497 :


ほむら光海風「「「「――――――――」」」」

まどか「みんな!!」

さやか「光も海も風も転校生も皆いるよ!泉の上に浮いてるよ!」

マミ「意識はないみたいだけど……無事だったのね……よかった……」

モコナ「ぷぅぷぅ!」

さやか「うわっ!?モコナ、あんたいつの間に……」

マミ(あっ、この子の事……忘れてたわ……)

ほむら光海風「「「「――……」」」」

まどか「あっ気がついたみたい」

モコナ「ぷぅ、ぷぅ」

「あ!モコナ!」

光海風「「「はっ」」」

ほむら「…………」

「ういてる!ういてる~~!」

さやか「あわあわしてるよ」

マミ「まぁ、気がついたら泉の上に浮いてたら……ねぇ」

????「あせらなくても大丈夫よ」

まどか「え?」

「プレセア!!」

「どうしてここに!?」

さやか「また、いつの間に……モコナと一緒で、気がつかなかったわ」

プレセア「……モコナと一緒にされるのは……」

.

500 = 497 :


「再会を喜ぶのも良いのですが」

マミ「どうしたの?」

「早く何とかしないとまた海さん命名『妙な泉・エテルナ』に落ちてしまいますわ」

「おぶおぶおぶ」

さやか「そんな手で羽ばたいても飛べないでしょ……」

プレセア「大丈夫よ、そうやって『エテルナ』の上に立っていられるって事はちゃんと見つけたんでしょ?」

プレセア「『伝説の鉱物・エスクード』を」

まどか「あっ羽ばたいてたのがピタッと止まった」

「はっそうだ!『エスクード』は!?」

プレセア「頭の上を見て」

マミ「四人の上に人抱えはある結晶見たいなのが浮いてるわ、それぞれ色が違うのね」

まどか「光ちゃんの上にあるのが赤で、海ちゃんが青、風ちゃんは緑、ほむらちゃんのは紫なんだ……」

さやか「これが『伝説の鉱物・エスクード』……」

ほむら「……………………」

まどか「ほむらちゃん……?」

プレセア「さ、降りてらっしゃい『伝説の魔法騎士』達、『セフィーロ』で最高位の『創師』であるこのプレセアが」

プレセア「その『伝説の鉱物・エスクード』で最高の武器を作ってあげるわ」

プレセア「『魔法騎士』にふさわしい武器を」

さやか「一人『魔法騎士』じゃなくて魔法少女がいるんだけど」

プレセア「さ、降りてらっしゃい『伝説の魔法騎士』達と魔法少女、『セフィーロ』で最高位の『創師』であるこのプレセアが」

プレセア「その『伝説の鉱物・エスクード』で最高の武器を作ってあげるわ」

プレセア「『魔法騎士』と魔法少女にふさわしい武器を」

さやか「言いなおしたよ、この人」

.


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