のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,598,157人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

元スレほむら「伝説の魔法……騎士?」

SS+覧 / PC版 /
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 :
タグ : - クロスオーバー + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 魔法騎士レイアース + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

301 = 300 :


フェリオ「なかなか食えない奴だな」

「おいしく頂かれては困ってしまいますわ」

フェリオ「わかった……だからもう解いてくれ」



さやか「そう言えばまだ縛ったままでしたね」

マミ「でも……まだ安全かどうか分からないし解いていい物か……」

ほむら「巴マミ……解いて良いわ」

マミ「暁美さん?」

ほむら「信用はまだできないけど、確かに私達だけでは全員無事にこの森を抜けられるとは限らないわ」

ほむら「この世界は私達のいた世界とは違う、しかもこの森はこの世界でも特殊な場所みたいだわ」

マミ「だからこの世界の住民であるあのフェリオって子に……と言う訳ね」

ほむら「まぁ他にも理由はあるけど……」

「他?」

ほむら「……貴方達……食糧は持ってる?」

「……………………え?しょく……?」

ほむら「食べ物の事よ」

マミ「い……いえ……持ってないけど……」

ほむら「そうでしょうね。私も持っていないわ、抜けるまで何日かかるか分からない森の中を」

ほむら「結構な数の人数で戦闘をしながら進まなきゃいけないと言うのにね」

まどか「も、森の中なんだから果物ぐらいあるんじゃないかな?」

ほむら「どれが食べられるやつか判別できる?医者もいないし薬もないから毒のあるのとか食べたら危険よ」

マミ「……つまり他の理由って……毒見役?」

さやか「!!」

302 = 300 :


ほむら「……いえ、食べられる果物や危険な植物とかの情報を教えてもらうつもりだったのだけど……」

マミ「…………そうよね……うん、分かってたわ……」

まどか「マミさん……」



フェリオ「あ~~……これ解いてくれないか?」

「マミさん、解いてあげていただけませんか?このまま放置して行く訳にも行きませんし」

マミ「あ、うん……」

フェリオ(何かすんなり解いてくれたな、もう少し渋るかと思ったんだが……)

さやか「うわ……鞭の跡が……」

「あの……勝手に護衛をお願いしてしまったのですが……」

マミ「いえ、大丈夫よ。確かに私達だけじゃみんな無事にこの森を抜けられるかわからないからありがたいわ」

ほむら「でも妙な真似をしたらその時は……」

「ええ、それで良いですわ」

フェリオ「おいおい……」

「あの二人だけじゃなく風も……その……厳しいわね……」

さやか「あんまり怒らせないようにしよう」

まどか「うん……」

303 = 300 :


フェリオ「ふぅ……やっと解放された」

マミ「拘束してごめんなさい、それと護衛よろしくお願いするわね」

ほむら「さっきは石をぶつけてごめんなさい、この森の事詳しくないから後で色々教えてもらえると助かるわ」

フェリオ「お、おう……」

「……魔法少女って図太くなきゃ駄目なのかしら?」

さやか「そんな事はない……と思いたい」

まどか「ん?何か今音が……」

フェリオ「!新手か!?」

さやか「うわっ!さっきの植物の魔物とよく似た魔物が飛び出してきたよ!」

魔物「シャアアアア!!!」

フェリオ「――――ッ!!」

魔物「ガアアアアッ!!!!!」

マミ「一撃で真っ二つに……御見事!」

「良いボディガードになりそうね風」

「私達だけではこの『沈黙の森』から何事もなく出るのは難しいですわ」

「でもあの方がいてくださったら無事森を脱出できる確率も増えます」

マミ「彼女、なんと言うか……凄いわね」

さやか「う、うん。本当に普通の中学生だったのか疑いたくなってきますよ」

「でも本等にモコナが『エテルナ』までの道を知ってるのかしら」

モコナ「ぷぅぷぅ」

さやか「耳閉じたり開いたりして能天気に笑って……いつも笑ってる様な顔だったけ」

「だめかも……」

ほむら「知らなかったら捌いて燻製にでもして食料にしましょう」

マミ「……それもやむなしかしら……」

304 = 300 :


「すごいっ!そんな大きな剣を片手で扱えるなんてすごいな!ものすごく修行したのか!?」

まどか「あんな大きい魔物を一刀両断なんてすごいですっ!私、感動しました!!」

フェリオ「ああ……」



ほむら「二人とも凄く良い笑顔で……いえ、言われた本人もつられたのか良い笑顔で答えてるわね……」



フェリオ「『エメロード姫』の為にな」

まどかさやか光海風「「「「「え」」」」」

ほむら「――――」

マミ「――――!」

フェリオ「ぼやっとここに立ってたら何匹魔物を倒してもきりがない!」

まどか「そう言えば上の方で飛んでる魔物の鳴き声が聞こえるよ」

フェリオ「どっちへ行くんだ!」

まどかさやかマミ光海風「「「「「「じぃっ」」」」」」

モコナ「…………」

ほむら(これでこいつが知らなかったら色々台無しね……その時は……)

さやか「なんでいきなりゴツイナイフ取り出してんのよ?」

モコナ「ぷぅ」

まどか「あっ……」

「モコナの額の宝石みたいなのが……!」

「光ってる」

マミ「!」

ほむら「宝石から光がレーザー光みたいに……これはやっぱり……」

「モコナさんの額から出た光が差している方が『出口』ですわ」

305 = 300 :

今日はここまで
続きはまた今度

306 :

乙 待ってた

307 :

いいところで焦らしますなおつ

308 :


「『エテルナ』はこの先だ、行こう!」

ほむら「フェリオって言ったわね?あなたが先頭を行って。巴マミ」

マミ「ええ、私は中心でいざと言う時に備えるわ。暁美さんは最後尾お願いね」

フェリオ「おうっ!他の奴等は俺達の間にいて魔物が襲ってきたら倒せそうな奴だけ相手しろ、無理はするなよ」

さやか「おおぅ……てきぱきと……」

「頼もしいわね、戦力が増えて助かったわ」

フェリオ「良しっ!行くぞ!」

ほむら「あっ途中で食べられる果物とかあったら取ってね」

まどか「あっこけた」

「勢いをつけた所で転んだので痛そうですわね」

フェリオ「いてて……あのなぁ……」

ほむら「今食糧持ってないのよ。この国の住人じゃないからどれが食べられる果物なのか分からないし」

ほむら「それとも襲ってきた魔物をさばいて食べたいのかしら?」

フェリオ「ぬ……まぁ仕方ないか。わかった、でも進むのを優先させてもらうぞ」

ほむら「それでいいわ、高い所にあるのは巴マミお願いね」

マミ「ええ……ムチで絡め取るわ。このムチある程度長さが自在に変わって使いやすいわね」

さやか「おお……マミさんがムチを気に入ってる」

ほむら「取ったやつは私に渡してくれたら盾の中に収納するわ」

フェリオ「それじゃ、今度こそ行くぞ!」

309 = 308 :


~~沈黙の森・奥?~~

ほむら「日が落ちてきたわね。そろそろ野営の準備をしましょう」

「野営って言っても……テントも何も無いんだけど、どうするのよ?」

さやか「そこはほら……詳しそうな人がいるし、ね?」

フェリオ「俺かよ!?まぁ良いけどよ……」

マミ「薪を用意して、枯葉で寝床を作って、あっ適当な大きさの石持って来て椅子変わりにして……」

フェリオ「……俺いらなくないか?」

ほむら「知識はあっても実際にした事はないのよ……焚き火する為に少し掘った方が良いわね」

「魔物が徘徊する危険な森で野宿するのなんて初めてですわ」

まどか「流石に皆初めてだと思うよ……」

「あっはは。……!?モコナ?」

モコナ「ぷぅ~~」

ほむら「額の宝石からまた光が――――!?」

マミ「え?これは……テント……?」

「と言うより卵型の家が出てきたわよ!?」

さやか「なにこの……これ……何でもありかこいつ!?」

まどか「旅に必要なモノを持ってるってこう言う事だったんだ……」

マミ「用意が無駄になったけど野宿はしなくてすみそうね……」

「なんで残念そうなんだ?」

フェリオ「俺が使うから無駄じゃないぞ」

まどか「え?一緒に中に入らないの?」

フェリオ「会ったばかりの奴をそこまで信用するなって」

「大丈夫だよ、私達も出会って一n」

ほむら「中に入るわよ」

「ええ、さあ中に入りましょう。おほほ」

「え?あ?う……うん」

フェリオ「…………」

310 = 308 :


~~テントの中~~

光海まどかさやか「「「「ぅわぁあああ~~~~」」」」

「すっごぉ~~いぃ!」

まどか「ベッドにテーブルやソファ……」

「パジャマまで、いたせりつくせりですわ」

「ここはホテルか!?」

マミ「あら?テーブルに果物が……食糧用意してあったみたいね」

さやか「えっ?あんなに苦労して果物集めたのにぃ、先に言いなさいよ」

ほむら「……聞かれなかったから言わなかったのね」

モコナ「ぷぅ?」

ほむら「…………」

「ねえ、フェリオに食べ物持って行って良い?そんなに悪い人に見えないし」

「光さんって優しいですね。良いですよ」

「ほんとぉ!」

「でも、持って行くのは私です。光さんは優しすぎますから、食物でなくこのテントにお呼びしかねませんもの」

「確かに言えてる」

まどか「駄目……なの?」

マミ「流石にそこまで信用するのはまだ早いと思うわ。彼も言ってたでしょ?会ったばっかりなのに信用するなって」

まどか「「でも……」」

さやか「いやそれ以前に女の子ばかりの中に男が入ってくるのは……」

ほむら「向こうも居心地悪いでしょうしね」

まどか「あ……」

「そうなのか?」

「そう言うものなの」

「ふ~~ん」

ほむら「食べ物は私が持って行ってくるわ、盾の中に入れたのを幾つか渡してくるわ」

「そうですか?それではお願いしますね」

311 = 308 :


~~沈黙の森・テントの外~~

ほむら「食糧持ってきたわ、ここに置いとくから食べなさい」

フェリオ「待ってくれ」

ほむら「他に何かあるの?」

フェリオ「しばらく……そばにいてくれないか」

ほむら「……何をバカな事を」

フェリオ「一人で食事をしたくないんだ」

ほむら「…………」

フェリオ「これを食べ終わるまででいい、ただ暫くそばにいて欲しいんだ」

フェリオ「ムスッとした顔のあんたでも、いないよりましだもんな」

ほむら「……早く食べなさい」

フェリオ「……意外だな、素直に待ってくれるなんて」

ほむら「良いから食べなさい」

フェリオ「ああ……」

ほむら「…………」

フェリオ「…………」

フェリオ(とまどう姿見たかっただけなんだけど……く、食いづらい……)



~~テントの中~~

さやか「転校生、食べ物持って行くだけなのに遅いね……」

「何か話してるのかしら?」

「話しって?」

マミ「異世界に来てパーティーに初めて入った異世界の戦士の男の子……なるほど暁美さんも女の子ね」

まどか「いやマミさん、流石にそれは……」

「……食べ物を持って行くのを変わったのはそう言う意図があったのですね」

まどか「え?」

さやか「ほっほぉ~~ぉ」

「???」

312 = 308 :


ほむら「遅くなったわ」

「あっおかえり、遅かったね」

さやか「ふっふっふ、何をしていたのかなぁ~~」

ほむら「ちょっと食事につきあってただけよ」

「食事!つきあった!へぇ~~」

ほむら「……何かあなた達変よ?」

「あらまあ……うふふ……」

マミ「ふふっ……暁美さんは彼の事どう思ってるのかしら?」

ほむら「何よいきなり……そうね、普段は強がって格好付けてるけど本当は寂しがりやな甘えん坊……かしら」

ほむら(そう言う意味ではあなたに似ているわね……だからさっき、私は断らなかったのかしらね)

さやか「これは決まりかな?フフフ」

「そりゃあ確定でしょうね。ウフフ」

「何か皆が怖い……」

まどか「流石に早合点な気がするんだけど……」

ほむら「何故生温かい目で見てくるのかしら……」

マミ「それは私の口から言えないわ……恥ずかしくて」

「照れない照れないわかってるから、うんうん」

「おほほほほ」

さやか「まあ、転校生を弄るのはこれくらいにしてご飯食べて寝ようか。今日はなんだかんだで色々あったから疲れたよ」

まどか「そうだね。私も、もうへとへとだよ」

ほむら「……悪いけど寝るのはもう少し後よ」

(ひょっ!?何か空気が変わった!?)

さやか「え~~何よまだ何かあるの?大事な事じゃなかったらもう明日にしない?」

(これは……以前弓道の先生が同じ様な雰囲気をしていたのを拝見した事があります)

ほむら「…………」

まどか「えっえっと……マ、マミさ~~ん」

マミ「ええ、私もまだ寝るのは反対よ。今日やっておかなければならない事が残ってるの」

(マミさんも同じ様な雰囲気に……一番上の兄様が子供を叱る時の感じに似てる……)

さやか「えっマミさん?今日やっておかなければならない事って……」

ほむら「昼間、後で話があると言ったでしょ?……お説教よ」

313 = 308 :

今日はここまで
続きはまた今度

314 :


男1人に女6人は確かにつらそう。

315 :

>>314
さやかをのけ者にするなよ

316 :

>>314-315
女7人にプラス性別不詳の謎生物1匹だよな

317 :

>>314-316
待てよ女の子と子供と性別不明な謎の生命体1匹だろ

318 :

女の子5人に珍生物一匹に石が2個か

319 :

おつおつ
石が2こか…

320 :

非常食

321 :


~~数十分後~~

さやか「――――――」

まどか「――――――」

「二人共……大丈夫?」

「まぁ、お説教されただけだし……駄目じゃない?」

「マミさんとほむらさんのお二人で。交互に、時には一緒に、激しく熱く、極寒の吹雪の様なお説教でしたわ」

ほむら「そんな訳のわからない事してないわよ……」

マミ「とにかく二人共わかったわね?今度からむやみに攻撃しに行っては駄目よ」

さやか「はっは~~い……」

まどか「わ……わかりました……」

ほむら「それとこれから時間のある時は美樹さやかは獅堂光に剣を、まどかは私と一緒に鳳凰寺風に弓を習うわよ」

さやか「うっ……わかったよ……でも、光だけ?海には教わらなくても良いの?」

ほむら「龍咲海は剣の種類が違うわ」

「細い剣を使ってるけど戦い方はフェンシングのやり方で戦ってるからね」

「さやかの剣は細くはないし合わないでしょうね」

まどか「風ちゃんごめんね。教えてくれる?」

「教えるのはかまいませんけど、ほむらさんもですか?魔物との戦闘では使えてたみたいですけど」

ほむら「弓で戦うのは初めてよ」

ほむら「以前、弓で戦う魔法少女がいたからそれの見よう見まねと魔力で無理矢理補正しながら使ってたのよ」

ほむら「でも多少なりとも魔力を使うから、できれば魔力での補正はしない様にしたいの」

まどか「そう言えば、ほむらちゃんのソウルジェム少し濁ってきてるかも」

「なるほど。そう言う事でしたらビシバシ教えて差し上げますわ」

ほむら「御手柔らかに頼むわ」

マミ「…………私はする事が無いわね……」

モコナ「ぷぅ~~」

マミ「ふふっ……そうね、私達ね」

322 = 321 :


ほむら「さぁ、皆疲れてるだろうし今日はもう休みましょう」

「その事なんだけど……どうやって寝る?」

「どうやってって……ベッドで皆で寝たら良いんじゃないか?」

「それがベッドは大きいのが一つだけあるのですが、流石に7人は無理そうです」

マミ「本来『魔法騎士』の三人用として用意したものなのでしょうね」

さやか「あれじゃ詰めても5人……まどかと光が小さいから6人でも大丈夫かな」

まどか「小さ……!」

「そうか、最悪一人別になるんだ……なら私が……」

「いやいや、光かまどかのどっちかが抜けたら5人までしか無理になるわよ」

「お二人はベッドで寝るのは決定ですわね」

マミ(後輩に囲まれて寝るのは幸せそうよね……でも、ここは年長として……)

さやか「元々敵対してたし転校生が一人で寝たら良いんじゃない」

マミ「あっ?」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「いや冗d」

ほむら「それで構わないわ」

さやか「えっちょっ……だっだからそれは……」

「ちょっと、あんな言い方したら誰でも嫌な気分になるでしょ!?」

「そうですわね。さやかさんも悪気があって言った訳ではないのでしょうけど……」

さやか「う゛っ……」

「あの……さやかちゃんも本気じゃなかったと思うんだ。だから……」

ほむら「いえ、あの……別に彼女の言動で気分を害した訳ではないわよ」

さやか「へ?」

323 = 321 :


ほむら「いくらこんなテント……と言っていいか分からない家の様なテントだけど」

ほむら「追手に追われている上に魔物が大量に徘徊する森の中なのだから、一人ぐらい見張りしておくべきよ」

「見張り……そこまでする必要あるの?」

「しないよりした方が良いでしょうね。やはり休んでいる時が一番狙われやすいでしょうから」

さやか「見張りって……どこで見張るのよ」

ほむら「入口の前ににソファーを移動させてそこで休みながら見張るつもりよ」

「入口を見張るのか?」

ほむら「ええ。壁とか壊されて侵入された場合は……巴マミ、皆のガードをお願い。私の盾じゃ一方向しか守れないから」

マミ「……わかったわ。何所から攻められても守れるように私は中心でいるようにするわ」

まどか「でっでも……両端にほむらちゃんとマミさんがいたら更に安全になるんじゃないかな?」

ほむら「それをしたらベッドで寝られない一人が危険になるでしょ?」

まどか「あ……そうだね」

ほむら「それじゃソファー動かすから誰か手伝ってくれないかしら」

「うっうん、わかった」



さやか「……………………」

まどか「さやかちゃん……?」

さやか「ん……ごめん、なんでもないから」

まどか「……うん」



ほむら「それじゃあ用意もできた事だし休みましょう」

「……やっぱり私も一緒に……」

ほむら「こっちは大丈夫だからちゃんと休みなさい」

「でも!」

「光さん、休むのも仕事の内ですわ」

「でも……」

「今日は初めての戦闘もしてお疲れでしょう。その疲れを明日にも残していたら、何か失敗をするかもしれません」

「そうね。そしたら余計な負担をほむらにも掛けてしまうわね」

マミ「さっき鳳凰寺さんも言っていたけど、ちゃんと休むのも大事な事なのよ?」

「……うん」

324 = 321 :


ほむら「さてと……」

さやか「ちょっと待て」

ほむら「何かしら?」

さやか「……なんで寝るのにあのおばさん撃退する時に使ったライフル銃出してるのよ……」

ほむら「無断で侵入してきた輩を撃つためよ?」

さやか「んな……」

「その銃うるさかったでしょ!?夜中に撃ったら目が覚めちゃうじゃない!?」

さやか「そんな問題!?」

「でも侵入者がいらっしゃったのなら敵でしょうし目が覚めた方が良いんじゃないでしょうか」

さやか「えっあ……撃つのって間違ってない……のかな?」

まどか「でも、もしフェリオさんが入ってきたら……」

「あっそうか……撃たれても大丈夫かなぁ……フェリオ」

マミ「確実に駄目だと思うわよ」

まどか「あっ危ないよ!ほむらちゃんそれ止めよ?」

「しかし、女性ばかりのテントに男性が無断で侵入しようするなら、多少危険でも仕方ないのではないでしょうか」

「多少所じゃないでしょ……それ」

ほむら「……まだ信用できないから」

「え?」

ほむら「ザガートの手下ではないと分かった訳ではないもの。もし、彼が敵で私達が油断するのを待っているとしたら」

さやか「……その場合は寝静まるのを待ってから入ってくるって事?」

「そうでしょうね……やはり撃退の用意をしておくべきですね」

マミ「違うのなら無闇に入ってくる事はないでしょうね、だから銃を撃つ用意しておいても問題無いわね」

まどか「でっでも……違う用事で入ってきたら……」

「違う用事って?」

まどか「その……覗き……とか」

さやか「……あ~~……」

ほむら「撃っても問題無いわね」

「ええ」

「自業自得よね」

「……いいのかな?」

マミ「それじゃあ色々決まった事だし、そろそろ寝ましょうか」

325 = 321 :


~~数分後寝床の中で~~

(今日は色々あって疲れたわ……)

(まさか『異世界』とか『魔法少女』とか、こんなファンタジーみたいな事が本当にあるなんてね)

(……無事に帰れるわよね…………パパ……ママ……)



さやか(この世界は本当に私達の世界じゃないんだよね……)

さやか(魔法少女関連だけでもいっぱいいっぱいだったのに異世界なんて完全にキャパオーバーだよ……)

さやか(皆心配してるかな…………恭介も心配してくれてるのかな……)

さやか(……ほんと、何だろうこの状況……)

さやか(転校生も思ったほど悪い奴じゃないのかな……もう訳わかんないよ……)



(異世界……初めはどうなるかと思いましたが、ほむらさんやマミさん魔法少女の方がいてくださって助かりましたわ)

(拙いですが私達も戦う事が出来ますし何とかなりそうですわね)

(『魔法騎士』になって『セフィーロ』を救えば元の世界に……)

(そう言えば、お土産に見滝原タワー名物の『子猫饅頭』頼まれているの忘れてましたわ)



マミ(不謹慎かもしれないけど、なんだか私……この世界に来て幸せな気がする……)

マミ(後輩の子達に囲まれて一つのベッドに寝たり)

マミ(一緒に世界を救うためにファンタジーな異世界を旅したり)

マミ(敵対していた子とも、何だかんだで共闘して和解の目ができたり)

マミ(油断できない状況だけど、誰かと一緒に同じ事をするのって楽しい……一人じゃないのって楽しい……)



(兄様達心配してるかな……閃光も心配してるよね……)

(『魔法騎士』になって『エメロード姫』を助けて『セフィーロ』を救えば帰れるから)

(絶対に帰るから……だからそれまで、待っててね……)



まどか(パパ……ママ……タツヤ……)

まどか(きっと帰れるよね……ほむらちゃんもマミさんも『魔法騎士』の三人も強いもんね……)

まどか(皆が一緒ならきっと大丈夫だよ…………でも……私……足手まといだよね……)

まどか(契約……しとけば良かったなぁ……)



ほむら(『異世界セフィーロ』……こんな事今までなかったはず……)

ほむら(いえ……本来なら『魔法騎士』の三人だけが招喚されるはずだったなら、いつも知らない所で起こっていた?)

ほむら(なら、何故今回は私達も招喚されたの?)

ほむら(本当ならこんな事に関わってる暇なんて無いのに……早く帰らないとあいつが……)

326 = 321 :

今日はここまで
続きはまた今度
この時期は色々忙しいので少し間が空くかも知れません

328 :

マミさんと風の重さの違い

329 :

ソファーにまどほむで寝ればとか、ほむらの魔法があれだから逆に他のメンバーとベッドに寝た方が安全で鞭のマミさんが見張りの方がいいと思った
鞭なら油断しても相手を遠くからでも拘束できるし魔法節約したいならその方がいいと思ってしまった

330 :

ほむらの魔法明かしてないし、無意識下でさやかに配慮した可能性もあるから一概に正解とは言えない

331 :

乙でした

332 :

空が風に頼む東京タワー土産と言ったら「ひよこ」じゃないかなと、
レイアース一挙を見て思った。

333 :


~~次の日・森の中~~

ほむら「結構進んで来たけど、なかなか出口につかないわね……」

「魔物の数も多いよ」

「流石に全部は戦っていられないわね」

さやか「ひぃ……ひぃ……」

まどか「はぁ…………はぁ……」

マミ「二人共大丈夫?」

「疲れ切ってますわね。無理もないですわ、欝蒼とした森の中を魔物と戦いながら進んでいるのですから」

まどか「な……なんで皆平気なの?」

さやか「魔法少女の二人はともかく、今まで戦った事が無かった筈の三人まで何でそんなに元気なのよ」

「疲れてるわよ?まぁ、フェンシング……部活とかしていたから体力はある方だけど」

「私も日頃からある程度は鍛えていますから」

「私も昔から家の道場で……」

まどか「それだけでそんなに平気なものなの……?」

フェリオ「ほら、お前ら頑張れ。あまり長い事休んでると、また魔物が襲ってくるぞ」

さやか「ちょっ止めてよ!そんな事言うと……」

「!!」

「魔物だ!!」

ほむら「空を飛んでる……鳥型の魔物ね」

さやか「ほら言わないこっちゃない!」

フェリオ「俺の所為じゃない!走れ!!」

まどか「は……走るのぉ?」

334 = 333 :


さやか「なんで逃げるのさ!?」

「どうしてあいつと戦わないの!?」

フェリオ「あの魔物には剣はきかない……お前たちそんな事もわからずにこの辺りをうろちょろしてるのか?」

ほむら(流石に今の状態じゃ、まだ飛んでる魔物を射落とす事は出来ないわね……銃を使えば……剣がきかない?)

フェリオ「お前達……旅行者とか言ってたが……本当は何者だ?剣士や騎士でないならどうして武器を……」

光海風「…………」

さやか「そんな事今聞いてる場合じゃないでしょ!?」

まどか「あの魔物、空飛んでるし早いよ!」

マミ「逃げるのは無理みたいね……」

魔物「ケェエエェン!!!」

フェリオ「追いつかれた!!」

「ええいっ!」

さやか「やった!足を斬りs……うそぉ!?」

「傷がふさがった!?」

フェリオ「だから言っただろう、そいつに剣は効かない!」

魔物「ケエエエンン!!!」

まどか「わわっ口から光線みたいなの吐いてきたよ!?」

「ちょっちょっと、やたら強いわよ!」

ほむら「っ!!」

さやか「うわっ転校生の射った矢が目玉に……ってこれも効いてない!?」

「弓も効きませんの?」

フェリオ「そいつは武器では倒せない」

「『魔法』が使えない森で、武器も効かないなんてどうやってやっつけるのよ!?」

フェリオ「……頭を使うんだよ」

まどか「何か考えがあるの!?」

ほむら「巴マミ!」

マミ「わかってるわ!喰らいなさい!!」

魔物「グェエエェ!!!」

「あら、マミさんが沢山の銃を何所かから出現させて放ったら魔物が穴だらけに……倒せましたわね」

「魔法の銃弾なら効くのね……と言うかマミさんの武器も銃……魔法少女の武器って現代火器が主なの?」

フェリオ「…………」

まどか「……何か考えがあったの?」

335 = 333 :


「やった!!」

「……ほんっとうに魔法少女の人がいて良かったわ。いやーー強い強い」

さやか「ふっふっふ、マミさんの実力はまだこんなものじゃあないよ」

マミ「ふぅ、私達の魔法がこの森でも使えて良かったわ」

ほむら「ええ、まさか武器が効かない魔物がいるなんてね。できる限り魔法は温存したいけどそうはいかないようね」

フェリオ「何で『沈黙の森』で魔法が使えるんだ……お前ら本当に何者だ?」

まどか「えっえっと……それはその…………え?」

魔物「――――…………ッ!」

まどか「魔物がまだ生きてっ――――!?」

魔物「ケェエエエエ!!!!」

「!!」

マミ「光線が鳳凰寺さんの方へ!?駄目!届かない!?!」

ほむら「避けなさい!」

フェリオ「ばか!なにつっ立ってるんだ!!」

「――――」

さやか「あっ!風を庇って……」

「風ちゃん!」

「風!!」

まどか「二人共!……無事だ!」

さやか「とっさにフェリオが風を押し倒して光線避けたんだ!よくやったよ!!」

魔物「ッ……――――」

ほむら「……どうやら最後の力を振り絞っての攻撃だったみたいね。今度こそ死んだようね」

マミ「倒しきれなかった私のミスだわ……ごめんなさい」



「……ありがとうございました。助かりましたわ」

「でも……『ばか』なんて言われたのは初めてですわ」

フェリオ「……お前、ちゃんとかわいく笑えるんじゃないか」

フェリオ「昨日はちょっといじわるそうだったが、今のはかわいかったぞ」

「…………」



さやか「あれ?風の顔、何か赤くなってない?」

まどか「うん……もしかして……ね?」

336 = 333 :


「だいじょうぶ!?」

「風ちゃん!!」

「……大丈夫ですわ」

マミ「ごめんなさい。あの攻撃で倒せたと思って油断してたわ」

フェリオ「んーーあの魔物本当に死んだかな?」

「――――――――」



さやか「……見つめてるね」

まどか「……見つめてるよ」

さやか「あれって……やっぱりあれかな?」

まどか「だと思うけど……」

ほむら「何の話をしているのあなた達?」

まどか「あっうん……その……まだ、はっきりしないんだけど……」

さやか「うん、あんたに強敵が現れたかも知れないって事」

ほむら「……もう一度聞くけど、何の話をしているの?」



モコナ「……ぷぅ~~」

「どうしたのモコナ?首を横に振ったりして」

モコナ「ぷぅぷぅ」

「え!?」

まどか「また額の宝石から光線が……あっ!」

「出口だ!!」

海・さやか「やったーー!!」

337 = 333 :


マミ「思ったより早く森を抜けれたわね」

ほむら「ええ……でも気をつけないと、こう言う出口とかにはm」



さやか「やっと暗くてジメジメしてかなり不快指数の高く魔物の襲撃が不安だった森の外だぁ!!」

まどか「やっとお日さまの下に出れるね」

「うん!」

「さっ急ぎましょう」



マミ「えっ!?」

ほむら「ちょっと!?待ちなさい!!」

フェリオ「何を慌ててるんだ?」



「これで憧れの魔法少女になれるわ!!」

さやか「だからあんた達は魔法騎士になりなさいって!」

モコナ「!ぷぅうう!!!」

「モコナ?」

まどか「なっなに!?」

さやか「いきなり大声あげてどうしたのよ?」

ほむら「あぶない!!!」



?????「ニッ……」
          ア  ラ  イ  ア
?????「 氷 尖 撃 射 !」



「きゃああああ!!!」

ほむら「――――ぁっ!!」

フェリオ「!!」

「海さん!!」

まどか「ほむらちゃん!!」

さやか「なっ!?とっ尖った氷の塊が幾つも飛んで来て海と庇った転校生を……」

マミ「いけない!暁美さんの盾が間に合ってない!!」

マミ「あんな大きさの氷の塊が直撃したら大怪我じゃすまないわ、危険よ!早く治療を!」

「海ちゃん!!ほむらちゃん!!」

338 = 333 :

今日はここまで
続きはまた今度

340 :


あれ、アニメでこんな展開あったっけ

341 :

アニメ板にはないはず。
あれは原作者とスタッフが主導権争いでもしてたらしくて伏線の見落としや矛盾が多発してたしなあ

このSSは原作コミック準拠なんで、アルシオーネは初戦では撃退されて逃げただけで、ここ、森の出口で待ち伏せしてたんだよ

342 :

面白けりゃいいんだよ

344 :


アルシオーネ「ほほほ、待ちくたびれてしまったわ」

アルシオーネ「異世界から来た『魔法騎士』の卵さんたち」

フェリオ「異世界!?」

さやか「この前襲ってきたおばさん!?」

アルシオーネ「おばっ……!?」

「海ちゃん!ほむらちゃん!!」

まどか「いや……嫌だよ……ほむらちゃん!!海ちゃん!!」

「……傷が深いですわ……早くお医者様にお見せしないと……」

「…………――――ッ」

マミ「待ち伏せていたのね……ッ!」

アルシオーネ「『沈黙の森』では魔法は使えない、だからここで待っていたのよ」

アルシオーネ「あなた達が出口を探り当てて、無事森から脱出してくるのを」

アルシオーネ「あなた達に先程の御礼をするためにね!」

さやか「くっ……なんて陰険な人なの……」

アルシオーネ「最初に攻撃してきたそっちの娘は片付いたわね……残るは、そこの小さいあなたね!」

マミ(くっ……暁美さんと龍咲さんが……特に暁美さんは龍咲さんを庇ったせいで身体に何本か氷の塊が刺さったまま)

マミ(早く回復させないと手遅れになるのに、この人の相手ができるのは……私だけ……どうすれば……)

「風ちゃん、まどかちゃん、海ちゃんとほむらちゃんをお願い」

「光さん!」

まどか「……………………」

さやか「ちょっと!?何所行くの!?流石に今はおばさんの相手はマミさんに任せときなよ!」

マミ「獅堂さん?下がって!まだ今のあなたじゃ、あの人の相手は無理よ」

「……よくも海ちゃんとほむらちゃんを……」

マミ「獅堂さん!?」

さやか「怒ってる……の?」

アルシオーネ「あなたは『魔法』が使えるようね」

アルシオーネ「でも、導師クレフの教え子でありエメロード姫付きの魔導師であるこのアルシオーネに勝てるかしら」

「エメロード姫の!?」

「……クレフさんの……教え子……」

さやか「うそ……でしょう?」

345 = 344 :


「エメロード姫の魔導師なら、どうして私達の邪魔をするんだ!?」

マミ(まさか……この人洗脳されているの……?)

「この『セフィーロ』が危ないって、クレフから聞いてないのか!?」

アルシオーネ「知っていてよ、でもそれがどうしたの?」

「エメロード姫はこの『セフィーロ』を支える『柱』なんだろう!?そのエメロード姫が神官ザガートにさらわれたのに……」



フェリオ「やっぱりそうか」

「…………――――」



アルシオーネ「私はそのザガート様にお仕えしているのよ」

さやか「なっ……んで……!?」

「どうしてそんな奴に!?」



アルシオーネ「あの方を、愛しているから」



「――――――――っ」

さやか「え…………」

マミ「っ…………!避けて!!」

アルシオーネ「  氷  槍  投  射  !!」


「光さんあぶない!!」


「っ!――――!!――――――ッ!」


さやか「わっ!す、凄い……撃ってきた氷の塊、全部飛び跳ねて避けちゃったよ」

マミ「でも、彼女一人だけ孤立させられたわ……そう簡単に合流させてくれないでしょうね」


アルシオーネ「ほほほ、身が軽い事。でも今度はそうはいかなくてよ」

アルシオーネ「そこのお嬢さんたちの様に、血まみれにしてあげる」



まどか「っ!」



「…………――――海ちゃんとほむらちゃんにケガさせたな……」

「海ちゃんとほむらちゃんと皆はこの『セフィーロ』で一緒に戦う大切な『仲間』なのに……」


346 = 344 :


「光さん……」

さやか「なっなに?光の周りが……」

マミ「これは……獅堂さん自身から何かが沸き起こってる?」



「   炎   の   矢   !!   」



アルシオーネ「!! 殻 円 防 除 !!」



マミ「!獅堂さんの放った炎の矢を球状の障壁で防いだ……いえ、これは……」


アルシオーネ「っ!」


さやか「いくつか障壁突き抜けて、おばさんにダメージ与えてる……凄い……」

マミ「強く……なってる?」


アルシオーネ「……さっきより魔法の力が増している……」



「『意志』の力……」

「海さんとほむらさんを傷つけられて怒った光さんの『意志』の力が魔法をパワーアップさせたんですわ」

さやか「そう言えば魔法をくれた時、あいつが……クレフが言ってた!」

さやか「【『魔法』は『心』で使うものだ、『意志』の力が『魔法』の成功、不成功、強弱の全てを決定する】って!」

マミ「……これなら……獅堂さん!その人の相手をお願い!私は二人を治療するから何とか持ち堪えて!!」



「!!わかった!!二人をお願い!!」

347 = 344 :


マミ「鹿目さん!鳳凰寺さん!二人は!?」

まどか「マっマミさぁ~~ん、ほっほむらちゃんも海ちゃんも凄い血で目を……目を開けてくれないんです!」

「二人共まだ意識が戻っていません。出血も止まってません」

「……特にほむらさんは、出血が増えるので抜く訳にはいかなくて身体に氷の塊が刺さったままです」

フェリオ「治療魔法は使えるのか?もし使えないのならこいつは……」

まどか「やめて!!」

マミ「死なせるものですか!回復魔法をかけるわ、まずは重傷な暁美さんから……」

ほむら「……わ……たしは……いい……」

まどか「ほむらちゃん!?気がついたの!!?」

マミ「暁美さん!?喋らないで!今回復するから!」

ほむら「巴……マミ……私はいいから……龍咲海をお願い……ゴホッ!」

マミ「えっ?」

まどか「何言ってるのほむらちゃん!!?」

フェリオ「バカ言ってるんじゃねえ!!じっとしていろ!」

「海さんは大丈夫……とは言えませんけど、ほむらさんの方がどう見ても大怪我です。あなたから治療するべきですわ」

ほむら「私は……魔法少女よ!これくらいの……ゲホッ!……怪我で死にはしないわ」

マミ「でっでも……」

ほむら「自分でも気休め程度には回復ができる……龍咲海はまだ身体は一般人と変わらないわ、だから……」

マミ「……わかったわ」

まどか「マミさん!?」

マミ「でも、龍咲さんが危ない所を超えたらあなたの回復を優先するわよ……これは譲れないわ」

ほむら「……頑固ね……わかったわ」

フェリオ「お前もそうとう頑固だろうが……」

まどか「ほむらちゃん……」

まどか(……こんなに怪我してるのに海ちゃんを…………光ちゃんも今戦ってる……私は……)

348 = 344 :


アルシオーネ「……短時間にそれほど魔法の力を成長させられるとは……さすが『魔法騎士』」

アルシオーネ「でも、その程度では私は倒せなくてよ」

さやか「へんっ!光の魔法でへたり込んでるのに何言ってるn……わぁっ!?」

「っ!」

さやか「さっきの光みたいに何かおばさんの周りが渦巻いてる!?これって魔力ってやつ!?」


アルシオーネ「   氷   流   切   刃   !!」



フェリオ「あの魔導師……今度は本気だぞ!」

ほむら「ぐっ……」

ほむら(広範囲に氷が津波の様に隆起して襲ってる……あの子一人じゃもたない……)

ほむら(なのに……私は動くどころか、だんだんと意識が朦朧と…………このままじゃあの子が……どうすれば……)

「――――っ」

フェリオ「……おまえ達も、あのちっこいのも俺に助けて欲しいとは言わないんだな」

まどか「!たs……」

「――――――――あなたには『沈黙の森』の出口までご一緒いただくと約束していただきました」

まどか「風ちゃん……」

ほむら「……………………」

「それ以上望むのはただのわがままですわ」


「これは私達の戦いです」


フェリオ「――――――――」

まどか(……私達の戦い……そうだ……私達の戦いなんだ……私達で何とかしなくちゃ駄目なんだ!)

まどか「……私……行ってくる!!」

ほむら「!?まっ……まどか……?」

「まどかさん!?」

フェリオ「無茶だ!武器も碌に使えないんじゃ足手まといが関の山だ、大人しくしていろ!」

まどか「無茶でもなんでもいいよ!このままじゃ光ちゃんが……例え武器が使えなくても囮ぐらいはできるはずだよ!」

まどか「光ちゃんが……仲間が危ないのにじっとなんてしていられないよ!怪我は後でマミさんに治してもらえば良いし」

ほむら「やっやめて……まどか……っ!」

まどか「ほむらちゃんは休んでて、風ちゃんほむらちゃんをお願い」

「まどかさん……」

まどか「行ってくる!!フェリオさん二人をいざと言う時守ってください!」

フェリオ「あっ待て!……くそっ行っちまいやがった」

ほむら「っ……くっ……行かなくちゃ……」

「ほむらさん!?今動いてはいけません!」

ほむら「放して!まどかが……まどかがっ!!」

フェリオ「その状態で行っても死にに行くだけだ!落ち着け!!」

ほむら「まどかあああああ!!!!!」

349 = 344 :

今日はここまで
続きはまた今度


←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 :
タグ : - クロスオーバー + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 魔法騎士レイアース + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

類似してるかもしれないスレッド


トップメニューへ / →のくす牧場書庫について