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元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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どんどんどん、どんどんどんどんどん、どんどん。
ほむら「何人がかりで押してこようが、鉄製の作業台を5台もバリケードに使ったんだ、開きやしないさ」
まどか「…す、すごいね…」
ほむら「後で直しておかないと、工場長が普通に自殺してしまうかもしれないな」
まどか「う…ほむらちゃん、できれば後で…」
ほむら「もちろん元通りにするよ」
窓ガラスは既に割ってしまったのだがね。
ほむら「……さあ、魔女の空間に入るぞ」
まどか「…私も、ついて行っていい?」
ほむら「死んでも構わないというのであれば」
まどか「…!」
ほむら「ふ、冗談だよ」
ほむら「私が必ず守るさ」
まどか「ほむらちゃん……」
――そう、貴女を守る私になる
ほむら「ッ……つ…!?」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「…大丈夫…ただの片頭痛だ」
今の頭の靄は一体何だ。
ほむら「……魔女を倒そう」
検証は後だ。
今はただ結界へと、足を踏み入れる。
ほむら「何人がかりで押してこようが、鉄製の作業台を5台もバリケードに使ったんだ、開きやしないさ」
まどか「…す、すごいね…」
ほむら「後で直しておかないと、工場長が普通に自殺してしまうかもしれないな」
まどか「う…ほむらちゃん、できれば後で…」
ほむら「もちろん元通りにするよ」
窓ガラスは既に割ってしまったのだがね。
ほむら「……さあ、魔女の空間に入るぞ」
まどか「…私も、ついて行っていい?」
ほむら「死んでも構わないというのであれば」
まどか「…!」
ほむら「ふ、冗談だよ」
ほむら「私が必ず守るさ」
まどか「ほむらちゃん……」
――そう、貴女を守る私になる
ほむら「ッ……つ…!?」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「…大丈夫…ただの片頭痛だ」
今の頭の靄は一体何だ。
ほむら「……魔女を倒そう」
検証は後だ。
今はただ結界へと、足を踏み入れる。
狭い。
ふわふわと浮かび上がってしまいそうな、そんな空間。
使い魔「ヒャハハハ」
使い魔「ウフフフフ」
まどか「ひゃあ……!」
ほむら「心配はいらない」
カチッ
小さな結界で助かった。探す手間が省けるというものだ。
カチッ
ほむら「1.パントマイムの見えない壁」
接近してきた二匹の使い魔が突如として結界の端まで吹き飛ばされ、消滅する。
まどか「……すごい」
ほむら「さてさて、使い魔も弱いとなれば、魔女も大した事のない相手だ、さっさと片づけようか」
魔女「…!」
翼の生えたブラウン管が舞い降りてきた。
あちらも使い魔を殺されて怒っているようだ。
魔女「ザザッ…ザザザザッ・・・!」
モニターは砂嵐を映している。
まどか「怖い…」
ほむら「さあ、ショータイムと参りましょうか」
ハットを持ち、深々と挨拶。やれやれ、今日は魔女と戦わないと決めていたのだが。
カチッ
ほむら「いきなり平手とは御挨拶だな」
ブラウン管の身体を回転させ、翼をこちらに打ちつけようとしている。
そんな無礼者にはこうだ。
カチッ
ほむら「2.輪切りトロピカルコースター」
魔女「ザザッ!?」
翼に巻きつくピアノ線は、長めのソードで地面に固定されている。
魔女の翼のひとつは、三つに分けて切断された。
魔女「ザザザ・・・!」
お次はモニターの中から先程の使い魔を召喚しようとしているらしい。
気持ち悪い顔の量産天使が、5匹飛んでくる。
カチッ
ほむら「本当に弱い魔女だな」
下手をすれば、時間を止めない私でも倒せるかもしれない。
カチッ
ほむら「3.レスターのナイフ」
全ての魔女はカットラスで串刺しにされた。
魔女「ピギィイィイィイイイ!?」
よわっちい魔女の、もう片方の翼も切断された。
最近の魔女からは戦う気力というものが感じられない。腑抜けめ。盛りあがりに欠ける。
ほむら「いきなり平手とは御挨拶だな」
ブラウン管の身体を回転させ、翼をこちらに打ちつけようとしている。
そんな無礼者にはこうだ。
カチッ
ほむら「2.輪切りトロピカルコースター」
魔女「ザザッ!?」
翼に巻きつくピアノ線は、長めのソードで地面に固定されている。
魔女の翼のひとつは、三つに分けて切断された。
魔女「ザザザ・・・!」
お次はモニターの中から先程の使い魔を召喚しようとしているらしい。
気持ち悪い顔の量産天使が、5匹飛んでくる。
カチッ
ほむら「本当に弱い魔女だな」
下手をすれば、時間を止めない私でも倒せるかもしれない。
カチッ
ほむら「3.レスターのナイフ」
全ての魔女はカットラスで串刺しにされた。
魔女「ピギィイィイィイイイ!?」
よわっちい魔女の、もう片方の翼も切断された。
最近の魔女からは戦う気力というものが感じられない。腑抜けめ。盛りあがりに欠ける。
ほむら「全く、これではショーじゃなくてスナッフムービーだ」
横倒しのブラウン管を蹴る。
魔女は2、3回宙を舞って、こちらに画面を向けて止まった。
ここまでくればもはや、粗大ごみ相手に戦うようなものだ。
まどか「終わったの…?」
ほむら「これから消えてもらうさ」
魔女に近づく。まどかもついてくる。
問題ない、もはやこいつに害はない。
魔女「ザザザ・・・ザザ・・・」
ほむら「……ん?」
砂嵐の画面に何かが映っている。
まどか「…?なにこれ…?」
それはいつか夢で見た、気分を害する私の過去。
瓦礫の大地。
私の袖。
黒い銃。
誰かの手。
ソウルジェム。
嗚咽。
発砲。
火花。
ほむら「…っ…ぁぁあああぁああッ!そんなものを見せるなッ!」
魔力を込めたステッキがモニターをたたき割る。
ほむら「それは私ではない!私は私だ!」
何度も何度も、割れたガラスの奥まで叩く。
ほむら「そんな暁美ほむらなんて、私ではない!そいつはもう居ない!私は…!」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「…!」
振り向く。
なんだまどか。どうした。
その表情はなんだ。
まどか「今の腕って…ほむらちゃんの、だよね…?」
ほむら「あれは…!」
あれは私だ。私が一番よくわかっていないが、わかっていなくてはならない、いつかの私だ。
まどか「あの、画面に映っていたのは……」
ほむら「違う!あれは魔女の…!」
まどか「ソウルジェムって、魔法少女の魂なんだよね…!?」
結界が崩壊してゆく。
崩れ去る。
マミ「……暁美さん?今の見てたけど…え?どういうこと…?」
ほむら「マミ…!」
ショータイムが終わる。
(ノ*・∀・)ノ(ノ*・∀・)ノ(ノ*・∀・)ノ エェエェェェェエェェエェェェェ♪
,,ノ ,, : : : : // //| / / / / // /
 ̄ / : : : ヽニニ〃 | .| ー/ ̄| Tーーー--ノ/ /Λ
. / : : : : : : : ノ〈⌒V i r=≠V===《 l ヽ // |
. ./ : : : : ,, - | | { / 《iin C ヽ  ̄ ̄V }
. レ| λ ノ^| : : : :/ .| ハ ヽ | 乂ヽノ::ツ > \/ \ }
.ノ ノ V l : : : | i / λ |  ̄⌒ ヽ , >,、 \
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ノ ヘ . .| |こ ゝ∂  ̄ V::ツ \ ./
ノ ヘ { ヽ┐_,,-.,/ _ \ ./ /
「 ヘ ヘ / -- \ /--  ̄ ̄ ヽ ノ / ,,ノ,,,―― 、
i ヘ \ / イ^ヽ /ヽ \  ̄ ヨ /  ̄/ ヽ
ヘ ヘ ,,-/ 人 ,, ― 、ノヽ } // / ヘ
ヘ ヘ/ { .| /;;;;;;;;;;;;;;;;;;__ノ| i个 イ ヘ
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,,--―こ>,, ―.i 乂 ゝ/.ゝーー V /.} } r--ー'' ̄ ̄ ̄/ V^ ̄ ノ
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. レ| λ ノ^| : : : :/ .| ハ ヽ | 乂ヽノ::ツ > \/ \ }
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ノ ヘ . .| |こ ゝ∂  ̄ V::ツ \ ./
ノ ヘ { ヽ┐_,,-.,/ _ \ ./ /
「 ヘ ヘ / -- \ /--  ̄ ̄ ヽ ノ / ,,ノ,,,―― 、
i ヘ \ / イ^ヽ /ヽ \  ̄ ヨ /  ̄/ ヽ
ヘ ヘ ,,-/ 人 ,, ― 、ノヽ } // / ヘ
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目の前にQBがいたら思わず契約しちゃうほど先の展開が気になる
いろんなフラグをへし折ってきたほむほむなら
今回も何とかしてくれるはずだ。
今回も何とかしてくれるはずだ。
しかし魔女の口づけ恐ろしいな。
理由のはっきりしない自殺か。
実際仁美が魔女の口づけで自殺していた場合だって、仁美が悩んでいたのはさやかが上条恭介に好意を持っているのを知ってても
自分も上条恭介が好きだという気持ちを隠していたり、色々な習いもので友達と一緒に遊んだりする時間が無い程度で自[ピーーー]るような理由では無いものな。
このSSでは自殺してしまったOLさんだって、理由は彼氏と口喧嘩したとか社内で些細なミスした程度だったのかもしれん。
理由のはっきりしない自殺か。
実際仁美が魔女の口づけで自殺していた場合だって、仁美が悩んでいたのはさやかが上条恭介に好意を持っているのを知ってても
自分も上条恭介が好きだという気持ちを隠していたり、色々な習いもので友達と一緒に遊んだりする時間が無い程度で自[ピーーー]るような理由では無いものな。
このSSでは自殺してしまったOLさんだって、理由は彼氏と口喧嘩したとか社内で些細なミスした程度だったのかもしれん。
お菓子の魔女に対して「思慮深い人は敵を侮らない」的な態度であたってたのに
やたら舐めてかかるなあ…って思ったらこれだよ!
やたら舐めてかかるなあ…って思ったらこれだよ!
昔のほむらなら無駄のない戦闘方法で確実に敵の息の根を止めに行くけど
ここのはマジシャンだから仕方がないww
観客だっているしな
ここのはマジシャンだから仕方がないww
観客だっているしな
>>624
それじゃ後輩を連れて浮かれてる先輩と同レベルじゃないっすかww
それじゃ後輩を連れて浮かれてる先輩と同レベルじゃないっすかww
| | | .| |/ / | / | / ,-|-r T´ | || |
.! l ! | |.  ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ̄T/ '´ |/ l .! / | |.!
ヘ l 、 | | // ./ / _,. / _二_!___ | l ィ / ,リ
/,ヽi V .| / .! /ニ二__. イ<//|ヽ|,' /.! /
lゝ 、 ゙、 | ,/ ,.. -r=i/////l|` rミゝ/リ |/ / / l\
i ´ヽ ヽ | / /´´_,.)//ゝ__ノ/,| | o,/ / / | l ヽ
.,ヽ ヽ ヽl/ ヾ  ̄ ,/ ー´ / ,.' // ヽ
..\ __i、 ヽ ゝー‐ '´ /.イヽ / / l }
\ \ ` \ ヽ ハ\ヽ' ´ | |/ / //
ヽ ヾー-r、 `ヽ、 ヽ、 \\\\ ゝ // / /イヽ
ヽ Y ´ `ヽ、  ̄ / ´ ` ヽ、/,.< ,|i .!
―--、l | |`ヽ、 、____ , . ,. ' \ .)/ !
`ヽi,r―、_,r-| ヽ ヽ、 ` ー― '´ , イ \ .|
\ \\\ \ヽ、ヽ 、 ,イ l;;| / ヽノ
ヽ ヽヽ ヽ `ヽヽ、 `゙ - _ ,.イ/./ | |;;| / ヽ
ヽ ヾヽ \ `゙ -`゙、ヽ-,.r'´/ / ! |;;| V / `ー
ヽヽ ヽ、, r  ̄ ` ヽ、 i .| i / ,. --、.|;;| V
ヽV ´ \ | | | ,ノ/ `ヽ、 |
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ヽ ヽヽ ヽ `ヽヽ、 `゙ - _ ,.イ/./ | |;;| / ヽ
ヽ ヾヽ \ `゙ -`゙、ヽ-,.r'´/ / ! |;;| V / `ー
ヽヽ ヽ、, r  ̄ ` ヽ、 i .| i / ,. --、.|;;| V
ヽV ´ \ | | | ,ノ/ `ヽ、 |
>>1の寝顔ぺろぺろ
裏口から入ってきたマミの表情を見て固まる。
まどかと同じ表情だったからだ。
マミも見たのだ。
あの忌々しいブラウン管を。
まどか「ほむらちゃん…?」
マミ「今の魔女は精神攻撃をしてくるタイプの魔女かしら……けど、なんというか…完璧な幻覚というわけでもなかったみたいだけど」
二人の目が私を刺す。
あの魔女はもっと早く片を付けておくべきだった。
そうすれば……。
そうすれば……私は、私のままでいられたのに。
中途半端に甦ってきた暁美ほむらの破片が私の世界を傷つける。
完全に戻ってこないくせに、今の私の邪魔をする。
根暗のくせに。眼鏡のくせに。
マミ「えっと、暁美さん……今の映像、どういうことなの?」
魔法少女を殺した映像を見て、触れるべきか、触れずにおくべきなのか、恐れ戸惑うマミの顔。
人を殺した私に怯えるまどかの顔。
あれは私ではないのに。
マミ「あの手は暁美さんの手」
私の袖を指差す。
マミ「そしてその手に持った銃が撃ち抜いたのは……ソウルジェム、よね?」
ほむら「……」
知るか。私が知るものか。
暁美ほむらがやったことの全てを私が関知しているわけがない。
彼女がやったことで私が知っている事といえば、……魔法少女殺しと、あと猟奇的な連続殺人かなにかと、…。
マミ「答えてよ!答えてくれなきゃ、私もわからないよ…!」
暁美ほむら!お前は何をしている!
無関係な私を巻き込むな!
ほむら「私は……知らない!私はやっていない!」
マミ「暁美さん!?」
カチッ
時間停止。
マミの声、まどかのおどおどした表情、頭にかかる靄とノイズ、全てが鬱陶しかった。
こんな場所にはもういられたものではない。
ほむら「私は暁美ほむらじゃない!暁美ほむらの事なんか、何一つ知らない!知りたくもない!」
裏拳が壁を砕き、3発目で壁に大穴が開く。
私は工場を離脱した。
工場長がどうなろうと、もう知らない。
私の袖を指差す。
マミ「そしてその手に持った銃が撃ち抜いたのは……ソウルジェム、よね?」
ほむら「……」
知るか。私が知るものか。
暁美ほむらがやったことの全てを私が関知しているわけがない。
彼女がやったことで私が知っている事といえば、……魔法少女殺しと、あと猟奇的な連続殺人かなにかと、…。
マミ「答えてよ!答えてくれなきゃ、私もわからないよ…!」
暁美ほむら!お前は何をしている!
無関係な私を巻き込むな!
ほむら「私は……知らない!私はやっていない!」
マミ「暁美さん!?」
カチッ
時間停止。
マミの声、まどかのおどおどした表情、頭にかかる靄とノイズ、全てが鬱陶しかった。
こんな場所にはもういられたものではない。
ほむら「私は暁美ほむらじゃない!暁美ほむらの事なんか、何一つ知らない!知りたくもない!」
裏拳が壁を砕き、3発目で壁に大穴が開く。
私は工場を離脱した。
工場長がどうなろうと、もう知らない。
さやか「……ん?」
まどか「さやかちゃん…大丈夫?」
さやか「まどか…?私…あれ?」
仁美「……」
さやか「…え?何このシチュエーション、なんでこんなところであたしと仁美が寝てるのよ…」
マミ「気がついた?」
さやか「マミさん」
マミ「美樹さん、魔女の口づけを受けていたのよ…危ないところだったわ」
さやか「私が…!?」
まどか「ほむらちゃんが助けてくれたんだよ、魔女をやっつけてくれて…」
さやか「ほむらが……うーん、あいつには頭があがんないなあ」
まどか「……」
マミ「……」
さやか「ん?二人ともどうしたの?暗い顔して…まさか、ほむらが魔女に!?」
マミ「ううん、そうじゃないの、暁美さんは難無く魔女を倒したわ、けれどね…」
さやか「けれど……」
まどか「…ほむらちゃん…なんでだろう」
マミ「…色々と、あってね…陰口みたいだけど、何かあるかもしれないから…美樹さんには伝えておくね」
さやか「?」
見滝原。
暁美ほむらが転校するはずだった場所。
当初の私は、暁美ほむらのために学校生活を卒なくこなし、友人を作り、魔女を狩り…記憶を取り戻し、引き継いだ後の事を考えて行動していた。
だが夢で見るのだ。
暗い世界で、私は何人もの誰かを殺し、魂を砕き…後ろ暗いなにかを続けていた。
魔法少女を何人殺したのだろう。
何を殺し続けていたのだろう。
何を設置し、何を企んでいたのだろう。
暁美ほむら。
記憶を取り戻していない私でもわかる。
彼女は危険だ。
ほむら(私は記憶を取り戻してはいけない……)
記憶が戻るだけならいい。
暁美ほむらの感情が再び戻って来ることが、私はそれ以上に恐ろしい。
もしも前の暁美ほむらの人格に戻ってしまったら、私は何をするのだろう。
この平和な見滝原で。
マミに手をかけるのか?
この町を、荒野に変えてしまうのか?
ほむら(……ワトソン、私はどうすればいいのかな…)
ほむら(ワトソン……)
ワトソンは隣にいなかった。
工場ではぐれてしまったようだ。
ワトソンもまどかやマミと同じで血なまぐさい私の本質に気付いたのだろうか。
ほむら「……」
どうしよう。どう弁解しよう。
“あれは私じゃない”。これは事実だ。しかしあれは……確かに私でもある。
マミやまどかの前で取り乱してしまったのだ。今さら何を取り繕うとしても遅いだろう。
“実は私は記憶喪失なんだ。”
……言いたくない。私は暁美ほむらを取り戻したいわけじゃない。
できればもう、暁美ほむらとは無縁でいたい。
何よりそんな私は格好悪い。
「おいおい、さっきからバーにボールくっつけたままじゃねーか、発射しろよ」
ほむら「……隊長か」
「はぁ?なに訳わかんないこと言ってんだよ」
不良族少女が私の隣の椅子に座った。
私がゲームセンターへ来る目的は、もはや無くなった。
かつて好きだったゲームを狂ったようにプレイして、わざわざ記憶を取り戻したくはない。
昼間の見滝原のゲームセンターで十分だ。
けど、彼女と会うのは悪くない。
「何かあったのか?」
ほむら「ああ、まあね……誤解されてしまったというか、いや、事実ではあるんだけど……」
「ふーん」
ほむら「なあ隊長……」
「杏子だ、キョーコ」
そんな名前だったか。今さら知った。
ほむら「杏子……」
杏子「まあまあ、せっかく名乗ったんだ、あんたの名前も教えてよ」
ほむら「私は……」
暁美ほむら。
……言いたくない。けど私にはこの名前しかない。
ほむら「…暁美、ほむら」
杏子「よろしくな、ほむら」
ポッキーを一本渡された。口で受け取る。
ほむら「よろしく、杏子」
杏子「おう」
こいつの口、キャベツ太郎くさい。
「杏子だ、キョーコ」
そんな名前だったか。今さら知った。
ほむら「杏子……」
杏子「まあまあ、せっかく名乗ったんだ、あんたの名前も教えてよ」
ほむら「私は……」
暁美ほむら。
……言いたくない。けど私にはこの名前しかない。
ほむら「…暁美、ほむら」
杏子「よろしくな、ほむら」
ポッキーを一本渡された。口で受け取る。
ほむら「よろしく、杏子」
杏子「おう」
こいつの口、キャベツ太郎くさい。
杏子「ふーん…なんか話端折られて手よくわかんなかったけど、要するに友達に今まで通り接してほしいってこと?」
ほむら「ああ……」
杏子「……」
ほむら「どうすればいいと思う、君なら……」
私には友達と呼べる者が少ないから、相談できる相手もいない。
記憶の中にそんな経験も無いし。
杏子「……ん、んー…どうすりゃいいんだろうな…」
ほむら「その友達が、持っている間は大切にしていたいものなんだ……私にとってのね」
杏子「…人の心って難しいからな、変に上辺だけ取り繕って解決しようとすると、余計にややこしくなるってのはよくある事だ」
ほむら「……」
杏子「だめだなぁ、私は…そういう事は苦手だよ、私も」
ほむら「そうか…いや、聞いてくれただけでも荷が降りた気持ちだよ、ありがとう、杏子」
杏子「よせよ、なんもしてねーから」
杏子「…あー、さっきの話を聞いてて思った事でもあるんだけどさ」
ほむら「?」
杏子「あんた、人と話す時にベール張り過ぎてないか?」
ほむら「ベール?」
杏子「他人を寄せ付けないような心がどっかにあったり、自分で抱え込んでしまいがちっていうか…口数少ない人って、そういう事で無意識のうちに鬱憤が溜まるもんだよ」
ほむら「……ふむ」
杏子「カミサマに懺悔しろとはいわないけど、もっとオープンに心の内を話せるようになれれば、誤解自体されなくなるのかもしれないな?」
わからん。
あかん、キャベツ太郎くさいがツボにはまり過ぎて
杏子のそれっぽい説教が頭に入ってこない…wwww
杏子のそれっぽい説教が頭に入ってこない…wwww
しかも説教の感想が、分からんの一言wwwwwwwwwwww
結局、ほむさんはほむさんだな。
結局、ほむさんはほむさんだな。
ほむらを心配する杏子の事を「キャベツ太郎臭い」の一言で片付けるってww
もし読心術を持った魔法少女が居たら爆笑して雰囲気台無しになるなwwww
もし読心術を持った魔法少女が居たら爆笑して雰囲気台無しになるなwwww
乙。記憶喪失の王道だねー。
あとできればでいいんだけど、終了告知してほしいなーなんて(チラッ
あとできればでいいんだけど、終了告知してほしいなーなんて(チラッ
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