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    元スレモバP「まゆのヤンデレを治す!」

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    751 : VIPにかわりま - 2013/07/08(月) 02:03:37.03 ID:OLhC2qEDO (+33,+30,+0)
    ~翌朝~

    留美「…」

    P「…」

    留美「な、何もしてないわよ。」

    P「留美ちゃん」ボソッ

    留美「っ…///」

    P「ナデナデシテー」

    留美「」プチッ

    P「あ、あの…和久井さん?」

    留美「で、出てけー!!」

    P「わ、和久井さん!!す、すみません、すみません!!」

    留美「次、ふざけたら誰かが死ぬって言ったわよね。」

    P「ええ…」

    留美「あなたが死ぬに変更よー!!」

    P「ごめんなさい、ごめんなさい、時計を…置時計を投げないで下さい!!」

    留美「ぜっっっったい許さない!!」

    P「許して下さい、何でもしますから!!」

    留美「なら、実印持ってきなさい!!」

    P「そ、そんな無茶な!!」

    留美「何でもするって言ったじゃない!!」

    P「言いましたけど!!」

    留美「責任よ、責任とりなさいよー!!」

    P「許して下さい!!」

    留美「ゆるせないわ!!」







    川島「」ガタッ

    まゆ「川島さん、一体どうしたんですかぁ?」

    川島「何かインスピレーション的なものを感じたのよ。って、あなた達は何やってるの?」

    まゆ「ドカポンですよぉ。」

    ゆかり「あっ、魔法使いずるい!!」

    智絵里「これで一位です。」

    (次は智絵里ちゃんかな?)

    まゆ「こうやって友情を深めてるんですよぉ。」

    川島「友情が壊れていってるようにしか見えないんだけど…」

    「深まってますよ…。まゆちゃん、次は智絵里ちゃん狙いよ。」

    智絵里「ひどい…」

    まゆ「抜け駆けは許しませんよぉ…」

    ゆかり「恨み晴らしますから。」

    川島「わからないわ」
    752 : VIPにかわりま - 2013/07/08(月) 02:06:26.98 ID:OLhC2qEDO (+28,+30,-64)
    和久井さん編終了です。可愛い和久井さんを書きたかったんです。許して下さい。好きな人の写真を壁中に貼るのは普通のことです(嘘)






    ナンジョルノは辛いよ…。だって天使すぎる…
    753 : VIPにかわりま - 2013/07/08(月) 08:29:35.37 ID:hmKFxVH1o (+24,+29,-15)
    ナンジョルノ激情態
    754 : VIPにかわりま - 2013/07/08(月) 11:58:16.37 ID:VKSwMQ910 (+14,+19,-17)
    ゆるせないわ!は確かにkwsmさんに通じるものがあるな
    755 : VIPにかわりま - 2013/07/08(月) 23:48:39.28 ID:j3+2vxEh0 (+24,+29,-20)
    Cuヤンデレ四天王がドカポンやってることがある意味恐怖だわwww
    756 : VIPにかわりま - 2013/07/09(火) 09:04:50.91 ID:JuLHuemco (+28,+29,-15)
    >>753
    死人が出るってそういうことだったのか
    757 : VIPにかわりま - 2013/07/10(水) 01:30:49.54 ID:/y3m/M800 (+30,+29,-16)
    >>539見てなんでか既視感を感じると思ったら、新テニでもこんなのあったの思い出した
    最近の流行りなんだろか
    758 : VIPにかわりま - 2013/07/10(水) 17:37:45.65 ID:EtC8x3yPO (+24,+29,-20)
    実は忍者ものの伝統的展開として百年以上前から定番
    759 : VIPにかわりま - 2013/07/10(水) 18:07:36.27 ID:yXPRYLeho (+24,+29,-7)
    いつから術にかかっていたと錯覚していた?
    760 : ナンジョルノ編ス - 2013/07/10(水) 18:30:30.77 ID:PWEYkYzDO (+30,+30,+0)
    「どうも、こんにちは!!」

    社長「菊地さん、いらっしゃい。」

    「スポーツ大会ではお世話になります!!」

    社長「ゲストに菊地さん迎えられて本当に良かったよ。」

    「そうですか?そう言ってもらえると嬉しいです。」

    「あれ、確か…?」

    社長「ああ、765プロの菊地真さんだよ。」

    「あ!!サッカー番組でシュート決めてたのを見てたぜ!」

    「ん~、ちょっと前の番組かな?」

    「オレ、菊地さんみたいにカッコいいアイドルになりたいです!!」

    「そ、そう。ありがとう。」

    社長(わ、悪気がないのが…)

    「あ!この前、ヒーローショーで!!」

    「あ、光ちゃん。あの時のショー以来だね。」

    「凄かったな~。悪役をパンチやキックでバッタバッタと倒した時の真さん、スゴくカッコ良かった!私も真さんみたいにカッコ良くなりたい。」

    「う、うん。きっとなれるよ。」

    社長(ごめん、悪気はないんだよ…、悪気は…)

    あい「おや、真じゃないか。」

    「東郷さん、お久しぶりです。」

    あい「この前の君のステージ、良かったよ。」

    「あ、ありがとうございます。」

    あい「まあ、私の方が後輩ではあるんだが…」

    「カッコいい衣装で王子様風のステージで不安はあったんですけど…」

    あい「様になってたよ。」

    「本当ですか?」

    あい「ああ。次はお姫様かな?」

    「え、でも…。いつも、その…」

    あい「大丈夫だよ、君はこんなにかわいいじゃないか。」

    「あいさん…」ジーン

    社長(流石あいさんだな。)

    早苗「イケメン2人が揃いも揃ってどうしたの?」ヘベレケ

    社長「ちょっ、今、昼の2時ですけど…」

    早苗「うるさいわねー、イケメン2人もどう?お姉さん、おごっちゃうよ!!」

    あい「あ、ああ…遠慮するよ…」

    「み、未成年なんで…」

    早苗「男らしくないわよ~、もっと男ならシャキッとしなさい!!」

    社長(台無しだ…)
    761 : VIPにかわりま - 2013/07/11(木) 00:40:16.80 ID:XYZ5GhME0 (+18,+28,-1)
    まっこりんキター
    762 : VIPにかわりま - 2013/07/11(木) 18:38:30.78 ID:M8kHs09o0 (+24,+29,-12)
    大丈夫だ…モバPとまこりんには接点はないはず…

    763 : VIPにかわりま - 2013/07/12(金) 00:49:58.35 ID:sNPSaSZp0 (+24,+29,-21)
    今、ひょっとするととんでもない事に気づいたかもしれない…
    このP、薬を口実に本当はまゆに構ってもらいたいだけなんじゃないか?
    764 : VIPにかわりま - 2013/07/12(金) 14:29:05.01 ID:T/qwAUODO (+30,+30,-157)
    「んん~っ、風邪でもひいたか?」

    麗奈「ハーハッハッ、今回こそ決着をつけてやる!!覚悟しろ!!」

    「レイナか…、ゲホッ、ゴホッ…、かかって、ウェッ、ゲホッ…」

    麗奈「お、おい、大丈夫か?」

    「ヒー…ロー…は…風邪…なんかに…負け…ない。」

    麗奈「…、ちょっと待ってろ。」

    「どこに…行くんだ?」

    麗奈「Pの机に薬があったんだ。取ってくる。」

    「麗…奈…」

    麗奈「万全な状態のお前と決着を着けてやるから覚悟しておけ。」

    「ごめん…」

    麗奈「…」
    765 : VIPにかわりま - 2013/07/13(土) 22:17:58.28 ID:j+Vj/Fdk0 (+24,+29,-4)
    アタックライドゥ…ヤヤヤヤンデレール!!
    766 : VIPにかわりま - 2013/07/14(日) 23:28:22.69 ID:C65ZU9sH0 (+33,+30,-276)
    「んくっ…」

    麗奈「げっ、こんな時間…。今日のところは見逃してやる。決して一緒に仕事をする早苗が怖いからとかじゃないからな!!今度会うときを楽しみしてるぞ。ハーッハッハッハハーハッハッ…ンゲホッ…」

    (あいつも風邪なのか?)

    「さて、今日も世界を…、Pを…、っていかんいかん。せか…、Pを守る…、仕事…、違う、私はヒー…、Pは私の…、ダメだ…、ダメだ!!」

    ちひろ「どうかしたの、光ちゃ…!?」

    「べ、別に…、どうもしてないさ…」

    ちひろ(目から光が消えてる…)

    「私は今からPを…、って違う、あれだ…、冗談だ。世界を守るために…Pに近づく女を…、わーーーーーーっ、違う、こんなことはない、絶対に…」

    ちひろ「光ちゃん…?」

    「悪いがちひろ…、離れてくれないか…、頼む…、今の私はヒーローじゃないんだ…」

    ちひろ「わ、分かったわ。でも、何かあったら相談してね。」

    「あ、ああ…」

    ちひろ(自分の中で葛藤しているのね…。力になれそうにないわ…)
    767 : VIPにかわりま - 2013/07/14(日) 23:44:09.11 ID:C65ZU9sH0 (+33,+30,-296)
    「…、P…、ちひろに絞られて…、まゆに束縛されて…、みんなにいいように扱われて…。やっぱり、私があいつらを…、いかんいかん。ヒーローなのに同じアイドルの仲間を手にかけようなんて…、どうしよう…、このままじゃ…、私は…、私は…」

    「…、そうだ!!こういうときはヒーロー戦隊では大抵、長老的ポジションの人に相談したり、助言をもらったりするんだ!!長老的ポジションの人は…」

    ???『私じゃないわよね。わかるわよね。』

    ???『ウサミンハーイ、リアルJKですから!!』

    ???『え、長老?シメるよ。」

    ???『長老ね。ワインがあれば…』

    ???『最年長だからってそれは…』

    「社長に相談しよう!!」

    ??・『その発想、わかるわ。』
    768 : VIPにかわりま - 2013/07/14(日) 23:51:25.43 ID:r7iLrMglo (+14,+29,-3)
    命拾いしたな
    769 : VIPにかわりま - 2013/07/15(月) 13:09:24.44 ID:FTjiWejx0 (+14,+29,-1)
    危なかったな
    770 : VIPにかわりま - 2013/07/16(火) 04:08:13.08 ID:cGaeLxLDO (+30,+30,-167)
    「長老!!」

    社長「え?」

    「長老。教えてくれ!!」

    社長「社長だから。」

    「実は……………ということなんだ。教えてくれ、長老!!私はどうすればいい?」

    社長「社長だからね。いや、そんなことを急に言われてもね…。考える時間をちょうだい。」

    「ありがとう!!しゃ…長老!!」

    社長「言い直さなくていいからね。」

    「頼む、長老!!私はみんなを楽しませるアイドルじゃなくなってしまうかもしれない。」

    社長「うーん…」
    771 : VIPにかわりま - 2013/07/19(金) 18:21:59.03 ID:Du2MboQQo (+24,+29,-10)
    このペースだと一生終わりそうにないしとりあえずまゆパート書いて一旦完結させてほしい
    772 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 00:37:19.83 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-288)
    社長「じゃあさ、光はヒーローはみんなのためなら一人を犠牲にしてもいいと思う?」

    「そんなわけないだろう!!ヒーローは一人でも百万人でも同じように守らなきゃいけない!!」

    社長「アイドルも一緒じゃないかな?」

    「え?」

    社長「アイドルはたった一人の笑顔も犠牲にしちゃいけない。百万人の笑顔も犠牲にしちゃいけない。けど、たった一人の笑顔のために頑張るのもいいんじゃないかな?」

    「でも、ファンを裏切って…」

    社長「ファンの幸せも大事だよ。でもね、私は一番はアイドルのみんなに幸せになって欲しいんだよ。言ってることが矛盾してるのはわかってるけど、私が本当に一番に考えたいのはアイドルの幸せなんだ。」

    「長老…」

    社長「多分、バッシングを受けるよ。それも覚悟の上だから。それに本当のファンは光の幸せを願ってくれているからね。」

    「…」

    社長「今日は、レッスンだったっけか?じゃあ、今日はお休みにしよう。Pと一緒にどこかに出かけるといいよ。」

    「本当にいいのか?」

    社長「いいよ。」

    「…、ありがとう!!社長!!」

    社長「楽しんでおいでよ。」
    773 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 00:44:24.90 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-259)
    ちひろ「良かったんですか、社長。あんなこと言って。」

    社長「うん。」

    ちひろ「ま、退職金はたんまり払ってもらいますからね。」

    社長「金ばっかりだな。だから、鬼とか悪魔とか…」

    ちひろ「あ?」

    社長「聞こえなかったことにしといて。」

    ちひろ「むーりぃー。慰謝料払ってください。」

    社長「…、次の飲み代は私がちひろさんの分を出します。」

    ちひろ「ありがとうございます。」ニコニコ









    P「社長も太っ腹だな。今日はいきなり臨時の有給だなんて。」

    「P、あれ見たいぞ!!」

    P「はいはい…」

    P(でもなんで、光に付き合えなんて言ったんだろう…)

    P「あ、あの子…」

    「P…」

    P(目から光が消えて…。あっ…)




    この日は、光と仲睦まじくデートするPが見られた。



    一方、まゆは…





    何か企んでいるみたいです…
    774 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 00:45:33.23 ID:9oEMEg8DO (+29,+29,-46)
    光編終了です。リアルが怒涛の忙しさで辛い…









    ちひろさんと凛をなるべく早く書きます。
    775 : ちひろ編スタート - 2013/07/20(土) 00:51:49.40 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-146)
    ちひろ「うーん…」

    目の前にはヤンデレール。これを飲めば嫌でもあの人に想いを伝えることが出来ます。

    ちひろ「…」

    みんながヤンデレ化して想いを伝える中、私は迷っていました。

    ちひろ「私なんかが…」

    アイドルのみんなと違って、魅力のない私が飲んでも嫌われるだけかもしれません。所詮、私なんて金が恋人とまで言われる女です。

    ちひろ「」ゴクッ

    でも、光ちゃんとPさんがデートをしているのを見て決心がつきました。もう、私だけ置いていかれるのは嫌です。

    ちひろ「んくっ…、あっ…」

    Pさん、待っていて下さい。せめて、私が想いを告げるその時までは。
    776 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 00:59:55.53 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-150)
    ちひろ「…」

    自分が嫌になります。銀行で自分の通帳に入っているお金を全て下ろしました。趣味もなく、おしゃれもせず、ただひたすらに貯めてきたお金です。数百万はあるでしょう。いや、それ以上です。

    ちひろ「ありがとうございます。」

    怪訝な顔の銀行員からお金の入ったバックを受けとると、私はあの人の家へと向かいました。

    ちひろ「すいませーん。」

    ボサボサの髪を無理やり整え、まだ歯みがき粉が口の周りにくっついたまんまのPさんが出てきました。部屋着で出てきたみたいで、だらしない格好でした。

    ちひろ「はい、そういうことなんで事務所に来てもらえますか?」

    もちろん、事務所で用事なんて嘘なのにあの人は、笑顔で行きますと言ってくれました。心が高鳴っています。あの人を自分のものにできるので。

    まゆ「…」
    777 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 01:08:00.80 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-196)
    ちひろ「あ、どうも…。実は…」

    スタドリの倉庫です。私の持っている鍵でしか開きません。

    ちひろ「先に入って下さい。」

    Pさんは疑いもせずに入ります。だってそうでしょう。ただの事務員があなたに想いを寄せているなんて思いもしないでしょうから。

    ちひろ「えーと、ですね。」

    さりげなく鍵を閉めます。後は、スタンガンと縄で…

    ちひろ「ごめんなさい。」

    今の私はとても悪い笑顔をしていると思います。なぜなら、一番欲しかったものを手に入れた気分になったのですから。

    ちひろ「よいしょ、っと…」

    もっと抵抗すると思ったんですけどね…。やっぱり、あれだけ薬を使えば学習するんでしょうか?してもらわないと困りますけどね。

    ちひろ「さて、Pさん。あなたに伝えたいことがあります。」
    778 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 01:18:24.22 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-305)
    ちひろ「私はあなたのことが好きです。好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで…」

    息が切れます。息を吸う前に次の「好き」を言ってしまいます。

    ちひろ「あはっ、好きなんです。好きなんですっ。」

    息も絶え絶えに好きという言葉を連呼します。人をここまで好きになったことはありません。中学も高校も大学も…、なんとなくどんよりとした感じで過ごして来ました。社会に出て、社長の紹介でPさんに会って…、それから…、好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…


    ちひろ「大好きですぅ…、愛してますぅ…」

    死んじゃう…、好きって言い過ぎて死んじゃう?息が出来ないくらい好きって伝えて死んじゃう?

    ちひろ「お金ならあります…お金ならあります…、好きです…、私はあなたが好きです…、私なんてお金しか魅力がないんです…、愛してます…」

    あはっ、死んじゃう?嫌だな…。好きって伝えたのに…
    779 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 02:10:04.77 ID:9oEMEg8DO (+33,+30,-261)
    ちひろ「…、ううっ…」

    私が縛っちゃったからいけないんだ…。あの人が必死に私を気遣ってくれたのに…。もしかしたら、ギュッと抱き締めてくれたかもしれないのに…

    ちひろ「…」

    ああ…、意識が薄れる…。なんでだろう、涙が…、出ないよ…。辛いのにでないよ…。大人になるって悲しいことだね…。多分、前の私だったら泣けたのに…。無理に見栄を張って…

    ちひろ「P…さ…ん…」

    ずっと、名前を呼んでくれてる…

    ちひろ「わ…た…し…の…こと…あいし…て…ま…す…か…」

    馬鹿みたい。自分勝手で一人よがりで…。なんで私、こんなことしちゃったんだろう。なんで?人を好きになるってこういうことなの?

    ちひろ「…、そう…です…か。」

    愛してるとは違う…。当たり前ですね…。でも、お金なんて魅力じゃない。ちひろさんには魅力があるって…。お世辞でも、この場を切り抜けるための他愛のない言葉でも私は嬉しいです。

    ちひろ「ありがとう…ござ…います…」

    良かった…、これだけは…、言えた…意識がとおくなっ――――――――――
    780 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 02:21:00.72 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-253)
    翌日、目が覚めました。千川ちひろと書かれたプレートが入った病院のベッドの上に私は寝ていました。

    ちひろ「あれ、私は…」

    社長はいません。私の仕事を全て請け負ってくれてるそうです。しばらく給料を上げる相談はできませんね。

    ちひろ「Pさんと…、まゆちゃん?」

    どうやら、まゆちゃんが救急車を呼んでくれたらしいです。

    ちひろ「ありがとう、まゆちゃん。」

    まゆちゃんはこちらに笑顔で返してくれました。3人で他愛のない世間話をしました。でも、私は気付いてしまいました。




    Pさん、まゆちゃんと話しているとき幸せそうなんです。私が話しても、誰が話してもこんな顔しなかったのに。

    ちひろ「あれ、涙…」

    私は嫌な女です。生き残れた嬉し涙ではなく、あの人が遠くに行ってしまった悲しみに涙を流してしまったのですから。

    ちひろ「ごめんね、ごめんね。」

    涙が止まりません。私は悲しくて悲しくて仕方ありませんでした。初恋が破れた瞬間でした。






    泣いて泣いて落ち着いたときに恐ろしいことに気付きました。






    あの倉庫の鍵は私しか持っていなかったはずなのにどうやって、開けたんだろう。マスターキーの位置なんてアイドルは知らないはずなのに…





    まゆ「うふっ…」
    781 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 02:31:57.26 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,+0)
    まゆ「ちひろさん、まゆ、とっても怒っちゃいました。」

    まゆちゃんが2人きりなったとき、いきなり話しかけてきました。

    まゆ「だって、Pさんが縛られてて…」

    ちひろ「まゆ…ちゃん…」

    まゆ「うふっ…」

    ちひろ「私を…どうするの…」

    まゆ「どうもしませんよぉ…。ただ…」

    ちひろ「ただ…」

    まゆ「まゆは、ちひろさんを許せません。」

    ちひろ「そうね。」

    まゆ「ちひろさんのせいでPさんはボロボロです。ドリンク中心の食生活。いえ、食生活って言ってもいいんでしょうか?」

    ちひろ「早く、言って…」

    まゆ「ただ、まゆの言いたいことはそれだけですよぉ。」

    ちひろ「分かったわ。」

    まゆ「まぁ、自分を省みて下さいねぇ…」

    ちひろ「…、通報したの?」

    まゆ「さぁ…」

    部屋に近付く足音が聞こえる。私は、後悔しているのか、それとも、受け入れているのか分からなかった。Pさん…、ごめんなさい。もう二度とあなたに関わったりしません…






    ガチャ


    早苗「犯罪者ちひろタイホー!!」

    ちひろ「えっ…」

    まゆ「うふっ…、まぁ、いい薬といったところでしょうかねぇ。」
    782 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 02:36:43.89 ID:9oEMEg8DO (+35,+30,-123)
    後日、いつも通り私は仕事をしていました。

    「あ、ちひろさん。」

    ちひろ「凛ちゃん、どうしたの?」

    「聞きたいことがあってさ…」

    ちひろ「何?」

    「ヤンデレールって薬知らない?」

    ちひろ「…、今日はレッスンじゃなかったかしら?」

    「まゆにきついお灸でも据えられたの?」

    ちひろ「!」

    「図星みたいだね…」

    ちひろ「ダメよ、使っちゃ…」

    「大丈夫。悪用しないから…」

    ちひろ「そう…」











    一番、怒らせちゃいけない子はまゆちゃんじゃなくて、もしかしたら…
    783 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 02:38:23.25 ID:9oEMEg8DO (+29,+29,-28)
    ちひろさん編終了です。というより、プロットがあったんです。イベント走ってたりしたら時間が…












    凛編はちょっと待って下さい。
    784 : VIPにかわりま - 2013/07/20(土) 21:31:16.30 ID:zBEphZ+Vo (+19,+29,-2)
    ちょっと待ったけど?
    785 : 凛編スタートです - 2013/07/21(日) 21:49:54.64 ID:Zge4TPBDO (+30,+30,-124)
    「プロデューサーの嘘つき…、ずっと一緒にって言ったのに…」

    「もう許さない、まゆも、プロデューサーも、みんな、みんな許さない…」

    「プロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサー…」

    「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない…」

    「まゆなんて死んじゃえばいいんだ。他のアイドルなんて消えちゃえばいいんだ。」

    「プロデューサー、プロデューサーが一番後悔する最期を見せてあげるね…」





    カラン


    興味本意だったのだろうか、それとも確信を持って飲んだのであろうか?それは誰にも分からなかった。ただ一つのビンがそこに一つ転がっているだけ。事実はそれだけだった。
    786 : VIPにかわりま - 2013/07/22(月) 00:13:22.53 ID:SL8XwKaio (+10,+25,-1)
    ひっ
    787 : VIPにかわりま - 2013/07/22(月) 02:50:02.55 ID:dTJpiuKDO (+33,+30,-169)
    「プロデューサーの机…。」

    中から出てきたのは一枚の写真。凛とプロデューサーのツーショットだ。初めてのアイドルの記念に、と社長が撮影してくれたものだ。

    「こんなもの、意味がないよ…」ボソッ

    (グシャグシャにして捨てよう。)

    「…、捨てられないよ…、やっぱり…」

    「戻して…、ん?」

    プリクラ、城ヶ崎姉妹と写っているもの、唯と写っているもの、菜々と写っているもの。どれも腹立たしかったが、最も許せない一枚があった。

    『まゆ P ずっと一緒』

    ラクガキも腹立たしかったが、それをPが持っていたという事実が一番許せなかった。

    「…、覚悟はしてもらわないと、ね…」
    788 : VIPにかわりま - 2013/07/22(月) 10:14:23.21 ID:DDslM+vzo (+19,+29,-9)
    用法容量はまもって…くだ……さい?
    789 : VIPにかわりま - 2013/07/22(月) 18:38:06.20 ID:dTJpiuKDO (+33,+30,-194)
    P「お、凛。人の机の前でどうしたんだ?」

    「…、なんでもないよ。」

    P「そ、そうか…」

    「ねぇ、プロデューサー。相談があるんだけど。」

    P「なんだ?」

    「実は欲しいものがあってさ。」

    P「何が欲しいんだ?」

    「目の前にあるのに届かなくて」

    P「うーん、お金が足りないのか?」

    「いつも私のそばにいるのに」

    P「いる?もしかして携帯とか壊れたのか?」

    「今もこうして恋が焦がれてる。」

    P「お小遣いを上げてもらえるように親御さんに頼んだらどうだ?」

    「お金じゃ買えないの?」

    P「うーん、そういうのは難しいかな?」

    「大丈夫、もうここにいるから。」

    P「え、何が?」

    「プロデューサー、わざとなの?それとも本当に気づいてないの?」

    P「お、おい…、凛…」

    「じゃあ、しょうがないよね。」ギリッ
    790 : VIPにかわりま - 2013/07/23(火) 01:39:55.91 ID:/Tjy73gi0 (+19,+29,-7)
    これ今何人目だっけ?
    791 : 人数は数えてない - 2013/07/23(火) 02:57:24.21 ID:gAmRLBUDO (+30,+30,-196)
    「プロデューサー。」

    P「どうした、凛?」

    「プロデューサーは変わっちゃったね。」

    P「え…」

    「凛、凛、凛ってずっと呼んでいてくれたのに…」

    P「いや、もう凛はアイドルとしてさ、その…」

    「うるさい。今は私の目の前でもまゆまゆまゆ…」

    P「そんなことは…」

    「ずっと一緒にいてくれるって約束したのに…」

    P「凛…」

    「プロデューサーの嘘つき。」

    P「凛はそれはちが…」

    「何が違わないの?」

    P「アイドルでいる間はずっとっていう…」

    「誤魔化せないよ。」

    P「凛!!」

    「許さない…、あなた達は絶対に許さない…」
    792 : VIPにかわりま - 2013/07/24(水) 13:00:07.30 ID:BEfFkEsDO (+30,+30,-90)
    「プロデューサー…」スッ

    P「お、おい、凛…」

    「大丈夫、このナイフでプロデューサーには危害を加える気はないから。」

    P「やめろよ…」

    「何を?」

    P「そのナイフでやろうとしていることを、だよ…」

    「じゃあ、私だけのプロデューサーになってくれる?」

    P「そ、そんな…、無茶苦茶な…」

    「」ギリッ
    793 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 14:27:00.10 ID:kRKGiSVDO (+33,+30,-128)
    「プロデューサーを私のものにする。」

    P「なんで少しずつ近づいてきてるんだ!?」

    「大丈夫、プロデューサーはケガ一つしないから。」

    P「他のアイドルやちひろさんには…」

    「多分、大丈夫。」

    P「そうか…。社長はどうでも良かったが、他のアイドルやちひろさん達に危害をくわえないと分かっただけでも…」

    「…」ビリッ

    P「り、り…ん…」

    「大丈夫、私だけのプロデューサーにしてあげる。」
    794 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 14:31:45.43 ID:kRKGiSVDO (+33,+30,-125)
    「よしっ…、と…」

    「これで、プロデューサーにナイフを持たせて…」

    「他のアイドルやちひろさん達には危害をくわえない。Pさんにも危害はくわえない。ついでに社長にも、ね。」

    「ふふっ…」

    「いつでもどこでも誰といても…、一緒。私の存在を感じ続ける…」

    「プロデューサー、最期だからキスしてもいいかな?」

    「答えは聞かないよ…」










    「ありがと…、さよなら…」
    795 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 15:03:48.73 ID:FpLJnU6P0 (+19,+29,-4)
    凛はこんな感じでないとな
    796 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 15:15:03.92 ID:qa4DTVlW0 (+29,+29,-6)
    ど、どういうことだってばよ?誰かわかりやすく説明してくれ
    797 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 16:56:12.79 ID:6UZydeXKo (+19,+29,-2)
    たすけてまゆちゃん
    798 : VIPにかわりま - 2013/07/26(金) 17:56:37.00 ID:QIU00Qmxo (+28,+29,-9)
    >>796
    「私の命を貴方が奪えば、私は一生貴方のもの」ってことじゃろ
    799 : VIPにかわりま - 2013/07/27(土) 02:36:11.07 ID:/kTTITHA0 (+24,+29,-12)
    「ずっとプロデューサーの心の中にいるよ…」って事か

    こいつイルミじゃね?
    800 : VIPにかわりま - 2013/07/27(土) 21:40:04.12 ID:+QJKiKTDO (+30,+30,-162)
    「プロデューサー、起きた?」

    P「う、うーん…」

    P(し、縛られてる!?しかも、手にはナイフが…)

    「プロデューサー。」

    P「な、なんだ、凛?」

    「さよなら、今までありがとう。」

    P「ちょっと待て、凛。何を言っているのか、さっぱり…」

    「大丈夫、すぐに分かるから。」

    P「近付くな、ナイフが…」

    「分かってる。だって、私がぐるぐる巻きにして固定したから。」

    P「凛!!」

    「あなたをずっと支配するにはこれしかないかな、って。」

    P「考えなおせ!!」

    「もう遅いよ。ナイフが服に触れてるもの。」

    P「やめろ、やめてくれ…、頼むから…」

    「嫌、絶対に。」
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