元スレほむら「伝説の魔法……騎士?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
601 = 597 :
ほむら「ハァッ……ハァッ……くっ!」
マミ「――――――――」
ほむら「……ハァッ……ハァッ…………巴……マミ……」
さやか「――――――――」
ほむら「フッ!……ハァ……ハァ…………美樹さやか……」
まどか「――――――――」
ほむら「……まどか……!」
ほむら「なんで…………なんでいつも……こんな……!」
まどか「――!」
ほむら「こんな『異世界』に来てまで!私は!あなた達と――――!!」
602 = 597 :
今日はここまで
続きはまた今度
603 :
最初のレスからもう3年か…
長いな
604 :
乙
ほむらちゃんのトラウマを的確にえぐってくるとか絶許
605 :
マミ「!」
ほむら「っ!止めなさい!」
さやか「――――!」
ほむら「くっ……」
まどか「――――――」
ほむら「まどか……」
ほむら(エスクードの時の様な幻じゃない……)
ほむら(皆、意識がない、操られてる……でも……)
マミ「――――」
ほむら(……動きに精彩がない……これなら……)
まどか「…………」
さやか「…………」
マミ「…………」
ほむら(倒す事は…………っ…………逃げる……訳にもいかない……)
ほむら(今の状態の三人を置いて行く訳にはいかない)
ほむら(恐らく、操ってる敵の目的は魔法騎士の三人……)
ほむら(巴マミも操られているのなら、一緒にいた筈の獅堂光と龍咲海も抗えてるとは思えない)
ほむら(鳳凰寺風を二人に襲わせて、まどか達は私が邪魔に入らない様に抑えておく役回り……)
ほむら(今この三人を無視して向かえば方法を変えてくるかもしれない……何でも言う事を聞く人質みたいなモノだもの)
ほむら(それこそ自決する様に仕向けてくるかも……)
ほむら(相手にとって元々全員殺すのが目的なはず……役に立たないなら生かしておく理由はない……)
ほむら(人質は一人でも残ってたら良いと思い、何人か見せしめにと殺されたりしたら……)
ほむら(今は手こずってる風に見せかけて、何とか少しずつでも鳳凰寺風がいるはずの神殿の奥に向かうしか……)
ほむら(でも……合流できたとしても、何とかする手が……)
ほむら(せめて操ってる敵が分かれば……仕留める事はできるのに……)
606 = 605 :
マミ「――!」
ほむら「リボンを……!」
マミ「――――――――」
ほむら「ふぅ……」
ほむら(やっぱり何時もの巴マミより反応が遅い……これならリボンを操って来ても避ける事は出来る……けど……)
マミ「…………」
ほむら(……この人に銃を向けられるのは……嫌なモノね……)
さやか「――――!」
ほむら「美樹……さやか……!」
ほむら(操られてる所為か剣を振る動きが大胆になってる……まるで自分が傷つくのを考えに入れてない見たいに……)
さやか「…………」
ほむら(魔法少女じゃない今は攻撃受けたら危ないと言うのに……同じなのね……)
ほむら「くっ!」
まどか「――――」
ほむら「まどか……」
ほむら(まどかに射られてる…………何度も考えた……何時かまどかに――事になるかもって……でも!)
ほむら(これは操られてるだけ……まどかの意思じゃない!)
ほむら「……こんなの……絶対に許せない!!」
607 = 605 :
風「……あなたもザガート関係の方……ですわね」
風(この際どい格好した方も、ザガートからの刺客……)
カルディナ「じつは……」
風(何か深刻そうな……もしかしてアスコットさんと同じ様に何か已むに已まれぬ理由が……)
カルディナ「お金もろてん」
風「――――――――」
カルディナ「うちはもろたお金分働く、プロフェッショナルな『踊り子』あーんど『幻惑師』やさかいなあ」
カルディナ「ま、人間真面目に働くんが一番やで」
風「…………」
風(言ってる事は、正しいかも知れませんけど……)
カルディナ「と言う事で状況説明は終わりや、ほな続きいこか」
光「――――――――」
海「――――――――」
風「光さん!海さん!」
風(二人同時に……避けきれない!)
光「!」
風「――!」
風(押さえつけられて……剣を出して盾に……)
風「……ハッ」
風(魔神が……)
ウィンダム<『魔法騎士』となるべくこの世界を訪れた少女よ>
ウィンダム<汝が我を『まとう』にふさわしい者である『証』を我の前に示せ>
(汝が力……『魔法騎士』となるにふさわしい『心』の力を我の前に示せ)
風「『心』の力……」
海「――――」
風「『セフィーロ』では」
光「――――」
風「全てを『心』が決定する」
風「『信じる心の強さ』が……『未来』を決める……」
風(クレフさん……プレセアさん……フェリオ……皆、言ってました……)
風「……――――」
風「 戒 め の 風 !! 」
光「――――」
海「――――」
カルディナ(なんや?風が魔法騎士の二人に纏わりついて……拘束したんかいな?)
風「――――!」
カルディナ「!!」
カルディナ(うわっ、一気に間合いを詰めて首元に剣が……)
608 = 605 :
カルディナ「おみごと!さすが『魔法騎士』になるお嬢様は違うわ!そんな魔法が使えるとは!」
カルディナ「いや、ほんまに御見それしましたっ。ほな……」
ほむら「鳳凰寺風!」
風「ほむらさん!ご無事でしたか」
カルディナ「ありゃ、むこうさんも来たんかいな。向かわせたお嬢様がたは……」
マミ「――――――――」
さやか「――――――――」
まどか「――――――――」
カルディナ「全員無事かいな……つまりろくに反撃もしないで、あのお強そうなお嬢様の攻撃を捌ききったんかいな」
カルディナ「しかも、わざわざこっちに誘導までして……ほんまにあっちのお嬢様は『魔法騎士』じゃないんかいな?」
風「ほむらさん、マミさん達も……」
ほむら「操られてるわね。そっちは……二人が風に……新しい魔法覚えたのね」
ほむら「そして状況を見るにその怪しすぎる格好のが……」
風「ザガートからの刺客の、『幻惑師』のカルディナさんです」
ほむら「まどか達を操った犯人……」
カルディナ「そんなに強く見つめられたら怖いわぁ……だから次の手いこか」
風「!」
ほむら「身が軽い……けど、絶対に逃がさない!」
カルディナ「お客が二人何はちょっとさみしいけど。ま、しゃーないな」
カルディナ「♪♪」
ほむら(この状況で踊り出した?……まさか!?)
風(な……なんですの……?か、体が……!)
風(体が……勝手に……!)
ほむら(しまった……体が勝手に動いてる……これが『幻惑師』の力……)
カルディナ「お。二人共、ええ感じにうちの幻惑にはまってくれたみたいやな」
609 = 605 :
ほむら(このままじゃ、まどか達に……?)
ほむら(攻撃が来ない……まどか達の動きが止まってる?どうして……)
ほむら(もしかして一緒に操るのは無理なのかしら……いえ、動きが止まっているって事はまだ操られたままのはず)
ほむら(何か他の目的が……まさか!?)
風(ぐ……勝手に光さんと海さんの所に……止まらない……!)
風(ほむらさんもマミさん達の所に移動させられて……やめ……)
カルディナ「♪」
風「!!」
光「――――――――」
風「光さん!」
風(剣で光さんを斬っ……!)
カルディナ「♪」
風「!!」
海「――――――――」
風「海さん!!」
カルディナ「ほいほいっと!やあ、気持ちよう操られてくれてうち嬉しいわ!」
カルディナ「伝説の『魔法騎士』とかちゅうたいそうな名前やけど」
カルディナ「ま、可愛らしいお嬢様がたやさかいこんなもんやろ。あははは」
風(――……――……)
カルディナ「あっちのお嬢様はどう……へ?」
ほむら「――――っ……ぁ……!」
カルディナ「耐えてるんかいな?こっちのお嬢様はごっついなぁ」
カルディナ「でも、耐えとっても辛いだけやで、はよ楽になりいな」
ほむら「ぐ……あぁ――!」
風(ほ……むらさん……)
カルディナ「ん?なんや?お腹のあたりから血が流れとるで?もしかしてそっちの娘に撃たれて怪我しとったんかいな」
カルディナ「そんなに踏ん張っとたら、血がどばどばでて痛いやろ?もう諦め」
ほむら「…………ち……い……」
カルディナ「ん?」
ほむら「もう……撃ちたくない……また……みんなを……まどかを……殺したく……ない……」
ほむら「もうあんな事嫌なのよ!!!」
カルディナ「うぇ!?ゆっくりやけど幻惑かかっとるのにこっちに動き出した!?ちょっこれヤバいんちゃうん!?」
610 = 605 :
今日はここまで
続きはまた今度
611 :
乙
この女やることがエグすぎる……
612 :
乙
ほむほむがカルディナの戦う理由を聞いたら、確実にブチ切れて逆襲がえげつないものになりそう
みんなの評価 : ○
類似してるかもしれないスレッド
- ほむら「サイレンの音?」 (549) - [40%] - 2013/1/16 3:30 ★
- ほむら「魔法少女の日常」 (830) - [40%] - 2012/7/26 6:30 ★
- ほむら「思い出せない…私は何者だ?」 (1001) - [39%] - 2012/4/1 2:00 ★★★
- ほむら「拳でワルプルギス倒す」 (959) - [37%] - 2012/4/25 20:30 ★★
- ほむら「思い出せない…私は何者だ?」3 (675) - [35%] - 2012/6/8 6:15 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について