元スレ春香「あれ、なんですかこの『弓と矢』?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
351 = 335 :
ズル…
千早「く…」ズリズリ
千早(手が不自由だと、立つのも一苦労だわ…)
あずさ「避けたのはいいけど…それが逆に『ピンチ』を招いているわね、千早ちゃん」
あずさ「今のあなたは手も足も出ないッ!」
ゴゴゴゴゴゴ
千早「手は出ないけれど…」
ヒュッ
バキャッ
あずさ「ん!」グキ
千早「足は出るわよ、この通り…」グググ…
ギャァァン
あずさ「うぐっ!」バキィ
ドサァ
あずさ「うう…」フラ…
千早「………」ズル…
あずさ(スタンドで蹴りを…そして、その反動で廊下の方まで進んだのね…)
あずさ(『戦闘のセンス』…才能がある子って、何をやらせても上手いものよね)
あずさ(春香ちゃんが私を差し向けてまで千早ちゃんを確保しようとする理由…わかる気がするわ)
352 = 334 :
353 = 335 :
千早「廊下に出られた…」
千早「だけど…」
千早「これから、どうするの…? あずささんは、すぐに…」
ヌ…
あずさ「追いついてくる…わよ?」
千早「…!」
あずさ「さぁ、どうするのかしら?」ズズ…
ガシィ!!
千早「う…」
あずさ「ちょこまかと動き回られたら面倒だから…」
千早(廊下に出たらなんとかなるかと思ったけれど…)
あずさ「こうやって腕を押さえつければ、今度こそ…もう逃げられないわよ~」
千早(どうにも、なりそうもない…)
あずさ「さぁ、あとは『頭』に触れ…」ス…
354 = 334 :
355 = 335 :
『届かないメッセージ 不可視なラビリンス』
あずさ「!?」ビクゥ
ゴゴゴゴゴゴ
伊織「………」
ゴゴゴ
『心の安らぎ 導いてよ』
あずさ「伊織ちゃん… ………」
あずさ「の…携帯電話からか…びっくりしちゃったわ…」
ビシィ!
・ ・ ・ ・
あずさ「………」
千早「はぁ、はぁ…」グ…
あずさ「千早ちゃん…?」
ズル…
あずさ「『右腕』は『眠らせた』はず…」
千早「動かないのは『右肩』だけ…」
千早「肘から下は…少しだけ、動くわ」
あずさ「…そう」
356 = 334 :
357 = 335 :
グオン
バキィ!!
千早「がっ…!」
あずさ「油断…しちゃったかしら、ちょっと…いえ、だいぶ」グイッ
カチカチカチ…
フ…
ガクン!
千早(右腕が…もう動かせない、どこも…)
あずさ「これで今度こそ『両腕』を封じた…」
あずさ「終わりよ、千早ちゃん」
カチ!
千早「あ…」
あずさ「頭に触れた…」
千早(もう…駄目なの…?)
カチカチカチ
あずさ「このまま触れていれば…『30秒』くらいですぐに『眠る』わ」
358 = 334 :
359 = 335 :
あずさ「千早ちゃんのスタンドの能力がなんであれ…」フ…
あずさ「大きな影響が出る前に『眠らせ』ちゃえば…」フラ…
あずさ「あれ…?」フワワ…
千早「え?」
あずさ「あ、あら~?」フワァーッ
千早「こ、これは…」
あずさ「千早ちゃんのスタンド…」
あずさ「か、体が浮く…!」
あずさ(これは、まさか…物体を『軽く』する能力…!?)
千早「っ!」フラ…
ズリズリ
あずさ「あっ、千早ちゃん…!」
あずさ(スタンドの能力は、発動の鍵は手だけど…)
あずさ(能力自体は、スタンド自身のものだから…手を『眠らせ』ても消えない…)
あずさ「これじゃ追いかけられないわ…詰めを誤ったわね…」プカプカ
360 = 334 :
.
361 = 335 :
スタンド名:「ミスメイカー」
本体:三浦 あずさ
タイプ:近距離パワー型・標準
破壊力:A スピード:D 射程距離:E(3m) 能力射程:C(10m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:E
能力:攻撃を当てた対象を「91秒」で「眠らせる」、あずささんのスタンド。
既にカウントが表示されている部分に触れると、カウントが早く進んでいく。
「眠らせ」たものはその機能を停止し、能力を解除することで再び動き出す。「ミスメイカー」自身の射程距離は広くはないが、能力の効力が続く範囲は広め。
本体であるあずささんがのんびりとした性格なのでスピードはそれほど早くはないが、その分パワーはとても高く、並のスタンド相手ならば押し負けることはまずない。
A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ
これで今回分は終了です。支援ありがとうございました。
363 = 335 :
広瀬康穂の幼馴染である東方常秀の家、東方家に引き取られることになった「謎の青年」…名前をつけられ「東方定助」!
そしてその家長、東方憲助の末娘である東方大弥の世話を命じられた定助は、彼女のスタンド、「カリフォルニア・キング・ベッドちゃん」により「記憶」を次々と奪われていく!
謎を解き明かす手がかりとなるかもしれない「謎のマーク」、そして、定助が唯一信じられる相手である「康穂」…
次に奪われるのは何の「記憶」か? 定助は、大弥に勝利し、前に進むことができるのだろうか…?
東方家に漂う「謎」の気配…立ち入りを禁じられた「上の部屋」には、一体何があるというのか…!?
「東方」、「吉良吉影」そして「ジョースター」…東方定助を待ち受ける運命とは…!
「ジョジョリオン」第3巻、来週水曜、9月19日発売ッ!
364 :
投下と宣伝乙
まだ1巻しか持ってねえや
あとここは支援も保守も要らない
365 = 334 :
イーモバは連投規制かかってるんだよ
366 :
そんなイレギュラーあるのか、知らなかった
ともあれ乙
367 :
乙!
投下時にも上げないのかな? 上げないなら上げないで構わないけども
千早のスタンドは劣化ジャンピンなのか…? もう一つ二つは裏がありそうだが
368 :
保守する必要は無いけど見てることを作者に伝えるのは大切
369 :
乙!
残りのスタンドも楽しみだ
JJFは無重力、千早のは軽くする
微妙に違うから使い勝手も違うはず
JJFは下手したら自分が真空のダメージ食らうしな
370 :
JJFは宇宙空間を作り出すとかなんとか
371 :
ちーちゃんのスタンドはトリッシュのスパイスガールを思い出してしまったんだが
どうやらみんなとイメージの方向性が違うらしいな……
今のところはエコーズact3の真逆っぽいかも
372 :
むしろ真がスパガの逆じゃん
373 :
もしかしたら軽くする能力では無い可能性もあるけど。
374 :
硬くしたり軽くしたりスタンドのしたっぱ臭がハンパないな
春香「したっぱのカス能力が私のスタンドを越えられるかァ―――――ッ!!!!!」
375 :
言うほど下っ端じゃないじゃん 本物の下っ端のカスはピストルズとかあの辺り
376 :
>>375
ミスタとピストルズのチーム以外でホワバ戦の熱血展開が出来たとでも思ってんのか、ああ?
あれはピストルズでこそだろ
…あと、マジな話ミスタは画面外から狙撃銃でも使ってりゃあ反則級に強いと思うんだ…
377 = 375 :
ピストルズなんて名前だけど狙撃銃には対応してるんかな
それ以前にミスタが狙撃銃を使えるのかな なんて言い出すとキリがないからこの話はやめよう(迫真)
378 :
ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズも最初は
「はぁ?wwジッパーのスタンドってwwwwwwww」なんてガッカリした感じで見てたけど
のちのち第5部の主人公と思えるくらいカッコよくなっていった
信念もいいけど、あの能力を最大限に活かしたスタンドバトルがスゴい好き
ちーちゃんのスタンドはまだ未知数として
いおりんのスモーキー・スリルはスタンド使いならではの戦いかたしてて好きだわ
それでも春香さんのアイ・ウォントの凄味はヤヴァいが
時間や次元の能力者じゃなくてもボスの風格漂ってるところがさらに
379 :
はいはい無駄雑談無駄無駄
381 :
ジッパーってダサく見えるけど冷静に考えたらタイマンならクソ強いよな
382 :
雑談批判する奴ってなんで高確率でageるのってなんでだろうな
わざと?
383 = 382 :
日本語がおかしいなwwww
384 :
ジョジョ未読でアイマス殆ど知らないが面白いな
385 = 381 :
えっそれで見てて面白いってなんというか逆にやばくね
386 :
大丈夫だ。それで元ジャンル見始めた俺みたいなのもいる
アイマスじゃないけど
387 :
雑談批判したくなる気持ちも解かるわ
なんだこれ
389 :
当てが外れました。どなたか支援お願いします
390 :
支援しまーす
391 = 389 :
グ!
フラフラ
あずさ「うーん…」グ…
フワァ…
あずさ「やっぱり駄目、足がつかないわ…」
あずさ「今、『空気』と同じくらいの重さ…無重力状態にされているのね…」
あずさ「こんな状態でちゃんと動けるなんて凄いわね、『宇宙飛行士さん』は…訓練には5年以上かかるらしいけど…」
あずさ「うぅ、そんなことを言ってる場合じゃないわ…」
あずさ「射程の外まで行かれたら、千早ちゃんに逃げられてしまう…!」
フ…
あずさ「え?」
ドサァ!
あずさ「きゃあっ!」
あずさ「こ、これは…もしかして…」
392 = 390 :
393 = 389 :
千早「はぁ、はぁ…」
ズリ…
・ ・ ・
スゥ…
千早「!」
ドドドドドドドド
千早「足が…!」パタパタ
キュッ
千早「それに、腕も動く…! 体も軽くなったわ!」
千早「『射程距離』の外に出られたようね…これで、あずささんの『スタンド』の効果はすべて消えた!」
千早「だけど…」
千早(この場で逃げ切ったとしても…)
千早(事務所ではいつも顔を合わせる…あずささんのスタンドで気づかないうちに『眠らされ』れば、対処しようがないわ)
千早(だったら、今この場で決着をつけた方が…)
394 = 390 :
395 = 389 :
千早「一度、戻ろう…かしら」
あずさ「その必要はないわ」
千早「!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
あずさ「もうとっくに逃げてると思ったけど、まだ、こんなところにいたのね…」
千早「あずささん、どうして…? 能力は解除していないはず…」
あずさ「『射程距離』よ」
千早「射程距離…」
あずさ「よくよく考えてみれば、私の『ミスメイカー』に『射程距離』があるように…」
千早「なるほど、私のスタンドにも、あるはずですよね…」
あずさ「これで、今度こそ『五分』かしら? 負ける気はないけれど」
千早「そうですね…」ジリ…
ダッ!
あずさ(逃げた! …いえ)
あずさ(千早ちゃんは、わざわざ私を待っていた…そしてさっきの千早ちゃんの言葉…逃げる気は…ない?)
あずさ(だとしたら、これは…おびき寄せている? 私を…)
あずさ「いいわ、千早ちゃん。あなたの誘いに乗ってあげる」
396 = 390 :
397 = 389 :
………
……
…
千早「………」ピタ
ドドドドドドドドド
あずさ「どこへ行くかと思えば、外に来ただけ…?」
あずさ「確かに…室内にいるよりは有利かもしれないけど」
千早「ここなら…」
千早「遮るものも、ぶつかる壁もない」
あずさ「『軽く』するものもね。こんなところじゃ、小細工もできないわよ?」
千早「小細工? 必要ありませんよ」
あずさ「…なんですって?」
千早「堂々とこのスタンドを叩き込むだけです」
あずさ「ずいぶんと甘く見られたものね…」
あずさ「やってみるといいわ…正面からぶつけて、勝てるというのなら!」
千早「行きます」
バオォ!
あずさ「ふっ!」ドン!
ドギャア!!
あずさ「………」
ピシッ
千早「!」ブシュ
バガァ!
398 = 390 :
399 = 389 :
千早「うっ、ぐっ…!」ズリ…
ドッギャァーン
千早「くっ…」ズササァ
ブシュゥゥ-ッ
千早「…スタンドの腕にヒビが…」
カチ!
あずさ「拳と拳…正面から打ち合って、本当に勝てると思っているの…?」
あずさ「胴体に打ち込んで、『軽く』すれば逃げることは出来るわ…! そうしないのかしら…!?」
千早「しない…」
千早「正面からぶつかってあなたに勝つ」ズ…
ヒュッ!!
あずさ「それでなんとかなると…本気でそう思っているの!?」
バキ!!
千早「がっ…!」グキ!
あずさ「世の中にはどうにもならないこともあるのよ」
千早「二発じゃ…駄目なのかしら」
あずさ「何発来ようと通用しないわ! 『カウント』もあと少し、どうあがいてもあなたは勝てやしない!」
400 = 390 :
みんなの評価 : ★
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