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    元スレ金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」

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    151 :

    ええなぁ

    話しの都合とは言えもしここまで運良く川内型揃った人いるなら爆散させるしか無いな

    152 :

    キラキラ付け作業してると意外と落ちるけどな
    川内はボーキ持ってきてくれるしありがたい

    153 = 124 :

    提督「ふう……。今日の仕事、終わったな」

    金剛「うー……疲れまシタァ……」

    提督「秘書の仕事、だいぶ慣れてきたようだな」

    金剛「いっぱいいっぱいデース……。まだまだ速くなれるはずデース……」

    提督「向上心があって良い事だ」

    金剛「…………テートク、マルヒトマルマルデース」

    提督「もうそんな時間か」

    金剛「そうデス。この時間が悪いのデス」

    提督「うん?」

    金剛「提督。提督はどうしてそんな目をするのですか?」

    金剛「希望を失って、絶望しか見えていないかのような目をしています」

    提督「…………」

    金剛「私、知りたいです。提督の過去を」

    提督「……ストレートだな、金剛」

    金剛「それが私の良い所で悪い所です」

    154 = 124 :

    >>151
    すみません。この部分は大体実話です。
    川内型は1-2クリア時に全部揃いました。

    「吊るそう」

    あ、響ちゃんごめんなさ──ひぎゃぁあッ!!

    155 :

    俺も川内型コンプは5日もかからなかった記憶
    金剛型は1ヶ月近くかかったあげく、全艦ドロップより建造が先だったが

    156 = 123 :

    川内より四人集めなきゃいけない金剛型任務はなかなか終わらなかった

    157 = 124 :

    提督「よく分かっているようだ」

    金剛「踏み込まれたくないのだったら、そう言ってください。私は強要したくないです」

    提督「……少し、時間をくれるか?」

    金剛「はい、待ちます。いつまでも」

    提督「………………金剛」

    提督「答える代わりに、髪、梳かさせてくれ」

    ……………………。

    金剛「ンー♪ 幸せデス♪」

    提督「それは良かった」

    金剛「こうしていると、眠くなるのが玉に瑕デス……。もっとこの幸せを感じていたいの二ー……」

    提督「眠くなったら寝ても良いんだぞ。無理はするもんじゃない」

    金剛「勿体無いデース……。折角テートクがーブラッシングしてくれているのニー……」

    提督「…………」

    金剛「…………」

    提督「……綺麗な髪だな」

    金剛「自慢のー……髪デース……」

    提督(ホント、綺麗だな……)

    提督(艶もあるし、細く柔らかい。自然な栗色の毛で、風に靡けば一層美しさが増すだろうな)

    提督「……………………」

    158 = 124 :

    提督「沈ませはせんよ。必ず」

    金剛「…………」

    提督「む」

    提督(寝たか……。自室へ運んで──いや、勝手に部屋に入るのはマズイか)

    提督(なら私のベッドへ運ぶか。嫌がる事はないだろう)ソッ

    提督(……こうして見ると、本当にただの女の子なんだがな)

    金剛「てーとく……」

    提督「ん、すまん。起こしたか」

    金剛「私が……護ります……」

    提督「……寝言か」

    提督(護る、ね……)

    提督(…………悲しい事だ)

    ……………………
    …………
    ……

    159 = 124 :

    金剛無双で瑞鶴ちゃんの割り込める隙が無い。
    どうしてこうなった。

    160 = 123 :

    >>159
    短編も混ぜ込んじゃいなヨー

    161 :

    おもしろい

    162 = 124 :

    金剛「で、言い訳はありますか、テートク」

    提督「……無い」

    金剛「私、前に言いましたよね? 風邪を引くって」

    提督「……言った」

    金剛「じゃあ──どうして風邪を引いてるんですか!!」

    提督「面目ない……」

    (あの司令官が言い負かされてる……)

    (金剛さん、ある意味凄いのです……)

    (私には真似できない……)

    瑞鶴(私もよ……。恐ろしくてできないわ……)

    金剛「ええ。確かに私が提督の部屋で眠ってしまったのが悪いですよ?」

    金剛「でも、起こすなり一緒の毛布に入るなりと方法はいくらでもあったんじゃないですか?」

    (さり気なくとんでもない発言してるのに気付いてるのかしら……)

    163 = 124 :

    金剛「前に毛布が無い時、一緒に寝ましたよね?」

    瑞鶴(なんですって!?)

    金剛「前例はあったのに、どうして今回はやらなかったのですか?」

    提督「…………あの時は、金剛の同意を貰っていただろ」

    金剛「では、私が嫌がるとでも思ったのですか?」

    提督「…………嫌がらないと思う」

    金剛「分かっているじゃないですか!! そういう時は一緒に寝てください!」

    (はわわ……! 聞いてるこっちが恥ずかしいのです……)

    提督「だが……論理的に──」

    金剛「てーいーとーくー!?」

    提督「……………………」

    金剛「ちゃんと反省して下さい。提督が不調だったら、公私共に困るんですよ?」

    提督「…………分かった。以後無いようにする」

    金剛「──はい。ちゃんと反省して、分かってくれたら良いんです」

    金剛「ふう……。デハ、今日のミッションは瑞鶴と私を除く七隻で演習をすれば良いんデスね?」

    (あ、真剣の時──じゃないわね。私事の時は日本語が流暢になるのね)

    提督「ああ……頼んだ」

    ……………………
    …………
    ……

    164 :

    (感情的になってカタコトキャラ忘れてる金剛カワイイ)

    165 = 124 :

    金剛「──と、いう訳で! 今日は私が提督の代わりに演習総指揮を執りマース!」

    金剛「ちなみに命令に背いた者、昼に夜戦を試みようとする者、支障をきたす私語をする者は吊るして良しと許可を貰っていマス」

    川内・那珂「ひぃ!?」ビクゥ

    「ああ……君達は早々に吊るされてたね、同胞よ」

    金剛「弾は開発妖精さん特製のペイント弾を使いマス。水で簡単に落ちるので、気にせず当ててくださいネー」

    金剛「当たった箇所で瑞鶴と私が轟沈判定を出しマス。砲塔に当たったらその砲塔は使えなくなると思ってくださいネー」

    金剛「質問はありマスか?」

    「はい。中破、大破の判定はどんな基準なんだい?」

    金剛「基本的にありまセン。けど、重要箇所に被弾したら使わないように意識して下サイ。当たると冷たいからすぐに分かると思うネ」

    「はーい! 被弾箇所を意識しながら戦闘するのって、物凄く難しくない?」

    金剛「それは実戦でも同じ事ヨー? 至近弾でもない限り、被弾すると基本的に使えなくなるデショ?」

    金剛「むしろ、被弾箇所を意識せず戦闘を続行すると、思わぬ被害が生まれマス。なので、実戦でも被弾箇所は意識して下さいネ」

    「あの……。弾は二十発だけなのですか?」

    金剛「これからはもっと遠くの海域に足を運ぶ事になりマス。つまり、戦闘回数が多くなるわネ。確実に当てるのは難しいケド、浪費しないよう出来るだけ当てる訓練も兼ねていマス」

    166 = 124 :

    「はい。魚雷は?」

    金剛「今回は無しデス。開発妖精さんに期待してくださいネ」

    川内「はい!! 夜戦の演習はやって──」

    金剛「吊るしますヨ」

    川内「い、いえ!! なんでもな──あ、違った、えと……あっ! や、夜戦の演習って今後やるの!?」

    (上手くかわしたね)

    金剛「今の所その話は無いデスが、提督に聞いてみますネ。他にありマスか?」

    金剛「………………無いみたいネ。それじゃあ、演習開始デス!!」

    ……………………
    …………
    ……

    167 = 124 :

    提督「ケホッ。まだ少し甘い気もするが、さすが艦娘。よくやっている」

    コンコン──。

    提督「──誰だ?」

    任務嬢『任務嬢です。元帥がお見えになりました』

    提督「!? ……お通ししろ」

    ガチャ──

    元帥「やあ、数日ぶりだね」

    提督「ハッ」ピシッ

    元帥「いやいや、畏まらなくて良い。楽にしたまえ」

    提督「いえ! 元帥殿に対し、そのような行為は出来かねます」

    元帥「私が良いと言っている。……そうだな、座って話そうか」

    ……………………。

    168 :

    90で吊られた私ですが、熊野を間違えて改修に使いました。

    もう一回吊られて反省してきます。支援。

    169 = 124 :

    提督「どうぞ。元帥殿がいらっしゃるのでしたら、もっと上等な茶葉を用意したのですが……」

    元帥「構わん構わん。濃は程々の茶が一番だよ。礼儀作法は苦手なのでな」

    元帥「──いきなり本題に入るが、君は非常に興味深い戦果を挙げているね」

    元帥「着任初日で高速戦艦を保有。二日目で空母。三日目では総司令部の指定した神通、川内、那珂の進水」

    元帥「このような大戦果を挙げる者はそうそう居らぬよ」

    提督「恐縮です」

    元帥「だが、一つ気になるものがある。二日目に建造した瑞鶴」

    元帥「アレは、港に沈んでいた艦を材料に造ったとあるが、間違いないね?」

    提督「ええ。建造妖精達が総出で拾い上げてくれました」

    元帥「ハッハッハッ。実に面白く、無駄の無い行為だ。だが──」

    元帥「単刀直入に言おう。瑞鶴を総司令部へ引き渡しなさい」

    提督「…………理由をお聞きしても宜しいですか?」

    170 = 124 :

    今まで三~四レス分書き溜め続けていたけど、ちょっと難しい話になって書き溜めが尽きそう……。
    投下スピードが落ちると思います。

    171 = 124 :

    元帥「ふむ、理由とな?」

    提督「はい。上官の命令は絶対です──が、我が鎮守府は残念ながら小さい。小さい故に戦力が乏しい。そんな小さい鎮守府で、最大戦力の一隻です」

    提督「今、彼女を手放してしまうと、戦力の降下だけではなく深海棲艦から母港襲撃を受けた際──」

    元帥「それは無い」

    提督「……無い? なぜですか」

    元帥「そういう風に出来ておるのだよ、深海棲艦というモノは」

    提督「…………すみません、話が逸れてしまいました」

    元帥「よい。私が逸らした」

    提督「──艦娘は一人の提督にしか命令を聞かないと耳にします。まるで、初めに見た者を親と思う雛鳥のように」

    提督「それなのに、どうして総司令部へ? こう言うのは少々気が引けますが、他人では完全に役立たずですよ」

    元帥「……………………」

    提督「……元帥殿?」

    172 = 124 :

    今更だけど、多少グロっぽい表現が出てきます。
    注意サレタシ

    ついでにいずれエロも書く予定。
    厳重注意サレヨ

    173 :

    なるほど

    174 = 120 :

    >>1の思うように書いてくれ
    応援してます

    175 = 124 :

    元帥「……いやなに。君への処遇を考えている所だ」

    提督(は? 処遇?)

    元帥「そうだな。うむ。素質は充分にある」

    元帥「少将よ、君は深海棲艦に興味はあるか?」

    提督「……はい。大変興味深くはあります」

    提督(なんだ……? どういう意図の質問だ……?)

    元帥「では、深海棲艦をどう思っている?」

    提督「どう……とは?」

    元帥「そのままの意味だ。何でも良い。率直に答えてくれ」

    提督「……………………」

    提督(まさか、調べていたのに感付かれたか……?)

    提督(いや、その可能性は低い……。倒した敵艦から出てきたデータを回収しているようにしか見えていないはずだ)

    176 = 124 :

    提督「そうですね……なんと言えば良いのやら……」

    提督(どう答えるのがベストだ……。くっそ……頭が上手く回らん……!)

    提督(仕方が無い……冗談を言って有耶無耶にするか)

    提督「性能の驚きを隠せません。アレらを素材とした艦娘を建造すれば、我が鎮守府もすぐさま強くなるでしょう」

    元帥「宜しい。二階級特進だ。少将、君は今から大将だ」

    提督「なーんて──ハァ!?」

    提督「な!? ど、どういう事ですか元帥!!」

    元帥「どうもこうも、そういう事だ。おめでとう」

    提督「……私は死ぬのですか」

    元帥「何か勘違いしているようだが、殉職による二階級特進ではない」

    提督「ではなぜ……」

    177 = 124 :

    元帥「なぁに。我々の計画を話すに値すると判断したからだ。大将以上の方が何かと融通が利くからのう」

    元帥「深海棲艦を素材にして艦娘を造ったという実績もある」

    元帥「何より今は駒が圧倒的に足りない。多少強引でも引き入れている」

    元帥「そして──」

    元帥「もう逃げる事は叶わんよ、大将殿?」ニィ

    提督(おい……オイオイオイオイオイオイオイオイ!!!!! 地雷を踏み抜いたどころの話じゃねーぞ!!?)

    提督(帝國海軍はどこかおかしいと思っていたが、真っ黒なんじゃねーのかこれ!?)

    元帥「何もかもという訳にはいかんが、話そうじゃないか」

    元帥「我々の計画を────」

    ……………………
    …………
    ……

    178 = 124 :

    元帥「始まりは、艦娘建造計画から始まった」

    元帥「我々の今の敵は深海棲艦。将校でもそう教えられただろう」

    元帥「そして、その深海棲艦を倒す為に艦娘を使っている」

    元帥「今でこそ当たり前の存在だが、当時の艦娘はとても不安定でな」

    提督「……………………」

    元帥「いやあ、それはもう阿鼻叫喚、地獄絵図だったよ」

    元帥「失敗作は様々な死に方を迎えた。全身の皮膚が剥がれ落ちる者。溶けるように血の塊へと変わる者」

    元帥「身体中から鉄の柱が突き出る者。突如骨が砕ける者。人の形を保てなくなった者……」

    元帥「どんな形であれ、その成れの果てが深海棲艦だ」

    提督「!!」

    提督(やっぱりか……。倒した深海棲艦から艦娘のデータが出てくるなんておかしいと思った)

    元帥「その顔を見るに、既に予測はしていたようだな」

    提督「……ええ。敵艦から艦娘のデータが出る事に疑問を抱いていましたから」

    提督「それに、ところどころ艦娘と似ていますしね」

    179 = 164 :

    oh…
    この解釈は初耳だ

    180 = 124 :

    元帥「結構。話を続けよう」

    元帥「その深海棲艦だが、最初は艦娘と大して変わらん装備だった」

    元帥「だが、彼女らは次第に我々の想像を上回る兵器を扱ってきだした」

    元帥「なぜだと思う?」

    提督「……彼女らも、艦娘と同じように成長している……?」

    元帥「半分正解だ」

    元帥「もう半分は、大陸の技術だ」

    提督「大陸……? 将校で言っていた深海棲艦の大陸ですか?」

    元帥「うむ」

    元帥「更に、深海棲艦は燃料も弾薬も必要無い」

    提督「……どういう事ですか。どうやって動いているんですか、それは」

    元帥「これについてはまだ解明されていない。が、一説によると負のエネルギーが原動力では、と言われている」

    181 :

    冷徹なまでに残酷な想像をすれば…なるほど、一応筋は通ってるな
    仲間になる予定だったヤツを始末してるわけか…堪えるねぇ

    182 = 124 :

    提督「負のエネルギー?」

    元帥「そう。恨みや怨念。現に彼女らが率先して狙うのは人間ではなく艦娘。それはよく実感しているんじゃないかね?」

    提督(────そうか。最初の出撃の挟撃してきた駆逐艦。確かに俺じゃなくて金剛を狙っていた)

    元帥「思い当たる節があるようだね」

    元帥「その負のエネルギーだが、戦争をしている内はまず無くならないだろう」

    元帥「殺し、殺され、沈んでいくのだ。無くなる訳がない」

    元帥「深海棲艦を解体して調べてみたが、動力となりそうな部分は一切発見されなかったらしい」

    元帥「その深海棲艦を素材にして、艦娘を造ろうと試みた。が、今まで一回たりとも成功しなかった」

    元帥「君を除いて」

    元帥「君の瑞鶴、通常の艦娘よりも性能が高いのでは?」

    提督「……いえ、この鎮守府に空母は瑞鶴一隻しか居ないので分かりかねます」

    元帥「そうか……残念だ。補給はしたのかね?」

    提督「いえ。資材が枯渇寸前の為、金剛、瑞鶴に回す資材がありません」

    元帥「そうか……色々と足りないのだな」

    183 = 129 :

    那珂ちゃんの深海が大量におるなこれは

    184 :

    那珂ちゃんはアイドルだから負のエネルギーなんてないよ!

    185 = 129 :

    いくら解体されてもめげない那珂ちゃんに感動しましたみくにゃんのファンになります

    186 = 124 :

    元帥「よし。資材については特別配給をしよう」

    元帥「これから色々と結果報告をして貰わねばならんからなぁ」

    元帥「さて、前置きはそろそろ終わりにしよう。本題だ」

    元帥「我々は今、戦争で劣勢状態にあるのは分かっているね?」

    提督「……はい」

    元帥「深海棲艦を基とした艦娘を大量に造り、そして戦争を勝ち抜け」

    元帥「勝たなければいけないのだよ。でなければ我々の未来は無い」

    提督「……未来、ですか」

    提督(何言ってるんだこのクソジジイ。さっき深海棲艦は艦娘しか狙わないって言ったじゃねーか)

    提督「ですが、深海棲艦は艦娘しか狙わないと──」

    元帥「そんな事は言っておらん。率先して狙うのは艦娘だが、人間を狙わない訳ではない」

    提督「……失礼しました」

    元帥「よい。大将、ランチェスター第二法則は知っているか?」

    187 = 124 :

    提督「戦闘力=質×量×量……ですよね?」

    元帥「うむ。現在の深海棲艦の数は、艦娘の数千倍は下らないと言われている」

    提督「数千……」

    元帥「総合的な質で言うと我々の方が遥かに上だ。だが、圧倒的な数の暴力には勝てん」

    元帥「その内、艦娘は全滅して深海棲艦が人類を滅ぼしにくるだろう。そうなると、人類は滅亡する」

    元帥「現に、いくつかの基地は艦娘が全滅したという報告もある」

    提督「……その基地はどうなりましたか」

    元帥「放棄した後、乗っ取られたよ。現在は深海棲艦が拠点にしている」

    元帥「彼女らも母港というものが恋しいのだろう……。母港に対して一切の砲撃はしてこなかったよ」

    元帥「だが、それを逆手に戦力が揃うまで一切出撃をしなかった基地もあるが、流石に手を出された」

    元帥「なるべく母港を傷つけず、艦娘は例外なく沈められた」

    188 = 124 :

    元帥「──量で勝てないのなら、質で勝つしかあるまい」

    元帥「それも、圧倒的な質で」

    提督「……そうですね」

    元帥「だからこそ、深海棲艦を基とした艦娘を建造して欲しい」

    提督「……ただの偶然かもしれませんよ」

    元帥「ただの偶然ではないかもしれんだろう?」

    元帥「我々に残された選択肢は数少ない。君が協力してくれそうでなかったら、瑞鶴を強奪して研究の為に華々しく散っていっただろう」

    提督「それは──!」

    元帥「倫理的に問題がある。それは分かっている。だが、そうせざるを得ないほど切羽詰っているのだ」

    元帥「例え元艦娘を材料に──いや、回りくどく言うのは止めよう」

    元帥「艦娘の死体を利用してでも、やらなければならない」

    提督「……………………」

    元帥「やってくれるのであれば、定期配給される資源を上乗せしよう。……明らかに必要ないであろう程になればストップはするが」

    元帥「勿論、通常の任務報酬も今まで通りだ」

    189 = 123 :

    はわわ

    190 :

    シリアス成分大目になってきたな
    瑞鶴吊るして隅々まで調べる展開マダー?

    191 = 124 :

    >>190
    シリアスは次の投下でひとまず終わりデース。これからギャグとシリアスを織り交ぜた展開になりマース。

    192 = 124 :

    提督「…………仮に拒否した場合はどうなりますか?」

    元帥「不穏分子と判断し、艦娘諸共殺害する。この情報を漏らす訳にはいかぬから、君に関わった者も全員行方不明となるだろう」

    提督「ッ!!」

    元帥「既に言ったではないか。逃げる事は叶わぬと」

    元帥「特に、君は艦娘達に好かれているようだね。目の前で見せてあげようか、彼女らの生身が解体されるのを」

    提督「……分かりました」

    提督「協力……します……」

    元帥「うむ。頼んだぞ」スクッ

    提督「……お帰りですか」

    元帥「濃も忙しい身でな。──ああそうそう」

    元帥「大将のバッヂだ。付けておきなさい。それと──」

    元帥「くれぐれも、この話は漏らさないように。濃らと深海棲艦を基とした艦娘以外には、な」

    提督(漏らしたらどうなるか分かっているな、とでも言いたそうだな)

    提督「勿論です。ご安心を」

    元帥「……では、失礼する。君の目に光が宿ったのを初めて見たよ」

    提督「!」

    ガチャ──パタン

    提督「私の目に光、ねぇ……」

    ……………………
    …………
    ……

    193 = 124 :

    コンコン──。

    提督「入れ」

    ガチャ──

    金剛「テートクー! 演習終わったヨー!!」

    提督「ああ、見ていた」

    瑞鶴「え、起きていたの?」

    金剛「……提督?」

    提督(──ヤベッ!)

    金剛「やぁあっぱり提督は私の話を聞いてくれなかったのですねぇ……?」

    提督「いや……そういう訳じゃない……」

    金剛「じゃあどうして身体を休めず演習を見ていたのですかッ!?」

    金剛「──って、あれ? これ……大将バッヂ……? どうしたんですかこれ?」

    提督「……さっき元帥殿がやってきて、なぜか二階級特進になった」

    金剛・瑞鶴「はぁ!?」

    194 :

    面白くなってきたな
    よし俺も吊るされてくるか…

    195 = 190 :

    俺は猫吊るしてくるわ

    196 = 124 :

    提督「なんでも、初日に戦艦、二日目に空母、三日目に総司令部が指定した川内型の保有。異例な速度での近海の敵艦排除。沈んだ船を引き上げて資源の有効活用。その他諸々」

    提督「尋常じゃない戦果と新たな資源の活用法を編み出したという理由で二階級特進……だそうだ」

    瑞鶴「へぇ……そんな事もあるんだ……」

    金剛「…………」

    提督「元帥殿の前で寝ている訳にはいかなく、かといって風邪を引いたと言えば体調管理すら出来ていないのかと思われそうで言えなく……」

    提督「バッヂを貰ったあと元帥殿に演習する姿が目に入ったらしく、演習が終わるまでずっとご見学されていたんだ」

    瑞鶴「ええ!? こ、金剛さん……私達、大丈夫だったかな……?」

    金剛「──え、ああウン。大丈夫だと思うヨ?」

    提督「……その演習についてなんだが、瑞鶴、この書類の山を片付けたら話があるから、ちゃんと起きているように」

    瑞鶴「ッピィ!?」

    提督「以上だ。金剛、秘書の仕事は大丈夫か?」

    金剛「……ハイ! まだまだいけますヨー!」

    瑞鶴「そ、それじゃあ私はこれで……」ガクガク

    ……………………。

    197 = 190 :

    五航戦欲しくなってきた
    資源ぶち込んでくるか…

    198 = 124 :

    >>197
    瑞鶴さんが三人居ます(全建造。内二人はオールナイン)
    でも、翔鶴さんが来てくれません。何ですかこの不具合。

    199 = 124 :

    金剛「……さて、提督」

    提督「…………」

    金剛「私が言いたい事、提督なら分かってますよね?」

    提督「……ああ」

    金剛「本当は何があったんですか?」

    提督「……すまん。これは誰にも言えない」

    金剛「……秘書の私でも、ですか?」

    提督「ああ」

    金剛「……そうですか」

    金剛「──では! 書類を分けますネー!」

    提督「…………」

    金剛「? どうしましたテートク。鳩がアトミックバズーカに被弾したような顔をして」

    提督「……私の顔は爆発四散した肉みたいに酷いか?」

    金剛「まっさか~」

    200 :

    >>197
    やった方がいい。マジで。
    俺は瑞鳳欲しさに資源が百分の一になってたから経験するといいよ(ゲス顏
    なお今は鈴谷欲しさに開発素材がカンストから0になってまだ出てない模様


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