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    元スレぐだ男「おうち帰る」 マシュ「は?」

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    1 :

    私は悲しい……また槍王が出なかった。そしてカルナが来た。
    こんなことがあっていいのか!

    ちくしょう!

    という気分で書きます。よろしくお願いします

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1504265913

    2 :

    カルナが来てよかったじゃないか、俺はフィンだ。後SS頑張れ

    3 = 1 :

    マシュ(突然先輩が私の部屋に来たと思ったら唐突に『おうち帰る』と告げられた)

    マシュ「えっ……おうちって……えっ? 帰宅? 何故突然!?」ガビーンッ

    ぐだ「いや別に突然でもなくって。ダヴィンチちゃんには一か月前に申請してたんだけど」

    ダヴィンチ「バッチリ許可出したよー。ガッツリ一週間くらい家に帰すよー!」グッ

    マシュ「ええっ!? な、聞いてないです!」

    ぐだ「言ってないからね! だって連れてく気さらさらないもの」

    マシュ「何故!?」

    ぐだ「危険とかないし、逆に言うとただの退屈な家に帰るだけだし……」

    マシュ「わ、私も一緒に……!」

    ダヴィンチ「ん? いやマシュはダメだよ。申請してないし」

    ダヴィンチ(いや申請したとして彼女って外に出していいんだっけ? ロマニに任せっきりだったからなー)

    マシュ「」

    ぐだ「そういうことで俺がいない間のカルデアは任せたぞ! マシュ!」

    マシュ「」

    ぐだ「信じてるからな!」グッ

    マシュ「……」

    マシュ「……ハイ、ゴキタイニ、ソエルヨウ、ガンバリマシュ」ガクガク

    ダヴィンチ(いとかなし、という趣だねえ)

    4 = 1 :

    マシュ(ぐ……確かに危険が何もないのなら私がついていく理由はなにも……)

    マシュ(いやそもそもサーヴァントの力が使えないのだから危険があったとしても行けない!)

    マシュ(わかる。凄くわかるのですけれども。単純に誘われなかったのが、なんというか……!)

    BB「えー。またハッキングですかー? 最近多いですよねー、こういうの」

    マシュ「んっ?」

    マシュ(BBさんの声……?)

    エリザ「またって何よ。私が一番乗りじゃないの?」

    BB「実はあなたで四人目くらいなんですよねー。マスターについていく申請と許可の偽造を頼んだの」

    マシュ「!?!?」

    エリザ「そ。まあ別にいいわ。確かに他の連中が無理やりついていくことに関しては想定内だったし」

    エリザ「で? 他の三人って誰なの?」

    BB「デオンくんちゃんさん、巌窟王さん、ジャックさんですね」

    BB「巌窟王の人のみは間違って才囚学園へ送っちゃいましたけど」

    マシュ(作品が違う!)ガビーンッ!

    5 = 1 :

    BB「報酬は……そうですね。最低でもこれくらいは必要かと」

    マシュ(そう言いながらBBさんは指を三本立てた)

    マシュ(さ、三百万……ドルでしょうか? いや、円? 髪の色は変ですが、どうやら日系ですし)

    エリザ「面の皮の厚いヤツね。一度ハラワタブチ晒してやろうかしら」

    BB「そういう減らず口はもう飽き飽きですので。どうします?」

    エリザ「ちっ……やるわよ。やればいいんでしょ。ほら」バリッ

    マシュ(バリッ?)

    エリザ「ピノ三個……! 半分も……うう……!」

    マシュ(って報酬ピノ!? 安ゥッ)ガビーンッ!

    6 = 1 :

    BB「あ。当然星があったらそれを頂きますので」

    エリザ「鬼ィ! 悪魔ァ! 腹黒ヒロイン! 非処女!」エグエグ

    BB「原作の話は本当やめて。じゃあちょいちょいと申請と許可を偽造しますので。あとは適当に頑張ってください」

    エリザ「うわーん!」ダッ

    マシュ「……」

    マシュ(申請と許可の……偽造?)

    マシュ(本来なら咎めるべきですが……!)

    BB「見ちゃいましたね?」ヌゥッ

    マシュ「ぴいっ!?」ビクッ!

    BB「あなたの分も通しておくので、それで見逃してくださいな」

    BB「口止め料ってことで」

    マシュ「……」

    マシュ「お、お願い……します……!」

    8 = 1 :

    BBの日記
    今日は色んな人から仕事を頼まれて大忙し!
    暇だったので多大な報酬と引き換えに、どんどんハッキングしちゃいました!
    ふぅー! 脳無し共がぞろぞろと、本っ当にイライラさせられます。ちょっと手が滑って巌窟王さんのみ別のところに送っちゃいました☆

    ……どうしよう。これ。流石に怒られるかな……ていうか元に戻せるんですかね……。

    最終的にデオンくんちゃんさん、マシュさん、エリザさん、ジャックさん、茨木童子さんがついていくことになったようです。

    はてさて、どうなることやら!

    9 = 1 :

    次の日

    ぐだ「さてと……そろそろ行こうか」

    ぐだ「久しぶりの実家だ。羽伸ばそう」ガラガラガラ

    マシュ「……」コソコソ

    デオン「……」コソコソ

    エリザ「……」コソコソ

    ジャック「……」コソコソ

    茨木「……」コソコソ

    ダヴィンチ(んー。あんなに大量に外出許可出したっけなー)

    ダヴィンチ(ま、いっか)

    ダヴィンチ「下山はうちのスタッフに任せてー! 車で空港まで送るから!」

    ぐだ「はーい」

    デオン「我々はマスターとは別の車に乗って下山するぞ? OK?」

    エリザ「OK!」

    ジャック「じゃがりこ食べたい」

    茨木「持ってきておるぞ。備えあれば憂いなしというヤツよな」

    マシュ(偽造とは言え、申請と許可は通っているのに何故隠れて……)

    マシュ(……いや私もまだ顔を見せられない、とは思いますけど。期待にそえるよう頑張るとか言ってこの体たらくですし)

    10 = 1 :

    飛行機の中

    ぐだ「うう……微妙にきもちわるい。酔ったかな……」ガクガク



    飛行機の後ろの方


    茨木「びーふ! おあ! ちきん!」

    茨木「違うな。間違った。びーふ! あんど! ちきんよ! どっちも持って来い、きゃはは!」

    ジャック「ねぇー。マシュー。あのCAって解体していいCA?」

    デオン「機内上映というのはこれで見るのか?」

    エリザ「何よコレ。シャフトの作品しか入ってないわよ」

    マシュ「品揃え悪っ……いやある意味で品揃えはいいんですかね!?」

    11 = 1 :

    日本の空港

    ぐだ「ついた……ああ、凄い! 右見ても日本人、左見ても日本人!」

    ぐだ「あとなんか空気が懐かしい! 完全に現代の日本だ!」

    ぐだ「おっと。ベルトコンベアから荷物受け取らないと。ええっと俺のキャリーケースは……」

    キャリーケース「」ウィンウィン

    ぐだ「あ、来た来た。タグも間違いなく俺の……?」

    ラウンドシールド「」ウィンウィン

    骨刀「」ウィンウィン

    羽根付き帽子「」ウィンウィン

    血塗れのマイクセット「」ウィンウィン

    CAの服を着せられた肉塊「」ウィンウィン

    ぐだ「」

    12 = 1 :

    マシュ「あっ! あれ! 私たちの荷物ですよ! 早く受け取らないと!」

    茨木「うおおおおお! 勝手に吾の荷物を運ぶなーーー!」

    デオン「あ。羽がちょっとほつれてる……」

    エリザ「衣装の管理はもうちょっと丁寧にやりなさい……ってマイクセットが血塗れになってる! なんで!?」

    ジャック「あ、ごめん。私たちのだね。ちゃんとCAの制服で包んだんだけど」

    マシュ「解体しちゃダメって言ったのに!」

    デオン「いや。これは未調理のチキンだね。気に入ったのかい?」

    ジャック「うん! あとでおかあさんに食べさせてあげるの!」

    エリザ「どっちにしろ盗難だから犯罪なのは変わらないけどね」

    ぐだ「」

    五騎「あっ」

    13 :

    またぐだが鯖に振り回される話か。 飽きた

    14 = 1 :

    エリザ「来ちゃった(はぁと)」ウインクッ

    ぐだ「来ちゃった!?」ガビーンッ!

    デオン「マスター。こんな話がある。あるフランスのスパイがロシアから帰国するときに、急ぎ過ぎて馬車で事故って足を折ったんだが」

    ぐだ「お前の話だそれはッ! そして多分関係ない話だ!」

    ジャック「おかあさん! チキン! おいしかったの! 食べて!」

    ぐだ「気持ちは嬉しいけどこっそり返してきなさい!」

    茨木「なあ汝ー。あそこで売られてるお土産買ってー」

    ぐだ「イバラギンに至ってはもう弁解を諦めてるしッ!」

    マシュ「……」

    ぐだ「マシュ……」

    マシュ「その……あれ、あの……」

    マシュ「……ごめんなさい。BBさんに買収されました」

    ぐだ「BBィーーーッ!」

    15 = 1 :

    ぐだ「五人だけか? 五人だけだと言ってくれ。これ以上は絶対にダメだ」

    ぐだ「現時点でも限界超えてるけどな!」

    デオン「ダンテス氏も来たがっていたようだが、なにか失敗したらしいな」

    エリザ「ええ。ここにいるのは五人だけよ」

    ジャック「失敗?」

    マシュ「まあそれはいいでしょう。先輩! 大丈夫です! 私たちは私たちでホテル取ってますので!」

    マシュ「まさか先輩の家に押し入ったりはしません!」

    ぐだ「よ、よかった。そうだよな! 流石にマシュは常識を弁えてる! 偉い!」

    茨木「なんだこの小倉トーストラングドシャというお菓子はーーー! ありえないほど美味いぞ!」モシャアア!

    ぐだ「ここ羽田なのになんで名古屋土産が!?」

    エリザ「あっ! アイツ私たちの共用財布使ってない!?」

    デオン「本当だ。いつの間に」

    ジャック「ずるいー」

    ぐだ「ああもう滅茶苦茶だよ!」

    マシュ「本当にすいません!」

    16 = 1 :

    BBの日記
    マスターからクレームが来ました。どうやら無事にあの五人はマスターと合流できたようです。
    はてさて、どうなることやら。あのホテルにはちょっとした細工をしたので、実はそうそう話は上手く転がらないんですよねー。

    ……そういえば巌窟王さんからも連絡来ました。写真付きで。

    才囚学園で生徒たちと一緒に脱出に向けて戦っているようです。何やってんですかあなた。

    17 = 1 :

    今日は寝ます!

    18 = 7 :

    乙乙

    19 :

    清姫がついていかなかったのが意外だ

    20 :

    >>19
    あの3人+1女神が外出許可をとるとでも?

    21 :

    いやエドモン呼び戻せよw

    22 :

    アンジーがエドモンを召喚できた理由がこれか

    23 :

    近場のカフェ

    茨木「吾は知っている。なんでも知っているぞ?」

    茨木「なんでもこういう店には『ぱふぇ』なる巨大な菓子があるのだろう?」

    茨木「クリーム! チョコ! アイス! なんかカリカリしたヤツ! 水菓子その他色々と盛り合わせたアレ!」

    茨木「なんだアレは! あんなものがこの世にあっていいのか! キメラテック・オーバー・ドラゴンだってまだ大人しいぞ!」

    茨木「というわけで吾はアレに勝負を挑んでみたいのだが、どうか!?」

    デオン「また今度にしろ」

    エリザ「ウェイター。BLTサンドとミルクちょうだーい」

    ジャック「チキン南蛮サンド!」

    ぐだ「マシュは?」

    マシュ「あ、えーと私は……カツサンドで」

    ぐだ「……まさか日本のカフェでサーヴァントたちと一緒に食事とることになろうとは」

    マシュ「ごめんなさい」

    ぐだ「いや。いい。来てくれたのならそれはそれで嬉しいし」

    ぐだ「でも何で来たの? 観光?」

    マシュ「先輩についてきたかったからです」

    ぐだ「特に見どころのある場所に住んではいないんだけど……」

    デオン(女心がわかってないな)

    エリザ(男か女かハッキリしてないヤツに女心説かれても……)

    茨木(パフェ食べたかったなぁ)グスン

    24 = 1 :

    ぐだ「ま、いいや。サーヴァントが一緒に来ちゃった以上、マスターとしてそれなりに世話焼かないと」

    茨木「その世話を焼くの中には『偉大なる茨木童子にぱふぇを献上する』というのも含まれていると思うのだが!?」

    ぐだ「含まれてないです」

    茨木「ちくせう」

    ぐだ「そういえばお前、角はどうした」

    茨木「ん? そんなものAランク変化で既に隠したわ。普通の人間が吾を見たらSAN値チェックものだろう?」

    ぐだ(そういえばハロウィンでもそんなことしてたような……)

    エリザ「私は隠してないけどね。ギリギリ『コスプレです』で通ったわ」

    ジャック「ペーパーナイフですで通ったよ」ギャランッ

    ぐだ「ナイフ出しちゃダメ……」

    ジャック「はーい」

    マシュ「すみません。せっかくの休日を」

    ぐだ「いいって。休暇の内容が変わっただけだ」

    25 = 1 :

    ぐだ「ところで、取ったホテルってどこ?」

    エリザ「地図で見たらそこまで離れてないはずだけど」

    デオン「あれだな。事前に写真で見た。ほら、窓から見えるアレだよ」

    ぐだ「でかいな。資金不足に喘いでるって話だったはずじゃ」

    マシュ「コネがあったそうで安くできるそうです」

    エリザ「まあ? 超一流アイドルの私としてはアレでも不足しているくらいなんだけど――」


    ドカァァァァンッ!


    ぐだ「爆発したぞ」

    エリザ「人生初のスイートルームがーーーッ!」ガビーンッ!

    デオン「楽しみにしてたんじゃないか」

    マシュ「……えっ。ていうか爆発? えっ、えっ!?」

    26 = 1 :

    ホテル

    従業員「申し訳ございませんお客様。どうやらスイートルームが悪意のある誰かに爆破されたようでして……」

    ぐだ「……桜の臭いが酷いな。なんだこれ」

    従業員「火薬に芳香剤が仕込まれていたようです。おそらくすぐに散ると思われますが」

    マシュ「桜……? 桜……」

    エリザ「まったくふざけたヤツね! 誰よ、私のスイートルームを爆破したのは!」プンプン

    デオン(どう考えてもBBだろ)

    ぐだ(わかりやすく署名してやがる……)

    マシュ(タイミング的にもジャストすぎますしね……)

    27 = 1 :

    従業員「破壊されたのは一部屋だけでしたので、四名様ならばまだ受け入れることはできるのですが」

    従業員「残念なことに、五名様の内の一人は……」

    デオン「空きがないからあぶれる、か?」

    従業員「ええ。一室も空きがありませんので」

    エリザ「えっ。待って。それって何? 普通の部屋や馬小屋すら空いてないっての?」

    従業員「さようでございます」

    ぐだ「というかそもそも営業そのものを続行できるんですか?」

    従業員「かなり前にはホテルが丸ごと爆破されたこともありますので、慣れっこでございます」

    マシュ「ホテル丸ごと!?」ガビーンッ

    茨木「どうでもよいわ。さっさと話を纏めよ」

    ジャック「誰が仲間はずれになる? ついでに、その一人は宿をどうするの?」

    五騎「……」ジーッ

    ぐだ(す、すごい見られてるぅーっ……!)

    28 = 1 :

    ぐだ「……一人くらいなら俺の家に受け入れるよ」

    五騎「!」

    ジャック「ねえみんな。聞いた?」

    茨木「くっはははははは! 聞いた。聞いたぞ! 聞いておるぞ?」

    茨木「なんでも現代日本のおもてなしというものは、すぷらとぅーんをやりながら炬燵に入りお菓子を貪る退廃の極みなものらしいではないか!」

    茨木「興味があるぞ? 絶対に行くぞ?」

    ぐだ(この時期に炬燵に入ったら蒸し殺しにされるけどな)

    エリザ「じゃんけんね。勝ったヤツがコイツの家に行くってことで。安心して? 一週間あるから順番で全員行けるでしょう」

    デオン「代わりばんこ制なのか……いいだろう。やるか」

    マシュ「恨みっこなし、ですよ!」


    じゃーんけーん!

    29 = 1 :

    休憩します!

    30 :

    ファッ!?

    32 :

    エドモン何満喫してんだww

    33 :

    カフェと言ったらアーネンエルベ

    34 = 1 :

    その後

    茨木「くはははははは! 吾の! ストレート勝ちよ!」

    エリザ「一回で全員負けたわね」

    デオン「なんで全員パーを出してしまったんだ……」

    マシュ「こればっかりは運ですので……」

    ジャック「ざーんねん。じゃあまた今度ね。おかあさん」

    ぐだ「うん。じゃあえっと……茨木はうちで引き取るからな」

    ぐだ「で。宿はこれでいいとして、観光の方はどうする? 助けは必要か?」

    デオン「それなんだが、予定が変わってしまったからね。観光の方に関してマスターは一切ノータッチでいい」

    ぐだ「えっ? なんで?」

    デオン「色々事情があるからね」

    エリザ「ちょっとちょっと。何勝手に話進めてるのよ」

    35 = 1 :

    デオン「よく考えろ。考えようによってはこれはチャンスだ」ヒソヒソ

    デオン「我々は一人ずつ確実にマスターの家へと潜り込める」ヒソヒソ

    エリザ「それはそうだけど、観光のときもできれば一緒にいたいわよ。楽しいし」ヒソヒソ

    デオン「私だってそうだが……よく考えろ。私たちの観光についてくる必要のないマスターは傍に誰もいないフリー状態だ」

    デオン「つまり、二人きりになれるチャンスが増えるということだ」

    エリザ「あっ」

    デオン「対して、観光のときにまで私たちの傍についている、ということになったら……」

    ジャック「カルデアと何も変わらないよねー。賑やかなパーティ、ちんどんしゃん」

    エリザ「それは……考えてみれば、確かに里帰りについてきた意味がないわね……」

    デオン「というわけで観光に関し、彼は何もしないでいただこう」

    デオン「そして私たちは順番が回ってきたとき、存分に二人きりの状態を利用して彼と遊べばいい」

    マシュ(ふ、二人きりで……)

    エリザ「ところでこの後輩、さっきから顔真っ赤にして一言も喋ってないわよ」

    デオン「ふっ。気が早い。他に質問は?」

    エリザ「なし」

    デオン「作戦会議終了! 解散!」

    36 = 1 :

    デオン「話はまとまった。私たちは問題はない。こっちはこっちで観光を楽しむさ」

    ぐだ「そうか?」

    デオン「茨木。キミの荷物はこっちで預かろう。私の部屋に放り込んでおく」

    茨木「よかろう。かさばるものやお土産は貴様に預ける。丁重に扱えよ?」

    エリザ「で。次は誰の番にするの?」

    マシュ「後でまたじゃんけんして決めましょうか」

    ジャック「何して遊ぶー?」

    マシュ「……え、と。それじゃあ、先輩。また明日……」

    ぐだ「おう。休日、存分に楽しんでこい」

    マシュ「はい!」

    37 = 1 :

    ぐだ「……うん。家族にも話は通したよ。友達連れていくってことになった」

    ぐだ「先に言えって怒られたけど」

    茨木「なるほど。友達か。よし」ゴソゴソ

    ぐだ「ん?」

    茨木「その一、天真爛漫乙女。その二、クールビューティ優等生。その三、ほわほわ系おっとり少女。どれがいい?」

    ぐだ「何が!?」

    茨木「一応これでも渡辺綱を騙せる程度には演技力に自信はある。汝の家族を相手に角を立てたくないしの」

    ぐだ(そういえばコイツ、気配りとかするタイプの鬼だった……)

    茨木「ひとまず汝の家族の前ではそれなりに猫を被る。汝も面喰ったりするなよ?」

    ぐだ「よ、よろしくお願いします」

    茨木「莫迦め。吾の方が客なのだ。それはこちらの台詞であろう」

    ぐだ(真面目だ……!)

    38 = 1 :

    休憩します!

    39 :

    流石バーサーカー(鬼基準)

    40 :

    自分で「○○の人」なんて名前つけちゃう人って………

    41 :

    >>40
    ss作家なんてこんなもんだろ
    痛々しい奴しかいないのが痛々しい物を書いてるのを見て笑ってやるのがss読む楽しみの一つだぞ

    42 :

    まぁ、消費しかしない読者様(笑)に比べたらどんな駄作でも生産してくれてるだけ痛々しくてもマシだな

    43 :

    きっといっぱい課金してくれた聖人のような人だよ

    44 :

    どっかで他の人に言われたんだろ。

    45 = 1 :

    茨木「よし。行くぞ。案内するがいい」

    ぐだ「ああ」

    茨木「ところで汝の家には何がある? すうぃっちか? ぴーえすふぉーか?」

    ぐだ「一応PS4はあるけど……」

    茨木「くっは! 胸が高鳴るわ!」

    ぐだ(小学生男子かよ)

    茨木「事前に調べた限りでは新宿を経由して行くのであろう?」

    茨木「新宿……一度迷ったが最後よな。前の特異点では散々な目に遭った」

    ぐだ「ああ、そっか。一度来たことはあったな」

    茨木「然り。故に吾はもう油断はしない」

    茨木「ほれ」

    ぐだ「ん?」

    茨木「手を繋げ。それが一番わかりやすいであろう」

    茨木「せいぜい吾をえすこぉーとしろ?」ニヤニヤ

    ぐだ「……了解」

    46 = 1 :

    新宿

    ぐだ「ここまで来ればもう乗り換えはしない。あとは一直線だ」

    茨木「ふむ……やはり特異点とは違うな。ここは。まともに人がうじゃうじゃいよる」

    ぐだ「……そうだな。俺たちが特異点で暴れ回ったお陰だ」

    茨木「くはは。いやここまでくると壮観至極。酒呑が一緒ならドーンってやってたな。ドーンって!」

    ぐだ「やめてくれ……あ。そういえばお前、酒呑童子連れてこなかったんだな?」

    茨木「誘いはしたが、来なかったのだ。『でぇとと日にち被っとんなぁ。ごめんなぁ』って」

    ぐだ(多分金時関係の予定と被ってたんだろうけど、まともなデートじゃないんだろうな……)

    茨木「む。そうだ。土産にTOKI●のサインを強請られたのだ。TOKI●とはどこにいるのだ?」

    ぐだ「そうそう簡単に会えないんじゃないかな……」

    47 = 1 :

    ぐだ男の故郷

    茨木「きゃはは! ついた! ついたぞ! ついた……けど……」

    茨木「本当に何もないな。実は埼玉だったりしないか?」

    ぐだ「しないしない。本当に俺の故郷です」

    茨木「ま、よいわ。吾の目的は主に汝の家だからな」

    ぐだ「何も無いから大したおもてなしはできないけど……」

    茨木「ううん! 『私』、『あなた』の家がとっても楽しみなんです!」キラキラキラ!

    ぐだ「はぎゃっ!?」ガビーンッ!

    茨木「私……ずっと見てみたかったんです。あなたの生まれ育った町。生まれ育った家……家族……」

    茨木「ずっと一緒だったんです。興味を持つなって方が無理ですよ!」キラキラキラ

    ぐだ「ごめん! 先に言うべきだった! お前の口調は『方言』で通すから演技をやめてくれ!」

    ぐだ「すげぇ気持ち悪い!」ガタガタ

    茨木「ちっ」

    48 = 1 :

    ぐだ男宅

    ぐだ「……ああ。俺の家だ」

    茨木「マンションか。一軒家を想像していたが」

    ぐだ「本当パッとしない家だけど、それでいいならあがっていってくれ」

    ぐだ「……なんか今更だけど、人類史救ってよかったなぁ」

    茨木「……ん? お? おい。マスター」

    ぐだ「何?」

    茨木「超低級だが地縛霊がいるぞ。多分あの一番上の角っこの部屋だ」

    ぐだ「後でこっそり祓おう! それ俺の家だ!」ガビーンッ

    茨木「事故物件か……酔狂よなぁ」

    49 = 1 :

    茨木「そういえば汝の家には今、誰がいるのだ?」

    ぐだ「お母さんがいるはずだよ。お父さんは仕事中」

    ガチャリンコ

    ぐだ「ただいまー! 一年ぶりに帰ってきたよー!」

    ドヨォォォォン

    ぐだ「湿気ぎゃあ!」

    茨木「カビ臭っ! 何事だ!?」

    「ああ……お、おかえりーーー……」ガタガタ

    ぐだ「……」

    茨木「あそこで這いつくばっている貞子はなんだ? 駆除していいのか?」

    ぐだ「俺の母さんだよッ! 貞子になってるけど!」ガビーンッ!

    「ぐはぁっ」ビシャッ

    茨木「御母堂、吐血したぞ」

    ぐだ「母さーーーんッ!」ガビビーンッ!

    50 = 1 :

    茨木「ああ。なんだ。何が起こっているのかと思えば、吾の妖気にあてられて地縛霊が強化されてしまったようだ」

    ぐだ「霊障か! 茨木、祓うぞ!」

    茨木「心得た」

    地縛霊「お前もろう人形にしてやろうかァーーーッ!」

    茨木「アンパーンチ」バキッ

    地縛霊「ぎゃばんっ」ブシュウ

    茨木「除霊完了よ」

    ぐだ「弱ッ」

    茨木「バカめ! 吾が強いのだ!」

    「あ、元気になった」


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