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    元スレエルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」

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    53 = 43 :

    保守ありがとうございます。続きを書きます。

    ――エルフ自室――

    エルフ(なんだか、私が間に入れないほど真剣な雰囲気が二人の間にありました)

    エルフ(それに、あの騎士さんが言っていたこと……)

    エルフ(まだエルフを置いているってどういうことでしょう?)

    エルフ(私がここに来てからあの人に会ったことは一度もありませんし……)

    エルフ(もしかして、私の前にも誰かが同じようにしてこの家にいたんでしょうか?)

    エルフ「ううぅ……。なんでしょう、胸のあたりがモヤモヤします」

    54 = 43 :

    エルフ「おはようございます」トボトボ

    「おはよう。今日はいつもより遅くまで眠っていたね」

    エルフ「すみません……」シュン

    (なんだか元気がないな……)

    「どうかした? もしかして体調が悪いの?」

    エルフ「いえ……。そうじゃないんですけれど」

    「ちょっと、こっちに来てみて」

    エルフ「はい」トコトコ

    「う~ん。熱はなさそうだね」ピトリ

    エルフ(あうぅ。男さんの手が額に……)

    「でも、顔が結構赤いね。もしかしたら疲れが出たのかもしれないから今日は一日寝ていようか」ニコリ

    エルフ「……はい///」

    55 = 43 :

    エルフ(ベッドに連れてきてもらったもののまったく眠気がありません)

    エルフ(男さんは買い出しにでかけてしまいましたし……)

    エルフ(暇ですね~。……そういえば、男さんの部屋にたくさん本が置いてありましたね)

    エルフ(こっそり一つ持ってきてもバレませんよね?)

    エルフ「……」トコトコ

    エルフ「失礼しま~す」ギイイィィ

    56 = 43 :

    エルフ「相変わらずたくさん本があります」

    エルフ「ど~れ~に~し~よ~う~か~な」ジーッ

    エルフ「これだけ多いと迷いますね」トテトテ

    エルフ「ん? これは……」

    ――エルフ自室――

    エルフ「なんだか、ずいぶんと綺麗に保管されている本を見つけました」パンパカパーン

    エルフ「なんだか、男さんが大事にしているものを盗み見る背徳感がすごいです。いただきます」ドキドキ

    エルフ「……」パラリ

    57 = 43 :

     私が生きた証をここに残す。

    ○月×日 この家に奴隷として引き取られて早数日が過ぎた。相変わらず私の主人の見る目は冷たい。きっと私がエルフだからだろう。

    エルフ「……」パラリ

    ○月△日 今日、買出しのために街に出たら子供に石を投げつけられた。敗戦した一族の扱いはどこに行ってもこんなものだ。
     奴隷として引き取られて命の保証がある程度ある分は私の立場はまだいいものなんだろう。

    エルフ「……」パラリ

    ○月□日 今日、主人の友人が家を訪れた。私を見て最初は驚いていたものの、私に対する主人の態度を見てどこか納得した様子だった。
     仕事を終えたことを報告しに主人に声をかけたが、いつものように無視された。
     仕方がないので、主人と友人の話が終わるまでその場でずっと立っていることにした。

    58 = 43 :

    エルフ「……これって」パラリ

    △月○日 みんなに会いたい……。ここでは私はひとりぼっちだ。この家にいたくなくて主人にバレないようにコッソリと家を抜け出した。
     街に出た私をほかの人々が忌避の目で見る。ローブを被ってくればよかったと後悔した。
     目立たないように路地裏を通ることにしたが、失敗した。
     いやらしい目つきで私をジロジロと見る男が数名後をつけてくる。最初は早歩き、次に駆け足で逃げようとしたが、振り払えない。
     行き止まりにたどり着いてしまい、私は男達に囲まれた。

    エルフ「……」パラリ

    59 = 43 :

     私の身体を気持ち悪くベタベタと触ってくる。いやだ、いやだ。こんなのは嫌だ。
     助けて! と大きな声を上げて叫ぶが、路地を見るほかの人々は、私がエルフだとわかると即座に目を背けた。
     ああ……もう駄目なんだ。そう理解するのに時間はかからなかった。目を閉じてこのあとに起こることに少しでも楽になれるように身を任せる。
     だけど、いつまで経ってもその瞬間がくることはなかった。

    エルフ「……」パラパラ

     恐る恐る目を開けると、そこには主人がいた。その時のあの人は本当に怒った顔をしていて、怒鳴り声とを上げて「こいつは僕のものだ!」って叫び声を上げた。
     最初は強気に出ていた男たちも、主人が魔法を使うところを見てすぐさま逃げ出した。
     ゆっくりと私の傍に向かって近づいてくる主人。私は怒られると思って再び目を閉じた。

    60 = 52 :

    61 = 43 :

    エルフ「……」パラリ

    でもあの人は何も言わずに私を起き上がらせてその場を後にするだけだった。
    なんで? どうして? 疑問がいくつも湧き出ては消えていく。その時になって始めた私は彼を本当の意味で見るようになった。

    エルフ「……ふう。なんだかものすごいモノを見てしまいました」

    エルフ「これって、きっと私の前にここにいた人の日記ですよね……」

    エルフ「このことを男さんに聞いてみたいですけれど、こっそり持ち出して日記を見たことをバラしてしまうことになりますし」
    エルフ「ひとまずこれは見なかったことに……」

    「ただいま~」ギイィィ

    エルフ「ひゃわっ!」ササッ

    「あれ? なんだ、寝ていなかったのか。駄目だろ、疲れが取れないままになるんだから」

    エルフ「す、すみません」ションボリ

    「ほら、早く横になって。今日は一日ゆっくりしてなさい」ナデナデ

    エルフ「あううぅ。わかりましたから、そんなに頭を撫でないでください」

    「あはは。ごめん、ごめん。それじゃあ、僕は粥を作ってくるからちゃんと寝てるんだよ」

    63 = 43 :

    エルフ「ううぅ。とっさに嘘をついて日記も隠してしまいました。罪悪感でいっぱいです」ウワーン

    エルフ「これはきっと男さんの大事なものでしょうし、バレないように元に戻しましょう。続きが気になりますけれど、もう見ません」

    エルフ「今なら男さんは料理を作ることに集中しているでしょうし、今のうちに……」トテトテ

    エルフ「えっと……これがあったところは」ギイィィ

    エルフ「……あ、ここです。よかった、男さんに気づかれずに戻せました」

    65 = 43 :

    そろそろバイトなので続きは帰ってきたら書きます。

    エルフ「いないですよね」キョロキョロ

    エルフ「よし、部屋に戻って。任務完了です」

    ……。
    「粥できたよ~。……って寝入っちゃってるな」コトリ

    「気持ちよさそうに寝てるな~」ナデナデ

    「起こすのも悪いし、粥はまた起きてから食べさせてあげればいいか……。それじゃ、おやすみ」パタン

    ――男自室――

    「ふう。とりあえず、これでやることはなくなったかな」

    「この部屋もだいぶ散らかっちゃったし、そろそろ一度整理しないとね」ゴソゴソ

    「この本はこの段で、これはあっち……と」トントン

    「あれ……? おかしいな、この日記は動かした覚えはないんだけど……」ジーッ

    「……」

    66 :

    続きが気になるぞ!このやろう!
    バイトが終わったら、すぐ、書け!このやろ!
    お願いします!このやろう!

    67 = 43 :

    時間ギリギリなのでバイト行ってきます。

    エルフ「ふわあああ、よく眠りました。いつの間にかもう外が真っ暗です」

    エルフ「喉が少し乾きましたね。ちょっと、水を飲みに行きましょう」トテトテ

    エルフ「んぐ、んぐ。――ぷはぁ。身体の隅々まで水分が行き渡るようです!」

    エルフ「もう男さんも寝ているでしょうし、音を立てないようにして部屋に戻らないと」ニンニン

    ギイィィ、パタン。

    エルフ「ふう、どうにか音を立てずに戻れました。さて、もう一度寝て明日からはきちんとお仕事頑張りましょう」

    ……



    キイィィ、パタン。

    エルフ「……うぅん? なんですか? 今どこかで扉が閉まる音が聞こえました」ムクリ

    エルフ「あれ? 男さんの部屋が少し開いています」キョロキョロ

    68 :

    まだバイト行ってなかったのかよww

    73 :

    ほぉ

    75 :

    まだ、バイトから帰ってきてないのか!このやろう!
    遅くまでお疲れ様だ!このやろう!

    76 :

    ただいま帰りました~。寝オチするまで続き書いてきます。

    77 :

    紫煙

    78 = 76 :

    キイィィ、パタン。

    エルフ「また、音がしました。今度は玄関の方です」トコトコ

    ――外――

    「……」スタスタ

    エルフ「こんな夜遅くに男さん一体どこに向かっているんでしょう?」ジーッ

    エルフ「見つかったら駄目な雰囲気ですし、こっそりと後を付けましょう」テクテク

    「……」スタスタ

    エルフ「家を出てからだいぶ時間が経ってます。もう街を出てしまいましたし、このままだとこのあいだ行った森の方に着きますね」テクテク

    「……」キョロキョロ

    エルフ(……急に立ち止まってどうしたんでしょう? もしかして、ここが目的地なんでしょうか?)

    エルフ(でも、ここは森の入口付近で別段何かがあるようには思えませんが……)

    79 = 76 :

    「…さし…り。…きにやってるよ。…新しい同…増えて」

    エルフ(男さん、何かに向かって話しかけています。暗くてよく見えないです。それに、声もちょっと距離があって聞き取りづらいです)

    「……れじゃあまた来るよ」

    エルフ(あ……話が終わったみたいです。こっちに来ます、どうしましょう!? ど、どこか隠れられる場所に……)コソコソ

    「……」スタスタ

    エルフ(……ふぅ。どうにか、見つからずにすみました。それにしても、男さんは一体何に向かって話しかけていたんでしょう?)トコトコ

    エルフ「四角い石の前に花が置かれています。もしかしてこれはお墓……でしょうか?」

    エルフ「それにしても、一体誰の……?」

    80 = 76 :

    ……



    エルフ「おはようございます!」

    「おはよう。今日は体調良さそう?」

    エルフ「はい! バッチリです。今日はお仕事頑張ります!」

    「そんなに張り切らなくても……。まあ、元気になったからいいかな」クスリ

    エルフ「それで、今日は何をすればいいですか?」

    「そうだね……。実は今日仕事の関係で出かけないといけなくなっちゃったからその間留守番をしていてくれるかな?
     留守番をしている間は好きなことをしていていいよ」

    エルフ「それじゃあ、仕事にならないじゃないですか! 男さんは甘いです。甘甘です!
     私、奴隷として買われたのに仕事を貰えないんじゃここにいる意味がないですよ……」シクシク

    81 = 76 :

    「……そんなことないよ。君がこの家に居てくれるってことに意味があるんだ。僕としては、ただのんびりと過ごしていてもらいたいんだよ」ナデナデ

    エルフ「あうぅぅ。で、でも!」

    「……ん?」

    エルフ「……なんでもないです。それじゃあ、今日はおとなしく留守番しています」

    「うん、言うことを聞いてくれてありがとう」ニコリ

    エルフ「そ、その代わり帰ってきたら男さんは何もしないでくださいね。この家の仕事は私が全部やりますから」

    「仕方ないな~。いいよ、わかった。僕が家に帰ってきたら仕事は全部任せるよ」

    エルフ「やった! それじゃあ、今日のお仕事頑張ってくださいね!」

    「気が早いよ。まだ、朝食も食べてないんだから」クスリ

    エルフ「あ、そうでした///」カァァ

    82 = 76 :

    「それじゃあ、行ってくるね。しっかり留守番しててよ」

    エルフ「はい! 頑張ってきてください!」

    キイィィ、パタン。

    エルフ「行っちゃいました……。急に家の中が静かになって寂しいです」ショボーン

    エルフ「で、でもでも! 夕方くらいに帰ってくるって言っていましたし、それまで頑張ってお留守番していればいいんです」

    エルフ「でも、何をしていればいいんでしょう……」ウーン

    エルフ「ひとまず洗濯物でも洗いましょう……」トテトテ

    83 = 76 :

    この時間はみんな寝てるかな……。

    エルフ「おっせんたく~。おっせんたく~♪」チャプチャプ

    エルフ「今日もいい天気です。絶好の洗濯日和です」ゴシゴシ

    エルフ「~~♪ あ、これ男さんの上着です」

    エルフ(……あれっ? な、なんでしょう。なんでか胸のあたりがドキドキしてきました。それに、身体も熱くなって……)

    エルフ「……」キョロキョロ

    エルフ「何故だかわからないですけれど、無性にこの上着に顔をうずめたい気分です。だ、誰も見てないですよね……」キョロキョロ

    エルフ「……えいっ!」モフッ

    エルフ「……ふわぁっ。えへへ~これが男さんの匂い……」モフリ

    エルフ「……」モフモフ

    ……



    エルフ「……はっ! 私は一体何を!? こ、これじゃただの変態です! ……洗濯の続きをしましょう」チャプチャプ

    84 = 77 :

    変態の朝は早い

    85 = 76 :

    エルフ「洗濯物を洗い終わったらやることがなくなってしまいました。しかたないので、掃除でもしましょう」ハキハキ

    エルフ「ううぅ。やっぱり暇です、やることがないって困ります……」フキフキ

    エルフ「ほとんど毎日掃除しているせいか、細かい汚れ以外見当たりませんし……。掃除もすぐに終わってしまいました」ハァ……

    エルフ「そういえば、好きなことをしていいって男さんが言ってましたけど、もしかして本を読むのもいいんでしょうか?
     それなら、いくらでも時間が使えますし……。ひとまず男さんの部屋に向いましょう」トテトテ

    86 = 76 :

    変態さんいらっしゃ~い。

    ギイィィ、パタン。

    エルフ「うわあぁぁっ! 相変わらず、すごい本の数です」ワクワク

    エルフ「でもこの前と違って今日は本が散らかっていないですね……。整理整頓されて綺麗になってます。
     どうせなら私を使って片付けをしてもいいのに……」ションボリ

    エルフ「そんなことより、読書です。適当に本を取りましょう」ゴソゴソ

    エルフ「ちょうど読書をするのにいいベッドもありますし……」ジュルリ

    エルフ「はっ! いけません。なんだか、このままだとさっきの二の舞いになるような気がします。
     居間に本を持って行ってそこで本を読まねば……」テクテク

    エルフ「……」ポフリ

    エルフ「あ、足が勝手にベッドの方に……。これはきっと男さんがこのベッドに向かう魔法をかけたに違いありません」ゴロゴロ

    エルフ「こ、このままではこのベッドの上から抜け出せずに読書をする羽目になります。それだけは避けなければ」グヌヌヌ

    ……



    エルフ「……ふむふむ」ゴロゴロ

    エルフ「……はっ!? またやってしまいました~! こんなはずじゃなかったのに……」ウワーン

    87 :

    寝ちまったかwww
    保守

    88 = 76 :

    起きてるよー
    別スレで語ってるw

    89 = 76 :

    今日も朝が来た~。朝食食べようか迷う。

    エルフ「あっという間に時間が過ぎてしまいました。もう少ししたら男さんも帰ってくるでしょう……」

    エルフ「結局今日一日本を洗濯と簡単な掃除をしただけであとは本を読んで過ごしてしまいました」

    エルフ「そもそもあんなところに私の興味を引くような本をたくさん置く男さんがいけません! さてはこれも仕事をさせないための手段の一つですね」プンプン

    エルフ「もう許しません! 帰ってきたら一言物申します!」

    「ただいま~」ガチャリ

    エルフ「うひゃっ! お、おかえりなさい!?」

    「どうしたの? 変な顔して」

    エルフ「い、いえ驚いただけです。そんなことより……」

    「あ、これお土産。帰りに美味しい果物を売っていた露店があったんだ。早速カットして食べようか」ナデナデ

    エルフ「……はうっ。し、仕方ありませんね! 早く食べないと鮮度が落ちて悪くなりますしね。食べてあげますよ!」ニコニコ

    「相変わらず素直じゃないな~。そんなこと言ってるとあげないよ」ヒョイッ

    エルフ「ああっ!?」

    「素直に食べたいって言ったら?」ニヤニヤ

    エルフ「べ、べつにいりませんよ~だ」

    「ホントに?」ジーッ

    エルフ「い、いりません……よ」ウルウル

    エルフ「……」ウルウルウル

    「欲しいんだね……」

    90 :

    私怨

    91 = 77 :

    92 = 76 :

    おはようございます。今日は用事あるのであまり書く事はできませんが書ける範囲で書きます。

    「ほら、カットしたよ。一緒に食べようか」コトッ

    エルフ「わ~い。いただきます!」シャリシャリ

    「今日はどんなことしていたの?」

    エルフ「えっとですね……。洗濯物を干して、簡単な掃除をして……それから男さんの部屋で本を読んでました」

    「なるほど、なるほど。……あれっ?」

    エルフ「……あっ!?」ビクッ

    93 = 76 :

    「本を読んだの?」

    エルフ「い、いえ。それは……」アウアウ

    「別に怒ったりしないから言ってみて」クスッ

    エルフ「よ、よみました……」ビクビク

    「そっか。面白い本はあった?」

    エルフ「はい! たくさんありました。読みふけっちゃってつい時間が過ぎてしまいました」

    (へ~。結構難しい本があるんだけどな。エルフはやっぱりそう言った知識欲が強いのかもしれないな)

    94 = 77 :

    アウアウとかトテトテの破壊力は異常

    95 = 76 :

    「とはいえ勝手に部屋に入ったのは駄目だからちょっとお仕置き。目をつぶって……」ニコリ

    エルフ「す、すみません~」メトジル

    エルフ「……」ドキドキ

    「……ふふ」ソーッ

    コツン

    エルフ「あうっ」

    「これでお仕置きは終わり。今度からは勝手に部屋に入らないこと」

    エルフ「お仕置きされるからどんなことかと思ったらデコピンですか?」キョトン

    96 = 76 :

    エルフ「お仕置きされるからどんなことかと思ったらデコピンですか?」キョトン

    「そうだよ。何されると思ったの」

    エルフ「そ、それは……///」ハウゥ

    「そんな暴力なんか振るったりしないって。ひどいな~」

    エルフ(い、言えないです。その……えっちなことされると思ったなんて……///)ハウッ

    「それよりもわかった? 次からはちゃんと事前に言うこと。本ならいつでも読ませてあげるから」

    エルフ「はい、わかりました。それじゃあ、次からはちゃんと男さんに許可をとります」

    「それじゃあ、この話はここでおしまい。果物食べよっか」シャリシャリ

    エルフ「はい! 食べましょう」シャリシャリ

    97 :

    お!すごい進んでいたな!このやろう!
    早く続きを書きやがれ、おねがいします!このやろう!

    98 = 76 :

    褒めても続きしかでねーぞ、このやろう!

    ……



    エルフ「今日は雨です……。お出かけもできませんし、一日家の中で過ごします」

    エルフ「やることも特にないので男さんの部屋に行きましょう!」

    エルフ「男さ~ん」ギイィィ

    エルフ「あれ? まだ寝てます。珍しいです」

    エルフ「そういえば、男さんいつも私より早く起きていたので、こうして寝ている姿を見るのは初めてかもしれません」ホワー

    99 = 76 :

    エルフ「……」ジーッ

    エルフ(な、なんでしょう。また前みたいに胸のあたりがモヤモヤして締め付けられるような感じがします。もしかして、何か変な病気になったんでしょうか)ハウッ

    エルフ(ど、どうしましょう……。男さんを見ていると苦しくなってしまいます)

    エルフ「お、男さん、男さん。起きてください」ユサユサ

    「……ぅ……ん」

    エルフ「おとこさ~ん」アウゥ

    「……」スースー

    エルフ(……うぅ。揺すっても起きてくれません。このままじゃ困ります)アタフタ

    エルフ「……男さ~ん起きてくださいよ~」

    「うぅ~ん。旧エルフ……」

    エルフ「……!」

    「……」スースー

    エルフ「……」トテトテ、パタン

    100 = 76 :

    ――エルフ自室――

    エルフ(旧エルフ? 一体誰の名前ですか。私以外にエルフの知り合いがいたなんて……。なんでしょう、男さんはただその人の名前を呼んだだけなのに、胸がとても痛いです)

    エルフ(そういえば前に読んだ日記を書いた人もエルフだったような……。もしかしてその人のことなんでしょうか)

    エルフ(あの日記ってに出てくる主人ってたぶん男さんのことですよね……。でも、書いてあるのを読んだ限り今と全然性格がちがいます。私はあんなに冷たい男さんを見たことがないです)

    エルフ(前は途中までしか日記を読むことができませんでしたけれど、最後まであの日記を読めばこの胸の痛みもなくなるでしょうか?)

    ……


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