私的良スレ書庫
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不知火母「それより貴方、平気なの?」
不知火父「なにが?」
不知火母「軍が制限してる海域にでるんでしょう?」
不知火父「ああ、漁村の皆と話合って決めた事だ。
安全だって事を証明する為にな」
不知火母「本当に大丈夫かしら……」
不知火父「なーにビビってんだよ。
どうせ軍が利益の為に嘘っぱちついてるだけだ。安全に決まってる」
不知火「準備できたよ、おかーさん」
不知火母「あら、早いわね。……っと、はいこれ交通費。
近いとはいえ気を付けていきなさいよ」
不知火「はーい」
漁村 住民区
近所のおじさん「おお、不知火ちゃん。一人でおでかけかい?」
不知火「うん。艦娘っていうのの検査してくる」
おじさん「おー偉いなぁ。
内の娘なんか怖い怖い言うもんだから一緒に行ったってのに」
近所の子供「不知火おねえちゃんいってらっしゃい!
帰ってきたら遊んでね!」
不知火の同級生「不知火ー、あとで宿題うつさせてねー」
オオ、シラヌイチャンダ
キヲツケロヨー
イッテラッシャイ
オミヤゲヨロシク
不知火「うん!いってきまーす!」
数時間後 帰宅中
不知火「(なんの検査かよく分からなかったけど、簡単で良かった)」テクテク
不知火「(薬を飲んだ時、小っちゃい人みたいなのがいた様な気がしたけど…)」テクテク
不知火「(まぁ気のせいかな)」テクテク
不知火「(そんな事より早く帰って遊んで宿題して……)」テクテク
不知火「(いつも通り過ごそう)」テクテク
不知火「(……ん、なんだろうあの人だかり……軍の人達?)」
不知火「すいません。ここ通りたいんですけど」
軍人A「駄目だ。ここは通行禁止だ」
不知火「でもここを通らないと帰れないんです」
軍人A「しかしな、この先は非常に危」
ドカーーーーーーン
不知火「キャァ」
軍人B「おい!漁村周辺海域で深海棲艦の攻撃が再び始まったぞ!
艦娘が出撃するみたいだから俺達は一旦退避だ!」
軍人A「お、おう!わかった!……あれ、あの女の子はどこだ?」
軍人B「おい!はやく退避行動に移れ」
軍人A「りょ、了解!」
漁村への道
不知火「(…お父さん、お母さん、漁村の皆……)タッタッタッ
不知火「(無事でいて!)タッタッタッ
漁村
不知火「そ……そんな……」
不知火「村が……家が……」
不知火「まるで……爆撃されたみたいに……」
不知火「……皆は…?」
不知火「……どっかに隠れてるかもしれない」タッタッタッ
不知火「キャッ!」ドタッ
不知火「……なんかに引っかかっ……」
おじさん「……」
不知火「おじさ……あうっ…下半身が……」
不知火「うっ……うっ……うぁあぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ
不知火「……うっ…ひっく…」
不知火「……だめよ、不知火。落ち着いて……」
不知火「他に生きてる人を探すの……」
不知火「………」タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
同級生「……」
不知火「………」タッタッタッタッタッタッ
子供「……」
不知火「………」タッタッタッ
漁村 小さな漁港
不知火「……もしかしたら船に乗って逃げているかも…」キョロキョロ
不知火「う……」
不知火「死体がいっぱい浮かんでる……」
ゴーーーーーー
不知火「っ!あれは!……お父さんの船!お、お母さんも乗ってる?!」
不知火「何かに追いかけられてる……あの黒いのは何……?」
不知火「もしかして……あれが……深海棲艦?」
不知火「お父さん!!!お母さん!!!逃げて!!!!」
ドカーン
不知火「あ……」ペタッ
不知火「……」
不知火「み……みんな……」
不知火「し……しんだ……?」
高雄「何やってるの!」
不知火「……」ビクッ
高雄「こんな所にいたら爆破に巻き込まれて死ぬわよ!!
さっさと逃げなさい!」
不知火「……う…あ」
高雄「くっ、ショックで体が動ないのね。
仕方ないわ。このままあいつらを倒す」スタッ
不知火「(もう死んだっていい……)」
不知火「(どうなってもいい……放っておいて…)」
不知火「(……あの女の人何してるんだろう……なんか武器みたいなの一杯つけて……)」
不知火「(……あの人、海の上で浮いた…?)」
不知火「(すごい速さで進んでる…………)」
不知火「(腰についてる武器で……あの黒いのを……深海棲艦を……)」
不知火「(倒した……?)」
不知火「……あれが艦娘」
回想終了
不知火「その後、艦娘の適性があった私はそのまま軍に所属して
そしてあの鎮守府に着任しました」
提督「……」
不知火「事件以来、感情を思うようにだす事ができないんです。
自分でも分かってるんです。無愛想な奴だって」
不知火「だけど、楽しかったり嬉しい事があると事件を思い出して……
自分だけこんな良い思いをしていいのかと考えてしまって……」
不知火「深海棲艦が憎くて仕方ないんです……」
提督「……不知火」
不知火「……はい」
提督「鼻にクリームついてるぞ」
不知火「え、あ」
提督「まったく……」フキフキ
不知火「す、すいません」
提督「別に俺は不知火がどうあろうと構わんよ」
提督「お前がすごく嫌なやつで最低な人間だとしても」
提督「俺は勝手に仲間だと思ってるし」
提督「これからもこき使って叱ってやる」
提督「こんな風にクレープ奢ったりもしてやる」
提督「それだけだ」
不知火「……はい」
提督「それと」
提督「深海棲艦を憎んでるのはお前だけじゃない」
不知火「…え?」
提督「……さて、俺はもういくよ。まだ寄りたい所があるんだ。またな」
不知火「あ、はい。分かりました。クレープごちそう様でした」
不知火「(金剛さんも言っていましたが……)」
不知火「(司令のたまに見せる悲しい表情や言動……)」
不知火「(もしかして司令も……)」
以上です。なんかすごい分かりづらい感じになりました。
不知火は「私」と「不知火」で一人称変えてます。
口調も幼少期と変わってる感じにしてます。
回想は結構蛇足なので読まない方がいいかもです。
お目汚し失礼いたしました。
ショッピングモール 中央通路
提督「(煙草を吸いたい……)」テクテク
提督「(喫煙所はどこかな…)」キョロキョロ
提督「(ん?……あれは金剛か?男性と一緒にいるみたいだが……」」
ナンパ男「君かわいーねー。良ければちょっと遊びに行かない?」
金剛「ごめんなさい。興味がないのでお断りさせていただきマス」
ナンパ男「いいじゃん。堅い事言わずにさ。お願い一生のお願い」
金剛「しつこいデス。用があるので失礼しマス」スッ
ナンパ男「ちょっとまてよ」ガシッ
金剛「離してくだサイ」
ナンパ男「やだね~」
提督「おい、その手をはなせ」
金剛「提督!]
ナンパ男「はぁ?なんなのお前。俺はこの子と用があるからあっちいってくんね?」
提督「俺はこいつの保護者だ。放っておく事はできん」
ナンパ男「保護者?意味わかんねーし。彼氏でもないんだろ」
提督「彼氏という立場ではない。ただ一つだけ忠告したい。。
怪我したくなければさっさと逃げろ」
ナンパ男「へー、いい度胸じゃん。
まぁ……お前が失せろ!!!」
提督「うっ」バキッ
金剛「提督!」
ナンパ男「へっ、なんだよかっこつけやがって。
さぁ行こうよ。こんな弱い奴ほっといてさ」
金剛「……」
ナンパ男「何々うつむいちゃって。ひょっとしてコワイの?
大丈夫、夜の作業はやさしいよ俺」
金剛「よくも……」
ナンパ男「ん?」
金剛「提督を殴りましたネ!」
ナンパ男「ゲフ」ドゴォ
金剛「許さない!」ガシ
ナンパ男「…あ……が…」
提督「やめろ金剛!それ以上やったらまずい!」
金剛「け、けど」
提督「俺は大丈夫だから、な?」ギュッ
金剛「提督……」
提督「落ち着いたみたいだな」
金剛「す、すいません。頭に血が上って……」
提督「うむ、良かった。
さっきのはこちらから先に手を出したらまずいんで、
ワザと一発もらっただけだ。身構えてたので軽傷だ」
金剛「そうですか……良かったデス」ホッ
提督「にしても……」チラッ
ナンパ男「」キュー
提督「こいつも災難だな。怪我するぞっていったのに」
提督「見た目に騙されて、馬鹿力を持ったこいつに手を出すなんて」
金剛「……えっと、提督は私を心配して声をかけたのですヨネ?」
提督「ん?なに言ってんだ。この男が、
大怪我しないかの心配をして声をかけたんだ」
提督「まぁこいつも見た目だけで声をかけないという
教訓を学べて良かったな。綺麗なバラにはトゲがあるとはよく言ったものだな」
金剛「……」フルフル
提督「どうした?そんなに震えて。
トイレでも行きたいのか?」
金剛「提督の……」プチッ
提督「?」
金剛「バカーーーーー!!!」
提督「ヒデブ」ドカァ
数分後
提督「イハイ(痛い)」
金剛「もう!提督はデリカシーがなさすぎデス!」
提督「俺が一体何をしたというんだ……」
金剛「自分で考えてくだサイ!」
提督「そ、そんな起こるなよ」
金剛「フン!」
提督「機嫌直してくれ、なんでもするからさ」
金剛「……なんでもするんデスか?」
提督「え、まぁ今できる範囲なら」
金剛「それじゃあ……」
ショッピングモール 洋食器屋
提督「金剛」
金剛「なんデスか」
提督「そんなにくっつくと歩きづらい」
金剛「いいじゃないデスか。なんでもするっていったのは提督デスよ」
提督「(腕組みしながら、ティーカップ選びに付き合え……と言われたのだが)」
提督「(かなり密着してくるので良い匂いやら腕に胸がビシバシ当たるわけで)」
金剛「あれ~、提督。顔赤いデスよ~?恥ずかしいんデスか?」」
提督「う、うるさい!あんまりくっつき過ぎるな!」
金剛「ハーイ、分かりました。んじゃもっとくっついちゃいマス」ギュー
提督「こ、こら///」
店員「(なにあのイチャイチャカップル……)」シラー
金剛「見てください提督、このティーカップ」
提督「ん?ハートの欠片がついてるのか?」
金剛「そうなんデス。同じカップをこうやって合わせると……
ほら!ハートができるんデース!」
提督「おお、凝ってるな。
でもこれ離す時ハート割れるみたいで縁起良くないな」
金剛「じゃあ今の私と提督みたいにずっとくっつけさせとけばいいんデスよ」
提督「や、やめろ///」
金剛「えへへ、提督可愛いデス」
提督「お前、割とSな所あるのな……」
金剛「提督」
提督「ん?」
金剛「……本当にこうやってずっと一緒に居れたらいいいいですね」
提督「そうだな……」
金剛「提督や鎮守府の皆とずっと一緒に、離れずに……」
提督「……ずっとは、無理だよ」
金剛「……」
提督「いつかは離れる時がくる」
金剛「嫌です……」
金剛「イギリスに居た時、イッパイ仲間がいました」
金剛「今の鎮守府と同じ様にみんな仲良くて」
金剛「ずっと一緒だと思ってました」
金剛「だけど……」
提督「金剛……」ギュッ
提督「(たしか今のイギリスは事実上、壊滅状態……)」
提督「(アジア付近の海域に比べて、
深海棲艦の猛攻が激しいヨーロッパの海域)」
提督「(イギリスでは艦娘の適正がある者は
強制的に艦娘にされると聞いた事がある)」
提督「(金剛もきっとその内の一人なのかな)」
提督「(そして、艦隊でもっとも練度が高いのは金剛だ)」
提督「(きっと多くの実戦を体験してきたのだろう)」
提督「(いつも明るく振る舞っているが……」)
提督「(苦労してきたんだな)」
提督「……金剛はなんで日本に?」
金剛「親が日本人デスから……妹達と一緒にこちらに来ましタ」
提督「そっか。妹達もお前に似て可愛いんだろうな」ナデナデ
金剛「……」ジー
提督「な、なんだ。まずい事言ったか?」
金剛「いえ、なんでもないデス///」
提督「ふむ?……あ、そうだ。
さっきのカップ買うよ。俺からプレゼントさせてくれ」
金剛「え、気にしなくていいデスよ」
提督「いや秘書艦としてがんばってるお礼も前からしたかったからさ。
毎回おいしい紅茶もいれてくれてるし。プレゼントさせてくれ」ニコッ
金剛「……」ジー
提督「金剛?」
金剛「え、はい。わかりました。ぜひお願いしマス」
提督「なんださっきからボーっとして
じゃあ、買ってくるからここで待っててくれ」
金剛「(なんなのでショウかホントにあの人は)」
金剛「(人の事を馬鹿力だのトイレ行くかだの失礼な事を言う癖に」)」
金剛「(ちょっと弱ってる所を見せたらとことん優しくしてくる)」
金剛「(そんな事されたら……ホントに……)}
金剛「諦められないデス……」ボソッ
とりあえず以上です。
金剛は現段階でゾッコンです。
14日のアップデート楽しみです。
ショッピングモール 喫煙所
提督「フー」スパー
提督「(金剛にティーカップを渡して、離れた後)」
提督「(喫煙所を見つけてやっと煙草が吸えた)」
提督「(……吸い終わったら長門の様子を見に行きたいのだが…)」
提督「(あいつは特にどこへ行くとか言ってなかったしな)」
提督「(探すのに苦労しそうだ)」
提督「(……そういえば…あいつの部屋、ぬいぐるみがたくさんあったな)」
提督「……まさかな)」
>金剛は現段階でゾッコンです。
こういうのいらないんで()笑。
でか俺の忠告効いてねーなおめー笑。
つまんねーから自由帳にまとめてpdfで提出しろ。
こういうのいらないんで()笑。
でか俺の忠告効いてねーなおめー笑。
つまんねーから自由帳にまとめてpdfで提出しろ。
乙
イライラしてるのにしっかり見てるのはツンデレもいいとこだね~
イライラしてるのにしっかり見てるのはツンデレもいいとこだね~
今更なんですがどういう時代設定?
ストパンみたいに余所の国だけ壊滅状態?
ストパンみたいに余所の国だけ壊滅状態?
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