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    元スレほむら「伝説の魔法……騎士?」

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    551 = 550 :


    「 炎 の 矢 !! 」

    さやか「あっ」

    魔物「――――――――」

    まどか「光ちゃんの魔法を……食べちゃった……」

    「魔法が効かない!?」

    さやか「やっぱり……これって見た目通り……」

    「……相手は火の属性を持っているのかも知れません」

    「火?」

    まどか「そっか……だから炎の矢を、あんなに美味しそうに食べたんだ」

    「『火』に『火』の魔法では、まさしく『火に油』状態ですわ」

    「そんな……!じゃ、風ちゃんの魔法も……」

    さやか「そう言えば風の魔法って……」

    「私の魔法は、どうも『風』に関するものの様です……」

    「『火』を『風』であおれば……」

    「もっと燃える……!」

    まどか「飛び火して範囲が広がるかも……」

    さやか「そっか、二人の魔法じゃあの魔物倒しようがないんだ……」

    「火に対抗できるのは……」


    光・風「「 『水』 !! 」」

    まどか・さやか「「海」ちゃん」


    ほむら「…………」

    マミ「…………」

    .

    552 = 550 :


    「伝説の『魔神』……」


    セレス<『魔法騎士』となるべく招喚された異世界の少女よ>

    セレス<汝が我を『まとう』にふさわしい者である『証』を我の前に示せ>


    「『証』……?」


    セレス<汝が力を我が前に示せ>

    セレス<『伝説の魔法騎士』となるにふさわしい『心』の強さを我の前に示せ>


    「『心』の……強さ……」


    「わああぁぁ!」

    「きゃあぁぁ!」

    まどか「きゃあぁぁ!」

    さやか「うわあぁぁ!」


    (爆発!?今の悲鳴は!?)

    .

    553 = 550 :


    アスコット「!」


    (子供?皆は……無事?今の爆発は……あの子がやったの?)


    アスコット「よくもやったな、僕の友達を……!」


    「……友達……?」


    アスコット「魔獣招喚!!」

    マミ「魔法陣から出る時に隙があるわね」

    アスコット「何所を攻撃して……」

    魔獣「――――!?」

    アスコット「え?リ、リボンが生えた?縛られて……」

    マミ「ティロ・ボレー!!」

    魔獣「ギョエエエ!!」

    アスコット「うわぁぁぁ!!」


    さやか「うわっ魔物がマミさんの沢山の銃で……」

    「てぃろぼれー?……てぃろふぃなーれ、じゃないの?」

    「決め技とおっしゃってましたし、ティロ・フィナーレはとどめに使うのではないでしょうか?」


    アスコット「魔獣招喚!!」

    ほむら「一つの魔法陣で一度に大量に招喚できるの!?」

    マミ「これは思ったより厄介ね」


    さやか「わっ!あんなに大量に魔物が……」

    まどか「ほむらちゃんとマミさんだけで大丈夫かな……」

    「……私も戦ってくる!」

    「私も行きます。お二人はここで待っていて下さい」

    まどか「わっわたし達もいくよ!」

    さやか「そうだよ!あんなに魔物が多いんだから私たちだって……」


    「ちょっと何があったの!?」


    .

    554 = 550 :


    「海ちゃん!魔神はどうしたんだ?」

    「『証』やら『心』の強さを見せろとか言ってたけど、今はこっち優先よ」

    まどか「魔神ほっぽってきちゃったの!?」

    さやか「うわっ、あの龍こっち見てるよ!?」


    セレス「…………」


    「後よ後、それより何があったのよ。ザガートの追手?」

    まどか「いいのかなぁ……」

    「ザガートの追手がきて、今ほむらちゃんとマミさんが戦ってるんだ」

    「相手は子供に見えますが、魔法陣から魔物を招喚して襲ってきます」

    「属性を持っている魔物もいて、光さんの魔法も食べられたりしたのですが……お二人には関係ありませんでした」

    「まぁ……一人は魔法の銃で、もう一人は本物の銃だもんね」

    まどか「二人は、なぜか魔物だけを直接攻撃してるの……あの子捕まえるのかな?」

    さやか「それで、思ったより魔物の数が多く招喚できるみたいだから私達も手伝おうとしてたところなの」

    「なるほど……でも二人共優勢みたいだけど……手伝いいるの?」



    アスコット「うわあぁぁぁ!!」

    魔獣「ギャアアアッ!!」

    ほむら「巴マミ!」

    マミ「ええ、行くわよ!ティロ・エスプr……」

    ほむら「技名は叫ばないでいいわ」

    魔獣「ギョエエエ!!」

    アスコット「うわあぁあぁ!!」



    さやか「うわぁ……転校生がマシンガンやロケットランチャーでなぎ払って、マミさんも沢山の銃や大砲で一斉に……」

    「近づいたらまきぞえ喰らいそうなんだけど……神殿大丈夫なのこれ?」

    「加勢したいけど、出るまくが無いよ……これが魔法少女の本来の戦い方……」

    「爆発などが起きて危ないですから、もう少し離れていましょうか……神殿が壊れたら、もれなく全員海の底ですけど」

    まどか「ううっいいのかなぁ……あれ?あの子こっちを見てる様な……」



    アスコット「そのお姉ちゃん達を捕まえろ!」


    .

    555 = 550 :

    今日はここまで
    続きはまた今度

    556 :

    乙乙
    鉄と火薬はやはり偉大だな(白目)

    557 :


    >これが魔法少女本来の戦い方……
    光ちゃんそれはない。それだけはないから
    ていうか出待ちしてロケラン迎撃って何気にえげつない

    558 :


    集団戦では与し易そうな方から狙うのは基本よね

    560 :


    さやか「ちょっ!?こっち来たよ!?」

    「ほむらちゃんとマミさんは!?」

    まどか「魔物が大量にいてこっちにこれなさそう……」


    マミ「くっ、どきなさい!」

    魔獣「ギョエエエ!!」

    ほむら「魔物が邪魔でまどか達の方に行けない……」


    アスコット「そのお姉ちゃん達をこっちにこさせちゃ駄目だよ!」


    魔獣「――――――――」

    さやか「うわわっ、この魔物さっきの光の魔法を食べた魔物だよ」

    「ボロボロ……ダメージを負ってるのに向かってくるのか」

    「今にも倒れそうでも、私や光さんの魔法では倒せないでしょうからですね」

    まどか「冷静に言ってる場合じゃないよ」

    「  水  の  龍  !  」

    魔獣「――――――――!」

    さやか「あ……今度は、海の魔法の龍が魔物を食べた……」


    アスコット「うわああ!また僕の友達を……」


    「また……さっきも友達って……」


    さやか「ええい、こうなったらやってやる!」

    まどか「さやかちゃん!?」

    「下がって!魔法を食べた属性持っている魔物は武器が効かないタイプかもしれないわよ」

    「今海さんが倒しましたけど、一体だけとは限りません」

    さやか「なに。要は、マミさん達が向こうの魔物を全滅させるまで時間を稼げばいいんでしょ」

    「それはそうかも知れないけど……あんなにたくさんの魔物がいるんだからどれくらい時間が掛るか……」



    マミ「これで終わりよ!」

    魔物「グガアアア!」


    アスコット「うわあ!向こうの皆やられちゃった!」


    「……大丈夫そうだね」

    561 = 560 :


    マミ「よし!こっちの魔物はすべて倒せたわね」

    ほむら「まどか達の方へ――――!」


    セレス<……………………>


    ほむら「魔神が……」

    マミ「こっちを見ている……」


    セレス<……………………>


    ほむら「まさか……手を出すなと言うの?」

    マミ「え?それって……」

    ほむら「『魔法騎士』の試練……」

    マミ「そんな!ザガートの追手を試練に利用しようって言うの!?」


    セレス<……………………>


    ほむら「否定をしないと言う事はそう言う事なんでしょうね」

    マミ「『魔法騎士』の三人だけできりぬけろって事?……それは……できるかもしれないけど危険ね」

    ほむら「まd……鹿目まどかと美樹さやかもいるわ、さっきの魔物達と同じぐらいの強さの魔物と乱戦になったら……」

    マミ「……覚悟を決めましょうか」

    ほむら「巴マミ……勝てると思う?」

    マミ「正直、楽に勝てるとは思えないわね。何せ相手が『伝説の魔神』なのだから」


    セレス<……………………>


    ほむら(ここは海の底の神殿、魔神に狙われたのなら全員を連れて逃げるのは私の魔法を使っても無理そうね)

    ほむら「……しばらく様子を見ましょう」

    マミ「え……でも……」

    ほむら「本当に危険になったら、魔神にも邪魔されずに助ける方法があるわ」

    ほむら「いざとなったらそれを使うし……試練と言うなら彼女達に乗り越えさせなければいけないでしょうし」

    ほむら「守ってばかりじゃ強くはなれないわ、彼女達には強くなってもらわなければ困るもの」

    マミ「……本当に助ける事は出来るのね?」

    ほむら「そこは保証するわ」

    マミ「……わかったわ……皆を信じましょう。でも、本当に危なくなったら全力で介入するわよ」

    ほむら「ええ、最悪この神殿を壊してでも助けるわ」


    セレス<……………………>

    562 = 560 :


    まどか「え……二人が来ないよ?」


    アスコット「え!?」


    さやか「何で……」

    「あ……魔神が二人の方をじっと見てる」

    「これは、魔神が御二人の邪魔を……いえ、見ているだけで何かしている様子はありませんね」

    「このパターンはもしかして……『魔法騎士』の試練だから魔法少女の二人は手を出せないって事?」

    さやか「漫画や物語の中で偶にあるよね、本人達以外手を出せないってパターン……」

    まどか「……さやかちゃんと私はいいのかな?」

    さやか「あ~~……戦ってないから戦力外と思われてるんじゃない?」

    まどか「戦力外……」

    さやか「でも、そのおかげで一緒に戦えるんだから逆に良かったんじゃない?」

    「危ないですけど……ここで下がってもらっても狙われない所まで下がるのは不可能ですし」

    「それにあっちは数が多い……」

    「一緒に戦ってくれる?」

    まどか・さやか「「うん!」」


    アスコット「よくわからないけど……あっちのお姉ちゃん達が戦わないんなら……!」

    アスコット「みんな!そのお姉ちゃん達をやっつけちゃえ!!」

    563 = 560 :


    さやか「来た!」

    「まどかちゃんとさやかちゃんは、後ろで援護をお願い!」

    まどか「うっうん!」

    さやか「え?私遠距離攻撃は……」



    ほむら「始まった……」

    マミ「ああ……獅堂さん危ない!」

    ほむら「美樹さやか、剣を投げてどうするの!」

    マミ「龍咲さん!後ろ!」

    ほむら「まどか!弓を射っても足を止めちゃ駄目よ!」

    マミ「ハラハラするわ……助けに入りたい」

    ほむら「気持ちはわかるけど……でも……」


    セレス<……………………>


    マミ「……わかってるわ……かなりの数の魔物と魔神まで敵に回ったら、どうなるかわからないもの」

    ほむら「……いっその事、魔神に奇襲をかけて動けない程度にダメージを与えて……」

    マミ「それは考えたけど……そんな事した後で力を借してくれるかしら?」

    ほむら「それが問題なのよね……『魔神』の力を借りなければ『魔法騎士』になれないかも知れないし……」

    マミ「皆に頑張ってもらうしかないわね……」



    まどか「どっどうにか戦えてるよ」

    さやか「こいつ等、数は多いけど戦えないほと強くないよ」

    まどか「と言うより『魔法騎士』の三人が強くなってる?」

    「やあああ!」

    さやか「風も、前まで弓を使ってたと思えないほど剣が様になってるね」

    まどか「これが『エスクード』の武器……」

    さやか「これなら勝てるよ!私も負けてられない!くらえええぇ……ぇ?」

    魔獣「――――――――!」

    まどか「その魔物!武器が効かないタイプだよ!危ない!!」

    さやか「うそ!?避けr……」

    564 = 560 :


    さやか「…………あれ?痛くない?」

    まどか「光ちゃん!!」

    さやか「え?」

    「うっ……」

    さやか「うっ嘘……私の代わりに魔物の攻撃を……」

    「光さん!」

    「  水  の  龍  !  」

    魔獣「―――――――!」


    アスコット「ああ!また食べられた!」


    「だ……大丈夫……まだ戦えるよ……」

    「いけません!今、回復をしますからじっとしていてください!」

    まどか「光ちゃん!大丈夫!?」

    さやか「ごっごめん……私が油断したから……」



    ほむら「集まっては駄目よ!散りなさい!」

    マミ「鹿目さん!美樹さん!」


    アスコット「今だ!」


    魔獣「――――――――!!」

    さやか「あ――――」

    「わああぁぁ!」

    「きゃあぁぁ!」

    まどか「うわあぁぁ!」

    「爆発……みんな!光!風!まどか!さやか!」



    マミ「魔物の魔法が爆発した!?美樹さん!」

    ほむら「まどか!まどか!?」


    セレス<……………………>

    565 = 560 :

    今日はここまで
    続きはまた今度

    566 :

    もう足掛け3年もやっているのか

    567 :



    続き楽しみにしてるよ

    568 :


    神殿を壊してでも助けると言い切ったところの魔神さんの沈黙はなんかそれまでのものとは意味合いが違うような気がした

    570 :


    「う……」

    「――――――」


    「光!風!」


    まどか「……ぁ」

    さやか「うぅ……」



    ほむら「まどか!」

    マミ「美樹さん!」



    「光……風……まどか……さやか……」

    「…………」



    ほむら「皆、気を失ってるけどまだ生きてる……」

    マミ「早く治療しないと……でも……」


    セレス<……………………>


    アスコット「弱いなー弱いなー、あっちのお姉ちゃん達は強いのに弱いなー、ぼく弱い奴大嫌いなんだよね」


    「――――」



    ほむら「…………」

    マミ「…………」


    アスコット「だからアルシオーネ……あのおばさんも嫌いだ、お姉ちゃんみたいな弱いのに簡単にやられちゃんだもん」


    「光と風とまどかとさやかに、怪我させたわね」

    571 = 570 :


    アスコット「いっけえっ!あのお姉ちゃんもやっつけちゃえ!!」

    魔獣「――――――!」


    「  水  の  龍  !  」


    魔獣「っ!」



    マミ「一飲みに……さっきまでより魔法の勢いが増したように見える……」

    ほむら「……『心の強さが力になる』……龍咲海の、まどかや獅堂光達が傷つけられた『怒り』で強くなったと言うの?」

    マミ「『魔神』の思惑通りと言う訳ね……」


    セレス<……………………>


    アスコット「よくもやったな僕の友達を……!」


    「……………………」


    アスコット「 魔 獣 招 喚 !! 」

    魔獣「――――――――」



    マミ「大きいのが出てきたわね」

    ほむら「『水の龍』に食べられない様にでしょうね」



    「   蒼   い   竜   巻   !!   」

    魔獣「ギョエエエ」



    ほむら「あっ竜巻に飲まれた」



    アスコット「うわぁぁぁ!」

    572 = 570 :


    アスコット「 魔 獣 招 喚 !! 」


    マミ「!また大量に出してきたわね」

    ほむら「今戦えるのは龍咲海一人、まずいかもしれないわね」



    「  水  の  龍  !  」

    魔獣「ギャアアアッ」



    マミ「2体を一撃で……でも……」



    (しまった!倒しきれなかった魔物が……!)

    魔獣「――――――――」



    マミ「駄目ね……暁美さん!」

    ほむら「ええ――――っ!」



    「   守   り   の   風   !   」


    「!」

    魔獣「――――――――」



    ほむら「風の防壁?」

    マミ「この魔法は……」



    「風!」

    「……また別の魔法を編み出せましたわね」

    「風!」



    マミ「気絶した……無理したのね」

    ほむら「後ろ!魔物が……」



    「   紅   い   稲   妻   !   」

    魔獣「――――――――」

    「光!」

    「……海ちゃん……だ、だいじょうぶ……」

    「光こそ大丈夫なの!?」

    「――――…………」

    「光!光!!」



    ほむら「獅堂光も気を失ったようね……」

    マミ「……無茶をする子達ね……『魔法騎士』か……」


    セレス<……………………>

    573 = 570 :


    魔獣「――――――」

    「ハッ!」



    マミ「龍咲さんと獅堂さん達の間に魔物が……」

    ほむら「さっきの獅堂光の魔法で魔物の数は減ったけど、まだ数は多いわ……このままじゃ……」



    「きゃあっ!」

    魔獣「――――――――」


    アスコット「なかなかやるじゃない、お姉ちゃん」


    (しまった!光達と、どんどん離されちゃう!)

    「光!風!さやか!まどか!返事をして!」

    魔獣「――――――――」

    「光!風!さやか!まどか!」


    アスコット「…………。そのお姉ちゃん達を捕まえ……」



    ほむら「流石にそれは見過ごせないわ」

    マミ「え?」

    光風まどかさやか「「「「――――――――」」」」


    セレス<!?!>



    アスコット「な……なんで……お姉ちゃん達が、あっちのお姉ちゃん達の所に……」


    「しゅ……瞬間移動した?」



    ほむら「龍咲海!こっちは任せなさい、元々その魔神が呼んだのはあなただけだった、これはあなたの試練よ」

    ほむら「だから、この子たちを助けても構わないわよね?」


    セレス<……………………>


    「……私の試練……」


    セレス<……汝が力我が前に示せ>

    セレス<『伝説の魔法騎士』となるにふさわしい『心』の強さを我が前に示せ>


    「『心』の強さ……」

    574 = 570 :


    アスコット「ふっふん!そんな変なお姉ちゃんたちなんていらないやい」

    アスコット「怪我で自分も死んじゃうかもしれないのにお姉ちゃんを守るために魔法を使うなんてバカだな――」


    「バカ……ですって?」



    ほむら「無駄に怒らせて……バカはどっちかしらね」



    アスコット「バカだよ、他人のために怪我するなんてバカに決まってる」


    「……あやまりなさい」


    アスコット「何か言った?」

    魔獣「――――――――」



    マミ「魔物が!速……」



    「  水  の  龍  !  」

    魔獣「――――――――!」



    ほむら「あっさり倒した……どんどん強くなって行くわね」



    アスコット「あわ……あわ……」

    「あやまりなさい」

    アスコット「マ…… 魔 獣 招 喚 ! 」

    「――――」

    魔獣「――っ」



    マミ「今度は出た所を剣で一撃……そのまま距離を詰めてるし、これは勝負あったわね」



    アスコット「わああああああ!」

    「あやまりなさい!」

    アスコット「な、な、な、何であやまんなきゃなんないんだよ」

    「私の友達を侮辱したわ!」

    アスコット「友達?」

    「そうよ!光と風は私の大切な『友達』でかけがえのない『仲間』なのよ!侮辱するのは絶対に許さないわ!」

    アスコット「友……だち……?」

    魔獣「グル……」



    ほむら「『友達』……か……」

    まどか「――――――――」

    575 = 570 :

    今日はここまで
    続きはまた今度

    576 :


    友達か……

    579 :


    魔獣「――――――――」



    マミ「!りゅ――」



    「  蒼  い  竜  巻  !!  」

    魔獣「ギャアアアア」



    マミ「……助けはもういらないわね」



    アスコット「あああ!僕の友達によくも!」

    「友達?」

    アスコット「そうだよ!あの子たちは僕の友達なのに!」

    「――――」



    マミ「あっ……」

    ほむら「ビンタしたわね……」




    「友達に攻撃させるなんてよくできるわね!」

    「友達が私達にやっつけられたり怪我させられたりして平気なの!?」

    アスコット「平気じゃない!」

    「だったら!私が友達に怪我させられて、なぜ怒るのかよくわかるでしょ!?」

    アスコット「ぅぇ……」

    「「あなたも友達が怪我をしたら悲しいでしょ!?」

    「友達が危なかったら助けてあげたいと思うでしょ!?」

    アスコット「……………………」

    魔獣「――――」



    ほむら「魔物が……大人しくなった……」

    マミ「言葉とかわかるのね……」

    580 = 579 :


    「その子達があなたの友達なの?」

    アスコット「そうだよ、でもみんなこんな変な姿してるのは友達じゃないって……」

    アスコット「これは魔物だから仲よくしちゃいけないって……うぐっ……えぐっ……」



    ほむら「あ……」

    マミ「泣いちゃったわね……」

    ほむら「……クレフと違って見た目通りの年齢なのかしらね」



    アスコット「誰もこの子たちが本当は優しいんだってわかってくれなくて……」

    「わかるわ」

    アスコット「え……!?」

    「この子たち、あなたの事心配してるわ」

    「私が光達を心配するのと同じ様にあなたを心配してるわ」

    アスコット「――――――――」



    マミ「……私にとってのキュウべえとの関係と同じかしらね」

    ほむら「……………………」

    ほむら「もう近付いても良いかしら?」


    セレス<……………………>


    ほむら「それ所じゃなさそうね」

    マミ「念のため、もう少し待ってみましょう」



    「ねぇあなた名前は?」

    アスコット「あ、アスコット」

    「は?マスカット?おいしそうな名前ね」

    アスコット「アスコット!!」

    「アスコットね。ね、私達の事嫌い?」

    アスコット「え、べっ別に嫌いって訳じゃ……」

    「じゃ、どうして私達を攻撃してきたの?」

    アスコット「ザガートが……」

    「ザガート!?」

    アスコット「お姉ちゃん達が『魔法騎士』って言うのになったら困るって……」

    「アスコットはザガートの仲間なの?」

    アスコット「違うよ」



    マミ「え?」

    ほむら「……ザガートに頼まれてと言っていたから仲間なのだと思って攻撃していたのだけど……やりすぎたかしら……」

    581 = 579 :


    「じゃどうして?なぜザガートの言う事を聞くの?」

    アスコット「…………ちょっと前にお城からお使いが来て……ザガートがこいって……」

    アスコット「僕、招喚士だから……きっとお城で何かを招喚する為に呼ばれたと思ったんだけど!」

    アスコット「エメロード姫の神官ザガートが力を貸せって」

    「それだけでザガートについたの!?」

    アスコット「だって友達と一緒で良いって!ずっとお城で暮らせばいいって!うえーん」

    アスコット「みんな友達の事嫌ってて、避けてて!!何所へ行っても邪魔者扱いされるんだもん!」

    「あなたの友達は一般の皆様にご迷惑をかけた事があるの?暴れたり誰かに危害を加えたり……」

    アスコット「ないよ!僕が頼まなければ絶対に暴れたりしないもん!」

    「じゃあ胸を張ってなさい!」

    アスコット「――――」

    「あなたの友達は顔は怖いけど良い子たちなんでしょ!?それをあなたが信じてあげなくてどうするの!?」

    「自分に恥ずかしい所がないなら、誰が文句言ってもちゃんと胸張って生きてればいいのよ!」

    「ザガートの手下になって悪い事させたらこの子たち本当に『悪い子』になっちゃうのよ!」

    「あなたがこの子たちを『悪い子』にしちゃうのよ!それでもいいの!?」

    アスコット「……やだ……」

    「私とあっちの皆もね初めて会ってまだちょっとしかたってないけど大切な友達なのよ」

    「誰にだって誇れる大切な仲間よ、みんながいれば私もっと強くなれるわ、もっと頑張れるわ」

    「もっともっと自分が好きになれるわ」

    「あなたもこの子たちがどうすれば『しあわせ』になれるか考えてあげなきゃ」

    アスコット「ごめんなさい」

    「私もあなたの友達を攻撃してごめんね」



    マミ「……あれだけ殲滅したから……罪悪感が……」

    ほむら「わかってるから……言わなくてもいいわ……」

    582 = 579 :


    「――――――――」



    マミ「なっなに!?」

    ほむら「龍咲海が光って……」



    アスコット「――――」

    「――――――――」



    光風まどかさやか「「「「――――――」」」」

    マミ「皆の怪我が治って……」

    ほむら「それだけじゃないわ、獅堂光と鳳凰寺風の鎧が大きく……」

    マミ「龍咲さんも……それに剣が割れて……あれは柄の所に何か意匠が……」

    ほむら「成長している……龍咲海だけじゃなく二人も……?『魔法騎士』は連動……繋がっているの?」



    「鎧がまた変化したわ!それに剣も……」

    「……龍!?」

    セレス<『伝説の魔法騎士』よ、汝の友を思う『心』の強さ>

    セレス<  確  か  に  認  め  た  >


    ほむら「今度は魔神が光って……」

    マミ「変化しているの?……あれは人型に……え?」

    583 = 579 :


    「ロ……ロボット……」

    マミ「か……カッコいい……」

    ほむら(タンクローリーとかなら魔力で運転できるのだけど……動かせるかしら)

    「ん……うに?」

    「??いつの間に……?」

    まどか「あっあれ?」

    さやか「寝てた?……あれ?」

    ほむら「起きたのね、今の状況は……見ればわかるわね」


    セレス<しかし汝の『心』は、まだ我を『まとう』には十分ではない>

    セレス<真の『魔法騎士』となって目覚めた時、我はまた汝の前に姿を現そう>


    さやか「え?何!?人型巨大ロボット!?」

    まどか「なっなにか光ってるよ!?」

    マミ「龍咲さんの鎧の宝石に吸い込まれて……」

    「き……消えた……あんな大っきなものが……」

    光風まどかさやか「「「「見ちゃった」」」」

    ほむら「……見て余計に混乱したみたいね……」

    「??あ、あれ……龍……だったんだよね……」

    「『魔神』って巨大ロボットだったんですね」

    マミ「『魔法騎士』以外もコックピットに一緒に乗る事は出来るのかしら?」

    まどか「でも一緒に乗り込んだ場合、一緒に戦うのは無理になるんじゃ……」

    「はっ!大丈夫?光!風!さやか!まどか!」

    まどか「えっと……爆発に巻き込まれたはずなんだけど……」

    さやか「なぜか、全然怪我とかしてないね……」

    アスコット「あ……あの……」

    光風まどかさやか「「「「はっ」」」」

    さやか「この子はザガートの……!」

    「大丈夫よ、皆」

    「にゃ?」

    ほむら「…………」

    アスコット「……ご、ごめんなさい」

    「? ?  ?」

    まどか「え?……えぇ?」

    ほむら「……お仕置きはした方が良いかしら?」

    アスコット「!?」

    マミ「それじゃあ……お尻ペンペンぐらいで……」

    アスコット「!?!」

    584 = 579 :

    今日はここまで
    続きはまた今度

    585 :


    レイアースもう一回見たくなった

    586 :


    もう十分ひどい目にあわせたしこれ以上のお仕置きはやめておいてあげていいのでは……

    587 :

    続き来てたのか

    588 :

    sagasage進行だから気付かないな
    俺もマミさんにお尻ペンペンされたい(願望)

    589 :


    ~~?????~~

    ザガート「『魔神』の一つが蘇った……」

    ?????「まぁアスコットはまだ子供やさかいなあ、詰めが甘いのはしょうがないで」

    ?????「ほな、次はうちの番やな」

    カルディナ「この超プリティでナイスバディなカルディナさまの!ほな、いっちょもんだろか」

    ザガート「……『魔法騎士』かは分からないが、アスコットとの戦いを『見て』いた限りでは、二人程手強いのがいる」

    カルディナ「とは言っても、可愛らしいお嬢様がたやさかい大丈夫やろ」

    ザガート「…………」

    カルディナ「『お仕置き』はうちも受けとうないし頑張ってくるわ」

    590 = 589 :


    さやか「また、この乗り物に乗って行くのか……今度は急に落ちないでよね」

    まどか「透明なガラスみたいなのが張ってあるから、水の中見えて綺麗なんだけどね……」

    「大丈夫かなぁアスコット、海の中に残してきちゃって……」

    「地上まで送るって言ったのに先を急ぐだろうからって……」

    ほむら「元々一人であそこまで来ていたのだから、帰る事ぐらいできるでしょう」

    「気を使ってくださったんですわ、私達が急いでいるのは事実ですもの」

    まどか「気を使ったと言うか……二人に怯えていたからじゃ……」

    さやか「トラウマになってなきゃ良いけど……」

    「……ザガートを倒せば、アスコットもアスコットの友達も仲良く一緒に暮らせるかしら……」

    「海ちゃん……」

    マミ「大丈夫よ、きっと……あんなに仲が良いんですもの」

    「クレフに、あの生意気な若づくりのおじさんに頼んでみるわ」

    まどか「頼むって……何を?」

    「どこかにアスコットが友達と一緒に暮らせる所がないか紹介してほしいって」

    「745年も生きてるんだもの!きっとどこか良い場所知ってるはずよ!」

    「うん!」

    さやか「だっ大丈夫かなぁ……」

    「魔導師さんは不動産屋さんではないのでは」

    ほむら「土地を融通するのではなくて、一緒に暮らせそうな地域を紹介してもらうだけだから……」

    591 = 589 :


    モコナ「ぷうぷう」

    さやか「あっまた何所に行って……」

    「モコナーーーー!!」

    マミ「りゅ、龍咲さん?どうしたの、いきなり大声を上げてモコナを捕まえたりして」

    「今度と言う今度はちゃんと答えてもらうわよ!」

    モコナ「ぷう?」

    「毎回毎回どうして戦闘になると失踪するのよ!」

    まどか「……あ~~……」

    「ひょっとして私達が困ってるのを見て楽しんでいるんじゃないでしょうね」

    ほむら「確かにそこは、はっきりさせときたいわね」

    モコナ「――――」

    まどか「え?何か様子が変だよ」

    「な、何よ……どうしたの?」

    モコナ「…………」

    さやか「何か難しい顔してるよ、むーーんとか唸ってそうな顔を……!?」

    マミ「あっキスした」

    光風「「――――」」

    ほむら「獅堂光と鳳凰寺風の二人が凄い勢いで転んだわね」

    まどか「あのタイミングでキスをするとは思わなかったもんね……頬にだけど」

    「モコナーー!!」

    モコナ「ぷうぷう」

    「今回と言う今回は許さないわよぉ!そのふわふわの体の中身がなんなのか、絶対に確かめてやるわ!」

    「はっあわわっ」

    さやか「あっそれ賛成!ふわもこしてる犬に水かけた時みたいに、中身判明させてガッカリしてやろう!」

    ほむら「獅堂光の背中に隠れてるけど……笑ってるわね。困ってるのは獅堂光だけみたいね」

    まどか「光ちゃんが逃げて二人が追いかけてる……」

    マミ「ちょっ……三人共走り回らないで!狭いのだから危ないわよ」

    592 = 589 :


    「あらあら高いですわねぇ」

    「え!」

    さやか「何、急に?」

    「ほら、もうこんなに高い所まで登ってしまったみたいですわ」

    さやか「高い所って、ここ海の中……ああ、海底って標高高い山いっぱいあるんだっけ……ってぇ!?」

    「きゃああああ!い……いつの間に空の上まで来ちゃったの~~」

    まどか「地面が……あんなに遠い……」

    マミ「いつの間にか雲の上にまで上がってたのね」

    「ちょっと高いわよ!高いわよ!」

    「――――」

    さやか「何これ何これ!本当に高いよ!」

    まどか「何か三人共目を回してるよ」

    マミ「獅堂さん龍咲さん、美樹さんもビックリしすぎよ……ってモコナも目を回してない!?」

    ほむら「新しい遊びだと思ってるんでしょ……確かに高いわね、この世界に初めて来た時と同じくらいの高さかしら」

    「くすくす、ほんとうに」

    「モコナ!この乗り物大丈夫なんでしょうねっ!こんな高さから落ちたらしゃれじゃすまないわよ!」

    さやか「そうだよ!こんだけ高かったら水だってコンクリート並に硬くなるんだからね!」

    「大丈夫ですわ」

    まどか「え?何か考えがあるの風ちゃん?」

    「この高さから落ちたらすぐ気絶してしまって、痛いと思う間もなく頭に輪を載せられますわ」

    ほむら「巴マミ、パラシュート持っていて。いざとなったらこれを強化してなんとかして」

    マミ「この世界に来た時に言っていたパラシュートね」

    マミ「そう言えば、あの時言っていた乱暴な方法で落下速度を減速させる方法って……」

    ほむら「爆弾を下に落として、その爆発を盾と魔法で爆風を調節してパラシュートに……」

    マミ「あっ、もういいわ……止めてって言う訳にもいかないのよね……」

    593 = 589 :


    「ハッ!見て!」

    まどか「え!?あれ……何?大きい透明な……水晶の島……?」

    「あれは……『セフィーロ』に来た時に見た、空に浮かんだ山だ……」

    マミ「空に浮かぶ水晶でできた山……ファンタジーね!」

    ほむら「『セフィーロ』の事だから水晶ではなくて、この世界の鉱物かもしれないけど」

    「――――――――」
      フウ カゼ
    「風!風だわ!」
         カゼ           フウ            カゼ
    さやか「風が纏わりついて風を……これ普通の風じゃないよ」

    「風ちゃん!」

    「……ここは……『空の神殿』です。この中に……『魔神』がいるんですわ……」

    「……風ちゃん……」

    ほむら「これは……『魔神』……?」

    「――――――――」

    マミ「鳳凰寺さん飛んで……」

    「風ちゃん!」

    「風ーーーー!」

    まどか「風ちゃん!消えちゃった……」

    「風ちゃんーーーー!!」

    ほむら「獅堂光!」

    モコナ「ぷぅ!」

    「モコナ!」

    ほむら「あ……」

    まどか「光ちゃんの足にしがみついて……光ちゃんを止めたの?」

    「追うなって言ってるの?風ちゃんにはやる事があるからって……?」

    モコナ「ぷぅ」

    さやか「頷いてる……やっぱり『魔神』が呼んだんだよね?」

    「ちょっと、本当に風は大丈夫なんでしょうね!?なんだか人が違っちゃったみたいだったわよ!」

    マミ「意識があるのに意識がない様な状態……白昼夢……いえ一種のトランス状態と言えば良いのかしら」

    ほむら「『魔神』が呼んで導いているらしいわ」

    「海ちゃんもああだったよ、あの海中にあった神殿で……」

    「?なんの事?」

    さやか「覚えてないんだ……」

    594 = 589 :

    今日はここまで
    続きはまた今度

    595 :


    フウとカゼはちょっとややこしいね

    597 :


    「ひゃああああ!」

    まどか「うああああ……」

    「ほ、ほんとうにこの山、空に浮かんでるのね」

    「確かにここから落ちたら、痛いと思う間もなく天使モードだわ」

    さやか「天使モードって、羽と輪っかと白い服だよね……着たくないなぁ」

    「これが……風ちゃんの言ってた『空の神殿』」

    ほむら「『海の神殿』と比べると色々違うみたいね」

    マミ「あっちは海の底なのに水が入ってこなくて神秘的だったわね」

    マミ「こっちは岩……水晶かしら?所々に浮かんでいて、まさに空の浮かぶ神の住む場所って感じね」

    ほむら「どう言う感じよ……」

    さやか「うっうん、言ってることわかりますよ……厳かな雰囲気がありますよね」

    「まぁ、大きい空に浮かんでいる山に神殿の入口みたいな穴が開いてるんだもの、何かいそうな感じはするわよね」

    ほむら「……ちょっと周囲を見てくるわ」

    「ほむらちゃん、周囲って……ここ以外には小さめな岩が浮いてるだけで何かある様に見えないけど……」

    まどか「……ザガートの追手?」

    ほむら「えっ、ええ……『海の神殿』の時の様に待ち伏せされているかもしれないから……」

    「一人で行くの?それなら私も一緒に……」

    まどか「私も!」

    ほむら「いえ、この神殿部分以外は岩山みたいになってるわ、もし足を踏み外せば地上まで真っ逆様よ」

    さやか「うっ……ここ雲より高いんだよね……見滝原タワーよりも高いよね」

    ほむら「危ないからここにいてちょうだい」

    「でも危ないのはあなたも一緒でしょ?もし追手と遭遇したら戦いになるだろうし一人じゃ……」

    マミ「戦いになるからよ」

    「え?」

    598 = 597 :


    マミ「戦いになった場合神殿部分以外は足場が悪いわ、まだあなた達じゃ無理よ」

    「ま、魔法でなら……」

    まどか「私、弓だから……って言っても駄目ですよね……」

    マミ「ええ……全く動かずに戦う事なんかできはしないわ」

    さやか「……動かずにいたり纏まっていたりしたら、この前見たいに……」

    ほむら「私と巴マミなら慣れてるからどうとでもなるから……」

    「慣れてる?」

    さやか「ああ……魔女の結界での戦いの事?」

    まどか「あの中、変な空間だったもんね……」

    ほむら「魔女の結界はそれぞれ中は違うわ、空の上にロープを何本か張られただけの結界もあったわ」

    「いつもそんな所で戦ってたんだ……」

    まどか「…………」

    「それならマミさんと二人で行ったら良いんじゃ……」

    ほむら「巴マミと私のどちらかは残った方が良いわ」

    マミ「そうね、もし二人で行ってこっち側が襲撃されたらどうなるか……」

    マミ「皆成長してるから負けなかったとしても、誰か大怪我か最悪……」

    まどか「……今治療できる風ちゃんもいないから……」

    「そうか……もしもの事考えたら、どっちかはいた方が良いのか……」

    ほむら「まぁ、念の為に軽く見まわってくるだけだから……海の神殿の時の事考えたらすでに中にいる事も……」

    マミ「その時は任せておいて、懲らしめてふん縛っておくわ」

    ほむら「すでに鳳凰寺風は『魔神』の所に呼ばれているわ。私もすぐ戻るわ、急ぎましょう」

    「あっほむらちゃん……行っちゃった」

    599 = 597 :


    まどか「……うん、私達も風ちゃんと『魔神』の所に行こう」

    さやか「ここ天井高いですね、やっぱり『魔神』が巨大ロボットだからなのかな?」

    マミ「まぁ、あの姿になった時天井にぶつかったりしたら格好悪いし崩れたりしたら危険だものね」

    「ここに『魔神』がいるのか……海ちゃんの胸飾りの中に入ったみたいな『魔神』が……」

    マミ「――――!」

    ?????「お早いおこしで!」

    「誰だ!?」

    さやか「敵!?」

    ?????「もーーう」

    ?????「こんなビュリホでワンダホなうちを、こないに待たして悪いお嬢様がたやで!」

    「ちょ、ちょっと、あれ大阪弁じゃないの……?」

    「ううううう……うん……」

    まどか「そうだと……思うけど……なんで?」

    「セフィーロの言語形態には大阪弁も含まれてるの?それともセフィーロにも大阪があるの?」

    さやか「見た目マントを着たあれな格好のお姉さんだけど……敵なの?」

    ?????「うちはカルディナ、お嬢様の名前は?」

    「し、獅堂光」

    「龍咲海よ」

    さやか「美樹さやか」

    まどか「鹿目まどかです……」

    マミ「……巴マミよ」

    カルディナ「シドウ・ヒカル?リュウザキ・ウミ?ミキ・サヤカにカナメ・マドカ?最後はト……ト……マミやっけ?」

    カルディナ「けったいな名前やなぁ」

    「悪かったわね!」

    マミ「…………」

    カルディナ「もう一人のお嬢様は、なんちゅう名前なん?」

    「もう一人って……」

    「風ね!風がどこにいるか知ってるの?」

    まどか(ほむらちゃんの事じゃないのかな……?)

    マミ(鹿目さん……?警戒してるのはいいけど……張り詰め過ぎてるわね……)

    カルディナ「フウちゃんかいな、あのお嬢様は」

    「風ちゃんを知ってるのか!?」

    カルディナ「うん、知っとるよ」

    「何所にいるの!?教えて!」

    さやか「嘘じゃないよね!?」

    カルディナ「だいじょうぶ、だいじょうぶ、すぐに会わせたるさかい」

    「ありがとう!」

    マミ(信用はできないわね……罠かしら……何か仕掛けてきたらリボンで拘束しましょう)

    さやか(いやぁ、この世界に来てエメロード姫かザガートの関係者ぐらいしか会ってないから一般人に会うの初めてだよ)

    さやか(……って、一般人がこんな空の上の神殿にいる訳ないよねぇ……)

    600 = 597 :


    カルディナ「いやぁ、そない素直に礼言われたら困ってしまうなぁ」

    カルディナ「なんせうちは……」

    カルディナ「ザガートはんの関係者なんやから……」

    「 ザ ガ ー ト ! ? 」

    さやか(やっぱり!しかも何か……お…………)

    マミ(リボンで――――ぁ……しまっ…………これ……)

    まどか「――――ぁ…………ほ…………ち……――――」




    「――――――――」

    ?????<伝説の『魔法騎士』よ>

    「…………」

    (風が……集まって……竜巻みたいに――――)

    ?????<我を『まとう』べく、この『空の神殿』を訪れた者よ>

    (風の中……何かが……大きい……羽……風がおさまって……)

    ?????<我が名は 『 ウ ィ ン ダ ム 』 >

    ウィンダム<『魔法騎士』を待ち、ここに眠り続ける伝説の『魔神』>

    「……鳥……四枚の羽を持った……鳥……」

    ?????「「――――――――」」

    「はっ!――――光さん、海さん」

    「…………」

    「『魔神』が私に話しかけてきたんです、ほらあそこに……?」

    「きゃああ!!」

    (後ろから斬られた!?でも後ろには光さんや海さんが……)

    「…………」

    「!――う……海さん……なぜ……」

    「――――」

    「光さん!?」

    (光さんも剣を!?っ!)

    「…………」

    (なんとか避けれましたけど……何故二人が……他の皆は一体……)


    ?????「あーーははははは、お嬢様は逃げるんが上手やなあ!」


    「ハッ」


    ?????「あ、自己紹介が遅れまして」

    ?????「うちはカルディナ」

    カルディナ「本業は踊り子なんやけど、踊りで人を操ったり相手に幻覚見せたりできる『幻惑師』でもあるんや」


    「『幻惑師』のカルディナさんですわね……」


    カルディナ「おお、礼儀正しい娘さんやなあ、ごっつぅ気に入ったで」

    カルディナ「と言う事でその二人はうちに操られてんねん、でお嬢様を殺すように命令してある」

    カルディナ「他の三人も、もう一人のごっつぃ強いらしい黒髪のお嬢様を殺すように命令してあるから助けはこないで」


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