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元スレほむら「伝説の魔法……騎士?」

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501 = 497 :


光海風「「「――――――――」」」

さやか「三人共降りてきたね、エスクード持ってたら泉の上に浮いていられるんだね……あれ?」

ほむら「……………………」

まどか「ほむらちゃん?」

マミ「暁美さんどうかしたの?エスクード見上げたままじっとしちゃって……」

プレセア「ホムラ?あの……ちゃんとあなたの分も武器創るから降りて来てくれないかしら」

プレセア「『魔法騎士』じゃないホムラがエスクードを手に入れる事ができるとはおも……」

ほむら「うあああああああああああああああ!!!!!!!!」

まどか「ほむらちゃん!?」

「ど、どうしたんだ!?」

さやか「なっ何!?転校生が発狂した!?」

「あっエスクードを……」

「いけません!」

マミ「暁美さん!止めなさい!!」

ほむら「放してえぇ!!放しなさい!!!」

さやか「あ……あぶなかったぁ……マミさんが転校生をリボンで縛って捕まえなかったら、エスクード破壊されてたよ」

ほむら「こんな!こんな『モノ』の為に!!」

まどか「やっ止めて!ほむらちゃん!!」

「駄目だ!落ち付いてほむらちゃん!」

「せっかく苦労して取ってきたのに何も創らないで壊すなんてもったいないでしょ!」

さやか「そんな事言ってる場合!?一体どうしたって言うのよ?」

「恐らく泉の中での試練で錯乱したのでしょう!ほむらさん、あれは幻……偽物だったんです!」

ほむら「ぅあああああああ!!!!!!!」

マミ「暁美さんがこんなになるなんて……幻って言ってたけど何があったの?」

「親しい人の姿で襲いかかってきたんです、それを倒すのが試練だったのですけど……私の場合は私自身でした」

「私はパパとママだったわ」

マミ「――っ」

「私は閃光……犬だけど、ずっと小さな時からいる大事な友達だ」

さやか「つまり転校生は誰か親しい人と戦ってこんな風になったて言うの?幾らなんでも、それだけでこんな……」

マミ「……いえ、何となくだけどわかったわ……」

さやか「マミさん?」

マミ「もしその人がすでに死んでいて、それを倒さなければならなかったとしたら……」

まどか「っ――――」

「……私達はまだマシな試練だったってわけね」

.

502 = 497 :

今日はここまで
続きはまた今度

503 :


ほむらの抱えてる事情が回りに知られてきたら後の関係もよくなってくるか

504 :


マミも大事な人を喪った者、ここまで弱みを見れば気づくか……
今泉に入ればまどさや或いは杏子が出るかもしれないが

505 :

思わずさやかと同じ反応して言い直したよこの人!ってツッコミいれてしまった

507 :

今日だ!

508 :


~~暫く後~~

ほむら「……ごめんなさい……迷惑かけたわ……」

まどか「そんな事ないよ!そんな事……」

「……もう、大丈夫なのか?」

ほむら「ええ……」

「まだ顔色悪いわよ、もう少し休んでた方が良いんじゃない?」

「回復魔法も使えますよ」

ほむら「そこまでする事じゃないわ……大丈夫だから……大丈夫……」

さやか「良いから、もう少し休んでなよ」

ほむら「でも……」

さやか「どうせ次、私達が泉に入ってる間暇なんだし」

ほむら「え……?」

さやか「初めは『魔法騎士』しか『エスクード』取ってこれないのかと思ったけど、転校生だって取ってこれたんだし」

さやか「試練の方も内容はもうわかってるんだから大丈夫でしょ」

「それは……そうかもだけど……」

「しかし、改めて考えると危険かもしれませんよ」

さやか「大丈夫だって、出てくる敵は偽物だってわかってるし何とかなるでしょ」

「うっう~~ん……そうかなぁ?」

さやか「今後を考えるなら戦力は多い方が良いでしょ?なら、手に入れられるモノは手に入れなくちゃ」

「私達は手の宝石に入れてるけどね」

さやか「そうそう……って、それは違うでしょ!」

まどか「そっか……私達も『エスクード』手に入れようと思ったら手に入れる事できるんだ……」

ほむら「駄目よ!」

まどか「え……」

ほむら「例え偽物だとわかっていても、敵対して攻撃してくるのには変わりないわ」

ほむら「『魔法騎士』の三人は魔法が使えたし……私は魔法少女だったから戦えた」

ほむら「でも、魔法も使えない武器だけしか攻撃手段の無い今のあなた達の技量では危険すぎるわ」

まどか「そんな……でも……」

さやか「転校生……へっ平気だってこんなの例のおばさんと戦うのと比べたら……」

ほむら「それに……」

さやか「大した事……へ?」

ほむら「偽物だとわかっていても、大切な人を躊躇わずに自分の手で殺すのは難しいし……苦しいわ……」

まどか「ぁ……」

509 = 508 :


マミ「……泉の中で誰と会ったか話せる?」

まどか「マミさん!?」

「苦しいのなら話せば少しは楽になるかもしれません」

さやか「…………」

ほむら「ごめんなさい……できれば思い出したくないわ……」

マミ「そう……無理に話さなくてもいいわ」

マミ「ただ、一人で抱えてるのが辛くなったら言いなさい。少しぐらい甘えても良いのだから」

「そうそう、せっかくの仲間なんだし頼りなさいな」

ほむら「……ええ、ありがとう……でも大丈夫よ」

さやか「そっその……ごめん……でっでも、やっぱり『エスクード』は欲しいよ……」

「さやかちゃん……」

さやか「今回の事でも思ったんだ……私とまどかは魔法少女じゃないし、まして『魔法騎士』でもない」

さやか「『力』がない……このままじゃ何もできないよ……」

「そんな事……」

まどか「……私もそう思う」

「え?まどかちゃん?」

まどか「もし、私達に『力』があったら助ける事ができたかもしれない……そう考えるの……」

「いえ、今回は試練だったのですから途中で助けたら駄目だったと」

まどか「今回だけじゃないよ……初めてあのおばさんに追いかけられた時とか、森で魔物と戦った時とか」

まどか「森の出口でおばさんに襲われてほむらちゃんや海ちゃんが怪我させられた時とか」

まどか「足手まといにしかなってないよ……私に『力』があったらって何回も思ってた……」

「そんな事!おばさんに襲われた時には、矢をおばさんに命中させて助けてくれたじゃないか」

まどか「あの時もおばさんの額の宝石に当たって何の意味無かったよ」

まどか「その所為でほむらちゃんに無理をさせて傷を広げる様な事に……結局足手まといにしかなってないよ……」

さやか「まどか……やっぱり、私達には『力』が……『エスクード』が必要なんだよ」

「さやか……まどか……」

ほむら「この泉は今までの戦いとは違うのよ!?」

「無理に挑戦する必要はありませんし、危なくなっても途中で誰かが助ける事は不可能です」

まどか「それでも……『力』が欲しい……挑戦したい」

510 = 508 :


ほむら「っ……そっそうだ、それなら私の取ってきた『エスクード』を使ってまどかの武器を作れば良いわ」

まどか「えっ!?そっそんな事できないよ!ほむらちゃんが命がけで取ってきたものなんだから」

ほむら「いいえ、私には前から使っている武器があるから、どうしても新しい武器がいる訳じゃないの」

ほむら「まどかの武器が強くなれば、戦力の底上げはできるのだから悪い話じゃないわ」

ほむら「新たに危険を犯さずに戦力を上げれるのよ」

まどか「でっでも……」

さやか「……私は?」

ほむら「…………」

「あっ目をそらしたわよ」

「『エスクード』一つしか無いもんね……」

「ほむらさんとまどかさんは武器が同じですから、まどかさんの方に渡した方が良いでしょうし……」

「やっぱり『エスクード』製の武器も、今のと同じ種類の武器になるのかしら?」

さやか「まどかはそれで良いとしても、私とマミさんは取りに行くよ。戦力は増えるに越した事ないでしょ?」

まどか「私も行くよ!このままの何もしないで貰ったら、結局足引っ張ってるのと同じだもん」

ほむら「まどか……でも!」

プレセア「あの……その『エスクード』はホムラが手に入れたものだから、それで武器を作ってもホムラしか使えないわよ」

ほむら「え……」

まどか「……やっぱり自分で手に入れなくちゃ駄目なんだ……行こう、さやかちゃん!マミさん!」

さやか「うん!」

ほむら「待っ……」

マミ「二人共、その前に聞かせてくれる?」

まどか「え?マミさん?」

さやか「聞かせるって……何をですか?」

マミ「……戦う力が……『エスクード』を手に入れる為にあなた達は、大事な人を攻撃……いえ……殺せる?」

511 = 508 :


まどか「マっマミさん!?何を言ってるんですか!?」

さやか「殺せる……って、大事な人って言っても偽物……幻なんですよ?」

マミ「……初めから幻と決めて挑んでも『エスクード』を手に入れる事はできないんじゃないかしら」

まどか「どうして……」

マミ「この試練は、泉の中に一緒に入ってもバラバラに引き離されるのには意味があると思うの」

さやか「意味?」

マミ「ええ、一人になって大切なモノ達が襲ってくるのは試されているのでしょうね」

ほむら「…………」

さやか「試されているって……何を……」

「……『心』?」

まどか「『心』……」

マミ「私もそう思うわ……『心』……『心の強さ』をしるさなければ……」

さやか「……倒しても『エスクード』は手に入らない……」

マミ「初めから偽物、幻と思い作業の様に倒しても手に入らない……もしくは倒せないかもね」

「こう言う試練のお約束ってやつね」

「この『セフィーロ』では十分あり得そうですね……」

まどか「…………」

さやか「っ……私達が甘い考えだったと言うのはわかりました……でも、マミさんなら……」

マミ「……私はそんなに強い人間じゃないわ」

さやか「え?」

マミ「もし……死んだ両親が出てきたら偽物だとしても撃てるかわからない……撃ちたくない……そう思うの」

まどか「マミさん……」

ほむら「巴マミ……」

マミ「暁美さんがどんなに辛い決断をしたか、少しは理解しているつもりよ」

マミ「だからこそ、私では無理だと……そうわかるの……ごめんなさい」

512 = 508 :


さやか「……謝らないでください、私達の考えが浅かっただけですよ」

まどか「うん……マミさんは悪くありません」

「二人共……」

まどか「もし泉の中に入って出てきたのが、パパやママやタツヤ……まだ小さい弟なら」

まどか「偽物とわかっていても本当に攻撃できたか自信ないです」

さやか「楽に強い武器手に入れて強くなろうとしても無理なんだね、あ~~ざんねん」

マミ「……ふふっ、そうね地道に強くなって行きましょう」

ほむら「…………」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「まどか?」

まどか「ほむらちゃんが取ってきた『エスクード』は、ちゃんとほむらちゃんの武器を作ってもらってね」

ほむら「……ええ」

「まぁ、取ってきた本人の武器しか作れないんじゃ譲る訳にもいかないしね」

「自分だけの武器を創るのって大変ですわね」

プレセア「そろそろ武器作って良いかしら?」

さやか「あっうん、お待たせしました、って……作るの……ここで?『妙な泉・エテルナ』以外は岩とかしかないけど……」

マミ「どう作るかは知らないけど……炉とかはどうするの?」

「マミさん、ワクワクしてる?」

ほむら「武器を作る所見るの初めてでしょうからね……そう言うの好きそうだし」

「ほむらはドキドキしてそうね」

ほむら「…………」

(ほむらさん、少し赤くなってますわ)

プレセア「炉?使わないわよ」

マミ「え?……熔かした金属を鎚とかでカーンカーンって……」

プレセア「しないわよ」

マミ「え……」

プレセア「しない」

マミ「……そう……」

まどか(マミさん、しょぼんとしてる……)

513 = 508 :

今日はここまで
続きはまた今度

514 :


試練の意味を心から理解していないとダメだろうなぁ、現れてるのが自分自身だったらダメージ反射とかもしてくる訳だし

515 :


みんなの優しさが身に沁みるわ……

518 :

さやかの場合は恭介、まどかは家族かエイミーか友達か…候補が多くて予想できないな
マミさんは両親か杏子、初めての魔女戦で助けられなかった人のどれかかな?

519 :


「プップレセア!?」

プレセア「――――」

さやか「なんで服脱いでるの!?」

まどか「着ている服を脱いで、羽衣……と言ったらいいのかな?」

ほむら「ヒラヒラしていて、透けている布みたいなのを纏ってるわね」

マミ「あっその布で『エスクード』を掴んだ……いえ、包んでるわ」

さやか「プレセアさん踊り出したよ!?」

まどか「……凄い……」

ほむら「魔力……かしら?光が纏わりついて、舞う度に『エスクード』の形が変わっているわ」

「……プレセア……きれいだ……」

「武器って……ああやって作るのね……」

「不思議な光景ですわね」




まどか「もう、大体の形は出来てきたみたい」

さやか「早いよ、まだそんなに時間たってないのに」

マミ「これがこの世界の武器の作り方……素晴らしいモノを見せてもらったわね」

プレセア「――――――――」

ほむら「動きが止まって纏わっていたモノが放れていく……終わったの?」

さやか「剣が3本浮いてる……赤いのと青いのと緑の剣が……」

「この剣は……」

プレセア「それが……『魔法騎士』の武器よ」

プレセア「あなた達のために作ったあなた達にしか使えない」

プレセア「この世、でたった一つの武器よ」

.

520 = 519 :


「プレセアから借りてた武器が……」

さやか「うわっ!なんか飛び出してきた?」

「勝手に出ていったわ」

まどか「あっ、プレセアさんの所に……」

プレセア「今のあなた達には『伝説の鉱物・エスクード』で作ったその武器の方がふさわしいからよ」

マミ「消えた……何処かに収納したの?」

ほむら「……私の武器は?」

「そう言えば……」

「見ないわね?」

プレセア「それは……これから……作るから……一度に作れないから、先に『魔法騎士』の武器を優先したのよ……」

まどか「プレセアさん……辛そう」

マミ「どうやら武器を作るのに、かなり体力を消耗するみたいね」

さやか「ちょっと休憩してからの方が良いんじゃ……」

プレセア「いいえ……このまま皆の武器を作るわ」

「ふらついてます、休憩なさった方が……皆?」

「残ってる『エスクード』ってほむらのだけよね?もしかして……」

プレセア「まどかと、さやかと、マミの武器も作るわ……『エスクード』じゃないけどね」

さやか「ええっ!?作れるの?」

プレセア「ええ、成長はしないし……素材が劣るけど……作れるわよ」

まどか「でも……プレセアさん、フラフラしてて……」

「作るにしても、やっぱり休憩してからの方が良いよ」

さやか「そうそう、そんなに急がなくても誰も急かさないからさ」

プレセア「……私が急ぎたいのよ……」

さやか「え?」

プレセア「……いえ、なんでもないわ……とにかく、すぐ作るから休憩は後で良いわ」

マミ「…………」

まどか「なんでそこまで……」

ほむら「考えてみたら当たり前なのかも……」

まどか「?」

ほむら「私達にとってはこの『セフィーロ』は異世界でも、彼女にとっては生まれた故郷」

ほむら「その故郷が危機に瀕していて、その上知人の安否が不明となると焦りもするわね」

「知人……クレフの事か……」

まどか「でっでも、だからって無理したらプレセアさんが……」

「だからと言って、焦らずにいられるかと言われたら無理でしょうし……どうしましょう」

マミ「……私の武器は作らなくて良いわ」

さやか「マミさん!?」
.

521 = 519 :


「どうしたんですか!?あんなに楽しみにしてたのに」

マミ「一つでも作るのが少なくなれば、プレセアさんの負担は少なくなるはずよ」

「それはそうかも知れないけど……」

マミ「わたしは武器は本来使ってるのがあるから大丈夫よ、それに……」

「それに?」

マミ「成長しないし……それなら今借りてるのでも良いかなって……」

さやか「マミさん……」

まどか「それなら……私も作らなくて良いよ」

ほむら「あなたまで……」

まどか「私があまり役にたってないのわかってるから……少し武器が良くなったとしてもそれは変わらないと思うし」

さやか「……そうだね、今は武器が強くなっても意味がないよ。私達自身が強くならなきゃさ、だから私もいいや」

「言いたい事はわかるけど……」

まどか「それに、風ちゃんみたいに武器が変わるかもしれないし、私剣持って魔物に近寄って斬りかかるなんて無理だよ」

まどか「それなら今のままが良いなって……」

さやか「私は武器の種類は変わらないかもだけど、今のままじゃ剣でも金属バットでもあまり変わらないから良いやって」

プレセア「……いいの?確かにあなた達は『魔法騎士』じゃないからどうしても必要な訳じゃないけど」

さやか「いいよ、私『魔法騎士』より『魔法少女』の方があってるみたいだしね」

まどか「うん。自分の為の武器が手に入らないのは残念だけどね」

マミ「また次の機会にお願いするわ……エスクード、確実に手に入れられるようになったらね」

ほむら「……私は……」

まどか「ほむらちゃんは作ってもらってね」

さやか「そうそう、せっかく『エスクード』あるんだしね」

マミ「成長する自分の為の武器が手に入るなんて羨ましいんだから、ちゃんと作ってもらいなさいね」

「本当に羨ましそう……」

ほむら「……プレセア、お願いするわ」

プレセア「ええ、最高の武器を作ってあげるわ」

「もし、マミさんが『エスクード』手に入れてたら、武器鞭から変わってたのかしら?」

マミ「……!」
.

522 = 519 :


プレセア「――――――――」

まどか「やっぱり武器作ってるプレセアさん、きれいだね……」

「うん……」

さやか「思わず見とれちゃうね……」

「エスクードの形が整ってきたみたいです。どうやら、もう完成みたいですね」

マミ「今回は、一人分だから早いわね」

ほむら「…………」

「ソワソワしてるわね……あれ?」

「武器の形が……剣じゃないね」

まどか「剣以外になるんだ……『エスクード』で武器作ったら、全部剣になるのかと思ってたよ」

マミ「『魔法騎士』の武器だから剣になったのかもね。本来なら、それぞれの適性の武器の形になるんでしょうし」

さやか「つまり、もしマミさんが手に入れてたら『伝説の鉱物・エスクード』製の鞭……鉱物?」

「終わったみたいですね、これはやっぱり……」

ほむら「……弓……」

まどか「濃い紫色の弓……きれい……」

さやか「あれ?弓だけで矢が無いよ」

「確かに無いわね、矢は自作しなきゃ駄目なのかしら?」

ほむら「っ!盾が震えてる……」

「私達の時と同じで、借りてた武器が出ようとしてるんだ」

さやか「借りてた弓と矢が出て……出て……出てこないんだけど」

マミ「この世界の魔法で作った収納先じゃないから自分では出てこれないのかしら……」

ほむら「…………」

「ほむらさんが引っ張り出したら飛び出し行きましたわ」
.

523 = 519 :


プレセア「――――」

「プレセア!!」

さやか「言わんこっちゃない!プレセアさん無理しすぎ、倒れたよ!」

「プレセア!だいじょうぶ!?」

プレセア「……だ……い……じょうぶよ……ちょっと『心』を使いきっちゃっただけ……」

「本当に!?本当にだいじょうぶか!?」

まどか「今にも意識が飛びそうに見えるよ……辛そう……」

ほむら「倒れるほど消耗してまで作ったのね……本当に『心』が籠った武器なのね」

「ありがとう、プレセア。素敵な武器を作ってくれて」

「本当にありがとうございます」

プレセア「……あなた達……その防具は……」

さやか「え?あっそう言えば三人のつけてた鎧が変わってる」

まどか「片方しかなかった肩の部分の鎧が両肩に変わってるよ」

「そうよ!この甲冑、突然変化したの!」

「『エテルナ』の中で『エスクード』を手に入れたら、突然甲冑が光ってこの形に変わったんですわ」

「風ちゃんも!?」

「光もなの!?」

プレセア「……その防具は……導師クレフが授けたものね」

プレセア「……導師クレフはあなた達に『成長する防具』を授けたのよ」

プレセア「その『成長する武器』達と同じように『変化』していく『防具』を」

「成長……」

マミ「なるほど……見た目鹿目さん達の方が立派な鎧なのに、魔法騎士の鎧の方が比べ物にならないぐらい良い物」

マミ「って言ってたのは成長していくからなのね」

まどか「クレフさんが鎧くれた時に言ってましたね」

「そう言えば『伝説の鉱物・エスクード』は『セフィーロ』で唯一『成長する武器』が作れる鉱物だって言ってたわね」

プレセア「そうよ、『伝説の鉱物・エスクード』で作った武器はそれを持つ者の『心』の強さに合わせて『成長』していくの」

プレセア「あなた達の剣もそれが『真の姿』ではないわ」

「これが本当の姿じゃない……?」

ほむら「私の弓も?」

プレセア「そうよ、あなた達の『心』の強さがその武器を『成長』させていくの」

プレセア「この『セフィーロ』ではどんな事も『心』が決定するわ」

プレセア「武器の出来、不出来も。魔法の成功、不成功も。――そして」

プレセア「『未来』さえも」

.

524 = 519 :

今日はここまで
続きはまた今度

525 :


出たくても出ていけない盾の中の武器の心情を考えたら可哀想なのにちょっと笑いが

526 :


武器「え、何ここ出られない!?出してー!出してー!!」

527 :

保守がてら乙
盾に入れとくなら元の世界に持ち帰っても…バレへんか…

528 :


プレセア「私はあなた達のためにそれぞれの『武器』を作ったわ、あなた達が好きになったから」

プレセア「あなた達に強くなって欲しいから……その『心』で武器を作ったわ」

「プレセア……ありがとう」

ほむら「……ありがとう」

さやか「……初めて会った時、けっこうひどい事したと思うんだけど……」

「う゛っ……」

マミ「必要な事だったと思うけど……それでもここまで好きだって言ってくれてるのだから良い人よね」

まどか「優しいんですね、プレセアさん」

プレセア「ヒカル」

「何?」

プレセア「ウミ……フウ……ホムラ……マドカ……サヤカ……マミ……」

プレセア「死んじゃ……だめよ」

「うん!」

まどか「はい!」

さやか「縁起でもないよ!」

マミ「大丈夫よ、死なせないわ」

ほむら「…………」

「?」

529 = 528 :


モコナ「ぷぅ」

まどか「うん?あれ……額の宝石が光って……わっ!?」

ほむら「光線が……これは……魔法陣を書いてるの?」

マミ「結構大きいわね……何か出てくるわ」

「わあぁぁぁ!!」

さやか「何……これ?羽が生えてる円い台……って言ったらいいの?」

モコナ「ぷぅぷぅ」

「それに乗れって言ってるのかしら」

「まぁ海さん、モコナさんの言葉がおわかりになるんですね。すばらしいですわ」

「これを食べろってもし言ってるなら流石に温和な私もエキサイトするわよ」

ほむら「羽の部分なら食べられるでしょうけど……乗り物……なんでしょうね」

モコナ「ぷぅぷぅ!!」

「これに乗れって!」

まどか「やっぱり乗り物なんだ……」

さやか「乗るのはいいけど、これ手すりも無い台に羽が生えてるだけだから乗るの結構怖いよ……」

プレセア「いきなさい『魔法騎士』たちと仲間たち」

プレセア「『魔法騎士』となるためには『魔神』を蘇らせなければならない」

プレセア「それにあなた達が手にしているその『武器』は『魔神』を蘇らせる『鍵』でもあるのよ」

「『魔神』を、蘇らせる……『鍵』……」

ほむら「…………」

さやか「いや期待してる所悪いけど、転校生のは流石に違うんじゃ……」

ほむら「……別に期待してないわ……」

さやか「あ、うん……」

マミ「まぁ、もしかしたら蘇らせる事ができるかもしれないし、何かの時の予備や代理も可能かもしれないわね」

530 = 528 :


「『魔神』っていったいどんなものなのでしょうか」

さやか「今まで詳しく説明してくれる人いなかったし謎だよね」

マミ「『鍵』は手に入ったんだし次は『魔神』でしょうし、もうその時が来るのを楽しみにしてましょ」

プレセア「モコナが『魔神』のいる場所に案内してくれるわ」

「ま、またこの子の案内……?」

さやか「あ、頭痛くなる……」

モコナ「ぷぅぷぅ!!」

まどか「まかせてって言ってるみたいに張りきってるね」

ほむら「…………はぁ……」

「!!」

マミ「剣が……」

「また飾りの中に消えた……」

「持ち歩かなくて良いのは便利ですわね」

「こんなのがあれば学校でも便利よね、鞄とか体操着とか全部この中に入れて……」

まどか「でも、手ぶらで学校に行くのはちょっと変な感じがするじゃないかな」

「その前に学校に通うには見滝原に戻らなくては」

「はっ」

さやか「そう言えば、転校生は元々同じようなの持ってるけど日常でも使って……あれ?」

ほむら「…………」

まどか「ほむらちゃんの弓が……震えてる?」

「ど、どうしたんだ?」

マミ「これは……武器が何か伝えたい事があるんじゃないかしら?」

さやか「ああ、ありそう。物語とかでよくありますもんね」

ほむら「いえ、単に他の武器見たいに消えたかったけど、さっき借りてた武器が盾の中から出られなかった様に」

ほむら「盾の中には勝手に出入りできないから困ってただけのようね」

マミ「…………そう……」

さやか「あ~~……うん、盾の中に入れたら静かになったね……」

531 = 528 :


プレセア「いきなさいヒカル・ウミ・フウ・マドカ・ホムラ・サヤカ・マミ」

「でもプレセアが心配だ……」

まどか「まだ息も落ち着いてないし、辛そうだもんね……」

プレセア「――――私は大丈夫よ。さ、行きなさい」

「でも……!」

プレセア「ヒカルに貰った食べ物すごくおいしかったわ」

「ほんとうに!?」

さやか「食べ物って……そう言えば飴を武器のお金の代わりに渡してたっけ」

「たしか、もう一コだけどこかに……」

マミ「スカートのポケットを探してるけど……あれだけ戦ったり動いていたんだから落してるんじゃ……」

ほむら「エテルナの中は水中だったし落してなくても水に……」

まどか「いや……うん、入ってないから詳しくはわからないけど、皆濡れてる様に見えなかったし大丈夫じゃないかな」

プレセア「『帰って』きたらぜひもう一つ欲しいわ」

ほむら「ああ……そう言うことね」

まどか「プレセアさんに飴を渡すためには、無事に帰ってこなきゃ駄目だね」

「うん!絶対帰ってくる。プレセアが作ってくれた武器をちゃんと『成長』させて帰ってくる」

プレセア「待ってるわ」

マミ「さあ、そろそろ行くわね。皆モコナが出した乗り物に乗りこんで」

「形状から言って飛ぶんだろうけど……これ七人+おまけ乗って飛べるの?」

ほむら「元々は『魔法騎士』の三人を想定して用意してたんでしょうけど……大丈夫でしょ、多分」

「最後の一言はいらないわよ!不安になるじゃない……」

「まぁまぁ、落ちる時は皆いっしょです」

さやか「そう言う事が言いたいんじゃないと思うけど……皆乗ったね」

まどか「うん」

モコナ「ぷぅ~~」

「わっ羽が羽ばたいて浮いたよ」

まどか「もうこんなに高い、まだちゃんとプレセアさんにお別れしてないよ」

532 = 528 :


「プレセアありがとう!」

「ありがとうプレセア」

「本当にありがとうございました」

まどか「ありがとうプレセアさん!」

さやか「ありがとうございました……ほら転校生も」

ほむら「……感謝してるわ」

マミ「ふふっ……プレセアさん、お世話になりました」

「戻ってきたら私がケーキ焼いてあげるわ。得意なのよ」

マミ「あら、いいわね。私も得意だから手伝うわ、豪勢なの作りましょう」


プレセア「ケーキって何?」


「食べ物よ」

さやか「甘くて美味しいお菓子よ……私は食べる専門だけどね」

「『セフィーロ』にケーキの材料があるでしょうか」

「『心』でなんとかするわよ」

まどか「『心』で材料どうにかなるの?」


プレセア「楽しみにしてるわ」


ほむら「スピードが速いわ、もうそろそろ声も届かない距離になるわね」

「プレセアほんとうにほんとうにありがとう!」


プレセア「モコナ!皆を頼んだわよ!」


モコナ「 ぷ ぅ ー ー ー ー ! 」



プレセア(…‥もう見えなくなったわね……)

プレセア「――――!……ゼェ……ゼェ……」

プレセア(エメロード姫……どうかこれからも、あの異世界の少女たちをお守りください……)

プレセア(ヒカル・ウミ・フウ・マドカ・ホムラ・サヤカ・マミ……必ず帰ってくるのよ……)

533 = 528 :

今日はここまで
続きはまた今度

535 :


困ってるほむらの弓がなんだかかわいく見えてきた

538 :


「さて、今度はどこへいくのモコナ」

さやか「モコナ?」

モコナ「ぷぅぷぅ」

「モコナ――――!!!!」

さやか「何かないの!?地図とか額の宝石から光線はなって方向指すとか」

モコナ「ぷぅぷぅ」

「『ぷぅぷぅ』じゃない!次の行き先はどこなの!?」

モコナ「――――」

さやか「のほほーーんとした顔してるよ!」

「このおお!!」

「まあまあ海さん、さやかさん、そんなにエキサイトしては血圧が上がりましてよ」

まどか「大声あげるから、モコナ光ちゃんの背中に隠れちゃったよ」

ほむら「……聞かれないから言わないのでもなく、聞かれても言わないのね」

マミ「いやまあ……喋る事できないでしょうしね」

「『沈黙の森』への道もモコナさんがちゃんと知ってらした事ですし」

「この乗り物もモコナさんの額の飾りから出たものですし、クレフさんとの通信までモコナさんを通じてできました」

「モコナさんも色々考えてらっしゃるんですねきっと」

「……この子が……?色々考えてるって……?これのどこが何か考えてる顔なのよ!?」

さやか「どう見ても何も考えてないね?」

「あら、思慮深げですわ」

モコナ「ぷぅぷぅ」

「ふぅっ」

まどか「鼻で笑った……」

539 = 538 :


「あっ」

「どうしたの?光」

ほむら「敵?」

マミ「……鳥が飛んでるぐらいで、それらしい姿はないわね」

「この景色……」

「景色が何か?」

まどか「あっ……この景色……」

「よく見て、私達が最初にこの『セフィーロ』に招喚された時見たのと同じ景色だ」

さやか「え、あっ……そっか……」

「海、空に浮かんだ山、それに……火山」

「突然見滝原タワーの床が抜けたんでびっくりしちゃって、はっきり覚えてないけど……確かにあの時見た景色ね」

マミ「異世界……『セフィーロ』でしか見られない景色ね」

「これが……『セフィーロ』……きれいだ……」

まどか「……うん……これが『セフィーロ』なんだ……」

ほむら「…………っ!」

「な……何!?」

マミ「皆!どこかに捕まって!」

「わあぁぁぁあ」

「お、落ちてる!これ、ものすごいスピードで落ちてるわよ!」

さやか「何なの!?人数多すぎて、重量オーバーだったの!?」

「このままだと海面に激突しますわね」

「モコナーー!なんとかしてよーー!」

モコナ「ぷぅぷぅ!」

さやか「何で嬉しそうに笑ってるのよ!?」

ほむら「こいつ……!」

まどか「駄目!もう海に……」

「ぶつかる!!」

「また水に潜るのぉ!?『妙な泉・エテルナ』で水中は堪能したわよぉ!」

モコナ「――――――――」

マミ「額の宝石が光が……」

「シャボン玉に包まれてしまいましたわ」

まどか「ガラス……じゃないよね、シャボン玉の膜みたいのが……水の中透けて見えて綺麗……」

「モコナ!こんな事できるなら最初からしてよ――――」

さやか「……表情変わらないね」

「こ……この子わかってて、私達が困るのを楽しんでるんじゃないでしょうね」

ほむら「その可能性は高いわね……」

540 = 538 :


まどか「どんどん海の底に沈んで行ってるよ……」

マミ「海溝に入っていく……」

マミ(海の中の長く大きい海溝ってワクワクするわね)

「見て!」

まどか「……すごい……」

「『神殿』……のようですわね」

マミ「魔法陣と……龍……の紋章?角がやたらと長いけど」

ほむら「かなり大きいわね……なんでこんな海の底に……」

「――――――――」

さやか「えっ?ちょっと、何か急に海が光り出したよ!?」

「海ちゃんどうしたの!?」

「……わからない……!」

まどか「これって神殿に近づいたから……?」

ほむら「神殿の中に入るわよ!何があるかわからないから気を付けて!」

さやか「えっ?わっ、この中水が無いよ」

マミ「あっ……神殿の床に着地したらシャボンが消えたわね。降りろって事かしら」

「ちゃんと空気がある!ここは……どこなんだろう……」

まどか「水が……遮る物もないのに水が入ってきてない」

「エアカーテンみたいですわね」

「この『海の神殿』に『魔神』がいるのよ……」

「海ちゃんどうして知ってるんだ!?」

さやか「ちょっと一人で奥に行ったら危ないよ!」

「海さん!」

ほむら「これは……意識が無い……と言うより何かに操られての?」

マミ「神殿の奥にある何かに導かれている……と言う事でしょうね」

さやか「何かって……何?」

マミ「伝説の順番的に考えて……」

まどか「……『魔神』……」

ほむら「私達も追うわよ」

541 = 538 :


まどか「あっあれ……」

「あれは……龍……?」

マミ「ドラゴンの……彫刻……いえ壁画かしら」

さやか「大きい……ゲームとかに出てくる西洋の竜みたいですね」

ほむら「『魔神』と関係が?……『エテルナ』の時みたいに、どこかで戦って勝てば従えられるのかも……」

「…………」

「海さん!危ないですわ!」

さやか「ちょっ……無警戒に近付いて、何があるかわからないんだから危ないよ!」

モコナ「ぷぅ!」

「モコナさん……」

さやか「いきなり、とうせんぼなんてしてきてどうしたのよ?」

まどか「行くな……って事?」

ほむら「……変になって操る様に招かれたのが龍咲海だけで、他の『魔法騎士』の二人は何ともなっていない……」

マミ「これは龍咲さんの試練……と言う事なのね」


「――――――――」


さやか「え?うわっ!海が近づいたら壁画が光って……」

「龍が出てきた!」

「モコナさん、海さんは大丈夫ですの?」

モコナ「ぷぅ」

さやか「コクと頷いてるけど信じて良いんでしょうね?」

ほむら「……巴マミ……危険と判断したら動くわよ」

マミ「ええ……でも『魔法騎士』の試練なのだとしたら……見極めが大変ね」



???<  我  が  名  は  『  セ  レ  ス  』  >


セレス< 伝 説 の 『 魔 法 騎 士 』 の み が 触 れ る 事 の で き る 伝 説 の 『 魔 神 』 >


.

542 = 538 :


「『魔神』!?『魔神』って龍の事だったのか!?」

さやか「って事は、あれに乗って戦うの!?って言うか喋ったよ!」

ほむら(『魔法騎士』のみ……)

マミ(……触れないのね……)

まどか(何か二人が残念そう……)


「――――――――」


?????「くすくす、あんまり遅いんで待ちくたびれちゃったよ」


「誰だ!?」

まどか「後ろに!?……え?」

「こ……子供……?」

さやか「こんな海の底に?」

ほむら「……普通の子供じゃないでしょうね」

さやか「武器構えなくても……いや、こんな所にいるんだし正しいのかな?」

マミ「こんにちは、あなたのお名前はなんて言うのかしら?」


?????「こんにちはお姉ちゃんたち、ぼくの名前はアスコット」

アスコット「ぼくね、ザガートに頼まれてお姉ちゃん達を殺しにきたんだ」


「何だって!?」

まどか「そんな……こんな所まで……しかもこんな子供が……」

ほむら「……ザガートの追手なら元々の武器使った方がよさそうね」

マミ「ええ……子供だからって手加減はなしね」

さやか「……し……神殿は壊さないでくださいね?」

543 = 538 :

今日はここまで
続きはまた今度

544 :


神殿……原型残るといいね(遠い目)

545 :

魔神の神殿だし不思議な力で護られてて壊れないか壊れても修復されるんだよ…たぶん(震え声)

546 :


さすがに人間相手にロケットランチャーだのティロフィナーレだのは火力過多だし使わんだろ・・・
と思ったがアスコットは…うん…そうだったな… 逃げて神殿!

547 :

神殿「私が壊れても代わりはいるもの…」

550 :


アスコット「― ― ― ― ― ――――……」

「な、なんだ!?」

さやか「あの子、呪文唱えながら魔法陣みたいなのを浮かび上がらせてるよ」

「皆さん、気をつけて」

アスコット「 魔 獣 招 喚 !! 」

まどか「え?魔法陣から何か……」

「魔物だ!」

「何もない空間から、とつぜん出てきましたわ」

さやか「招喚獣ってやつ!?こんなの幾らでも呼び出せるなんて卑怯じゃない!」

魔物「ガアアアア!……ア?――――!?」

アスコット「わあああああ!?」

さやか「爆発した……転校生、それ……ロケットランチャー?」

ほむら「ええ、あからさまに魔法陣が浮かび上がっていたから狙いやすかったわ」

アスコット「ふぅん、ちょっとは魔法が使えるんだね。今のはやられる前に消したけど……」

まどか「今のは魔法じゃ……」

マミ「しっ!言わなければわからないわ」

アスコット「強いなあ、お姉ちゃん達。アルシオーネが負けるわけだね」

「アルシオーネ……じゃ仲間なのか!?」

さやか「あの変な格好をしたおばさんの……」

アスコット「きゃはは、仲間?仲間なんかじゃないよ、あんなおばさん」

ほむら「…………」

アスコット「火の魔法を使うんだね、じゃ次は……― ― ― ― ― ――――……」

アスコット「魔獣招喚!!」

まどか「また魔法陣から魔物が……」

さやか「しかも燃えているような身体の魔物……ってまさか……」
.


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