元スレ提督「よろしく頼む」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
呼称適当、キャラ崩壊あり
まったりとかちょいシリアス
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1390967195
2 :
提督「今日からこちらに着任した提督だ。
みんなには暫く迷惑をかけると思うがよろしく頼むぞ」
金剛「提督さん、よろしくデース」
龍驤「よろしゅうなー」
電「よろしくなのです」
長門「よろしく頼むぞ」
愛宕「うふふ、よろしくお願いしますね」
不知火「よろしくお願いします」
3 = 2 :
提督「さて、早速で悪いが今日の任務へ向かう。
目標は南西諸島沖へ敵艦隊及び重要資源の調査にいく」
提督「各自最適な状態でマルフタマルマルに集合してくれ」
艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」
龍驤「みんなどうや?新しい提督さんは」
金剛「見た目は軍人らしい男って感じがしマスね」
電「真面目そうなのです」
長門「まぁ軟弱そうでないのはいいな」
愛宕「なんだかちょっと硬い感じがするわね~」
不知火「しっかり仕事さえこなしてくれれば不知火はそれでいいです」
龍驤「せやなぁ、たしかにノリは悪そうなやっちゃな」
長門「ん、時間になるぞ。話は終わりだ」
4 = 2 :
提督「集まったか。点呼確認次第、出発する」
・・・・・・
提督「よし。では出撃する。
長門が先行、その後ろから金剛、愛宕、不知火、電、龍驤の順で進め」
提督「私語は慎め!常に集中しろ!報告は怠るな!危険だと思ったらすぐ退避しろ!
わかったか?」
艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」
5 = 2 :
^^^^^^^海域上
龍驤「(ななーやっぱ真面目すぎやんあの提督)」
金剛「(たしかに前の指令と比較すると少し厳しい感じがしマスね)」
電「(さっきはすごく大きい声でちょっと怖かったのです)」
愛宕「(もっと柔らかくいって欲しいわよねぇ)」
長門「(いや、ここは戦場だ。あれぐらい厳しくなくてはな)」
不知火「(……私語厳禁です)」
提督「こらぁ!私語は慎めといっただろ!」
艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」
不知火「(うぅ、不知火まで……」
6 = 2 :
------南西諸島沖
提督「マルヨンマルマル、南西諸島沖、到着」
提督「索敵班、辺りの様子はどうか?」
龍驤「今の所問題なしや」
提督「ふむ。引き続き周囲を警戒しながら進行せよ。
敵艦の気配がないと判断次第、資源の調査及び収集を行う」
金剛「提督!」
提督「なんだ、金剛」
金剛「少しだけティータイムに入りませんか?長時間の運航でみんな疲れてるデース」
提督「ならん。いつ敵がでてくるか分からんのだ。やるべき事を迅速にこなし、颯爽と鎮守府に帰還するのだ」
金剛「ほんのちょっとだけでも……」
提督「却下する」
金剛「りょ、了解デース.....」
提督「私は今から妖精達と収集できそうな資源について確認してくる。何かあればすぐに報告するように」
7 = 2 :
------少し経って
龍驤「さっきは随分きつーいわれたなぁ金剛」
金剛「まぁ提督のいってる事は正しいデス」
電「でも言い方もあるかと思うのです」
愛宕「仲良くなるのはむずかしそうねぇ~」
長門「しかし見た目が若い割にしっかりしてるというか。なにか貫禄を感じるな」
不知火「たしかに。実践経験が豊富そうにみえます」
龍驤「せやな~、でもウチら提督が前どこにいてどういう立場とかそういうの全くしらんしなぁ」
愛宕「まぁ今日ここにきたばっかなんだししょうがないわよ」
電「あの司令官さんから色々聞くのはちょっと怖いのです」
ピー
提督「各自へ、資源についてある程度見積もりができた。これからこちらで収集を行う。
サルベージ中の艦を護衛してくれ。頼むぞ」
艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」
9 = 2 :
-------数時間後
提督「資源の収集が完了した。速やかに帰還するぞ」
龍驤「ん、なんや。あれは」
提督「どうした龍驤」
龍驤「……! 敵艦発見!数4、うち戦艦級1確認!」
提督「くっ、もう帰還しようという時に……」
金剛「どどどドウスルンデスか?!」
電「あわわわ、ぎょ、魚雷のじゅん……あれ…数が足りないのです?!」
不知火「・・・・!」
長門「ま、まて不知火前へでるな」
不知火「し、不知火に落ち度は……」
龍驤「ウ、ウチにまかせろ!艦載機を……ってあれ?
ああ!偵察にとばしてるんやった!」
愛宕「み、みんな落ち着くのよ。私に任せなさい。私が前へでて……」
提督「喝っ!!!!!!!!」
艦娘達「?!」
提督「みんな落ち着け。長門と金剛は前方で敵の戦艦級を主に交戦、愛宕と不知火はそれ以外をカバーしろ。
電は雷撃戦にそなえ魚雷の準備をしろ。魚雷はこちらの艦に予備がある。龍驤は後方で周囲をうかがいつつ艦載機で爆撃しろ」
艦娘達「」ポカーン
提督「返事は!」
艦娘達「「りょ、了解(デース)(なのです)!」」
提督「みんな大丈夫だ。戦力はこちらが上だ。
俺を信じろ。俺もお前らを信じる。信じて戦ってくれ。絶対に守るから」ニコッ
金剛「分かりました。提督を信じて戦うのデース」
龍驤「ウチにまかせれば万事OKや!」
電「まかせてくださいなのです」
長門「私とした事が慌ててしまった。ビッグ7の力、しっかりと見とくがいい」
不知火「不知火は別に驚いたりなんかしていません。いつもどおりやるだけです」
愛宕「うふふ、私たちがしっかりしなきゃだめよねぇ~」
提督「うむ、頼んだぞみんな」
10 = 2 :
^^^^^^^戦いが終わり
提督「ふう、なんとか大きな被害をださず倒せたか。みんな、よくやったぞ」
金剛「一時はどうなるかと思ったデース」
龍驤「ウチらってよく考えたら実戦経験すくないもんなぁ」
長門「うむ。前の提督は演習ばっかりしてたしな」
愛宕「実戦は緊張感が全然ちがうわねぇ」
不知火「私はいつも通り平常心でしたよ」
長門「何を言う焦って前に急発進した癖に」
不知火「あ、あれは不知火の考え的に!」
提督「はいはい、話はこれくらいにしてくれ。続きは帰還してからだ。
行きと同じように注意しながら進行しろ」
艦娘達「はーい」
11 = 2 :
------帰還中海上
金剛「(さっきの提督、かっこよかったデスネ)」
龍驤「(ああかっこいいかどうかはともかく、あの場面でああいう風に冷静に指示したのはすごいと思うたわ)」
愛宕「(そうねぇ。安心させる為か笑顔だったのはすごくキュンときたわ)」
電「(笑うとすごくかっこいいのです)」
長門「(私たちの司令官なのだ。あれぐらいの指示はだせないと困る)」
不知火「(私語厳禁ですよみなさ・・・)」
提督「こらぁ!私語は慎めと何回言わせるんだ!」
艦娘達「「りょ、了解(デース)(なのです)!」」
不知火「(……うぅ)」
12 = 2 :
-----鎮守府
提督「イチナナマルマル、鎮守府帰還。みんな無事だな。各自武装解除後、部屋に戻り報告書を作成し提出せよ」
金剛「提督、質問があるデース」
提督「なんだ言ってみろ」
金剛「秘書艦はどうするんデスか」
提督「秘書艦か……特に考えてなかったな」
金剛「なら私……」
提督「ふむ、こうしよう。週で交代制にする」
金剛「がやって、え?」
提督「なに、一人にしぼる事もなかろう。
各々の価値観や考え方を知り性格を把握する事も今後の作戦に重要となる。
秘書艦といった立場から俺とコミュニケーションを取れればと思う」
提督「もちろん執務業の手伝いもしっかり行ってもらうからな」
長門「なるほど、賛成だな。一度秘書というものをやってみたかったのだ」
龍驤「なんやめんどくさそうやな~」
電「秘書!なんか大人な感じがするのです!」
愛宕「秘書ねぇ。なんか燃えるわねぇ」
不知火「不知火は興味ありません。やれと言われればやるというだけです」
提督「概ね賛同のようだな。明日から頼む事にする。詳細はまた追って告知するから今日は休んでくれ」
金剛「ワタシガ……」
提督「俺は部屋にもどる。何かあれば報告してくれ。解散」
金剛「」
13 :
きたい
14 :
提督に弱みが欲しいところだが
15 = 2 :
^^^^^^^^次の日
提督「みんなおはよう」
艦娘達「「おはようございます」」
提督「昨日はお疲れ様。着任一日目から慌ただしい日となり、
みんなには非常に不安な気持ちをさせてしまった事を申し訳なく思う。すまなかった」
金剛「いえいえ、提督のせいではないデース」
電「そうなのです。提督さんはしっかりがんばっていました!」
長門「うむ、別に提督が謝る事はなかろう」
龍驤「せやせや」
愛宕「うふふ、ホントお堅いわねぇ」
不知火「不知火は私語していません」
提督「いや……少し厳しく言い、嫌な思いをさせてしまった部分もあるだろう
でも、決してふざけていってる訳ではない。戦場とは一つのミスで多くの被害をだしてしまう事があるのだ。
皆にはそこを十分理解してもらい、今後の作戦で生かしてもらいという思いだ。これからもよろしく頼む」
艦娘達「「提督……」」
提督「ま、まぁ堅い話はこれくらいにして昨日話ていた秘書艦の話だが」
提督「とりあえず、金剛から順に従事してもらいたいと思う」
金剛「おおお!提督の初めてはワタシですか!ヤッタネ!」
提督「言い方に誤解を生む可能性がある事には触れないが、とりあえず今週はよろしくたのむぞ」
金剛「よろしくデース!!」
提督「さて、今日は特にこれといって任務はない。
割り振られてる作業を各々のペースでこなしてもらえば良い」
電「なにか作業があるです?」
提督「ああ、金剛この紙を頼む」
金剛「ハイデス!えっと、掃除係、洗濯係、買い物係・・・これは?」
提督「各自で分担して作業してもらう」
金剛「分担て、家事手伝いの作業者さんはどうしたんデスか?!」
提督「ああ、経費削減の為一旦契約を解除した」
艦娘達「「ええーーーー!?」」
提督「そ、そんなに驚く事もなかろう。ここは規模が大きい鎮守府ではないし、しっかり分担を行えば
対応できるはずだ」
長門「だからといって軍人である私たちが……」
提督「軍人である前に人間だ。俺達はここで生活をし、ここで共に極力していきていくのだ。
最低限の事は自分達でやっていこう。
もちろん戦況が著しくなかったり、何か事情ができれば元に戻すさ」
電「家事とかあまりした事ないのです……」
龍驤「掃除とかめんどうやわ~」
不知火「私達は軍人です。戦う事以外にやらなければいけないのでしょうか」
長門「うむ、私達は戦いにきているのだ。もっと強くなる為にそんな事に時間を要していてはな」
提督「浮いた経費で極上のアイスを買うことができる。もっといい装備を新調できるぞ」
艦娘達「「やりましょう」」
16 = 2 :
支援ありがとうございます。
未熟な文章ではございますが、お付き合いいただければと思います。
更新は今現在のリアル状況的には週2~4になります。
書き溜めはしたりしなかったりです。
よろしくお願い致します。
17 :
有能提督でええな
18 = 2 :
------提督の部屋
金剛「金剛デース、提督いますか?」コンコン
提督「ああ、入ってくれ」
金剛「失礼しマース」
提督「さて、今日からしばらくの間、金剛には秘書としてここで従事してもらう事になる訳だが」
金剛「ハイ!」
提督「実はまだそんなに割り振れる仕事がなくてな。今日は特に何もしなくていい」
金剛「アララー、それは残念デス」
提督「こちらに着任したばかりだからな。
今の所、契約書類と鎮守府周辺資料に目を通すくらいの業務しかないのだ」
金剛「なるほどデス。あ、よければなんですが……」
提督「なんだ?」
金剛「ティータイムにしませんか?」
提督「……」
金剛「アハハ、やっぱりなんでもないデス」
提督「お菓子……あったかな」
金剛「ハイ?」
提督「いや、お茶に合うお菓子あったかなと思ってな」
金剛「ティータイムいいんですか?!」
提督「丁度休憩したかった所だ」
金剛「す、すぐ用意してくるデース。とびっきりの紅茶をいれてあげマス!」ドタドタガチャ
提督「お、おい!あんまり急ぐなよ危ないから」
19 = 2 :
-----数分後
金剛「さぁ、じっくり味わってくだサーイ」
提督「ふむ…」ズズズ
金剛「……」ドキドキ
提督「こ、これは……」
金剛「これは?」
提督「旨いぞ。いつもコーヒーばかりのんでいるが紅茶もいいものだな。
香りがすごく良い。甘すぎず苦すぎずのあたりもすごく好みだ」
金剛「ほ、本当デスか!?
提督「ああ、俺はこういうのに関してははっきり言うタイプだ。
まずければまずい、とな」
金剛「(たしかに)」
提督「しかし随分本格的なティーセットを持っているのだな」
金剛「ハイ!イギリスにいた頃にティータイムの習慣があったので、その影響デース」
提督「なるほどな。…あの時は無下に断って悪かった」
金剛「……昨日の事デスか?」
提督「ああ」
金剛「気にしなくていいのデース。提督の判断は間違っていないデス。
実際昨日だってちょっとの気の緩みが混乱を招いていますから」
提督「……そういってもらえると助かる」
金剛「……」
提督「……」
金剛「……あ、よければおかわりありマスヨ提督!」
提督「ん、じゃあもらおうかな」
金剛「ハイ!……あ、ちょっとお茶ッ葉とってくるデース」スタ
提督「……金剛」
金剛「ハイ?」
提督「ありがとう」ニコッ
金剛「え」////
金剛「え、あ、あ、あ」////
金剛「ハイ……デス」///
提督「ん?なんか顔赤いぞ。だいじょうぶか?」
金剛「ナンデモナイデス!イッテキマス!」//// ガチャッドタドタドタ
提督「お、おい!あんま走るなよー!」
20 = 2 :
------調理場・食堂
電「ムムム」
提督「(ん、あれは電だな。料理担当になったのか)」
電「一体なにを作ればいいのです……)」
提督「おい、何を悩んでいる」
電「はぅっ!て、提督さん!び、びっくりしたのです」
提督「すまない。何か悩んでいる様に見えたので声をかけてみた」
電「は、はい。実はお夕飯の担当になったのですが、何を作ればいいか悩んでいるのです」
提督「なるほど」
電「皆さんが満足するような料理はどうすればいいのかなと……」
提督「味覚というのは人それぞれだ。全員が満足するというのはとても難儀だと思うぞ。
そうだなぁ。各々の好きな食べ物を聞いて参考にするのはどうだ」
電「は、はい。実は聞いてみたんですが……」
金剛「ケーキ」
龍驤「ピザ」
長門「カツ丼」
愛宕「お肌にいいフカヒレのスープ」
不知火「ご飯」
電「こんな感じだったのです」
提督「めんどくせぇ」
21 = 2 :
提督「ふーむ。俺から提案していいか?」
電「はい?」
提督「カレーなんてどうだ?」
電「カレーですか?」
提督「ああ、嫌いな人は少ないし野菜も多く照れて栄養価が高い
。ボリュームも調整しやすいし、よほど下手くそでなければ失敗もしづらい料理だ」
電「……!」
提督「どうだろう?」
電「カ、カレーにするのです!」
提督「そうか。早速とりかかろう」
電「提督さんも手伝ってくれるのです?」
提督「時間も時間だしな。一緒に作ってさっさと終わらせよう」
電「ありがとうなのです!正直心細くて……」
提督「気にするな。当番制にしたのは俺だからな。
元からある程度はフォローするつもりだったさ」
--------1時間後
提督「ふう下ごしらえは終わりだな。あとは煮込むだけだ」
電「なんかほとんど提督さんにやってもらっちゃいました……
ごめんなさいなのです」
提督「電!」
電「はいっ!」ビクッ
提督「そういう時は、ありがとうっていうんだ」
提督「言っただろう。俺たちはここで一緒に強力して生きていくんだ。頼るのも頼られるのも当たりまえだ。
限度はあるがな。いちいちそんな時に謝っていたら気が滅入ってしまうだろう」
電「わ、わかりました!提督さんありがとうなのです!」
提督「うむ、それでいい。これからもよろしく頼むぞ」ナデナデ
電「はわわっ!こ、こちらこそなのです」////
提督「さて、俺は別の当番も見てくる。じゃあな」
電「は、はい!」
電「(提督さん……最初は怖い人と思いましたが、なんだか印象が変わったのです)」///
22 :
はわわ
23 :
しばらくは、こんな感じでまったりします。
今日の投下は終わりです。
ありがとうございました。
24 :
電は司令官呼び
25 :
>>24
ご指摘ありがとうございます。
次回より修正いたします。
27 :
ちょっとずつ投下します
28 = 27 :
--------武器弾薬庫
龍驤「……」スヤァ
提督「龍驤、起きろ」
龍驤「……ンー…」
提督「ふむ」スー
提督「敵襲だぁああああああああああ!!!!」
龍驤「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
どこや!ウチはまだやられないでぇぇ!」ガバァ
提督「おはよう」
龍驤「て、提督!敵襲やて今……あ……もしかして……」
提督「うん」
龍驤「えっと……これは違いましてですね。決して掃除をサボって寝てた訳ではなくて、
まぁいわゆるイメージトレーニングという」
提督「龍驤」
龍驤「はい」
提督「正座」
龍驤「はい」
29 = 27 :
------説教中
提督「サボるにしても、軍人にとって命とも言える武器や弾薬がある場所で昼寝など」ガミガミ
龍驤「すんまへんすんまへん……」
提督「それにな、お前に何かあっては困る。ここには火薬関係の物もあるのだ。
管理はしっかりしているつもりだが、もし爆発でもしてみろ。大けが所ではすまんぞ」
龍驤「……ウチの事大事に思っていってくれてんのか」
提督「当たり前だろ。まだ日は浅いかもしれんが俺は艦娘のみんなを家族の様に大事にするつもりだ。
分かったら立て。掃除の続きをするぞ」
龍驤「……最初はお堅いやっちゃな思ったけど、そんなクサい事までいうんやな」
提督「ん?正座したりないのか?」
龍驤「か、堪忍や!さっさやりましょ!」イソイソ
龍驤「(まぁ……心配されるのはちょっちうれしいやん)」
30 = 27 :
--------掃除後
提督「ふぅ……思ったより時間がかかったな」
龍驤「疲れた~。もう動けへん~」
提督「お疲れさん。ほらこれ」スッ
龍驤「これは!間宮店特性極上アイス!食ってええんか!」
提督「ああもちろんだ。他の奴らには内緒だぞ」
龍驤「おおきに!返せいわれても返さへんで!」
提督「はいはい。ちゃんと自分の部屋で食えよ」
龍驤「いや~ラッキーやな~♪毎回もらえるんやったら喜んで掃除でもなんでもしたるのに」
提督「さすがに毎回は無理だな。というかアイスそんな好きなのか」
龍驤「当たり前やん!口にいれた瞬間とろける感覚!ほんのりとした甘さ!絶品や~!」
提督「ふむ」ジー
龍驤「アイス~♪アイス~♪」
提督「……」ジー
龍驤「アイ……なんやジーっとウチの事みて。やっぱ返せっていうんか。
一度もらったもんは変えさへんで」
提督「いや、なんか可愛いなと思って」
龍驤「ヘ……か、可愛い?!」
提督「うむ。アイスでそこまで喜んでもらえるとは思ってなくてな。
純粋に喜んでる姿をみて可愛いと思ったのだ(子供みたいで)」
龍驤「は、ハァ?!何言うてんのキミ!めったな事いうもんじゃないで!」////
提督「なんだ。可愛いものに可愛いといってはいけないのか」
龍驤「~~~っ!し、知らん!掃除も終わったし部屋帰るで!」////
提督「ああ。あんまりがっつくなよ」
龍驤「余計なお世話や」
龍驤「(なんや調子狂うな~。真面目な顔でしょうもない事いいおって……)」
龍驤「(ま、まぁ悪い気はせんけど……)」////
31 :
1はヒト
7と間違えるから、7をナナと読んでいても紛らわしい表現を避ける
32 = 27 :
>>31
ご指摘ありがとうございます。
勉強になります。次回より修正します。
33 = 27 :
--------鎮守府玄関
提督「(ふぅ、煙草でもかってくるか)」
提督「(ん?向かい側からくるのは長門か?)」
提督「長門、買い物の帰りか?」
長門「提督か。良かった丁度聞きたい事があるのだ」
提督「どうした?」
長門「スーパー北上という店に行きたいのだが、一向にたどりつかん。
この地図が間違っているのではないかと思ってな」
提督「ふむ。最新の地図を用意したつもりだし見る限り間違ってもいないな」
長門「そうなのか?うーんどうしてだろうか。
北は上で右が東で地図なりにあるけばつくはずだろう」
提督「……長門……お前もしかして、地図みれないのか」
長門「何を言っている!軍人ともあろうものが地図を見れない筈がない」
提督「じゃあ一緒にいこうか。俺も煙草ついでにいくぞ」
34 = 27 :
-----数十分後
長門「やはり着かんな」
提督「当たり前だ。進んでる方向全部北で解釈してるじゃないか」
長門「???どういうことだ?」
提督「あのな……」
----説明中
長門「なるほど。地図を回転せず考えていたからそうなるのか」
提督「まぁ厳密にいうと回転する必要もないが……そう覚えとけ」
長門「よし!もう大丈夫だ!問題ない!」
提督「(こいつ思ったよりダメなやつかもしれん)」
35 = 27 :
-----スーパー北上店
長門「ここがスーパー北上か。随分派手だな」
提督「見た目はあれだが、価格は周辺より安く、品揃えも豊富だ
鎮守府から距離歩くが来る価値はある」
長門「なるほど。ゲテモノはうまいという事と一緒だな」
提督「一緒だなと言われると困るが、まぁそんなもんだ。
そいえば何を買うか決まっているのか」
長門「ああみんなと話合った結果、生活必需品をまず買い込む事にした」
提督「ふむ。例えば?」
長門「まずクマのぬいぐるみだな」
提督「まて」
長門「?」
提督「それは生活において、必須ではない」
長門「そうなのか?電と私は必要だと強く賛同したが」
提督「(お前もかよ)理由は?」
長門「やはり日々厳しい訓練や常に命の危険にさらされている戦場が
身近にあるという事は精神的に負担がくる。
そこでくまのぬいぐるみだ。
ぬいぐるみの愛らしさと一緒に寝たり話しかけたりと色々できる。
個人的にはクマじゃなくてもいいが、とりあえず定番という事でまずは基本からせめ」
提督「わかった!わーかった!そうだな、まぁお前らも女の子だもんな。
俺も人間だ。そういう部分に理解をしたい。今回はとりあえず許可する。
んで他にはどんなものがある?」
長門「麻雀セット」
提督「ぶっとばすぞ」
長門「なんだ急に暴言を」
提督「あのな、それ買うの経費つかってるんだぞ。
てか生活必需品勘違いしてないか?」
長門「何をいう!麻雀というゲームをして日々の精神的な負担を」
提督「ダメ」
長門「はい」
36 = 27 :
提督「他には何を買う予定だ?」
長門「トイレットペーパーやティッシュ等だな」
提督「まともなのがあってすごい安心した」
-------買い物後
提督「持って帰れるものは持ち、かさばる物は宅配に任せればいい」
長門「わかった。しかし思ったんだが、
徒歩ではなく車できた方がよかったのではないか?」
提督「そうなのだが、軍人が事故ると色々面倒だからな。
リスク回避の為、なるべく外では徒歩で移動してもらいたいのだ」
長門「そんなものか」
提督「ああ、面倒なんだよ。色々とな」
長門「……提督、一つ聞きたい事がある」
提督「どうした」
長門「……提督はなぜこの鎮守府にきたのだ」
37 = 27 :
提督「なんだよ急に」
長門「おかしいと思ってな」
提督「……」
長門「まず時期がめずらしい、事前情報も遅かった。
そして何よりおかしいのは着任1日目からの調査任務だ。
普通に考えて実戦の可能性がある場所へとなんの段取りもなく
行われたのはおかしい事だ。
よっぽど上から信頼されているか何か緊急的な時でしかありえん」
提督「……」
長門「恐らく前者だろう。昨日の指揮をみる限り、
提督はかなりの実戦経験があるように思える」
長門「そんな人間が何故、この小さい鎮守府に来たのか。
気にならない筈がない」
提督「長門」
長門「提督は俺を信じろと言った。今後共に戦う仲間として私は勿論信じたい。
背中を任せたい。でも素性の知らぬ人間を」
提督「長門!」
長門「!」
提督「いつか、必ず話す」
提督「すまん」
長門「……わかった。熱くなってこちらもすまなかった」
提督「いや、いいんだ。
ただ俺にまだ心の準備ができていないだけだ」
長門「……待っているぞ」
提督「……うむ」
提督「帰ろうか、俺達の鎮守府に」
38 = 27 :
--------鎮守府 調理場
長門提督「「ただいま」」
電「おかえりなさいなのです」
長門「調味料とか諸々買ってきた」
電「わぁ!今日のカレーに使えるといいのです!」
長門「あと非常に申し訳ないのだが……」
電「?」
長門「クマのぬいぐるみは買えなかった……」
電「う……残念なのです……」
提督「(まぁスーパーにはないだろうな)」
39 :
期待してる
40 = 27 :
-------提督の部屋
提督「(ふぅ…まさかあのタイミングで聞かれるとは…)」
提督「(いずれ話さなければいけない事。逃げてばかりでは駄目だ)」
提督「(……風呂でもはいってさっぱりするか)」
------大浴場
提督「いつも思うが、ここの風呂場はでかい。
鎮守府の大きさに対して不釣り合いだ」カポーン
提督「でも風呂がでかいと開放的な気分になる。癒されるな」
愛宕「そうでしょう?この鎮守府の自慢ですもの」チャポーン
提督「……あぁ、自慢できるな・。
ただし人が風呂はいってるのに堂々と中に入ってくる不届きものがいなければな」
愛宕「あらあら酷い言い方ね」
提督「で、なんだ。できれば風呂は一人で入りたいのだが」
愛宕「折角素敵なレディーが豊満な水着姿でいるっていうのに何もないの~?」
提督「ああ、素晴らしいな。でてけ」
愛宕「うふふ少しは驚いてくれてもいいのにいけずねぇ。
一応お風呂掃除という用事があってきたのだけどまた後にするわね」
提督「いや、待て。そういう事ならもう出る。
こんな昼の時間に風呂はいってる俺も悪いからな」スクッ
愛宕「あら、いいのよ。ゆっくりはいって」ガシッ
提督「あっ、おい!腕を引っ張るとあぶな」
ザッパーン
提督「……プハッ!だ、大丈夫か?」
愛宕「ええ大丈夫よ。ただそんなに強く掴まれると」////
提督「あ」モミモミ
愛宕「キャッ//」
提督「こ、これはちが////」
金剛「愛宕~!お風呂掃除手伝いにきましたヨー、レッツクリーニン…」
金剛「お邪魔だったネーゴメンナサイ」
提督「待て金剛!誤解だ!」
41 = 27 :
-----脱衣所 誤解説き中
金剛「ビックリさせないでくだサーイ」
提督「俺は悪くない」
愛宕「ごめんなさいね驚かせちゃって」
金剛「気にしないでくだサーイ。提督もきっと心の中でラッキーって思ってマース」
愛宕「キャーセクハラー」
提督「ハァ、なんとでも言え」
愛宕「にしても」
金剛愛宕「……」ジー
提督「なんだ人の体をジロジロと見て」
金剛「すごい傷だらけデスね」
愛宕「湯船に浸かってみえなかったけど」
提督「別におかしいもんじゃない。敵との戦いで火傷や裂傷などよくある話だ」
愛宕「そうね、前の鎮守府で何があったかはまだ聞かないわよ~」
金剛「私も聞きまセーン」
提督「…長門か?」
愛宕「何の事かしら~」
金剛「何の事デスか~」
提督「全く……さぁ着替えるから出て行ってくれ」
愛宕「あら別に目の前で着替えてくれてもいいのよ~。立派な魚雷を見せつ」
提督「いいからでてけぇえええええええええええ!」
愛宕金剛「「ハーイ」」ドラドラ
42 = 27 :
期待コメありがとうございます。
自分の見返しましたが、文章力以前に誤字脱字が非常に多くどうしようもない感じです。
もう少し見直しがんばります。
今後は不知火との絡みと
簡単にイチャイチャさせながら提督と艦娘との親密度をあげてく展開になります。
よろしくどうぞ・
43 :
期待、頑張って
44 = 27 :
-----鎮守府外周辺 海岸
ザザーン
提督「(ゆっくりと煙草を吸いに海に来てみたが…)」
提督「(…こうやってゆったりと海を眺めるのも久しぶりだな)」
提督「(……)」」
提督「(……大和)」
不知火「泣いているんですか?」
提督「ここのやつらは無神経な奴が多いと思わないか?」
不知火「不知火に落ち度はありません」
提督「お前に落ち度がなければ、誰にあたればいいんだ」
不知火「そこにいるカモメはどうでしょうか?」
提督「お前……なんでここにいる」
不知火「鎮守府外周辺を見回る担当についたもので」
提督「忘れてたな。そんな担当も作った」
不知火「中ばかりでなく、外へも目を向ける。すごく重要な事だと思います」
提督「ああ、どんなものもそうだ。主観的にも客観的にも目を向けないと
正しく判断できない事が多い」
45 = 27 :
不知火「…なんで泣いていましたか?」
提督「なんでだと思う?」
不知火「質問を質問で返すのは畜生のやる事です」
提督「それは言いすぎだろ。俺の今の立場や性格、外見、そういうものから予測してみろよ」
不知火「…めんどくさいのでいいです」
提督「お前な……」
不知火「すみません。戦う事以外に興味がないもので」
提督「……お前の履歴書をみたよ」
不知火「深海棲艦。不知火は……私は絶対に駆逐してやります。
1匹残らずこの倒して見せます」
提督「親を殺されたからか?」
不知火「親だけじゃありません。私が住んでいた漁村のみんなの無念を晴らして見せます」
提督「…あいつらを倒した所で救われるものがあるのか」
不知火「わかりません。でもそれしか考え付かないのです」
提督「……」
不知火「提督、私はここで仲良しごっこをするつもりはありません。
とにかく一匹でも多く深海棲艦を倒したいのです。前線に私をもっとだしてください。
お願いします」
提督「ああ」
不知火「……不知火は鎮守府に戻ります」
提督「不知火」
不知火「はい」
提督「仲良しごっこもたまにはいいものだぞ」
不知火「……失礼します」スタスタスタ
46 = 27 :
今日はこれで終わります。
ありがとうございます。
48 :
乙ー
不知火ヒロイン待ったなし
49 :
おつおつ
続き楽しみにしてます
みんなの評価 : ★
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